JP2007131167A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用サンバイザにおけるサンバイザ本体と支軸間に設定される摺動機構の摺動性の向上に資する技術を提供する。
【解決手段】 本発明の車両用サンバイザ101は、サンバイザ本体103と、サンバイザ本体を車両側に装着する支軸105と、サンバイザ本体に設けられるとともに金属材料によって形成された長尺状の摺動路113と、支軸に取り付けられるとともに摺動路内を摺動する摺動体とを有する。摺動体は、支軸に対し弾発力を作用させつつ当該支軸を相対回動可能に把持する把持部117と、把持部が組み付けられた樹脂製の摺動部115と、把持部に形成された板バネ部116dと、摺動部における板バネ部が当接する領域に形成されるとともに摺動路の壁面に向かって弾性変形可能な受部115eと、を有する。そして受部は、板バネ部の弾発力を受けて摺動路の壁面と摺接し、これにより摺動路と摺動体間に所定の摺動抵抗が付与される構成とした。
【選択図】 図2

Description

この発明は、車両用サンバイザに関する。
車両用サンバイザは、略L字状の支軸を介して車室天井面に装着され、支軸の横軸部回りに回動することによって、車室の天井面に沿うように置かれる格納位置と、フロントガラスに沿うように置かれる遮光位置との間で配置位置が変更される。また車両用サンバイザは、支軸の横軸部に対して当該横軸部の軸方向に直線状に相対移動可能とされ、遮光位置に置かれた状態で水平方向、すなわち左右方向の位置が調整可能とされている。このような配置位置の変更機能および水平方向の位置調整機能を有する構成の車両用サンバイザは、例えば、特開昭62−191218号公報(特許文献1)に開示されている。
しかしながら、従来の車両用サンバイザにおいては、水平方向の位置調整を行うための摺動機構につき摺動性の面で、なお改良の余地がある。
特開昭62−191218号公報
本発明は、上記に鑑み、車両用サンバイザにおけるサンバイザ本体と支軸間に設定される摺動機構の摺動性の向上に資する技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、各請求項に記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、サンバイザ本体と、サンバイザ本体を車両側に装着する支軸と、サンバイザ本体に設けられるとともに金属材料によって形成された長尺状の摺動路と、支軸に取り付けられるとともに摺動路内を摺動する摺動体と、を有する車両用サンバイザが構成される。サンバイザ本体は、支軸を介して車両側の、例えば車室天井に装着される。本発明における「摺動路」は、典型的には、車室天井から下げられた遮光位置に置かれるサンバイザ本体の上縁部に沿って水平方向に形成され、この摺動路を支軸が摺動体を介して摺動する構成とされる。したがって、車両側に装着された状態では、サンバイザ本体は支軸に対して相対的に移動し、これにより水平方向の位置(遮光位置)を調整することが可能とされる。
本発明に係る車両用サンバイザにおいては、特徴的構成として、摺動体は、支軸に対し弾発力を作用させつつ当該支軸を相対回動可能に把持する把持部と、把持部が組み付けられるとともに摺動路内を当該摺動路に接触した状態で摺動する樹脂製の摺動部と、把持部に形成された板バネ部と、摺動部のうちの板バネ部が当接する領域に、当該樹脂製の摺動部の一部を利用して形成されるとともに、摺動路の壁面に向かって弾性変形可能な受部と、を有する。そして受部は、板バネ部の弾発力を受けて摺動路の壁面と摺接し、これにより摺動路と摺動体間に所定の摺動抵抗が付与される構成とした。なお本発明における「板バネ部が当接する領域に形成される受部」の態様としては、板バネ部に対して当該板バネ部よりも小さい面積で受ける態様、板バネ部と概ね同一の面積で受ける態様、あるいは板バネ部よりも広い面積で受ける態様のいずれも好適に包含する。また板バネ部および受部は、例えば摺動路が周方向において上下左右の4つの壁面で構成される場合であれば、それら壁面のうちの1つの壁面に摺接する態様、あるいは互いに対向する2つの壁面に摺接する態様、あるいは3つの壁面、更には全ての壁面に摺接する態様で設定することが可能とされる。本発明の車両用サンバイザは、サンバイザ本体が把持部を介して支軸を回動可能に把持する。このため、支軸を介して車両側の、例えば車室天井面に装着され状態では、車両用サンバイザは、支軸回りの回動動作が可能とされる。サンバイザ本体は、この回動動作によって車室天井面に沿う格納位置と、フロントガラスに沿う遮光位置との間で配置が変更される。
本発明における摺動体は、支軸を把持する把持部と、当該把持部が組み付けられた樹脂製の摺動部とを有するとともに、把持部には板バネ部を形成し、摺動部には弾性変形可能な受部を形成し、そして板バネ部の弾発力を受けて樹脂製の受部が金属製の摺動路の壁面に摺接する構成としている。すなわち、摺動体は、摺動路の壁面に対し板バネ部を介して受部を弾発状に押し付ける構成のため、摺動路を摺動する際の摺動荷重が安定することになり、また樹脂製の受部が金属製の摺動路に摺接する構成のため、同じ材料同士で摺動動作する場合に起こり易いカジリあるいは異音の発生といった問題が解消され、サンバイザ本体の位置調整時の摺動性が向上する。また本発明においては、板バネ部を把持部に形成し、受部を摺動部に形成する構成のため、例えば板バネ部および受部を、それぞれ把持部および摺動部とは別部材で構成する場合に比べて、部品点数が削減されるとともに、組付け工数も低減する。
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の車両用サンバイザにおける板バネ部は、把持部に一部が連なる切り起こし状に形成され、受部は、摺動部の一部を切ることによって形成された構成とされる。本発明によれば、支軸に弾発力を作用させつつ当該支軸を回動自在に把持する把持部は、典型的には、金属材料によって形成されるが、例えば板材にプレス加工を行うことで把持部を形成する際、板材に切り込みおよび曲げ加工を行うことによって板バネ部を形成することができ、一方、樹脂製の摺動部については、型を用いて当該摺動部を成形する際、受部を同時に成形することができ、これにより生産性の向上が図れる。なお本発明における「摺動部の一部を切ることによって形成」とは、受部を、摺動部の外面よりも摺動路の壁面側に向って突き出るように切り起こし状に形成する態様、あるいは受部を、摺動部に例えばスリットを形成することによって、摺動部に対して一部が連なった状態でかつ当該摺動部の外面とほぼ面一状態に形成する態様のいずれも好適に包含する。
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の車両用サンバイザにおける受部は、摺動部に連なる連接部位を有するとともに、少なくとも摺動部と連なる連接部位が薄肉状に形成された構成とされる。かかる構成によれば、摺動部の強度低下を抑えつつ、受部に所定の弾性変形機能を設定できる。
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用サンバイザにおける板バネ部および受部は、摺動体の摺動線に対し対称的に配置された構成とされる。本発明によれば、板バネ部および当該板バネ部を介して弾発力が作用する受部を摺動体の摺動線に対し対照的に配置することによって、摺動動作の安定化を図る上で有効となる。
本発明によれば、車両用サンバイザにおけるサンバイザ本体と支軸間に設定される摺動機構の摺動性の向上に資する技術が提供されることとなった。
以下、本発明の実施形態に係る車両用サンバイザについて、図面を参照しつつ詳しく説明する。図1には本実施の形態に係る車両用サンバイザの全体構成が簡略に示されている。図1に示すように、本実施の形態に係る車両用サンバイザ101は、概括的に見て、サンバイザ101の外形を構成するサンバイザ本体103と、当該サンバイザ本体103を車両に装着するための支軸105とを主体として構成されている。支軸105は、概ね鉛直方向に延びる縦軸部105aと、概ね水平方向に延びる横軸部105bとを備えた略L字状に形成されている。支軸105の横軸部105bは、サンバイザ本体103の上縁部に回動自在に装着され、また支軸105の縦軸部105aは、取付ブラケット107を介して車室の天井面の前側隅部に回動自在に装着される。
このように、支軸105を介して車室天井面に装着されたサンバイザ101は、当該支軸105の横軸部105bの軸回りに回動操作することで、車室の天井面に沿うように置かれる格納位置と、フロントガラスに沿うように置かれる遮光位置との間で配置位置を変更することができる。またサンバイザ101は、支軸105の縦軸部105a回りに回動操作することで、フロント位置とサイドガラスに沿ったサイド位置との間で配置位置を変更することができる。
またサンバイザ本体103は、支軸105の横軸部105bに対し摺動機構111を介して当該横軸部105bの軸方向に摺動自在とされ、これにより水平方向の位置調整が可能とされる。以下、サンバイザ本体103と支軸105間に設定される摺動機構111につき図2〜図4を参照しつつ説明する。図2には摺動機構111を構成する各構成部材が分解図として示され、図3および図4にはそれぞれ各構成部材の組付け状態が断面図として示される。
本実施の形態に係る摺動機構111は、サンバイザ本体103に固定状に設けられる筒状部材113と、当該筒状部材113の筒孔113a内を相対的に摺動するスライドケース115と、支軸105を回動自在に把持するとともに、スライドケース115とともに移動する支軸クランプ117とを主体にして構成される。筒状部材113は、本発明における「摺動路」に対応し、スライドケース115は、本発明における「摺動部」に対応し、支軸クランプ117は、本発明における「把持部」に対応する。またスライドケース115および支軸クランプ117によって本発明における「摺動体」が構成される。
サンバイザ本体103は、その図示については省略するが、例えば対向状に配置された2つのシェルを互いに接合することで外郭形状が構成されるシェル構造とされ、その表面が表皮によって覆われる構成、あるいは発砲ウレタン等の材料によって発泡成形後、その表面が表皮によって覆われる構成とされる。サンバイザ本体103は、遮光位置に置かれたときの上縁部側に筒状部材113を収容する内部空間を有し、当該内部空間に筒状部材113が固定状態に収容される。筒状部材113は、金属材料からなり、サンバイザ本体103の上縁部に沿って直線状に延びる長尺状に形成されている(図1の破線参照)。
スライドケース115は、樹脂製であり、筒状部材113内に配置されるとともに、当該スライドケース115の外周面に設けた突起115gを介して当該筒状部材113の内壁面に沿って直線状に移動可能にかつ遊びのない状態に支承されている。スライドケース115は、支軸クランプ117を収容する収容凹部115aと、この収容凹部115aを挟んで移動方向の前後に支軸105の横軸部105bが遊嵌状に貫通する通し孔115bを有する。支軸クランプ117は、断面形状が略アーチ状(逆U字状)をなす金属製のクランプ本体116と、クランプ本体116の開放側に配置されるバネ部材118とからなり、これらクランプ本体116とバネ部材118との間に挿入される支軸の105の横軸部105bに対し径方向から弾発力を作用させつつ当該横軸部105bを回動自在に把持する構成とされる。
バネ部材118は、基板部118aと、当該基板部118aの両端部から上方へ向って略S字状に延びる第1および第2の弾性撓み部118bとを一体に有し(図2あるいは図4参照)、第1および第2の弾性撓み部118bの弾性撓みによって横軸部105bに所定の弾発力、すなわち把持力を付与する。なおバネ部材118は、基板部118aに複数の係止爪118cを有し、当該係止爪118cがクランプ本体116の互いに対向する側壁板116aに形成された開口部116bに係止されることによってクランプ本体116に止着される。
上記のように構成される支軸クランプ117は、スライドケース115の収容凹部115aに配置される。支軸クランプ117は、クランプ本体116の側壁板116aに切り起こしによって形成された複数の係止爪116cを有し、この係止爪116cが収容凹部115aの側壁板115cに形成された複数の開口部115dに係止されることによってスライドケース115に止着される。すなわち、支軸クランプ117は、スライドケース115に組み付けられ、支軸105およびスライドケース115とともに筒状部材113に対し相対的に移動する構成とされる。なお支軸クランプ117に対する支軸105の横軸部105bの組み付けは、支軸クランプ117をスライドケース115に組み付けた後で行われ、このとき横軸部105bは、図2に示すように当該横軸部105bに設けた径方向の突起105cをスライドケース115の通し孔115bの角孔部に合せた状態で当該通し孔115bに挿入し、挿入後において周方向に適宜角度回すことによって抜け止め状態に組み付けられる。
かくして、サンバイザ本体103は、筒状部材113とスライドケース115との相対移動を介して支軸105に対する水平方向の位置調整が可能とされ、また支軸105の横軸部105bと支軸クランプ117との周方向の相対移動を介して格納位置と遮光位置間での配置変更が可能とされる。
支軸クランプ117のクランプ本体116は、側壁板116aが移動方向の両側に位置するように配置される。すなわち、側壁板116aは、クランプ本体116の移動軸線を挟んで対向しており、当該各側壁板116aには、移動方向の略中央部に板バネ116dが略矩形の板状に形成されている。板バネ116dは、本発明における「板バネ部」に対応する。板バネ116dは、側壁板116aに、例えばプレスによる略逆U字状の切り込みおよび曲げ加工を行うことによって一部が側壁板116aに連なる切り起こし状に形成されており、上端部が側壁板116aの外面よりも外側に湾曲状に突出され、スライドケース115の側壁板115cに当接する構成とされる。
一方、スライドケース115の両側壁板115cには、板バネ116dが当接する領域にそれぞれ筒状部材113の内壁面113bに向って弾性変形可能な摺動片115eが一体に形成されている。内壁面113bは、本発明における「壁面」に対応し、摺動片115eは、本発明における「受部」に対応する。摺動片115eは、板バネ116dに対応した略矩形の板状に形成されるとともに、周縁部のうちの一辺において側壁板115cに連なる切り起こし状、すなわち、側壁板115cの外面よりも外側に所定量だけ突き出るように形成されており、そして側壁板115cと連なる連接部位115fが薄肉状に形成されている(図3参照)。このように摺動片115eが側壁板115cに薄肉状の連接部位115fを介して連なる構成としたときは、側壁板115c、延いてはスライドケース115の所要強度を確保しつつ、摺動片115eに所定の弾性変形機能を設定することが可能となる。摺動片115eは、板バネ116dの弾発力を受けて筒状部材113の内壁面113bに押し付けられる。すなわち、摺動片115eは、筒状部材113の内壁面113bに対して所定広さの平面当たりで摺接し、これにより、筒状部材113とスライドケース115間に所定の摺動抵抗を付与する構成とされる。なお樹脂製のスライドケース115は、型を用いて成形されるため、当該成形時に摺動片115eも同時に成形される。
本実施の形態に係るサンバイザ101は、上記のように構成される。本実施の形態に係るサンバイザ101は、サンバイザ本体103を支軸105の横軸部105b回りに回動操作することにより、格納位置から遮光位置へと下げて使用する場合において、図1に示すように、サンバイザ本体103を支軸105の横軸部105bに沿って軸方向にスライド操作することにより、サンバイザ101の水平方向の位置を調整することができる。なおサンバイザ101の水平方向の位置調整は、サンバイザ101をフロントガラス側に置いたフロント位置およびサイドガラス側に置いたサイド位置のいずれにおいても実施可能である。
本実施の形態においては、筒状部材113の内壁面113bに対し摺動片115eを板バネ116dによって弾発状に押し付けて摺接する構成としている。これにより、筒状部材113に対するスライドケース115の摺動荷重が安定し、サンバイザ101の位置調整時の摺動性が向上する。また板バネ116dおよび摺動片115eを摺動方向の両側に対照的に配置したことにより、摺動動作の安定化および円滑化を図る上でより有効となる。また樹脂製の摺動片115eが金属製の筒状部材113の内壁面113aに摺接する構成のため、同じ材料同士で摺動動作する場合に起こり易いカジリあるいは異音の発生といった問題を解消することができる。
また本実施の形態では、板バネ116dをクランプ本体116に一体に形成する一方、摺動片115eをスライドケース115に一体に形成する構成としている。このことにより、例えばバネおよび摺動片を、それぞれ別部品として設定し、それらをクランプ本体あるいはスライドケースに組み付ける構成の場合に比べて、部品点数を削減することができる。その結果、組付け工数を低減できるとともに、生産性が向上し、コストも低減できる。
次に図5および図6に示す変更例につき説明する。この変更例においては、クランプ本体116の側壁板116aに形成される略矩形の板バネ116eは、対向する上下の2辺が側壁板116aに連なる切り起こし状に形成されるとともに、上下方向のほぼ中央部が側壁板116aの外面よりも外側に湾曲状に突出された構成とされる。板バネ116eは、本発明における「板バネ部」に対応する。
一方、スライドケース115の両側壁板115cに形成される摺動片115hは、側壁板115cの上端付近において当該上端に沿ってほぼ平行に延びる所定長さのスリット115iを設けることによって、当該スリット115iの延在方向の両端部において側壁板115cと連なる状態で弾性変形可能に構成されている。摺動片115hは、本発明における「受部」に対応する。摺動片115hは、その外面が側壁板115cの外面とほぼ面一とされるとともに、側壁板115cと連なる連接部位115jのみにおいて、あるいはその全体が薄肉状に形成され、これにより弾性変形し易い構成とされている。
上記のように構成された変更例によれば、筒状部材113の内壁面113bに対し摺動片115hを板バネ116eによって弾発状に押し付けて摺接することができる。これにより、筒状部材113に対するスライドケース115の摺動荷重が安定し、サンバイザ101の位置調整時の摺動性が向上する。摺動片115hは、板バネ116eの弾発力を受けて筒状部材113の内壁面113bに押し付けられる。すなわち、摺動片115hは、筒状部材113の内壁面113bに対して所定広さの平面当たりで摺接し、これにより、筒状部材113とスライドケース115間に所定の摺動抵抗を付与することができる。また樹脂製のスライドケース115は、型を用いて成形されるため、当該成形時に摺動片115hも同時に成形される。このように、変更例によれば、前述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。変更例では、スライドケース115の両側壁板115cの上端付近に摺動片115hを形成する構成としたが、図7に示すように、互いに平行な2本のスリット115iを形成し、それら両スリット115iによって挟まれる領域を、スリット延在方向の両端部において側壁板115cと連なる摺動片115hとなす構成に変更することも可能である。
なお上述した実施の形態においては、板バネ116dおよび摺動片115eにつき、摺動方向の両側に各一個ずつ設ける構成としたが、摺動方向に横並びに2個ずつ備える構成にしてもよい。また板バネ116dおよび摺動片115eは、筒状部材113における周方向の壁面のうち、互いに対向する、図3に示す左右の側壁面113bに対応して設定したが、左右の側壁面113bのいずれか一方、あるいは上側の壁面または下側の壁面のうちのいずれか一方または双方、更には全ての壁面に設定しても構わない。
本発明の実施形態に係る車両用サンバイザの概略構成を示す正面図である。 摺動機構の構成部材を分解して示す斜視図である。 摺動方向に交差する方向の断面図である。 図3のA−A線に基づく断面図である。 摺動機構の変更例を示す分解斜視図である。 同じく変更例の断面図である。 更なる変更例を説明する図である。
符号の説明
101 車両用サンバイザ
103 サンバイザ本体
105 支軸
105a 縦軸部
105b 横軸部
107 取付ブラケット
111 摺動機構
113 筒状部材
113a 筒孔
113b 内壁面
115 スライドケース
115a 収容凹部
115b 通し孔
115c 側壁板
115d 開口部
115e 摺動片
115f 連接部位
115g 突起
115h 摺動片
115i スリット
115j 連接部位
116 クランプ本体
116a 側壁板
116b 開口部
116c 係止爪
116d 板バネ
117 支軸クランプ
118 バネ部材
118a 基板部
118b 弾性撓み部
118c 係止爪

Claims (4)

  1. サンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体を車両側に装着する支軸と、
    前記サンバイザ本体に設けられるとともに金属材料によって形成された長尺状の摺動路と、
    前記支軸に取り付けられるとともに前記摺動路内を摺動する摺動体と、を有する車両用サンバイザであって、
    前記摺動体は、前記支軸に対し弾発力を作用させつつ当該支軸を相対回動可能に把持する把持部と、前記把持部が組み付けられるとともに前記摺動路内を当該摺動路に接触した状態で摺動する樹脂製の摺動部と、前記把持部に形成された板バネ部と、前記摺動部のうちの前記板バネ部が当接する領域に、当該樹脂製の摺動部の一部を利用して形成されるとともに、前記摺動路の壁面に向かって弾性変形可能な受部と、を有し、
    前記受部は、前記板バネ部の弾発力を受けて前記摺動路の壁面と摺接し、これにより前記摺動路と前記摺動体間に所定の摺動抵抗が付与される構成としたことを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    前記板バネ部は、前記把持部に一部が連なる切り起こし状に形成され、前記受部は、前記摺動部の一部を切ることによって形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項2に記載の車両用サンバイザであって、
    前記受部は、前記摺動部に連なる連接部位を有するとともに、少なくとも前記摺動部と連なる連接部位が薄肉状に形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用サンバイザであって、
    前記板バネ部および受部は、前記摺動体の摺動線に対し対称的に配置されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014132569A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 株式会社パイオラックス 支持ユニット
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