JPH0949277A - 柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物。 - Google Patents

柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物。

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JPH0949277A
JPH0949277A JP17157896A JP17157896A JPH0949277A JP H0949277 A JPH0949277 A JP H0949277A JP 17157896 A JP17157896 A JP 17157896A JP 17157896 A JP17157896 A JP 17157896A JP H0949277 A JPH0949277 A JP H0949277A
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building
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Toru Kajita
叡 梶田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】柱及び壁パネルを移動して接合させた堅固な建
築物をつくる。 【構成】建築の建前において、壁パネルを建て込んだの
ち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、壁パ
ネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるいは、壁
パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接合した
後に固定した、柱及び壁パネルを移動して接合させた建
築物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は柱及び壁パネルを移動
して接合した建築に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より住宅、貸家、店舗等の小規模な
建築物は、鉄骨造と在来木造軸組工法と、ツーバイ法
と、この二つを合成した在来木造軸組工法の架構に壁パ
ネルを嵌め込む方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
イ)鉄骨造 鉄骨造は筋違の役目のブレースが、壁を施工するとき邪
魔になるため、手間がかかり、壁パネルを取り付けるの
にも具合が悪い。 ロ)在来軸組工法 ○木造建築の壁は、足場を上がり下がりしての現場作業
であり、また外壁には断熱材や筋違いが入っていて、壁
下地も斜めに加工して、取り付けする箇所が多いので手
間がかかるのである。そしてこの現場作業は、精度が悪
く気密性に劣るので断熱効果も、防音性能も性能を十分
に発揮していないのである。 ○現場で作る壁自体は、版のように下地と一体化したも
のでなく、各部材を釘で止めた構造なので、地震のよう
な大きな外力が加わると、各部材に先利き、後利きの現
象が起こり、先利きから順に各個破壊されていき、大事
故になる恐れがある。 ハ)ツーバイ法 ○ツーバイ法は、建てはじめて屋根が出来るまでに日数
がかかるため、その間に降雨に遭遇するので、接着剤を
使いにくく、部材が雨によりふやけて後日寸法の狂いを
生ずる。 ○後日の増改築が出来にくい。 ニ)在来木造軸組工法や鉄骨造の架構に壁パネルを嵌め
込む方法 木造や鉄骨造で壁パネルを架構の間に嵌め込む方法があ
るが、これは以下の(1)から19)までの課題があ
る。 1)従来より片面を構造用合板等で張った壁パネルを、
架構の間の寸法より隙間をとってやや小さめに作ってお
き、これを建て込んだ後、内側から架構に釘打ちで止め
るので、隙間のぶんだけ内側から叩いて壊すことにな
り、丈夫な壁パネルとはならないのである。また接着剤
も使用出来ないのである。 2)土台に集中荷重のある柱をほそ無しで載せると、土
台が荷重で潰れて変形する恐れがるので、従来通りにほ
そをつけて柱をほそ穴に差し込むと、壁パネルが取り付
けにくくなる。 3)転び起こし(建前後建物の傾きを修正する)完了後
では、壁パネルや柱を取り付けにくい。 4)柱に土台を貫き通したほそが無いと、木材は繊維方
向に直角の圧縮力に変形しやすく、これがため土台が変
形したり腐ったり錆びたりすると柱が下がって建築物の
水平が狂うおそれがある。柱のほそは繊維方向につける
ため、上からの圧縮力には強いが基礎のコンクリートに
接する部分の木口からは、絶えず水分を吸収して最も腐
りやすい部分となり、土台と一緒に腐って、柱も土台も
交換がむずかしくこれが家の寿命を決めるのである。 5)部材の位置固定を楽にして、接着剤の接着面積も増
やして部材どうしの接合を強めたい。 6)構造用合板等を壁の外枠よりはみ出して張って、こ
のはみ出した部分で架構を挟みつけ、この部分で建て入
りを修正したいし、また釘打ちや糊張りにして、取り付
けを安定させて、架構体を保護したい。 7)雇いざねや埋め木、雇いほそ、詰め木等を、きつく
溝に嵌め込めば接着剤がそがれて糊切れになるおそれが
ある。 8)従来壁パネルは片面を構造用合板等のボードで張ら
ないで、この壁パネルを建て込み内側から壁の外枠を叩
いて壊す方法で、釘打ちで止めて固定するのだが、これ
では壁内の配線や配管は楽に出来るのだが、壁パネル自
体の構造が弱まるのである。 9)狂いの無い壁パネルの下地や外枠の材質の明確な指
定がない。 10)壁パネルの特定の部分に、上階や屋根からの荷重
が集中してかかる場合、従来の補強材のない壁パネルで
は不安である。 11)及び12)壁パネルを桁や梁の下端までの高さに
製作すると、架構体に嵌め込みにくいし、転び起こし
(建て入れ修正)が出来にくい。 13)壁や小壁がない場合柱や横架材の補強方法がな
い。 14)前記の方法では、壁パネルが反っていたりしてい
て、雇いざねや凸型がうまく溝に嵌まらないで、柱と接
合させにくい場合がある。 15)二階床の外角の通し柱が、地震により通し柱の胴
差し下が折れ切れた場合、火打ちが一重だけであれば、
外角が開く恐れがある。これは家屋の倒壊につながりや
すいのである。 16) 建築の建前において、壁パネルを建て込んだの
ち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、壁パ
ネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるいは、壁
パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接合した
後に固定する建築方法では、基礎から上が堅牢すぎて、
地震時に地震力が建物と基礎の接触面に直接伝わって土
台に被害を受けるおそれがある。 17)従来より軒桁や母屋桁はその上端を屋根勾配なり
に削りここに垂木を打ちつけていた。これでは勾配屋根
の一番下の支点の釘に、屋根全部の荷重や風の正圧がか
かり過ぎるるおそれがあり、せいの高い垂木や勾配の急
な屋根の場合は釘が曲がって垂木自体がずれ下がり、小
屋桁に平均して応力が分散されない。これは本構造にと
ってあまりにも脆弱で耐久性のない部分となる。 18)従来は垂木の断面の上部から釘打ちで止めるか、
側面から斜めに釘打ちで止めるので、風の負圧がかかり
垂木を引き剥がす力に対して十分ではなく、また従来品
の小屋桁と垂木を繋ぐ金物には、桁の上端に引っ掛ける
部分が無いため、取り付けるときに、安定が悪く手間が
かかる。これらは本構造にとってあまりにも脆弱で耐久
性のない手間のかかる部分となる。 19)木造では、角柱のほそと土台の端までの寸法が小
さすぎて、地震の大きな水平力が加わると、土台が繊維
方向に裂けて、角柱の足元が土台から外れて、飛び出す
おそれがある。 上記の1)から19)までの課題や要望は単独で存在す
るのではなく、設計や季節及び作業敷地の広さ、建設機
械の稼働、運搬の難易、作業人員等の現場条件により、
それぞれに共有したり、組み合ったりするのである。本
発明は以上のイ)からニ)までと、1)から19)まで
の課題や要望を解決するために発明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
1)基本 建築の建前において、壁パネルを建て込んだのち、移動
する柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、壁パ
ネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるいは、壁
パネルを、柱及び移動する柱に向かって移動して所定の
状態に接合した後に固定する。この事項は以下の2)か
ら19)にも適用する。 2)ほそ孔 横架材の一種類以上に、移動する柱のほそ穴を彫りその
位置は、少なくとも壁パネルを立て込む作業に必要な隙
間の寸法だけ、外側に余分に長く彫って、ここに移動す
る柱を建てておき、壁パネルを建て込んだのち移動する
柱を内側に移動して壁パネルを所定の状態に挟みこんで
接合させ、余ったほそ穴に埋め木を打ち込んだり、栓や
ボルトじめ等で固定する。 3)跨ぎと挟みと嵌め込み 横架材の一種類以上に、雇いざねを取り付け、あるいは
この形の凸型に形成して、これを挟んで、柱や壁パネル
を建て込んだのち、移動する柱を、壁パネルの巾の外側
から内側に寄せて、壁パネルを所定の状態に接合した後
に固定し、あるいは、壁パネルを柱に向かって移動し
て、所定の状態に接合した後に固定する。あるいは、横
架材の一種類以上に、雇いざねの溝を穿ち、あるいはこ
の形の凹型に形成して、柱や壁パネルにほそや雇いざね
を取り付け、あるいはこの形の凸型に形成して、これを
溝に嵌め込んで建て込む。 4)雇いほそ 土台の荷重の大きい柱下には、耐圧防腐の雇いほそを取
り付けておき、あるいは土台全体にこの雇いほそを、連
結して挟み込んだ集成雇いほそ土台や集成雇いざね土台
にして、これを跨ぎまたは挟んで、柱や、壁パネルを建
て込んだのち、前記の方法で移動、接合、固定する。あ
るいはこの反対に土台や横架材に連続したほそ穴の溝を
穿っておき、あるいはこの形の凹型に形成して、柱や壁
パネルに雇いほそや連続した雇いほそを取り付け、ある
いはこの形の凸型に形成して、これを溝に嵌め込んで建
て込み、前記の方法で移動、接合、固定する。 5)雇いざね 柱や移動する柱と横架材及び壁パネルの外縁の一種類以
上の部材に、雇いざねを取り付け、あるいはこの形の凸
型に形成して、柱や壁パネルを建て込んだのち、柱を壁
パネルの巾の外側から内側に移動して、雇いざねや凸型
を対応する溝に嵌め込み、壁パネルを所定の状態に接合
した後に固定し、あるいは、壁パネルを、柱に向かって
移動して雇いざねや凸型を対応する溝に嵌め込み、所定
の状態に接合した後に固定する。あるいはこの反対に柱
や横架材及び壁パネルの外枠の一種類以上の部材に、雇
いざねが入る溝を穿ち、あるいはこの形の凹型に形成し
て、柱や横架材及び壁パネルの外枠の一種類以上の部材
に、雇いざねを取り付け、あるいはこの形の凸型に形成
して、柱や壁パネルを建て込んだのち、前記の方法で移
動して雇いざねや凸型を溝に嵌め込んで接合し固定す
る。 6)架構を挟む 壁パネルの両面の構造用合板等のボードを壁パネルの外
枠よりはみ出して張っておき、このはみ出した部分で柱
や移動する柱や横架材を挟みつけ、この挟みつけ部分で
建て入りを修正し釘やビス打ちや糊張りにする。 7)接着剤保持用溝 雇いざねと埋め木、詰め木、添え木等に接着剤保持用溝
を設ける。 8)片面の壁パネル 壁パネルの片面または片面の一部を構造用合板等のボー
ドで張らないで、この壁パネルを建て込み、柱を壁パネ
ルの巾の外側から内側に移動して、壁パネルを所定の状
態に接合した後に固定し、あるいは、壁パネルを、柱に
向かって移動して所定の状態に接合した後に固定する。 9)下地の集成材 壁パネルの下地や外枠の部材を狂いの少ない集成材にす
る。 10)補強材の組み込み 壁パネルに補強材の添え柱(、下弦材、火打ち、筋違等
必要なものを組み込んで製作し、それを建て込む。 11)壁パネル上部の添え木と詰め木 壁パネルの高さを少し低くして製作し、それを建て込み
転び起こし完了後、余った隙間を添え木や詰め木で埋め
込む。 12)桁や梁や胴差しの断面を分割 壁の高さを横架材の桁下、梁下、胴差し下まで製作し、
桁や梁や胴差しを断面を分割した横架材として、柱や壁
を建て込んだ後、分割した片方の横架材で壁上を挟んで
固定する。 13)架構の補強 壁パネルや小壁パネルのない場合、柱や横架材に補強材
の添え柱や下弦材を合わせて、雇いざねと接着剤で接合
して補強する。 14)建て入れ矯正材 本構造を施工するときに、雇いざねを取り付け、あるい
はこの形の凸型に形成して、これに対応する溝に嵌め込
む場合、壁パネルの外枠近くに木製矯正材か金属製矯正
材を両端を固定して取り付けておき、この矯正材と壁パ
ネルの間に、くさび打ちや、ボルトのねじの出入りで壁
の反りを矯正して、雇いざねや凸型が溝に入る状態にし
て取り合わせる。 15)二重火打ち 二階床の外角に、二重火打ちを入れる。 16)緩衝アンカーボルト 土台のアンカーボルトに緩衝ゴム等のパイプをかぶせ
て、つばと一体になったパイプの、パイプ部分をアンカ
ーボルトに通して、土台の大きめの穴に差し込み、つば
部分が土台にのるようにした、アンカーボルトのつば付
緩衝パイプを使用して土台を取り付ける。 17)小屋桁のずれ止め加工 屋根の軒桁や母屋桁の上部を勾配なりに凸型の方形や三
角形等の断面をふくむずれ止めを形成して、この形に合
わせて垂木の桁当たりに欠きこみを行い、桁と垂木を直
角に噛み合わせて取り付ける。 18)小屋桁と垂木の取り付け金物 小屋桁と垂木を緊結する金物で、L字型の角になる部分
を一部切断して片方の辺を外側に直角に曲げてこの部分
を桁の上端と側面に取り合わせ、曲げない部分を垂木に
取り合わせて、釘やビス穴をあけた金物を使用する。 19)角柱と土台の補強金物 平面がL字型の金属板の外側の角に、柱止めの立ち上が
り部分を設けて、L字型の金属板の角にほそ穴を配し、
他方にボルト穴や釘穴をあけた、角柱と土台の補強金物
を使用する。 上記の15)から19)までの項目は本発明の建築物に
限らず、他の建築物にも適用される発明である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は基本になる事項は次のと
おりである。 1)基本 建築の建前において、壁パネル(3)を建て込んだの
ち、移動する柱(1’)を壁パネルの巾の外側から内側
に移動して、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定
し、あるいは、壁パネルを、柱(1)及び移動する柱に
向かって移動して所定の状態に接合した後に固定する。
この事項は以下の2)から19)にも適用する。 共通事項 ○鉄骨造の場合は柱の木口にプレートを溶接することが
多く、「移動して接合する」場合は、このプレートと横
架材をボルト締めし、クリアランスが必要なときはボル
ト穴を長くあけるのである。したがって施工が楽であ
る。 ○雇いざねは凹型と凹型の木口に取り付けるので、これ
を片方の木口に取り付けるとそこは凸型になり片方は凹
型のままで「さね入り」の形になる。また反対の木口に
取り付けるとこれと反対の「さね入り」の形になる。本
発明においてはこれらの凸型と凹型の「さね入り」も雇
いざねとして扱うのである。したがって鉄骨においても
架構にプレートを溶接しても、アングルを取り付けて
も、その凸型を嵌め込む溝があれば雇いざねとみなし
て、鉄骨に溝型鋼を取り付けてもこれに嵌め込む状態に
なっていれば雇いざねとするのである。また組み立てて
この状態になっていても同様として扱うのである。 ○材質は、柱及び移動する柱類及び横架材は木、集成
材、パーティクルボード、等の木質系、鉄、耐候性鋼、
ステンレス、アルミ、等の金属系、合成樹脂類とする。
雇いざね、埋め木、だぼ、込め栓、詰め木、添え木等は
木、堅木集成材、パーティクルボード、等の木質系、
鉄、耐候性鋼、ステンレス、アルミ、等の金属系、合成
樹脂類とし、目的に応じてこれらに接着剤保持用溝をつ
け、防腐処理をする。構造用合板にはパーティクルボー
ドを含むものとする。 ○所定の状態とは、この一例は図5に示すように、だぼ
栓(n)とだぼ栓の穴(n’)の嵌め込みでもよいし、
分断された雇いざね(5)とその溝(4)でもよいし、
他の凸型と凹型との嵌め込みでもよく、これらの反対に
なっていてもよい。そしてこのような嵌め込み部分が無
くても柱と壁パネルに接着剤が効くように圧力を加える
ことが出来る状態になっているものや、柱と壁パネルが
密着するようになっているものを言う。なおこの図5
は、壁パネルを移動して柱に接合させようとしている状
態を示す。以上の基本事項と共通事項をふくめての実施
例が以下の1)から19)までで、これらは互いに共有
しあつたり、組み合ったりするのである。
【0006】
【実施例】
2)ほそ孔とほそ 横架材(2)の一種類以上に移動する柱(1’)のほそ
穴(7)を彫りその位置は、少なくとも壁パネル(3)
を立て込む作業に必要な隙間の寸法だけ、外側に余分に
長く彫って、ここに移動する柱を建てておき、壁パネル
を建て込んだのち移動する柱を壁パネルの巾の外側から
内側に移動して、壁パネルを所定の状態に接合した後に
固定し余ったほそ穴に埋め木(8)を打ち込んで固定
し、あるいはだぼ栓、込め栓(o)、ボルト(19)締
め等で固定する。図1から図4までは本発明の一部の工
程斜視図である。図6と図7は鉄骨にした例でほそをプ
レート加工にしている。もし土台が木製であれば座屈し
ない断面の型鋼を使用する。
【0007】3)跨ぎと挟みと嵌め込み 図10から図12に示すように、横架材(2)の一種類
以上に、雇いざね(5)と一部柱下に雇いほそ(17)
を取り付けあるいははこの形の凸型に形成して、この雇
いざねや凸型や雇いほそを跨ぎあるいは挟んで、前記
1)の方法で移動、接合、固定する。あるいはこの反対
に、横架材の一種類以上に、雇いざねの溝(4)を穿
ち、あるいはこの形の凹型に形成して、柱や壁パネルに
ほそや雇いざねを取り付け、あるいはこの形の凸型に形
成して、これを溝に嵌め込んで建て込み、前記1)の方
法で移動、接合、固定する。もし架構の間に壁パネルや
柱及び移動する柱を後から嵌め込む場合は雇いざね取り
付けていない個所からこれを入れて横にスライドさせて
納めるのである。鉄骨造の場合は図8と図9がその一例
である。
【0008】4)雇いほそ 図13、図14、図15に示すように、土台(10)の
柱下には、耐圧防腐の雇いほそ(17)を取り付けてお
き、前記2)の方法で接合し固定するか、あるいは土台
全体にこの雇いほそを、連結して挟み込んだ集成雇いほ
そ土台(18)やこれより高さの低い集成雇いざね土台
(18’)にして、これを跨ぎ挟んで、柱や、壁パネル
を建て込んだのち、前記1)の方法で移動、接合、固定
する。あるいはこの反対に土台や横架材に連続したほそ
穴の溝(4’)を穿っておき、あるいはこの形の凹型に
形成して、柱や壁パネルに雇いほそや連続した雇いほそ
を取り付け、あるいはこの形の凸型に形成して、これを
溝に嵌め込んで建て込み、前記1)の方法で移動、接
合、固定する。雇いほそ等の材質は防腐処理した堅木、
繊維が土台方向と直角の柱方向の防腐処理した集成木
材、防腐処理した合板、合成樹脂、ステンレス、アル
ミ、耐候性鋼等である。これらのうちで接着できないも
のは土台とボルト締めとする。図14は雇いほそ(1
7)の一例で、ほそは柱からの荷重に耐えられる断面と
して、これに柱の荷重受けと柱の木口からの吸湿止めの
防湿受板(17a)とこの一部が立ち上がって柱の開き
止め(17b)になっている。これに柱の中に入る抜け
止めの蟻(17c)がついている。この雇いほそを柱の
足元の横から入れて上のボルトを締めつければ設置出来
るのである。またはこの雇いほそを土台に取り付けてお
いて柱の蟻の雌型と開き止めに嵌め込んでもよい。
【0009】5)雇いざね いままでの図面に示したように、柱(1)や移動する柱
(1’)と上下の横架材(2)及び壁パネル(3)の外
枠の一種類以上の部材に、雇いざね(5)を取り付けあ
るいははこの形の凸型に形成して、柱や壁パネルを建て
込んだのち、前記1)の方法で移動して雇いざねや凸型
を溝に嵌め込んで接合し固定し、あるいはこの反対に柱
や横架材及び壁パネルの外枠の一種類以上の部材に、雇
いざねが入る溝を穿ち、あるいはこの形の凹型に形成し
て、柱や横架材及び壁パネルの外枠の一種類以上の部材
に、雇いざねを取り付け、あるいはこの形の凸型に形成
して、柱や壁パネルを建て込んだのち、前記1)の方法
で移動して雇いざねや凸型を溝に嵌め込んで接合し固定
する。 イ)雇いざねの応用例 雇いざねはいろいろな形が考えられるが、その主なもの
は、図16の断面図のように斜面を含む断面にして接着
剤の圧着を考慮した、斜面を含む雇いざね(e)や、図
17の断面図に示すように、雇いざねを二枚以上にして
接着面積を増やす、二枚以上の雇いざね(f)や、図1
8の断面図のように鉄やチタン等の金属にして強度を増
大した、金属の雇いざね(g)がある。 ロ)雇いざねを使わない場合の応用例 雇いざねを使わない場合は図19の断面図のように、片
方を雇いざね取り付けた形の凸型に形成して、溝に入れ
るようにしても結果は同じである。これが入る溝はこの
凸型に合わせて加工しなければならない。凸型の出が大
きいと、これらの凸型も凹型も集成材で形成する。(図
19は壁外枠の凸型を示す)凸型部材は前述と同じく、
図20の断面図のように、斜面にして接着剤の圧着を考
慮した、斜面を含む凸型(i)や、図21の断面図に示
すように、凸型を二枚以上にして接着面積を増やす、二
重以上の凸型(j)や、図22の断面図のように金属を
加工して強度を増した、金属の凸型(k)とこれに対応
する金属の溝(m)がある。また図23に示すように柱
を集成材にすると柱が溝で欠損しないですむのである。
これらは柱(1)や移動する柱(1’)と壁パネル
(3)の位置を交換しても結果は同じである。鉄骨の場
合もほぼ前記と同様なので図24に例を示した。
【0010】6)架構を挟む 架構体を構造用合板等のボードで覆いたい場合は、図2
5、図26、図27に示すように、壁パネル(3)の両
面の構造用合板等のボード(3’)を壁パネルの外枠
(14)よりはみ出して張っておき、このはみ出した部
分で柱や移動する柱や横架材を挟みつけ、この挟みつけ
部分(16)を削って建て入りを修正し釘やビス打ちや
糊張りにする。
【0011】7)接着剤保持用溝 図28に示すように、雇いざね(5)と埋め木(8)、
詰め木(20)、添え木(21)に接着剤保持用溝
(a)を設ける。そのうえに覗かせ面(b)をつけて入
りやすくして、釘穴(c)と釘頭の穴(d)を設ける。
【0012】8)片面の壁パネル 壁に配線や配管が多かったり、木材がじゅうぶん乾燥し
ていなかったり、小壁を取り付けるときなどは、図2
9、図30に示すように、壁パネル(3)を製作すると
きに片面または片面の一部を、構造用合板等のボード
(3’)で張らないでおき、この壁パネルを建て込んだ
のち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、壁
パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるいは、
壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接合し
た後に固定する。
【0013】9)下地の集成材 図31に示すように、壁パネルの下地(15)や外枠
(14)の一種類以上の部材を狂いの少ない集成材にし
て、集成材の壁パネルの下地(14’)や集成材の壁パ
ネルの外枠(15’)にする。
【0014】10)補強材の組み込み 小壁は力桁として梁や桁や胴差の補強をする場合は、図
32の斜視図のように構造計算にもとずき下地部材をを
適当な細かさに入れ、補強材としての下弦材(22)は
引っ張り応力にたいして充分な断面として小壁に組み込
んで製作する。通し柱(24)付きの壁パネル(3)は
図33の平面図のように、補強材として添え柱(23)
を通し柱寄りに組み込んで製作しておけば、壁の嵌め込
み後、通し柱が補強されるのである。応力の集中する壁
には図29に示したように、補強材として筋違い(2
7)を組み込んで製作する。
【0015】11)壁パネル上部の添え木と詰め木 図34、図35に示すように、壁パネル(3)の高さを
少し低くして製作し、それを建前が終わり転び起こし完
了後、上部の隙間を添え木(21)や詰め木(20)を
接着剤併用で埋め込む。またこれらを構造用合板等のボ
ード(3’)を張って補強するのである。
【0016】12)桁や梁や胴差しの断面を分割 壁パネルの取り付け 壁パネルの高さを横架材の桁下、梁下、胴差し下まで製
作し、桁や梁や胴差しを断面を分割した横架材(2’)
として、柱や壁を建て込んだ後、分割した片方の横架材
(2’)で壁上を挟んで固定する。この場合イ、図36
に示すように壁パネルの上部の雇いざね(5)や集成材
の雇いざね(p)を斜めに削いでおき、これに対応する
詰め木(20)も斜めに削いでおくと壁パネルを建て起
こし、その上部と横架材(2)の間に詰め木を取り付け
ただけで壁パネルは止まるのである。だから詰め木は壁
パネルの巾の長さにすればよい。こうしておいて断面を
分割した横架材(2’)で挟むのである。ロ、壁パネル
の足元と土台の取り付けは、断面を分割して詰め木を先
に接着した土台(10b)にしておき、図38から図4
1に示すように壁パネルの下部の雇いざね(5)や集成
材の雇いざね(p)を斜めに削いでおき、この壁パネル
を建て込むだけで足元が止まるのである。図38から図
40まではこの壁パネル上下のおさまりの工程図であ
る。 柱の取り付け 柱及び移動する柱の取り付けは前記イ、ロによる方法
と、図41に示すように土台に断面を分割した土台を先
に接着した部分(10a)や、横架材に断面を分割した
横架材を先に接着した。部分(10b)を設けておき、
ここに柱や移動する柱を建て、必要な梁(13)も架け
わたす方法がある。
【0017】13)架構の補強 図42から図45に示すように壁パネルや小壁パネルの
ない場合、柱や横架材に補強材の添え柱(23)や下弦
材(22)を合わせて、雇いざねと接着剤で接合してボ
ルトで締めつけて補強する。
【0018】14)建て入れ矯正材 本構造を施工するときに、雇いざねを取り付け、あるい
はこの形の凸型に形成して、これに対応する壁パネル側
の溝(4)に嵌め込む場合、図46、図47に示すよう
に、壁パネルの外枠近くに木製矯正材(28)か金属製
矯正材(29)を両端を固定して取り付けておき、この
矯正材と壁パネルの間に、くさび(28a)打ちや、つ
まみ(29a)と回転皿(29b)のついたボルトのね
じの出入りで壁の反りを矯正して、雇いざねや凸型が溝
に入る状態にして取り合わせる。
【0019】15)二重火打ち 外角の通し柱付きの壁を固定するためには、図46の平
面図のように、二階建て床の外角部分の角を保持するた
め、火打ち(25)ばかりでなく二重火打ち(26)を
入れボルト締めとするのである。
【0020】16)緩衝アンカーボルト 図49、図50に示すように、土台のアンカーボルトに
緩衝ゴム等のパイプをかぶせて、つばと一体になったつ
ば付緩衝パイプ(30)の、パイプ部分をアンカーボル
ト(31)に通して、土台の大きめの穴に差し込み、つ
ば部分が土台にのるようにした、アンカーボルトのつば
付緩衝パイプあるいは二重つば付緩衝パイプ(30’)
を使用して、厚座がね(30a)を挟んでナット(30
b)を軽く締めて土台を取り付ける。
【0021】17)小屋桁のずれ止め加工 図51と図52に示すように、屋根の小屋桁(12)の
軒桁や母屋桁の上部を、勾配なりの凸型の方形や三角形
等の断面をふくむずれ止め(12a)を削り出したり接
着したり、集成材にして形成する。この形に合わせて垂
木(32)の桁当たりに欠きこみ(32a)を行い、桁
と垂木を直角に噛み合わせて取り付ける。図53は削り
出し部分の加工方法とその応用例である。
【0022】18)小屋桁と垂木の取り付け金物 図54と図55に示すように、小屋桁と垂木を緊結する
金物で、L字型の角になる部分を一部切断して片方の辺
を外側に直角に曲げてこの部分を桁の上端と側面に取り
合わせ、曲げない部分を垂木に取り合わせて、釘やビス
穴をあけた小屋桁と垂木の取り付け金物(33)を使用
する。
【0023】19)角柱と土台の補強金物 図56から図58に示すように、平面がL字型の金属板
の外側の角に、柱(1)止めの立ち上がり部分を設け
て、L字型の金属板の角にほそ穴(7)を配し、他方に
ボルト(19)や釘やビス穴(c)をあけた、角柱と土
台の補強金物(34)を使用する。これを使用するとき
は、図56に示すように、角の土台に角柱の立ち上がり
部分を合わせて、ボルトや釘やビスで取り付ける。そし
て角柱のほそ(6)を、ほそ穴(7)に入れて建前をす
る。ほそ穴(7)は矩形でもよいのであるが、他の向き
でも使えるようにL字型にする。また雇いざねや雇いほ
そ土台等が入るように、図56と図58に示すようにほ
そ穴を長くする。この補強金物は一般の土台ばかりでな
く、雇いざねや雇いほそ土台や断面を分割した土台にも
使用出来るのである。
【0024】本発明は以上のような構成で、これをもと
に乾燥した材料を使用して、これを分揃えと接着剤使用
のため正確に鉋削りをして、壁(3)は接着剤を使用し
て精度高く製作し、雇いざねの取り付けや、壁の嵌め込
みや、埋め木(8)を打ち込むときに、接触面全面に接
着剤を使用し、また釘やビス(9)と併用すれば、著し
く剛度が増すのである。鉄骨造の場合でも壁パネルとの
接合に接着剤を使用し、目的に応じて木造と鉄骨を併用
するのである。これらの手法は外壁ばかりでなく、内壁
にも、また小壁や、腰壁にも応用出来るので、家全体に
及ぶのである。そして本項目の1)、3)、5)、
8)、11)、13)は本発明の建築物に限らずそれ以
外の建築物の増改築や模様替えにも一部分以上に利用す
るのである。本発明の図面については図1から図12ま
でと図25、図29は横架材と柱や壁パネルの下部の一
部を表しているのであるが、これら各図の上部はこれら
各図面の上下が反転したものである。但し実際には上下
が違った取り合わせになることもあり得るのである。
【0025】
【発明の効果】
イ)従来の鉄骨造に較べて 鉄骨造の場合でも、筋違の役目のブレースの断面積よ
り、壁パネルの構造用合板の断面積が鉄の許容応力を越
えて大きいため有効である。鉄骨造の邪魔になるブレー
スがなくなり、壁パネルが容易に取り付けられる上に、
壁パネルが大きな力板の役目をするため、かえって丈夫
である。 ロ)在来木造軸組工法に較べて 〇壁を作るために足場を上がり下がりする現場作業は無
くなり、精度が良く、断熱材を入れて、空気を気密に封
入した断熱効果と防音性能の良い、版のように下地と一
体化した壁が工場生産で出来るのである。。そのとき乾
燥材を使用し接着剤やビス等を使って製作すればその効
果は著しいものがある。 ○)柱と横架材のつくる方形の空間全体が、大きな力板
の役目をする壁になり、しかもその壁と柱と横架材とが
一体となって、剛で丈夫な構造体が出来るのである。し
たがって柱の引き抜きは起こらない。これは水平方向に
おいては、柱→壁→寄せ柱の水平断面形が、柱がフラン
ジの役目をして、壁がウエブ部分の役目をした巨大な壁
としての形となり、水平方向の外力に抵抗するのであ
る。また垂直方向においても同様に、横架材→壁→横架
材の垂直断面形が巨大な梁としての形になり、直下型の
地震等の垂直方向の外力に抵抗するのである。壁パネル
の製作や、建前や、組み立て等に接着剤を使用すれば、
架構と壁パネルが一体となった堅固な構造体が出来上が
るのである。 ハ)在来ツーバイ法に較べて 補強材が力骨の役目をするので丈夫であり、後日の増改
築も楽である。そして建前において架構のほうを時間的
に優先して計画すると、屋根仕舞いまでの期間の短い構
造体が省力的に出来るのである。
【0026】ニ)架構に壁パネルを取り合わせる方法に
ついて 1)基本 移動する柱で壁パネルを所定の状態に挟みこんだ後に固
定するので、壁パネルを内側から叩いて壊して、取り付
けると言うことにならない。またよく密着するので接着
剤が使用出来て、より一層強固な構造体になる。木造と
鉄骨造とが容易に併用出来るし、鉄骨と木造の組み合わ
せ部分に接着剤を使えば、接着力が適当な緩衝と接合の
役をするのである。このように柱や壁パネルを移動して
こそ真の強固な構造体ができるのだが、それは土台あっ
てこそ可能なのである。これは土台その他の横架材の新
たな利用価値と、土台の耐圧防腐を要望された存在価値
の発見である。また従来の内壁はプラスターボードだけ
を張っているために、下地の間柱や桟や胴縁の無い個所
では釘が打てないが本構造にすると、どこへでも釘が打
てるのである。
【0027】2)ほそ孔 移動する柱のほそ穴を、外側に余分に長く彫って、建て
ておき、壁を建て込んだのち移動する柱を内側に寄せて
壁を挟みこんで、余ったほそ穴に埋め木やボルト締めで
固定するのだから、架構を先にして建前をすれば、屋根
仕舞いが早くなる。
【0028】3)跨ぎと挟み 横架材に雇いざねを取り付けておき、この雇いざねを跨
ぎまたは挟んで、柱や壁パネルをスライドして差し込め
るのである。建前時に高さを桁や梁下までにして作成し
た壁パネルは、転び起こしに支障のないかぎり、桁や梁
の支えになり、転び起こし完了後でも、一部の横架材の
雇いざねを外しておいて、ここから横に壁パネルを差し
込めば、壁パネルを取り付けられるのである。
【0029】4)雇いほそ 土台の柱下には、耐圧防腐の雇いほそを取り付けておけ
ば、ほそだけでなく土台も腐りにくい。土台が腐っても
ほそで荷重を支えているのだから割り土台にすれば取替
えが楽で、柱の足元や壁パネルの足元が腐っても、両方
を接着剤をつかって乱に加工補修すればよい。また土台
全体にこの雇いほそを、連結して挟み込んだ集成雇いほ
そ土台にしておけば効果は大きい。
【0030】5)雇いざね 雇いざねがあるため、この相手の部材には当然雇いざね
が入る溝が穿ってあるので、この部材を雇いざねに組み
合わせただけで、この部材の位置が正確に固定される。
また雇いざねにより接着剤の接着面積が大きくなるの
で、接着効果が高まるのである。また鉄製の雇いざねを
木製の溝に嵌め込むときに接着剤を使えば、接着力が適
当な緩衝と接合の役をするのである。
【0031】6)架構を挟む 壁パネルの両面の構造用合板を壁パネルの外枠よりはみ
出して張っておき、このはみ出した部分で柱や移動する
柱や横架材を挟みつけ、この部分を釘打ちや糊張りにす
るのだから、この挟みつけの部分を広くとれば、架構体
に壁パネルが堅固に取りつくのである。このように構造
用合板等のボードで架構体を覆えば、架構体の耐久力が
増すのである。
【0032】7)接着剤保持用溝 雇いざねに接着剤保持用溝があるため、雇いざねがきつ
めに入っても、接着剤が糊切れになることがなく、接着
されるのである。また釘穴が通して空いているため、糊
をつけてきつめに入っても空気が封入されることがな
く、そして釘頭の穴があるため釘頭が邪魔にならないの
である。
【0033】8)片面の壁パネル 壁パネルの片面または片面の一部を構造用合板等のボー
ドで張らないので、この壁パネルを建てた後に壁内の配
線や配管が楽であり、点検口も設けやすい。
【0034】9)下地の集成材 壁パネルの下地や外枠を集成材にすると、壁パネルが狂
いや反りが無く、正確に製作出来るのである。
【0035】10)補強材の組み込み 壁パネルの部分に、上階や屋根からの荷重が集中してか
かる場合、この壁に補強材として柱や筋違を組み込んで
製作し、それを建て込むと堅固な壁パネルが出来るので
ある。
【0036】11)壁パネル上部の添え木と詰め木 壁パネル上部の壁の高さを少し低くして製作し、架構の
建て込み完了後に転び起こしを済ませて、この壁パネル
は屋内側から建てることが出来る。そして梁や桁の下端
に接していないから、転び起こしの邪魔にならないので
ある。
【0037】12)桁や粱や胴差しの断面を分割 壁の高さを桁下、梁下、胴差し下まで製作しても、桁や
梁や胴差しの断面を分割してあるので、建て入れを修正
しながら屋内側から壁を建て込むことができるのであ
る。
【0038】13)架構の補強 接着力は強く部材どうしが一体となるので断面欠損とな
らないし、部材が大きい場合や乾燥不十分であったり、
部材の反りが大きい場合でもボルト締めすれば補強出来
るのである。
【0039】14)建て入れ矯正材 本構造を施工するときに、雇いざねを取り付け、あるい
はこの形の凸型に形成して、これに対応する壁パネル側
の溝に嵌め込む場合、この建て入れ矯正材が無いと、雇
いざねや凸型が溝に入る状態にならないのである。
【0040】15)二重火打ち 二階床の外角に、通し柱を挟んで二重火打ちのため、地
震により通し柱の胴差し下が折れ切れても、この壁はそ
のままである。
【0041】16)緩衝アンカーボルト 基礎から上が堅牢すぎて、地震時に地震力が建物と基礎
の接触面に直接伝わるのだが、緩衝ゴムによってこれが
吸収されるので土台に被害を受けるおそれがない。
【0042】17)小屋桁のずれ止め加工 垂木の勾配屋根の一番下の支点の釘に、屋根全部の荷重
や風の正圧がかかり過ぎて釘が曲がって垂木自体がずれ
下がることが無く、小屋桁に平均して応力が分散するの
で耐久的に屋根の形が保持されるのである。
【0043】18)小屋桁と垂木の取り付け金物 風の負圧がかかり垂木を引き剥がす力に対して十分抵抗
し、また従来品に無い桁の上端の引っ掛けがあるため、
取り付けるときに安定していて楽である。
【0044】19)角柱と土台の補強金物 角柱が土台から外れる力は角柱止めの立ち上がり部分で
防がれ、この力は鉄板を通してボルトや釘に伝えられ
る。これは土台の端が長くなったと同じような効果にな
る。
【0045】以上19項目の利点があるが、このうち1
5)から19)までは本発明のものにとどまらず従来の
建物にも十分効果があるのである。そして本項目の
1)、3)、5)、8)、11)、13)は本発明の建
築物に限らずそれ以外の建築物の増改築や模様替えにも
一部分以上に利用できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程斜視図
【図2】本発明の工程斜視図
【図3】本発明の工程斜視図
【図4】本発明の組み上がり斜視図
【図5】本発明の斜視図
【図6】本発明の分解斜視図
【図7】本発明の分解斜視図
【図8】本発明の分解斜視図
【図9】本発明の分解斜視図
【図10】本発明の分解斜視図
【図11】本発明の工程斜視図
【図12】本発明の工程斜視図
【図13】本発明の分解斜視図
【図14】本発明の雇いほその斜視図
【図15】本発明の集成雇いざね土台の斜視図
【図16】本発明の雇いざねの断面図
【図17】本発明の雇いざねの断面図
【図18】本発明の平面図
【図19】本発明の雇いざね応用の凸型断面図
【図20】本発明の雇いざね応用の凸型断面図
【図21】本発明の雇いざね応用の凸型断面図
【図22】本発明の雇いざね応用の凸型断面図
【図23】本発明の雇いざね応用の凸型断面図
【図24】本発明の金属製雇いざねの断面図
【図25】本発明の分解斜視図
【図26】本発明の部分断面図
【図27】本発明の部分断面図
【図28】本発明の雇いざね及び埋め木の斜視図
【図29】本発明の斜視図
【図30】本発明の斜視図
【図31】本発明の分解斜視図
【図32】本発明の斜視図
【図33】本発明の平面図
【図34】本発明の断面図
【図35】本発明の断面図
【図36】本発明の分解斜視図
【図37】本発明の断面図
【図38】本発明の組み建て工程断面図
【図39】本発明の組み建て工程断面図
【図40】本発明の組み上がり断面図
【図41】本発明の斜視図
【図42】本発明の分解斜視図
【図43】本発明の断面図
【図44】本発明の分解斜視図
【図45】本発明の断面図
【図46】本発明の斜視図
【図47】本発明の斜視図と断面図
【図48】本発明の平面図
【図49】本発明の断面図
【図50】本発明の分解斜視図
【図51】本発明の分解斜視図
【図52】本発明の部分断面図
【図53】本発明の断面図
【図54】本発明の斜視図
【図55】本発明の断面図
【図56】本発明の斜視図
【図57】本発明の斜視図
【図58】本発明の斜視図
【符号の説明】
1柱 1’移動する柱 2横架材 2’断面を分割した横架材 2a断面を分割した横架材を先に接着した部分 3壁パネル 3’構造用合板等のボード 4溝 4’ほそ穴の溝 5雇いざね 6ほそ 7ほそ穴 8埋め木 9釘やビス a接着剤保持用溝 b覗かせ面 c釘やビス d釘やビス頭の穴 e斜面を含む雇いざね f二枚以上の雇いざね g金属の雇いざね h壁外枠の凸型 i斜面を含む凸型 j二重以上の凸型 k金属の壁外縁部材の凸型 m金属の溝 nだぼ栓 n’だぼ栓の穴 oこめ栓 p集成材の雇いざね q断熱材 r配線 10土台 10’断面を分割した土台 10a断面を分割した土台を先に接着した部分 10b断面を分割して詰め木を先に接着した土台 11胴差し 12桁 13梁 14壁パネルの外枠 14’集成材の壁パネルの外枠 10壁パネルの下地 15’集成材の壁パネルの下地 16挟みつけ部分 17雇いほそ 17a防湿受板 17b柱の開き止め 17c蟻 18集成雇いほそ土台 19ボルト 19’ボルト穴 20詰め木 21添え木 22下弦材(補強材) 23添え柱(補強材) 24通し柱 25火打ち 26二重火打ち 27筋違い 28木製矯正材 28aくさび 29金属製矯正材 29aつまみ 29b金属製矯正材のボルト穴 29c回転皿 30つば付緩衝パイプ 30’二重つば付緩衝パイプ 30a厚座がね 30bナット 31アンカーボルト 12桁(小屋桁) 12aずれ止め 12b機械の回転刃 32垂木 32a垂木の欠きこみ 33小屋桁と垂木の取り付け金物 34角柱と土台の補強金物 34a角柱と土台の補強金物の角の立ち上がり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 603 E04B 2/56 603J 604 604F 605 605E 611 611A 611B 611C 632 632B 632D 632K 632L 632N 641 641G 642 642B 643 643E 645 645A 651 651L 651N 652 652K 652N

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した、本項目を建物の一部分以上に利用
    した柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物。
  2. 【請求項2】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、横架材の一種類以上に彫
    る移動する柱のほそ穴を、壁パネルを立て込む作業に必
    要な隙間の寸法だけ、外側に余分に長く彫って、ここに
    移動する柱を建てておき、壁パネルを建て込んだのち、
    これを壁パネルの巾の外側から内側に移動し、壁パネル
    を所定の状態に接合して、余ったほそ穴に埋め木を打ち
    込み、あるいはだぼ栓、こめ栓、及びボルト締め等で固
    定する、本項目を建物の一部分以上に利用した請求項1
    の、柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物。
  3. 【請求項3】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、横架材の一種類以上に、
    雇いざねを取り付け、あるいはこの形の凸型に形成し
    て、これを挟んで、柱や壁パネルを建て込んだのち、前
    記の方法で移動、接合、固定し、あるいはこの反対に、
    横架材の一種類以上に、雇いざねの溝を穿ち、あるいは
    この形の凹型に形成して、柱や壁パネルにほそや雇いざ
    ねを取り付け、あるいはこの形の凸型に形成して、これ
    を溝に嵌め込んで建て込み、前記の方法で移動、接合、
    固定する、本項目を建物の一部分以上に利用した請求項
    1及び請求項2の、柱及び壁パネルを移動して接合させ
    た建築物。
  4. 【請求項4】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物及びそれ以外の建築物で、土
    台の柱下には、耐圧防腐の材質からなる雇いほそを取り
    付けておき前記の方法で移動、接合、固定し、あるいは
    土台全体にこの雇いほそを、連結して挟み込んだ集成雇
    いほそ土台や集成雇いざね土台にして、これを跨ぎ挟ん
    で、柱や、壁パネルを建て込んだのち、前記の方法で移
    動、接合、固定し、あるいはこの反対に土台や横架材に
    連続したほそ穴の溝を穿っておき、あるいはこの形の凹
    型に形成して、柱や壁パネルにほそや連続した雇いほそ
    を取り付け、あるいはこの形の凸型に形成して、これを
    溝に嵌め込んで建て込み、前記の方法で移動、接合、固
    定する、本項目を建物の一部分以上に利用した請求項
    1、請求項2及び請求項3の柱及び壁パネルを移動して
    接合させた建築物及びそれ以外の建築物。
  5. 【請求項5】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、柱や横架材及び壁パネル
    の外枠の一種類以上の部材に、雇いざねを取り付け、あ
    るいはこの形の凸型に形成して、柱や壁パネルを建て込
    んだのち、前記の方法で移動して雇いざねや凸型を溝に
    嵌め込んで接合し固定し、あるいはこの反対に柱や横架
    材及び壁パネルの外枠の一種類以上の部材に、雇いざね
    が入る溝を穿ち、あるいはこの形の凹型に形成して、柱
    や横架材及び壁パネルの外枠の一種類以上の部材に、雇
    いざねを取り付け、あるいはこの形の凸型に形成して、
    柱や壁パネルを建て込んだのち、前記の方法で移動して
    雇いざねや凸型を溝に嵌め込んで接合し固定する、本項
    目を建物の一部分以上に利用した請求項1、請求項2、
    請求項3及び請求項4の、柱及び壁パネルを移動して接
    合させた建築物。
  6. 【請求項6】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、壁パネルの両面の構造用
    合板等のボードの一面以上を、壁パネルの外枠よりはみ
    出して張っておき、このはみ出した部分で柱や横架材を
    挟みつけ、この部分を釘やビス打ちや糊張りにした、本
    項目を建物の一部分以上に利用した請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4及び請求項5の、柱及び壁パネ
    ルを移動して接合させた建築物。
  7. 【請求項7】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、雇いざねと埋め木、雇い
    ほそ、集成雇いほそ土台、詰め木、添え木の一種類以上
    に接着剤保持用溝を設けた、本項目を建物の一部分以上
    に利用した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
    請求項5及び請求項6の、柱及び壁パネルを移動して接
    合させた建築物。
  8. 【請求項8】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に柊動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、壁パネルは片面または片
    面の一部を構造用合板等のボードで張らないで、この壁
    パネルを建て込み、前記の方法で移動、接合、固定し、
    壁パネルの内側から釘やビス打ちで止めて固定する、本
    項目を建物の一部分以上に利用した請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6及び請求
    項7の、柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物。
  9. 【請求項9】建築の建前において、壁パネルを建て込ん
    だのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動して、
    壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、あるい
    は、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に接
    合した後に固定した建築物で、壁パネルの下地や外枠の
    一種類以上の部材を集成材にした、本項目を建物の一部
    分以上に利用した請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7及び請求項8の、
    柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物。
  10. 【請求項10】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物で、壁パネルに補強材を組
    み込んで製作した、本項目を建物の一部分以上に利用し
    た、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8及び請求項9の、柱
    及び壁パネルを移動して接合させた建築物。
  11. 【請求項11】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物で、壁パネルの高さを少し
    低くして製作し、それを建て込み完了後、余った隙間を
    添え木や詰め木で埋め込む、本項目を建物の一部分以上
    に利用した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
    請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9及
    び請求項10の、柱及び壁パネルを移動して接合させた
    建築物。
  12. 【請求項12】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物で、壁パネルの高さを横架
    材の下まで製作し、横架材の断面を分割して、柱や壁パ
    ネルを建て込んだ後、前記の方法で移動、接合し、分割
    した片方の横架材で柱の上や下と壁パネル上や壁パネル
    下を挟んで固定し、あるいは柱や梁の位置に分割した片
    方の横架材を部分的に前もって接着しておきここに柱や
    移動する柱及び梁を取り付けておきその後壁パネルを建
    て込んで前記の方法で移動、接合し、分割した片方の横
    架材で壁パネルの上や下を挟んで固定する、本項目を建
    物の一部分以上に利用した請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8、請求項9、請求項10及び請求項11の、柱及び壁
    パネルを移動して接合させた建築物。
  13. 【請求項13】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物で、壁や小壁のない個所
    を、柱や横架材に補強材を合わせて、雇いざねと接着剤
    で接合して補強した、本項目を建物の一部分以上に利用
    した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
    10、請求項11及び請求項12の、柱及び壁パネルを
    移動して接合させた建築物。
  14. 【請求項14】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物を施工するときに、雇いざ
    ねを取り付け、あるいはこの形に形成した凸型と、これ
    に対応する溝に嵌め込む場合、壁パネルの外枠近くに矯
    正材を両端を固定して取り付けておき、この矯正材と壁
    パネルの間に、楔打ちやボルトのねじの出入りで壁の反
    りを矯正して、雇いざねや凸型が溝に入る状態にして取
    り合わせる、建て入れ矯正材を使用して施工した、本項
    目を建物の一部分以上の施工に利用した請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、
    請求項12及び請求項13の、柱及び壁パネルを移動し
    て接合させた建築物。
  15. 【請求項15】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物及びそれ以外の建築物で、
    二階床の外角に、二重火打ちを入れた、本項目を建物の
    一部分以上に利用した請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求
    項13及び請求項14の、柱及び壁パネルを移動して接
    合させた建築物及びそれ以外の建築物。
  16. 【請求項16】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物及びそれ以外の建築物で、
    土台のアンカーボルトに緩衝ゴム質等のパイプをかぶせ
    て、つばと一体になったパイプの、パイプ部分をアンカ
    ーボルトに通して、土台の大きめの穴に差し込み、つば
    部分が土台にのるようにした、アンカーボルトのつば付
    緩衝パイプを使用した、本項目を建物の一部分以上に利
    用した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求
    項10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項
    14及び請求項15の、柱及び壁パネルを移動して接合
    させた建築物及びそれ以外の建築物。
  17. 【請求項17】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物及びそれ以外の建築物にお
    いて、小屋桁の上部に凸型の方形や三角形等の断面をふ
    くむずれ止めを形成して、この形に合わせて垂木の桁当
    たりに欠きこみを行い、桁と垂木を噛み合わせて取り付
    ける、屋根の取り付け方法を利用した、本項目を建物の
    一部分以上に利用した請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求
    項13、請求項14、請求項15及び請求項16の、柱
    及び壁パネルを移動して接合させた建築物及びそれ以外
    の建築物。
  18. 【請求項18】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物及びそれ以外の建築物にお
    いて、小屋桁と垂木を緊結する金物で、L字型の角にな
    る部分を一部切断して片方の辺を外側に直角に曲げてこ
    の部分を桁の上端と側面に取り合わせ、曲げない部分を
    垂木に取り合わせて、釘やビス穴をあけた金物を使って
    小屋桁と垂木を緊結した、本項目を建物の一部分以上に
    利用した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請
    求項10、請求項11、請求項12、請求項13、請求
    項14、請求項15、請求項16及び請求項17の、柱
    及び壁パネルを移動して接合させた建築物及びそれ以外
    の建築物。
  19. 【請求項19】建築の建前において、壁パネルを建て込
    んだのち、柱を壁パネルの巾の外側から内側に移動し
    て、壁パネルを所定の状態に接合した後に固定し、ある
    いは、壁パネルを、柱に向かって移動して所定の状態に
    接合した後に固定した建築物及びそれ以外の建築物にお
    いて、平面がL字型の金属板の外側の角に、柱止めの立
    ち上がり部分を設けて、L字型の金属板の角にほそ穴を
    配し、他方にボルト穴や釘やビス穴をあけた、角柱と土
    台の補強金物を使用した、本項目を建物の一部分以上に
    利用した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請
    求項10、請求項11、請求項12、請求項13、請求
    項14、請求項15、請求項16、請求項17及び請求
    項18の、柱及び壁パネルを移動して接合させた建築物
    及びそれ以外の建築物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129679A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 S X L Corp 建物の土台・壁・床の接合方法及び凸型土台
US6526715B2 (en) 1999-12-24 2003-03-04 Nichiha Co., Ltd. External wall construction
CN109184325A (zh) * 2018-10-17 2019-01-11 中国铁路设计集团有限公司 一种正销式楔形自锁连接的外挂装配式围墙
JP2019138109A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 株式会社カネカ 耐力壁構造およびその製造方法

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