JPH0947339A - 物品陳列用台紙 - Google Patents
物品陳列用台紙Info
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- JPH0947339A JPH0947339A JP7203394A JP20339495A JPH0947339A JP H0947339 A JPH0947339 A JP H0947339A JP 7203394 A JP7203394 A JP 7203394A JP 20339495 A JP20339495 A JP 20339495A JP H0947339 A JPH0947339 A JP H0947339A
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- sheet
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- slit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 商品の脱着が容易で、しかも、繰り返し使用
することができる物品陳列用台紙を提供する。 【解決手段】 外周側にシート状部を有する物品70、
80、90を取り付けるための台紙10であって、台紙
10を構成するシート状の基体11に設けたスリット3
0、40、50、60に、シート状部を差し込むことに
より、前記物品70、80、90を取り付けする。
することができる物品陳列用台紙を提供する。 【解決手段】 外周側にシート状部を有する物品70、
80、90を取り付けるための台紙10であって、台紙
10を構成するシート状の基体11に設けたスリット3
0、40、50、60に、シート状部を差し込むことに
より、前記物品70、80、90を取り付けする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート状の商品
あるいは、シート状部を有する商品等を陳列するための
台紙に関する。
あるいは、シート状部を有する商品等を陳列するための
台紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、売り場の有効利用、商品陳列の効
率化の観点から、商品陳列棚においては、手前に突き出
るように商品掛止棒を複数本設け、各掛止棒に商品パッ
ケージに設けた掛止孔を通したり、かぎ状の掛止部を掛
止したりして、一本の掛止棒に複数個の商品が掛止さ
れ、収納及び陳列されている。そこで、かかる陳列方法
に適するように、最近の商品パッケージは、掛止孔ある
いは掛止部を有するシート状の包装用基材上の商品を覆
うように、透明樹脂製のカバーが取り付けられて、商品
を基材上に固定し、包装するようになっていることが多
くなってきている。また、あるいは、商品のパッケージ
とは別個に掛止部材が取り付けられている場合もある。
かかる場合、商品を広く買い物客にアピールするため
に、商品を陳列棚に配置するだけでなく、陳列棚の左右
側面の肩部に各商品を単なる紙製の台紙にステープラー
等で固定して陳列することが行われる。
率化の観点から、商品陳列棚においては、手前に突き出
るように商品掛止棒を複数本設け、各掛止棒に商品パッ
ケージに設けた掛止孔を通したり、かぎ状の掛止部を掛
止したりして、一本の掛止棒に複数個の商品が掛止さ
れ、収納及び陳列されている。そこで、かかる陳列方法
に適するように、最近の商品パッケージは、掛止孔ある
いは掛止部を有するシート状の包装用基材上の商品を覆
うように、透明樹脂製のカバーが取り付けられて、商品
を基材上に固定し、包装するようになっていることが多
くなってきている。また、あるいは、商品のパッケージ
とは別個に掛止部材が取り付けられている場合もある。
かかる場合、商品を広く買い物客にアピールするため
に、商品を陳列棚に配置するだけでなく、陳列棚の左右
側面の肩部に各商品を単なる紙製の台紙にステープラー
等で固定して陳列することが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、台紙に
ステープラー等で商品を固定すると、後で商品を取り外
す際に、手間がかかるとともに商品のパッケージを傷つ
ける場合がある。また、使用済の台紙は、再び使用する
ことができないのが通常である。そこで、本発明は、商
品の脱着が容易で、しかも、繰り返し使用することがで
きる物品陳列用台紙を提供することを目的とする。
ステープラー等で商品を固定すると、後で商品を取り外
す際に、手間がかかるとともに商品のパッケージを傷つ
ける場合がある。また、使用済の台紙は、再び使用する
ことができないのが通常である。そこで、本発明は、商
品の脱着が容易で、しかも、繰り返し使用することがで
きる物品陳列用台紙を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、外周側に
シート状部を有する物品を取り付けるための台紙であっ
て、前記台紙を構成するシート状の基体に設けたスリッ
トに、前記シート状部を差し込むことにより、前記物品
を取り付けすることを特徴とする物品陳列用台紙であ
る。このスリットに物品のシート状部を差し込むことに
より、物品は容易に基体上に取り付けされ、また、スリ
ットからシート状部を抜くことにより、物品は容易に基
体から取り外される。さらに、スリットへ、物品のシー
ト状部を差し込んだり、抜いたりすることで、繰り返
し、物品を台紙に着脱することができる。第1の発明に
おいて、前記スリットを、前記基体の一部を切り起こし
片に形成可能に設ける構成とすることができる。この場
合、スリットへのシート状部の差し込みや抜き出しが容
易にできるとともに、この切り起こし片が、シート状部
を効果的に押圧して、強固に基体に固定することができ
る。さらに、第1の発明において、異なる形状のスリッ
トを基体に分散して設ける構成することができる。この
場合、物品の形状に合わせて、適当な形状のスリットを
選んで、物品のシート状部を差し込むことにより、一種
類の台紙により、いろいろな物品の取り付けに対応する
ことができるとともに、一個の台紙上に、複数種類の物
品を同時に取り付けすることができる。さらに、スリッ
トを切り起こし片を形成可能に設けた場合には、各種物
品のシート状部を効果的に押圧して、強固に基体に固定
できることになる。
シート状部を有する物品を取り付けるための台紙であっ
て、前記台紙を構成するシート状の基体に設けたスリッ
トに、前記シート状部を差し込むことにより、前記物品
を取り付けすることを特徴とする物品陳列用台紙であ
る。このスリットに物品のシート状部を差し込むことに
より、物品は容易に基体上に取り付けされ、また、スリ
ットからシート状部を抜くことにより、物品は容易に基
体から取り外される。さらに、スリットへ、物品のシー
ト状部を差し込んだり、抜いたりすることで、繰り返
し、物品を台紙に着脱することができる。第1の発明に
おいて、前記スリットを、前記基体の一部を切り起こし
片に形成可能に設ける構成とすることができる。この場
合、スリットへのシート状部の差し込みや抜き出しが容
易にできるとともに、この切り起こし片が、シート状部
を効果的に押圧して、強固に基体に固定することができ
る。さらに、第1の発明において、異なる形状のスリッ
トを基体に分散して設ける構成することができる。この
場合、物品の形状に合わせて、適当な形状のスリットを
選んで、物品のシート状部を差し込むことにより、一種
類の台紙により、いろいろな物品の取り付けに対応する
ことができるとともに、一個の台紙上に、複数種類の物
品を同時に取り付けすることができる。さらに、スリッ
トを切り起こし片を形成可能に設けた場合には、各種物
品のシート状部を効果的に押圧して、強固に基体に固定
できることになる。
【0005】
【発明の効果】本発明によれば、基体に設けたスリット
に物品の外周側のシート状部を差し込みすることによ
り、物品は脱着容易に基体に取り付けられ、脱着の手間
を省くことができるとともに、台紙を繰り返し使用する
ことができる。
に物品の外周側のシート状部を差し込みすることによ
り、物品は脱着容易に基体に取り付けられ、脱着の手間
を省くことができるとともに、台紙を繰り返し使用する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下に詳細に説明する。本発明は、外周側にシート状部を
有する物品について有用である。すなわち、物品そのも
のがシート状である場合の他、物品の一部、例えば、物
品の外周全部や、上辺部等がシート状となっている場合
が含まれる。なお、ここにいうシート状部とは、その外
周形状を問うものでなく、カーブ状、あるいは直線状等
のいずれの外周形状のものも含まれる。ここに物品の一
部がシート状となっている例としては、物品が、商品と
そのパッケージとからなっている場合であって、パッケ
ージがシート状の包装用基材を有する場合が挙げられ
る。かかる物品としては、図8(a)、(b)及び
(c)に示すものなどがあり、これらの物品のシート状
部には、通常、陳列棚の掛止棒に掛止させるための孔部
100、120や、かぎ状の屈曲部110が設けられて
いる。
下に詳細に説明する。本発明は、外周側にシート状部を
有する物品について有用である。すなわち、物品そのも
のがシート状である場合の他、物品の一部、例えば、物
品の外周全部や、上辺部等がシート状となっている場合
が含まれる。なお、ここにいうシート状部とは、その外
周形状を問うものでなく、カーブ状、あるいは直線状等
のいずれの外周形状のものも含まれる。ここに物品の一
部がシート状となっている例としては、物品が、商品と
そのパッケージとからなっている場合であって、パッケ
ージがシート状の包装用基材を有する場合が挙げられ
る。かかる物品としては、図8(a)、(b)及び
(c)に示すものなどがあり、これらの物品のシート状
部には、通常、陳列棚の掛止棒に掛止させるための孔部
100、120や、かぎ状の屈曲部110が設けられて
いる。
【0007】また、本発明の台紙は、シート状の基体
と、基体に設けたスリットからなっている。基体は、シ
ート状であり、スリットを形成可能であれば、材料を問
わずに使用することができるが、スリット加工性、耐久
性の点からプラスチック製が好ましい。また、特に、ス
リットにより切り起こし片を形成する場合には、切り起
こし片の曲げ基部の耐久性や押圧力が高いことが好まし
いため、プラスチック製が好ましい。
と、基体に設けたスリットからなっている。基体は、シ
ート状であり、スリットを形成可能であれば、材料を問
わずに使用することができるが、スリット加工性、耐久
性の点からプラスチック製が好ましい。また、特に、ス
リットにより切り起こし片を形成する場合には、切り起
こし片の曲げ基部の耐久性や押圧力が高いことが好まし
いため、プラスチック製が好ましい。
【0008】基体に設けたスリットは、スリットの末端
の一方をスリット開始点としスリットの他方の末端をス
リット終了点というとすると、スリット開始点とスリッ
ト終了点とが一本の直線あるいは曲線のスリットで結ば
れている場合、さらに、複数の直線で結ばれている場
合、直線と曲線の組み合わせで結ばれている場合等があ
る。
の一方をスリット開始点としスリットの他方の末端をス
リット終了点というとすると、スリット開始点とスリッ
ト終了点とが一本の直線あるいは曲線のスリットで結ば
れている場合、さらに、複数の直線で結ばれている場
合、直線と曲線の組み合わせで結ばれている場合等があ
る。
【0009】本発明において好ましいスリットは、スリ
ット開始点とスリット終了点とが、複数の直線のスリッ
トで結ばれ、あるいは曲線のスリットで結ばれて、スリ
ットが形成されていない側のスリット終了点とスリット
開始点との間の基体を基部とする切り起こし片が形成さ
れる場合である。かかるスリットにより、物品のシート
状部をスリットに差し込みやすくなる。すなわち、例え
ば、シート状部の外周形状がカーブ部を有しておらず、
直線状の場合でも、スリットがカーブあるいは角部を有
しているためにシート状部を差し込みやすくなってい
る。さらに、このスリットにより形成された切り起こし
片により、スリットに差し込んだシート状部を押圧し
て、強固に台紙に物品を固定することができる。加え
て、この切り起こし片に、シート状部に形成された孔部
や、掛止部を掛止させて、物品を台紙に取り付けするこ
とができる。
ット開始点とスリット終了点とが、複数の直線のスリッ
トで結ばれ、あるいは曲線のスリットで結ばれて、スリ
ットが形成されていない側のスリット終了点とスリット
開始点との間の基体を基部とする切り起こし片が形成さ
れる場合である。かかるスリットにより、物品のシート
状部をスリットに差し込みやすくなる。すなわち、例え
ば、シート状部の外周形状がカーブ部を有しておらず、
直線状の場合でも、スリットがカーブあるいは角部を有
しているためにシート状部を差し込みやすくなってい
る。さらに、このスリットにより形成された切り起こし
片により、スリットに差し込んだシート状部を押圧し
て、強固に台紙に物品を固定することができる。加え
て、この切り起こし片に、シート状部に形成された孔部
や、掛止部を掛止させて、物品を台紙に取り付けするこ
とができる。
【0010】さらに、スリットは、種々の形状のものを
複数個、基体に分散して設けるのが好ましい。この結
果、取り付けようとする物品の形状やシート状部の形状
に合わせて、使用するスリットの形状や位置を選択し
て、簡易にかつ確実に物品を台紙に取り付けすることが
できる。また、切り起こし片を形成する場合には、その
切り起こし片の形状や向きを考慮することができる。切
り起こし片の形状によって、保持できるシート状部の形
状や、物品の重量も変わってくるからである。また、切
り起こし片の向きを考慮することによって、物品の取り
付け位置の選択の自由度を高めることができる。
複数個、基体に分散して設けるのが好ましい。この結
果、取り付けようとする物品の形状やシート状部の形状
に合わせて、使用するスリットの形状や位置を選択し
て、簡易にかつ確実に物品を台紙に取り付けすることが
できる。また、切り起こし片を形成する場合には、その
切り起こし片の形状や向きを考慮することができる。切
り起こし片の形状によって、保持できるシート状部の形
状や、物品の重量も変わってくるからである。また、切
り起こし片の向きを考慮することによって、物品の取り
付け位置の選択の自由度を高めることができる。
【0011】このようなスリットを基体に形成する手段
は、特に問うものではなく、基体の形成と同時にスリッ
トが形成されるようにしてもよく、また、基体に切り込
みを入れるようにしてもよい。基体がプラスチック製の
場合は、基体形成後にパンチにより基体全面に種々の形
状のスリットを一度に形成することができる。
は、特に問うものではなく、基体の形成と同時にスリッ
トが形成されるようにしてもよく、また、基体に切り込
みを入れるようにしてもよい。基体がプラスチック製の
場合は、基体形成後にパンチにより基体全面に種々の形
状のスリットを一度に形成することができる。
【0012】なお、この台紙には、適当な掛止部、例え
ばひもやフック等を設けることにより、陳列棚や壁等に
掛止して使用することができる。
ばひもやフック等を設けることにより、陳列棚や壁等に
掛止して使用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、具体的な実施例を挙げ
て、本発明を説明する。図2には、本実施例の台紙10
の全体が示されている。本実施例の台紙10の基体11
は、アクリル樹脂製であり、耐久性に優れるため、繰り
返し使用に耐えうることができる。この基体11は、陳
列棚の肩の部分に掛けやすいように、縦長の長方形状に
形成されており、その上端側には、掛けひも20が取り
付けられている。この基体10には、全部で4種類のス
リット30、40、50、60が、計24個形成されて
いる。
て、本発明を説明する。図2には、本実施例の台紙10
の全体が示されている。本実施例の台紙10の基体11
は、アクリル樹脂製であり、耐久性に優れるため、繰り
返し使用に耐えうることができる。この基体11は、陳
列棚の肩の部分に掛けやすいように、縦長の長方形状に
形成されており、その上端側には、掛けひも20が取り
付けられている。この基体10には、全部で4種類のス
リット30、40、50、60が、計24個形成されて
いる。
【0014】これらのスリット30〜60は、それぞれ
異なる形状、あるいは、向きに形成されるとともに、複
数の方向からの物品のシート状部の差し込みが可能とな
るように、規則的に分散して設けられており、異なる形
状の物品のシート状部を差し込み、あるいは掛止できる
ようになっている。スリット30は、図3に詳しく図示
するように、左右に並ぶ起点A、Bから基体11の下方
に略二股状に、パンチで切り込んで形成され、横に2個
づつ縦に4段に、合計8個形成されている。このスリッ
ト30により、二股状の切り起こし片32と、この切り
起こし片32の股部に対応する凸状の切り起こし片34
との2種類が形成されている。切り起こし片32は、起
点A,Bにある基体11の部分を基部として、切り起こ
し片34は、その根元部分を基部としている。そして、
このスリット30へのシート状部の差し込みによって、
切り起こし片32あるいは切り起こし片34のいずれか
の下面側にシート状部を挟むことができるようになって
いる。なお、いずれの切り起こし片32、34が、シー
ト状部を挟むことになるかは、スリット30へのシート
状部の差し込み方向による。
異なる形状、あるいは、向きに形成されるとともに、複
数の方向からの物品のシート状部の差し込みが可能とな
るように、規則的に分散して設けられており、異なる形
状の物品のシート状部を差し込み、あるいは掛止できる
ようになっている。スリット30は、図3に詳しく図示
するように、左右に並ぶ起点A、Bから基体11の下方
に略二股状に、パンチで切り込んで形成され、横に2個
づつ縦に4段に、合計8個形成されている。このスリッ
ト30により、二股状の切り起こし片32と、この切り
起こし片32の股部に対応する凸状の切り起こし片34
との2種類が形成されている。切り起こし片32は、起
点A,Bにある基体11の部分を基部として、切り起こ
し片34は、その根元部分を基部としている。そして、
このスリット30へのシート状部の差し込みによって、
切り起こし片32あるいは切り起こし片34のいずれか
の下面側にシート状部を挟むことができるようになって
いる。なお、いずれの切り起こし片32、34が、シー
ト状部を挟むことになるかは、スリット30へのシート
状部の差し込み方向による。
【0015】スリット40は、図4に詳しく図示するよ
うに、左右に並ぶ起点C,Dから基体11の上方に略四
角状にパンチで切り込んで形成されており、スリット3
0のほぼ中間、すなわち、基体11の中央部に、横に1
個づつ、また、スリット30とほぼ同列に縦に4段に、
合計4個形成されている。このスリット40により、上
方を指向する切り起こし片42が形成されている。この
スリット40へ、シート状部を差し込むことにより、切
り起こし片42は、起点C,Dの間の基体11の部分を
基部として、その切り起こし片42の下面に、シート状
部を挟むことができるようになっている。
うに、左右に並ぶ起点C,Dから基体11の上方に略四
角状にパンチで切り込んで形成されており、スリット3
0のほぼ中間、すなわち、基体11の中央部に、横に1
個づつ、また、スリット30とほぼ同列に縦に4段に、
合計4個形成されている。このスリット40により、上
方を指向する切り起こし片42が形成されている。この
スリット40へ、シート状部を差し込むことにより、切
り起こし片42は、起点C,Dの間の基体11の部分を
基部として、その切り起こし片42の下面に、シート状
部を挟むことができるようになっている。
【0016】スリット50は、図5(a)に示すよう
に、上下に並ぶ起点E,Fから、基体11の右側を指向
して湾曲する略U字状に、パンチで切り込んで形成され
ており、基体11の左端側と中央側に横に2列に、ま
た、スリット30、40の段と段とのほぼ中間位置に、
縦に3段に、合計6個形成されている。また、スリット
60は、図5(b)に示すように、上下に並ぶ起点G,
Hから、基体11の左側を指向して湾曲する略U字状
に、パンチで切り込んで形成されており、それぞれスリ
ット50と対向するように、基体11の右側と中央側に
2列に、縦に3段に、合計6個形成されている。スリッ
ト50、60により、基体11の右側あるいは左側を指
向した小形の切り起こし片52、62が形成され、これ
らのスリット50、60に、シート状部を差し込むこと
により、切り起こし片52、62は、起点E,F及び起
点G,Hの間の基体11の部分を基部として、それぞれ
の切り起こし片52,62の下面にシート状部を挟むこ
とができるようになっている。
に、上下に並ぶ起点E,Fから、基体11の右側を指向
して湾曲する略U字状に、パンチで切り込んで形成され
ており、基体11の左端側と中央側に横に2列に、ま
た、スリット30、40の段と段とのほぼ中間位置に、
縦に3段に、合計6個形成されている。また、スリット
60は、図5(b)に示すように、上下に並ぶ起点G,
Hから、基体11の左側を指向して湾曲する略U字状
に、パンチで切り込んで形成されており、それぞれスリ
ット50と対向するように、基体11の右側と中央側に
2列に、縦に3段に、合計6個形成されている。スリッ
ト50、60により、基体11の右側あるいは左側を指
向した小形の切り起こし片52、62が形成され、これ
らのスリット50、60に、シート状部を差し込むこと
により、切り起こし片52、62は、起点E,F及び起
点G,Hの間の基体11の部分を基部として、それぞれ
の切り起こし片52,62の下面にシート状部を挟むこ
とができるようになっている。
【0017】次に、図1、図6及び7に基づいて、この
ように形成した台紙10の使用に際しての作用について
説明する。図1には、本実施例の台紙10の使用状態の
平面図が示されている。この図に示すように、本実施例
の台紙10には、例えば、3種類の異なる形状の物品7
0、80、90を繰り返し脱着可能に取り付けすること
ができる。図1に示すように、物品70は、シート状の
基材72の中央寄りに、透明プラスチックのカバー74
が取り付けられており、物品70の外周側は、いずれも
基材72のみの状態、すなわち、シート状部となってい
る。そして、このカバー74により、カバー74の内側
と基材72との間には、はさみ76をちょうど保持でき
るようなスペースが形成されており、このスペースに、
はさみ76が包装されている。なお、図示はしないが、
この物品70の上端側中央には、棒を貫通させる小さな
孔部が開口されており、配列棚に棒を介して配列できる
ようになっている。
ように形成した台紙10の使用に際しての作用について
説明する。図1には、本実施例の台紙10の使用状態の
平面図が示されている。この図に示すように、本実施例
の台紙10には、例えば、3種類の異なる形状の物品7
0、80、90を繰り返し脱着可能に取り付けすること
ができる。図1に示すように、物品70は、シート状の
基材72の中央寄りに、透明プラスチックのカバー74
が取り付けられており、物品70の外周側は、いずれも
基材72のみの状態、すなわち、シート状部となってい
る。そして、このカバー74により、カバー74の内側
と基材72との間には、はさみ76をちょうど保持でき
るようなスペースが形成されており、このスペースに、
はさみ76が包装されている。なお、図示はしないが、
この物品70の上端側中央には、棒を貫通させる小さな
孔部が開口されており、配列棚に棒を介して配列できる
ようになっている。
【0018】さらに、この台紙10には、物品80が取
り付けられている。物品80は、商品がスティック状の
のり82であり、長方形の紙製のシート状の基材84の
全体を覆うとともに、ほぼのり82の外形形状に倣った
ドーム部を有する透明プラスチックのカバー86が接着
されて、のり82を収納し、包装できるようになってい
る。この物品80は、物品70に比して細長状となって
いるが、物品70と同様に、外周側はシート状部となっ
ている。
り付けられている。物品80は、商品がスティック状の
のり82であり、長方形の紙製のシート状の基材84の
全体を覆うとともに、ほぼのり82の外形形状に倣った
ドーム部を有する透明プラスチックのカバー86が接着
されて、のり82を収納し、包装できるようになってい
る。この物品80は、物品70に比して細長状となって
いるが、物品70と同様に、外周側はシート状部となっ
ている。
【0019】さらに、物品90は、商品である三角定規
92と、長方形の紙製のシート状の基材94と、基材9
4の中央側で三角定規92を覆うフィルム96とから構
成され、外周側はシート状部となっている。さらに、こ
の物品90にあっては、台紙94の上端側に、掛止棒に
掛けるための孔部96が開口されている。
92と、長方形の紙製のシート状の基材94と、基材9
4の中央側で三角定規92を覆うフィルム96とから構
成され、外周側はシート状部となっている。さらに、こ
の物品90にあっては、台紙94の上端側に、掛止棒に
掛けるための孔部96が開口されている。
【0020】次に、これらの物品70〜90を取り付け
する場合について説明する。物品70をこの台紙10に
取り付けるには、上下に並ぶ2個のスリット30によっ
て形成された切り起こし片32と、そのすぐ下段の切り
起こし片34とを使用するとともに、スリット50,6
0によって形成された切り起こし片52、62を使用す
る。すなわち、図1及び図6の断面図に示すように、物
品70の上下辺部を、上下のスリット30に差し込み、
それぞれ切り起こし片32、34により押圧保持してい
る。また、物品70の左右辺部を、スリット50,60
に差し込み、切り起こし片52,62により押圧保持す
る。
する場合について説明する。物品70をこの台紙10に
取り付けるには、上下に並ぶ2個のスリット30によっ
て形成された切り起こし片32と、そのすぐ下段の切り
起こし片34とを使用するとともに、スリット50,6
0によって形成された切り起こし片52、62を使用す
る。すなわち、図1及び図6の断面図に示すように、物
品70の上下辺部を、上下のスリット30に差し込み、
それぞれ切り起こし片32、34により押圧保持してい
る。また、物品70の左右辺部を、スリット50,60
に差し込み、切り起こし片52,62により押圧保持す
る。
【0021】また、物品80は、物品70に比較して、
全体に細長状であり、その上下辺部を、スリット30に
差し込んで、上辺部を切り起こし片32で押さえ、下辺
部を切り起こし片34で押さえることにより、台紙10
に取り付けられている(図7参照)。そして、物品90
は、この孔部96に切り起こし片42を差し込むことに
より、この上側の台紙94部分を、スリット40に差し
込んで、孔部96を切り起こし片42に掛止するととも
に、孔部96の上縁部分を切り起こし片42で押さえ
て、物品90を台紙10に取り付けられている(図4参
照)。
全体に細長状であり、その上下辺部を、スリット30に
差し込んで、上辺部を切り起こし片32で押さえ、下辺
部を切り起こし片34で押さえることにより、台紙10
に取り付けられている(図7参照)。そして、物品90
は、この孔部96に切り起こし片42を差し込むことに
より、この上側の台紙94部分を、スリット40に差し
込んで、孔部96を切り起こし片42に掛止するととも
に、孔部96の上縁部分を切り起こし片42で押さえ
て、物品90を台紙10に取り付けられている(図4参
照)。
【0022】このように、この台紙10によれば、スリ
ット30〜60により切り起こし片32、34、42、
52、62が形成されているために、物品70〜90の
シート状部である上下辺部や左右辺部を差し込むことが
容易である。しかも、物品70〜90のシート状部の角
部でなく、直線部であっても、容易にスリット30〜6
0に差し込むことができるという利点がある。さらに、
スリット30〜60は、それぞれ異なる形状に形成さ
れ、しかも、分散して配置されているために、物品70
〜90のいろんな箇所をいろんな状態で保持することが
可能であり、物品70〜90の重さや形状、配置等を考
慮して、取り付けするのに適したスリット30〜60を
選択することができる。したがって、確実に、物品70
〜90を台紙10に取り付けすることができる。
ット30〜60により切り起こし片32、34、42、
52、62が形成されているために、物品70〜90の
シート状部である上下辺部や左右辺部を差し込むことが
容易である。しかも、物品70〜90のシート状部の角
部でなく、直線部であっても、容易にスリット30〜6
0に差し込むことができるという利点がある。さらに、
スリット30〜60は、それぞれ異なる形状に形成さ
れ、しかも、分散して配置されているために、物品70
〜90のいろんな箇所をいろんな状態で保持することが
可能であり、物品70〜90の重さや形状、配置等を考
慮して、取り付けするのに適したスリット30〜60を
選択することができる。したがって、確実に、物品70
〜90を台紙10に取り付けすることができる。
【0023】また、このように取り付けした物品70〜
90を台紙10から取り外す場合には、物品70〜90
の取り付け位置をずらすように、物品70〜90の基材
部分等を動かして、それぞれのスリット30、40、5
0、60から上下辺部や左右辺部を抜くようにする。こ
の結果、簡単に、物品70〜90を台紙10から取り外
すことができる。また、この取り外しの際、物品70〜
90は何ら、傷が付くこともなく、台紙10にも、再使
用不可能なダメージが付与されることもない。
90を台紙10から取り外す場合には、物品70〜90
の取り付け位置をずらすように、物品70〜90の基材
部分等を動かして、それぞれのスリット30、40、5
0、60から上下辺部や左右辺部を抜くようにする。こ
の結果、簡単に、物品70〜90を台紙10から取り外
すことができる。また、この取り外しの際、物品70〜
90は何ら、傷が付くこともなく、台紙10にも、再使
用不可能なダメージが付与されることもない。
【0024】したがって、この台紙10は、繰り返しの
使用に長期間耐えることができ、経済性に優れるととも
に、随時、物品の付け替えが可能であるため、陳列商品
の変更や、配置の変更に十分に対応することができる。
さらに、この台紙10には、複数種類の切り起こし片3
2、34、42、52、62が、分散して配置形成され
ているため、一種類の台紙10で、多種類の物品の陳列
に対応することができる。また、多種類の物品を組み合
わせて陳列することも容易に行うことができる。
使用に長期間耐えることができ、経済性に優れるととも
に、随時、物品の付け替えが可能であるため、陳列商品
の変更や、配置の変更に十分に対応することができる。
さらに、この台紙10には、複数種類の切り起こし片3
2、34、42、52、62が、分散して配置形成され
ているため、一種類の台紙10で、多種類の物品の陳列
に対応することができる。また、多種類の物品を組み合
わせて陳列することも容易に行うことができる。
【図1】本実施例の台紙の使用状態を示す図である。
【図2】本実施例の台紙の全体を示す図である。
【図3】スリットの拡大図である。
【図4】スリットの拡大図である。
【図5】スリットの拡大図である。
【図6】図1のa−a断面を示す図である。
【図7】図1のb−b断面を示す図である。
【図8】外周側にシート状部を有する物品の例を示す図
である。
である。
10 台紙 11 基体 30、40、50、60 スリット 70、80、90 物品 32、34、42、52、62 切り起こし片
Claims (3)
- 【請求項1】外周側にシート状部を有する物品を取り付
けるための台紙であって、 前記台紙を構成するシート状の基体に設けたスリット
に、前記シート状部を差し込むことにより、前記物品を
取り付けすることを特徴とする物品陳列用台紙。 - 【請求項2】前記スリットは、前記基体の一部を切り起
こし片に形成可能に設けることを特徴とする請求項1に
記載の物品陳列用台紙。 - 【請求項3】請求項1又は2において、異なる形状のス
リットを基体に分散して設けることを特徴とする物品陳
列用台紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7203394A JPH0947339A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 物品陳列用台紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7203394A JPH0947339A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 物品陳列用台紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947339A true JPH0947339A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16473326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7203394A Pending JPH0947339A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 物品陳列用台紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947339A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005192765A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Okamura Corp | 商品陳列棚 |
JP2005198850A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | S T Chem Co Ltd | 陳列具 |
-
1995
- 1995-08-09 JP JP7203394A patent/JPH0947339A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005192765A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Okamura Corp | 商品陳列棚 |
JP2005198850A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | S T Chem Co Ltd | 陳列具 |
JP4509580B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2010-07-21 | エステー株式会社 | 陳列具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990413 |