JPH0947167A - 育苗箱播種装置の灌水制御機構 - Google Patents
育苗箱播種装置の灌水制御機構Info
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- JPH0947167A JPH0947167A JP7202496A JP20249695A JPH0947167A JP H0947167 A JPH0947167 A JP H0947167A JP 7202496 A JP7202496 A JP 7202496A JP 20249695 A JP20249695 A JP 20249695A JP H0947167 A JPH0947167 A JP H0947167A
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Abstract
ていない位置で薬液が無駄に吐出される割合を低下し、
薬液の無駄な使用を減少させる。また、薬液を均一に散
布出来るようにする。 【解決手段】 育苗箱Hが床土供給装置Dの床土落下位
置を通過する部分に育苗箱センサーSを設け、該育苗箱
センサーのONと共に、床土供給装置から床土の供給を
開始し、同時に灌水装置Kから灌水を開始すべく構成
し、最後の育苗箱が育苗箱センサー部分を通過して、育
苗箱センサーがOFFとなると、床土供給装置の床土の
供給を停止し、かつ、育苗箱が灌水装置を通過したこと
を検出する灌水終了センサーU通過後に灌水装置を停止
し、更に灌水終了センサー通過前に、育苗箱センサーが
再度ONした場合には、灌水装置の灌水を停止しないよ
うに構成した。
Description
育苗箱に、床土供給装置により自動的に床土を供給し、
灌水装置により灌水し、播種装置により播種する育苗箱
播種装置の灌水制御機構に関する。
関する技術は公知とされているのである。例えば、実開
昭50−135620号公報や、特開昭62−1340
13号公報に記載の技術の如くである。
装置において、灌水される液は単なる水道水ではなく、
肥料や薬剤を溶解させた薬液である。故に、この薬液を
無駄に垂れ流すことは、肥料や薬剤を捨てることとな
り、薬液の消費量を必要以上に増加させることとなるの
である。しかし、育苗箱播種装置においては、常時、育
苗箱が順調に連続して流れているわけではなくて、途中
で育苗箱の搬送不具合や、次の育苗箱の用意に時間が掛
かったりして、間が生じ、育苗箱が連続して流れずに途
切れることが多いのである。これらの育苗箱が途切れた
場合に、その都度、手動により灌水装置を停止すること
は、オペレーターにとっては面倒な運転操作となるので
ある。
ぐに灌水装置の駆動を停止するのではなくて、一定の距
離を通過した場合には灌水装置を停止すべく構成してい
る。即ち、停止と灌水を短い範囲で繰り返すと、充分に
薬液の吐出が開始されない間に、育苗箱が移動する為
に、灌水ムラが発生するので、停止・灌水を繰り返し行
うが、灌水ムラは発生させずに、かつ薬液の無駄な浪費
は発生しないように制御するものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。育苗箱Hが床土供給装置Dの床土落
下位置を通過する部分に育苗箱センサーSを設け、該育
苗箱センサーSのONと共に、床土供給装置Dから床土
の供給を開始し、同時に灌水装置Kから灌水を開始すべ
く構成し、最後の育苗箱Hが育苗箱センサーS部分を通
過して、育苗箱センサーSがOFFとなると、床土供給
装置Dの床土の供給を停止し、かつ育苗箱Hが灌水装置
Kを通過したことを検出する灌水終了センサーUにより
灌水を停止すると共に、該灌水終了センサーUのON以
前に育苗箱センサーSが再度ONした場合には、灌水装
置Kの灌水を停止しないように構成したものである。
る。図1は本発明の育苗箱播種装置の全体斜視図、図2
は同じく本発明の育苗箱播種装置の全体側面図、図3は
本発明の育苗箱播種装置の灌水制御機構を示す側面図で
ある。
体的な構成を説明する。搬送フレーム1の間に、駆動ロ
ーラー2が連続的に架設されている。該駆動ローラー2
は駆動モータにより強制回転されており、該左右の搬送
フレーム1の間で、駆動ローラー2の上に、載置された
育苗箱Hは、一定の速度で、育苗箱供給装置Aから、床
土供給装置D、床土均平装置F、灌水装置K、播種装置
Gと順に一定の速度で供給される。
苗箱Hが重ねて供給され、下から順番に駆動ローラー2
の回転により、床土供給装置Dの方向に搬送されると、
上方の段の育苗箱Hが下降して、次々と連続的に育苗箱
Hが、搬送フレーム1の上に供給されるように構成して
いる。
時新たに床土が供給されており、また次段の床土均平装
置Fにおいて、必要以上に過剰に供給された床土が掻き
落とされるので、この掻き落としにより落下した床土
と、床土供給装置Dの部分で零れた床土等を床土回収装
置10により回収して、再度床土供給装置Dに供給すべ
く構成している。
床土を供給するのであるが、育苗箱Hの内部で床土は均
一な高さに供給されている必要があり、床土均平装置F
において、過剰部分を均して不足部分に補給し、それ以
上の余剰の床土は床土回収装置10に落下させている。
また該床土均平装置Fの部分には、育苗箱Hの隅部の床
土が高く盛り上がりがちであるので、この部分の均平化
を図る装置が設けられている。
れた育苗箱Hが、次に灌水装置Kの下方を通過し、肥料
や薬剤等が溶け込んだ薬液を灌水される。そして灌水後
の育苗箱Hの内部に、一定量ずつ播種装置Gから種子が
播種されるのである。該播種装置Gの後に、再度床土供
給装置を設け、覆土を行う構成としている。
図3に示す如く、育苗箱播種装置の灌水制御機構を構成
したものである。本発明は、搬送フレーム1の部分にお
いて、床土供給装置Dの床土落下位置近傍に育苗箱Hの
先端が位置した時にONするように、育苗箱センサーS
を設けたのである。図3においては、床土供給装置Dの
下部には、床土ベルトコンベア4が設けられており、該
床土ベルトコンベア4の上の床土が落下するコンベアプ
ーリー3の下方の位置に、育苗箱センサーSを配置して
いる。該育苗箱センサーSの先端は、育苗箱Hが駆動ロ
ーラー2により搬送されて、該位置に至るとONとな
り、該育苗箱Hが通過してしまうまで、ずっとONの状
態を続けるのである。
て、途切れることなく育苗箱Hが床土供給装置Dの下方
を通過する場合には、該育苗箱センサーSは常時ONの
状態を続行するのである。そして該育苗箱センサーSか
ら、一定距離T1だけ育苗箱Hが搬送された位置に灌水
装置Kの先端が位置している。該床土供給装置Dは前述
の床土ベルトコンベア4の駆動・非駆動の切換により、
床土の供給・停止を切り換えることが出来るように構成
されており、育苗箱センサーSがONとなった時点で、
該床土ベルトコンベア4もONとなり、合わせて、灌水
装置Kに薬液を供給する灌水ポンプPの駆動モータもO
Nとなるのである。
灌水装置Kの先端までの間に一定距離T1を置いたこと
により、灌水ポンプPの回転の開始から、吐出開始、次
に薬液吐出パイプ5を通過して、灌水装置Kの吐出口6
に至り、ムラの無い薬液吐出状態を得るまでの、時間を
稼ぐことが出来るように構成することが出来るのであ
る。
ーSに至ったと同時に、床土ベルトコンベア4が駆動し
て、コンベアプーリー3の部分から床土が落下し、育苗
箱Hの先端から徐々に床土を投入しはじめる。それと同
時に灌水ポンプPの回転が開始し、吐出口6からムラ無
く薬液が吐出を開始するころには、床土を供給され、床
土均平装置Fにおいて、余剰の土壌を掻き落とした育苗
箱Hが灌水装置Kの下方に至るのである。
通過した位置に育苗箱Hが灌水装置Kを通過したことを
検出する灌水終了センサーUを設け、育苗箱Hが灌水装
置Kを通過する距離T2を得ている。該一定距離T1と
一定距離T2の関係は、 一定距離T1<一定距離T2 に構成している。そして、前記育苗箱センサーSが、育
苗箱Hの後端の通過と共に、OFFとなり、OFFとな
った後、育苗箱Hが灌水装置Kを通過したことを検出す
る灌水終了センサーUに至る時間、即ち、育苗箱Hが灌
水装置Kを通過した距離T2を通過すると、その時点で
は、略育苗箱Hは灌水装置Kを通過し終えているので、
灌水ポンプPを停止すべく構成しているのである。
った後、育苗箱Hが灌水装置Kを通過したことを検出す
る灌水終了センサーUに至る時間、即ち、育苗箱Hが灌
水装置Kを通過した距離T2を通過する前に、再度育苗
箱センサーSがONとなった場合、即ち、次の育苗箱H
が搬送されて来た場合には、灌水装置Kの灌水ポンプP
の停止をしないように設定したものである。
ような効果を奏するである。第1に、灌水装置Kに薬液
を供給する灌水ポンプPの駆動を、育苗箱Hの通過位置
に合わせてON−OFFすることにより、育苗箱Hが搬
送されていない位置で薬液が無駄に吐出される割合が低
下し、薬液の無駄な使用を減少させることが可能となっ
たのである。第2に、育苗箱センサーSにより、育苗箱
Hの先端が床土供給位置に来たことを検出し、該育苗箱
センサーSにより、床土供給装置Dと灌水装置Kの両方
のON−OFF制御を行うことが出来るので、1個の育
苗箱センサーSにより、床土供給装置Dと灌水装置Kの
両方の制御を行うことが可能となったのである。第3
に、育苗箱Hが床土の落下位置に至ったことを育苗箱セ
ンサーSにより検出すると同時に、灌水装置Kの灌水ポ
ンプPの駆動を開始すべく構成したので、灌水ポンプP
の回転の開始から、吐出開始、次に薬液吐出パイプ5を
通過して、灌水装置Kの吐出口6に至り、ムラの無い薬
液吐出状態を得るまでの、時間を稼ぐことが出来るよう
に構成することが出来、薬液の均一な散布を得ることが
可能となったのである。
側面図。
離 T2 育苗箱センサーSから育苗箱Hが灌水装置Kを通
過する距離 U 灌水終了センサー 1 搬送フレーム 2 駆動ローラー
Claims (1)
- 【請求項1】 育苗箱Hが床土供給装置Dの床土落下位
置を通過する部分に育苗箱センサーSを設け、該育苗箱
センサーSのONと共に、床土供給装置Dから床土の供
給を開始し、同時に灌水装置Kから灌水を開始すべく構
成し、最後の育苗箱Hが育苗箱センサーS部分を通過し
て、育苗箱センサーSがOFFとなると、床土供給装置
Dの床土の供給を停止し、かつ育苗箱Hが灌水装置Kを
通過したことを検出する灌水終了センサーUにより灌水
を停止すると共に、該灌水終了センサーUのON以前に
育苗箱センサーSが再度ONした場合には、灌水装置K
の灌水を停止しないことを特徴とする育苗箱播種装置の
灌水制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202496A JPH0947167A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 育苗箱播種装置の灌水制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202496A JPH0947167A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 育苗箱播種装置の灌水制御機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947167A true JPH0947167A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16458458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7202496A Pending JPH0947167A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 育苗箱播種装置の灌水制御機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947167A (ja) |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7202496A patent/JPH0947167A/ja active Pending
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