JP2018102256A - 播種機 - Google Patents

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Yoichi Watabe
陽一 渡部
誠二 和田
Seiji Wada
誠二 和田
楠瀬 厚雄
Atsuo Kususe
厚雄 楠瀬
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Abstract

【課題】播種量を調整可能であるとともに育苗箱に均一に播種できる播種機を提供することを目的とする。
【解決手段】播種機11は、上面が開口して種子を受ける種子ホッパー60と、種子ホッパー60から種子を受けて育苗箱17に投下する繰り出しローラ62,621とを備える。種子ホッパー60下側が二股に形成されており、2つの種子供給口64が前後に設けられている。繰り出しローラ62,621が、搬送方向に沿って前後一対に配置されており、前後一対の繰り出しローラ62,621が、ローラ径が異なるとともに2つのローラ駆動モータ63,631により独立して回転駆動されており、前後一対の繰り出しローラ62,621の回転が互いに逆となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、育苗箱への土入れ及び播種及び覆土などの播種作業を行う播種施設に据え付けられる播種装置における播種機に関する。
従来、播種施設において、複数の育苗箱を搬送しながら順番に土入れ、播種及び覆土を行う播種装置が設置されている。このような播種装置における播種機は、ホッパーで受けた種子を繰り出しローラを回転させて投下することで、土入れ機で床土が投入された育苗箱に対して播種する(特許文献1参照)。また、播種作業の効率化を図るべく、2つの繰り出しローラを並べて配置した播種機が提案されている(特許文献2参照)。
特許第3963877号公報 特開昭64−51011号公報
しかしながら、特許文献1は、単一の繰り出しローラにより播種作業を実行する構成であるため、播種量が多くなる場合には、繰り出しローラの回転速度を速める必要があり、繰り出しローラを駆動するモータの能力によっては播種量に限界が生じる。そのため、播種量に応じて複数のロールユニットを準備し、播種量を変えるたびに交換する必要があり、作業が繁雑なものとなる。
また、特許文献2は、2つの繰り出しローラを並べて配置した構造を備えるものの、2つの繰り出しローラを同一方向に回転させるため、育苗箱の移動方向に対して偏って播種されてしまい、精度良く且つ均一に種子を播種することが困難である。更に、特許文献2では、播種装置における播種機の設置面積が大きくなり、既存の播種施設での組み込みが困難となる場合がある。
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施した播種機を提供することを技術的課題としている。
本願発明は、上面が開口して種子を受ける種子ホッパーと、前記種子ホッパーから種子を受けて育苗箱に投下する繰り出しローラとを備える播種機であって、前記種子ホッパー下側が二股に形成されて、2つの種子供給口が前後に設けられるとともに、前記繰り出しローラが、搬送方向に沿って前後一対に配置されており、前後一対の前記繰り出しローラが、ローラ径が異なるとともに2つのローラ駆動モータにより独立して回転駆動されており、前後一対の前記繰り出しローラの回転が互いに逆となるものである。
上記播種機において、前記種子ホッパーが、種子受け口を上方に備えるとともに底部に一方の種子供給口を備えた種子受けホッパーに、底部に他方の種子供給口を備えた中継ホッパーを連結して構成されており、前記種子受けホッパーと前記中継ホッパーとの連結部分を開閉するシャッターを備えるものとしてもよい。
上記播種機において、大径の前記繰り出しローラと前記種子受けホッパーにより主播種機構が構成される一方、小径の前記繰り出しローラと前記中継ホッパーにより補助播種機構が構成されており、前記補助播種機構が前記主播種機構に後付け可能に構成されているものとしてもよい。
上記播種機において、前記補助播種機構が前記主播種機構に対して前記育苗箱搬送方向の下流側に配置されており、前記補助播種機構が、種子落とし機と一体に構成されるとともに、前記種子落とし機の種子落としブラシが小径の前記繰り出しローラと共に前記ローラ駆動モータにより回転駆動されるものとしてもよい。
本願発明によると、育苗箱の移動方向に沿って前後対称となるように、互いに回転方向が異なる2つの繰り出しローラを並べて配置するので、播種量が多い場合でもローラ駆動モータへの負荷を抑えられるものでありながら、育苗箱に対して均一に種子を播種できる。また、前後一対の繰り出しローラの回転方向を逆方向とすることで、育苗箱の搬送方向に対して、前後一対の繰り出しローラそれぞれからの播種方向が逆になるため、育苗箱の前後隅での播種不足を解消できる。
本願発明によると、互いに回転方向が異なる2つの繰り出しローラを並べて配置し、2つのローラ駆動モータを個々に制御して、繰り出しローラの回転速度を個々に設定するので、播種量の多少に関わらず、育苗箱に対して均一に種子を播種できる。また、個々の繰り出しローラの回転数を制御でき、播種量を精度良く調整可能であるとともに、播種量が多い場合でもローラ駆動モータへ負荷を軽減できる。育苗箱の搬送方向に対して、各繰り出しローラからの播種方向が異なるため、育苗箱の隅側での播種不足を解消できる。更に、育苗箱への播種量が少ない場合、シャッターを閉じるとともに、一方の繰り出しローラのみを駆動させるものとして、省電力化を図れる。
本願発明によると、育苗箱への播種量が少ない場合、シャッターを閉じるとともに、一方の繰り出しローラのみを駆動させるものとして、省電力化を図れる。また、補助播種機が、小径の繰り出しローラと中継ホッパーで構成することで、主播種機構を既存の播種機で構成した場合、補助播種機構を後付けするだけで、密苗方式のような高密度の播種を実行可能な播種機を容易に構成できる。
本願発明によると、播種後の育苗箱の側縁の種子を掻き落とす種子落とし機を播種機と別体で設ける必要がなく、播種機を備える播種ユニット及び播種装置を小型化でき、既存の播種施設に設置可能となる。また、補助播種機が、小径の前繰り出しローラと種子落とし機を前後に配置した構成とすることで、主播種機構を既存の播種機で構成するとともに補助播種機構を後付けするだけで、密苗方式にも対応可能な播種機を容易に構成できる。
本願発明の実施形態となる播種施設の全体構成を示す概略平面図である。 同播種施設のうちの播種作業室の概略側面図である。 同播種施設における播種装置の構成を示す外観斜視図である。 同播種装置の右側面図である。 同播種装置の平面図である。 同播種装置における搬送上流部分の左側面図である。 同播種装置における搬送下流流部分の左側面図である。 同播種装置における播種ユニットの右側面図である。 同播種ユニットにおける搬送上流部分の平面図である。 同播種ユニットにおける搬送下流部分の平面図である。 同播種ユニットにおける播種機の内部構造を示す平面図である。 同播種機の側面断面図である。 同播種機の分解図である。 同播種機の側面図である。 同播種機の播種動作を示す説明図である。
1.播種施設の全体構成
以下に、本願発明を具備した播種施設の全体構成について、図面に基づいて説明する。図1は、播種施設を示す概略平面図であり、図2は、播種施設における播種作業室の概略側面図であり、図3は、播種施設における種籾搬送機構の概略正面図である。
図1に示す如く、播種施設は、種子(種籾など)を水に浸漬させて催芽する浸種槽や塩水消毒槽などを備える種子処理室1と、床土及び覆土を形成する原料土や床土に混合させる肥料及び農薬などを格納する培土置室2と、育苗箱17に床土、種子、及び覆土を供給する播種装置8が設置された播種作業室3と、播種作業室3で播種済みとなった育苗箱17が搬入されて出芽させる出芽室4と、出芽室4で出芽した育苗箱17が搬入されて一定期間育苗する緑化室5とで構成されている。なお、出芽室4及び緑化室5は、引戸などで仕切られており、稲苗並びに各種野菜の苗の発育に応じた温度及び湿度に調節するように構成されている。
図1及び図2に示す如く、播種作業室3において、播種装置8は、育苗箱17を搬送する播種用搬送コンベヤ(搬送装置)9と、播種用搬送コンベヤ9を搬送される育苗箱17に床土を投入する土入れ機(床土供給装置)10と、床土が敷き詰められた育苗箱17に種子を播種する播種機(種子供給装置)11と、種子が播種された育苗箱17に覆土を投入する覆土機(覆土供給装置)12とを備える。また、培土置室2から供給される床土を貯留する床土タンク14が、土入れ機10上方に設けられ、種子処理室1で催芽処理された種子(催芽籾)を貯留する種子タンク15が、播種機11上方に設けられ、培土置室2から供給される覆土を貯留する覆土タンク16が、覆土機12上方に設けられている。
図2に示す如く、播種施設の1階フロアにおいて、播種作業室3が構成されており、播種施設の2階フロアでは、洗浄された空の育苗箱17が多段に積み重ねられた積層状育苗箱17Aが、ストックコンベヤ(図示省略)上で保管されている。ストックコンベヤの終端には、一組の積層状育苗箱17Aを受けて待機させる待機コンベヤ19が設置され、待機コンベヤ19は、播種施設の2階フロアから1階フロアへ一組の積層状育苗箱17Aを下降させる育苗箱自動供給装置20と連結している。育苗箱自動供給装置20は、積層状育苗箱17Aを下降するリフト21と、1階フロアに下降された積層状育苗箱17Aから育苗箱17を1箱ずつ分離して播種装置8に供給する育苗箱分離供給機22とを備える。
播種用搬送コンベヤ9の送り始端側に育苗箱自動供給装置20の育苗箱分離供給機22を配設させており、育苗箱分離供給機22から順次送り出される育苗箱17が、播種用搬送コンベヤ9に供給される。一方、播種用搬送コンベヤ9の送り終端側に箱排出コンベヤ23が配設されており、箱排出コンベヤ23から送出される播種済みの育苗箱17が育苗台車24に積重ね搭載される。播種済みの育苗箱17を搭載した育苗台車24が、次工程の出芽室4に搬送されると、出芽室4内に所定期間保管される。出芽室4内で出芽した育苗箱17を搭載した育苗台車24は、次工程の緑化室5に搬送され、苗が所定の大きさまで育成されるまで緑化室5に保管される。なお、育苗台車24が、苗の育成状態に応じて出芽室4と緑化室5とで異なるものとされる場合、出芽室4で出芽した育苗箱17が、出芽室4用の育苗台車(出芽台車)24から、緑化室5用の育苗台車(緑化台車)24に積み替えられる。
2.播種装置
次いで、播種作業室3に設置される播種装置8について、図3〜図7を参照して、以下に説明する。図3〜図7に示す如く、播種装置8は、床土コンベヤ9A上に土入れ機10を設置した床土ユニット8Aと、播種コンベヤ9B上に播種機11を設置した播種ユニット8Bと、覆土コンベヤ9C上に覆土機12を設置した覆土ユニット8Cとを直列に連結して構成されている。すなわち、播種装置8は、育苗箱17の搬送方向に従って、床土ユニット8A、播種ユニット8B、覆土ユニット8Cの順に連結されて構成されている。なお、以下の説明において、図3などに示す如く、播種用搬送コンベヤ9の搬送方向を前後方向とし、播種用搬送コンベヤ9の幅方向を左右方向とする。
また、播種用搬送コンベヤ9は、ユニット8A〜8C毎に分離可能に構成されており、床土コンベヤ9A、播種コンベヤ9B、及び覆土コンベヤ9Cが連結されることで、育苗箱分離供給機22からの育苗箱17を搬送する搬送装置として構成される。すなわち、床土コンベヤ9Aの搬送方向終端側と播種コンベヤ9Bの搬送方向始端側とが中継コンベヤ9Dを介して連結されるとともに、覆土コンベヤ9Cの搬送方向始端側が播種コンベヤ9Bの搬送方向終端側と連結されて、播種用搬送コンベヤ9が構成されている。
各コンベヤ9A〜9Dはそれぞれ、床面より立設された脚フレーム26により支持された左右一対の側縁フレーム27に軸支されたガイドローラ28により、育苗箱17を側縁フレーム27の延設方向に沿って搬送させる。また、床土コンベヤ9Aの搬送始端側における搬入部には、搬入ベルト29が設けられており、育苗箱自動供給装置20から受けた育苗箱17が、床土コンベヤ9Aのガイドローラ28まで誘導される。また、コンベヤ9B〜9Dそれぞれの搬送始端側には、コンベヤ9D,9B,9C,9Aそれぞれの搬送終端側と連結する連結部30が設けられており、この連結部30によりコンベヤ9A〜9Dを連結することで、後述の搬送用駆動モータ37からの動力がコンベヤ9A〜9Dそれぞれのガイドローラ28及び搬入ベルト29に伝達される。
床土ユニット8Aは、床土コンベヤ9Aにおける左右側縁フレーム27上に土入れ機10を架設して構成されており、土入れ機10よりも搬送上流側(後側)の搬入部には、高さ規制部31が設けられている。高さ規制部31は、左右両側で前方下側に向けて斜行するように設けられた規制板の先端を、育苗箱17の左右側壁上面に接触させることで、土入れ機10に搬送する育苗箱17の高さ位置を規制する。これにより、高さ規制部31よりも搬送方向下流側(前側)において、育苗箱17が上下に重なることなく、1箱ずつ連続的に床土コンベヤ9A上を搬送される。
また、床土ユニット8Aの土入れ機10の搬送下流側(前側)には、育苗箱17内の床土を均す均平機32と、育苗箱17の前後隅に堆積した余分な土を均す隅取り機33と、育苗箱17に敷き詰められた床土に散水する灌水機34とが、前側から、灌水機34、隅取り機33、均平機32の順に設けられている。均平機32、隅取り機33、及び灌水機34は、左右側縁フレーム27に架設されており、床土コンベヤ9Aで搬送される育苗箱17が、均平機32、隅取り機33、及び灌水機34それぞれの下方を通過する。
隅取り機33は、育苗箱17の前隅に堆積した土を後方に均すように押圧する前隅取り機33Aと、育苗箱17の後隅に堆積した土を押圧しながら掻き取る後側隅取り機33Bとで構成されている。また、灌水ポンプ35が、灌水機34上方に載置されており、灌水ポンプ35により貯水槽などから吸い上げられた水が灌水機34に供給される。灌水ポンプ35が灌水機34上部に設置されて、灌水ポンプ35を灌水機34と上下一体に構成することで、床土ユニット8Aの小型化を図れるとともに、灌水ポンプ35と灌水機34とを接続する給水経路を短尺化できる。
床土ユニット8Aは、床土コンベヤ9A上を搬送される育苗箱17に対して、まず、土入れ機10により床土が投入されると、育苗箱17に投入された床土表面が均平機32により均される。その後、床土が均された育苗箱17は、前隅取り機33Aを通過して、育苗箱17前隅の余分な土が掻き取られるか押圧された後、後隅取り機33Bを通過して、育苗箱17後隅の余分な土が掻き取られるか押圧されて、育苗箱17における前後隅の床土の高さが均される。このようにして床土が均一に敷き詰められた育苗箱17が、床土コンベヤ9Aにより灌水機34に搬送されると、灌水ポンプ35を通じて灌水機34に供給された水が育苗箱17の床土表面に噴霧される。
播種ユニット8Bは、播種コンベヤ9Bにおける左右側縁フレーム27上に播種機11を架設して構成されており、播種機11よりも搬送上流側(後側)には、播種コンベヤ9B上方にコントローラ36が設置される一方、播種コンベヤ9B下方に搬送用駆動モータ37が設置される。また、育苗箱17の外周縁に周設された前後左右の側壁上面の種子を掃き落とす種子落とし機38が、播種ユニット8Bの播種機11の搬送下流側(前側)において播種機11と一体に設置されている。コントローラ36及び種子落とし機38は、左右側縁フレーム27に架設されており、播種コンベヤ9Bで搬送される育苗箱17が、コントローラ36及び種子落とし機38それぞれの下方を通過する。
コントローラ36は、土入れ機10、播種機11、覆土機12、灌水ポンプ35、及び搬送用駆動モータ37と電気的に接続しており、播種機11、覆土機12、灌水ポンプ35、及び搬送用駆動モータ37それぞれの駆動を制御する。すなわち、コントローラ36は、土入れ機10及び覆土機12それぞれの動作を制御することで、育苗箱17に投入される床土量及び覆土量を調整し、播種機11の動作を制御することで、育苗箱17への播種量を調整し、灌水ポンプ35の動作を制御することで、灌水機34,39による育苗箱17への灌水量を調整する。また、コントローラ36は、搬送用駆動モータ37の動作を制御することで、播種用搬送コンベヤ9による育苗箱17の搬送速度を調整する。
搬送用駆動モータ37は、コントローラ36からの信号を受けて駆動するとともに、その回転速度が制御される。搬送用駆動モータ37からの回転動力が、動力伝達機構42を通じて、播種ユニット8Bの側縁フレーム27に設けられた搬送チェーン41に伝達されることで、ガイドローラ28を回転させる。また、播種装置8における各連結部30には、動力中継機構43が設けられており、各コンベヤ9A〜9Dそれぞれにおける搬送チェーン41に、搬送用駆動モータ37からの回転動力が伝達される。これにより、各コンベヤ9A〜9Dにおけるガイドローラ28が回転するとともに、均平機32、種子落とし機38、及び覆土落とし機40それぞれが動作する。
播種ユニット8Bは、灌水後の床土が敷き詰められた育苗箱17を、床土ユニット8Aの床土コンベヤ9Aから、中継コンベヤ9Dを介して、播種コンベヤ9Bで受けて、播種機11下方へ育苗箱17を搬送する。播種コンベヤ9Bが育苗箱17を搬送することで、育苗箱17が、播種機11及び種子落とし機38下方を通過する。これにより、育苗箱17に種子が播種機11で播種された後、育苗箱17の側壁上面に播かれた種子が種子落とし機38で掃き落とされる。
覆土ユニット8Cは、覆土コンベヤ9Cにおける左右側縁フレーム27上に覆土機12を架設して構成されており、覆土機12よりも搬送上流側(後側)に、灌水ポンプ35から給水される灌水機39が設置される一方、覆土機12よりも搬送下流側(前側)に、育苗箱17における前後左右の側壁上面の覆土を掃き落とす覆土落とし機40が設置される。コントローラ36及び覆土落とし機40は、左右側縁フレーム27に架設されており、覆土コンベヤ9Cで搬送される育苗箱17が、灌水機39及び覆土落とし機40それぞれの下方を通過する。
覆土ユニット8Cは、播種後の育苗箱17を、播種ユニット8Bの播種コンベヤ9Bから、覆土コンベヤ9Cで受けて、灌水機39下方へ育苗箱17を搬送する。覆土コンベヤ9Cが育苗箱17を搬送することで、育苗箱17が、灌水機39、覆土機12及び覆土落とし機40下方を通過する。これにより、まず、灌水ポンプ35を通じて灌水機34に供給された水が育苗箱17の播種後の床土表面に散水された後、覆土機12により覆土が育苗箱17に投下される。育苗箱17が覆土機12を通過することで、播種後の床土表面に覆土が敷き詰められると、覆土落とし機40により、育苗箱17の側壁上面に投下された余分な土(覆土)が掃き落とされる。
3.播種ユニット
上述の播種装置8における播種ユニット8Bの詳細について、図7〜図12を参照して以下に説明する。図7〜図12に示す如く、播種ユニット8Bは、中継コンベヤ9Dの終端側と連結部30で連結された播種コンベヤ9Bを備えており、コントローラ36、播種機11、及び種子落とし機38が搬送方向上流側から順に播種コンベヤ9Bに上載されるとともに、コントローラ36下方となる位置に、搬送用駆動モータ37が播種コンベヤ9Bに吊り下げ支持されている。
図7〜図12に示す如く、播種コンベヤ9Bは、前後方向(育苗箱17搬送方向)に沿って平行に延設された2本の側縁フレーム27を床面から立設された脚フレーム26で支持した構成を有している。また、左右一対の側縁フレーム27に対して複数本の梁フレーム44が架設されることで、左右の側縁フレーム27が等間隔となるように設置されており、ガイドローラ28を左右に備えたローラ軸45(播種コンベヤ9B前後端側のローラ軸45F,45Bを含む)が2本の側縁フレーム27両方に回転可能に軸架されている。ローラ軸45は、前後方向に沿って等間隔に配置されており、ローラ軸45の左右両端が左右の側縁フレーム27を貫通して軸支されている。
また、左側縁フレーム27外側(左側)において、搬送チェーン41が側縁フレーム27に沿うようにして張設されており、搬送チェーン41に噛合する搬送スプロケット46がローラ軸45の左端に固定されている。搬送チェーン41は、側縁フレーム27に沿って配置された複数の搬送スプロケット46と、搬送スプロケット46の下側に配置された補助スプロケット47に巻装されている。本実施形態では、側縁フレーム27の前端側、後端側、及び中央の三箇所に、補助スプロケット47が回転可能に軸支されており、搬送チェーン41の上側が、搬送スプロケット46と噛合する一方、搬送チェーン41の下側が、補助スプロケット47と噛合している。
播種コンベヤ9Bにおけるローラ軸45のうち、播種コンベヤ9B前端側(搬送方向下流側)のローラ軸45F及び播種コンベヤ9B後端側(搬送方向上流側)のローラ軸45Bはそれぞれ、その左端を他のローラ軸45の左端よりも左側に突出している。そして、前後端側ローラ軸45F,45Bそれぞれは、搬送スプロケット46よりも左側(外側)に中継スプロケット48を回転不能に軸通している。前端側ローラ軸45Fの中継スプロケット48は、覆土コンベヤ9Cの後端側ローラ軸45Bの中継スプロケット48とともに、その外周に搬送中継チェーン49が巻回されている。同様に、後端側ローラ軸45Bの中継スプロケット48は、中継コンベヤ9Dの前端側ローラ軸45Fの中継スプロケット48とともに、その外周に搬送中継チェーン49が巻回されている。
播種コンベヤ9Bにおける左右の側縁フレーム27前端が、覆土コンベヤ9Cにおける左右の側縁フレーム27後端と、連結ブラケット50で連結されている。同様に、播種コンベヤ9Bにおける左右の側縁フレーム27後端が、中継コンベヤ9Dにおける左右の側縁フレーム27前端と、連結ブラケット50で連結されている。側縁フレーム27前後に固定された連結ブラケット50に補助スプロケット51が回転可能に軸支されている。連結ブラケット50の補助スプロケット51と上述の中継スプロケット48の外周側に、搬送中継チェーン49が周装されることで、播種コンベヤ9Bの前後端に動力中継機構43が構成されている。
播種コンベヤ9Bは、後端側ローラ軸45Bの左端が、前端側ローラ軸45Fの左端よりも左側に突出しており、後端側ローラ軸45Bの左端に、入力スプロケット52が回転不能に軸着されている。すなわち、後端側ローラ軸45Bには、搬送スプロケット46、中継スプロケット48、及び入力スプロケット52が、側縁フレーム27左側(外側)から後端側ローラ軸45Bの左端に向かって順番に配置されている。また、搬送用駆動モータ37のモータ軸53が左側方(外側)に突出しており、モータ軸53の先端(左端)には、出力スプロケット54が回転不能に軸着している。そして、後端側ローラ軸45B左端の入力スプロケット52とモータ軸53先端の出力スプロケット54との外周に、搬送駆動チェーン55が周装されている。
搬送用駆動モータ37は、モータ取付フレーム56を介して、側縁フレーム27に吊り下げ固定されて、後端側ローラ軸45Bの下方位置に配置されている。すなわち、モータ取付フレーム56が、左右の側縁フレーム27の下端にボルト締結されており、搬送用駆動モータ37が、モータ軸53を左側の側縁フレーム27より左側方に向けて突出させるように、モータ取付フレーム56にボルト締結される。また、左側縁フレーム27の左側、及び右側縁フレーム27の右側が、側部カバー57により覆われるとともに、左側縁フレーム27の前後端に設けた連結部30が連結部カバー58で覆われる。
播種コンベヤ9Bでは、搬送用駆動モータ37からの回転動力が、モータ軸53の出力スプロケット54から出力されると、搬送駆動チェーン55を介して、入力スプロケット52に伝達される。搬送用駆動モータ37からの回転動力に基づき、入力スプロケット52が回転すると、入力スプロケット52と後端側ローラ軸45Bで同軸となる搬送スプロケット46及び中継スプロケット48が、後端側ローラ軸45Bと共に回転駆動する。後端側ローラ軸45Bの搬送スプロケット46が回転することで、搬送チェーン41を介して、前後端側ローラ軸45F,45Bを含むローラ軸45全てにおける搬送スプロケット46が回転する。これにより、播種コンベヤ9Bにおけるガイドローラ28を回転させ、播種コンベヤ9B上で育苗箱17を搬送させる。
また、前後端側ローラ軸45F,45Bが回転することで、前後端側ローラ軸45F,45Bの中継スプロケット48が回転するため、搬送中継チェーン49を介して、覆土コンベヤ9C及び中継コンベヤ9Dそれぞれに、搬送用駆動モータ37からの回転動力を伝達できる。更に、搬送用駆動モータ37からの回転動力が、中継コンベヤ9Dから連結部30を介して床土コンベヤ9Aにも伝達される。これにより、床土コンベヤ9A、覆土コンベヤ9C、及び中継コンベヤ9Dそれぞれにおけるガイドローラ28が、播種コンベヤ9Bのガイドローラ28と同様に回転し、育苗箱17が、床土コンベヤ9A、中継コンベヤ9D、播種コンベヤ9B、覆土コンベヤ9Cの順に搬送される。
門型の架台フレーム59の脚部が、左右の側縁フレーム27上面に固定されることで、架台フレーム59が、左右の側縁フレーム27上方で搬送用駆動モータ37と重なる位置に架設されている。コントローラ36が、架台フレーム59上面に載置されており、土入れ機10、播種機11、覆土機12、灌水ポンプ35、及び搬送用駆動モータ37等と電気的に接続することで、床土量、播種量、覆土量、灌水量、及び育苗箱17の搬送速度などを制御する。コントローラ36が、左右の側縁フレーム27を架橋するようにして配置されるため、育苗箱17搬送方向に沿ったコントローラ36の設置長さが短くなり、播種ユニット8Bをコンパクトに構成できる。
4.播種機(種子供給装置)
上述の播種ユニット8Bにおける播種機(種子供給装置)11の詳細について、図8〜図16を参照して以下に説明する。播種機11は、上面が開口して種子を受ける種子ホッパー60と、種子ホッパー60から種子を受けて育苗箱17に投下する2つの繰り出しローラ62,621と、2つの繰り出しローラ62,621を回転駆動する2つのローラ駆動モータ63,631とを備える。種子ホッパー60下側が二股に形成されており、2つの種子供給口64,641が前後に設けられている。種子ホッパー60の種子供給口64,641それぞれの下方には、互いに回転が逆となるとともにローラ径の異なる繰り出しローラ62,621を前後に配置している。そして、前後の繰り出しローラ62,621はそれぞれ、2つのローラ駆動モータ63,631により独立して回転駆動されている。
種子タンク15(図1など参照)から種子を種子ホッパー60で受けると、種子受けホッパー61における前後の種子供給口64,641から、前後の繰り出しローラ62,621それぞれ上方に種子が供給される。繰り出しローラ62,621がローラ駆動モータ63,631により回転することで、種子供給口64,641直下の繰り出しローラ62,621の周面で把持された種子が育苗箱17上方に移動した後、育苗箱17に投下される。
このとき、前後の繰り出しローラ62,621は、異なるローラ駆動モータ63,631により駆動するため、前後の繰り出しローラ62,621それぞれの回転数を独立して設定でき、育苗箱17への播種量を精度良く調整可能である。また、育苗箱17への播種量が多い場合であっても、ローラ駆動モータ63,631の回転速度を抑えることができ、ローラ駆動モータ63,631にかかる負荷を軽減できる。更に、前後の繰り出しローラ62,621の回転方向を逆方向とすることで、育苗箱17の搬送方向に対して、前後の繰り出しローラ62,621からの播種方向が逆になるため、育苗箱17の前後隅での播種不足を解消できる。
また、播種機11は、種子ホッパー60下側を二股に形成して、2つの種子供給口64,641を前後に設けており、種子ホッパー60の下方に互いに回転が逆となる前後繰り出しローラ62,621を配置している。そして、前後繰り出しローラ62,621が2つのローラ駆動モータ63,631により独立して回転駆動されており、前後繰り出しローラ62,621の回転速度が、育苗箱17の搬送速度と播種量に応じて個々に設定される。
前後繰り出しローラ62,621の回転方向を互いに逆方向とすることで、育苗箱17の搬送方向に対して、前後繰り出しローラ62,621からの播種方向が異なるため、育苗箱17の前後隅側での播種不足を解消できる。このとき、前後繰り出しローラ62,621の回転速度を変化させることで、育苗箱17の移動速度を作業者の作業速度に合わせて設定できる。更に、前後繰り出しローラ62,621それぞれの回転速度を個々に制御することで、育苗箱17への播種量を精度良く調整できる。
種子ホッパー60は、底部に後繰り出しローラ621への種子供給口641を備えた種子受けホッパー61と、種子受けホッパー61の前方傾斜板611に連結した中継ホッパー642と、中継ホッパー642が挿入される種子配列ホッパー80とで構成されている。中継ホッパー642の底部に種子供給口64が設けられており、種子供給口64下側に前繰り出しローラ62が配置されている。前後の繰り出しローラ62,621はそれぞれ、中継ホッパー642を挟んで前後に配置された前後一対のローラ駆動モータ63,631により独立して回転駆動される。
播種機11は、種子受けホッパー61及び後繰り出しローラ621を備えた主播種機構11Aに、中継ホッパー642及び前繰り出しローラ62を備えた補助播種機構11Bを連結して構成される。主播種機構11Aは、繰り出しローラ621外周に、種子量調整ブラシ622、種子ガイド623、及び種子掃きブラシ624,625を備えている。補助播種機構11Bは、繰り出しローラ62前方位置に設置された種子落としブラシ91を有する種子落とし機38と一体に構成されている。
播種機11は、種子ホッパー60下方に設置した大径の後繰り出しローラ621の前方に、後付け可能な小径の前繰り出しローラ62が配置されており、種子ホッパー60は、前繰り出しローラ62へ種子を誘導する中継ホッパー642が設けられている。小径の前繰り出しローラ62を補助的に構成することで、育苗箱17への播種量が多くなった場合であっても1回の搬送で播種可能となる。また、補助的に後付けする前繰り出しローラ62を小径とすることで、播種機11を小型化できるだけでなく、既存の播種施設にも組み込み可能となる。
前後の繰り出しローラ62,621は、育苗箱17搬送方向に対して垂直となる方向(左右方向)にローラ軸65,651が延設されており、ローラ駆動チェーン66,661を介して、ローラ駆動モータ63,631のモータ軸67,671からの動力がローラ軸65,651に入力される。すなわち、ローラ軸65,651先端に軸着された繰り出し入力スプロケット68,681と、モータ軸67,671先端に軸着された繰り出し出力スプロケット69,691とが、ローラ駆動チェーン66,661で巻回されることで、ローラ駆動モータ63からの回転動力が繰り出しローラ62,621に伝達される。
前繰り出しローラ62が、補助播種機構11Bにおける左右一対の側板70に対して回転自在に軸支される一方、後繰り出しローラ621が、主播種機構11Aにおける左右一対の側板701に対して回転自在に軸支される。前ローラ駆動モータ63が、補助播種機構11Bの左側板70に固定されて、前繰り出しローラ62の前方上側に配置される。一方、後ローラ駆動モータ631が、主播種機構11Aの右側板701に固定されて、後繰り出しローラ62の後方上側に配置されている。
前繰り出しローラ62のローラ軸65左端と、前ローラ駆動モータ63のモータ軸67左端とが、左側板70を貫通して、左側板70左側でローラ駆動チェーン66を介して連結している。同様に、後繰り出しローラ621のローラ軸651右端と、後ローラ駆動モータ631のモータ軸671右端とが、右側板701を貫通して、右側板701右側でローラ駆動チェーン661を介して連結している。
前後の繰り出しローラ62,621におけるローラ軸65,651はそれぞれ、左右の側板70,701の貫通穴に嵌着された軸受け71により、回転可能に軸支されている。すなわち、播種コンベヤ9Bにおける左右一対の側縁フレーム27それぞれの上面から立設された左右一対の側板70,701に対して、前後一対の繰り出しローラ62,621のローラ軸65,651両端が、軸受けを介して軸支されている。
主播種機構11Aにおいて、左右一対の側板701が、後繰り出しローラ621それぞれを左右から把持するようにして、側板701の下側部分で前繰り出しローラ621を軸支して、後繰り出しローラ621と一体に構成されている。同様に、補助播種機構11Bにおいて、左右一対の側板70が、前繰り出しローラ62それぞれを左右から把持するようにして、側板70の下側部分で前繰り出しローラ62を軸支して、前繰り出しローラ62と一体に構成されている。
主播種機構11Aでは、2本の補強フレーム72が、左右側板701を架橋するようにして、後繰り出しローラ621の前後に架設されており、主播種機構11Aの剛性を向上させている。また、種子量調整ブラシ622及び種子掃き出しブラシ624,625が左右側板701により軸支されるとともに、種子ガイド623が左右側板701で挟持されている。一方、補助播種機構11Bでは、補強フレーム72が、左右側板70を架橋するようにして、前ローラ駆動モータ63後方に架設されており、補助播種機構11Bの剛性を向上させている。
主播種機構11Aは、後繰り出しローラ621のローラ軸651右端側に、ブラシ中継チェーン662が巻回された中継出力スプロケット663を嵌着している。即ち、中継出力スプロケット663は、後繰り出しローラ621の右側面と繰り出し入力スプロケット681との間となる位置で、ローラ軸651に対して相対回転不能に嵌合されている。また、ブラシ中継チェーン662は、種子掃き出しブラシ624前方に配置された中継スプロケット664にも巻回されている。
ブラシ中継チェーン662は、中継出力スプロケット663と中継スプロケット664との間となる部分の外周側を、種子掃き出しブラシ624のブラシ軸627右端側に設けた中継入力スプロケット665に噛合させている。そして、種子掃き出しブラシ624,625のブラシ軸627,628の右端には、ブラシ回転チェーン666が巻回されるブラシ回転スプロケット667,668が相対回転不能に嵌合されている。これにより、種子掃き出しブラシ624が、後繰り出しローラ621の回転動力をブラシ中継チェーン662より反転されて受けて回転するとともに、種子掃き出しブラシ625が、種子掃き出しブラシ624の回転動力をブラシ回転チェーン666より受けて回転する。従って、後ローラ駆動モータ631の回転により、後繰り出しローラ621と種子掃き出しブラシ624,625とが、互いに逆方向に回転する。
主播種機構11Aは、左側板701に固定されたブラシ駆動モータ632を備えており、ブラシ駆動モータ632のモータ軸671左端にブラシ回転出力スプロケット672が嵌着されている。また、種子量調整ブラシ622のブラシ軸626左端に、ブラシ回転入力スプロケット673が嵌着されており、ブラシ回転出力スプロケット672及びブラシ回転入力スプロケット673それぞれの外周をブラシ回転チェーン674により巻回している。これにより、種子量調整ブラシ622が、ブラシ駆動モータ632の回転動力をブラシ回転チェーン674より受け、後繰り出しローラ621の回転と逆方向に回転する。
主播種機構11Aは、後繰り出しローラ621上方に種子量調整ブラシ622を配置しており、種子量調整ブラシ622の外周面を後繰り出しローラ621の外周面に摺接させている。そして、後繰り出しローラ621と種子量調整ブラシ622を互いに逆方向に回転することで、後繰り出しローラ621外周面の種子受け溝にはまった種子のうち過剰分が種子供給口641側へ戻される。種子ガイド623は、その内周面を後繰り出しローラ621外周面に近接させるようにして、後繰り出しローラ621の後方に配置されており、後繰り出しローラ621種子受け溝にはまった種子を下方の育苗箱17に向かって案内する。
種子掃き出しブラシ624,625はそれぞれ、後繰り出しローラ621前方下側に配置されており、種子掃き出しブラシ624,625の外周面が後繰り出しローラ621の外周面に摺接されている。そして、後繰り出しローラ621と種子掃き出しブラシ624,625とを互いに逆方向に回転することで、後繰り出しローラ621外周面の種子受け溝にはまったままとなっている種子を掻きだして、後繰り出しローラ621の種子受け溝内を清掃する。
主播種機構11Aは、種子受け口を上方で開口した種子受けホッパー61を備えており、種子タンク15などから投入される種子を上方から受ける。そして、種子受けホッパー61は、左右側板701上端よりも上側で、上端の種子受け口に向かって広がるような形状を有する種子受け部74と、左右側板70に囲まれた空間に挿入される種子貯留部75とを上下に連結した形状を有する。種子貯留部75が、左右側板70の上縁側で連結されて、左右の側板701間における繰り出しローラ621の上方位置で、吊り下げ固定されている。
種子受けホッパー61は、種子貯留部75の前後壁となる前方傾斜板611と後方傾斜板612を互いに交差する方向へ傾斜させることで、種子貯留部75の底部に種子供給口64を形成する。種子受けホッパー61の種子貯留部75は、後繰り出しローラ621と前後方向(育苗箱17の搬送方向)で重なるように、後繰り出しローラ621の前方上側に配置されている。前方傾斜板611は、種子受け部74下端から後繰り出しローラ621外周面に向かって延設され、後繰り出しローラ621側の後端が前端よりも低くなるように、前高後低に傾斜している。後方傾斜板612は、種子受け部74下端から前方傾斜板611に向かって延設され、前方傾斜板611側の前端が後端よりも低くなるように、前低後高に傾斜している。
後方傾斜板612下端(前端)は、前方傾斜板611の傾斜面から離間した位置に配置され、後方傾斜板612下端と前方傾斜板611の傾斜面との間に種子供給口641が形成される。種子供給口641は、後繰り出しローラ621における前方上側に位置し、後繰り出しローラ621上方における種子量調整ブラシ622前方の空間に向けて種子を投入する形状を備える。また、前方傾斜板611の下端は、後繰り出しローラ621の外周面に向かって延設されるとともに、板ブラシ613が固定されている。
種子受けホッパー61は、種子貯留部75における前方傾斜板611に開口部614を設けており、前方傾斜板611前方に補助播種機構11Bの中継ホッパー642が連結している。中継ホッパー642は、開口部614を通じて種子受けホッパー61と連通しており、種子受けホッパー61に供給される種子の一部が開口部614を介して中継ホッパー642に流れ込む。中継ホッパー642は、前後壁となる前方傾斜板643と後方傾斜板644を互いに交差する方向へ傾斜させるとともに、前方傾斜板643の下端と後方傾斜板644の下端とを離間させることで、種子供給口64を形成している。
中継ホッパー642の後方傾斜板644は、種子受けホッパー61の前方傾斜板611における開口部614下側から、前繰り出しローラ62上方に向かって延設されている。すなわち、後方傾斜板644は、前繰り出しローラ621側の前端が開口部614側の後端よりも低くなるように、前低後高に傾斜している。一方、前方傾斜板643は、後方傾斜板644下端よりも下方位置から前方上側に向かって延設され、後方傾斜板644側の後端が前端よりも低くなるように、前高後低に傾斜している。また、前方傾斜板643後端と後方傾斜板644前端とによる開口部により、前繰り出しローラ62の最上部近傍から後方に向かって種子を投入する前種子供給口64を構成する。
すなわち、中継ホッパー642の種子供給口64が前繰り出しローラ62の最上部近傍を臨むような位置に配置されている。そして、前繰り出しローラ62の回転方向が前種子供給口64それぞれからの種子の投入方向に向かう方向となるように、前繰り出しローラ62が回転している。従って、繰り出しローラ62が、種子供給口64から投入される種子を受け易くなるだけでなく、種子受けホッパー61と繰り出しローラ62とによる空間で種子が滞留することを抑制できる。そのため、繰り出しローラ62外周面の種子受け溝62aに種子を均一且つ確実に把持させることができるだけでなく、種子の滞留による繰り出しローラ62の回転動作への障害を防止できるため、育苗箱17に対して均一な播種を実行できる。
種子受けホッパー61は、中継ホッパー642と連結される開口部614を開閉するシャッター615を備えている。シャッター615は、前方傾斜板611に沿ってスライドすることにより、開口部614を開閉する。従って、育苗箱17への播種量が少ない場合、シャッター615により開口部614を閉じるとともに、後繰り出しローラ621のみを駆動させるものとして、省電力化を図れる。また、種子受けホッパー61と中継ホッパー642との連結部分下方に、後ローラ駆動モータ631及びブラシ駆動モータ632が左右に振り分け配置されている。
補助播種機構11Bは、中継ホッパー642から投入される種子を受けて繰り出しローラ62に把持させる種子配列ホッパー80を備える。種子配列ホッパー80は、前繰り出しローラ62の上部を覆うようにして、中継ホッパー642下方に設置されている。前後一対の種子配列ホッパー80は、その上方の開口部分に中継ホッパー642底部における前後の種子供給口64それぞれが挿入される一方、その下方の開口部分に繰り出しローラ62の一部が挿入されている。
種子配列ホッパー80は、前後一対の外側壁板81と、外側壁板81の間に設けた前後一対の内側壁板82とを、左右側板70に固定される左右側壁板83で連結されている。すなわち、種子配列ホッパー80は、外側壁板81、内側壁板82、及び左右側壁板83で前後左右を囲んで構成されており、その上端開口部に中継ホッパー642底部の種子供給口64が挿入されるとともに、その下端開口部に前繰り出しローラ62が挿入されている。前繰り出しローラ62が、中継ホッパー642への挿入部分が内側壁板82から外側壁板81に向かう方向に回転する。すなわち、本実施形態では、左側面視したとき、前繰り出しローラ62が反時計回りの方向に回転する一方、後繰り出しローラ621が時計回りの方向に回転する。
外側壁板81の下端は、前繰り出しローラ62の外周面に向かって延設されるとともに、上流側板ブラシ84が固定されている。また、内側壁板82は、その上端から中途部までが平行になるように並べて設置されており、その下端が互いに離間するように前繰り出しローラ62の外周面に向かって延設されるとともに、下流側板ブラシ85が固定されている。
上述のように、補助播種機構11Bにおいて、種子ホッパー60は、繰り出しローラ62上方を覆う種子配列ホッパー80の上側開口部に中継ホッパー642の底部を挿入させた二段構成を有している。そして、中継ホッパー642において、前方傾斜板643の傾斜方向と、後方傾斜板644の傾斜方向とを互いに交差させている。また、中継ホッパー641の後方傾斜板644の傾斜方向と、種子配列ホッパー80における内側壁板82下側の傾斜方向とを略平行としている。
上記構成により、種子ホッパー60は、中継ホッパー642と種子配列ホッパー80との連結部分に蛇行空間86が構成され、前方傾斜板643及び後方傾斜板644が種子の流下ガイドとして機能する一方、前方傾斜板643と内側壁板82とが緩衝板として機能する。そのため、中継ホッパー642から種子配列ホッパー80に投入された種子は、蛇行空間86を通過することによって、繰り出しローラ62の外周表面に拡散して投下され、繰り出しローラ62の種子受け溝に種子が均等に配列される。
中継ホッパー642下方を覆う外側壁板81の下端を前繰り出しローラ62外周面に向けて延設し、外側壁板81下端には、前繰り出しローラ62外周面へ突出させた上流側板ブラシ84を設ける。上流側板ブラシ84が、繰り出しローラ62外周面からの種子の突出量を規制する規制板として機能するため、種子の大きさに合わせて、繰り出しローラ62の種子受け溝に種子を整列できる。そのため、繰り出しローラ62からの繰出量を調整し、育苗箱17にムラなく播種できる。
補助播種機構11Bは、種子配列ホッパー80における外側壁板81下側に、繰り出しローラ62外周面に沿うように屈曲させた種子ガイド87を有している。種子ガイド87は、その左右両端が左右側板70に連結されて固定されており、前繰り出しローラ62外周面に把持された種子を、外側壁板81下端位置から前繰り出しローラ62の回転方向に沿うようにして下方へ案内し、育苗箱17内の床土上に投下させる。なお、種子ガイド87は、繰り出しローラ62外周面との距離が、上端側(外側壁板81側)から下端側(種子投下側)に向かって広がるような形状で屈曲している。
種子ガイド87の上端部分が、左右一対の側板70に締結固定されるとともに、種子ガイド87の下端部分が、左右一対の側板70設けられた長穴90にボルト90aで締結固定されている。長穴90は、円弧状に設けられており、ボルト90aの締結位置を長穴90に沿って変更することにより、種子ガイド87の傾斜角度を変更可能としている。これにより、種子ガイド87下端と繰り出しローラ62外周面との距離を変更することが可能となり、種子ガイド87に把持させる種子の大きさに応じて種子ガイド87の固定位置を変更できる。また、繰り出しローラ62の回転速度に合わせて種子ガイド87の傾斜角度を変更することにより、種子ガイド87からの種子の投下方向を調整し、育苗箱17に最適に種子を播くことができる。
播種機11は、播種コンベヤ9Bにより播種機11下方を通過する育苗箱17の位置を左右方向に規制する育苗箱ガイド88を備える。育苗箱ガイド88は、前後の種子配列ホッパー80それぞれの下方で、左右側板70それぞれに固定されている。すなわち、板バネ状となる左右一対の育苗箱ガイド88が、前後繰り出しローラ62下方に配置されており、前後繰り出しローラ62下方を通過する育苗箱17を左右から狭持することで、育苗箱17の左右位置を固定して、播種コンベヤ9B上を搬送させる。
育苗箱ガイド88は、育苗箱17の搬送方向上流側が側板70,701に固定されており、搬送方向上流側を播種コンベヤ9Bの左右中心に向かって突設させている。すなわち、左右一対の育苗箱ガイド88は、育苗箱17の搬送方向上流側から下流側に向かって、互いの距離を狭めるように配置されている。従って、播種機11は、前後繰り出しローラ62それぞれの下方において、育苗箱17の左右位置を一定とした状態で、育苗箱17を搬送することができ、育苗箱17外側への種子の投入を抑制でき、無駄なく種子を播種できる。
補助播種機構11Bと一体で構成される種子落とし機38は、前繰り出しローラ62前方であって前ローラ駆動モータ63下方に配置されて、播種機11前方部分に設けられており、回転駆動する種子落としブラシ91を軸支している。種子落としブラシ91におけるブラシ回転軸91aの両端は、前繰り出しローラ621のローラ軸651両端から前方に延設された左右支持プレート93に、回転可能に軸支されている。支持プレート93前端が高さ調節ボルト94と連結される一方、支持プレート93後端が前繰り出しローラ62端部に対して回転可能に遊嵌されている。従って、高さ調節ボルト94が操作されると、左右の支持プレート93が繰り出しローラ62のローラ軸65を中心に揺動することで、ブラシ回転軸91aを上下に移動させて、種子落としブラシ91の上下位置を調整できる。
左右支持プレート93は、種子落としブラシ91のブラシ回転軸91a後方位置で、飛散防止カバー体95を挟持している。飛散防止カバー体95は、種子落としブラシ91後方で固定されて、種子落としブラシ91外周面の上方から後方を覆うように配置されている。この飛散防止カバー体95により、種子落としブラシ91により掃き落とされた種子が、種子落とし機38後方に位置する繰り出しローラ62や育苗箱17などに対する飛散を防ぎ、育苗箱17への過度な播種を防止できる。種子落としブラシ91は、前繰り出しローラ62の前方上側に配置された前ローラ駆動モータ63下方に配置されている。
前繰り出しローラ62のローラ軸65右端に、ブラシ駆動出力プーリ97が嵌装されている。種子落としブラシ91のブラシ回転軸91aが、右支持プレート93を貫通しており、種子落としブラシ91から突出させたブラシ回転軸91aの右端にブラシ駆動プーリ100が嵌装されている。そして、ブラシ駆動出力プーリ97及びブラシ駆動プーリ100の外周部分にブラシ駆動チェーン102が巻装されており、ローラ駆動モータ63から前繰り出しローラ62に伝達された回転動力が、種子落としブラシ91に伝達される。
種子落とし機38は、ブラシ駆動チェーン102により、前ローラ駆動モータ63のモータ軸67からの回転動力が、前繰り出しローラ62のローラ軸65を介して、ブラシ回転軸91aに伝達されることで、種子落としブラシ91を回転させる。種子落としブラシ91の外周面が、播種コンベヤ9Bを通過する育苗箱17の前後左右の側縁上面に当接しながら回転することで、育苗箱17の側縁上の種子を掃き落とす。
補助播種機構11Bは、種子落とし機38と一体に構成されるとともに、種子落とし機38の種子落としブラシ91が小径の前繰り出しローラ62と共に前ローラ駆動モータ63により回転駆動される。播種後の育苗箱17の側縁の種子を掻き落とす種子落とし機38を播種機11と別体で設ける必要がなく、播種機11を備える播種ユニット8B及び播種装置8を小型化でき、既存の播種施設に設置可能となる。また、補助播種機11Bが、小径の前繰り出しローラ62と種子落とし機38を前後に配置した構成とすることで、主播種機構11Aを既存の播種機で構成するとともに補助播種機構11Bを後付けするだけで、密苗方式のような高密度の播種を実行可能な播種機11を容易に構成できる。
図15に示す如く、育苗箱17搬送方向上流側となる後繰り出しローラ621が、左側面視で時計回りに回転することで、育苗箱17の搬送方向と同方向に種子を投下する。一方、育苗箱17搬送方向上流側となる前繰り出しローラ62が、左側面視で反時計回りに回転することで、育苗箱17の搬送方向と逆方向に種子を投下する。これにより、後繰り出しローラ621から投下された種子が、育苗箱17の前隅から確実に播種される一方、前繰り出しローラ62から投下された種子が、育苗箱17の後隅まで確実に播種される。従って、前後繰り出しローラ62,621の回転を逆方向とすることで、育苗箱17の前後隅にも確実に種子を播種することができ、育苗箱17に対して精度よく且つ均一に播種できる。また、前後一対の繰り出しローラ62,621それぞれから投下される種子は、播種機11の内側に向かって投下されるため、播種機11外側に種子が投下されることがなく、育苗箱17内に投下されることなく漏下した種子を回収するための回収ホッパーの開口面積を小さく構成できる。
また、播種機11は、最初の育苗箱17が搬入されると、上流側の後繰り出しローラ621の回転駆動を開始して、後繰り出しローラ621による種子の投入を開始する。その後、最初の育苗箱17が、下流側の前繰り出しローラ62からの種子の投入可能位置に到達すると、前繰り出しローラ62の回転駆動を開始して、前後繰り出しローラ62による種子の投入を実行させる。これにより、播種機11は、最初の育苗箱17が搬入されたとき、後繰り出しローラ621の駆動後に前繰り出しローラ62を駆動させることで、前繰り出しローラ62直下に育苗箱17がない状態での前繰り出しローラ62による無駄な播種動作を禁止できるだけでなく、省電力化をも図れる。
更に、播種機11は、最後の育苗箱17が搬入されると、上流側の後繰り出しローラ621からの種子の投入可能位置を育苗箱17が通過したときに、後繰り出しローラ62の回転駆動を停止して、後繰り出しローラ621による種子の投入を停止する。その後、最後の育苗箱17が、下流側の前繰り出しローラ62からの種子の投入可能位置を通過すると、前繰り出しローラ62の回転駆動を停止して、前後繰り出しローラ62による種子の投入を停止させる。これにより、播種機11は、最後の育苗箱17が搬入されたとき、後繰り出しローラ621の停止後に前繰り出しローラ62を停止させることで、後繰り出しローラ621直下に育苗箱17がない状態での後繰り出しローラ621による無駄な播種動作を禁止できるだけでなく、省電力化をも図れる。
なお、本願発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
8 播種装置
8A 床土ユニット
8B 播種ユニット
8C 覆土ユニット
9 播種用搬送コンベヤ
9A 床土コンベヤ
9B 播種コンベヤ
9C 覆土コンベヤ
9D 中継コンベヤ
10 土入れ機(床土供給装置)
11 播種機(種子供給装置)
12 覆土機(覆土供給装置)
36 コントローラ
37 搬送用駆動モータ
38 種子落とし機
60 種子ホッパー
61 種子受けホッパー
62 繰り出しローラ
62a 種子受け溝
62b 凸部
63 ローラ駆動モータ
64 種子供給口
65 ローラ軸
66 ローラ駆動チェーン
67 モータ軸
68 繰り出し入力スプロケット
69 繰り出し出力スプロケット
70 側板
71 軸受け
72 補強フレーム
73 チェーンカバー
74 種子受け部
75 種子貯留部
76 側壁板
77 外側投入板部
78 内側投入板
79 投入量調整板
80 種子配列ホッパー
81 外側壁板(前後)
82 内側壁板
83 側壁板(左右)
84 上流側板ブラシ
85 下流側板ブラシ
86 蛇行空間
87 種子ガイド
88 育苗箱ガイド

Claims (4)

  1. 上面が開口して種子を受ける種子ホッパーと、前記種子ホッパーから種子を受けて育苗箱に投下する繰り出しローラとを備える播種機であって、
    前記種子ホッパー下側が二股に形成されて、2つの種子供給口が前後に設けられるとともに、前記繰り出しローラが、搬送方向に沿って前後一対に配置されており、
    前後一対の前記繰り出しローラが、ローラ径が異なるとともに2つのローラ駆動モータにより独立して回転駆動されており、前後一対の前記繰り出しローラの回転が互いに逆となることを特徴とする播種機。
  2. 前記種子ホッパーが、種子受け口を上方に備えるとともに底部に一方の種子供給口を備えた種子受けホッパーに、底部に他方の種子供給口を備えた中継ホッパーを連結して構成されており、
    前記種子受けホッパーと前記中継ホッパーとの連結部分を開閉するシャッターを備えることを特徴とする請求項1に記載の播種機。
  3. 大径の前記繰り出しローラと前記種子受けホッパーにより主播種機構が構成される一方、小径の前記繰り出しローラと前記中継ホッパーにより補助播種機構が構成されており、前記補助播種機構が前記主播種機構に後付け可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の播種機。
  4. 前記補助播種機構が前記主播種機構に対して前記育苗箱搬送方向の下流側に配置されており、前記補助播種機構が、種子落とし機と一体に構成されるとともに、前記種子落とし機の種子落としブラシが小径の前記繰り出しローラと共に前記ローラ駆動モータにより回転駆動されることを特徴とする請求項2又は3に記載の播種機。
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