JPH0946952A - スピンドルモータのロータホルダとその製造方法 - Google Patents

スピンドルモータのロータホルダとその製造方法

Info

Publication number
JPH0946952A
JPH0946952A JP21014195A JP21014195A JPH0946952A JP H0946952 A JPH0946952 A JP H0946952A JP 21014195 A JP21014195 A JP 21014195A JP 21014195 A JP21014195 A JP 21014195A JP H0946952 A JPH0946952 A JP H0946952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
holder
rotor
spindle motor
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21014195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3347241B2 (ja
Inventor
Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Naohisa Koyanagi
尚久 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP21014195A priority Critical patent/JP3347241B2/ja
Publication of JPH0946952A publication Critical patent/JPH0946952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3347241B2 publication Critical patent/JP3347241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け面に対する出力軸の直角度を簡単な
構成で治具を使用することなく高精度に出せるようにし
て性能とコストを両立を図る。 【構成】 ハウジングの一方に軸受ホルダを立設し、こ
の軸受ホルダに軸受を介してロータを支承させるもので
あって、軸受ホルダ部(2、22、222)を軸受
(3、33)と共に耐油性樹脂(J)でハウジングに一
体成形してロータホルダ(D,DD,DDD)にする。
このとき、ハウジングの一部を補強用骨幹(1C)にす
るのがよい。軸受は抜けないように中逃げ型にするのが
よい。このようなロータホルダは、軸受の内径を基準と
するセンタピン(P)とこのセンタピンに対して直角な
受け部(K)を有する射出金型を用いて製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトディスク
等を駆動するスピンドルモータのロータホルダの改良さ
れた構造とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク等を駆動するスピン
ドルモータは、取り付け面すなわちハウジングに対する
出力軸の直角度が、ブラシレス、ブラシ付如何にかかわ
らず非常に高精度に要求される。したがって、最近では
この高精度化要求に対応するため、軸受をハウジングを
構成するケース側又はブラケット側の一方のみに配し
た、いわゆる片持ち方式のロータホルダの構造が採用さ
れている。この片持ち方式のロータホルダの従来の構造
としては、図5の要部断面図で示すように鉄など磁性板
からなるブラケットBに、黄銅製の軸受ホルダHをプレ
スによって部分的につぶし変形させる手段などの取り付
け手段によって固着し、この軸受ホルダHの内部に2個
の含油軸受Mを圧入してなるものが知られている。この
ようなものは空心コイルと空隙を介して配したマグネッ
トからなるモータすなわち、ブラケットを磁路と前面対
向ブラシレスモータに多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造では、
軸受ホルダとブラケットはプレスなどによって部分的に
つぶし変形させる手段に依るため直角度を出すのに苦労
する。しかも軸受Mを軸受ホルダHに後から圧入するた
め、さらに直角度が出しにくい。このため図6に示すよ
うに、アルミまたは亜鉛ダイキャストでブラケットBB
と軸受ホルダ部HHを一体化し、より高精度を出せるよ
うにしたものが知られている。しかしながら、このよう
なものでも含油軸受を後から圧入しているため、ブラケ
ットBBの取り付け面Baを基準とする高精度の軸受圧
入治具が必要になるため、設備上からも問題となってく
る。
【0004】
【発明の目的】この発明の目的は上記のような問題点を
簡単な構成で解決しようとするもので、取り付け面に対
する出力軸の直角度を治具を使用することなく高精度に
出せるようにして性能とコストの両立を図ったスピンド
ルモータのロータホルダとその製造方法を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、請求項1に示す発明のように、ハウジングの一方に
軸受ホルダを立設し、この軸受ホルダに軸受を介してロ
ータを支承させるようにしたスピンドルモータのロータ
ホルダにおいて、前記軸受ホルダを軸受と共に耐油性樹
脂でハウジングに一体成形してなるもので達成できる。
より具体的な構造としては、請求項2に示すように、前
記軸受ホルダの内部にハウジングの一部が補強手段とな
るようにしたものでもよい。さらに、前記軸受は請求項
3に示すように中逃げ構造の1個の含油軸受で構成され
ているのがよい。この発明の課題を解決する製造方法と
しては、請求項4に示すように前記軸受の内径を基準と
するセンタピンと、このセンタピンに対して直角な受け
部を有する成形金型に、軸受を前記センタピンに嵌入す
ると共にブラケットを直角な受け部に載置し、樹脂で一
体成形することによって達成できる。
【0006】
【作用】上記請求項1に示す課題解決手段によれば、軸
受とブラケットが軸受ホルダを介して一体成形されるの
で構成が極めて簡単となり、軸受圧入用治具などが不要
となる。しかも金型によって軸受内径に対する取り付け
面(ブラケット)の直角度がきちんと出ることになる。
しかも、軸受ホルダが樹脂のため軸受内径が応力変化を
おこしにくく内径寸法も安定する。上記請求項2に示す
課題解決手段によれば、補強手段によって軸受ホルダの
強度が向上する。また、上記請求項3に示す課題解決手
段によれば、中逃げ構造の軸受によって摺動ロスが少な
くなり、中逃げを形成する際にできる外径の段部で抜け
強度が向上する。上記請求項4に示す製造方法によれ
ば、軸受とブラケットが軸受ホルダを介して一体に成形
できるので、ブラケットに軸受ホルダをプレスにより部
分的につぶし変形させる手段等によって取り付けたり、
軸受を治具を使用して圧入したりする手間が省ける。
【0007】
【第1の実施例】次にこの発明の第1の実施例として面
対向型偏平ブラシレスタイプスピンドルモータに採用し
た場合を図1に示す要部断面図で説明する。同図におい
て、1はハウジングを構成する印刷配線鉄製基板からな
るブラケットで、上面に複数個の空心コイル1a‥‥が
前記駆動回路部品1b‥‥と共に配され、中央には、軸
受ホルダ部2が内部に配した中逃げ軸受3と共に耐油性
のよいポリフェニレンサルファイド製高摺動耐熱樹脂J
で一体に成形されてロータホルダDを構成している。こ
のロータホルダDは強度を確保するためにブラケットの
一部を立ち上げた補強用骨幹1cが配慮され、空心コイ
ル1aを含めて全体がモールドされている。また4は前
記空心コイル1a‥‥に空隙を介して面対向させたマグ
ネットでケース5を介して軸6と共にロータRを構成し
ている。
【0008】上記のようなロータホルダDを形成するに
は、図2に示すような構成の射出成形金型を用いて製造
できる。すなわち、軸受3の内径に合ったセンタピンP
とこのセンタピンPに対して直角な受け部Kを有するも
ので、軸受3をセンタピンPにはめ、予め前記の印刷配
線鉄基板からなるブラケット1に複数個の空心コイル1
a‥‥、駆動部品1b‥‥を配設しリフロー結線したも
のを直角な受け部に載置し、前記の樹脂で一体成形する
ことによって達成できる。このようにすると軸受3の内
径とブラケット取り付け面は極めて高精度に直角度が得
られる。
【0009】
【第2の実施例】図3はこの発明の第2の実施例として
出力軸側に取り付け面を有するもので軸方向に比較的余
裕がある径対向型ブラシレスタイプのスピンドルモータ
に採用した要部断面図である。同図において、11は樹
脂製の比較的厚いブラケットで、中央に配した軸受ホル
ダ部22と、この軸受ホルダ部22に配した中逃げ軸受
33と共に一体成形されロータホルダDDを構成してい
る。この軸受ホルダ部22の外周には、複数個の突極コ
ア7に巻回した電機子コイル7aからなるステータSが
配され、この突極コア7の外周には空隙を介してコアと
中心と故意に中心をずらして下方に付勢力を生ずるよう
にした円筒型のマグネット44が配され有底円筒型マグ
ネットケース55を介して軸66と共にロータRRを構
成している。軸66は前記軸受33に回動自在に支承さ
れており、基端が外部ケース8の底部の受け部8aにピ
ボット支承されている。この外部ケース8の開口縁には
前記のブラケット11の外周が開口縁の一部を内側に折
り曲げることなどによって取り付けられている。
【0010】このように構成したロータホルダDDも、
前記第1の実施例と同様に製造することができ、軸受ホ
ルダ部22と中逃げ軸受33は一体に樹脂成形されるの
で、軸受33の内径と取り付け面11dとは直角度が精
度よく得られることになる。この第2の実施例は径対向
コアード型で示したが、面対向コアレス型にすることも
変形側として十分考えられる。
【0011】
【第3の実施例】図4はこの発明の第3の実施例として
出力軸側に取り付け面を有する面対向型コアレスブラシ
付きタイプのスピンドルモータに応用した要部断面図で
ある。すなわち、同図において、ハウジングを構成する
ケース111の中央に、樹脂製の軸受ホルダ部222が
中逃げ軸受33と共に一体成形されて、ロータホルダD
DDを構成している。この軸受33には軸66を介して
断面が皿状にした円板状コアレスロータRRRが回動自
在に支承されている。前記軸66の基端は前記ケース1
11の開口縁に取り付けたブラケット88に受け板88
aを介してピボット支承されており、このブラケット8
8には、さらにリングのマグネット444が固着される
と共に、その内方に一対の平板ブラシ9、9が植設さ
れ、このブラシ9、9の自由端は前記ロータRRRに添
設した平板コミュテータCに摺動させている。
【0012】図中、10はマグネット444の磁力を受
けてロータRRRを吸引させて軸66の基端を受け板8
8aに支承させる機能を有する磁性板である。ロータホ
ルダDDDをこのように構成した場合でも、前述の実施
例と同様に製造できるので、ケース111の取り付け面
111aと軸受33の直角度を高精度にすることができ
る。なお、上記実施例は、いずれもブレーキロスの少な
い中逃げ型の含油軸受を採用したものを示したが、モー
タ自体を極めて薄型にする場合は、抜けにくくするため
外径のチャンハを大きくした1個のスリーブ型の含油軸
受にしてもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明は、上述のように軸受ホルダを
樹脂で、軸受と共にハウジングに一体成形することによ
ってロータホルダにしたので、軸受内径の圧入による応
力変化などは極めて少なくなり、ハウジングの取り付け
面と軸受の直角度は金型によって極めて高精度にするこ
とができる。しかも、軸受を後から圧入する手間が省
け、圧入治具や設備が不要となるため、コスト的にも極
めて有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のロータホルダを用いた
面対向型偏平ブラシレスタイプスピンドルモータの要部
断面図である。
【図2】同実施例のロータホルダを製造する射出成形用
金型の要部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のロータホルダを用いた
径対向型ブラシレスタイプのスピンドルモータの要部断
面図である。
【図4】同第3の実施例のロータホルダを用いた面対向
型コアレスブラシ付きタイプのスピンドルモータの要部
断面図である。
【図5】従来の面対向型スピンドルモータのロータホル
ダの要部断面図である。
【図6】従来の他のロータホルダの要部断面図である。
【符号の説明】
1、11 ブラケット 2、22、222 軸受ホルダ部 3、33 中逃げ軸受 J 耐油性樹脂 D,DD,DDD ロータホルダ P センタピン K 直角な軸受 111 ケース 6、66 軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの一方に軸受ホルダを立設
    し、この軸受ホルダに軸受を介してロータを支承させる
    ようにしたスピンドルモータのロータホルダにおいて、
    前記軸受ホルダを軸受と共に耐油性樹脂でハウジングに
    一体成形してなるスピンドルモータのロータホルダ。
  2. 【請求項2】 前記軸受ホルダの内部にハウジングの一
    部が補強手段となるようにした請求項2に記載のスピン
    ドルモータのロータホルダ。
  3. 【請求項3】 前記軸受は中逃げ構造の1個の含油軸受
    で構成されている請求項1または2に記載のスピンドル
    モータのロータホルダ。
  4. 【請求項4】 前記軸受の内径を基準とするセンタピン
    と、このセンタピンに対して直角な受け部を有する成形
    金型に、軸受を前記センタピンに嵌入すると共にハウジ
    ング受け部を直角な受け部に載置し、樹脂で一体成形し
    てなるスピンドルモータのロータホルダの製造方法。
JP21014195A 1995-07-26 1995-07-26 スピンドルモータのロータホルダとその製造方法 Expired - Fee Related JP3347241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21014195A JP3347241B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 スピンドルモータのロータホルダとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21014195A JP3347241B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 スピンドルモータのロータホルダとその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0946952A true JPH0946952A (ja) 1997-02-14
JP3347241B2 JP3347241B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=16584462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21014195A Expired - Fee Related JP3347241B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 スピンドルモータのロータホルダとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3347241B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016507210A (ja) * 2013-03-18 2016-03-07 中山大洋▲電▼机股▲ふん▼有限公司 直流プラスチックパッキン・モータの構成
JP2016174528A (ja) * 2011-01-31 2016-09-29 日本電産株式会社 モータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016174528A (ja) * 2011-01-31 2016-09-29 日本電産株式会社 モータ
JP2016507210A (ja) * 2013-03-18 2016-03-07 中山大洋▲電▼机股▲ふん▼有限公司 直流プラスチックパッキン・モータの構成

Also Published As

Publication number Publication date
JP3347241B2 (ja) 2002-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841190A (en) Resin-filled permanent-magnet stepping motor
US5663604A (en) Brushless motor
US6005312A (en) High speed, high torque multipole brushless motor
US6747382B2 (en) Motor
KR20040010185A (ko) 영구 자석형 회전 전기 기기
US6876109B2 (en) Claw-pole type stepping motor having radial dimension reduced without detriment to performance characteristic
JP3347241B2 (ja) スピンドルモータのロータホルダとその製造方法
JP3665755B2 (ja) ステータ支持機構とこのステータ支持機構の製造方法およびこのステータ支持機構を備えたブラシレスモータ
JPH11299133A (ja) コアードモータのコア
JP3015644B2 (ja) アウターロータ型ブラシレスdcモータ
JP3377423B2 (ja) 小型モータのブラシ装置とその製造方法
JP2002305847A (ja) モータ
JP3011597B2 (ja) アウターロータ型ブラシレスdcモータ
JP3003308U (ja) 回転電機の軸受支持構造
JP2000014118A (ja) ステッピングモータ
JP2912094B2 (ja) 小型モールドモータ
JPH07163117A (ja) アウターロータ型ブラシレスdcモータ
JP3815040B2 (ja) ステッピングモータ
JP2002233120A (ja) 電磁回転機
JP3627906B2 (ja) 樹脂軸受部を備えた整流子と同整流子を用いた軸固定型モータ
JP3004537U (ja) 給電端子付振動モ−タ
JP3299728B2 (ja) 印刷配線コミュテータ部材を備えた扁平ロータと同ロータを用いた扁平コアレスモータ
JP2003032987A (ja) モータ
JPH0727265U (ja) ファンモータのリード線固定装置
JPH05168212A (ja) ブラシレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees