JPH0946844A - 被覆電線の剥皮装置 - Google Patents
被覆電線の剥皮装置Info
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- JPH0946844A JPH0946844A JP7197687A JP19768795A JPH0946844A JP H0946844 A JPH0946844 A JP H0946844A JP 7197687 A JP7197687 A JP 7197687A JP 19768795 A JP19768795 A JP 19768795A JP H0946844 A JPH0946844 A JP H0946844A
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- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G1/00—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
- H02G1/12—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof
- H02G1/1202—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof by cutting and withdrawing insulation
- H02G1/1248—Machines
- H02G1/127—Features relating to cutting elements
Landscapes
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、被覆電線の絶縁被覆を除去するた
めに使用される剥皮装置に関し、絶縁被覆の厚みの異な
る被覆電線に対する剥皮が、簡素な機構で確実に実施で
きる被覆電線の剥皮装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 剥皮ヘッド３、３′に刃物支持体４、
４′を移動自在に設け、刃物支持体４に剥皮用刃物７
Ａ、７Ｂを並設し、刃物支持体４′に剥皮用刃物７Ｃ、
７Ｄを並設し、刃物支持体４、４′を移動レール５、
５′に沿って移動させて、剥皮用刃物７Ａまたは７Ｂ
と、剥皮用刃物７Ｃまたは７Ｄとを選択的にに対向させ
て被覆電線８の絶縁被覆８ａに切込みを入れるようにし
ている。
めに使用される剥皮装置に関し、絶縁被覆の厚みの異な
る被覆電線に対する剥皮が、簡素な機構で確実に実施で
きる被覆電線の剥皮装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 剥皮ヘッド３、３′に刃物支持体４、
４′を移動自在に設け、刃物支持体４に剥皮用刃物７
Ａ、７Ｂを並設し、刃物支持体４′に剥皮用刃物７Ｃ、
７Ｄを並設し、刃物支持体４、４′を移動レール５、
５′に沿って移動させて、剥皮用刃物７Ａまたは７Ｂ
と、剥皮用刃物７Ｃまたは７Ｄとを選択的にに対向させ
て被覆電線８の絶縁被覆８ａに切込みを入れるようにし
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆電線の絶縁被覆を
除去するために使用される剥皮装置に関する。
除去するために使用される剥皮装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】被覆電線の端末部の絶縁被覆を除去する
には、電線の品種や径、絶縁被覆の厚さに応じて切断刃
の切込み深さを調節する必要がある。そのため、たとえ
ば、図４に示すように、一対の切断刃ａ、ａ′と連動す
る電線クランプｂ、ｂ′を切断刃ａ、ａ′に併設してお
き、電線クランプｂ、ｂ′が、図５に示すように、被覆
電線ｃを挟持した状態において、自動的に切断刃ａ、
ａ′が、図６に示すように、絶縁被覆に対する適切な切
込み深さに到達するように設定した剥皮装置がある。
には、電線の品種や径、絶縁被覆の厚さに応じて切断刃
の切込み深さを調節する必要がある。そのため、たとえ
ば、図４に示すように、一対の切断刃ａ、ａ′と連動す
る電線クランプｂ、ｂ′を切断刃ａ、ａ′に併設してお
き、電線クランプｂ、ｂ′が、図５に示すように、被覆
電線ｃを挟持した状態において、自動的に切断刃ａ、
ａ′が、図６に示すように、絶縁被覆に対する適切な切
込み深さに到達するように設定した剥皮装置がある。
【０００３】しかし、上記の剥皮装置は、絶縁被覆の厚
さが一定な同一品種の被覆電線の剥皮を行う場合は有効
であるが、絶縁被覆の厚さや径の異なる多品種の被覆電
線に対応する場合は、それに対応する多くの種類の切断
刃および電線クランプを必要とし、品種の変更に伴って
その都度、切断刃および電線クランプの切替えまたは交
換しなければならず、煩雑な作業と、装置の休止のため
生産性が極度に低下する欠点がある。
さが一定な同一品種の被覆電線の剥皮を行う場合は有効
であるが、絶縁被覆の厚さや径の異なる多品種の被覆電
線に対応する場合は、それに対応する多くの種類の切断
刃および電線クランプを必要とし、品種の変更に伴って
その都度、切断刃および電線クランプの切替えまたは交
換しなければならず、煩雑な作業と、装置の休止のため
生産性が極度に低下する欠点がある。
【０００４】一方、特開昭６１−２７３１１４号公報に
は、図７に示すように、被覆電線の絶縁被覆に対する切
込み量をパルスモータｄの回転によって規制するように
した被覆電線の剥皮装置Ｍが開示されれいる。剥皮装置
Ｍは、図８にも示すように、可動切断刃ｅと固定切断刃
ｆとの間に、被覆電線ｃを導入する。被覆電線ｃの導入
は、一対のローラｇ、ｇ′の回転によって行われる。
は、図７に示すように、被覆電線の絶縁被覆に対する切
込み量をパルスモータｄの回転によって規制するように
した被覆電線の剥皮装置Ｍが開示されれいる。剥皮装置
Ｍは、図８にも示すように、可動切断刃ｅと固定切断刃
ｆとの間に、被覆電線ｃを導入する。被覆電線ｃの導入
は、一対のローラｇ、ｇ′の回転によって行われる。
【０００５】被覆電線ｃを導入した後、パルスモータｄ
を回転させて可動切断刃ｅを固定切断刃ｆに接近させ、
図９に示すように、被覆電線ｃの絶縁被覆ｈに可動切断
刃ｅと固定切断刃ｆとを切り込ませる。そして、一対の
ローラｇ、ｇ′を逆回転することにより、被覆電線ｃ
を、可動切断刃ｉおよび固定切断刃ｆから隔離する方向
へ移動させることにより、切込みを入れた被覆電線ｃの
末端部の絶縁被覆ｈを除去するようにしている。
を回転させて可動切断刃ｅを固定切断刃ｆに接近させ、
図９に示すように、被覆電線ｃの絶縁被覆ｈに可動切断
刃ｅと固定切断刃ｆとを切り込ませる。そして、一対の
ローラｇ、ｇ′を逆回転することにより、被覆電線ｃ
を、可動切断刃ｉおよび固定切断刃ｆから隔離する方向
へ移動させることにより、切込みを入れた被覆電線ｃの
末端部の絶縁被覆ｈを除去するようにしている。
【０００６】被覆電線ｃの絶縁被覆ｈに対する切込み量
は、被覆電線ｃの品種によって予め設定されたパルスモ
ータｄの回転によって自動的に行われる。そのため、被
覆電線ｃの品種に応じて切断刃を切り換える必要がなく
なる。しかしながら、剥皮装置Ｍは装置が複雑かつ大型
化するため、装置が高価となると共に広大な設置空間を
必要とするなどの問題点を有している。
は、被覆電線ｃの品種によって予め設定されたパルスモ
ータｄの回転によって自動的に行われる。そのため、被
覆電線ｃの品種に応じて切断刃を切り換える必要がなく
なる。しかしながら、剥皮装置Ｍは装置が複雑かつ大型
化するため、装置が高価となると共に広大な設置空間を
必要とするなどの問題点を有している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、絶縁被覆の厚みの異なる
被覆電線に対する剥皮が、簡素な機構で確実に実施でき
る被覆電線の剥皮装置を提供することを課題とする。
点に着目してなされたもので、絶縁被覆の厚みの異なる
被覆電線に対する剥皮が、簡素な機構で確実に実施でき
る被覆電線の剥皮装置を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の被覆電線の剥皮装置は、互いに接近、隔離
自在に設けた一対の剥皮ヘッドを備え、双方の剥皮ヘッ
ドに剥皮用刃物と切込み深さを設定する電線クランプと
を設け、被覆電線の絶縁被覆に対し双方の剥皮用刃物に
よる切込みを入れて、該剥皮ヘッドと被覆電線とを相対
的に被覆電線の芯線方向に隔離することにより絶縁被覆
の除去を行うようにした被覆電線の剥皮装置において、
前記一対の剥皮ヘッドの双方または片方に刃物支持体を
移動自在に設け、該刃物支持体に複数の剥皮用刃物と電
線クランプとを該刃物支持体の移動方向に並設すると共
に、該剥皮用刃物と電線クランプとの相互位置を剥皮用
刃物による切込み深さがそれぞれ異なる位置に設定し、
双方の剥皮ヘッドの剥皮用刃物を選択的にに対向させて
絶縁被覆の切込みを行うようにしたことを特徴とする。
双方の剥皮ヘッドは、基体に設けた支持レールに沿って
互いに接近、隔離自在に設けられ、刃物支持体は、該剥
皮ヘッドに設けた移動レールに移動自在に装着されてい
ることが好ましい（請求項２）。
め、本発明の被覆電線の剥皮装置は、互いに接近、隔離
自在に設けた一対の剥皮ヘッドを備え、双方の剥皮ヘッ
ドに剥皮用刃物と切込み深さを設定する電線クランプと
を設け、被覆電線の絶縁被覆に対し双方の剥皮用刃物に
よる切込みを入れて、該剥皮ヘッドと被覆電線とを相対
的に被覆電線の芯線方向に隔離することにより絶縁被覆
の除去を行うようにした被覆電線の剥皮装置において、
前記一対の剥皮ヘッドの双方または片方に刃物支持体を
移動自在に設け、該刃物支持体に複数の剥皮用刃物と電
線クランプとを該刃物支持体の移動方向に並設すると共
に、該剥皮用刃物と電線クランプとの相互位置を剥皮用
刃物による切込み深さがそれぞれ異なる位置に設定し、
双方の剥皮ヘッドの剥皮用刃物を選択的にに対向させて
絶縁被覆の切込みを行うようにしたことを特徴とする。
双方の剥皮ヘッドは、基体に設けた支持レールに沿って
互いに接近、隔離自在に設けられ、刃物支持体は、該剥
皮ヘッドに設けた移動レールに移動自在に装着されてい
ることが好ましい（請求項２）。
【０００９】
【作用】本発明の被覆電線の剥皮装置は、剥皮ヘッドに
刃物支持体を移動自在に設け、該刃物支持体には複数の
剥皮用刃物を、それぞれ異なる切込み深さに並設してあ
るため、刃物支持体を移動させることにより、双方の剥
皮ヘッドに設けた剥皮用刃物を適宜組み合わせて対向さ
せることができ、少ない種類の剥皮用刃物で絶縁被覆の
厚みが異なる多種類の被覆電線の剥皮を行うことが可能
である。すなわち、双方の剥皮ヘッドに２枚ずつの剥皮
用刃物を並設した場合は、４種類の絶縁被覆の厚みに対
応でき、３枚ずつの剥皮用刃物を並設した場合は、９種
類の絶縁被覆の厚みに対応できる。さらに多数の剥皮用
刃物を並設して組み合わせることによって、より多くの
種類の絶縁被覆の厚みを有する被覆電線の剥皮ができる
ので、剥皮装置に準備する剥皮用刃物の種類の削減、装
置の小型化が可能となる。
刃物支持体を移動自在に設け、該刃物支持体には複数の
剥皮用刃物を、それぞれ異なる切込み深さに並設してあ
るため、刃物支持体を移動させることにより、双方の剥
皮ヘッドに設けた剥皮用刃物を適宜組み合わせて対向さ
せることができ、少ない種類の剥皮用刃物で絶縁被覆の
厚みが異なる多種類の被覆電線の剥皮を行うことが可能
である。すなわち、双方の剥皮ヘッドに２枚ずつの剥皮
用刃物を並設した場合は、４種類の絶縁被覆の厚みに対
応でき、３枚ずつの剥皮用刃物を並設した場合は、９種
類の絶縁被覆の厚みに対応できる。さらに多数の剥皮用
刃物を並設して組み合わせることによって、より多くの
種類の絶縁被覆の厚みを有する被覆電線の剥皮ができる
ので、剥皮装置に準備する剥皮用刃物の種類の削減、装
置の小型化が可能となる。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明の実施例に係わる被覆電線の
剥皮装置Ａを示す概略側面図であり、図２はその要部を
示す正面図である。被覆電線の剥皮装置Ａは、基体１に
設けた支持レール２に沿って、互いに接近、隔離自在に
設けた一対の剥皮ヘッド３、３′を備えて成る。
剥皮装置Ａを示す概略側面図であり、図２はその要部を
示す正面図である。被覆電線の剥皮装置Ａは、基体１に
設けた支持レール２に沿って、互いに接近、隔離自在に
設けた一対の剥皮ヘッド３、３′を備えて成る。
【００１１】剥皮ヘッド３、３′には、刃物支持体４、
４′が、剥皮ヘッド３、３′に固定された移動レール
５、５′に沿って、エアシリンダ６、６′の駆動によっ
てそれぞれ個別に移動できるように装着されている。一
方の刃物支持体４には、剥皮用刃物７Ａ、７Ｂが、他方
の刃物支持体４′には剥皮用刃物７Ｃ、７Ｄが、それぞ
れ並設されている。８は、被覆電線である。
４′が、剥皮ヘッド３、３′に固定された移動レール
５、５′に沿って、エアシリンダ６、６′の駆動によっ
てそれぞれ個別に移動できるように装着されている。一
方の刃物支持体４には、剥皮用刃物７Ａ、７Ｂが、他方
の刃物支持体４′には剥皮用刃物７Ｃ、７Ｄが、それぞ
れ並設されている。８は、被覆電線である。
【００１２】剥皮用刃物７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、７Ｄ（代表
して示す場合は単に７で表す）は、それぞれ端部を略直
角に切り込んで形成された切込み刃部７ａを有し、剥皮
用刃物７Ａ、７Ｂの切込み刃部７ａと剥皮用刃物７Ｃ、
７Ｄの切込み刃部７ａとが対向するように刃物支持体
４、４′に着設されている。
して示す場合は単に７で表す）は、それぞれ端部を略直
角に切り込んで形成された切込み刃部７ａを有し、剥皮
用刃物７Ａ、７Ｂの切込み刃部７ａと剥皮用刃物７Ｃ、
７Ｄの切込み刃部７ａとが対向するように刃物支持体
４、４′に着設されている。
【００１３】また、剥皮用刃物７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、７Ｄ
には、被覆電線８を把持する電線クランプ９または９′
がそれぞれ１基ずつ付設されている（図１参照、図２に
おいては図示省略）。電線クランプ９、９′は、図３に
示すように、ほぼ直角に凹設した把持爪９ａ、９ａ′を
有し、剥皮ヘッド３、３′相互の接近により把持爪９
ａ、９ａ′間で被覆電線８を把持するようにしてある。
には、被覆電線８を把持する電線クランプ９または９′
がそれぞれ１基ずつ付設されている（図１参照、図２に
おいては図示省略）。電線クランプ９、９′は、図３に
示すように、ほぼ直角に凹設した把持爪９ａ、９ａ′を
有し、剥皮ヘッド３、３′相互の接近により把持爪９
ａ、９ａ′間で被覆電線８を把持するようにしてある。
【００１４】電線クランプ９、９′は、一種のストッパ
の作用を有し、電線クランプ９と９′との間に被覆電線
８を把持した状態で、剥皮ヘッド３、３′相互の接近を
停止するようにして、剥皮用刃物７の切込み深さを規制
するものである。なお、図３において電線クランプ９、
９′は、説明のため剥皮用刃物７と分離して示している
が、実際には、図１に示したように、それぞれ剥皮用刃
物７に重なるような位置に付設されている。
の作用を有し、電線クランプ９と９′との間に被覆電線
８を把持した状態で、剥皮ヘッド３、３′相互の接近を
停止するようにして、剥皮用刃物７の切込み深さを規制
するものである。なお、図３において電線クランプ９、
９′は、説明のため剥皮用刃物７と分離して示している
が、実際には、図１に示したように、それぞれ剥皮用刃
物７に重なるような位置に付設されている。
【００１５】剥皮用刃物７Ａおよび７Ｂは、電線クラン
プ９に対しその切込み深さが異なるように刃物支持体４
に固定されており、剥皮用刃物７Ｃおよび７Ｄは、電線
クランプ９′に対し切込み深さが異なるように刃物支持
体４′に固定されている。それぞれの切込み深さは、 ７Ａ＞７Ｂ＞７Ｃ＞７Ｄ となるように電線クランプ９、９′とそれぞれの剥皮用
刃物７との相対的位置を設定してある。
プ９に対しその切込み深さが異なるように刃物支持体４
に固定されており、剥皮用刃物７Ｃおよび７Ｄは、電線
クランプ９′に対し切込み深さが異なるように刃物支持
体４′に固定されている。それぞれの切込み深さは、 ７Ａ＞７Ｂ＞７Ｃ＞７Ｄ となるように電線クランプ９、９′とそれぞれの剥皮用
刃物７との相対的位置を設定してある。
【００１６】剥皮装置Ａにおいては、刃物支持体４、
４′を移動レール５、５′に沿って適宜移動させること
により、剥皮ヘッド３の剥皮用刃物７Ａ、７Ｂと剥皮ヘ
ッド３′の剥皮用刃物７Ｃ、７Ｄとを任意に組み合わせ
ることができる。したがって、同一の径の被覆電線８に
対して４種類の切込み深さを設定して剥皮を行うことが
でき、絶縁被覆の厚みの異なる４種類の被覆電線の剥皮
が可能である。
４′を移動レール５、５′に沿って適宜移動させること
により、剥皮ヘッド３の剥皮用刃物７Ａ、７Ｂと剥皮ヘ
ッド３′の剥皮用刃物７Ｃ、７Ｄとを任意に組み合わせ
ることができる。したがって、同一の径の被覆電線８に
対して４種類の切込み深さを設定して剥皮を行うことが
でき、絶縁被覆の厚みの異なる４種類の被覆電線の剥皮
が可能である。
【００１７】剥皮用刃物７Ａ、７Ｂは電線クランプ９に
対し、剥皮用刃物７Ｃ、７Ｄは電線クランプ９′に対し
て切込み深さがそれぞれ異なるような位置に固定されて
いるため、その組み合わせを任意に選択することによ
り、４種類の切込み深さが得られる。
対し、剥皮用刃物７Ｃ、７Ｄは電線クランプ９′に対し
て切込み深さがそれぞれ異なるような位置に固定されて
いるため、その組み合わせを任意に選択することによ
り、４種類の切込み深さが得られる。
【００１８】図３において、剥皮用刃物７Ａと７Ｃを対
向させて被覆電線８に切込みを入れることにより、切込
み深さ１０Ａが得られ、剥皮用刃物７Ｂと７Ｃとの組み
合わせにより、切込み深さ１０Ｂとなり、剥皮用刃物７
Ａと７Ｄとの組み合わせにより、切込み深さ１０Ｃとな
り、剥皮用刃物７Ｂと７Ｄとの組み合わせによって切込
み深さ１０Ｄが得られる。切込みの深さは、 １０Ａ＞１０Ｂ＞１０Ｃ＞１０Ｄ となる。
向させて被覆電線８に切込みを入れることにより、切込
み深さ１０Ａが得られ、剥皮用刃物７Ｂと７Ｃとの組み
合わせにより、切込み深さ１０Ｂとなり、剥皮用刃物７
Ａと７Ｄとの組み合わせにより、切込み深さ１０Ｃとな
り、剥皮用刃物７Ｂと７Ｄとの組み合わせによって切込
み深さ１０Ｄが得られる。切込みの深さは、 １０Ａ＞１０Ｂ＞１０Ｃ＞１０Ｄ となる。
【００１９】切込み操作は、剥皮用刃物７Ａ、７Ｂと、
７Ｃ、７Ｄとの所定の組み合わせを設定した後、図１に
示したように、被覆電線８を剥皮ヘッド３、３′の剥皮
用刃物７相互間に導入し、剥皮ヘッド３、３′相互を駆
動体（図示せず）の駆動によって接近させ、被覆電線８
の絶縁被覆８ａに切込みを入れる。次いで、被覆電線８
または、剥皮装置Ａの基体１のいずれかを被覆電線８の
芯線８ｂ方向に両者を隔離するように移動させることに
より、被覆電線８の末端部の絶縁被覆８ａが除去され剥
皮が終了する。
７Ｃ、７Ｄとの所定の組み合わせを設定した後、図１に
示したように、被覆電線８を剥皮ヘッド３、３′の剥皮
用刃物７相互間に導入し、剥皮ヘッド３、３′相互を駆
動体（図示せず）の駆動によって接近させ、被覆電線８
の絶縁被覆８ａに切込みを入れる。次いで、被覆電線８
または、剥皮装置Ａの基体１のいずれかを被覆電線８の
芯線８ｂ方向に両者を隔離するように移動させることに
より、被覆電線８の末端部の絶縁被覆８ａが除去され剥
皮が終了する。
【００２０】被覆電線８の絶縁被覆８ａに切込みを入れ
る際に、電線クランプ９、９′によって把持される被覆
電線８の中心と、剥皮用刃物７Ａないし７Ｄとの組み合
わせによる切込み時の中心とが若干偏心するが、その偏
心量は極く僅かであるため、剥皮工程における実用上の
支障はない。
る際に、電線クランプ９、９′によって把持される被覆
電線８の中心と、剥皮用刃物７Ａないし７Ｄとの組み合
わせによる切込み時の中心とが若干偏心するが、その偏
心量は極く僅かであるため、剥皮工程における実用上の
支障はない。
【００２１】上記の実施例においては、４枚の剥皮用刃
物７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、７Ｄを用いた場合を示したが、６
枚の剥皮用刃物と電線クランプを用いて、３枚ずつ剥皮
ヘッドに装着することにより９種類の切込み深さが設定
できる。さらに多数の剥皮用刃物を並設すればより多く
の組み合わせが可能となる。
物７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、７Ｄを用いた場合を示したが、６
枚の剥皮用刃物と電線クランプを用いて、３枚ずつ剥皮
ヘッドに装着することにより９種類の切込み深さが設定
できる。さらに多数の剥皮用刃物を並設すればより多く
の組み合わせが可能となる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の被覆電線の剥皮装置は、剥皮ヘ
ッドに移動自在に設けた刃物支持体に、それぞれ異なる
切込み深さに設定した複数の剥皮用刃物を並設している
ため、他方の剥皮ヘッドに設けた剥皮用刃物と適宜組み
合わせて対向させることにより、少ない剥皮用刃物で絶
縁被覆の厚みが異なる被覆電線に対する適合範囲が拡大
し、剥皮用刃物の種類の削減、装置の小型化が可能とな
るなどの利点を有する。
ッドに移動自在に設けた刃物支持体に、それぞれ異なる
切込み深さに設定した複数の剥皮用刃物を並設している
ため、他方の剥皮ヘッドに設けた剥皮用刃物と適宜組み
合わせて対向させることにより、少ない剥皮用刃物で絶
縁被覆の厚みが異なる被覆電線に対する適合範囲が拡大
し、剥皮用刃物の種類の削減、装置の小型化が可能とな
るなどの利点を有する。
【図１】本発明の実施例に係わる被覆電線の剥皮装置を
示す概略側面図である。
示す概略側面図である。
【図２】図１の剥皮装置の要部を示す正面図である。
【図３】図２の剥皮用刃物の組み合わせを示す説明図で
ある。
ある。
【図４】従来の被覆電線の剥皮装置の説明図である。
【図５】図４の電線クランプが被覆電線を挟持した状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図６】図４の切断刃が被覆電線に切込みを入れた状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図７】従来の他の被覆電線の剥皮装置の断面図であ
る。
る。
【図８】図７の剥皮装置の側面図である。
【図９】図７の可動切断刃と固定切断刃とによって被覆
電線に切込みを入れる状態を示す説明図である。
電線に切込みを入れる状態を示す説明図である。
Ａ 被覆電線の剥皮装置 １ 基体 ２ 支持レール ３、３′ 剥皮ヘッド ４、４′ 刃物支持体 ５、５′ 移動レール ７（７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、７Ｄ） 剥皮用刃物 ８ 被覆電線 ８ａ 絶縁被覆 ８ｂ 芯線 ９、９′ 電線クランプ
Claims (2)
- 【請求項１】 互いに接近、隔離自在に設けた一対の剥
皮ヘッドを備え、双方の剥皮ヘッドに剥皮用刃物と切込
み深さを設定する電線クランプとを設け、被覆電線の絶
縁被覆に対し双方の剥皮用刃物による切込みを入れて、
該剥皮ヘッドと被覆電線とを相対的に被覆電線の芯線方
向に隔離することにより絶縁被覆の除去を行うようにし
た被覆電線の剥皮装置において、 前記一対の剥皮ヘッドの双方または片方に刃物支持体を
移動自在に設け、該刃物支持体に複数の剥皮用刃物と電
線クランプとを該刃物支持体の移動方向に並設すると共
に、該剥皮用刃物と電線クランプとの相互位置を剥皮用
刃物による切込み深さがそれぞれ異なる位置に設定し、
双方の剥皮ヘッドの剥皮用刃物を選択的にに対向させて
絶縁被覆の切込みを行うようにしたことを特徴とする被
覆電線の剥皮装置。 - 【請求項２】 双方の剥皮ヘッドが、基体に設けた支持
レールに沿って互いに接近、隔離自在に設けられ、刃物
支持体が、該剥皮ヘッドに設けた移動レールに移動自在
に装着されていることを特徴とする請求項１記載の被覆
電線の剥皮装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7197687A JPH0946844A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 被覆電線の剥皮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7197687A JPH0946844A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 被覆電線の剥皮装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0946844A true JPH0946844A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16378686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7197687A Withdrawn JPH0946844A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 被覆電線の剥皮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0946844A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998013907A1 (de) * | 1996-09-23 | 1998-04-02 | Schleuniger Holding Ag | Endloskabelbearbeitungsvorrichtung |
| KR100830058B1 (ko) * | 2007-05-31 | 2008-05-16 | (주)티에이치엔 | 전선 피복 스트립 장치 |
| US8234772B2 (en) | 1995-11-06 | 2012-08-07 | Schleuniger Holding Ag | Continuous cable processing apparatus |
| JP2012244889A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Kyudenko Corp | ケーブルの被覆剥ぎ取り工具 |
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| CN107404058A (zh) * | 2017-08-25 | 2017-11-28 | 东莞市森佳机械有限公司 | 一种电线的剥皮剪线设备 |
| CN109149450A (zh) * | 2018-08-31 | 2019-01-04 | 国网北京市电力公司 | 自动剥线装置 |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP7197687A patent/JPH0946844A/ja not_active Withdrawn
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