JPH0946489A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH0946489A
JPH0946489A JP7197472A JP19747295A JPH0946489A JP H0946489 A JPH0946489 A JP H0946489A JP 7197472 A JP7197472 A JP 7197472A JP 19747295 A JP19747295 A JP 19747295A JP H0946489 A JPH0946489 A JP H0946489A
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JP7197472A
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Tadashi Takahashi
匡 高橋
Shizuo Hasegawa
靜男 長谷川
Noriyoshi Osozawa
憲良 遅澤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送経路が違う両側読み出し電荷転送装置の
左右のリセットパルスをそれぞれ独立に制御することに
より高速な画像読み取りを可能とする。 【解決手段】 画像読取り装置において、原稿からの反
射光を左右に分けて電気信号に変換する光電変換手段
と、上記光電変換手段からの電荷を電気信号として出力
部へ転送する複数の電荷転送手段と、上記電荷転送手段
から転送された電荷を電圧に変換する電圧変換手段と、
電荷を電圧として出力した後に上記電圧変換手段リセッ
トするリセット手段と、上記リセット手段を制御するた
めのリセットパルスを上記光電変換手段と電荷転送手段
とを左右に分けて左右独立に与えるタイミング発生手段
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換および光
電電荷転送を行う複数の光電変換素子列を備えた画像読
み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り装置には、1次元の
ラインセンサや2次元のエリアセンサがあり、画像読み
取り素子としては、MOS型とCCD型が一般的であ
り、該素子を複数個並べて光学系で縮小された画像を読
み取ったり、該素子を原稿と同寸法だけ並べて直接画像
を読み取る例が出現している。
【0003】ここで、CCD型のイメージセンサとして
は、キャリアを転送するための金属電極と半導体及びこ
の2者を絶縁する酸化膜よりなるMOS構造を有し、チ
ャネルを通してのキャリアの伝導は、表面に沿って存在
する転送電極群に適当な電位を配分し、界面のチャネル
に沿って、電位の勾配を生ぜしめて、p−n接合の光電
変換部で生じたキャリアを順次転送する機能を有してい
る。そして、1次元状に光電変換素子を並べた場合、素
子に生じた画素信号を転送して画像信号を得ることがで
き、イメージ信号を得る場合は原稿又はこの光学変換素
子を移動して2次元状の画像信号を得ることができる。
また、2次元状に光電変換素子を配置した場合には、所
定時間受光した各光電変換素子のキャリアを水平・垂直
走査回路からのタイミング信号によって転送し、時系列
な画像信号としてのイメージセンサ出力を得ることがで
きる。
【0004】このCCD型イメージセンサの一種である
TDI(Time Delay and Intergration )センサは、受
光部にフォトダイオードを複数個並べたリニアセンサー
アレイを垂直方向に、R(赤),G(緑),B(青)の
各色mラインづつを有し、1ラインのフォトダイオード
列は水平方向にn個のフォトセルが並べられている。こ
のTDIセンサは、垂直方向に走査され、得られた光電
電荷は順次垂直方向に転送される。転送された電荷はト
ランスファーゲートに到達し、あるタイミングでトラン
スファゲートを開閉することにより、1ラインごとの画
像信号をCCDシフトレジスタに転送する。この電荷を
水平方向に順次転送することにより画像が、時系列的な
電気信号に変換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の方法で
は、スキャナの水平・垂直走査回路による走査スピード
をより速くすると、CCDシフトレジスタの負荷の影響
により、画像を高速に読み込むことが困難である。特
に、白黒画像の場合はまだしも、少なくとも3色に分け
たカラー画像を読み取る場合には、通常の走査速度で
は、画像の転送又はスキャナの転送時間が遅くなってし
まうという欠点があり、この欠点のない高速な画像読み
取りが可能な画像読み取り装置の開発が期待されてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記欠点を解
決するためになされたもので、画像読み取り装置におい
て、原稿からの反射光を左右に分けて電気信号に変換す
る光電変換手段と、上記光電変換手段からの電荷を電気
信号として出力部へ転送する複数の電荷転送手段と、上
記電荷転送手段から転送された上記電荷を電圧に変換す
る電圧変換手段と、上記電荷を電圧として出力した後に
上記電圧変換手段をリセットするリセット手段と、上記
リセット手段を制御するためのリセットパルスを左右独
立に与えるタイミング発生手段を有することを特徴とす
る。
【0007】かかる構成によって、各電荷転送手段の真
ん中から左右に画像を読み出し、左右のリセットパルス
をそれぞれ独立に制御するように構成した。このことに
より、1ラインを半分の時間で読み出せ、左右の読み出
し時間の差異を左右独立のリセットパルスによって合わ
せることで左右の画像信号の合成時に正確に合致させる
ことができる。こうして、高速な画像読み取りが可能と
なり、かかる画像読み取り装置を複写機に用いた場合、
大量のカラー原稿を短時間で複写できる。
【0008】また、本発明による上記画像読み取り装置
において、上記光電変換手段と上記電荷転送手段と上記
電圧変換手段と上記リセット手段はいずれも少なくとも
上記原稿の左右に分割して備えられることを特徴とす
る。更に、上記画像読み取り装置において、上記光電変
換手段と上記電荷転送手段と上記電圧変換手段と上記リ
セット手段はいずれも少なくともR,G,B3色毎に備
えられることを特徴とする。また、上記画像読み取り装
置において、上記光電変換手段はCCDイメージセンサ
であり、上記電荷転送手段はCCDシフトレジスタであ
り、上記電圧変換手段は容量を含み、上記リセット手段
は上記タイミング発生手段からのタイミングによりオン
/オフする半導体スイッチであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態につい
て、各実施例とともに、下記スキャナー、CCDイメー
ジセンサ、画像処理装置、CCDイメージセンサと画像
処理装置とのインターフェイス部、CCDイメージセン
サのタイミング供給部とを順次図面を参照しつつ、詳細
に説明する。
【0010】(1)スキャナー 図1はカラーCCDリニアセンサーを搭載したスキャナ
ーの構成図である。図において、スキャナー1000は
スキャナー本体1000aとドキュメントフィーダー1
000bから構成される。
【0011】スキャナー本体1000aは次の様に構成
される。1010は静止した原稿を搭載するプラテンガ
ラス、1012は第1ミラーユニットであり、原稿露光
用ハロゲンランプ1005、第1の反射ミラー1002
から構成される。また、1020は第2ミラーユニット
であり、第2の反射ミラー1003、第3の反射ミラー
1004から構成される。さらに、1001は原稿反射
光をカラーCCDリニアイメージセンサー1100上へ
縮小結像させるレンズユニットである。1009はドキ
ュメントフィーダ1000bを用いて原稿の流し読みを
行う場合の流し読み用プラテンガラスである。
【0012】上記構成に於て、次の動作により原稿読み
取り走査を行う。プラテンガラス1010上に原稿を固
定、搭載し、原稿露光用ハロゲンランプ1005と第1
の反射ミラー1002を含む第1ミラーユニット101
2と,及び第2の反射ミラー1003と第3の反射ミラ
ー1004を含む第2ミラーユニット1020を、ステ
ッピングモータ1014により第1ミラーユニット10
12と第2ミラーユニット1020との走査の比を2:
1とする走査スピードで、矢印Aの方向(副走査方向)
に移動走査して原稿を読み取る。この場合、第1,第2
ミラーユニット1012,1020はそれぞれ破線の位
置からスタートする。その際、第1ミラーユニット10
12内の原稿露光用ハロゲンランプ1005から照射さ
れた光線は原稿画像により反射され、この反射光は、第
1の反射ミラー1002で反射され、第2の反射ミラー
1003と第3の反射ミラー1004で反射され、レン
ズユニット1001で集束されて、カラーCCDリニア
イメージセンサー1100に読み取られる。従って、カ
ラーCCDリニアイメージセンサー1100の読み取り
スピードは上記走査スピード以上の速度で3色各ライン
で読み取ることができる。
【0013】次に、ドキュメントフィーダ1000bは
以下から構成される。1006は原稿のインプットトレ
ー、1007は原稿のピックアップローラ、1008は
原稿を給紙するフィードローラ、1011は複数個の給
紙ローラにより排出された原稿を収納する排紙トレーで
ある。静止原稿の場合は、プラテンガラス1010上に
載置して読み取るが、このドキュメントフィーダ100
0bは流し読みを可能とするもので、更に原稿の表裏を
も読み取りできる機構を有している。
【0014】インプットトレー1006上には原稿面を
上向きにして原稿が搭載される。片面読み取りの場合、
原稿はピックアップローラ1007でフィードローラ1
008まで送られ、原稿の読み取りタイミングに従っ
て、フィードローラ1008によって給紙され、破線矢
印の方向に搬送され、流し読みプラテンガラス1009
上を通過し、下段の排出フィーダを経て排出トレー10
11に排出される。同時に第1、第2ミラーユニット1
012,1020、レンズユニット1001を通して反
射光像がカラーCCDリニアセンサ1100上へ縮小結
像される。
【0015】両面原稿の読み取りの場合、フィードロー
ラ1007によって給紙された原稿は実線矢印の方向へ
搬送され、原稿のスタート点検出部1016で原稿の到
来とスタート点を検出し、まず表面が流し読みプラテン
ガラス1009の読み取り位置を通過して読み取られた
後、実線で示す搬送経路に従って反転し、裏面の原稿の
スタート点検出部1017で原稿の到来とスタート点を
検出し、表面読み取り時とは逆の方向から裏面が読み取
られ、上段の排出フィーダを経て、片面読み取り時と同
様に同一面を向けて、排紙トレー1011へ排紙され
る。
【0016】この時、カラーCCDリニアセンサ110
0上における結像画像の副走査方向は原稿の表面読み取
り時は矢印B、裏面読み取り時は矢印Cとなる。また主
走査方向は図上向こう側又はこちら側方向に走査され
る。
【0017】こうして、上記複写機の画像読み取り部は
構成されており、カラーCCDリニアセンサ1100に
結像された画像は読み取られ、各色の感光体に転写され
て被転写紙に転写されて、カラー画像のコピーを得るこ
とができる。
【0018】(2)カラーCCDリニアセンサー 図2は、上記カラーCCDリニアセンサー1100の構
成図である。図において、2000はカラーCCDリニ
アイメージセンサであり、2001,2002,200
3は各々Red,Blue,Greenの各CCDリニ
アセンサー部である。
【0019】2001a〜2001cは各々Redのオ
ンチップカラーフィルタを有するリニアフォトダイオー
ドアレイであり、2002a〜2002cは各々Blu
eのオンチップカラーフィルタを有するリニアフォトダ
イオードアレイであり、2003a〜2003cは各々
Greenのオンチップカラーフィルタを有するリニア
フォトダイオードアレイである。
【0020】また2004a〜2004d、2005a
〜2005dはリニアフォトダイオードアレイ2001
a〜2001cで発生した電荷を各々の出力部2101
a〜2101d、2102a〜2102dへ水平転送す
るためのCCDシフトレジスタである。
【0021】ここでCCDシフトレジスタ2005a〜
2005dは正方向(表面)読み取り用(図1実線矢印
方向)で、CCDシフトレジスタ2005a,2005
bはリニアフォトダイオードアレイ2001a〜200
1cの左半分の電荷を出力部2102a,2102bに
転送し、CCDシフトレジスタ2005c,2005d
はリニアフォトダイオードアレイ2001a〜2001
cの右半分の電荷を出力部2102c,2102dに転
送する。
【0022】CCDシフトレジスタ2005a,bとC
CDシフトレジスタ2005c,dの電荷転送方向はお
互い逆向きである。
【0023】また、CCDシフトレジスタ2004a〜
2004dはRedの逆方向(裏面)読み取り用(図1
点線矢印方向)であり、同様にリニアフォトダイオード
アレイ2001a〜2001cを左右分割してそれぞれ
の出力部に電荷を転送する。
【0024】また、CCDシフトレジスタ2005a〜
2005dはリニアフォトダイオードアレイ2002a
〜2002cで発生した電荷を出力部2102a〜21
02dへ水平転送する(Blueの逆方向読み取り用)
CCDシフトレジスタでもある。
【0025】また、2006a〜2006dはBlue
のリニアフォトダイオードアレイ2002a〜2002
cで発生した電荷を、出力部2103a〜2103dへ
転送するBlue成分の正方向読み取り用のCCDシフ
トレジスタである。
【0026】また、同時にGreenのリニアフォトダ
イオードアレイ2003a〜2003cで発生した電荷
を出力するため(Greenの逆方向読み取り用)のC
CDシフトレジスタでもある。
【0027】また、2007a〜2007dはGree
nのリニアフォトダイオードアレイ2003a〜200
3cで発生する電荷を出力部2104a〜2104dへ
水平転送するためのCCDシフトレジスタである。
【0028】さらに、2206,2207,2208は
Redのリニアフォトダイオードアレイ2001aで発
生した電荷を次段のリニアフォトダイオードアレイ20
01bへ転送するシフトゲートSH1,SH2,SH3
である。
【0029】このシフトゲートSH1,SH2,SH3
は次のような動作を行う。
【0030】正方向読み取り時には、シフトゲートSH
1(2206)→SH2(2207)→SH3(220
8)の順に動作させて、電荷をリニアフォトダイオード
アレイ2001aからリニアフォトダイオードアレイ2
001bへ(実線矢印方向)転送し、電荷の合成を行
う。
【0031】逆方向読み取り時には、正方向読み取りと
は逆にSH3(2208)→SH2(2207)→SH
1(2206)の順に動作させることで、電荷をリニア
フォトダイオードアレイ2001bからリニアフォトダ
イオードアレイ2001aへ(点線矢印方向)転送し、
電荷の合成を行ない、逆方向への電荷転送、合成を行な
う。
【0032】また、2209〜2211は、同様にリニ
アフォトダイオードアレイ2001bと2001c間の
電荷転送を制御するためのシフトゲートSH4〜SH6
であり、正方向読み取り時及び逆方向読み取り時の動作
順序は各々、シフトゲートSH4(2209)→SH5
(2210)→SH6(2211)、またシフトゲート
SH6(2211)→SH5(2210)→SH4(2
209)である。
【0033】また、2212はリニアフォトダイオード
アレイ2001cで発生した電荷を水平CCDシフトレ
ジスタ2005a,2005bへ、スキャナの読み取り
速度に同期して転送するためのシフトゲートSH7であ
る。
【0034】また、2213,2214はシフトゲート
SH7(2212)によって転送されたリニアフォトダ
イオードアレイ2001cの電荷を、水平CCDシフト
レジスタ2005a〜2005dへ1画素毎に順次転送
するためのスイッチゲートSG1,SG2である。
【0035】スイッチゲートSG1によって、奇数画素
の電荷が水平CCDシフトレジスタ2005a,cへ転
送され、スイッチゲートSG2によって、偶数画素の電
荷が水平CCDシフトレジスタ2005b,dへ転送さ
れる。
【0036】さらに、2215〜2217は水平CCD
シフトレジスタ2005a,b間、2005c,d間で
電荷のレジスタ間転送を行うためのトランスファゲート
TG1〜TG3である。
【0037】前述したリニアフォトダイオードアレイ間
の電荷の転送(シフトゲートによる)と同様に、正方向
読み取り時にはTG1→TG2→TG3、逆方向読み取
り時にはTG3→TG2→TG1と動作順序を切り換え
ることにより転送方向の制御を行う(図2上、正方向は
実線矢印で示し、逆方向は点線矢印で示す)。
【0038】ここで水平CCDシフトレジスタ2005
a〜dは2相駆動である。
【0039】通常知られている通り、レジスタφ1,φ
2の2つのレジスタが交互に連なっており、この2つの
レジスタφ1,φ2に交互にパルスを入力することによ
って、CCDレジスタのポテンシャルを変化させ、出力
部2101〜2104a〜d方向へ電荷が順次転送され
る。
【0040】上述したトランスファゲートTG1〜TG
3のレジスタ間の転送は、2つのレジスタ(φ1,φ
2)の内φ1のレジスタを用いて行うものとする。
【0041】また、2218,2219は電荷転送方向
を制御するスイッチゲートである。図示していないが上
述したシフトゲートSH1〜SH7、トランスファゲー
トTG1〜TG3は、このスイッチゲート2218,2
219によって電荷転送方向の切り換えが行われる。
【0042】また、スイッチゲートSW1(221
8),SW2(2219)はアナログスイッチ2106
a〜2106dを制御する。
【0043】アナログスイッチ2106a〜dは、正方
向読み取り時(実線矢印方向)には転送レジスタ200
7a〜dの出力を、逆方向読み取り時(破線矢印方向)
には転送レジスタ2004a〜dの出力を選択する。
【0044】こうして、原稿の表と裏とを読み出すため
に、結像された画像をカラーCCDリニアセンサー11
00によるカラーCCDリニアイメージセンサ2000
で検出され、各色R,G,B毎に奇数画素と偶数画素と
で右側と左側に分けられて、正方向と逆方向とで読み出
しのリニアフォトダイオードアレイを異ならせて読み出
すことができる。
【0045】(3)信号処理回路 図3は信号処理回路の回路ブロック図を示す。
【0046】上記カラーCCDリニアセンサー1100
から出力される各色4本の正方向と逆方向とで読み出し
用リニアフォトダイオードアレイの出力を異ならせた画
像信号は、アナログ信号処理部3001でサンプルホー
ルド回路、ゲインコントロールアンプ(AGC)によっ
て所定レベルに調整された後、ADコンバータでデジタ
ルデータへと変換される。
【0047】ここでカラーCCDリニアセンサー110
0からの出力信号は上述したように読み取り方向によっ
て異なる色信号となる。
【0048】アナログ信号処理部3001では読み取り
方向に応じてアンプゲイン、ADコンバータの基準レベ
ル(オフセット)が切り換えられる。
【0049】本実施例においては、ADコンバータの分
解能を8ビットとして説明を行うが、これに限定される
ものではない。
【0050】アナログ信号処理部3001から出力され
る計96ビット(=4出力×8ビット×3色)のデジタ
ルデータは、CCD画素配列補正部3002に供給され
る。
【0051】カラーCCDリニアセンサー1100は、
図2で説明したようにリニアフォトダイオードアレイを
左右に分割し、それぞれ逆方向に読み出すために片側が
鏡像出力となる。
【0052】CCD画素配列補正部3002は、後段の
画像処理回路アルゴリズムに応じてこの配列を補正する
もので、FIFO(First in first out),LIFO
(Latein first out)メモリーを含む論理回路よりな
る。
【0053】ライン間距離補正部3003は各色のリニ
アフォトダイオードアレイが3ラインを有しているの
で、各ラインの距離差を等間隔の画像データとするため
に補正するもので、例えばメモリーコントロールによる
遅延回路を具備して補正する。
【0054】シェーディング補正部3004はカラーC
CDリニアセンサー1100の持つ画素毎の感度バラツ
キの補正を行うもので、読み取り方向(正/逆)に応じ
て2種類の補正データでリニアフォトダイオードの感度
バラツキを補正する。これはカラーCCDリニアセンサ
ー1100が読み取り方向(正/逆)に対して電荷の転
送経路が異なることにも起因する。
【0055】マスキング補正部3005はRGB色空間
の補正を行うもので、読み取り方向(正/逆)に対し2
種類の補正係数を持ち、出力は読み取り方向に拘わらず
色について一定になる。
【0056】アナログ処理回路部3001からマスキン
グ補正部3005迄の処理で正規化された各デジタルデ
ータは、画像処理部3006で、変倍、γ補正等の処理
をページメモリー3007を用いて行われる。
【0057】上述した回路構成において、例えばアナロ
グ信号処理部3001のゲイン、オフセットやCCD画
素配列補正部3002、ライン間距離補正部3003の
メモリーコントロールやマスキング補正部3005の補
正係数などの設定,制御はコントローラ3010が管理
する。
【0058】また、各ブロックで必要なタイミングパル
スはタイミング発生部3009で発生され、カラーCC
Dリニアセンサー1100の駆動パターンはドライバー
3008を介して、カラーCCDリニアセンサー110
0に供給される。
【0059】この信号処理回路によって、カラーCCD
リニアセンサー1100からの画像信号を例えば複写機
として原稿に対応したリニアな特性になるように上記の
種々な処理を行ない、画像処理部3006から例えば、
感光体を露光する露光信号として出力される。
【0060】(4)カラーCCDリニアセンサーと信号
処理回路のインターフェイス 図4はFDA(Floating Diffusion Amplifier)の一部
の構成図を示している。各水平CCDシフトレジスタ2
004a〜d,2005a〜d,2006a〜d,20
07a〜dにはそれぞれFDAの機能が付いている。
【0061】例えば、CCDシフトレジスタ2005
a,2005cについて説明すると、リニアフォトダイ
オードアレイ2001cから光電変換電荷を検出され、
CCDシフトレジスタ2005a,cから水平方向に運
ばれた奇数画素の電荷は、出力容量部4001a,cに
送り込まれる。出力容量部4001a,cは、転送され
た電荷を電圧に変換するものである。4002a,cは
リセットスイッチであり、リセットパルスが“H”のと
きスイッチが入り、この例では電源4003a,cの例
えば5Vの電位にリセットされる。
【0062】φ1,φ2の2つのレジスタのポテンシャ
ルを変化させることにより1ビットづつ左右にCCDシ
フトレジスタ2005a,cからFDAに出力された電
荷は、そのFDAの出力容量部4001a,cにおいて
電荷出力が電圧に変化されたのち、各出力端子4004
a,cを介して出力される。1ビットのデータが出力端
子4004a,cに出力されたあと、リセットスイッチ
がONになり電源4003a,cから電流が流れ、出力
容量部4001a,cが5vに帯電しリセットされる。
そして次の電荷が出力容量部4001a,cに転送され
る。このような動作を、各水平CCDシフトレジスタ2
004a〜d,2005a〜d,2006a〜d,20
07a〜dにおいて同時に行っている。
【0063】図5は出力容量部の出力電圧の波形図であ
る。φRSはリセットパルス、φ1cはCCDシフトレ
ジスタの出力部に最も近いレジスタφ1cの鼓動クロッ
クである。VOUTは水平CCDシフトレジスタ2005
a,cから転送した電荷を出力容量部4001a,cで
変換した出力電圧である。
【0064】図5において、クロックφ1cが“L”の
とき出力容量部4001a,cへ電荷を転送する。出力
容量部4001a,cに転送された電荷は斜線部分のよ
うにマイナスの電圧として出力される。この電荷は受光
部に入射された光量に比例しており、もし受光部に光が
入射されなかった場合(原稿の黒部分)には、電荷が小
さいので電圧変換も小さい。そして電荷が電圧に変換さ
れたのちリセットパルスが“H”になり出力容量部の電
圧が5vに帯電される。更にクロックφ1cが“L”に
なり次の電荷が出力容量部4001a,cに転送され
る。図示のOS1R/Bは正方向走査時に読み出された
赤色のリニアフォトダイオードアレイからCCDシフト
レジスタ2005aの出力をOS1 Rとし、逆方向走
査時の青色の読み出し出力をOS1 Bとした場合を示
したものである。
【0065】ここで、奇数画素の検出例を示したが、水
平CCDシフトレジスタ2005b,dから偶数画素の
電荷が出力されるので、出力端子4004aと4004
bとを組み合わせて、リニアフォトダイオードアレイの
左側の時系列的な一連の画像信号が得られ、また出力端
子4004cと4004dとを組み合わせて、右側ので
時系列的な一連の画像信号が得られ、この両者を組み合
わせてリニアフォトダイオードアレイの1ラインの画像
信号を得ることができる。これらの処理は図3に示す画
像処理部3006で行われる。
【0066】(5)CCDイメージセンサのタイミング
供給部 図6は、本発明の左右の出力を制御するリセットパルス
の構成図である。各構成部品の符号は図2と同一機能の
部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略している。
【0067】図6では、電荷転送部の左右において転送
経路が違うため、左右の水平CCDシフトレジスタから
出力された電荷を、電圧に変化するためのFDAでそれ
ぞれ独立にリセットパルスを調整する構成になってい
る。本実施例では、図3に示したタイミング発生部30
09から与えられたリセットクロックを、左右それぞれ
転送経路に合わせたタイミングだけ、それぞれ遅延素子
6001,6002によって遅らせたのちに、各リセッ
ト部6004a〜d,6005a〜d,6006a〜
d,6007a〜dに供給している。図面上各タイミン
グ信号は各リセット部に供給している例を信号線に接続
した略図で示している。また、これとは別の構成で、直
接タイミング発生部3009で左右のリセットクロック
RS1,RS2を別々に生成し、各リセット部6004
a〜d,6005a〜d,6006a〜d,6007a
〜dにそれぞれクロックを与えても良い。タイミング発
生部3009からリセットクロックを左右それぞれ転送
経路に合わせて両側読み出しCCDイメージセンサに与
えて出力データを合わせるようにする。
【0068】ここで、遅延素子6001,6002は図
7(a)に示すLC遅延回路を用いてもよい。タイミン
グ発生部3009からのリセット信号RS1,RS2か
らそれぞれ入力IN1に入力されると、各出力OUT1
〜OUT2は、図(b)に示す所定の遅延信号が得られ
るので、左右の画像を合わせるために適切な遅延信号を
選択して、各リセット部6004a〜d,6005a〜
d,6006a〜d,6007a〜dに出力する。こう
して左右の画像の読み出し時間の差異を上記アナログデ
ィレイラインの遅延素子6001,6002を用いて、
リセットパルスを調整し、左右の画像信号を正しく合致
させることができる。
【0069】また、遅延素子6001,6002はCR
の遅延回路、メモリ読み出し時間による遅延回路など種
々の回路が適用され、また現実の左右の遅延時間差に応
じてそれぞれ独立に調節してもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば両側
(左右)読み出しを行う電荷転送手段のリセットパルス
を独立で調整することができ、左右の転送時間差に応じ
てタイミングを合わせ、画像処理部での左右の画像信号
を組み合わせて、一連の信号を得ることができる。また
この信号処理により、画像読み取り装置本体での高速走
査と相俟って高速に原稿を読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるカラーCCDリニアセンサーを
搭載したスキャナーの構成図である。
【図2】実施例におけるカラーCCDリニアセンサー1
100の構成図である。
【図3】実施例における信号処理回路の回路ブロック図
である。
【図4】実施例におけるFDA(Floating D
iffuson Amplifer)の構成図である。
【図5】実施例における出力容量部(バッファ)の出力
電圧の波形図である。
【図6】実施例における左右の出力を制御するリセット
パルスの構成図である。
【図7】実施例における左右の出力を制御するリセット
パルス供給用遅延回路とタイミングチャートである。
【符号の説明】
1000 スキャナー 1009 流し読み用プラテンガラス 1010 プラテンガラス 1012 第1ミラーユニット 1020 第2ミラーユニット 2000 カラーCCDリニアイメージセンサ 2001,2002,2003 各R,G,BのCCD
リニアセンサ 2004,2005,2006,2007 CCDシフ
トレジスタ 2101,2102,2103,2104 出力部 3001 アナログ信号処理部 3002 CCD画素配列補正部 3003 ライン間距離補正部 3004 シェーディング補正部 3006 画像処理部 4001 出力容量部 6001,6002 遅延素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿からの光を左右に分けて電気信号に
    変換する光電変換手段と、前記光電変換手段からの電荷
    を電気信号として出力部へ転送する複数の電荷転送手段
    と、前記電荷転送手段から転送された前記電荷を電圧に
    変換する電圧変換手段と、前記電荷を電圧として出力し
    た後に前記電圧変換手段をリセットするリセット手段
    と、前記リセット手段を制御するためのリセットパルス
    を左右独立に与えるタイミング発生手段を有することを
    特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換手段と前記電荷転送手段と
    前記電圧変換手段と前記リセット手段はいずれも少なく
    とも前記原稿の左右に分割して備えられることを特徴と
    する請求項1に記載の画像読み取り装置
  3. 【請求項3】 前記光電変換手段と前記電荷転送手段と
    前記電圧変換手段と前記リセット手段はいずれも少なく
    ともR,G,B3色毎に備えられることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の画像読み取り装置
  4. 【請求項4】 前記光電変換手段はCCDイメージセン
    サであり、前記電荷転送手段はCCDシフトレジスタで
    あり、前記電圧変換手段は容量を含み、前記リセット手
    段は前記タイミング発生手段からのタイミングによりオ
    ン/オフする半導体スイッチであることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8130428B2 (en) 2007-09-14 2012-03-06 Fuji Xerox Co, Ltd. Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method and computer readable medium storing program thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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