JPH0946463A - フィルム画像入力装置 - Google Patents

フィルム画像入力装置

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JPH0946463A
JPH0946463A JP7197185A JP19718595A JPH0946463A JP H0946463 A JPH0946463 A JP H0946463A JP 7197185 A JP7197185 A JP 7197185A JP 19718595 A JP19718595 A JP 19718595A JP H0946463 A JPH0946463 A JP H0946463A
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film
image
frame
feeding
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JP7197185A
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English (en)
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Takashi Terauchi
孝 寺内
Tadashi Saito
正 斉藤
Hiroshi Ushiyama
博 牛山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像済みの磁気記録層が形成されたフィルムの
再生表示に対応して、安価で使いやすいフィルム画像入
力装置を提供することを目的とする。 【解決手段】制御マイコン40がネガフィルム30のフィル
ム画像を1コマ単位で再生表示する際にネガフィルム30
の給送動作と撮像動作を交互に繰り返す制御を行なうの
で、特定のコマのフィルム画像を再生表示するために画
像メモリ55に記憶するフィルム画像は1コマ分で済み、
装置を安価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム等の
フィルム画像入力装置、特に、パトローネ内に収納され
た現像済み写真フィルムのフィルム画像をモニター手段
上に再生するフィルム画像入力装置に関するものであ
る。
【従来の技術】従来から、現像済み写真フィルムの画像
をビデオモニターに再生するフィルム画像入力装置が知
られており、例えば、供給リールと巻取リールを配し
て、光源を含む撮像光学系の結像位置上を、長尺の現像
済み写真フィルムを1コマずつ給送し撮像を行なう。撮
像されたフィルム画像はCCD等のイメージセンサで光
電変換された後、画像信号処理回路で映像信号としてビ
デオモニター上に再生される。
【発明が解決しようとする課題】写真フィルムには撮像
領域の外側に磁気記録層が形成されたものがあり、そこ
には、標準、パノラマ、ハイビジョンといったプリント
のアスペクト比を表す撮像フォーマット情報を含む、流
通に必要な種々の管理情報がカメラでの撮影時、現像所
での現像・プリント時、DPE店での注文受付時に適宜
記録される。このようなフィルム画像をビデオモニター
を使って確認する場合には、写真フィルムに写っている
全コマのフィルム画像(インデックス画像)を一度に再
生表示させてから、表示を切り替えて特定のコマのフィ
ルム画像を大きく再生表示する要求が出てくるので、フ
ルサイズで全コマ分のフィルム画像を記憶すると共に、
各コマのフィルム画像を間引き等の縮小処理を施してイ
ンデックス画像を作成し記憶させることになる。具体的
には、最高40枚撮りのものに対応させるためには、少な
くとも32Mバイトの大容量のフレームメモリが必要とな
り、装置が高価になるという問題が生じる。これに対し
て、JPEG等の既知の画像圧縮技術を利用してメモリ
容量を減じることも考えられるが、圧縮伸張機能を搭載
することになって装置を安価にできない。さらに、この
種の写真フィルムではフィルム画像を再生表示する際に
撮像フォーマット情報を把握しなければならない。この
撮像フォーマット情報が磁気情報として記録されている
場合には、磁気テープの読み取りの場合と同様に、磁気
ヘッドと写真フィルムの相対速度を一定に保持する必要
があるが、写真フィルムを撮像するためには、1コマ毎
の間欠給送になるため、この間に該撮像フォーマット情
報を読み取ることは機構的に制約が多くなり、装置の複
雑化やコスト高を招く。これに対して、予め、写真フィ
ルムの先頭コマから最終コマまで一定速度で給送させな
がら、磁気情報のみを読み取った後、先頭コマまで巻き
戻して撮像することが容易に考えられるが、これによれ
ば、操作開始から最初のコマが再生表示されるまでに多
くの時間を要し、使用者に不快感を与えてしまう。本発
明はこのような従来の問題点に鑑みて為されるもので、
現像済みの磁気記録層が形成されたフィルムの再生表示
に対応して、安価で使いやすいフィルム画像入力装置を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、カートリッジ内に収納された現像済み写真フ
ィルムを引き出して撮像手段によってフィルム画像を撮
像して電気信号に変換し、所定フォーマットに処理して
フレームメモリに記憶させた後、モニター手段に出力す
ることで、該フィルム画像を該モニター手段のフレーム
画面上に再生表示するフィルム画像入力装置において、
前記撮像手段の撮像位置に前記写真フィルムを給送する
フィルム給送手段と、前記所定フォーマットに処理され
た複数のフィルム画像を一括して表示させるためのイン
デックス画像をフレーム画像として記憶する第1のフレ
ームメモリと、前記所定フォーマットに処理された任意
の1コマ分のフィルム画像をフレーム画像として記憶す
る第2のフレームメモリと、前記モニタ手段を制御して
フィルム画像を1コマ単位で再生表示する際に、前記フ
ィルム給送手段による写真フィルムの給送動作と前記第
2のフレームメモリへフレーム画像を書き込むための撮
像動作を繰り返し制御する装置制御手段と、を含んで構
成される。これによれば、装置制御手段がフィルム画像
を1コマ単位で再生表示する際に写真フィルムの給送動
作と撮像動作を交互に繰り返す制御を行なうので、特定
のコマのフィルム画像を再生表示するためにフレームメ
モリに記憶するフィルム画像は1コマ分で済み、装置を
安価にできる。また、請求項2記載の発明は、前記モニ
ター手段がインデックス画像を再生表示した後に1コマ
分のフィルム画像を再生表示する際に、前記フィルム給
送手段は、前記写真フィルムのその長手方向の略中央部
を前記撮像手段の撮像位置に給送して待機する構成とし
たものである。これによれば、インデックス画像の再生
表示終了後の写真フィルムの待機位置が略中央部である
ために、特定コマを指定してから該特定コマへの最大ア
クセス時間を短縮することができる。また、請求項3の
発明は、前記インデックス画像を再生表示してから前記
写真フィルムを待機位置へ給送開始するまでの間に、所
定の待ち時間を設け、該待ち時間の間に特定のコマ番号
の指定があると、該写真フィルムを待機位置へ給送する
代わりに該コマ番号のフィルム画像へ該写真フィルムを
給送して、該コマ番号のフィルム画像を撮像する構成と
したものである。これによれば、インデックス画像の再
生表示終了後に所定の待ち時間を設けたために、早く特
定コマを決定した場合にはより早く、該特定コマのフィ
ルム画像を再生表示することができる。特に、待機位置
に戻すまでの間にあるフィルム画像を再生表示する場合
は給送の無駄が無い。また、請求項4の発明は、磁気記
録層を形成した現像済み写真フィルムのフィルム画像を
撮像手段によって撮像して電気信号に変換し、該磁気記
録層に記憶されている撮像フォーマット情報に基づき所
定フォーマットに処理してフレームメモリに記憶させた
後、モニター手段に出力することで、該フィルム画像を
該モニター手段のフレーム画面上に再生表示するフィル
ム画像入力装置において、前記磁気記録層から各フィル
ム画像の撮像フォーマット情報を読み取る撮像フォーマ
ット情報読取手段と、前記撮像フォーマット情報読取手
段が撮像フォーマット情報を読み取る際には、写真フィ
ルムの複数コマ分を一定速度で連続給送し、また前記撮
像手段がフィルム画像を撮像する際には、該写真フィル
ムをコマ毎に間欠給送するフィルム給送手段と、前記写
真フィルムの所定の複数コマを連続給送しながらこれら
の撮像フォーマット情報を読み取る制御を行い、先頭コ
マから順次間欠給送して該複数コマ分の撮像を行なって
前記フィルム画像を前記モニター手段に再生表示制御す
る装置制御部と、を含んで構成される。これによれば、
装置制御部が撮像フォーマット情報の読み取りとコマ毎
の撮像を、複数コマ単位で切り分けて制御するために、
該撮像フォーマット情報の読み取りに必要な給送速度を
確保しつつ、最初のコマのフィルム画像が再生表示され
る時間短縮が可能となり、使いやすい装置を提供でき
る。また、請求項5の発明は、前記フィルム給送手段
が、写真フィルムを連続給送する場合に、該給送方向と
は逆向きに所定量給送して現位置の手前から連続給送を
開始するとともに、前記撮像フォーマット情報読取手段
は、該現位置のフィルム画像から撮像フォーマット情報
を読み取る構成としたものである。これによれば、現位
置の手前から連続給送を開始するために、連続給送する
先頭コマから撮像フォーマット情報読取手段の読み取り
に適した一定の給送速度となり、撮像フォーマット情報
の読み取りを一層確実に行なうことができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図1は本実施形態におけるネガビュアーの概観斜
視図であり、同図を用いてその概略動作の説明を行な
う。ネガビュアー1はカートリッジ内に収納された現像
済みの磁気記録層が形成されたネガフィルム(以後、単
にネガフィルムと略称する)を巻き取ってフィルム画像
を撮像して電気信号に変換するネガフィルム入力装置10
と、このネガフィルム入力装置10から出力されたフィル
ム画像の電気信号を入力してCRT等のフレーム画面に
該フィルム画像を再生表示するモニター装置20とから大
略構成される。このネガフィルム入力装置10に使用され
るネガフィルム30を図2に示す。ネガフィルム30の端部
はカートリッジ31のスプール31aに固定され、通常、巻
回されてカートリッジ31内に収納されている。ネガフィ
ルム30の画像形成領域30aにはカメラ等で撮影を行なう
ための感光層が形成され、この外縁部にはフィルム画像
の各コマの位置検出用に使用するためのパーフォレーシ
ョン30bと、図3に示すように標準・ハイビジョン・パ
ノラマといったアスペクト比の異なる3つのフォーマッ
トを表す撮像フォーマット情報、撮影日付、焼増し数等
のような各コマ特有の写真情報が記録される磁気記録層
30cが形成されている。まず、ネガフィルム入力装置10
の開閉蓋11を開けてカートリッジ31をフィルム装填口12
から挿入して開閉蓋11を閉めると、LCD等の表示部13
に初期の状態表示がなされる。オペレータはこの状態表
示を確認してから、装置前面にある操作パネル14上に配
されている所定のモードボタンを選択することにより、
ネガフィルム30がカートリッジ31から巻き取られて撮像
が開始される。上記モードボタンには25枚撮りであれば
モニター装置20のフレーム画面に縦5コマ×横5コマの
25コマの全フィルム画像が一度に表示され、また、40枚
撮りであれば縦5コマ×横5コマの25コマのフレーム画
面及び、縦3コマ×横5コマの15コマのフレーム画面の
2度に分けて全フィルム画像を表示するようなインデッ
クス画像モードと、フィルム画像の1コマ画像をフレー
ム画面上に大きく映し出す1コマ画像モードの2種類が
あり、例えば、ネガフィルム30をプリントする際に、イ
ンデックス画像モードを選択して全フィルム画像を一度
に確認して見てみたいコマを選び出し、その後、1コマ
画像モードを選択して所望のフィルム画像を大きく映し
出してプリント枚数やトリミング等のプリント条件を決
定するような使用方法が考えられる。表示部13には、現
在選択されている表示画像モードや指定された焼増し枚
数等の種々の装置動作状態に係わる情報や、挿入されて
いるネガフィルム30が25枚撮りであるか或いは40枚撮り
であるか等の枚数種別、撮像フォーマット情報や選択さ
れているフィルム画像のコマ番号等のネガフィルム30に
係わる情報が適宜表示される。なお、ネガフィルム入力
装置10に機能を追加するためにオプションキーボード15
が用意されている。次に、ネガビュアー1の動作につい
て図4のネガフィルム入力装置10のシステムブロック
図、図5のインデックス画像の撮像動作のフローチャー
トを参照しながら以下詳述する。まず、オペレータが25
枚撮りのネガフィルム30のインデックス画像を再生表示
させる意図のもとに、操作パネル14のインデックス画像
モードキー及びスタートキーを押下すると、装置制御手
段としての制御マイコン40が図示しないステッピングモ
ータへ駆動パルスを出力するために、該ステッピングモ
ータは回転軸を介してカートリッジ31のスプール31aを
回転させて、ネガフィルム30を送り出す。その結果、同
様に該ステッピングモータの駆動力で回転している巻取
軸41にネガフィルム30の先端部が巻き付いて初期動作が
終了する。ここで、スプール31a用の回転軸と巻取軸41
は該ステッピングモータの駆動力によってネガフィルム
30の巻き取り及び巻き戻しの給送が可能なフィルム給送
系を構成している。次に、ステップ1(図中のS1と同
義)で、磁気ヘッド42がネガフィルム30リーダー部のフ
ィルム種別(例えば、ネガフィルムであるかポジフィル
ムであるか等)・現像条件等の磁気の管理情報を読み取
って、アナログ電気信号に変換する。このアナログ電気
信号はAMP43で増幅された後、FILTER44でノイ
ズが除去され、A/D45でデジタル信号に変換されて磁
気情報デコーダー36へ出力される。該磁気情報デコーダ
ー46はこのデジタル信号を所定の方式でデコードして制
御マイコン40へ出力する。制御マイコン40は上記管理情
報を内部メモリに一旦記憶し、以後行なわれる動作でこ
の管理情報を適宜参照する。ステップ2では、制御マイ
コン40の内部レジスタに割り当てられた群カウンタnを
初期値0にセットしてから、ステップ3で巻取軸41を回
転させて(n+1)群分、すなわち1群分、ネガフィル
ム30を巻き取る。ここで、群とはフレーム画面における
横1行分を表すので、例えば1群分の巻き取りとなると
一定速度で横1コマ〜5コマ分の連続給送を行なうこと
になる。なお、ステップ3でネガフィルム30を巻き取る
際に、巻取軸41を磁気ヘッド42が磁気記録層30cの先端
部に位置する現位置より巻き戻し方向に所定量給送して
から巻き取りのための連続給送を開始している。これに
より、給送速度が加速されて連続給送する先頭コマから
磁気ヘッド42の読み取りに適した一定の給送速度が確保
され、撮像フォーマット情報の読み取りを一層確実に行
なうことができる。ネガフィルム30の給送に際してパー
フォレーション30bに対向する位置にフォトインタラプ
タ等の位置センサ47が配されており、パーフォレーショ
ン30bの数に応じたセンサ出力を得るので、制御マイコ
ン40はこのセンサ出力を入力してコマ数を認識してい
る。ステップ4で、制御マイコン40は磁気ヘッド42が磁
気記録層30cから読み取った写真情報、特に撮像フォー
マット情報を入力し、上述コマ数に基づいてコマ番号と
撮像フォーマット情報を対応させて内部メモリに一旦記
憶する。ステップ5では制御マイコン40がステッピング
モータを制御してスプール31を逆回転させて、(5n+
1)コマ、すなわち第1群の先頭コマ(コマ番号1)へ
巻き戻すことで、1コマ目〜5コマ目までの撮像フォー
マット情報の読み取りが終了する。次に、ステップ6で
は、内部レジスタに割り当てられたコマカウンタiを初
期値1にセットしてから、ステップ7で(5n+i)コ
マ、すなわち1コマ目(コマ番号1)の撮像を行なう。
そして、ステップ9でコマカウンタiをインクリメント
するとともに、ステップ10でネガフィルム30を1コマ分
の間欠給送を行なって、ステップ7に戻り、2コマ目
(コマ番号2)の撮像を行なって再び1コマ分の間欠給
送を行なうといった、撮像と間欠給送を繰り返しながら
1コマ目〜5コマ目(1行分)までの撮像動作を終了す
る。こうして、ステップ7〜ステップ10の制御を繰り返
して1行分の撮像動作を終了すると、ステップ12で群カ
ウンタnがインクリメントされて1になり、ステップ3
へ戻る。すると、今度は第(n+1)群すなわち横2行
目となって6コマ目〜10コマ目についての撮像フォーマ
ット情報の読み取りが行なわれた後、6コマ目へ巻き戻
しされて5コマ分順次撮像される。このような同様な制
御をステップ11で第5群、すなわち25コマ分が終了する
まで繰り返されてインデックス画像の撮像動作を終了す
る。なお、25コマ分全てを撮り切っていないネガフィル
ム30の場合には、磁気記録層30cに写真情報が記録され
ておらず、そのことで制御マイコン40は撮影された最終
コマを認識して、その時点で撮像動作を中止することが
できる。次に、撮像されたインデックス画像の再生表示
について述べる。上述インデックス画像の撮像におい
て、5コマ分の磁気の撮像フォーマット情報の読み取り
の後に行なわれる撮像動作期間は以下に述べる再生表示
動作が行なわれる。ネガフィルム30の画像形成領域30a
に光を照射する図示しない陰極管及び拡散板からなる照
明系と、画像形成領域30aからの透過光を読み取るle
ns48、CCD49からなる光学読取系が設けられてい
る。まず、制御マイコン40の制御に基づいて該照明系と
光学読取系は協働して画像形成領域30aのフィルム画像
を撮像してB(青色),G(緑色),R(赤色)の各色
毎の電気信号に光電変換する。そして、CDS50でノイ
ズ除去された後、A/D51でアナログ−デジタル変換さ
れてDSP52に出力される。DSP52は、デジタルの電
気信号を入力するとフレームメモリとしての画像メモリ
55に記憶するためにデジタルの輝度・色信号デジタルY
C信号を生成して画像同期信号とともに画像処理ASI
C54に出力すると、画像処理ASIC54では前もって入
力した管理情報に基づいてネガフィルムの場合にはネガ
反転処理を行い、また、撮像フォーマット情報に基づい
てハイビジョン・標準・パノラマの各異なったアスペク
ト比になるようにデジタルYC信号にマスク処理を施
し、さらに、縦5コマ×横5コマの25コマ分の全フィル
ム画像が1フレーム画面に再生表示できるような所定の
縮小率で間引き処理を施してDRAM等の画像メモリ55
に書き込む。1コマ分のデジタルYC信号の書き込みが
終了すると制御マイコン40の制御のもとに、該デジタル
YC信号は画像メモリ55から読み出されて画像処理AS
IC54を介してDSP52に出力される。そして、DSP
52ではデジタルYC信号を入力すると輝度信号と色信号
に分離処理してモニター装置20に出力するためにアナロ
グの輝度信号であるアナログY信号と色信号であるアナ
ログC信号を生成し、Y/Cミックス53ではアナログY
信号とアナログC信号を混合してNTSC方式の信号に
してモニター装置20に出力する。また、制御マイコン40
はモニター装置20に出力されるフィルム画像の信号に合
わせて、図示しないキャラジェネを制御してコマ番号信
号を生成してモニター装置20に出力するので、モニター
装置20には1コマ分のフィルム画像とそのコマ番号が対
応しながら再生表示されるので見やすくなる。従って、
インデックス画面の1行分である5コマ分の磁気情報の
読み取りと撮像動作が順次処理されると、1コマ目から
5コマ目まで画像メモリ55に逐一書き込まれていくとと
もにモニター装置20に1コマ毎に再生表示されることに
なる。そして、以後、25コマ目に達するまで、5コマ単
位で処理される磁気情報の読み取りと撮像動作に応じて
インデックス画像も自動的に累積的に再生表示され、次
なる指示を待つ状態となる。また、オペレータの所望す
るコマのフィルム画像が得られたことで、以降の再生表
示を望まない場合には操作パネル14のエンドキーを押下
することにより、ネガフィルム30はカートリッジ31に巻
き戻されて装置は動作を停止し、次なる指示を待つ状態
となる。以上、25枚撮りのネガフィルム30について説明
したが、40枚撮りについてはモニター装置20の1フレー
ム画面に25コマ分の再生表示が終了したら画面を切り替
えて2フレーム画面に残りの15コマを同様の縮小率で再
生表示する。従って、本実施形態においては画像メモリ
55はインデックス画像の表示用に2フレーム分の記憶容
量が確保されている。このように、磁気記録された情報
を磁気ヘッドで読み取る場合に、その読み取り方式ゆえ
にネガフィルム30を一定速度で給送する必要があり、一
方、フィルム画像の撮像は1コマ単位で間欠給送する必
要があることから、従来は、ネガフィルム30を1コマ毎
に撮像フォーマット情報の読み取りと撮像動作を行なう
第1の手法や、ネガフィルム30を25コマ分一度に巻き取
りながら撮像フォーマット情報の先読みを行なってから
1コマ目に巻き戻して撮像を行なう第2の手法が採用さ
れていたが、第1の手法によれば給送速度を低速にしな
ければならず装置全体の駆動効率が下がり、第2の手法
によれば撮像フォーマット情報の読み取り時間がかかる
ため、1コマ目が再生表示されるのに長時間を要してま
いオペレータに不快感を与えてしまう。しかし、本実施
形態によれば、5コマ単位で給送するため、撮像フォー
マット情報の読み取り給送速度を高速化できるととも
に、5コマ分の撮像フォーマット情報の読み取りが終了
すると撮像動作に移行するので1コマ目の再生表示され
るまでの待ち時間が短縮化することができる。また、給
送単位を25コマと40コマの最大公約数である5コマとし
たことで、インデックス画像の再生表示についてモニタ
ー装置20のフレーム画面領域を無駄なく使用することが
できる。次に、オペレーターがネガフィルム30の1コマ
画像を再生表示させる意図のもとに、操作パネル14の1
コマ画像モードキーを押下して画像モードを選択し、続
いて所望のフィルム画像のコマ番号をテンキーにより指
示すると、位置センサ47からのセンサ出力で制御マイコ
ン40はネガフィルム30の現在位置を認識しながら、ステ
ッピングモータを介してスプール31aの回転軸若しくは
巻取軸41を回転制御して、ネガフィルム30を巻き取り方
向或いは巻き戻し方向に連続給送して、指示されたコマ
の位置で停止する。そして、上述された同様の撮像動作
を経てフィルム画像が画像メモリ55のインデックス画像
用の領域とは別の1コマ画像の再生表示用の1フレーム
分の領域に書き込まれ、モニター装置20のフレーム画面
に再生表示される。ここで、インデックス画像の場合と
異なるのは、画像処理ASIC54で縮小処理されずフル
サイズのままマスク処理される点である。従って、1コ
マ画像の再生表示の場合は各コマのフィルム画像が1フ
レーム画面一杯に大きく写し出されることになる。ま
た、オペレーターが引き続き、別のコマのフィルム画像
を指示すると、そのコマの位置まで連続給送して撮像
し、そのフィルム画像は前述の1コマ画像再生表示用の
領域に上書きした後、モニター装置20に再生表示すると
いった制御を行なう。よって、フィルム画像を1コマ単
位で再生表示する際にはネガフィルム30の給送動作と撮
像動作を交互に繰り返す制御を行なうので、特定のコマ
のフィルム画像を再生表示するためにフレームメモリに
記憶するフィルム画像は1コマ分で済み装置を安価にで
きる。なお、オペレーターがコマ番号を誤入力した場合
にはクリアキーを押下して、再度テンキーで指示するこ
とで訂正することができる。フィルム画像の最終コマで
ある25コマ目の撮像が終わり、インデックス画像の再生
表示を終了した後のネガフィルム30の給送動作について
は、所定の待ち時間を設け、該待ち時間が経過すると自
動的にネガフィルム30をその略中央部である12コマ目ま
で巻き戻して待機するように給送制御している。従っ
て、オペレーターはネガフィルム30が12コマ目に待機し
ている状態で所望のコマを指示することになるので、最
大アクセス時間を短縮することができる。なお、25枚撮
りのネガフィルム30の場合、中央位置は13コマ目である
が、その中央位置より1コマ手前の12コマ目を待機位置
としたのは、装置の一連の操作終了後にはネガフィルム
30をカートリッジ31に巻き戻すことから、巻き戻し時間
を短縮するためである。同様に、40枚撮りのネガフィル
ム30の場合には、中央位置のコマは20コマ目と21コマの
中間であるが、その中央位置より1コマ手前の20コマ目
が待機位置に設定される。また、全コマが撮影されてい
ないネガフィルム30の場合には、撮影されたコマ数の中
央が待機位置に設定される。そして、オペレーターが上
記待ち時間の間に所望のコマのフィルム画像を決定した
場合には、ネガフィルム30を中央の待機位置へ給送する
代わりに該コマ番号のフィルム画像へ直接給送するため
に、より早く、指示したフィルム画像を再生表示するこ
とができる。特に、待機位置に戻すまでの間にあるフィ
ルム画像を再生表示する場合は給送の無駄が無くなる。
具体的には、上記待ち時間はオペレーターが通常、イン
デックス画像を見て所望のコマ番号を指定するのに充分
な時間に設定されており、例えば、オペレーターが24コ
マ目の1コマ画像を見たい時にあって操作指示する以前
に待機位置への給送制御がなされてしまうと、却ってア
クセス時間が長くなってしまうのを防止している。上述
給送動作において、その給送距離が比較的長い場合には
通常の連続給送より高速で給送し、目標コマに近づいて
きたら停止位置精度を確保できる上限速度にまで減速す
るような速度可変制御を行なっているため、一層、給送
時間を短縮することができる。
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、装置制御手段がフィルム画像を1コマ単位
で再生表示する際に写真フィルムの給送動作と撮像動作
を交互に繰り返す制御を行なうので、特定のコマのフィ
ルム画像を再生表示するためにフレームメモリに記憶す
るフィルム画像は1コマ分で済み、装置を安価にでき
る。また、請求項2記載の発明によれば、インデックス
画像の再生表示終了後の写真フィルムの待機位置が略中
央部であるために、特定コマを指定してから該特定コマ
への最大アクセス時間を短縮することができる。また、
請求項3の発明によれば、インデックス画像の再生表示
終了後に所定の待ち時間を設けたために、早く特定コマ
を決定した場合にはより早く、該特定コマのフィルム画
像を再生表示することができる。特に、待機位置に戻す
までの間にあるフィルム画像を再生表示する場合は給送
の無駄が無い。また、請求項4の発明によれば、装置制
御部が撮像フォーマット情報の読み取りとコマ毎の撮像
を、複数コマ単位で切り分けて制御するので、該撮像フ
ォーマット情報の読み取りに必要な給送速度を確保しつ
つ、最初のコマのフィルム画像が再生表示される時間短
縮が可能となり、使いやすい装置を提供できる。また、
請求項5の発明によれば、現位置の手前から連続給送を
開始するために、連続給送する先頭コマから撮像フォー
マット情報読取手段の読み取りに適した一定の給送速度
となり、撮像フォーマット情報の読み取りを一層確実に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるネガビュアーの概観斜視図
【図2】本実施形態におけるネガフィルムの説明図
【図3】本実施形態における撮像フォーマットの説明図
【図4】本実施形態におけるネガフィルム入力装置のシ
ステムブロック図
【図5】本実施形態におけるインデックス画像の撮像動
作のフローチャート図
【符号の説明】
10 ネガフィルム入力装置 13 表示部 14 操作パネル 20 モニター装置 30 ネガフィルム 40 制御マイコン 55 画像メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジ内に収納された現像済み写真
    フィルムを引き出して撮像手段によってフィルム画像を
    撮像して電気信号に変換し、所定フォーマットに処理し
    てフレームメモリに記憶させた後、モニター手段に出力
    することで、該フィルム画像を該モニター手段のフレー
    ム画面上に再生表示するフィルム画像入力装置におい
    て、 前記撮像手段の撮像位置に前記写真フィルムを給送する
    フィルム給送手段と、 前記所定フォーマットに処理された複数のフィルム画像
    を一括して表示させるためのインデックス画像をフレー
    ム画像として記憶する第1のフレームメモリと、 前記所定フォーマットに処理された任意の1コマ分のフ
    ィルム画像をフレーム画像として記憶する第2のフレー
    ムメモリと、 前記モニタ手段を制御してフィルム画像を1コマ単位で
    再生表示する際に、前記フィルム給送手段による写真フ
    ィルムの給送動作と前記第2のフレームメモリへフレー
    ム画像を書き込むための撮像動作を繰り返し制御する装
    置制御手段と、を具備することを特徴とするフィルム画
    像入力装置。
  2. 【請求項2】前記モニター手段がインデックス画像を再
    生表示した後に1コマ分のフィルム画像を再生表示する
    際に、前記フィルム給送手段は、前記写真フィルムのそ
    の長手方向の略中央部を前記撮像手段の撮像位置に給送
    して待機することを特徴とする請求項1記載のフィルム
    画像入力装置。
  3. 【請求項3】前記インデックス画像を再生表示してから
    前記写真フィルムを待機位置へ給送開始するまでの間
    に、所定の待ち時間を設け、該待ち時間の間に特定のコ
    マ番号の指定があると、該写真フィルムを待機位置へ給
    送する代わりに該コマ番号のフィルム画像へ該写真フィ
    ルムを給送して、該コマ番号のフィルム画像を撮像する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフィルム
    画像入力装置。
  4. 【請求項4】磁気記録層を形成した現像済み写真フィル
    ムのフィルム画像を撮像手段によって撮像して電気信号
    に変換し、該磁気記録層に記憶されている撮像フォーマ
    ット情報に基づき所定フォーマットに処理してフレーム
    メモリに記憶させた後、モニター手段に出力すること
    で、該フィルム画像を該モニター手段のフレーム画面上
    に再生表示するフィルム画像入力装置において、 前記磁気記録層から各フィルム画像の撮像フォーマット
    情報を読み取る撮像フォーマット情報読取手段と、 前記撮像フォーマット情報読取手段が撮像フォーマット
    情報を読み取る際には、写真フィルムの複数コマ分を一
    定速度で連続給送し、また前記撮像手段がフィルム画像
    を撮像する際には、該写真フィルムをコマ毎に間欠給送
    するフィルム給送手段と、 前記写真フィルムの所定の複数コマを連続給送しながら
    これらの撮像フォーマット情報を読み取る制御を行い、
    先頭コマから順次間欠給送して該複数コマ分の撮像を行
    なって前記フィルム画像を前記モニター手段に再生表示
    制御する装置制御部と、 を具備することを特徴とするフィルム画像入力装置。
  5. 【請求項5】前記フィルム給送手段が、写真フィルムを
    連続給送する場合に、該給送方向とは逆向きに所定量給
    送して現位置の手前から連続給送を開始するとともに、
    前記撮像フォーマット情報読取手段は、該現位置のフィ
    ルム画像から撮像フォーマット情報を読み取ることを特
    徴とする請求項4記載のフィルム画像入力装置。
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