JPH094629A - キャップナットの製造方法 - Google Patents
キャップナットの製造方法Info
- Publication number
- JPH094629A JPH094629A JP17934095A JP17934095A JPH094629A JP H094629 A JPH094629 A JP H094629A JP 17934095 A JP17934095 A JP 17934095A JP 17934095 A JP17934095 A JP 17934095A JP H094629 A JPH094629 A JP H094629A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- nut
- hole
- cylindrical body
- small hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャップに小孔を有する小孔付きキャップナ
ットがナット本体と一体構造で、安価に量産できるキャ
ップナットの製造方法を提供すること。 【構成】 ねじ下孔4を貫設したナット本体3の上面
に、前記ねじ下孔4と同心で、かつ、前記ねじ下孔4に
設ける雌ねじ8の谷径より径大の内径を有する円筒体5
を突設すると同時に、前記ナット本体3の座面に溶接突
起6を設け、前記ねじ下孔4に前記雌ねじ8を加工した
後、前記円筒体5の上端開口部を中心側へ押し曲げるよ
うに成形加工して、半球面状のキャップ9を成形すると
同時に、該キャップ9の頂部に小孔10を形成する。
ットがナット本体と一体構造で、安価に量産できるキャ
ップナットの製造方法を提供すること。 【構成】 ねじ下孔4を貫設したナット本体3の上面
に、前記ねじ下孔4と同心で、かつ、前記ねじ下孔4に
設ける雌ねじ8の谷径より径大の内径を有する円筒体5
を突設すると同時に、前記ナット本体3の座面に溶接突
起6を設け、前記ねじ下孔4に前記雌ねじ8を加工した
後、前記円筒体5の上端開口部を中心側へ押し曲げるよ
うに成形加工して、半球面状のキャップ9を成形すると
同時に、該キャップ9の頂部に小孔10を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャップナット、特に
キャップに小孔を設けた小孔付きキャップナットの製造
方法に関する。
キャップに小孔を設けた小孔付きキャップナットの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車産業に代表される板金製品に使用
されるキャップナットは、予めワークに溶接又はかしめ
結合により固着することが多く、しかも、該キャップナ
ットを取り付けたワークの塗装工程において、前記キャ
ップナットのねじ孔に塗料が浸入するため、キャップの
頂部に塗料を排出させる小孔を設けることが要求されて
いる。
されるキャップナットは、予めワークに溶接又はかしめ
結合により固着することが多く、しかも、該キャップナ
ットを取り付けたワークの塗装工程において、前記キャ
ップナットのねじ孔に塗料が浸入するため、キャップの
頂部に塗料を排出させる小孔を設けることが要求されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な要求を満たす小孔付きキャップナットがナット本体と
一体構造で、かつ安価に量産できるキャップナットの製
造方法を提供することを目的とする。
な要求を満たす小孔付きキャップナットがナット本体と
一体構造で、かつ安価に量産できるキャップナットの製
造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明方法は、ねじ下孔を貫設したナット本体の上
面に、前記ねじ下孔と同心で、かつ、前記ねじ下孔に設
ける雌ねじより径大の内径を有する円筒体を突設し、前
記ねじ下孔に前記雌ねじを加工した後、前記円筒体の上
端開口部を中心側へ押し曲げるように成形加工して、半
球面状のキャップを成形すると同時に、該キャップの頂
部に小孔を形成することを特徴とする。前記ナット本体
の上面に前記円筒体を突設すると同時に、前記ナット本
体の座面に溶接突起を設ける。
に、本発明方法は、ねじ下孔を貫設したナット本体の上
面に、前記ねじ下孔と同心で、かつ、前記ねじ下孔に設
ける雌ねじより径大の内径を有する円筒体を突設し、前
記ねじ下孔に前記雌ねじを加工した後、前記円筒体の上
端開口部を中心側へ押し曲げるように成形加工して、半
球面状のキャップを成形すると同時に、該キャップの頂
部に小孔を形成することを特徴とする。前記ナット本体
の上面に前記円筒体を突設すると同時に、前記ナット本
体の座面に溶接突起を設ける。
【0005】
【作用】上記構成により、キャップの頂部に小孔を有す
る小孔付きキャップナットがナット本体と一体に製造さ
れる。
る小孔付きキャップナットがナット本体と一体に製造さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0007】図1に示す金属線材を所定長さに切断した
素材1を、図2に示すように、圧入ピン22を備えた圧
造パンチ21とダイス23を用いて、ねじ下孔4を予備
成形した座付きナット本体3と、該ナット本体3の上面
にねじ下孔4と同心に突設され、ねじ下孔4に設ける雌
ねじ8(後述する)の谷径より径大の内径を有する円筒
体5と、ナット本体3の座面周縁部分に突設された複数
の溶接突起6とを有するナットブランク2を圧造する。
この圧造工程でねじ下孔4の中間部位に生じる隔壁7を
図示しない打抜きパンチで打抜いて、図3に示すナット
ブランク2が得られる。次に、図4に示すようにナット
ブランク2のねじ下孔4に雌ねじ8を加工する。続い
て、図5に示すように、半球面状凹部25を有する成形
パンチ24とダイス26を用いて円筒体5の上端開口部
を中心側へ押し曲げるように成形加工し、ナット本体3
の上部に半球面状のキャップ9を一体的に成形すると同
時に、該キャップ9の頂部に小孔10を形成する。図6
は、完成した小孔付きキャップナット11を示してい
る。
素材1を、図2に示すように、圧入ピン22を備えた圧
造パンチ21とダイス23を用いて、ねじ下孔4を予備
成形した座付きナット本体3と、該ナット本体3の上面
にねじ下孔4と同心に突設され、ねじ下孔4に設ける雌
ねじ8(後述する)の谷径より径大の内径を有する円筒
体5と、ナット本体3の座面周縁部分に突設された複数
の溶接突起6とを有するナットブランク2を圧造する。
この圧造工程でねじ下孔4の中間部位に生じる隔壁7を
図示しない打抜きパンチで打抜いて、図3に示すナット
ブランク2が得られる。次に、図4に示すようにナット
ブランク2のねじ下孔4に雌ねじ8を加工する。続い
て、図5に示すように、半球面状凹部25を有する成形
パンチ24とダイス26を用いて円筒体5の上端開口部
を中心側へ押し曲げるように成形加工し、ナット本体3
の上部に半球面状のキャップ9を一体的に成形すると同
時に、該キャップ9の頂部に小孔10を形成する。図6
は、完成した小孔付きキャップナット11を示してい
る。
【0008】上記の実施例においては、ナット本体3の
座面に溶接突起6を設けたが、溶接突起6に代えてかし
め胴部を突設することもある。
座面に溶接突起6を設けたが、溶接突起6に代えてかし
め胴部を突設することもある。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、キャップの頂部に小孔を有する小孔付きキャップナ
ットがナット本体と一体構造で、安価に量産できる。
ば、キャップの頂部に小孔を有する小孔付きキャップナ
ットがナット本体と一体構造で、安価に量産できる。
【図1】本発明方法に供する素材の正面図である。
【図2】本発明方法によるナットブランクの圧造工程を
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図3】ナットブランクの縦断正面図である。
【図4】ねじ立て工程を完了したナットブランクの縦断
正面図である。
正面図である。
【図5】本発明方法によるキャップの成形工程を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
【図6】本発明方法により製造した小孔付きキャップナ
ットの斜視図である。
ットの斜視図である。
1 素材 2 ナットブランク 3 ナット本体 4 ねじ下孔 5 円筒体 6 溶接突起 8 雌ねじ 9 キャップ 10 小孔 11 小孔付きキャップナット
Claims (2)
- 【請求項1】 ねじ下孔を貫設したナット本体の上面
に、前記ねじ下孔と同心で、かつ、前記ねじ下孔に設け
る雌ねじの谷径より径大の内径を有する円筒体を突設
し、前記ねじ下孔に前記雌ねじを加工した後、前記円筒
体の上端開口部を中心側へ押し曲げるように成形加工し
て、半球面状のキャップを成形すると同時に、該キャッ
プの頂部に小孔を形成することを特徴とするキャップナ
ットの製造方法。 - 【請求項2】 前記ナット本体の上面に前記円筒体を突
設すると同時に、前記ナット本体の座面に溶接突起を設
ける請求項1記載のキャップナットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17934095A JPH094629A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | キャップナットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17934095A JPH094629A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | キャップナットの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094629A true JPH094629A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16064137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17934095A Pending JPH094629A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | キャップナットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH094629A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2789033A1 (fr) * | 1999-01-29 | 2000-08-04 | Renault | Agencement pour la fixation d'un element d'ancrage d'une ceinture de securite de vehicule automobile |
CN107630906A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 天津市天龙得冷成型部件有限公司 | 新型盖形螺母 |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP17934095A patent/JPH094629A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2789033A1 (fr) * | 1999-01-29 | 2000-08-04 | Renault | Agencement pour la fixation d'un element d'ancrage d'une ceinture de securite de vehicule automobile |
CN107630906A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 天津市天龙得冷成型部件有限公司 | 新型盖形螺母 |
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