JPH0946231A - マッチドフィルタ回路 - Google Patents
マッチドフィルタ回路Info
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- JPH0946231A JPH0946231A JP21243895A JP21243895A JPH0946231A JP H0946231 A JPH0946231 A JP H0946231A JP 21243895 A JP21243895 A JP 21243895A JP 21243895 A JP21243895 A JP 21243895A JP H0946231 A JPH0946231 A JP H0946231A
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- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 6
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/709—Correlator structure
- H04B1/7093—Matched filter type
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H11/00—Networks using active elements
- H03H11/02—Multiple-port networks
- H03H11/04—Frequency selective two-port networks
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H17/00—Networks using digital techniques
- H03H17/02—Frequency selective networks
- H03H17/0248—Filters characterised by a particular frequency response or filtering method
- H03H17/0254—Matched filters
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小規模かつ低消費電力のマッチドフィルタ回
路を提供することを目的とする。 【構成】 拡散符号が1ビットデータ列であることに注
目し、入力信号を時系列のアナログ信号としてサンプル
・ホールドした後、これをマルチプレクサによって
「1」または「−1」の系列に分岐し、それぞれの系列
信号を容量結合によって並列加算するものである。
路を提供することを目的とする。 【構成】 拡散符号が1ビットデータ列であることに注
目し、入力信号を時系列のアナログ信号としてサンプル
・ホールドした後、これをマルチプレクサによって
「1」または「−1」の系列に分岐し、それぞれの系列
信号を容量結合によって並列加算するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマッチドフィルタ回路に
係り、移動体通信や無線LAN等のためのスペクトラム
拡散通信システムに有効なマッチドフィルタ回路に関す
る。
係り、移動体通信や無線LAN等のためのスペクトラム
拡散通信システムに有効なマッチドフィルタ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マッチドフィルタ(整合フィルタ)は、
2つの信号の同一性を判定するためのフィルタであり、
スペクトラム拡散方式の通信において、信号を受信すべ
きユーザは受信信号を自らの拡散符号を用いたマッチド
フィルタで処理し、その相関ピークを検出して、同期捕
捉および保持を行う。
2つの信号の同一性を判定するためのフィルタであり、
スペクトラム拡散方式の通信において、信号を受信すべ
きユーザは受信信号を自らの拡散符号を用いたマッチド
フィルタで処理し、その相関ピークを検出して、同期捕
捉および保持を行う。
【0003】ここに拡散符号をd(i)、サンプリング
間隔Δt、拡散符号長をN、ある時刻t以前の受信信号
をx(t−iΔt)とすると、マッチドフィルタの相関
出力y(t)は、
間隔Δt、拡散符号長をN、ある時刻t以前の受信信号
をx(t−iΔt)とすると、マッチドフィルタの相関
出力y(t)は、
【数1】 となる。なおd(i)は1ビットデータのデータ列であ
る。
る。
【0004】同期捕捉のためにはダブルサンプリングあ
るいはより多くのサンプリングを行う必要があり、上記
式(1)の演算を複数系統で同時に実行される。その実
現のために従来はデジタル回路あるいはSAW(表面音
波)素子が使用されていたが、デジタル回路では回路規
模が大きくなって消費電力が大となり、移動体通信には
適さず、一方SAW素子では1素子による全体回路実現
が容易でなくまたS/N比が低いという問題があった。
るいはより多くのサンプリングを行う必要があり、上記
式(1)の演算を複数系統で同時に実行される。その実
現のために従来はデジタル回路あるいはSAW(表面音
波)素子が使用されていたが、デジタル回路では回路規
模が大きくなって消費電力が大となり、移動体通信には
適さず、一方SAW素子では1素子による全体回路実現
が容易でなくまたS/N比が低いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を解消すべく創案されたもので、小規模かつ
低消費電力のマッチドフィルタ回路を提供することを目
的とする。
来の問題点を解消すべく創案されたもので、小規模かつ
低消費電力のマッチドフィルタ回路を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマッチドフ
ィルタ回路は、拡散符号が1ビットデータ列であること
に注目し、入力信号を時系列のアナログ信号としてサン
プル・ホールドした後、これをマルチプレクサによって
「1」または「−1」の系列に分岐し、それぞれの系列
信号を容量結合によって並列加算するものである。
ィルタ回路は、拡散符号が1ビットデータ列であること
に注目し、入力信号を時系列のアナログ信号としてサン
プル・ホールドした後、これをマルチプレクサによって
「1」または「−1」の系列に分岐し、それぞれの系列
信号を容量結合によって並列加算するものである。
【0007】
【作用】本発明に係るマッチドフィルタ回路によれば、
小規模かつ省電力のLSIによる高速処理が可能であ
る。
小規模かつ省電力のLSIによる高速処理が可能であ
る。
【0008】
【実施例】次に本発明に係るマッチドフィルタ回路の1
実施例を図面に基づいて説明する。
実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1において、マッチドフィルタ回路は複
数のサンプル・ホールド回路S/Hに対して入力電圧V
inを並列接続してなり、各サンプル・ホールド回路か
らH(ハイ)、L(ロー)の2系統の出力を生じる。サ
ンプル・ホールド回路にはコントロール回路CTRLが
接続され、順次いずれか1個のサンプル・ホールド回路
にVinが取り込まれるように制御を行う。
数のサンプル・ホールド回路S/Hに対して入力電圧V
inを並列接続してなり、各サンプル・ホールド回路か
らH(ハイ)、L(ロー)の2系統の出力を生じる。サ
ンプル・ホールド回路にはコントロール回路CTRLが
接続され、順次いずれか1個のサンプル・ホールド回路
にVinが取り込まれるように制御を行う。
【0010】またサンプル・ホールド回路は、コントロ
ール回路の制御に基づき、入力電圧VinをH側または
L側の一方に導き、他方には基準電圧Vrを接続する。
この経路選択は入力信号に乗ずべき1ビット符号に対応
して行われ、この段階で乗算が完了したことになる。
ール回路の制御に基づき、入力電圧VinをH側または
L側の一方に導き、他方には基準電圧Vrを接続する。
この経路選択は入力信号に乗ずべき1ビット符号に対応
して行われ、この段階で乗算が完了したことになる。
【0011】サンプル・ホールド回路S/Hは、図2の
ように構成され、入力電圧VinはスイッチSWに接続
されている。スイッチSWの出力はキャパシタンスC1
に接続され、キャパシタンスC1の出力には3段の直列
なMOSインバータI1、I2、I3が接続されてい
る。最終段のMOSインバータI3の出力は帰還キャパ
シタンスC2を介してI1の入力に接続され、これによ
ってVinが良好な線形性をもってI3の出力に生じる
ようになっている。I3の出力は2個のマルチプレクサ
MUX1、MUX2に入力され、またこれらマルチプレ
クサには共通な基準電圧Vrが接続されている。SWが
閉成されると、C1はVinに対応した電荷で充電さ
れ、I1〜I3のフィードバック機能により出力の線形
特性が保証される。そして、その後スイッチSWが開放
されたときにサンプル・ホールド回路S/HはVinを
保持することになる。
ように構成され、入力電圧VinはスイッチSWに接続
されている。スイッチSWの出力はキャパシタンスC1
に接続され、キャパシタンスC1の出力には3段の直列
なMOSインバータI1、I2、I3が接続されてい
る。最終段のMOSインバータI3の出力は帰還キャパ
シタンスC2を介してI1の入力に接続され、これによ
ってVinが良好な線形性をもってI3の出力に生じる
ようになっている。I3の出力は2個のマルチプレクサ
MUX1、MUX2に入力され、またこれらマルチプレ
クサには共通な基準電圧Vrが接続されている。SWが
閉成されると、C1はVinに対応した電荷で充電さ
れ、I1〜I3のフィードバック機能により出力の線形
特性が保証される。そして、その後スイッチSWが開放
されたときにサンプル・ホールド回路S/HはVinを
保持することになる。
【0012】スイッチSW、マルチプレクサMUX1、
MUX2はコントロール信号S1、S2、S3によって
コントロールされ、S1は一旦閉成された後、入力電圧
を取り込むべき時点においてSW1を開放する。S2、
S3は反転した信号であり、一方のマルチプレクサがV
inを出力するときには、他方のマルチプレクサはVr
を出力する。MUX1は前記H(ハイ)の系統の出力を
生じ、MUX2はL(ロー)の系統の出力である。この
H、Lは拡散符号の「1」、「−1」に対応しており、
ある時点の入力電圧に符号「1」を乗ずるべきときに
は、MUX1からVinを出力し、「−1」を乗ずるべ
きときにはMUX2からVinを出力する。
MUX2はコントロール信号S1、S2、S3によって
コントロールされ、S1は一旦閉成された後、入力電圧
を取り込むべき時点においてSW1を開放する。S2、
S3は反転した信号であり、一方のマルチプレクサがV
inを出力するときには、他方のマルチプレクサはVr
を出力する。MUX1は前記H(ハイ)の系統の出力を
生じ、MUX2はL(ロー)の系統の出力である。この
H、Lは拡散符号の「1」、「−1」に対応しており、
ある時点の入力電圧に符号「1」を乗ずるべきときに
は、MUX1からVinを出力し、「−1」を乗ずるべ
きときにはMUX2からVinを出力する。
【0013】最終段のI3の出力は接地キャパシタンス
CG1を介してグランドに接続され、また第2段のI2
の出力は1対の平衡レジスタンスRE21、RE22を
介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されてい
る。このような構成により、フィードバック系を含む反
転増幅回路の発振が防止されている。
CG1を介してグランドに接続され、また第2段のI2
の出力は1対の平衡レジスタンスRE21、RE22を
介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されてい
る。このような構成により、フィードバック系を含む反
転増幅回路の発振が防止されている。
【0014】図3に示すように、スイッチSWはn型M
OSトランジスタのソース、ドレインをp型MOSトラ
ンジスタのドレイン、ソースとそれぞれ接続してなるト
ランジスタ回路T1よりなり、このトランジスタ回路の
nMOSのドレイン側の端子にVinを接続し、nMO
Sのソースの端子を同様の構成のダミートランジスタD
Tを介して出力端子TO1に接続してなる。トランジス
タ回路T1におけるnMOSトランジスタのゲートには
S1が入力され、pMOSトランジスタのゲートにはS
1をインバータI4で反転した信号が入力されている。
これによって、S1がハイレベルのときには、T1が導
通し、ローレベルのときにはT1は遮断される。
OSトランジスタのソース、ドレインをp型MOSトラ
ンジスタのドレイン、ソースとそれぞれ接続してなるト
ランジスタ回路T1よりなり、このトランジスタ回路の
nMOSのドレイン側の端子にVinを接続し、nMO
Sのソースの端子を同様の構成のダミートランジスタD
Tを介して出力端子TO1に接続してなる。トランジス
タ回路T1におけるnMOSトランジスタのゲートには
S1が入力され、pMOSトランジスタのゲートにはS
1をインバータI4で反転した信号が入力されている。
これによって、S1がハイレベルのときには、T1が導
通し、ローレベルのときにはT1は遮断される。
【0015】図4に示すように、マルチプレクサMUX
1はn型、p型の1対のMOSトランジスタのドレイ
ン、ソースを相互に接続してなるトランジスタ回路T
2、T3のnMOSのソース側の端子を共通出力端子T
O2に接続してなり、T2におけるnMOSのドレイン
側の端子にはMOSインバータI3の出力(図中V1で
示す。)を接続し、T3のドレインには基準電圧Vrが
接続されている。トランジスタ回路T2におけるnMO
Sトランジスタのゲートおよびトランジスタ回路T3に
おけるpMOSトランジスタのゲートには信号S2が入
力され、T2のpMOSおよびT3のnMOSのゲート
にはS2をインバータI5で反転した信号が入力されて
いる。これによって、S2がハイレベルのときには、T
2が導通してT3は遮断され、ローレベルのときにはT
3が導通しT2が遮断される。すなわちMUX1は、S
2のコントロールによりV1またはVrを択一的に出力
し得る。
1はn型、p型の1対のMOSトランジスタのドレイ
ン、ソースを相互に接続してなるトランジスタ回路T
2、T3のnMOSのソース側の端子を共通出力端子T
O2に接続してなり、T2におけるnMOSのドレイン
側の端子にはMOSインバータI3の出力(図中V1で
示す。)を接続し、T3のドレインには基準電圧Vrが
接続されている。トランジスタ回路T2におけるnMO
Sトランジスタのゲートおよびトランジスタ回路T3に
おけるpMOSトランジスタのゲートには信号S2が入
力され、T2のpMOSおよびT3のnMOSのゲート
にはS2をインバータI5で反転した信号が入力されて
いる。これによって、S2がハイレベルのときには、T
2が導通してT3は遮断され、ローレベルのときにはT
3が導通しT2が遮断される。すなわちMUX1は、S
2のコントロールによりV1またはVrを択一的に出力
し得る。
【0016】図示は省略するが、マルチプレクサMUX
2はMUX1と同様に構成されV1とVrの接続が逆転
している。図4において、VrをT2に、V1をT3に
接続した構成となっている。これによって、MUX2は
MUX1と反対の出力、すなわちMUX1がV1を出力
するときにはVrを、MUX1がVrを出力するときに
はV1を出力する。
2はMUX1と同様に構成されV1とVrの接続が逆転
している。図4において、VrをT2に、V1をT3に
接続した構成となっている。これによって、MUX2は
MUX1と反対の出力、すなわちMUX1がV1を出力
するときにはVrを、MUX1がVrを出力するときに
はV1を出力する。
【0017】信号S2は拡散符号に対応し、S2=1の
ときに1×V1=V1をAD1pに出力する。このとき
S3は−1であり、0に対応したVrをAD1mに出力
する。一方、S2=−1のときには、0に対応したVr
をAD1pに出力する。このとき、S3は+1であり、
1×V1=V1をAD1mに出力する。
ときに1×V1=V1をAD1pに出力する。このとき
S3は−1であり、0に対応したVrをAD1mに出力
する。一方、S2=−1のときには、0に対応したVr
をAD1pに出力する。このとき、S3は+1であり、
1×V1=V1をAD1mに出力する。
【0018】ある時点tにおける受信信号を入力信号V
inを用いてVin(t)と表し、前記式(1)のX
(t)をVin(t)で表現すると、
inを用いてVin(t)と表し、前記式(1)のX
(t)をVin(t)で表現すると、
【数2】 となる。これらのVin(t−iΔt)は各サンプル・
ホールド回路で保持された入力電圧であり、d(i)は
その時点での各サンプル・ホールド回路に与えるべき信
号S2(拡散符号)である。ある時点で保持された信号
の順序に対して拡散符号は一定であり、新たな信号を取
り込むタイミングでは最も古い信号に替えて新たな信号
を取り込む。この際S/Hとd(i)の対応関係がずれ
ることになり、コントロール回路はこれに応じたd
(i)のシフトを行う。このようなS/Hに対する符号
供給のシフトを行わない場合には、S/H間での符号転
送を行うことになり、データ転送に伴う誤差が発生する
ことになる。すなわち、符号のシフトはデータ転送誤差
を防止する上で有効である。
ホールド回路で保持された入力電圧であり、d(i)は
その時点での各サンプル・ホールド回路に与えるべき信
号S2(拡散符号)である。ある時点で保持された信号
の順序に対して拡散符号は一定であり、新たな信号を取
り込むタイミングでは最も古い信号に替えて新たな信号
を取り込む。この際S/Hとd(i)の対応関係がずれ
ることになり、コントロール回路はこれに応じたd
(i)のシフトを行う。このようなS/Hに対する符号
供給のシフトを行わない場合には、S/H間での符号転
送を行うことになり、データ転送に伴う誤差が発生する
ことになる。すなわち、符号のシフトはデータ転送誤差
を防止する上で有効である。
【0019】式(2)における積算は、前記加算部AD
1〜AD3で実行され、各サンプル・ホールド回路の出
力電圧VH、VLがAD3、AD2においてそれぞれ積
算されている。この積算は直接実行されず、S/Hを複
数のグループに分け、各グループごとに出力VH、VL
を一旦AD1で積算する。そしてVHを積算するADp
1の出力を全てAD2に入力し、VLを積算するAD1
mの出力を全てAD3に入力する。ここに図1では6個
のS/Hが図示され、これを3個ずつのグループに分け
ているが、一般に拡散符号は100〜数100ビットあ
るいはさらに長いコードであり、このビット数に対応し
た個数のS/Hが設けられる。
1〜AD3で実行され、各サンプル・ホールド回路の出
力電圧VH、VLがAD3、AD2においてそれぞれ積
算されている。この積算は直接実行されず、S/Hを複
数のグループに分け、各グループごとに出力VH、VL
を一旦AD1で積算する。そしてVHを積算するADp
1の出力を全てAD2に入力し、VLを積算するAD1
mの出力を全てAD3に入力する。ここに図1では6個
のS/Hが図示され、これを3個ずつのグループに分け
ているが、一般に拡散符号は100〜数100ビットあ
るいはさらに長いコードであり、このビット数に対応し
た個数のS/Hが設けられる。
【0020】図5に示すように、加算部AD1は1グル
ープのS/Hの個数に対応した個数のキャパシタンスC
3、C4、C5よりなる容量結合CP1を有し、その出
力は3段の直列なMOSインバータI6、I7、I8に
接続されている。最終段のMOSインバータI3の出力
は帰還キャパシタンスC6を介してI1の入力に接続さ
れ、これによってCP1の出力が良好な線形性をもって
I8の出力に生じるようになっている。各キャパシタン
スC3〜C5の入力電圧をV3、V4、V5とすると、
I8の出力V6は、 V6=−(C3V3+C4V4+C5V5)/C6 (3) となる。ここに、V3〜V5は基準電圧Vrを基準とし
た電圧であり、またC3=C4=C5=C6/3と設定
されている。これにより、 V6=−(V3+V4+V5)/3 (4) なる反転加算値の正規化出力が得られる。この正規化に
より、最大電圧が電源電圧を超えることが防止されてい
る。
ープのS/Hの個数に対応した個数のキャパシタンスC
3、C4、C5よりなる容量結合CP1を有し、その出
力は3段の直列なMOSインバータI6、I7、I8に
接続されている。最終段のMOSインバータI3の出力
は帰還キャパシタンスC6を介してI1の入力に接続さ
れ、これによってCP1の出力が良好な線形性をもって
I8の出力に生じるようになっている。各キャパシタン
スC3〜C5の入力電圧をV3、V4、V5とすると、
I8の出力V6は、 V6=−(C3V3+C4V4+C5V5)/C6 (3) となる。ここに、V3〜V5は基準電圧Vrを基準とし
た電圧であり、またC3=C4=C5=C6/3と設定
されている。これにより、 V6=−(V3+V4+V5)/3 (4) なる反転加算値の正規化出力が得られる。この正規化に
より、最大電圧が電源電圧を超えることが防止されてい
る。
【0021】最終段のI8の出力は接地キャパシタンス
CG2を介してグランドに接続され、また第2段のI7
の出力は1対の平衡レジスタンスRE51、RE52を
介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されてい
る。このような構成により、フィードバック系を含む反
転増幅回路の発振が防止されている。
CG2を介してグランドに接続され、また第2段のI7
の出力は1対の平衡レジスタンスRE51、RE52を
介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されてい
る。このような構成により、フィードバック系を含む反
転増幅回路の発振が防止されている。
【0022】図6に示すように、加算部AD2は接続さ
れたAD1の個数に対応した個数のキャパシタンスC
7、C8よりなる容量結合CP2を有し、その出力は3
段の直列なMOSインバータI9、I10、I11に接
続されている。最終段のMOSインバータI11の出力
は帰還キャパシタンスC9を介してI9の入力に接続さ
れ、これによってCP2の出力が良好な線形性をもって
I11の出力に生じるようになっている。各キャパシタ
ンスC7、C8の入力電圧をV7、V8とすると、I1
1の出力V9は、 V9=−(C7V7+C8V8)/C9 (5) となる。ここに、V7、V8は基準電圧Vrを基準とし
た電圧であり、またC7=C8=C9/2と設定されて
いる。これによって、 V6=−(V7+V8)/2 (6) なる加算値の正規化出力が得られる。この正規化によ
り、最大電圧が電源電圧を超えることが防止されてい
る。
れたAD1の個数に対応した個数のキャパシタンスC
7、C8よりなる容量結合CP2を有し、その出力は3
段の直列なMOSインバータI9、I10、I11に接
続されている。最終段のMOSインバータI11の出力
は帰還キャパシタンスC9を介してI9の入力に接続さ
れ、これによってCP2の出力が良好な線形性をもって
I11の出力に生じるようになっている。各キャパシタ
ンスC7、C8の入力電圧をV7、V8とすると、I1
1の出力V9は、 V9=−(C7V7+C8V8)/C9 (5) となる。ここに、V7、V8は基準電圧Vrを基準とし
た電圧であり、またC7=C8=C9/2と設定されて
いる。これによって、 V6=−(V7+V8)/2 (6) なる加算値の正規化出力が得られる。この正規化によ
り、最大電圧が電源電圧を超えることが防止されてい
る。
【0023】最終段のI11の出力は接地キャパシタン
スCG3を介してグランドに接続され、また第2段のI
10の出力は1対の平衡レジスタンスRE61、RE6
2を介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されて
いる。このような構成により、フィードバック系を含む
反転増幅回路の発振が防止されている。
スCG3を介してグランドに接続され、また第2段のI
10の出力は1対の平衡レジスタンスRE61、RE6
2を介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されて
いる。このような構成により、フィードバック系を含む
反転増幅回路の発振が防止されている。
【0024】図7に示すように、加算部AD3は接続さ
れた2個のAD1およびAD2に対応したキャパシタン
スC10、C11、C12よりなる容量結合CP3を有
し、その出力は3段の直列なMOSインバータI12、
I13、I14に接続されている。最終段のMOSイン
バータI14の出力は帰還キャパシタンスC13を介し
てI12の入力に接続され、これによってCP3の出力
が良好な線形性をもってI14の出力に生じるようにな
っている。各キャパシタンスC10〜C12の入力電圧
(Vrを基準とした電圧)をV10、V11、V12と
すると、I14の出力V13(Vrを基準とした電圧)
は、 V13=−(C10V10+C11V11+C12V12)/C13 (7) となる。ここに、C10=C11=C12/2=C13
/2と設定され、 V13=−(V10+V11+2V12)/2 (8) なる反転加算値の正規化出力が得られる。なお、C12
の重みがC10、C11の2倍に設定されているのは、
AD2で正規化された影響を除去する(正規化されてい
ないV10、V11と整合させる)ためである。以上の
正規化により、最大電圧が電源電圧を超えることが防止
されている。
れた2個のAD1およびAD2に対応したキャパシタン
スC10、C11、C12よりなる容量結合CP3を有
し、その出力は3段の直列なMOSインバータI12、
I13、I14に接続されている。最終段のMOSイン
バータI14の出力は帰還キャパシタンスC13を介し
てI12の入力に接続され、これによってCP3の出力
が良好な線形性をもってI14の出力に生じるようにな
っている。各キャパシタンスC10〜C12の入力電圧
(Vrを基準とした電圧)をV10、V11、V12と
すると、I14の出力V13(Vrを基準とした電圧)
は、 V13=−(C10V10+C11V11+C12V12)/C13 (7) となる。ここに、C10=C11=C12/2=C13
/2と設定され、 V13=−(V10+V11+2V12)/2 (8) なる反転加算値の正規化出力が得られる。なお、C12
の重みがC10、C11の2倍に設定されているのは、
AD2で正規化された影響を除去する(正規化されてい
ないV10、V11と整合させる)ためである。以上の
正規化により、最大電圧が電源電圧を超えることが防止
されている。
【0025】最終段のI14の出力は接地キャパシタン
スCG4を介してグランドに接続され、また第2段のI
13の出力は1対の平衡レジスタンスRE71、RE7
2を介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されて
いる。このような構成により、フィードバック系を含む
反転増幅回路の発振が防止されている。
スCG4を介してグランドに接続され、また第2段のI
13の出力は1対の平衡レジスタンスRE71、RE7
2を介して電源電圧Vddおよびグランドに接続されて
いる。このような構成により、フィードバック系を含む
反転増幅回路の発振が防止されている。
【0026】ここでAD1、AD2、AD3による演算
を一般化してまとめる。i番目のS/Hのための信号S
2をS2(i)、その反転をIS2(i)で表すと、A
D2の出力V9は、
を一般化してまとめる。i番目のS/Hのための信号S
2をS2(i)、その反転をIS2(i)で表すと、A
D2の出力V9は、
【数3】 となり、AD3の出力V13は、
【数4】 なる演算が実行されたことになる。ここに、 S2(i)= 1 または −1 S2(i)= 1 のとき IS2(i)=−1 S2(i)=−1 のとき IS2(i)= 1
【0027】前記基準電圧Vrは、図8に示す基準電圧
生成回路Vrefによって生成される。この基準電圧生
成回路は3段の直列なインバータI15、I16、I1
7の最終段出力を初段入力に帰還させた回路であり、前
記加算部と同様に接地キャパシタンスCG5、平衡レジ
スタンスRE81、RE82による発振防止処理が施さ
れている。基準電圧生成回路Vrefはその入出力電圧
が等しくなる安定点に出力が収束し、各MOSインバー
タの閾値設定により所望の基準電圧を生成し得る。一般
には充分おおきな正負両方向に充分大きなダイナミック
レンジを確保するために、Vr=Vdd/2と設定され
ることが多い。ここにVddはMOSインバータの電源
電圧である。
生成回路Vrefによって生成される。この基準電圧生
成回路は3段の直列なインバータI15、I16、I1
7の最終段出力を初段入力に帰還させた回路であり、前
記加算部と同様に接地キャパシタンスCG5、平衡レジ
スタンスRE81、RE82による発振防止処理が施さ
れている。基準電圧生成回路Vrefはその入出力電圧
が等しくなる安定点に出力が収束し、各MOSインバー
タの閾値設定により所望の基準電圧を生成し得る。一般
には充分おおきな正負両方向に充分大きなダイナミック
レンジを確保するために、Vr=Vdd/2と設定され
ることが多い。ここにVddはMOSインバータの電源
電圧である。
【0028】以上のマッチドフィルタ回路は容量結合に
よるアナログ加算を行うため、回路規模はデジタル処理
の場合に比較して大幅に縮小され、また並列加算である
ため処理速度は速い。さらにサンプル・ホールド回路や
加算部は入出力が全て電圧信号であるため、電流消費は
わずかであり、消費電力が少ない。
よるアナログ加算を行うため、回路規模はデジタル処理
の場合に比較して大幅に縮小され、また並列加算である
ため処理速度は速い。さらにサンプル・ホールド回路や
加算部は入出力が全て電圧信号であるため、電流消費は
わずかであり、消費電力が少ない。
【0029】なお加算部等の出力精度はMOSインバー
タの特性のばらつきや、キャパシタンス容量比で決定さ
れるが、インバータに関しては相互に近接配置すること
によりばらつきを抑制し得る。またキャパシタンスに関
しては、図9に示すように、複数の単位キャパシタンス
配列の中で分散的な接続により個々のキャパシタンスを
構成することにより容量比の精度を高め得る。図中ライ
ンL1〜L16は16個のキャパシタンスを形成するた
めに単位キャパシタンスを接続するラインであり、L
1、L2は1列の単位キャパシタンスから1個おきの単
位キャパシタンスに接続されている。同様にL3、L4
はこれに隣接する列の単位キャパシタンスから1個おき
に単位キャパシタンスに接続されている。またこのよう
な配列の周囲に実際には使用されない単位キャパシタン
スのパターンを配置することにより、単位キャパシタン
ス形成時のパターンのばらつきを抑制し得る。
タの特性のばらつきや、キャパシタンス容量比で決定さ
れるが、インバータに関しては相互に近接配置すること
によりばらつきを抑制し得る。またキャパシタンスに関
しては、図9に示すように、複数の単位キャパシタンス
配列の中で分散的な接続により個々のキャパシタンスを
構成することにより容量比の精度を高め得る。図中ライ
ンL1〜L16は16個のキャパシタンスを形成するた
めに単位キャパシタンスを接続するラインであり、L
1、L2は1列の単位キャパシタンスから1個おきの単
位キャパシタンスに接続されている。同様にL3、L4
はこれに隣接する列の単位キャパシタンスから1個おき
に単位キャパシタンスに接続されている。またこのよう
な配列の周囲に実際には使用されない単位キャパシタン
スのパターンを配置することにより、単位キャパシタン
ス形成時のパターンのばらつきを抑制し得る。
【0030】
【発明の効果】前述のとおり、本発明に係るマッチドフ
ィルタ回路は、拡散符号が1ビットデータ列であること
に注目し、入力信号を時系列のアナログ信号としてサン
プル・ホールドした後、これをマルチプレクサによって
「1」または「−1」の系列に分岐し、それぞれの系列
信号を容量結合によって並列加算するので、小規模かつ
省電力のLSIによる高速処理が可能であるという優れ
た効果を有する。
ィルタ回路は、拡散符号が1ビットデータ列であること
に注目し、入力信号を時系列のアナログ信号としてサン
プル・ホールドした後、これをマルチプレクサによって
「1」または「−1」の系列に分岐し、それぞれの系列
信号を容量結合によって並列加算するので、小規模かつ
省電力のLSIによる高速処理が可能であるという優れ
た効果を有する。
【図1】 本発明に係るマッチドフィルタ回路の模式的
1実施例を示すブロック図である。
1実施例を示すブロック図である。
【図2】 同実施例におけるサンプル・ホールド回路を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】 同実施例におけるスイッチを示す回路図であ
る。
る。
【図4】 同実施例におけるマルチプレクサを示す回路
図である。
図である。
【図5】 同実施例における第1加算部を示す回路図で
ある。
ある。
【図6】 同実施例における第2加算部を示す回路図で
ある。
ある。
【図7】 同実施例における第3加算部を示す回路図で
ある。
ある。
【図8】 同実施例における基準電圧生成回路を示す回
路図である。
路図である。
【図9】 同実施例におけるキャパシタンスを示す平面
図である。
図である。
S/H ... サンプル・ホールド回路 AD1、AD2、AD3 ... 加算部 CTRL ... コントロール回路。 Vin ... 入力電圧 Vout ... 出力電圧 SW ... スイッチ MUX1、MUX2 ... マルチプレクサ。 ==================================================
== 1995-07-28 16:26:32<<Start>> A:\JSDOC\PATENT\YZ
N95002\YZN9502.DOC<< End >> A:\JSDOC\PATENT\YZN950
02\YZN9502.DOC____________________________________
____________________________________
== 1995-07-28 16:26:32<<Start>> A:\JSDOC\PATENT\YZ
N95002\YZN9502.DOC<< End >> A:\JSDOC\PATENT\YZN950
02\YZN9502.DOC____________________________________
____________________________________
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本橋 一則 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 (72)発明者 秦 暁凌 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 (72)発明者 林 勝民 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 (72)発明者 山本 誠 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 (72)発明者 高取 直 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内
Claims (6)
- 【請求項1】 入力電圧に接続されたスイッチと、こ
のスイッチの出力に接続された第1キャパシタンスと、
この第1キャパシタンスの出力に接続された奇数段のM
OSインバータよりなる第1反転増幅部と、この第1反
転増幅部の出力を入力に接続する第1帰還キャパシタン
スと、前記第1反転増幅部の出力または基準電圧を択一
的に出力する第1マルチプレクサと、この第1マルチプ
レクサの出力とは逆の選択で第1反転増幅器出力または
基準電圧を出力する第2マルチプレクサとを有する複数
のサンプル・ホールド回路と;各サンプル・ホールド回
路の第1マルチプレクサの出力が接続された複数の第2
キャパシタンスと、これら第2キャパシタンスの出力が
統合されつつ接続された奇数段のMOSインバータより
なる第2反転増幅部と、この第2反転増幅部の出力を入
力に接続する第2帰還キャパシタンスとを有する第1加
算部と;各サンプル・ホールド回路の第2マルチプレク
サの出力および第1加算部の出力が接続された複数の第
3キャパシタンスと、これら第3キャパシタンスの出力
が統合されつつ接続された奇数段のMOSインバータよ
りなる第3反転増幅部と、この第3反転増幅部の出力を
入力に接続する第3帰還キャパシタンスとを有する第2
加算部と;前記サンプル・ホールド回路のうちいずれか
1個における前記スイッチを閉成するとともに他のスイ
ッチを開放しかつ所定の組合せで各サンプル・ホールド
回路の第1、第2マルチプレクサを切り換えるコントロ
ール回路と;を備えているマッチドフィルタ回路。 - 【請求項2】 サンプル・ホールド回路を複数のグル
ープにグループ分けし、各グループについて、1マルチ
プレクサの出力が接続された第4部加算部を設け、第2
マルチプレクサが接続された第5加算部を設け、全グル
ープの第4加算部の出力を第2加算部に入力し、全グル
ープの第5加算部加算部の出力を第1加算部に入力して
あり、第4加算部は、各サンプル・ホールド回路の第1
マルチプレクサの出力が接続された複数の第4キャパシ
タンスと、これら第4キャパシタンスの出力が統合され
つつ接続された奇数段のMOSインバータよりなる第4
反転増幅部と、この第4反転増幅部の出力を入力に接続
する第4帰還キャパシタンスとをし、第5加算部は、各
サンプル・ホールド回路の第2マルチプレクサの出力お
よび第1加算部の出力が接続された複数の第5キャパシ
タンスと、これら第5キャパシタンスの出力が統合され
つつ接続された奇数段のMOSインバータよりなる第5
反転増幅部と、この第5反転増幅部の出力を入力に接続
する第5帰還キャパシタンスとを有することを特徴とす
る請求項1記載のマッチドフィルタ回路。 - 【請求項3】 奇数段のMOSインバータよりなる第
6反転増幅部と、この第6反転増幅部の出力を入力に接
続する第6帰還キャパシタンスとを備えた基準電圧生成
回路により基準電圧が生成されていることを特徴とする
請求項1記載のマッチドフィルタ回路。 - 【請求項4】 反転増幅部は、出力とグランドとの間
には接地キャパシタンスが接続され、最終段のMOSイ
ンバータより前段でMOSインバータの出力を1対の平
衡レジスタンスによって電源およびグランドに接続して
あることを特徴とする請求項1請求項2または請求項3
に記載のマッチドフィルタ回路。 - 【請求項5】 基準電圧はMOSインバータの電源電
圧の1/2となるようにMOSインバータの閾値が設定
されていることを特徴とする請求項3記載のマッチドフ
ィルタ回路。 - 【請求項6】 各サンプル・ホールド回路に対するコ
ントロール回路の設定は、、全てのサンプル・ホールド
回路を循環するように切り換えられることを特徴とする
請求項1記載のマッチドフィルタ回路。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21243895A JP3320594B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | マッチドフィルタ回路 |
DE69616199T DE69616199T2 (de) | 1995-07-28 | 1996-07-22 | Signalangepasste Filterschaltung |
EP19960111795 EP0756377B1 (en) | 1995-07-28 | 1996-07-22 | Matched filter circuit |
KR1019960030564A KR100388850B1 (ko) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | 정합필터회로 |
US08/686,958 US5841315A (en) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Matched filter circuit |
CN96110853A CN1099159C (zh) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | 匹配滤波器电路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21243895A JP3320594B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | マッチドフィルタ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946231A true JPH0946231A (ja) | 1997-02-14 |
JP3320594B2 JP3320594B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=16622614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21243895A Expired - Fee Related JP3320594B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | マッチドフィルタ回路 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0756377B1 (ja) |
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KR (1) | KR100388850B1 (ja) |
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DE (1) | DE69616199T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788736B1 (en) | 1998-08-26 | 2004-09-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Matched filter |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2888783B2 (ja) * | 1995-10-20 | 1999-05-10 | エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 | スペクトラム拡散通信のためのマッチドフィルタ回路 |
JP2782057B2 (ja) * | 1996-02-19 | 1998-07-30 | 株式会社鷹山 | スペクトル拡散通信方式のための逆拡散回路 |
JPH10229378A (ja) * | 1996-04-02 | 1998-08-25 | Sharp Corp | マッチドフィルタ |
JP2003060745A (ja) | 2001-08-22 | 2003-02-28 | Sony Corp | 情報伝達装置、情報伝達方法及びモニタ装置 |
CN101964640A (zh) * | 2010-10-28 | 2011-02-02 | 哈尔滨工程大学 | 脉宽匹配滤波器 |
CN103138762B (zh) * | 2011-11-30 | 2016-04-27 | 禾瑞亚科技股份有限公司 | 多阶取样保持电路 |
WO2022104725A1 (en) * | 2020-11-20 | 2022-05-27 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and apparatus for detection of radio signal |
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US4453132A (en) * | 1982-04-21 | 1984-06-05 | Motorola, Inc. | Active filter |
US4507746A (en) * | 1982-07-28 | 1985-03-26 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Programmable matched filter for binary phase-coded signals |
US5495192A (en) * | 1992-02-10 | 1996-02-27 | Yozan Inc. | Sample hold circuit |
JP3111425B2 (ja) * | 1992-11-18 | 2000-11-20 | 株式会社鷹山 | フィルタ回路 |
JPH06164320A (ja) * | 1992-11-24 | 1994-06-10 | Takayama:Kk | フィルタ回路 |
JP2985999B2 (ja) * | 1993-02-04 | 1999-12-06 | 株式会社高取育英会 | 重み付き加算回路 |
US5502664A (en) * | 1993-03-25 | 1996-03-26 | Yozan Inc. | Filter device including SRAM and EEPROM devices |
US5500810A (en) * | 1993-04-28 | 1996-03-19 | Yozan Inc. | Filter device with memory test circuit |
US5408192A (en) * | 1993-10-12 | 1995-04-18 | International Business Machines Corporation | Monolithic broadband phase shifting circuit for analog data signals |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP21243895A patent/JP3320594B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-07-22 DE DE69616199T patent/DE69616199T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-22 EP EP19960111795 patent/EP0756377B1/en not_active Expired - Lifetime
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- 1996-07-26 US US08/686,958 patent/US5841315A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-26 KR KR1019960030564A patent/KR100388850B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE69616199D1 (de) | 2001-11-29 |
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US5841315A (en) | 1998-11-24 |
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EP0756377B1 (en) | 2001-10-24 |
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