JP2000115024A - 信号受信装置 - Google Patents

信号受信装置

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JP2000115024A
JP2000115024A JP28078098A JP28078098A JP2000115024A JP 2000115024 A JP2000115024 A JP 2000115024A JP 28078098 A JP28078098 A JP 28078098A JP 28078098 A JP28078098 A JP 28078098A JP 2000115024 A JP2000115024 A JP 2000115024A
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Nagaaki Shu
長明 周
Teruhei Shu
旭平 周
Kunihiko Suzuki
邦彦 鈴木
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Yozan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DS−CDMA方式の信号受信装置の低消費
電力化を図る。 【解決手段】 直交検波された受信信号は、電流モード
の加算回路を用いて構成されているマッチドフィルタ3
1および32に入力され、対応する1ビットの拡散符号
系列のデータと相関をとられる。該マッチドフィルタ3
1および32の出力は、レベル検出回路4およびサンプ
ルホールド回路81、82に入力される。レベル検出回
路4、巡回積分回路5およびピーク検出部6により、相
関出力のピークの位置が検出され、制御部7から出力さ
れる相関ピーク位置に対応する制御信号により、前記サ
ンプルホールド回路81、82は、相関ピーク位置のマ
ッチドフィルタ出力をサンプルホールドし、同期検波回
路9、レーク合成部10に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号受信装置に係
り、特に、DS−CDMAセルラシステムに適用して好
適な信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線システムや無線LANな
どの無線通信システムの分野において、スペクトラム拡
散通信方式、特に、DS−CDMA通信方式が注目を集
めている。スペクトラム拡散通信方式においては、情報
変調された送信データをさらに拡散符号(PN符号)を
用いて拡散変調して送信し、受信側においては該スペク
トラム拡散変調された信号と前記PN符号との相関をと
って逆拡散を行い、さらに情報復調してもとの送信デー
タを復調するように構成されている。この逆拡散を行う
手段としては、スライディング相関器あるいはマッチド
フィルタが用いられている。スライディング相関器は回
路規模は小さいが相関演算を実行するために多くの時間
を必要とする。一方、マッチドフィルタは回路規模は大
きくなるが、高速に相関処理を実行することができる。
【0003】一般に、マッチドフィルタとしては、CC
D(Charge Coupled Device)やSAW(Surface Acous
tic Wave)フィルタを用いたもの、あるいは、デジタル
IC回路によるものなどが知られている。また、本出願
人は、低消費電力化および高精度演算を可能とするアナ
ログデジタルマッチドフィルタを提案している(特開平
06−164320号公報)。このマッチドフィルタ
は、入力アナログ信号を複数個のサンプルホールド回路
に順次サンプルホールドして記憶し、係数データを順次
循環シフトするようにして、離散化されたサンプル信号
とデジタルの係数データとをアナログデジタル乗算器に
より乗算し加算するようにしたものであり、低消費電力
および高精度の相関演算を実行することができるように
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たマッチドフィルタは、極めて多くのアナログ・サンプ
ルホールド回路を必要とし、そのリフレッシュ等の付加
回路を含めると回路規模が大となるという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の問題
点を解消すべく創案されたもので、低消費電力という特
徴を保持しつつ回路規模を大幅に縮小し得るマッチドフ
ィルタを用いた、低消費電力かつ小型化された信号受信
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の信号受信装置は、受信信号を直交検波した
信号と1ビットの拡散符号系列との相関演算を実行する
マッチドフィルタを少なくとも備えたDS−CDMAセ
ルラシステム用信号受信装置であって、前記マッチドフ
ィルタは、前記直交検波した信号をデジタル電圧信号に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力さ
れるデジタル電圧信号を順次格納するデータ格納手段
と、前記拡散符号系列データを出力する乗数供給手段
と、前記データ格納手段の各段に対応して設けられ、前
記データ格納手段の各段に格納されているデータのすべ
てのビットそれぞれと前記乗数供給手段から供給される
1ビットの前記拡散符号系列データとの排他的論理和を
算出する排他的論理和回路と、これら排他的論理和回路
の出力の総和に対応するアナログ電流信号を出力する電
流モードの加算回路とを備えているものである。
【0007】また、前記データ格納手段は複数系統設け
られており、前記各系統のデータ格納手段からの出力は
前記排他的論理和回路に択一的に入力され、前記電流モ
ードの加算回路は、前記各系統のデータ格納手段のデー
タに対応した排他的論理和回路出力を時分割で演算する
ように構成されているものである。さらに、前記データ
格納手段は、前記A/D変換器の出力に並列に接続さ
れ、サンプリングクロックに応じて択一的に前記A/D
変換器出力を取込むようになされた複数のデータレジス
タであり、前記乗数供給手段は、前記サンプリングクロ
ックに応じて、前記排他的論理和回路に供給する拡散符
号系列データを順次シフトするように構成されているも
のである。さらにまた、前記データ格納手段は、サンプ
リングクロックに応じて前記A/D変換器の出力が入力
されるシフトレジスタにより構成されており、前記乗数
供給手段は前記拡散符号系列データを格納するレジスタ
により構成されているものである。
【0008】さらにまた、前記電流モードの加算回路
は、デジタル電圧信号の各ビットによって開閉されるス
イッチであって、その出力は統合されて電流加算を行な
い得るスイッチと、このスイッチの閉成時に各ビットの
重みに対応した電流を供給する定電流源とを備えている
ものである。さらにまた、前記電流モードの加算回路
は、デジタル電圧信号の各ビットによって開閉される第
1スイッチであって、その出力は統合されて電流加算を
行ない得る第1スイッチと、この第1スイッチの反転動
作をする第2スイッチであって、その出力は統合されて
電流加算を行ない得る第2スイッチと、これら第1、第
2スイッチの閉成時に各ビットの重みに対応した電流を
供給する定電流源と、第1スイッチの出力の統合結果か
ら第2スイッチの出力の統合結果を減算する減算回路と
を備えているものである。さらにまた、前記電流モード
の加算回路は、デジタル電圧信号の各ビットによって開
閉されるスイッチと、このスイッチの閉成時に所定の電
流を供給する定電流源と、各ビット毎の電流の総和にそ
の重みを乗じた電流を発生させる複数の電流増幅器であ
って、その出力が統合されて電流加算を行い得る電流増
幅器とを備えているものである。
【0009】さらにまた、前記マッチドフィルタからの
相関出力のピーク位置を検出して信号を取込むべきタイ
ミングを決定するピーク検出部と、前記ピーク検出部か
らのタイミング信号に基づいて前記マッチドフィルタか
らの相関信号出力を保持するサンプルホールド回路であ
って、電流モードのサンプルホールド回路により構成さ
れているサンプルホールド回路とを備えているものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1の(a)は、本発明の信号受
信装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
この図において、1は中間周波信号IFを直交検波して
同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)に分離する直
交検波回路である。31および32はマッチドフィルタ
であり、前記直交検波回路1からローパスフィルタ21
および22を介して入力されるI成分およびQ成分の信
号を逆拡散する。マッチドフィルタ31および32から
の逆拡散出力は、サンプルホールド回路81、82およ
びレベル検出回路4に入力される。
【0011】レベル検出回路4は前記マッチドフィルタ
31および32からの出力信号の電力を算出しA/D変
換して出力する。このレベル検出回路4の出力は、ノイ
ズ等の影響を除去するため巡回積分回路5において複数
シンボルにわたり巡回積分され平均化された後、ピーク
検出回路6に入力され、該ピーク検出回路6によって所
定のしきい値以上の相関ピークの位置が抽出される。こ
の抽出される相関ピークの最大個数nは、例えば4個と
されている。前記ピーク検出回路6の出力はサンプリン
グホールド回路制御部7に入力され、この制御部7によ
って前記抽出された相関ピークの位置(位相)に合わせ
たサンプルホールド回路81、82のサンプリングタイ
ミングが設定される。すなわち、この制御部7からの制
御信号に応じて、所定値以上のピークに対応する最大n
個の逆拡散出力のI、Q両成分がそれぞれ対応するサン
プルホールド回路81、82にサンプルホールドされる
こととなる。
【0012】図1の(b)は前記サンプルホールド回路
81および82の構成を示すブロック図である。サンプ
ルホールド回路81および82は同一の構成とされてい
るため、ここではサンプルホールド回路81を例にとっ
て説明する。図に示すようにサンプルホールド回路81
は、前記マッチドフィルタ31の出力に並列に接続され
たn個のサンプルホールド回路SH1〜SHn、各サン
プルホールド回路SH1〜SHnに各々対応して設けら
れ、各サンプルホールド回路SH1〜SHnの出力をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器および該n個のA/
D変換器の出力を選択して後段の同期検波回路9に出力
するマルチプレクサにより構成されている。
【0013】前記制御部7からの最大n個の相関ピーク
の位置に対応する制御信号に応じて、対応するサンプル
ホールド回路SH1〜SHnが選択され、そのタイミン
グにおける前記マッチドフィルタ31からの相関ピーク
出力がサンプルホールドされる。各サンプルホールド回
路SH1〜SHnの出力はそれぞれA/D変換器により
デジタル信号に変換され、前記制御部7からの制御信号
により制御されるマルチプレクサMUXを介して、同期
検波回路9に入力される。同期検波回路9では、相関出
力の各ピークがそれぞれ同期検波され、レーク合成回路
10でタイミングを合わせてレーク合成された後、出力
インターフェス(I/F)回路から復調データ(Dat
a)として出力される。これにより、所定数のパスの相
関ピーク出力のみをサンプルホールドすることができ、
消費電力の低減を図ることができる。
【0014】図2は前記マッチドフィルタ31および3
2の一実施の形態の構成を示すブロック図である。この
図において、マッチドフィルタMFはアナログ入力信号
Ain(図1における同相成分または直交成分)が入力
されるA/D変換器(A/Dで示す。)を有し、A/D
変換器の出力はデータレジスタ列R11〜R1nおよび
R21〜R2nに並列に印加されている。データレジス
タ列R11〜R1nはクロックCLK1により制御さ
れ、循環的にR11〜R1nのうちのいずれか1個のデ
ータレジスタが前記A/D変換器の出力を取込むように
なされている。また、前記データレジスタ列R21〜R
2nは前記クロックCLK1と半周期位相がシフトして
いる第2のクロックCLK2により制御されており、循
環的にR21〜R2nのうちのいずれか1個のデータレ
ジスタが前記A/D変換器の出力を取込むようになされ
ている。これにより、いわゆるダブルサンプリングを行
うことができる。
【0015】前記データレジスタ列に対応して、セレク
タ列SEL1〜SELnおよび排他的論理和回路列XO
R1〜XORnが設けられ、前記データレジスタR11
とR21の出力は対応するセレクタSEL1に、レジス
タR12とR22の出力は対応するセレクタSEL2
に、以下同様にして、レジスタR1nとR2nの出力は
セレクタSELnに入力されている。各セレクタSEL
1〜SELnは、クロックCLK3により制御され、前
記データレジスタR11〜R1nまたはR21〜R2n
のデータが択一的に出力される。このクロックCLK3
は、前記クロックCLK1(あるいはCLK2)と同期
した信号であり、例えば、CLK3がハイのとき前記デ
ータレジスタ列R11〜R1nのデータを選択し、ロー
のときR21〜R2nのデータを選択して出力するよう
になされている。
【0016】各セレクタSEL1〜SELnの出力はそ
れぞれ対応して設けられた排他的諭理和回路XOR1〜
XORnに入力される。排他的論理和回路XOR1〜X
ORnは、それぞれ各データレジスタの複数ビット(L
SBからMSBまで)に対応する回路ブロックである。
前記排他的論理和回路XOR1〜XORnの各他方の入
力には1ビットの拡散符号(全体の拡散符号系列をPN
で示す。)が入力されている。拡散符号が「1」のとき
にはセレクタSEL1〜SELnからの出力はそのまま
排他的論理和回路から出力され、「0」のときにはその
ビット反転が出力される。拡散符号系列はシフトレジス
タSREGに格納されており、その最終段は初段に帰還
されている。シフトレジスタSREGにはクロックCL
K1またはCLK2と同一のクロックCLKSが入力さ
れ、レジスタヘのデータ取り込みに同期して拡散符号系
列が循環シフトする。CLK1、CLK2はR11〜R
1n、R21〜R2nに循環的にデータを取り込み、取
り込まれたデータと拡散符号系列は相互に対応するよう
になっている。なお、シフトレジスタSREGに新たな
拡散符号を取り込む際には、その初段のデータ入力端子
Dinにデータを供給しつつCLKSを入力する。
【0017】前記排他的論理和回路XOR1〜XORn
の各出力は、電流モードの加算回路ADDに入力され、
該加算回路ADDは前記排他的論理和回路XOR1〜X
ORnの各出力の総和に対応するアナログ電流信号Ao
utを出力する。このアナログ電流信号が、前記レベル
検出回路4、前記サンプルホールド回路81あるいは8
2に出力されることとなる。
【0018】このように乗算に相当する演算までをデジ
タル演算とすることにより、全体をアナログ回路で構成
した場合に比較して回路規模は小さくなり、消費電力も
節減することができる。また、乗算結果の加算は電流モ
ードの加算回路ADDにより実行しているため、高速か
つ高精度の演算を実行することができる。また、相互に
半周期位相がシフトしているクロックCLK1、CLK
2を用いることによって、いわゆるダブルサンプリング
が可能である。ダブルサンプリングを行わない場合に
は、前記データレジスタ列R11〜R1nあるいはR2
1〜R2nのいずれか一方だけを設け、前記セレクタS
EL1〜SELnを省略することができる。さらにま
た、上述のように2系統ではなく、さらに多数の系統の
データレジスタ列を設けても良い。
【0019】図3は前記アナログ加算回路ADDの構成
例を示すブロック図である。アナログ加算回路ADD
は、前記排他的論理和回路XOR1〜XORnに対応し
て設けられたD/A変換器D/A1〜D/Anを有し、
各ビットのデジタル電圧信号をアナログの電流信号に変
換する。各排他的論理和回路XOR1〜XORnの出力
ビット数をkビットとすると、各ビットの電流信号は電
流モードのアナログ・ビット加算器AADD1〜AAD
Dkにおいて、それぞれ対応するビット毎に加算され
る。各アナログ・ビット加算器AADD1〜AADDk
の出力は電流モードの重み付き加算器WADDに入力さ
れ、各ビットの重みによる重み付けをしつつ加算され、
前記排他的論理和回路XOR1〜XORnの出力の総和
に対応するアナログ電流信号Aoutが出力されること
となる。
【0020】図4は、前記電流モードのアナログ加算回
路ADDの一構成例を示す図である。ここでは前記排他
的論理和回路XOR1〜XORnの出力を4ビットとし
ている。図示するように、前記排他的論理和回路XOR
1〜XORnの4ビット出力をb10〜b13、b20
〜b23、.‥、bn0〜bn3とすると、これら各ビ
ット出力はnMOSトランジスタよりなるスイッチT1
1〜T14、T21〜T24、...、Tn1〜Tn4
のゲートに入力されている。各ビット出力がハイレベル
のときにこれらスイッチT11〜Tn4は閉成される。
各スイッチT11〜Tn4のドレインには定電流源I1
1〜I14、I21〜I24、...、In1〜In4
が接続されており、これら定電流源はそれぞれ対応する
スイッチT11〜Tn4に接続されたビットの重みに対
応した電流値の電流を供給し、スイッチが閉成されたと
きにはこれら電流がスイッチのソースに供給される。各
スイッチのソースは共通の出力端子に接続され、各スイ
ッチを流れる電流の総和がAoutとして出力される。
従ってAoutはXOR1〜XORnの出力の総和のア
ナログ値となる。
【0021】図5は、他の電流モードのアナログ加算回
路ADDの構成例を示す図である。ここで、排他的論理
和回路XOR1〜XORnの出力は図4と同様である。
排他的論理和回路XOR1〜XORnの4ビット出力b
10〜b13、b20〜b23、...、bn0〜bn
3はnMOSトランジスタよりなるスイッチT111〜
T141、...、Tn11〜Tn41のゲートに入力
され、出力がハイレベルのときにこれらスイッチは閉成
される。さらに出力b10〜b13、b20〜b2
3、...、bn0〜bn3はインバータIV11〜I
V14、...、IVn1〜IVn4を介してnMOS
トランジスタよりなるスイッチT112〜T14
2、...、Tn12〜Tn42のゲートに入力され、
出力がローレベルのときにこれらスイッチは閉成され
る。スイッチT111とT112、T121とT12
2、T131とT132、T141とT14
2、...、Tn11とTn12、Tn21とTn2
2、Tn31とTn32、Tn41とTn42の各組の
ドレインにはビット重みに対応した電流を供給する定電
流源I11〜I14、I21〜I24、...、In1
〜In4が接続されている。スイッチT111〜T14
1、...、Tn11〜Tn41の出力は統合されて図
3におけるアナログ和と同様のアナログ和Ioutpを
生成する。スイッチT112〜T142、...、Tn
12〜Tn42出力は統合されて各ビットを反転させた
デジタルデータのアナログ和Ioutmを生成する。こ
れらアナログ和Ioutp、Ioutmは減算回路SU
Bに入力され(Ioutp−Ioutm)が算出され
る。この減算により、Ioutp、Ioutmに含まれ
るオフセットが解消され、また減算結果の上限近傍、下
限近傍はマッチドフイルタの相関ピークとなる。
【0022】図6は、電流モードのアナログ加算回路A
DDのさらに他の構成例を示す図である。ここで、前記
図4と同一もしくは相当部分には同一符号を付して示
す。図4と同様に、排他的論理和回路XOR1〜XOR
nの出力b10〜b13、b20〜b23、...、b
n0〜bn3は、それぞれ、nMOSトランジスタより
なるスイッチT11〜T14、T21〜T2
4、...、Tn1〜Tn4に入力され、これらスイッ
チのドレインには定電流源I11〜I14、I21〜I
24、...、In1〜In4が接続されている。各ス
イッチT11〜Tn4のソースは、入力ビットごとにま
とめられ、アナログ・ビット加算器ADD0〜ADD3
に入力されている。これら加算器ADD0〜ADD3は
排他的論理和出力の最下位ビットから最上位ビットにそ
れぞれ対応している。アナログ・ビット加算器ADD0
〜ADD3は入力の総和を算出するとともにビット重み
に応じた重み付けを行う。このようにビット重みの重み
付けをビット加算後に行うこととすればスイッチに接続
する定電流源は全て一定電流とすることができ、回路横
成を単純化し得る。
【0023】図7は、前記図6のアナログ・ビット加算
回路ADD0〜ADD3の構成例を示す図である。な
お、アナログ・ビット加算回路ADD0〜ADD3は同
一の構成とされているので、ここでは、最下位ビットに
対応するアナログ・ビット加算回路ADD0を例にとっ
て説明する。この図に示すように、加算器ADD0は電
流増幅器よりなり、各排他的論理和回路XOR1〜XO
Rnの最下位ビットb10〜bn0に対応する電流I1
1〜In1が統合されつつソースに入力されたMOSト
ランジスタTT41を有する。トランジスタTT41の
ゲートには同一極性のMOSトランジスタTT42がそ
のゲートにおいて接続され、前記I11〜In1の総和
はTT42のゲートにも直接入力されている。トランジ
スタTT41のソースには定電流源II41が接続さ
れ、トランジスタTT42のソースには定電流源II4
2が接続されている。ここで、定電流源II41の電流
値と定電流源II42の電流値の比はmとされ、前記ト
ランジスタTT41とTT42のコンダクタンスの比も
mとされている。このような構成において、前記入力電
流I11〜I1nの総和はトランジスタTT41、TT
42のゲートに保持され、これによって入力の総和に対
して(II42/II41=m)の電流値の比を乗じた
電流がトランジスタTT42のソースに生じる。ADD
0では前記mの値は「1」とされているが、ADD1〜
ADD3ではその比率が「2」、「4」、「8」とされ
て、ビット重みに応じた重み付けが為される。このよう
に構成された各アナログ・ビット加算回路ADD0〜A
DD3の出力を統合することにより、前記排他的論理和
回路XOR1〜XORnの出力の総和に対応するアナロ
グ電流Aoutが出力される。
【0024】さて、本発明の信号受信装置においては、
前記マッチドフィルタ31および32の相関出力のピー
クをサンプルホールドするサンプルホールド回路81お
よび82にも、前記アナログ加算器と同様に電流モード
の回路を使用している。図8は、前記サンプルホールド
回路SH1〜SHnの基本回路の構成を示す図である。
各サンプルホールド回路SH1〜SHnの構成は同一で
あるため、ここでは、サンプルホールド回路SH1の構
成を代表して示す。図8において、TT51およびTT
52はMOSトランジスタ、II51およびII52は
定電流源、SWはスイッチであり、前記トランジスタT
T51のドレインとゲートは相互に接続されており、前
記トランジスタTT51のゲートとトランジスタTT5
2のゲートとの間にはスイッチSWが接続されている。
なお、このスイッチSWは、前記制御部73からの当該
相関ピークの位置に対応するタイミング信号により開閉
制御される。
【0025】このように構成されたサンプルホールド回
路において、前記マッチドフィルタ31(あるいは3
2)からの入力電流Iinは前記トランジスタTT51
のドレインに入力される。前記スイッチSWが閉成され
ているときは、この回路は電流ミラー回路として動作
し、前記トランジスタTT51とTT52に同一の電流
が流れる。すなわち、Iin=Ioutとなる。ここ
で、前記制御部7からの制御信号により前記スイッチS
Wが開放されると、前記トランジスタTT52のゲート
とソースの間の寄生容量Cに保持された電荷のため、ト
ランジスタTT52はそれまで流れていた電流Iout
を保持して流れ続ける。これにより、前記マッチドフィ
ルタ31あるいは32からの対応する相関ピークの電流
をサンプルホールドすることができる。このように、電
流モードのサンプルホールド回路を使用することによ
り、前記マッチドフィルタにおける電流モードの加算回
路と同様の回路構成を有するものとすることができる。
【0026】なお、前記図2に示したマッチドフィルタ
においては、データレジスタに循環的にA/D変換した
受信信号を取込み、拡散符号を循環させていたが、これ
に代えて、A/D変換した受信信号をシフトレジスタに
入力し、拡散符号を固定するようにしてもよい。図9
は、このように構成したマッチドフィルタの実施の形態
を示す図である。この図に示すようにこの実施の形態で
は、前記図2に示した実施の形態のようにA/D変換さ
れた受信データをシフトレジスタSFREG1、SFR
EG2に入力して、順次後段にシフトする。また、拡散
符号PNは、レジスタREGからそれぞれ対応する排他
的論理和回路XOR1〜XORnに入力されている。し
たがって、この場合には、拡散符号を固定した状態で演
算が可能である。各シフトレジスタの各段の出力は、前
述の場合と同様のセレクタSEL1〜SELnに入力さ
れ、その後段の排他的諭理和回路XOR1〜XORnお
よび加算回路ADDも同様である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る信号
受信装置によれば、アナログ電圧信号の入力信号をA/
D変換器によってデジタル電圧信号に変換し、このデジ
タル電圧信号をレジスタによって順次保持し、これらレ
ジスタに対応した複数の1ビットの係数をシフトレジス
タに保持し、前記デジタル電圧信号と係数との排他的論
理和を排他的論理和回路によって算出し、これら排他的
論理和回路の出力の総和を電流モードの加算回路によっ
てアナログ電流信号に変換するので、回路規模を小さく
することができるとともに、低電圧化を図ることがで
き、消費電力を抑止し得るというすぐれた効果を有す
る。また、マッチドフィルタからの相関ピーク出力をサ
ンプルホールドするサンプルホールド回路を前記電流モ
ードの加算回路と同様の電流モードの回路により構成す
ることができるため、低消費電力かつ回路規模の小さい
信号受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の信号受信装置の一実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係るマッチドフィルタ回路の構成例
を示すブロック図である。
【図3】 図2のマッチドフィルタにおけるアナログ加
算回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 電流モードの加算回路の構成例を示す図であ
る。
【図5】 電流モードの加算回路の他の構成例を示す図
である。
【図6】 電流モードの加算回路のさらに他の構成例を
示す図である。
【図7】 図6の加算回路におけるアナログ・ビット加
算器の構成例を示す図である。
【図8】 本発明の信号受信装置におけるサンプルホー
ルド回路の構成を示す回路図である。
【図9】 本発明の信号受信装置におけるマッチドフィ
ルタの他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 直交検波回路 21、22 ローパスフィルタ 31、32 マッチドフィルタ 4 レベル検出回路 5 巡回積分回路 6 ピーク検出回路 7 制御部 81、82 サンプルホールド回路 9 同期検波回路 10 レーク合成部 11 出力インターフェース回路 A/D アナログデジタル変換器 R11〜R1n、R21〜R2n、REG レジスタ SEL1〜SELn セレクタ XOR1〜XORn 排他的論理和回路 ADD アナログ加算回路 SREG、SFREG1、SFREG2 シフトレジス
タ I11〜In4、II41、II42、II51、II
52 定電流源 T11〜Tn4、T111〜Tn42、TT41、TT
42、TT51、TT52 MOSトランジスタ SUB 減算回路 ADD0〜ADD3、AADD1〜AADDk アナロ
グ・ビット加算器 WADD 重み付き加算器 SW スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 邦彦 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE33 EE36 5K047 AA15 BB01 GG34 HH15 MM27 MM33 MM38 MM45 MM53

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を直交検波した信号と1ビット
    の拡散符号系列との相関演算を実行するマッチドフィル
    タを少なくとも備えたDS−CDMAセルラシステム用
    信号受信装置であって、 前記マッチドフィルタは、 前記直交検波した信号をデジタル電圧信号に変換するA
    /D変換器と、 前記A/D変換器から出力されるデジタル電圧信号を順
    次格納するデータ格納手段と、 前記拡散符号系列データを出力する乗数供給手段と、 前記データ格納手段の各段に対応して設けられ、前記デ
    ータ格納手段の各段に格納されているデータのすべての
    ビットそれぞれと前記乗数供給手段から供給される1ビ
    ットの前記拡散符号系列データとの排他的論理和を算出
    する排他的論理和回路と、 これら排他的論理和回路の出力の総和に対応するアナロ
    グ電流信号を出力する電流モードの加算回路とを備えて
    いることを特徴とする信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ格納手段は複数系統設けられ
    ており、 前記各系統のデータ格納手段からの出力は前記排他的論
    理和回路に択一的に入力され、 前記電流モードの加算回路は、前記各系統のデータ格納
    手段のデータに対応した排他的論理和回路出力を時分割
    で演算するように構成されていることを特徴とする前記
    請求項1記載の信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ格納手段は、前記A/D変換
    器の出力に並列に接続され、サンプリングクロックに応
    じて択一的に前記A/D変換器出力を取込むようになさ
    れた複数のデータレジスタであり、 前記乗数供給手段は、前記サンプリングクロックに応じ
    て、前記排他的論理和回路に供給する拡散符号系列デー
    タを順次シフトするように構成されていることを特徴と
    する前記請求項1あるいは2記載の信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ格納手段は、サンプリングク
    ロックに応じて前記A/D変換器の出力が入力されるシ
    フトレジスタにより構成されており、 前記乗数供給手段は前記拡散符号系列データを格納する
    レジスタにより構成されていることを特徴とする前記請
    求項1あるいは2記載の信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記電流モードの加算回路は、 デジタル電圧信号の各ビットによって開閉されるスイッ
    チであって、その出力は統合されて電流加算を行ない得
    るスイッチと、 このスイッチの閉成時に各ビットの重みに対応した電流
    を供給する定電流源とを備えていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の信号受信装置。
  6. 【請求項6】 前記電流モードの加算回路は、 デジタル電圧信号の各ビットによって開閉される第1ス
    イッチであって、その出力は統合されて電流加算を行な
    い得る第1スイッチと、 この第1スイッチの反転動作をする第2スイッチであっ
    て、その出力は統合されて電流加算を行ない得る第2ス
    イッチと、 これら第1、第2スイッチの閉成時に各ビットの重みに
    対応した電流を供給する定電流源と、 第1スイッチの出力の統合結果から第2スイッチの出力
    の統合結果を減算する減算回路とを備えていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の信号受信
    装置。
  7. 【請求項7】 前記電流モードの加算回路は、 デジタル電圧信号の各ビットによって開閉されるスイッ
    チと、 このスイッチの閉成時に所定の電流を供給する定電流源
    と、 各ビット毎の電流の総和にその重みを乗じた電流を発生
    させる複数の電流増幅器であって、その出力が統合され
    て電流加算を行い得る電流増幅器とを備えていることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の信号受
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記マッチドフィルタからの相関出力の
    ピーク位置を検出して信号を取込むべきタイミングを決
    定するピーク検出部と、 前記ピーク検出部からのタイミング信号に基づいて前記
    マッチドフィルタからの相関信号出力を保持するサンプ
    ルホールド回路であって、電流モードのサンプルホール
    ド回路により構成されているサンプルホールド回路とを
    備えていることを特徴とする前記請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の信号受信装置。
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