JPH0946031A - フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造 - Google Patents

フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造

Info

Publication number
JPH0946031A
JPH0946031A JP21665495A JP21665495A JPH0946031A JP H0946031 A JPH0946031 A JP H0946031A JP 21665495 A JP21665495 A JP 21665495A JP 21665495 A JP21665495 A JP 21665495A JP H0946031 A JPH0946031 A JP H0946031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible printed
brazing
conductors
circuit board
printed circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21665495A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Aoki
信夫 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP21665495A priority Critical patent/JPH0946031A/ja
Priority to US08/641,547 priority patent/US6142609A/en
Publication of JPH0946031A publication Critical patent/JPH0946031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/363Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント基板に形成された複数
の導線の端部を電子部品やインクジェット記録装置の複
数の端子部にろう付けにより接続するときに、ろうの飛
散を無くしてろう付け不良を防止でき且つ接続強度を高
める。 【解決手段】 ベースフィルム21上に複数の導線22
が微小ピッチで形成され、これら複数の導線22の端部
が、インクジェット記録装置の記録ヘッド14の複数の
端子部16aにハンダ付けにより夫々接続される構造に
おいて、複数の導線22の端部にスリット22bを夫々
形成し、これによりスリット22bに溶融ハンダを溜
め、スリットの両側に形成されるフィレットFにより接
続強度を高め、またろう付けの際に発生したガスを、ス
リットの開放端から抜き、ガス圧によるろう付け不良を
なくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント基板の接続用端部構造に関し、特にベースフィルム
上に形成された複数の導線を、電子部品或いはインクジ
ェット記録装置の複数の端子部にろう付けにより接続す
るときに、ろう付け不良を防止できるとともに、接続強
度を高めるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ヘッドに設けた複数の噴射ノ
ズルからインクを噴射させて、文字や画像を記録用紙に
記録するインクジェット記録装置においては、記録方向
に移動可能なキャリッジ上にヘッドホルダーが設けら
れ、そのヘッドホルダーには、記録用紙に対向状の記録
ヘッドと、記録ヘッドに連通するインク供給路を形成し
た筒状の連結筒部(所謂マニホールド)とからなるイン
ク噴射機構が設けられ、更に記録ヘッドに供給するイン
クを収容するとともに、連結筒部に嵌合するインク供給
口を設けたインクカートリッジを着脱可能に装着するよ
うになっている。
【0003】例えば、特開平4─182138号公報に
は、複数のインク供給路を形成するとともに、各インク
供給路にインクを供給するインク供給管が形成され、更
に各インク供給路には圧電素子を有する銅線からなる導
線が形成された中央圧電基板を備えたインクジッェト記
録装置のインクジッェト用記録ヘッドが設けられ、その
中央圧電基板に形成された複数の導線の端子部に、フレ
キシブルプリント基板のベースフィルム上に形成された
複数の導線の端部をろう付けとして、例えばハンダ付け
により接続するようにし、そのフレキシブルプリント基
板を介して供給される複数の駆動信号に基づいて圧電素
子が変形することにより、インクを噴射して画像記録す
るインクジェット用の記録ヘッドが記載されている。
【0004】ところで、記録ヘッドに設けられた中央圧
電基板の複数の導線の端子部に、フレキシブルプリント
基板の複数の導線の端部をハンダ付けにより接続する場
合には、図5に示すように、記録ヘッドを小型化する為
に、これら複数の導線端部122aの線幅や導線間ピッ
チが、例えば0.5 mm以下と微小になっている関係上、複
数の導線端部122aに電解のメッキハンダ130を薄
く塗布し、更にハンダ付けを助長するフラックス(所謂
ヤニ又はロージン)を塗布しておき、フレキシブルプリ
ント基板120を中央圧電基板114の導線の端子部1
16a上に位置合わせして載置し、所定の温度で加熱し
ながら加圧することで、複数の導線端部122aを一斉
にハンダ付けするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、フレ
キシブルプリント基板に形成された導線の端部を中央圧
電基板の複数の導線の端子部にはんだ付けにより接続す
る場合、図5に示すように、フレキシブルプリント基板
120の導線端部122aに塗布した電解のメッキハン
ダ130が溶融するとともに、更にフラックスが溶融す
る。ここで、そのフラックスは「ヤニ」を「アルコー
ル」で溶かしたものなので、フラックスが加熱されて高
温(例えば、約300 °C)になったときには、その「ヤ
ニ」からガスが発生するとともに、「アルコール」が瞬
間に爆発的に蒸発する。
【0006】ところで、各導線の厚さが約18〜35μmと
薄く、また導線間ピッチが約0.5 mmと微小であることか
ら、これら導線端部122aと端子部116aとが重ね
合わされた2つの導線接合部と、2つのベースフィルム
121,115とで囲まれた接合部スペースSは、非常
に小さいものなので、「アルコール」が蒸発するときに
発生したガスや、「ヤニ」から発生したガスが大気中に
抜けることができず、その微小な接合部スペースSに閉
じ込められ、そのガス圧が高くなってメッキハンダ13
0が沸騰する。このとき、沸騰した液状のメッキハンダ
130が一気に飛散し、2つの導線接合部間に亙って所
謂ハンダブリッジ130aとして形成されたり、複数の
ハンダボール130bとして飛び散ることになる。即
ち、その形成されたハンダブリッジ130aにより2つ
の導線端部122aが短絡状態になること、或いはその
ハンダボール130bが除々に湿気を含んで腐食し、マ
イグレーションの発生等の原因によりこれら2つの導線
間の絶縁性が悪化すること、などの問題がある。
【0007】本発明の目的は、フレキシブルプリント基
板に形成された複数の導線の端部を電子部品やインクジ
ェット記録装置の複数の端子部にろう付けにより接続す
るときに、ろうの飛散を無くしてろう付け不良を防止で
き且つ接続強度を高め得るようなフレキシブルプリント
基板の導線接続用端部構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るフレキシ
ブルプリント基板の導線接続用端部構造は、ベースフィ
ルム上に複数の導線が微小ピッチで形成され、これら複
数の導線の端部が電子部品の複数の導線の端部にろう付
けにより夫々接続されるフレキシブルプリント基板の導
線接続用端部構造であって、複数の導線の端部に、ろう
付けの際に溶融ろうを溜める為の導線の幅方向中央部に
位置するスリットを夫々形成したものである。
【0009】作用について説明すると、フレキシブルプ
リント基板のベースフィルム上に形成された複数の導線
の端部は、ろう付けとして、特に軟ろう付けにより接続
される場合が多く、これら複数の導線の端部にろうが塗
布されるとともに、フラックスが塗布されるので、ろう
付けに際しては、ろうとフラックスとが同時に加熱され
る。このとき、溶融したろうのうち、導線端部の接合面
に付着するろう以外の余分なろうは、導線に形成したス
リットに流れ込んで溜まり、フィレットとして形成され
る。その結果、その加熱されたフラックスからガスが発
生して導線の端部同士間に閉じ込められて、そのガス圧
が高くなっても、飛散するろうが導線端部の外側に殆ど
存在しないことから、フレキシブルプリント基板に形成
された導線の端部を電子部品の複数の導線の端部にろう
付けにより接続したときに、ろう付け不良を防止できる
とともに、スリットの両側に形成されたフィレットによ
り接続強度を高めることができる。
【0010】請求項2に係るフレキシブルプリント基板
の導線接続用端部構造は、ベースフィルム上に複数の導
線が微小ピッチで形成され、これら複数の導線の端部が
インクジェット記録装置の記録ヘッドの複数の導線の端
部にろう付けにより夫々接続されるフレキシブルプリン
ト基板の導線接続用端部構造であって、複数の導線の端
部に、ろう付けの際に溶融ろうを溜める為の導線の幅方
向中央部に位置するスリットを夫々形成したものであ
る。
【0011】作用について説明すると、請求項1と同様
に作用し、加熱により溶融した余分なろうが導線に形成
したスリットに流れ込んで溜まり、フィレットとして形
成される。その結果、その加熱されたフラックスからガ
スが発生して導線の端部同士間に閉じ込められて、その
ガス圧が高くなっても、飛散するろうが導線端部の外側
に殆ど存在しないことから、フレキシブルプリント基板
に形成された導線の端部をインクジェット記録装置の複
数の導線の端部にろう付けにより接続したときに、ろう
付け不良を防止できるとともに、スリットの両側に形成
されたフィレットにより接続強度を高めることができ
る。
【0012】請求項3に係るフレキシブルプリント基板
の導線接続用端部構造は、請求項1又は請求項2の発明
において、前記各スリットは、導線の端部のろう付けさ
れる部分の長さに略等しく形成されたものである。作用
について説明すると、請求項1又は請求項2と同様の作
用を奏するが、ろうを溜める為の各スリットは、導線の
端部のろう付けされる部分の長さに略等しく形成されて
いるので、余分なろうを溜めるろう溜め効果を十分に発
揮することができ、ろうの飛散を確実に防止することが
できる。
【0013】請求項4に係るフレキシブルプリント基板
の導線接続用端部構造は、請求項3の発明において、前
記各スリットは、導線の端部に開放状に形成されたもの
である。作用について説明すると、請求項3と同様の作
用を奏するが、ろうを溜める為の各スリットは、導線の
端部に開放状に形成されているので、ろう付けするとき
に、フラックスなどから発生するガスがこの開放状のス
リットから抜けるので、ろう付けするときのガス抜きを
行うことができ、ろうの飛散をより確実に防止すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、インクジ
ェット記録装置(図示略)に設けられ、インクカートリ
ッジに収容されている記録用のインクを噴射する記録ヘ
ッドユニットの複数の端子部に接続するフレキシブルプ
リント基板の導線接続用端部構造に本発明を適用した場
合のものである。先ず、記録ヘッドユニット(インクジ
ェット記録装置の記録ヘッドに相当する)10について
説明すると、図1に示すように、基本的に、板状のヘッ
ド本体部11の先端部に、複数(例えば、64個)のイ
ンク噴射ノズル12が1列状に形成されるとともに、そ
のヘッド本体部11に連結筒部13が突出状に形成さ
れ、更にそのヘッド本体部11の後端部には、板厚が薄
くなった接続部14が形成されている。
【0015】前記連結筒部13は、図示外のインクカー
トリッジに形成されたインク供給口を挿通して、インク
カートリッジ内に収容され、記録用のインクを吸収保持
しているインク吸収体に接触することで、そのインクを
インク噴射ノズル12に供給する為のものであり、連結
筒部13に供給されたインクは、連結筒部13に形成さ
れたインク通路(図示略)を経て複数のインク供給通路
(図示略)に分岐され、各インク供給通路を経てインク
噴射ノズル12に供給される。
【0016】更に、各インク供給通路の途中部には、図
示外の圧電素子からなる振動板が夫々設けられ、各圧電
素子に駆動信号を供給する複数の導線16がベースフィ
ルム15上に微小ピッチで形成され、これら複数の導線
16は略平行状に接続部14まで延設されている。即
ち、その接続部14に設けられた複数の導線16の端子
部16aの各々は露出した状態であり、各端子部16a
に駆動信号が供給されることにより、その駆動信号が供
給された圧電素子の変形により、インク供給通路の微小
インクがインク噴射ノズル12から記録用紙に噴射され
て画像形成されるようになっている。
【0017】次に、その接続部14に形成された複数の
導線16の端子部16aに接続されるフレキシブルプリ
ント基板20の導線接続用端部構造について、図2・図
3に基づいて説明する。先ず、フレキシブルプリント基
板20は、耐熱性や絶縁性に優れた可撓性を有する、例
えばポリイミド樹脂からなるベースフィルム21上に、
銅からなる複数の導線22が、微小ピッチ(例えば、約
0.5mm )で形成され、ベースフィルム21と同様に、例
えばポリイミド樹脂からなるカバーフィルム23によ
り、これら複数の導線22が保護されている。
【0018】次に、導線接続用端部構造について説明す
ると、フレキシブルプリント基板20の端部において、
所定距離だけカバーフィルム23が切除されており、複
数の導線端部22aが露出されている。ここで、各導線
22は、線幅を約0.25mmとし且つ厚さ約18〜35μmであ
り、複数の導線22が微小ピッチ(例えば、約0.5mm )
で形成されている。
【0019】ところで、図3に示すように、ベースフィ
ルム21の端部のうち、複数の導線端部22aの端部同
士間に、ろう付けとして、例えばハンダ付けをする際の
ガス抜き用のスリット21aが、導線端部22aのハン
ダ付けされる部分の長さに略等しく夫々形成されてい
る。更に、複数の導線端部22aに、ハンダ付けの際に
溶融ハンダを溜める為の導線端部22aの幅方向中央部
に位置するスリット22bが、導線端部22aのハンダ
付けされる部分の長さに略等しく夫々形成されている。
また、各スリット22bは、導線端部22aの先端部に
おいて開放状に形成されている。これらスリット21
a,22bは、エッチング処理により、或いはレーザ光
により形成するようにしてもよい。
【0020】次に、フレキシブルプリント基板20に形
成された複数の導線端部22aを、ヘッド本体部11の
接続部14に形成した複数の導線の端子部16aにハン
ダ付けするときの作用について説明する。ハンダ付けに
際して、先ず複数の導線端部22aに電解のメッキハン
ダ30が薄く塗布され、更にハンダ付けを助長するフラ
ックス(所謂ヤニ又はロージン)が塗布されて、図1に
示すように、フレキシブルプリント基板20を、複数の
導線端部22aが下向きとなるように裏返して、ヘッド
本体部11の接続部14に形成された複数の導線16の
端子部16a上に位置合わせして載置する。そして、図
示外の加熱板を所定の温度(例えば、約300 °C)で加
熱しながら、フレキシブルプリント基板20の端部のベ
ースフィルム21を上側から加圧することで、複数の導
線端部22aを一斉にハンダ付けすることができる。
【0021】このとき、図4に示すように、ベースフィ
ルム21を介して加熱された熱が導線端部22aを介し
てメッキハンダ30に伝達され、メッキハンダ30が加
熱されて溶融するとともに、フラックスも同時に加熱さ
れる。ここで、フラックスは、「ヤニ」を「アルコー
ル」で溶かしたものなので、フラックスが加熱されて高
温(例えば、約300 °C)になったときには、その「ヤ
ニ」からガスが発生するとともに、「アルコール」が瞬
間に爆発的に蒸発する。
【0022】ところで、導線端部22aの厚さが約18〜
35μmと薄く、また導線間ピッチが約0.5mm と微小であ
ることから、これら導線端部22aと端子部16aとが
重ね合わされた2つの導線接合部と、2つのベースフィ
ルム15,21で囲まれた接合部スペースSは非常に小
さいが、「アルコール」が爆発的に蒸発するときに発生
したガスや、「ヤニ」から発生したガスは、その微小な
接合部スペースSからスリット21aを経て一気に大気
中に効率良く抜けるのと同時に、スリット22bの先端
部からも大気中に抜ける。
【0023】即ち、ハンダ付けの際に発生したガスの全
てが各スリット22bを介して大気中に効率良く容易に
放出されることに加えて、加熱により沸騰状に溶融した
メッキハンダ30は、主にスリット22bに流れ込むと
同時に、導線端部22aの外側にも少量ではあるが食み
出して、複数箇所にフィレットFが形成されることにな
る。その結果、スリット22bの両側に形成されたフィ
レットFを含む複数のフィレットFによりハンダ付けに
よる接続強度が向上する上、メッキハンダ30の飛散を
なくして、ハンダ付け不良を防止することができるとと
もに、ハンダボールが形成されないことから、これら導
線間の絶縁性を確実に高めることができる。
【0024】このように、複数の導線端部22aに、ハ
ンダ付けの際に溶融したメッキハンダ30を溜める為の
スリット22bを、ハンダ付けされる部分の長さに略等
しく夫々形成したので、導線端部の接合面に付着するろ
う以外の余分なろうは、導線端部22aに形成したスリ
ット22bに流れ込むんで溜まり、フィレットFとして
形成され、ハンダ付け時にガスが発生しても、飛散する
メッキハンダ30が導線端部22aの外側に殆ど存在し
ないことから、フレキシブルプリント基板20の導線端
部22aをヘッド本体部11の接続部14に形成された
複数の導線16の端子部16aにハンダ付けにより接続
したときに、ハンダ付け不良を防止することができると
ともに、スリット22bの両側に形成されたフィレット
Fにより接続強度を高めることができる。
【0025】尚、フレキシブルプリント基板20のベー
スフィルム21に形成された複数の導線22の線幅やそ
のピッチが、例えば1.5 〜2.0 mmのように大きい場合に
は、溶融ハンダを溜める為のスリット22bを2列或い
は3列設けたり、ガス抜き用のスリット21aを設けな
いで構成したり、また記録ヘッドの端子部側にスリット
を形成するなど、前記実施形態に関し、既存の技術や当
業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあ
り得る。更に、ハンダ付け以外の各種のろう付けにより
電子部品の複数の端子部に接続される種々のフレキシブ
ルプリント基板の導線接続用端部構造にも本発明を適用
し得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係るフレキシブルプリント基
板の導線接続用端部構造によれば、複数の導線の端部
に、ろう付けの際に溶融ろうを溜める為のスリットを夫
々形成したので、導線端部の接合面に付着するろう以外
の余分なろうは、導線に形成したスリットに流れ込むん
で溜まり、フィレットとして形成され、ろう付け時にガ
スが発生しても、飛散するろうが導線端部の外側に殆ど
存在しないことから、フレキシブルプリント基板に形成
された導線の端部を電子部品の複数の導線の端部にろう
付けにより接続したときに、ろう付け不良を防止できる
とともに、スリットの両側に形成されたフィレットによ
り接続強度を高めることができる。
【0027】請求項2に係るフレキシブルプリント基板
の導線接続用端部構造によれば、請求項1と同様に、加
熱により溶融した余分なろうが導線に形成したスリット
に流れ込むんで溜まってフィレットとして形成され、飛
散するろうが導線端部の外側に殆ど存在しないことか
ら、フレキシブルプリント基板に形成された導線の端部
をインクジェット記録装置の複数の導線の端部にろう付
けにより接続したときに、ろう付け不良を防止できると
ともに、スリットの両側に形成されたフィレットにより
接続強度を高めることができる。
【0028】請求項3に係るフレキシブルプリント基板
の導線接続用端部構造によれば、請求項1又は請求項2
と同様の効果を奏するが、ろうを溜める為の各スリット
は、導線の端部のろう付けされる部分の長さに略等しく
形成されているので、余分なろうを溜めるろう溜め効果
を十分に発揮することができ、ろうの飛散を確実に防止
することができる。
【0029】請求項4に係るフレキシブルプリント基板
の導線接続用端部構造によれば、請求項3と同様の効果
を奏するが、ろうを溜める為の各スリットは、導線の端
部に開放状に形成されているので、ろう付けするとき
に、フラックスなどから発生するガスがこの開放状のス
リットから抜けるので、ろう付けするときのガス抜きを
行うことができ、ろうの飛散をより確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、記録ヘッドユニット
の概略斜視図である。
【図2】フレキシブルプリント基板の端部を示す部分斜
視図である。
【図3】フレキシブルプリント基板の部分拡大斜視図で
ある。
【図4】図1のA─A線縦断正面図である。
【図5】従来技術に係る図4相当図である。
【符号の説明】
10 記録ヘッドユニット 16 導線 16a 端子部 20 フレキシブルプリント基板 21 ベースフィルム 22b スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルム上に複数の導線が微小ピ
    ッチで形成され、これら複数の導線の端部が電子部品の
    複数の導線の端部にろう付けにより夫々接続されるフレ
    キシブルプリント基板の導線接続用端部構造であって、 前記複数の導線の端部に、ろう付けの際に溶融ろうを溜
    める為の導線の幅方向中央部に位置するスリットを夫々
    形成したことを特徴とするフレキシブルプリント基板の
    導線接続用端部構造。
  2. 【請求項2】 ベースフィルム上に複数の導線が微小ピ
    ッチで形成され、これら複数の導線の端部がインクジェ
    ット記録装置の記録ヘッドの複数の導線の端部にろう付
    けにより夫々接続されるフレキシブルプリント基板の導
    線接続用端部構造であって、 前記複数の導線の端部に、ろう付けの際に溶融ろうを溜
    める為の導線の幅方向中央部に位置するスリットを夫々
    形成したことを特徴とするフレキシブルプリント基板の
    導線接続用端部構造。
  3. 【請求項3】 前記各スリットは、導線の端部のろう付
    けされる部分の長さに略等しく形成されたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のフレキシブルプリン
    ト基板の接続用端部構造。
  4. 【請求項4】 前記各スリットは、導線の端部に開放状
    に形成されたことを特徴とする請求項3に記載のフレキ
    シブルプリント基板の接続用端部構造。
JP21665495A 1995-08-01 1995-08-01 フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造 Pending JPH0946031A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21665495A JPH0946031A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造
US08/641,547 US6142609A (en) 1995-08-01 1996-05-01 End portion structure for connecting leads of flexible printed circuit board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21665495A JPH0946031A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946031A true JPH0946031A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16691849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21665495A Pending JPH0946031A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0946031A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7055936B2 (en) 2002-09-27 2006-06-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Structure and method for connecting flexible printed circuit board to inkjet print head
US7149090B2 (en) 2001-09-11 2006-12-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Structure of flexible printed circuit board
US7829265B2 (en) 2006-05-25 2010-11-09 Fujikura Ltd. Printed wiring board, method for forming the printed wiring board, and board interconnection structure

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7149090B2 (en) 2001-09-11 2006-12-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Structure of flexible printed circuit board
US7055936B2 (en) 2002-09-27 2006-06-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Structure and method for connecting flexible printed circuit board to inkjet print head
US7370943B2 (en) 2002-09-27 2008-05-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Structure and method for connecting flexible printed circuit board to inkjet print head
US7829265B2 (en) 2006-05-25 2010-11-09 Fujikura Ltd. Printed wiring board, method for forming the printed wiring board, and board interconnection structure
US7964800B2 (en) 2006-05-25 2011-06-21 Fujikura Ltd. Printed wiring board, method for forming the printed wiring board, and board interconnection structure
US8222531B2 (en) 2006-05-25 2012-07-17 Fujikura Ltd. Printed wiring board, method for forming the printed wiring board, and board interconnection structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3922151B2 (ja) フレキシブル配線基板の接続構造および接続方法
US7149090B2 (en) Structure of flexible printed circuit board
CA2083340C (en) Efficient conductor routing for inkjet printhead
US6142609A (en) End portion structure for connecting leads of flexible printed circuit board
EP0624472A2 (en) Ink jet printhead
JP2009096050A (ja) 液滴吐出装置
JPS6135955A (ja) 液体噴射記録ヘツド
JPH0946031A (ja) フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造
KR100662531B1 (ko) 서멀 헤드
JP2019166734A (ja) 液体吐出装置
JP3408900B2 (ja) フレキシブルプリント基板の導線接続用端部構造
JP3079688B2 (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
TWI300033B (en) Electrical interconnect assemblies and methods of forming same
JP4779485B2 (ja) 基板シート及び回路基板の製造方法
KR100472463B1 (ko) 잉크젯 프린트 헤드
JPH07156376A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法及びその製造方法に使用する導体パタン
JPH06320721A (ja) インクジェットヘッド
JP3864987B2 (ja) フレキシブル配線基板の接続構造
JP2000218774A (ja) インクジェット式記録装置
JP4447842B2 (ja) コネクタ、プリンタヘッド及び半導体チップの結線方法
JPH07323537A (ja) インクジェット記録ヘッド
JPS60204346A (ja) 液体噴射記録ヘツド
JP2005313335A (ja) 配線部材の接続方法
JP2011212875A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法及び端子の接続方法
JPS60204329A (ja) インクジエツト記録装置