JPH0945524A - ソレノイド用ステータ - Google Patents

ソレノイド用ステータ

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JPH0945524A
JPH0945524A JP19314595A JP19314595A JPH0945524A JP H0945524 A JPH0945524 A JP H0945524A JP 19314595 A JP19314595 A JP 19314595A JP 19314595 A JP19314595 A JP 19314595A JP H0945524 A JPH0945524 A JP H0945524A
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solenoid
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Sachihiro Tsuzuki
祥博 都筑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリや切り粉の発生の問題が無く、安価で、
有効な磁極面積の広いソレノイド用ステータを提供す
る。 【構成】 ソレノイド用ステータをサイドステータ2
と、あらかじめ導線取り出し穴5加工をした磁性体から
なるバルクのセンタステータ1とで各々別々に製作し、
サイドステータ2にセンタステータ1を組み込むことに
より一体に構成しているので、バリや切り粉の発生の問
題が無く、安価に作成できる。また、センタステータ1
に、ごく薄い絶縁皮膜101を介して、直接巻線をする
ことにより、コイルボビンを無くしたので、有効な磁極
面積の広いソレノイド用ステータを提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソレノイド駆動の燃料噴
射装置等に用いられるソレノイド用ステータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ソレノイド用ステータとしては特開平4
−365305が知られており、図6に示すように、円
筒形状をなすとともにその下面には環状のコイル挿入溝
38が形成されている。このソレノイド用ステータ26
は、多数の図7に示す湾曲形状をなす磁性体の板36か
ら構成されている。磁性体の板36には軟磁気特性のよ
い方向性ケイ素鋼板が使用され、板厚が均一である。こ
の磁性体の板36は、平板状のケイ素鋼板をプレス打ち
抜き形成することにより湾曲形状に形成されると共に、
コイル挿入溝38となる切り欠き凹部37が形成されて
いる。そして、この板36を図8に示すように、治具等
でステータの中心軸線に対し渦巻き状に配置し、レーザ
等により外周部等を溶接することにより、図6に示す円
筒状のソレノイド用ステータ26が製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コイル挿入
溝38からコイルの導線を取り出すための貫通穴を設け
るためには、組付後に貫通穴をあけなければならないの
で、ドリル加工ではバリ、切り粉の発生があり、一方、
放電加工ではコストアップにつながるという問題があっ
た。
【0004】また、公知例のように一体に形成されたソ
レノイド用ステータに巻線コイルを組み込むためには、
コイルボビンに巻いた巻線をコイル挿入溝へ入れなくて
はならないため、かなり大きな断面積のコイル挿入溝が
必要となり、小型エンジン用の小さなソレノイドを製作
しようとしても、有効な磁極面積の大部分がコイル挿入
溝に取られてしまい、小型で吸引力の高いソレノイドを
作ることは困難であるという問題があった。
【0005】本発明はバリや切り粉の発生の問題が無
く、安価で、有効な磁極面積の広いソレノイド用ステー
タを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を解決
するために、請求項1として、板厚が均一で、かつ湾曲
形状をなす複数の磁性体の板をステータの中心軸線に対
し渦巻き状に配置したサイドステータと、あらかじめ導
線取り出し穴加工をした磁性体からなるバルクのセンタ
ステータとを各々別々に製作し、前記サイドステータに
前記センタステータを組み込むことにより一体に構成す
るソレノイド用ステータ;請求項2として、前記センタ
ステータに、ごく薄い絶縁皮膜を介して、直接巻線をす
ることにより、コイルボビンを無くした請求項1に記載
のソレノイド用ステータという技術的手段を採用するも
のである。
【0007】
【作用および発明の効果】請求項1の構成によれば、ソ
レノイド用ステータをサイドステータと、あらかじめ導
線取り出し穴加工をした磁性体からなるバルクのセンタ
ステータとで各々別々に製作し、サイドステータにセン
タステータを組み込むことにより一体に構成しているの
で、バリや切り粉の発生の問題が無く、安価に作成でき
る。
【0008】請求項2の構成によれば、センタステータ
に、ごく薄い絶縁皮膜を介して、直接巻線をすることに
より、コイルボビンを無くしたので、有効な磁極面積の
広いソレノイド用ステータを提供することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の構成のソレノイド用ステータ
の第1実施例に関するものであり、(A)は側面断面
図、(B)は下面図を各々示す。本発明のソレノイド用
ステータはセンタステータ1とサイドステータ2から構
成されている。
【0010】センタステータ1は、例えばケイ素鋼(3
LSS)のような磁性材料の円柱状のかたまりに、中心
にスプリングを収容するスプリング穴4と、最終的に組
付けた状態でコイルを収容するコイル溝3を形成できる
ようにコイルの巻きしろとして若干小径になるように段
差を設ける。さらに、コイル溝3に通じるように導線取
り出し穴5の貫通穴をあらかじめ設ける。
【0011】もう一方のサイドステータ2は、図2に示
した様な、公知例と同様で切り欠き凹部の無い湾曲形状
の磁性体の板(例えばケイ素鋼板)をステータの中心軸
線に対して渦巻き状に配置し、レーザ等により外周部等
を溶接することにより製作する。その後、サイドステー
タ2に対して、後述するようにコイルを巻き付けたセン
タステータ1を圧入し、溶接部6で円周状に溶接するこ
とによりソレノイド用ステータとなる。
【0012】本発明の構成では、サイドステータ2は公
知例と同様の構成であるため、製作は非常に容易であ
り、また、図7の凹部37が無いのでさらに製作が容易
である。また、あらかじめ穴あけ加工をする部分は、公
知例と異なりケイ素鋼のバルクであるため、穴あけは容
易である。更に、本発明は小型エンジン用の小さいソレ
ノイドを製作するのに都合が良い。
【0013】従来の公知例では、樹脂などで形成された
ボビンに導線を巻いたコイルアセンブリを図6に示すよ
うなコイル挿入溝38に収容するため、コイル挿入溝3
8はかなり大きな断面積を取り、ソレノイド用ステータ
26の有効磁極面積をかなり減らしていた。その点、本
発明のステータでは、図3に示すようにセンタステータ
1をサイドステータ2に組み込む前に、センタステータ
1にごく薄い絶縁皮膜101(例えば絶縁材料の塗布、
またはテープ)をつけ、導線102を直接巻付けた後、
図1のように圧入して組付けることが可能な構成となっ
ているため、コイルボビンは不要となる。そのため、コ
イル挿入溝は、巻線とごく薄い絶縁皮膜の分だけでよく
なるため、溝幅を非常に狭くすることが可能となる。
【0014】従って、従来、コイル挿入溝によって大き
く減少させられていた有効磁極面積を、それほど減少し
なくてもよくなるため、同一のソレノイド外径での有効
磁極面積をアップでき、ソレノイド吸引力を向上できる
ため、小型化が可能となる。また、コイルボビンが不要
となるため、部品点数が減り、コストダウンも可能とな
る。
【0015】図4は第2実施例のソレノイド用ステータ
である。(A)は側面断面図、(B)は下面図を各々示
す。センタステータ201とサイドステータ202の2
つの部品からなる点は第1実施例と同様であるが、第1
実施例との相違点は、センタステータ201にスプリン
グ穴を設けてない点でありその他の点は同様である。図
中203はコイル溝、205は導線取り出し穴である。
このソレノイド用ステータは、燃料噴射装置が図5に示
すようにソレノイド301と別体にバルブスプリング3
02が配置されているような構成の燃料噴射装置に用い
る。
【0016】作用、効果としては第1実施例と同様であ
るが、第2実施例の方がスプリング穴の無い分、更に小
型化するには有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成のソレノイド用ステータの第1実
施例に関するものであり、(A)は側面断面図、(B)
は下面図を各々示す。
【図2】第1実施例に用いる湾曲形状の磁性体の板を示
す斜視図である。
【図3】第1実施例のセンタステータ1をサイドステー
タ2に組み込む前のセンタステータ1の部分断面図およ
びサイドステータ2の側面断面図である。
【図4】第2実施例のソレノイド用ステータであり
(A)は側面断面図、(B)は下面図を各々示す。
【図5】バルブスプリング302がソレノイド301と
別体に配置されている構成の燃料噴射装置の側面断面図
である。
【図6】従来公知のソレノイド用ステータの斜視図であ
る。
【図7】従来公知のソレノイド用ステータを構成する湾
曲形状をなす磁性体の板の斜視図である。
【図8】ソレノイド用ステータを示す底面図である。
【符号の説明】
1、201 センタステータ 2、202 サイドステータ 5、205 導線取り出し穴 101 ごく薄い絶縁皮膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚が均一で、かつ湾曲形状をなす複数
    の磁性体の板をステータの中心軸線に対し渦巻き状に配
    置したサイドステータと、あらかじめ導線取り出し穴加
    工をした磁性体からなるバルクのセンタステータとを各
    々別々に製作し、前記サイドステータに前記センタステ
    ータを組み込むことにより一体に構成したことを特徴と
    するソレノイド用ステータ。
  2. 【請求項2】 前記センタステータに、ごく薄い絶縁皮
    膜を介して、直接巻線をすることにより、コイルボビン
    を無くしたことを特徴とする請求項1に記載のソレノイ
    ド用ステータ。
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