JPH0945427A - 防水用ゴム栓 - Google Patents

防水用ゴム栓

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JPH0945427A
JPH0945427A JP21661495A JP21661495A JPH0945427A JP H0945427 A JPH0945427 A JP H0945427A JP 21661495 A JP21661495 A JP 21661495A JP 21661495 A JP21661495 A JP 21661495A JP H0945427 A JPH0945427 A JP H0945427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear end
cavity
rubber plug
seal
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP21661495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Nabeshima
光 鍋島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP21661495A priority Critical patent/JPH0945427A/ja
Publication of JPH0945427A publication Critical patent/JPH0945427A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成型用金型のコスト低減を図る 【構成】 後側シール山16と後端面18とは角付けさ
れた縁部19によって連続しているため、この縁部19
において外周面成型用金型25と後端面成型用金型26
の成形面25A,26A同士を滑らかに連続させる必要
がない。したがって、金型25,26の加工に際して高
い精度が要求されず、金型コストの低減を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水用のゴム栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水用のゴム栓としては、図6に示すも
のがある。このゴム栓1は、全体として電線(図示せ
ず)が挿通可能な筒状をなし、前側部分が図示しないタ
ーミナルを嵌着するための固着部2となっているととも
に、その後側部分の外周には、ターミナルを収容する図
示しないキャビティ内に弾性的に接触するシール山3,
4が形成されている。
【0003】このようなゴム栓1の製造は、ゴム栓1の
外周面を成形するための金型5と後端面を成形するため
の金型6とを互いに型合わせして素材を流し込み、型開
きした後に型合わせ位置7において発生するバリを除去
するという位置決め順で行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のゴム栓1は、後
端面と最後端に位置するシール山4とが滑らかな曲面で
連続した形状をなしていた。このため、外周面用の金型
5の成形面が後端面用の金型6の成形面に対して滑らか
に連続するようにしなければならず、金型の加工に際し
て高い精度が要求され、金型のコストが高くつくという
問題があった。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、成型用金型のコスト低減を図ることを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
が嵌通可能な筒形をなし、電線に接続したターミナルが
収容されるキャビティ内に嵌入されることによりそのキ
ャビティ内への浸水を防止するものであって、キャビテ
ィ内への嵌入方向における後端部に位置してそのキャビ
ティの内壁に弾接可能なシール山の外周面と後端面とが
角付けされた縁部によって連続した形状をなしている構
成としたところに特徴を有する。かかる構成の発明にお
いては、シール山と後端面とが角付けされた縁部によっ
て連続しているため、この部分において外周面成型用の
金型と後端面成型用の金型の成形面同士を滑らかに連続
させる必要がない。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、後端部内周が、後方の開口端に向かって拡径するテ
ーパ面となっている構成としたところに特徴を有する。
かかる構成の発明においては、後端部内周面がテーパ面
となっているため、キャビティへの嵌入時の摩擦によ
り、バリの生じていた縁部がキャビティの内壁から離れ
るように内周側へ弾性変位し易くなっている。これによ
り、シール部がそのバリ発生部以外の部分において小さ
い接触面積でキャビティの内壁に弾接することになる。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、外周面成型用
の金型と後端面成型用の金型の成形面同士を滑らかに連
続させる必要がないから、金型の加工に際して高い精度
が要求されず、金型コストの低減を図ることができる。
【0009】請求項2の発明によれば、シール部がその
バリ発生部以外の部分において小さい接触面積でキャビ
ティの内壁に弾接するようになるから、シール性を向上
させることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態の
ゴム栓10は、全体として筒状をなし、その前側部分
(図1における左側部分)の外周には浅い幅広の溝状を
なすターミナル固着部11が形成されており、このター
ミナル固着部11には、ターミナル12の後端部に設け
たゴム栓固着部13が巻き付けられるようにして固着さ
れる。
【0011】このターミナル固着部11よりも後側の部
分には、全周に亘ってリブ状に突出する3条のシール山
14,15,16が長さ方向に間隔を空けて配して形成
されている。3条のシール山14,15,16のうちの
最も前方のシール山14と中間位置のシール山15は、
共に、滑らかな曲面状に成形されている。
【0012】また、最も後方に位置するシール山16
は、中間位置のシール山15との間の谷部17から立ち
上がるように連続している。このシール山16の山頂部
は、上記谷部17との連続部分から一定の径で最後端に
至るような円柱形をなしている。一方、ゴム栓10の後
端面18は長さ方向に対して直交する平坦面となってお
り、この後端面18とシール部16の山頂面とは、90
°の角度で角付けされた縁部19によって連続するよう
に成形されている。
【0013】ゴム栓10の内周には、シール山14,1
5,16と対応する領域において全周に亘ってリブ状に
突出する3条のシール部20,21,22が長さ方向に
間隔を空けて配して形成されている。これらのシール部
20,21,22は、シール山14,15,16に対し
て前方へずれ、中間位置のシール部21と後側のシール
部22がそれぞれシール山14,15,16の2つの谷
部17,23と対応するように配置されている。
【0014】また、後側のシール部22の最小内径寸法
は中間位置のシール部21及び前側のシール部20の最
小内径寸法よりも大きく設定されている。さらに、後側
シール部22からゴム栓10の後端面18への開口に亘
る範囲は、後方へ向かって次第に拡径するテーパ面24
となっている。
【0015】かかるゴム栓10の成形に際しては、図4
に示すように、ゴム栓10の外周面及び前端面を成形す
るための金型(以下、外周面成型用金型という)25
と、ゴム栓10の後端面18を成形するための金型(以
下、後端面18成型用金型という)26とが用いられ
る。この両金型25,26のうちの一方には、ゴム栓1
0の内周面を成形するための中子(図示せず)が設けら
れている。
【0016】後端面成型用金型26には、そのゴム栓1
0の後端面18と対応する成形面26Aから面一状に広
がってゴム栓10の長さ方向と直交する待ち受け面26
Bが形成されており、この待ち受け面26Bに対して外
周面成型用金型25の後端面25Bが密着するようにな
っていると共に、同じく外周面成型用金型25の後端側
シール山16と対応する成形面25Aが待ち受け面26
Bに対して直角に突き当たるように接続されるようにな
っている。かかる金型25,26を用いることにより、
上記したように後側シール山16と後端面18とが直角
に角付けされた縁部19によって連続するように成形さ
れる。
【0017】上記金型25,26を用いてゴム栓10を
成形する際には、両金型25,26の型合わせ面の隙間
にゴム栓10の溶融素材が侵入するため、型開きした状
態では、図5に示すように、ゴム栓10の後端外周縁に
沿ってゴム栓10の後端面18と平行に張り出すように
バリ27が残るが、このバリ27は除去される。
【0018】このようにして成形されたゴム栓10に
は、内周のシール部20,21,22を弾性撓みさせた
状態で予め電線28が嵌通され、その電線28をターミ
ナル12に接続した後に、そのターミナル12にゴム栓
10が固着され、もって、ゴム栓10と電線28とター
ミナル12とが一体化される(図2を参照)。
【0019】これをコネクタハウジング29のキャビテ
ィ30内に嵌入すると、外周のシール山14,15,1
6が弾性的に撓みつつキャビティ30の内壁に接触し、
シール山14,15,16によりキャビティ30の内壁
とゴム栓10との間のシールか行われると共に、シール
部20,21,22により電線28とゴム栓10との間
のシールが行われる。
【0020】ゴム栓10をキャビティ30に嵌入すると
きには、後側シール山16が摩擦抵抗によって全体的に
後方へ押されることにより縮径するように変形する。こ
れに伴い、後側シール山16の後端の縁部19は、キャ
ビティ30の内壁から離れるように変位する(図3を参
照)。特に、本実施形態では、内周後端部が外広がりの
テーパ面24になっていて電線28との間に隙間が空い
ているため、後側シール山16が電線28と干渉せずに
容易に縮径変形できるようになっている。
【0021】このように後側シール山16の後端部が縮
径変形してキャビティ30の内壁から離れることによ
り、この後側シール山16のキャビティ30への接触面
積が小さくなるため、シール性が向上する。しかも、キ
ャビティ30の内壁に接触するのは外周面成型用金型2
5の成形面25Aによって滑らかに成形された面であっ
て、バリ27の除去痕が存在している最後端の縁部19
は縮径変形によってキャビティ30の内壁から離間して
いるから、この点においても高いシール性が確保される
ことになる。
【0022】上述したように、本実施形態のゴム栓10
は、後側シール山16と後端面18とが角付けされた縁
部19によって連続する形状をなしているため、この縁
部19において外周面成型用金型25と後端面成型用金
型26の成形面25A,26A同士を滑らかに連続させ
る必要がない。したがって、金型25,26の加工に際
して高い精度が要求されず、金型コストの低減を図るこ
とができる。
【0023】また、両金型25,26の型合わせ部に生
じるバリ27は、角付けされた縁部19においてシール
山16の山頂面に対して直角方向に延出しているため、
バリ27を除去した痕の面を平滑に仕上げることができ
る。
【0024】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0025】(1)上記実施形態では、ゴム栓10の後
端面18と後端部外周面とが直角に角付けされた縁部1
9によって連続している場合について説明したが、本発
明によれば、縁部の角付けは90°よりも鈍角ぎみの角
度でもよく、90°よりも鋭角ぎみの角度でもよい。
【0026】(2)上記実施形態では、ゴム栓10の後
端部内周が開口端に向かって拡径するテーパ面24とな
っている場合について説明したが、本発明によれば、ゴ
ム栓の後端部内周を同一径の円周面としてもよい。
【0027】(3)上記実施形態では、3条のシール山
14,15,16が設けられている場合について説明し
たが、本発明は、シール山が2条設けられている場合に
も、4条以上設けられている場合にも適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図
【図2】電線を挿通した状態の断面図
【図3】キャビティ内に嵌入した状態の断面図
【図4】成型用の金型の断面図
【図5】成形後においてバリが残っている状態の断面図
【図6】従来例の断面図
【符号の説明】 10…ゴム栓 12…ターミナル 16…後側シール山 19…縁部 24…テーパ面 28…電線 30…キャビティ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が嵌通可能な筒形をなし、前記電線
    に接続したターミナルが収容されるキャビティ内に嵌入
    されることによりそのキャビティ内への浸水を防止する
    ものであって、 前記キャビティ内への嵌入方向における後端部に位置し
    てそのキャビティの内壁に弾接可能なシール山の外周面
    と後端面とが角付けされた縁部によって連続した形状を
    なしていることを特徴とする防水用ゴム栓。
  2. 【請求項2】 後端部内周は、後方の開口端に向かって
    拡径するテーパ面となっていることを特徴とする請求項
    1記載の防水用ゴム栓。
JP21661495A 1995-08-01 1995-08-01 防水用ゴム栓 Pending JPH0945427A (ja)

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JP21661495A JPH0945427A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 防水用ゴム栓

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JP2000157187A Division JP2000357558A (ja) 2000-01-01 2000-05-26 防水用ゴム栓

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JP (1) JPH0945427A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001085099A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Yazaki Corp 防水栓
JP2020095840A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 矢崎総業株式会社 電線付き端子及びコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001085099A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Yazaki Corp 防水栓
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