JPH094523A - 排気還流装置 - Google Patents

排気還流装置

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JPH094523A
JPH094523A JP7150714A JP15071495A JPH094523A JP H094523 A JPH094523 A JP H094523A JP 7150714 A JP7150714 A JP 7150714A JP 15071495 A JP15071495 A JP 15071495A JP H094523 A JPH094523 A JP H094523A
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JP
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permanent magnet
opening
valve
diaphragm
exhaust gas
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JP7150714A
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English (en)
Inventor
Tadasuke Satou
藤 忠 祐 佐
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイアフラムの位置を検出するセンサの劣化
回避。構造の単純化,組立作業性の向上。 【構成】排気還流路(1E-1V-1S)に介挿される基幹(10);
排気還流路(1E-1V-1S)の上流側と下流側の間を開閉する
還流弁(20);ダイアフラム(30)に弁棒(22)を固着する永
久磁石ナット(34);基幹(10)に固着され、ダイアフラム
(30)と共に、制御圧空間(41)を区画し、この空間(41)に
流体圧を与えるための流体ポ−ト(42)を有するケ−シン
グ(40);ケ−シング(40)で、永久磁石ナット(34)に対向
する位置に固定支持されたホ−ルIC(54);および、ダ
イアフラム(30)を戻し駆動するばね部材(60);を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両上エンジンの排気
ポ−トと吸気ポ−トの間の排気還流路の排気ガス通流を
制御する排気還流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置の代表的なものは、
エンジンのインテ−クマニホ−ルドの負圧がソレノイド
弁で調圧して与えられる負圧アクチュエ−タのダイアフ
ラムに弁棒を固着し、この弁棒の先端に排気還流路を開
閉する弁体又は流路断面面積を絞る弁体を固着したもの
である。この弁体が所定の通りに動いているか、あるい
は、排気還流路が開か閉かを監視又は検出するために、
ダイアフラムにリフトセンサ用ロッドの一端を結合し、
その他端側にリフトセンサを配設している(例えば特開
平06−257521号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の還流装置が装
着される排気還流管体には、エンジン又は車体の振動が
伝わり、リフトセンサ用ロッドが振動するので、リフト
センサが接点スイッチの場合は、接点スイッチの繰返し
開閉により接点の摩耗が早く、接点火花による早期の損
耗を生じ易い。特にディ−ゼルエンジンの場合には振動
が大きいので、この傾向が顕著である。また、リフトセ
ンサ用ロッドも振動し、この振動とダイアフラムの振動
の合成振動が、各個別の振動よりも高ピ−クを生ずるこ
ともあり得る。この場合該高ピ−クは誤検出又は検出精
度の低下をもたらす。一方、リフトセンサ用ロッドおよ
びリフトセンサは、機構要素を増やし、組立作業が細か
くなるので、生産性向上を阻害する1つの要因ともな
る。
【0004】本発明は、ダイアフラムの移動又は位置を
検出するためのセンサの劣化を生じにくい排気還流装置
を提供することを第1の目的とし、該センサを備えるが
構造が単純で組立作業性が高い排気還流装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の排気還流装置
は、車両上エンジンの排気ポ−トと吸気ポ−トの間の排
気還流路(1E-1V-1S)に介挿される基幹(10);弁棒(22)を
有し、基幹(10)内にあって排気還流路(1E-1V-1S)の上流
側と下流側の間を開閉する、還流弁(20);上,下押え板
(31,32),これらで中央部が挟まれ基幹(10)の内空間(1
5)を閉じる可撓性部材(33),弁棒(22)の一端の先細部が
貫通する中央穴、および、この中央穴を貫通した先細部
の雄ねじ(22s)に螺合する永久磁石ナット(34)、を有す
るダイアフラム(30);基幹(10)に固着され、ダイアフラ
ム(30)と共に、前記内空間(15)と反対側にもう1つの内
空間(41)を区画し、この内空間(41)に流体圧を与えるた
めの流体ポ−ト(42)を有するケ−シング(40);ケ−シン
グ(40)で、永久磁石ナット(34)に対向する位置に固定支
持されたホ−ルIC(54);および、ダイアフラム(30)
に、それを前記流体圧による移動の方向と逆方向に駆動
するばね力を与えるばね部材(60);を備える。
【0006】本発明の好ましい実施態様は、弁棒案内壁
体(11),この壁体(11)で互に分離され、それぞれ第1開
口(12)および第2開口(14)に連続する第1内空間(13)お
よび第2内空間(15),第1内空間に連続する排気開口(1
6)、および、車両上エンジンの排気ポ−トと吸気ポ−ト
の間の排気還流路(1E-1V-1S)に装着するための固着手段
(17)を有し、排気還流路(1E-1V-1S)に、その上流側に第
1開口(12)を連通にしてまた下流側に排気開口(16)を連
通にして介挿される基幹(10);第1開口(12)と排気開口
(16)の間で第1内空間(13)を区分する弁座(21),弁棒案
内壁体(11)を貫通し一端部が先細でそこに雄ねじ(22s)
を有する弁棒(22)、および、この弁棒(22)の他端に固着
され弁座(21)の開口(23)を開閉する弁部材(24)、を有す
る還流弁(20);上,下押え板(31,32),これらで中央部
が挟まれ第2空間(14)を閉じる可撓性部材(33),弁棒(2
2)の一端の先細部が貫通する中央穴、および、この中央
穴を貫通した先細部の雄ねじ(22s)に螺合する永久磁石
ナット(34)、を有するダイアフラム(30);基幹(10)に固
着され、ダイアフラム(30)と共に、第2内空間(15)と反
対側に第3空間(41)を区画し、この第3空間(41)に流体
圧を与えるための流体ポ−ト(42)を有するケ−シング(4
0);ケ−シング(40)で、永久磁石ナット(34)に対向する
位置に固定支持されたホ−ルIC;および、ダイアフラ
ム(30)に、それを前記流体圧による移動の方向と逆方向
に駆動するばね力を与えるばね部材(60);を備える。
【0007】本発明の一実施例は、上記発明の構成要素
に加えて、ホ−ルIC(54)を支持した基板(53)を装着し
た脚(51)と、この脚と一体でケ−シング(40)の外部に露
出するコネクタ(52)を有するコネクタユニット(50)を更
に備え、ケ−シング(40)は永久磁石ナット(34)に対向し
前記脚(51)を外部から受入れる開口(44)と該脚(51)を下
支持し該開口(44)の内空間と流体ポ−ト(42)が連通する
内空間(41)の間を遮断する底壁(55)を有する。また、永
久磁石ナット(34)は、弁棒(22)の先細部の雄ねじ(22s)
に螺合する非磁性体ナット(34n)および該ナット(34n)で
支持された永久磁石(34m)で構成されている。
【0008】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素に付した記号
を、参考までに付記した。
【0009】
【作用および効果】ダイアフラム(30)は、可撓性部材(3
3)の中央部を上,下押え板(31,32)で挟み、それらの中
央穴に弁棒(22)の一端の先細部を通して、該先細部の雄
ねじ(22s)に永久磁石ナット(34)を螺合したものであ
り、この永久磁石ナット(34)のねじ締めにより、ダイア
フラム要素(31〜34)が一体化(30)され、かつ弁棒(22)に
固着されている。したがって、ダイアフラム(30)の組立
と弁棒(22)への装着の工程は簡単であり組立作業性が高
い。
【0010】基幹(10)に固着され、ダイアフラム(30)と
共に、前記内空間(15)と反対側にもう1つの内空間(41)
を区画し、この内空間(41)に流体圧を与えるための流体
ポ−ト(42)を有するケ−シング(40)で、ホ−ルIC(54)
を永久磁石ナット(34)に対向する位置に固定支持してい
るので、ホ−ルIC(54)のホ−ル素子が発生する電気信
号のレベルが永久磁石ナット(34)が与える磁界強度に対
応するものとなる。
【0011】ケ−シング(40)の流体ポ−ト(42)に比較的
に(絶対値が)高い流体圧(例えば負圧)が与えられると、
基幹(10)の内空間(42)を縮める方向にダイアフラム(30)
が移動し、それと一体の永久磁石ナット(34)がホ−ルI
C(54)に近付く。これによりホ−ルIC(54)のホ−ル素
子が発生する電気信号のレベルが上昇する。流体圧が下
がるとばね部材(60)のばね力で基幹(10)の内空間(42)を
拡げる方向にダイアフラム(30)が移動し、それと一体の
永久磁石ナット(34)がホ−ルIC(54)より離ける。これ
によりホ−ルIC(54)のホ−ル素子が発生する電気信号
のレベルが低下する。したがってホ−ル素子が発生する
電気信号のレベルは、ダイアフラム(30)の位置に対応し
たものとなる。ダイアフラム(30)には、還流弁(20)の弁
棒(22)が固着されており、この弁棒(22)がダイアフラム
(30)と同じく移動し、還流弁(20)が、この弁棒(22)の位
置に対応する弁開度になる。すなわち、ホ−ルIC(54)
のホ−ル素子が発生する電気信号のレベルが、還流弁(2
0)の弁開度を表わす。
【0012】ダイアフラム(30)が振動すると、同じく永
久磁石ナット(34)が振動するので、ホ−ル素子が発生す
る電気信号のレベルが振動するが、無接点であるので、
ホ−ル素子に劣化や損耗を生じない。電気信号のレベル
の振動は、必要に応じてホ−ルIC(54)に組込んだ、あ
るいは付加接続したフィルタ回路で吸収(平滑化)する
ことにより、除去することができ、また、仮に除去しな
くても、ホ−ルIC(54)に格別な劣化を生じない。ホ−
ルIC(54)は、ケ−シング(40)で固定支持し、可動支持
構造を要しないので、支持構造は単純となり組立作業性
が高い。
【0013】本発明の好ましい実施態様では、上記作用
および効果が同様に得られると共に、基幹(10)が、弁棒
案内壁体(11),この壁体(11)で互に分離され、それぞれ
第1開口(12)および第2開口(14)に連続する第1内空間
(13)および第2内空間(15),第1内空間に連続する排気
開口(16)、および、車両上エンジンの排気ポ−トと吸気
ポ−トの間の排気還流路(1E-1V-1S)に装着するための固
着手段(17)を有し、排気還流路(1E-1V-1S)に、その上流
側に第1開口(12)を連通にしてまた下流側に排気開口(1
6)を連通にして介挿されるものであるので、排気還流路
(1E-1V-1S)への組付けも簡単かつ容易である。
【0014】本発明の一実施例は、コネクタ(52)と脚(5
1)とを一体にしてコネクタユニット(50)とし、脚(51)に
ホ−ルIC(54)を支持した基板(53)を装着し、ケ−シン
グ(40)の、永久磁石ナット(34)に対向する開口(44)に該
脚(51)を挿入し、ケ-シング(40)の底壁(55)で脚(51)を
下支持し、コネクタ(52)をケ−シング(40)の外部に露出
させる構造であるので、ホ−ルIC(54)支持基板(53)を
装着したコネクタユニット(50)をケ−シング(40)の開口
(44)に挿入することにより、ホ−ルIC(54)およびコネ
クタ(52)が同時に組付けられ、永久磁石ナット(34)に対
する位置決めが終わるので、組立作業性が高い。また、
永久磁石ナット(34)は、弁棒(22)の先細部の雄ねじ(22
s)に螺合する非磁性体ナット(34n)で永久磁石(34m)を支
持しているので、永久磁石(34m)の、ホ−ル(54)方向へ
の磁界の減衰が少い。
【0015】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0016】
【実施例】図1に本発明の一実施例の外観を示し、図2
に、図1の2A−2A線拡大断面を示す。磁性体の基幹
10は大略で漏斗状であり、上拡がりの上円錐壁と下円
筒壁が連続した形状のものである。上状の上円錐壁と下
円筒壁のつながり部に、基幹10の内空間を下空間13
と上空間15に2分する隔壁11がある。下円筒壁の下
部の開口12には略リング状の弁座21が圧入され、下
円筒壁と強固に結合している。基幹10の下円筒壁の下
部は膨出しており、そこに雄ねじ17が刻まれている。
【0017】隔壁11の中心には、磁性体の弁棒22が
通る穴が開けられ、かつ、上向き筒壁が立っていて、そ
こにガイドスリ−ブ18が圧入されている。弁棒22は
ガイドスリ−ブ18で上下動自在に支持されている。弁
棒22の下端には、弁座21の中心開口を開閉する弁体
24が、止め具25で固着されている。弁棒22の、弁
体24を支える2段フランジの上段のものの端面26
は、隔壁11の下面に当るストッパ−面である。
【0018】弁棒22の、ガイドスリ−ブ18を貫通し
て上方に抜けた先端部は、中間部より小径となってお
り、そこに雄ねじ22sが刻まれている。この小径部
が、下押え板32,可撓性のダイヤフラム板33および
上押え板31の中心穴を貫通している。貫通した小径部
に、非磁性体の6角ナット34nが螺合している。下押
え板32が弁棒22の、中間部の太径から先端部の小径
の間の段差面で支えられているので、6角ナット34n
のねじ締めにより、上押え板31がダイヤフラム板33
を圧縮し、弁棒22,下押え板32,ダイアフラム板3
3,上押え板31および6角ナット34nが一体になっ
ている。
【0019】6角ナット34nはこの実施例では耐熱性
が高い合成樹脂で作られており、その、弁棒22の小径
雄ねじに螺合する雌ねじ穴は有底(すなわち貫通してい
ないめくら穴)である。この穴の開口面と反対側の面に
太径の浅い穴があり、この穴の開口縁には穴中心に向け
て突出する複数個の爪がある。円柱状の永久磁石34m
がこの穴に圧入され、爪で固定されている。すなわち永
久磁石34mを傾けて下方を穴底と爪の間に圧入し、永
久磁石34mの、他の爪の上方の部分を穴底に向けて強
圧することにより、永久磁石34m全体を穴の内部(穴
底と爪の間)に押し込んでいる。爪によって永久磁石3
4mは常時穴下底に押し付けられている。
【0020】ダイアフラム板33の周縁のリング状の厚
肉縁は基幹10の上端面のリング状の溝に圧入され、そ
の上側を、大略カップ状の磁性体のケ−シング40が圧
縮して、カシメにより基幹10の上開口縁に固着されて
いる。これにより基幹10にダイアフラム板33および
ケ−シング40が気密状態で一体化している。カップ状
のケ−シング40の、底に相当する部分はリング状の溝
を形成する2重壁型となっており、2重壁の内壁で囲ま
れる開口44と、その底に相当する底壁55がある。該
リング状の溝の下底で圧縮コイルスプリング60の一端
が支えられ、他端は上押え板31で支えられている。し
たがってスプリング60はダイアフラム30(31〜3
3)を、上空間15の内部に押し込む方向に、すなわち
上空間15を縮める方向に、押しているが、この押しに
よるダイアフラム30およびそれに固着された弁棒22
の移動は、弁体24が弁座21に当ることにより、阻止
される。この状態が排気還流装置(10)の閉弁状態で
あり、排気環流路の上流側(エンジンの排気ポ−ト側)
の空間1E(図1)と下流側(エンジンの吸気ポ−ト
側)の空間1Sとの間が、それらの間の排気還流弁収納
空間1Vに配設された排気還流装置(10)によって、
遮断されていることになり、吸気ポ−トには排気ガスは
環流しない。
【0021】ケ−シング40の上述の開口44に、コネ
クタユニット50の中央窪みの円板状脚51が挿入され
て、底壁55と爪状突起の間に圧入されて底壁55で支
持されている。この脚51は磁性体である。脚51の中
央窪みには、ホ−ル素子を内蔵するホ−ルIC54を装
架したプリント基板53が収納されて脚51に固定され
ている。該プリント基板53を収納した空間は蓋板55
で閉じられている。コネクタユニット50は、ホ−ルI
C54を装架したプリント基板53を脚51に装着し、
プリント基板53に接続した電気リ−ドを脚51の穴を
通して脚51の裏側に引出し、そして脚51の裏側にコ
ネクタ52を固着して前記電気リ−ドをコネクタ52に
接続し、脚51の表側に蓋板55を接合したものであ
る。予めこのように製作されたコネクタユニット50
を、その脚51から基幹10に装着する前のケ−シング
40の開口44に挿入し、脚51を底壁55と爪状突起
の間に圧入することにより、図2に示すように、コネク
タユニット50をケ−シング40に固着している。
【0022】ケ−シング40には側方に開いた開口42
があり、そこに口金43(図1)が装着されている。こ
の実施例では、入力ポ−トがエンジンのインテ−クマニ
ホ−ルドに接続された開閉ソレノイド弁(図示せず)の
出力ポ−トが、口金43に接続される。このように接続
されているとき、該開閉ソレノイド弁が弁開になると、
インテ−クマニホ−ルドの負圧がケ−シング40の内空
間41に加わる。この負圧の絶対値(負圧によりダイア
フラム30に加わる引上力:リフト力)が、「圧縮コイ
ルスプリング60の反発力−弁体24に加わる排気ガス
圧」を越えていると、ダイアフラム30がケ−シング4
0の内空間41を縮める方向に移動し、同じく弁棒22
が移動し、弁棒22の下部の段差面26が隔壁11の下
面に当って、そこで停止する。この位置で弁体24が弁
座21の上方に離れている。この状態が開弁状態であ
る。
【0023】脚51,ケ−シング40,基幹10および
弁棒22が磁性体であるので、永久磁石34mの上端面
のN極から出た磁束の一部は、ホ−ルIC54を貫通し
て脚51に至り、脚51からケ−シング40を通って基
幹10に至り、基幹10の隔壁11および弁棒22を通
って弁棒22の先端から永久磁石34mの下端面のS極
に入る。弁棒22が図2に示す閉弁位置にあるときには
このル−トの磁束密度は低く、ホ−ルIC54に加わる
磁界強度は低い。弁棒22が上方に移動するに従って上
記ル−トの磁束密度が高くなりホ−ルIC54に加わる
磁界強度が上昇する。脚51および基幹10が磁性体で
あるので、これらはホ−ルIC54に対しては、外部磁
界を遮断するシ−ルドとして機能する。これにより、外
部磁界(磁界ノイズ)によるホ−ルIC54のエラ−出
力がない。
【0024】以上に説明した排気還流装置(10)は、
図1に示すように、基幹10を、図示しないエンジンの
排気ポ−ト(の分岐口)と吸気ポ−ト(の分岐口)を接
続する排気還流路1E−1V−1Sの、排気還流弁収納
空間1Vに挿入して、上流側空間1Eと収納空間1Vの
間の雌ねじ穴に雄ねじ17をねじ込むことにより、排気
還流路に装着される。排気還流弁収納空間1Vの開口に
は、リング状の蓋70があり、この蓋70の弁受け開口
は、基幹10の上円錐壁の外表面を受ける円錐状のすり
合せ面となっており、雄ねじ17の上記ねじ込みによ
り、基幹10の上円錐壁の外表面が蓋70に密着する。
【0025】弁体22が弁座21の上方に移動している
とき(開弁状態)では、上流側空間1E−弁座21の内
空間−基幹10の下空間13−基幹10の側面開口16
−収納空間1V−下流側空間1Sの経路で、エンジンの
排気ポ−トから出る排気ガスが吸気ポ−トに還流する。
【0026】この実施例では、ホ−ルIC54は、磁界
強度に対応するレベルの電気信号を発生するホ−ル素子
と、ホ−ル素子が発生する電気信号を増幅する増幅器,
増幅した信号を2値化する比較器および2値信号を増幅
する増幅器が集積されたものであり、弁棒22の移動ス
トロ−ク(図2の段差面26と隔壁11の下面との距
離)の略半分以上弁棒22が図2に示す閉弁状態から移
動している間、ホ−ルICは、開弁を示す高レベルHの
信号を発生し、前記移動ストロ−クの略半分未満の間は
閉弁を示す低レベルLの信号を発生する。なお、この2
値信号の、前記移動ストロ−クの略半分の位置付近にお
いて弁棒22が振動又は比較的に頻繁に上下するときの
2値信号の頻繁なL/Hの切換わりを抑制するために、
ホ−ルIC54内の比較器はヒステリシス特性を有する
ものとしている。
【0027】以上に説明した実施例では、永久磁石34
mとホ−ルIC54で弁棒22の位置(弁開度)を検出
するようにしているので、弁棒22が振動しても、ホ−
ルIC53の劣化や損耗を生じない。ホ−ルIC54が
磁性体のケ−シング40および磁性体の基幹10で包囲
されているので、ホ−ルIC54への外部磁界(ノイ
ズ)が遮断され、ホ−ルIC54は外部磁界の作用によ
るエラ−出力を生じない。
【0028】ダイアフラム板33の中央部を上,下押え
板31,32で挟み、それらの中央穴に弁棒22の先端
を通して、該先端の雄ねじ22sに、永久磁石34mを
装着した6角ナット34を螺合することにより、ダイア
フラム30,弁棒22および永久磁石34mを一体化す
るので、これらの位置決めおよび組立ては簡単であり組
立作業性が高い。ホ−ルIC54は、ケ−シング40で
固定支持し、可動支持構造を要しないので、支持構造は
単純であり、ホ−ルICの組付け作業性が高い。 基幹
10の雄ねじ17を排気還流路1E−1V−1Sの雌ね
じ穴にねじ込むだけで装着が終わるので、排気還流路1
E−1V−1Sへの組付けも簡単かつ容易である。
【0029】コネクタ52と脚51とホ−ルICを一体
にしてコネクタユニット50とし、コネクタユニット5
0(の脚51)をケ−シング40の開口44に挿入する
ことにより、ホ−ルIC54およびコネクタ52がケ−
シング40に同時に組付けられ、永久磁石ナット34に
対する実質上の位置決めが終わるので、組立作業性が高
い。また、永久磁石ナット34は、弁棒22の先細部の
雄ねじ22sに螺合する非磁性体ナット34nで永久磁
石34mを支持したものであるので、永久磁石34m
の、ホ−ル54方向への磁界の減衰が少い。
【0030】なお、上述の実施例は、負圧をケ−シング
40の内空間41に供給してダイアフラム30をリフト
駆動(弁体24を開駆動)するようにしているが、正圧
をケ−シング40の内空間41に供給するようにしても
よい。この場合、圧縮コイルスプリング60は、空間1
5に配設する。すなわち、圧縮コイルスプリングを、そ
の下端を隔壁11で受けて、その上端を下押え板32で
受けるように、空間15に収納する。
【0031】また、上記実施例は、2値信号を出力する
ホ−ルIC54を用いているが、磁界強度に対応するレ
ベルの電気信号を発生するホ−ル素子と、ホ−ル素子が
発生する電気信号を増幅する増幅器を備えるものを用い
てもよい。この場合には、ホ−ルICから、弁棒22の
位置(弁開度)に対応するレベルのアナログ信号が得ら
れ、例えば、このアナログ信号を参照して、弁棒22の
位置(弁開度)を目標値とするように、インテ−クマニ
ホ−ルドと口金43の間に介挿した開閉ソレノイド弁を
オン(通電:弁開)/オフ(非通電:弁閉)デュ−ティ
制御してケ−シング40の内空間41の負圧を調整す
る、弁開度の多値制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の外観を示す側面図であ
る。
【図2】 図1の2A−2A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1E:排気還流路の上流側空間 1V:排気還流
弁収納空間 1S:下流側空間 10:基幹 11:隔壁 12:下部の開
口 13:下空間 14:上部の開
口 15:上空間 16:側面開口 17:雄ねじ 18:ガイドス
リ−ブ 20:還流弁 21:弁座 22:弁棒 22s:雄ねじ 23:開口 24:弁体 25:止め具 26:段差面 30:ダイアフラム 31:上押え板 32:下押え板 33:ダイアフ
ラム板 34:永久磁石ナット 34n:6角ナ
ット 34m:永久磁石 40:ケ−シン
グ 41:内空間 42:開口 43:口金 44:開口 50:コネクタユニット 51:脚 52:コネクタ 53:プリント
基板 54:ホ−ルIC 55:底壁 60:圧縮コイルスプリング 70:蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両上エンジンの排気ポ−トと吸気ポ−ト
    の間の排気還流路に介挿される基幹; 弁棒を有し、基
    幹内にあって排気還流路の上流側と下流側の間を開閉す
    る、還流弁;上,下押え板,これらで中央部が挟まれ基
    幹の内空間を閉じる可撓性部材,弁棒の一端の先細部が
    貫通する中央穴、および、この中央穴を貫通した先細部
    の雄ねじに螺合する永久磁石ナット、を有するダイアフ
    ラム;基幹に固着され、ダイアフラムと共に、前記内空
    間と反対側にもう1つの内空間を区画し、この内空間に
    流体圧を与えるための流体ポ−トを有するケ−シング;
    ケ−シングで、永久磁石ナットに対向する位置に固定
    支持されたホ−ルIC;および、 ダイアフラムに、それを前記流体圧による移動の方向と
    逆方向に駆動するばね力を与えるばね部材;を備える排
    気還流装置。
  2. 【請求項2】弁棒案内壁体,この壁体で互に分離され、
    それぞれ第1開口および第2開口に連続する第1内空間
    および第2内空間,第1内空間に連続する排気開口、お
    よび、車両上エンジンの排気ポ−トと吸気ポ−トの間の
    排気還流路に装着するための固着手段を有し、排気還流
    路に、その上流側に第1開口を連通にしてまた下流側に
    排気開口を連通にして介挿される基幹;第1開口と排気
    開口の間で第1内空間を区分する弁座,弁棒案内壁体を
    貫通し一端部が先細でそこに雄ねじを有する弁棒、およ
    び、この弁棒の他端に固着され弁座の開口を開閉する弁
    部材、を有する還流弁;上,下押え板,これらで中央部
    が挟まれ第2空間を閉じる可撓性部材,弁棒の一端の先
    細部が貫通する中央穴、および、この中央穴を貫通した
    先細部の雄ねじに螺合する永久磁石ナット、を有するダ
    イアフラム;基幹に固着され、ダイアフラムと共に、第
    2内空間と反対側に第3空間を区画し、この第3空間に
    流体圧を与えるための流体ポ−トを有するケ−シング;
    ケ−シングで、永久磁石ナットに対向する位置に固定支
    持されたホ−ルIC;および、 ダイアフラムに、それを前記流体圧による移動の方向と
    逆方向に駆動するばね力を与えるばね部材;を備える排
    気還流装置。
  3. 【請求項3】装置は、ホ−ルICを支持した基板を装着
    した脚と、この脚と一体でケ−シングの外部に露出する
    コネクタを有するコネクタユニットを更に備え、ケ−シ
    ングは永久磁石ナットに対向し前記脚を外部から受入れ
    る開口と該脚を下支持し該開口の内空間と流体ポ−トが
    連通する内空間の間を遮断する底壁を有する、請求項1
    又は請求項2記載の排気還流装置。
  4. 【請求項4】永久磁石ナットは、弁棒の先細部の雄ねじ
    に螺合する非磁性体ナットおよび該ナットで支持された
    永久磁石でなる、請求項1,請求項2又は請求項3記載
    の排気還流装置。
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