JPH0945144A - フラット回路体及びその製造方法 - Google Patents

フラット回路体及びその製造方法

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JPH0945144A
JPH0945144A JP19476295A JP19476295A JPH0945144A JP H0945144 A JPH0945144 A JP H0945144A JP 19476295 A JP19476295 A JP 19476295A JP 19476295 A JP19476295 A JP 19476295A JP H0945144 A JPH0945144 A JP H0945144A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit body
flat circuit
sheets
flat
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP19476295A
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English (en)
Inventor
Masashi Kitada
昌司 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH0945144A publication Critical patent/JPH0945144A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラット回路体の余白部分を刃物なしで切り
離せるようにする。 【解決手段】 回路体13を軟質樹脂シート11、12
の間に挟んだフラット回路体10において、前記軟質樹
脂シート11、12の表面に、余白部分19の切り離し
予定線に沿って、局部的に薄肉化することで形成した切
り離し溝17を設け、溝17に沿って手で引き裂けるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質樹脂シートの
面にフラットな形態で電線等の回路体を配索したフラッ
ト回路体、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種フラット回路体では、途中
工程あるいは最終工程において、図4に示すように、フ
ラット回路体1の余白部分2の切り落としを行っている
が、その際、切り離し予定線3に沿って刃物4で切り離
すことで、余白部分2を取り除いている(特開平5−3
14833号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は刃物で余白部分を切り離しており、トリミング作業に
手間がかかっていた。また、刃物で切り離すので、製品
の仕上がりに、ばらつきが生じやすかった。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、刃物なしで
余白部分の切り離しができて、トリミング作業の簡易化
が図れると共に、仕上がりを良好にすることのできるフ
ラット回路体及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回路
体を軟質樹脂シートの面に配したフラット回路体におい
て、前記軟質樹脂シートの表面に、余白部分の切り離し
予定線に沿って、局部的に薄肉化することで形成した切
り離し溝を設けたことを特徴とする。
【0006】このフラット回路体では、樹脂シートの表
面に、薄肉化による切り離し溝を形成したので、例え
ば、手で引っ張ることで切り離し溝に対して直交する方
向の引張力を加えると、引張力の集中する切り離し溝部
分が伸びて、その部分に簡単に亀裂が入る。従って、後
は溝に沿って引き裂くことにより、余白部分を取り除い
てトリミングすることができ、最終製品としてのフラッ
ト回路体を得ることができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のフラッ
ト回路体であって、前記回路体が、接着された2枚の前
記シート間に挟まれ、2枚のシートの少なくとも一方の
外面に前記切り離し溝が形成されていることを特徴とす
る。
【0008】このフラット回路体では、2枚のシート間
に回路体が挟まれているので、回路体が保護される上、
全体の強度がアップする。また、余白部分を切り離す場
合には、前記と同様に切り離し溝に沿って簡単に亀裂を
発生させることができ、引き裂くことができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載のフラッ
ト回路体であって、前記2枚のシートの外面にそれぞれ
前記切り離し溝が形成され、両シートの切り離し溝が重
なっていることを特徴とする。
【0010】このフラット回路体では、2枚のシートに
それぞれ形成した切り離し溝が重なっているので、特に
その部分が強度的な弱部となり、2枚のシートの余白部
分を簡単に切り取ることができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載のフラッ
ト回路体であって、各シートに形成された切り離し溝の
一方が他方より幅広に形成されていることを特徴とす
る。
【0012】このフラット回路体では、切り離し溝の一
方が幅広になっているから、両方の溝を容易に重ねるこ
とができ、2枚のシートを重ね合わせる際の位置決めが
容易になる。
【0013】請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれ
かに記載のフラット回路体の製造方法であって、予め前
記切り離し溝を形成した2枚の樹脂シートで前記回路体
を挟み込み、樹脂シート同士を接着することを特徴とす
る。
【0014】この製造方法では、切り離し溝をシートを
貼り合わせる前に形成するので、簡単に溝を形成するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は実施の形態のフラット回路体の構成
を製造工程の内容と共に示している。このフラット回路
体10は、2枚の軟質樹脂シート11、12間に、回路
体13を配索して挟み込んだものである。ここでの回路
体13は、電線14をフラットな形態に並べたものであ
り、端部にはコネクタ15が付いている。
【0017】このフラット回路体10を製造するには、
図1(a)に示すように、予め2枚の軟質樹脂シート
(フィルム)11、12の表面、特に貼り合わせる際に
外側となる面に、回路体13の形状(具体的には余白部
分の切り離し予定線)に沿って切り離し溝17を形成す
る。この切り離し溝17は、シート11、12の肉厚を
局部的に薄く(例えば300μm以下)することで形成
する。形成の仕方は、例えばプレス等で押し潰すことで
行うことができる。
【0018】前記シート11、12の一方の内側の面に
は、予め粘着剤を塗布しておく。そして、2枚のシート
11、12間に回路体13を配索した後、シート11、
12を重ね合わせ、密着状態で粘着剤により貼り合わせ
て、図1(b)に示すような形態のフラット回路体10
を得る。なお、貼り合わせは、前記公報(特開平5−3
14833号)に記載の技術と同様に、真空成形によっ
て行ってもよい。その場合は、一方のシート11に真空
引き孔を明け、他方のシート12を重ね合わせた状態
で、真空引き孔から両シート間の空気を吸引する。これ
により両シートを密着させて接合することができる。
【0019】このように形成したフラット回路体10で
は、図2(a)に示すように、各シート11、12に形
成した切り離し溝17、17が重なっており、その部分
が局部的に薄肉の弱部となっている。
【0020】従って、手で引っ張ることで、図2(a)
の矢印A方向(切り離し溝17に直交する方向)に引張
力をかけると、図2(b)に示すように、切り離し溝1
7の部分が伸び、伸び切った段階で簡単に溝17内に亀
裂ができる。後は、図1(c)に示すように、余白部分
19を持ち、切り離し溝17に沿って引き裂くことによ
り、余白部分19を取り除くことができ、最終製品とし
てのフラット回路体18を得ることができる。
【0021】その結果、刃物等を用いてトリミングする
必要がなくなる上、切り離し溝17に沿って正確に切り
離すことができるので、ばらつきがなく、仕上がりが良
好な最終製品を得ることができる。
【0022】なお、図3に示すように、一方の切り離し
溝17Aを他方の切り離し溝17Bよりも幅広に形成し
ておけば、溝17A、17B同士を重ね合わせる際の位
置合わせが容易にできるようになる。
【0023】また、上記形態では、2枚のシート11、
12間に回路体13を挟んだ場合を示したが、1枚のシ
ートに回路体を貼り付けた場合にも、本発明は適用可能
である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、手で引っ張るだけで、切り離し溝に沿って余白
部分を簡単に取り除くことができる。従って、刃物等で
切り取る必要がなく、トリミングの際の手間がほとんど
かからなくなる。また、溝に沿って正確に切り離すこと
ができるので、刃物等で切り取る場合に比べて、ばらつ
きがなく、仕上がりが良好となる。
【0025】請求項2の発明によれば、2枚のシート間
に回路体を挟んだ構造の場合にも、刃物なしで簡単に手
で余白部分を切り取ることができ、トリミング作業の簡
略化が図れる。また、溝に沿って切り離せるので、仕上
がりが良好になる。
【0026】請求項3の発明によれば、切り離し溝が重
なっているので、2枚のシートを溝の部分で容易に切り
離すことができる。
【0027】請求項4の発明によれば、切り離し溝の一
方が幅広になっているから、両方の溝を容易に重ねるこ
とができ、位置決めが容易になる。
【0028】請求項5の発明によれば、切り離し溝をシ
ートを貼り合わせる前に形成するので、簡単に溝を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフラット回路体及びその
製造工程を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態のフラット回路体の要部断
面図であり、(a)は引張力をかける前の状態を示す
図、(b)は引張力をかけて切り離し溝が伸びた状態を
示す図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の要部断面図である。
【図4】従来のフラット回路体の斜視図である。
【符号の説明】
10 フラット回路体 11,12 軟質樹脂シート 13 回路体 17,17A,17B 切り離し溝 19 余白部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路体を軟質樹脂シートの面に配したフ
    ラット回路体において、前記軟質樹脂シートの表面に、
    余白部分の切り離し予定線に沿って、局部的に薄肉化す
    ることで形成した切り離し溝を設けたことを特徴とする
    フラット回路体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラット回路体であっ
    て、前記回路体が、接着された2枚の前記シート間に挟
    まれ、2枚のシートの少なくとも一方の外面に前記切り
    離し溝が形成されていることを特徴とするフラット回路
    体。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフラット回路体であっ
    て、前記2枚のシートの外面にそれぞれ前記切り離し溝
    が形成され、両シートの切り離し溝が重なっていること
    を特徴とするフラット回路体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフラット回路体であっ
    て、前記各シートに形成された切り離し溝の一方が他方
    より幅広に形成されていることを特徴とするフラット回
    路体。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のフラッ
    ト回路体の製造方法であって、予め前記切り離し溝を形
    成した2枚の樹脂シートで前記回路体を挟み込み、樹脂
    シート同士を接着することを特徴とするフラット回路体
    の製造方法。
JP19476295A 1995-07-31 1995-07-31 フラット回路体及びその製造方法 Pending JPH0945144A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259297A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス・モジュール、該ワイヤハーネス・モジュールの製造方法および車体取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259297A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス・モジュール、該ワイヤハーネス・モジュールの製造方法および車体取付構造

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