JPH0780580A - 箱状製品及び同製品の製造方法 - Google Patents

箱状製品及び同製品の製造方法

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JPH0780580A
JPH0780580A JP22904993A JP22904993A JPH0780580A JP H0780580 A JPH0780580 A JP H0780580A JP 22904993 A JP22904993 A JP 22904993A JP 22904993 A JP22904993 A JP 22904993A JP H0780580 A JPH0780580 A JP H0780580A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
box
shaped product
bending
ear portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP22904993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Mizushima
尋幸 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口部に内方向へ折曲げたフランジを有し、
かつ各フランジの上面が同一平面をなす箱状製品及びそ
の製造方法を提供することである。 【構成】 開口部3に内方向へ折曲げたフランジ5A,
5Bを有する箱状製品1は、一方のフランジ5Aの両側
に段差15を有して設けた耳部13と他方のフランジ5
Bの1部の重なり部をスポット溶接17してなるもので
ある。製造方法は、箱状製品1を展開した状態の板材2
1を板取りする際に耳部13を残して板取りした後、耳
部13の段曲げを行って段部15を形成し、その後に折
曲げ線L1〜L8に沿って折曲げ加工を行い、前記耳部
13とフランジ5Bとの重なり部分をスポット溶接17
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部に内方向へ折曲
げたフランジを有する箱状製品及びその製造方法に係
り、さらに詳細には、互に隣接したフランジ上面に段差
を有せず、かつ製造が容易な箱状製品及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開口部に内方向へ折曲げたフラン
ジを有する箱状製品としては、図4に示すごとき構成の
ものがある。図4に示す従来の箱状製品B1において
は、互に隣接したフランジF1とF2は、フランジF1
に対してフランジF2が重ねて形成してあり、一方のフ
ランジF1と他方のフランジF2との間に段差を有する
ので、外観上好ましいものではない。
【0003】そこで、図5に示すように、一方のフラン
ジF1と他方のフランジF2との上面を平面に形成した
箱状製品B2も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記箱状製品B2にお
いては、フランジF1とフランジF2とが同一平面にな
るように板取りして、フランジF1,F2を折曲げたと
きに、ちょうど縁部が接続するようにしてある。そし
て、この箱状製品B2においてはフランジF1,F2の
接続部S1,S2,S3をアーク溶接によって一体化し
ている。
【0005】したがって、従来は、前記接続部の溶接時
に、板材が薄い場合には溶け込みによって穴があいてし
まうことがあり、溶接条件の設定が難しく、また溶接後
には、外観を良くするために溶接部の仕上加工が必要で
あることがあるなどの問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明に係る箱状製品は、開口部に内方向へ
折曲げたフランジを有する多角形状の箱状製品にして、
互に隣接したフランジの一方に、他方のフランジの1部
に重なる耳部を、上記他方のフランジの厚さ分だけ段差
を有して設け、上記耳部と他方のフランジの重なり部を
圧接してなるものである。
【0007】また、開口部に内方向へ折曲げたフランジ
を有する四角形状の箱状製品にして、互に隣接したフラ
ンジの内の短い方の一方のフランジに、他方のフランジ
の1部に重なる耳部を、上記他方のフランジの厚さ分だ
け段差を有して設け、上記耳部と他方のフランジとの重
なり部を圧接してなるものである。
【0008】そして、箱状製品の製造方法は、開口部に
内方向へ折曲げたフランジを有する多角形状の箱状製品
を製造する方法にして、(a)開口部に内方向へ折曲げ
たフランジを有する多角形状の箱状製品を展開した状態
の板取りを行う際に、互に隣接したフランジとなるフラ
ンジ形成部の一方に、フランジを形成したときに他方の
フランジの1部と重なる耳部を残して板取りを行う工程
と、(b)耳部を板厚分だけ段差を有するように段曲げ
加工を行う工程と、(c)板材を折曲げ線に沿って折曲
げ加工を行う工程と、(d)耳部と他方のフランジとの
重なり部を圧接する工程と、よりなるものである。
【0009】
【作用】上記構成により、箱状製品において互に隣接し
たフランジの一方のフランジに設けた耳部に他方のフラ
ンジの1部が重なる構成であるが、上記耳部は板厚分だ
け段差を有して設けてあるから、上記耳部と他方のフラ
ンジが重なっても、隣接したフランジの上面は同一平面
となるものである。そして、上記耳部とフランジとの重
なり部分を圧接するものであるから接合が容易であり、
製造が容易なものである。
【0010】
【実施例】図1を参照するに、本実施例に係る箱状製品
1は、開口部3の周縁に内方向へ折曲げたフランジ5
A,5Bを有する多角形状、本実施例においては四角形
状に構成してある。
【0011】より詳細には、上記箱状製品1は、四角形
状の底部7の前後縁に前後壁部9をそれぞれ立設し、か
つ底部7の左右縁に左右壁部11をそれぞれ立設し、そ
して前記前後壁部9及び左右壁部11の上部にそれぞれ
前記フランジ5A,5Bを備えた構成である。
【0012】前記箱状製品1は、本実施例においては前
後方向に長く形成してあって、前後のフランジ5Aの両
側に備えた耳部13(図1には1ヶ所のみ図示してあ
る)が板厚分の段差15を有して設けてある。そして、
上記耳部13は、隣接したフランジ5Bの下側に重な
り、この耳部13とフランジ5Bの重なり部を、スポッ
ト溶接17によって圧接してある。上記圧接としては、
スポット溶接に限ることなく、接着剤による接合であっ
ても良いものである。
【0013】上述のごとく、耳部13は段差15を有し
て設けてあるから、互に隣接したフランジ5A,5Bの
上面はほぼ同一平面である。
【0014】上述のごとき箱状製品1の製造に際して
は、先ず、箱状製品1を展開した状態の板材21(図2
参照)の板取りを行うときに、前記フランジ5Aとなる
フランジ形成部5A−2の両側に耳部13を残して板取
りを行う。
【0015】次に、上記板材21の板厚分だけの前記段
差15を形成すべく、耳部13に段曲げを行う。この段
曲げは、例えばパンチプレス、プレスブレーキ等のごと
きプレス機械を用いて行うもので、板厚部に相当する段
差を形成したパンチとダイとの間に前記耳部13を位置
決めし、その後に、パンチとダイを係合することによ
り、フランジ形成部5A−2と耳部13との間に段差1
5が形成される。
【0016】その後、例えばプレスブレーキ、タンジェ
ントベンダー、パンチプレスなどのごとき適宜の折曲げ
加工機等を用いて折曲げ線L1〜L4に沿っての折曲げ
加工を順次行うと、図3に示すように、前後の壁部9が
形成されると共にフランジ5Aが形成される。
【0017】次に、左右のフランジ5B及び壁部11を
形成すべく、折曲げ線L5〜L8に沿って折曲げ加工を
行うと、図1に示すように、左右のフランジ部5Bの1
部が前記耳部13に重なるように折曲げられる。
【0018】上述のように耳部13とフランジ5Bとの
重なった部分を、例えばスポット溶接17により圧接す
ることにより、前記箱状製品1が製造されることとな
る。
【0019】前記折曲げ線L1〜L4;L5〜L8に沿
っての折曲げ加工をプレスブレーキ等のごとき適宣のベ
ンダーによって行う場合、曲げ金型の長さを、長い方の
折曲げ線L5〜L8に合わせて設定しておき、この曲げ
金型をそのまま用いて短い方の折曲げ線L1〜L4の折
曲げ加工を行うことができるので、曲げ加工順として
は、前述したように、短い方の折曲げ線L1〜L4に沿
っての折曲げ加工を行った後に、長い方の折曲げ線L5
〜L8に沿っての折曲げ加工を行うことが望ましいもの
である。
【0020】既に理解されるように、耳部13は下側に
なるように先に折曲げておく必要があるから、上記耳部
13は、短いフランジ5A側に設けることが望ましいも
のである。
【0021】ところで、上記実施例は、箱状製品の場合
について例示したけれども、例えば図6に示すように、
ダクト、樋などのごとき製品31に実施することも可能
である。すなわち、上記製品31の屈曲した接続部の一
方側に段部33を形成して耳部35を設け、この耳部3
5を他方側と重ね合せた後、スポット溶接37を行うこ
とにより、製品31の外表面に段差を有することなく連
続した同一平面の態様に形成できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、箱状製品において互に隣接
したフランジの一方に、他方のフランジの1部に重なる
耳部を板厚分の段差を有して設けてあるから、上記耳部
と他方のフランジが重なり合っても、隣接したフランジ
の上面はほぼ同一平面を形成するものである。
【0023】また、前記耳部と他方のフランジの重なり
部を圧接するものであるから、隣接したフランジを互に
一体化することが容易であり、箱状製品の製造が容易な
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箱状製品の1実施例を示す斜視図
である。
【図2】箱状製品を展開した場合を示す展開図である。
【図3】箱状製品の製造過程の1部を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の箱状製品を示す斜視図である。
【図5】従来の箱状製品を示す斜視図である。
【図6】ダクト等の場合を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 箱状製品 3 開口部 5A,5B フランジ 13 耳部 15 段差 17 スポット溶接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に内方向へ折曲げたフランジを有
    する多角形状の箱状製品にして、互に隣接したフランジ
    の一方に、他方のフランジの1部に重なる耳部を、上記
    他方のフランジの厚さ分だけ段差を有して設け、上記耳
    部と他方のフランジの重なり部を圧接してなることを特
    徴とする箱状製品。
  2. 【請求項2】 開口部に内方向へ折曲げたフランジを有
    する四角形状の箱状製品にして、互に隣接したフランジ
    の内の短い方の一方のフランジに、他方のフランジの1
    部に重なる耳部を、上記他方のフランジの厚さ分だけ段
    差を有して設け、上記耳部と他方のフランジとの重なり
    部を圧接してなることを特徴とする箱状製品。
  3. 【請求項3】 開口部に内方向へ折曲げたフランジを有
    する多角形状の箱状製品を製造する方法にして、次の工
    程よりなることを特徴とする箱状製品の製造方法。 (a)開口部に内方向へ折曲げたフランジを有する多角
    形状の箱状製品を展開した状態の板取りを行う際に、互
    に隣接したフランジとなるフランジ形成部の一方に、フ
    ランジを形成したときに他方のフランジの1部と重なる
    耳部を残して板取りを行う工程。 (b)耳部を板厚分だけ段差を有するように段曲げ加工
    を行う工程。 (c)板材を折曲げ線に沿って折曲げ加工を行う工程。 (d)耳部と他方のフランジとの重なり部を圧接する工
    程。
JP22904993A 1993-09-14 1993-09-14 箱状製品及び同製品の製造方法 Pending JPH0780580A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262231A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Jfe Steel Corp T字部材成形方法およびt字部材
JP2014510639A (ja) * 2011-02-25 2014-05-01 シー イー エス コントロール エンクロージャー システムズ ゲーエムベーハー 薄板板金から長方形又は正方形の板部材を製造する方法、及び該方法で製造した板部材
CN115007744A (zh) * 2022-08-08 2022-09-06 宁波沃特汽车部件有限公司 一种加强板的双向弯折成型工艺

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420