JPH0944765A - 自動火災報知システム - Google Patents

自動火災報知システム

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JPH0944765A
JPH0944765A JP19091295A JP19091295A JPH0944765A JP H0944765 A JPH0944765 A JP H0944765A JP 19091295 A JP19091295 A JP 19091295A JP 19091295 A JP19091295 A JP 19091295A JP H0944765 A JPH0944765 A JP H0944765A
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JP
Japan
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fire
transmitter
emergency
detector
receiver
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Application number
JP19091295A
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English (en)
Inventor
Koji Hirata
幸司 平田
Hitoshi Fujiki
仁 藤木
Misao Takano
美佐緒 鷹野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災受信機が、非常発信機からの発報を、感
知器ラインのみを接続するだけで判別できるようにす
る。 【解決手段】 火災受信機Jの信号端子Lに、非常発信
機Pの動作時に生じる電圧レベルを判別する電圧判別回
路1を設けて、この電圧判別回路1の検出電圧に応じ
て、火災感知器Sの発報動作と非常発信機Pの非常動作
とを判別する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルやマンション
等の自動火災報知システム、更に詳しくは、火災受信機
に火災感知器とともに、非常ボタンを有した非常発信機
を接続した構成の自動火災報知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動火災報知システムで
は、火災受信機の2線式の感知器ラインに火災感知器を
接続して、火災受信機が火災感知器から火災検知信号を
受信すると、地区音響の鳴動等により火災報知を行って
いる。また、感知器ラインには、火災感知器と並列に、
非常ボタンを有した非常発信機を接続することが出来、
非常ボタンを操作すれば、火災受信機がその発報信号を
受信し、火災感知器が発報したときと同様の処理が出来
るようになっている。
【0003】ところが、非常発信機が発報したときは、
火災感知器が発報したときとは異なり、蓄積機能を解除
して、すぐに火災報知の動作を行わなければならず、そ
のため、火災受信機と非常発信機とは、感知器ラインと
は別に発信機応答ラインを接続して、火災受信機が火災
感知器からの発報か、非常発信機からの発報かを判別で
きるようになっている。
【0004】図5には、上記従来の自動火災報知システ
ムの構成を示している。火災受信機J’からは、感知器
ライン(L’−C’)と、発信機応答ラインA’とを導
出しており、感知器ライン(L’−C’)に火災感知器
S’と非常発信機P’を接続し、発信機応答ラインA’
に非常発信機P’を接続して、火災感知器S’または非
常発信機P’からの発報信号を発報検出部100で検出
し、非常発信機P’からの発報信号を発報検出部100
とともに、発信機応答検出部101で検出している。な
お、発報検出部100には、火災試験部102を備えて
おり、火災試験スイッチの操作等によって、火災試験信
号が入力されて、発報検出部100の動作及びその後の
動作が試験できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の自動火災報知システムでは、火災受信機に非常発信機
を接続した場合、感知器ラインと発信機応答ラインの3
線で接続しなければ、火災受信機で非常発信機からの発
報を判別することが出来なかった。また、従来の火災受
信機には、火災感知器あるいは非常発信機からの発報に
対しての動作確認をする試験機能しか備わっておらず、
非常発信機からの発報に対しての動作確認をする試験機
能は備わっていないため、実際に非常発信機から発報信
号を送信したときに、非常発信機からの発報を検知する
回路が正常に動作せず、火災感知器からの発報と判断し
て、すぐに火災報知ができない場合があった。
【0006】更に、従来の火災受信機では、一般に非常
発信機の非常ボタンが操作されたことを示す動作表示ラ
ンプは備わっておらず、備わっている場合でも、一旦点
灯すれば、火災復旧するまで消灯しないようになってい
た(ラッチ表示)。そのため、いたずらによって非常ボ
タンが操作されたときには、受信機側で火災は発生して
いないと判断して復旧動作をしたとしても、非常ボタン
は保留型になっているため、操作されている限り、何度
でも火災受信機は動作してしまい、非常ボタンの操作を
復旧しなければ、システム全体を通常の火災監視状態に
戻すことが出来なかった。
【0007】このように、動作表示ランプが備わってい
なければ、発報が火災感知器によるものか、非常発信機
によるものかを、外からは判断できず、また、動作表示
ランプが備わっている場合でも、火災復旧時に、非常ボ
タンが操作されたままなのか、すでに復旧させたのかが
判断できず、いちいち非常発信機の設置場所まで確認し
に行かなければならない場合があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであり、火災受信機が非常発信機からの発報を、感知
器ラインのみを接続するだけで判別できる自動火災報知
システムを提供することを第1の目的としている。第2
の目的は、火災受信機に、非常発信機からの発報に対し
ての動作確認をする試験機能を備えた自動火災報知シス
テムを提供することである。
【0009】第3の目的は、火災受信機において、非常
発信機の非常ボタンの操作状態が容易に判断できる自動
火災報知システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜5に記載の発明は、火災受信機
が、火災感知器の発報動作と発信機の非常動作とを判別
できるように、電圧判別回路を設けている。請求項1で
は、火災受信機の信号端子に、非常発信機の動作時に生
じる電圧レベルを判別する電圧判別回路を設け、この電
圧判別回路の検出電圧に応じて、火災感知器の発報動作
と発信機の非常動作とを判別する。
【0011】なお、本発明の自動火災報知システムは、
火災受信機の信号端子と共通端子との間に火災感知器を
接続した感知器ラインに、非常ボタンを有した非常発信
機を接続付加できるようにしており、この非常発信機
は、火災受信機に設けた信号端子と、共通端子との間
に、火災感知器と並列に接続された構成になっている。
請求項2では、請求項1に記載の火災受信機の信号端子
に、火災感知器が発報したときに動作表示ランプを点灯
させる火災感知器発報検出部を設けるとともに、電圧判
別回路の出力端には、非常発信機が動作したときに、動
作表示ランプを点灯させる発信機応答検出部を設ける。
【0012】請求項3では、請求項1または2に記載の
自動火災報知システムにおいて、電圧判別回路の非常発
信機の動作を判別するためのしきい値が、可変抵抗を調
整することによって設定される構成とする。請求項4で
は、請求項1または2に記載の自動火災報知システムに
おいて、火災感知器は、発報動作時に点灯する動作表示
灯を備える。
【0013】請求項5では、火災感知器、非常ボタンを
有した非常発信機を接続するための信号端子と、共通端
子を入力側に設けるとともに、火災受信機の対応した接
続端子に接続される信号端子、電源端子、発信端子を出
力側に設けたアダプター本体に、請求項1に記載された
電圧判別回路を内蔵した発信機接続アダプタを提案す
る。
【0014】請求項6,7に記載の発明は、上記第2の
目的を達成するために、以下の構成になっている。請求
項6では、火災受信機に発信機試験スイッチを設け、そ
のスイッチが操作されたときには発信機応答検出部の動
作表示ランプを点灯させて、発信機応答検出部の動作試
験を行う構成とする。
【0015】請求項7では、火災受信機に火災試験スイ
ッチを設け、そのスイッチが操作されたときには、火災
感知器発報検出部の動作表示ランプと、発信機応答検出
部の動作表示ランプを同時に点灯させて、火災感知器発
報検出部と発信機応答検出部の動作試験を同時に行える
構成とする。請求項8に記載の発明は、上記第3の目的
を達成するために、火災受信機に、非常発信機の非常ボ
タンが操作されたときに点灯する動作表示ランプを設け
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面とともに説明する。まず、請求項1〜5につい
て、図1,2を用いて説明する。図1は、本発明の請求
項1〜4に記載の自動火災報知システムの基本構成の一
例を示す回路図である。
【0017】この自動火災報知システムでは、火災受信
機Jの信号端子Lと共通端子Cとの間に火災感知器Sを
接続し、その信号端子Lと共通端子Cから導出された感
知器ライン(L−C)に、非常ボタンbを有した非常発
信機Pを火災感知器Sと並列に接続する。そこで、本発
明では、火災受信機Jの信号端子Lに、非常発信機Pの
動作時に生じる電圧レベルを判別する電圧判別回路1を
設け、この電圧判別回路1の検出電圧に応じて、火災感
知器Sの発報動作と非常発信機Pの非常動作とを判別
し、それぞれに設けられた検出部により、対応した動作
を行う。
【0018】火災感知器発報検出部2は、火災受信機J
の信号端子Lに設けられ、火災感知器Sが発報したとき
に動作表示ランプLkを点灯させる。一方、発信機応答
検出部3は、電圧判別回路1の出力端Aに設けられ、非
常発信機Pが動作したときに、動作表示ランプLhを点
灯させる。火災感知器Sの発報動作時には、感知器回路
4の動作表示灯Lsが点灯し、抵抗R41,R42によ
って電圧レベルが変化するのに対し、一方の非常発信機
Pからの非常動作時には、配線抵抗Rlのみとなるの
で、火災感知器Sの発報動作と非常発信機Pの非常動作
では、電圧判別回路1のX点での電圧レベルが変化す
る。
【0019】電圧判別回路1では、コンパレータ11で
この電圧レベルを判別し、その出力によって、火災感知
器発報検出部2あるいは発信機応答検出部3を動作させ
る。なお、電圧判別回路1において、抵抗R11,R1
2は可変抵抗になっており、これらの抵抗値を調整する
ことによって、非常発信機Pの動作を判別するためのし
きい値を設定している。
【0020】ついで、請求項5に記載の発明について図
2とともに説明するが、ここでは、上記電圧判別回路1
を火災受信機Jに内蔵せずに、火災受信機Jと、火災感
知器Sあるいは非常発信機Pとの間に発信機接続アダプ
タ10を接続して、この発信機接続アダプタ10に電圧
判別回路1を内蔵する。このため、発信機接続アダプタ
10の本体には、火災感知器S、非常発信機Pを接続す
るための信号端子L11〜L15と、共通端子C11と
を入力側に設け、火災受信機Jの対応した接続端子(L
1〜L5,A,P1)に接続される信号端子L21〜L
25、発信端子A21、電源端子P21を出力側に設け
ている。
【0021】これによって、火災受信機Jの内部構成を
変更しなくても、火災受信機Jと感知器ライン(L−
C)間に、発信機接続アダプタ10を接続するだけで、
非常発信機Pからの非常動作が判別できる。次に、請求
項6,7に記載の本発明システムの動作試験機能につい
て、図3を用いて説明する。
【0022】この図には、要部となる火災受信機Jの構
成の一例を回路図で示している。火災受信機Jの動作試
験を行うために、従来から備えられている火災試験部2
1(図5参照)に加えて、疑似回路として発信機試験部
31を設ける。火災受信機Jに設けた発信機試験スイッ
チが操作され、発信機試験部31に発信機試験信号が入
力されたときには、トランジスタTR3が作動し、発信
機応答検出部3において、動作表示ランプLhを点灯さ
せて、発信機応答検出部3の動作試験を行う。
【0023】また、火災試験スイッチが操作されたとき
には、火災試験部21に火災試験信号が入力されるとと
もに、発信機試験部31に発信機試験信号が入力され
て、火災感知器発報検出部2の動作表示ランプLkと、
発信機応答検出部3の動作表示ランプLhを同時に点灯
させて、火災感知器発報検出部2と発信機応答検出部3
の動作試験を同時に行う。これによって、実際に非常発
信機Pの非常ボタンbを操作したときと同じように、蓄
積機能を解除し、すぐに火災報知の処理(主音響の鳴
動、地区音響の鳴動、移信出力等)を実行するかを確認
する。
【0024】なお、これらの動作試験は、自動的に行う
こともでき、また、いくつかの試験を順次行うようにし
た一斉試験の中に組み込むことも可能である。次に、請
求項8について、図4の火災受信機Jの外観図(表示パ
ネル)を用いて説明する。図に示すように、この火災受
信機Jには、非常発信機Pの非常ボタンbが操作された
ときに点灯する動作表示ランプLhを設けている。
【0025】この動作表示ランプLhは、非常発信機P
の非常ボタンbが実際に操作されている間のみ点灯し、
すでに操作されていない(復旧している)ときは、消灯
する。また、この復旧時には点滅させることもでき、こ
うすれば、非常ボタンbが操作された後、すぐに復旧さ
れたとしても、火災受信機Jの火災復旧処理が実行され
るまでは、火災感知器Sからの発報か、非常発信機Pか
らの発報かが容易に判別出来る。
【0026】火災受信機Jには、動作表示ランプLhの
他に、各種表示灯、操作スイッチ等を設けている。図に
おいて、50は感知器ライン(L−C)接続された火災
感知器Sのいずれかが発報したときに点灯する火災代表
灯、51は火災感知器Sの設置されている各地区の状況
を表示する地区灯、52は主音響としてブザー鳴動を行
う主音響部、53は一斉試験を開始するときに操作する
一斉試験スイッチである。
【0027】なお、上記したスイッチ類の具体的な構成
は限定されるものではなく、その操作手順等も限定され
るものではない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1〜5に記載の発明によれば、火災受信機に非常発信
機を接続した場合、従来のように発信機応答ラインを接
続しなくても、感知器ラインのみで、火災感知器の発報
か、非常受信機の発報かを判別することが出来る。よっ
て、非常受信機を増設する場合の施工が容易になり、ま
た、火災受信機を蓄積機能を備えたものに変更する場合
でも、発信機応答ラインを配線する必要がなくなる。
【0029】特に請求項5によれば、火災受信機に改良
を加えなくても、発信機接続アダプタを接続するだけ
で、非常発信機からの非常動作を判別することが可能に
なる。請求項6,7に記載の発明によれば、火災受信機
において、非常発信機からの発報に対して動作すること
を、実際に非常ボタンを操作しなくても確認できる。そ
のため、実際に非常発信機の非常ボタンを操作したとき
に、火災受信機が正常に動作しないで、すぐに火災報知
ができないようなことを未然に防ぐことが出来、システ
ムに対する信頼性も向上する。
【0030】請求項8に記載の発明によれば、火災受信
機において、非常発信機の非常ボタンが操作されたこと
が簡単に分かり、また、非常ボタンの操作状態が容易に
判断できるので、その操作状態を、いちいち設置場所ま
で確認しに行く必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1〜4に記載の自動火災報知シ
ステムの基本構成の一例を示す回路図である。
【図2】本発明の請求項5に記載の発信機接続アダプタ
の接続構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の請求項6,7に記載の自動火災報知シ
ステムの火災受信機の基本構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の請求項8に記載の火災受信機の表示パ
ネルの構成の一例を示す外観図図である。
【図5】従来の自動火災報知システムの構成の一例を示
す図である。
【符号の説明】
J・・・火災受信機 L・・・信号端子 C・・・共通端子 A・・・発信端子 1・・・電圧判別回路 2・・・火災感知器発報検出部 3・・・発信機応答検出部 Lk・・・動作表示ランプ(火災感知器の発報動作表
示) Lh・・・動作表示ランプ(非常発信機の非常動作表
示) R11,R12・・・可変抵抗 S・・・火災感知器 Ls・・・動作表示灯 P・・・非常発信機 b・・・非常ボタン 10・・・発信機接続アダプタ 21・・・火災試験部 31・・・発信機試験部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】なお、本発明の自動火災報知システムは、
火災受信機の信号端子と共通端子との間に火災感知器を
接続した感知器ラインに、非常ボタンを有した非常発信
機を接続付加できるようにしており、この非常発信機
は、火災受信機に設けた信号端子と、共通端子との間
に、火災感知器と並列に接続された構成になっている。
請求項2では、請求項1に記載の火災受信機の信号端子
に、火災感知器が発報したときに動作表示ランプを点灯
又は点滅させる火災感知器発報検出部を設けるととも
に、電圧判別回路の出力端には、非常発信機が動作した
ときに、動作表示ランプを点灯又は点滅させる発信機応
答検出部を設ける。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項6,7に記載の発明は、上記第2の
目的を達成するために、以下の構成になっている。請求
項6では、火災受信機に発信機試験スイッチを設け、そ
のスイッチが操作されたときには発信機応答検出部の
作表示ランプを点灯又は点滅させて、発信機応答検出部
の動作試験を行う構成とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項7では、火災受信機に火災試験スイ
ッチを設け、そのスイッチが操作されたときには、火災
感知器発報検出部の動作表示ランプと、発信機応答検出
部の動作表示ランプを同時に点灯又は点滅させて、火災
感知器発報検出部と発信機応答検出部の動作試験を同時
に行える構成とする。請求項8に記載の発明は、上記第
3の目的を達成するために、火災受信機に、非常発信機
の非常ボタンが操作されたときに点灯又は点滅する動作
表示ランプを設ける。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この自動火災報知システムでは、火災受信
機Jの信号端子Lと共通端子Cとの間に火災感知器Sを
接続し、その信号端子Lと共通端子Cから導出された感
知器ライン(L−C)に、例えばP型2級発信機と呼ば
れる、非常ボタンbを有した非常発信機Pを火災感知器
Sと並列に接続する。そこで、本発明では、火災受信機
Jの信号端子Lに、非常発信機Pの動作時に生じる電圧
レベルを判別する電圧判別回路1を設け、この電圧判別
回路1の検出電圧に応じて、火災感知器Sの発報動作と
非常発信機Pの非常動作とを判別し、それぞれに設けら
れた検出部により、対応した動作を行う。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】火災感知器発報検出部2は、火災受信機J
の信号端子Lに設けられ、火災感知器Sが発報したとき
動作表示ランプLkを点灯又は点滅させる。一方、発
信機応答検出部3は、電圧判別回路1の出力端Aに設け
られ、非常発信機Pが動作したときに、動作表示ランプ
Lhを点灯又は点滅させる。火災感知器Sの発報動作時
には、感知器回路4の動作表示灯Lsが点灯し、抵抗R
41,R42によって電圧レベルが変化するのに対し、
一方の非常発信機Pからの非常動作時には、配線抵抗R
lのみとなるので、火災感知器Sの発報動作と非常発信
機Pの非常動作では、電圧判別回路1のX点での電圧レ
ベルが変化する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この図には、要部となる火災受信機Jの構
成の一例を回路図で示している。火災受信機Jの動作試
験を行うために、従来から備えられている火災試験部2
1(図5参照)に加えて、疑似回路として発信機試験部
31を設ける。火災受信機Jに設けた発信機試験スイッ
チが操作され、発信機試験部31に発信機試験信号が入
力されたときには、トランジスタTR3が作動し、発信
機応答検出部3において、動作表示ランプLhを点灯又
は点滅させて、発信機応答検出部3の動作試験を行う。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、火災試験スイッチが操作されたとき
には、火災試験部21に火災試験信号が入力されるとと
もに、発信機試験部31に発信機試験信号が入力され
て、火災感知器発報検出部2の動作表示ランプLkと、
発信機応答検出部3の動作表示ランプLhを同時に点灯
又は点滅させて、火災感知器発報検出部2と発信機応答
検出部3の動作試験を同時に行う。これによって、実際
に非常発信機Pの非常ボタンbを操作したときと同じよ
うに、蓄積機能を解除し、すぐに火災報知の処理(主音
響の鳴動、地区音響の鳴動、移信出力等)を実行するか
を確認する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】なお、これらの動作試験は、自動的に行う
こともでき、また、いくつかの試験を順次行うようにし
た一斉試験の中に組み込むことも可能である。次に、請
求項8について、図4の火災受信機Jの外観図(表示パ
ネル)を用いて説明する。図に示すように、この火災受
信機Jには、非常発信機Pの非常ボタンbが操作された
ときに点灯又は点滅する動作表示ランプLhを設けてい
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災受信機の信号端子と共通端子との間
    に、火災感知器を接続した感知器ラインに、非常ボタン
    を有した非常発信機を接続付加できるようにした自動火
    災報知システムであって、 上記非常発信機は、上記火災受信機に設けた信号端子
    と、共通端子との間に、上記火災感知器と並列に接続さ
    れており、 上記火災受信機の信号端子には、非常発信機の動作時に
    生じる電圧レベルを判別する電圧判別回路を設けてお
    り、 この電圧判別回路の検出電圧に応じて、火災感知器の発
    報動作と発信機の非常動作とを判別することを特徴とし
    て自動火災報知システム。
  2. 【請求項2】上記火災受信機の信号端子には、火災感知
    器が発報したときに動作表示ランプを点灯させる火災感
    知器発報検出部を設けるとともに、上記電圧判別回路の
    出力端には、非常発信機が動作したときに、動作表示ラ
    ンプを点灯させる発信機応答検出部を設けた構成とした
    請求項1に記載の自動火災報知システム。
  3. 【請求項3】上記電圧判別回路の非常発信機の動作を判
    別するためのしきい値が、可変抵抗を調整することによ
    って設定される構成とした請求項1または2に記載の自
    動火災報知システム。
  4. 【請求項4】上記火災感知器は、発報動作時に点灯する
    動作表示灯を備えた請求項1または2に記載の自動火災
    報知システム。
  5. 【請求項5】火災感知器、非常ボタンを有した非常発信
    機を接続するための信号端子と、共通端子を入力側に設
    けるとともに、火災受信機の対応した接続端子に接続さ
    れる信号端子、電源端子、発信端子を出力側に設けたア
    ダプター本体に、請求項1に記載された電圧判別回路を
    内蔵した構成とした発信機接続アダプタを備えた自動火
    災報知システム。
  6. 【請求項6】火災受信機に発信機試験スイッチを設け、
    そのスイッチが操作されたときには発信機応答検出部の
    動作表示ランプを点灯させて、発信機応答検出部の動作
    試験を行う構成とした自動火災報知システム。
  7. 【請求項7】火災受信機に火災試験スイッチを設け、そ
    のスイッチが操作されたときには、火災感知器発報検出
    部の動作表示ランプと、発信機応答検出部の動作表示ラ
    ンプを同時に点灯させて、火災感知器発報検出部と発信
    機応答検出部の動作試験を同時に行える構成とした自動
    火災報知システム。
  8. 【請求項8】非常発信機の非常ボタンが操作されたとき
    に点灯する動作表示ランプを設けたことを特徴とする火
    災受信機を備えた自動火災報知システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013186565A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Panasonic Corp 自動火災報知システム

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JP2013186565A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Panasonic Corp 自動火災報知システム

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