JP3395494B2 - 自動火災報知システム - Google Patents

自動火災報知システム

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JP3395494B2 JP33752495A JP33752495A JP3395494B2 JP 3395494 B2 JP3395494 B2 JP 3395494B2 JP 33752495 A JP33752495 A JP 33752495A JP 33752495 A JP33752495 A JP 33752495A JP 3395494 B2 JP3395494 B2 JP 3395494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動火災報知シス
テムに係り、更に詳しくは、火災感知器及び非常発信機
が、共通の2線式感知器ラインに接続された自動火災報
知システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動火災報知システム
は、火災受信機の2線式の感知器ラインに火災感知器を
接続し、火災受信機が火災感知器から火災検知信号を受
信すると、地区音響の鳴動等により火災報知を行うもの
である。
【0003】この感知器ラインに、火災感知器とは並列
に、非常ボタンを有した非常発信機を接続すれば、この
非常ボタンの操作により、火災感知器が発報したときと
同様の処理を火災受信機に行わせることができる。
【0004】ところが、非常発信機が発報したときは、
火災感知器が発報したときとは異なり、蓄積機能を解除
して、すぐに火災報知の動作を行う必要がある。このた
め、火災受信機が火災感知器からの発報か、非常発信機
からの発報かを判別する必要があり、感知器回線とは別
に、発信機応答ラインを設けることが必要であった。
【0005】本願の発明者らは、特許願平成7年190
912号において、火災受信機が、火災感知器からの火
災発報信号と、非常発信機からの非常発報信号とを電圧
レベルにより判別する自動火災報知システムを提案し
た。
【0006】この自動火災報知システムについて図5を
用いて説明する。図5に示したシステムは、火災受信機
1の信号端子L及び共通端子Cとの間に、感知器ライン
を介して火災感知器3及び非常発信機4が並列に接続さ
れて構成される自動火災報知システムである。
【0007】火災感知器3は、火災検出部30が、煙、
熱等の発生を検知すると導通状態となる火災センサを備
えて構成され、火災検出時には、火災感知器の内部イン
ピーダンスが、抵抗31、33に基づく値まで低下し、
発光ダイオード32が点灯するとともに、感知器ライン
の電圧レベルが低下する。 非常発信機4は、押釦スイ
ッチ40により構成される。火災の発生時等の非常時
に、この押釦スイッチを押下すると、非常発信機4内で
感知器ラインが短絡され、感知器ラインのインピーダン
スは、回線抵抗R0のみとなる。このため、感知器ライ
ンの電圧レベルは、火災感知器3の発報時よりも、さら
低くなる
【0008】火災受信機1の感知器発報検出部10は、
感知器ラインの電圧レベルが低下すると、発光ダイオー
ドLD1が点灯する回路であり、火災感知器3又は非常
発信機4のいずれかが発報信号を出力すれば、発光ダイ
オードLD1を点灯して管理人等に知らせるものであ
る。
【0009】また、火災受信機1の発信機応答検出部1
1は、電圧比較回路CPの出力結果に基づいて、非常発
信機4が発報信号を出力した場合にだけ、発光ダイオー
ドLD2が点灯する回路である。即ち、分圧抵抗R1、
R2により構成される基準電圧出力回路STが電源電圧
を分圧して出力する基準電圧レベルは、火災感知器3の
発報時よりも低く、非常発信機4の発報時よりも高い電
圧レベルであり、電圧比較回路CPは、感知器ライン
電圧レベルをこの基準電圧レベルと比較した比較結果を
出力している。
【0010】この様な構成とすることにより、発信機応
答ラインを設けることなく、2線式の感知器ラインのみ
で火災受信機が火災感知器からの発報か、非常発信機か
らの発報かを判別することができるものであった。
【0011】さらに、本願の発明者らは、上記の出願に
おいて、他の自動火災報知システムについても提案し
た。この自動火災報知システムを図6に示す。この自動
火災報知システムは、図5に示した上記システムの電圧
比較回路CP及び基準電圧出力回路STを火災受信機1
から独立させて発信機接続アダプタ2として構成したシ
ステムである。
【0012】この自動火災報知システムにおいて、火災
受信機1と発信機接続アダプタ2とは、従来と同様、2
線式感知器ラインと発信機応答ラインの3線により接続
されているが、発信機接続アダプタ2と、火災感知器3
及び非常発信機4とは、2線式の感知器ラインのみによ
り接続されて構成することができる。
【0013】従って、従来の火災受信機1に、この発信
機接続アダプタ2を加えることで、火災感知器及び非常
発信機4を、2線式感知器ラインのみで接続することが
でき、火災受信機1は、火災感知器3からの発報信号
か、非常発信機4からの発報信号かを判別することが可
能となるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の自動
火災報知システムは、いずれも単一の感知器ラインにし
か対応していなかった。このため、感知器ラインが複数
あれば、感知器ラインごとに火災受信機1を設置する必
要があり、経済的でないために、感知器ラインの複数あ
る様な規模の大きな施設には、適用することができなか
った。
【0015】また、従来より複数の感知器ラインを接続
し、各感知器ラインの電圧レベルを監視する火災受信機
があったが、上記発信機接続アダプタをこの様な火災受
信機を備えた自動火災報知システムに適用する場合に
は、感知器ラインごと発信機接続アダプタが必要となっ
て経済的でない。
【0016】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、複数の感知器ラインについて、火災感知器からの
火災発報信号と、非常発信機からの非常発報信号とを判
別する自動火災報知システムを安価に提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明による自動火災報知システムは、火災感知器及び非常
発信機が、共通の2線式感知器ラインを介して火災受信
機に接続され、火災受信機が、火災感知器からの火災発
報信号と、非常発信機からの非常発報信号とを電圧レベ
ルにより判別する自動火災報知システムであって、上記
火災受信機が、異なる2線式感知器ラインをそれぞれに
接続するための複数の信号端子と、上記の各感知器ライ
ンの最低電圧レベル又は最大電圧レベルを求める信号抽
出回路と、上記信号抽出回路が出力する電圧レベルを所
定の基準電圧レベルと比較する単一の電圧比較回路と、
上記電圧比較回路に基準電圧レベルを供給するための基
準電圧出力回路とを備えて構成される。
【0018】ここで、上記基準電圧レベルとは、火災感
知器からの火災発報信号と、非常発信機からの非常発報
信号とを区別するための電圧レベルである。
【0019】また、上記信号抽出回路は、各感知器ライ
ンの電圧レベルに基づいて、いずれかの感知器ラインが
非常発報信号を出力していれば、非常発報信号の電圧レ
ベルを出力する回路である。
【0020】請求項2に記載した本発明による自動火災
報知システムは、火災感知器及び非常発信機が、共通の
2線式感知器ラインを介して発信機アダプタに接続され
るとともに、この発信機アダプタを、上記火災受信機に
接続して構成され、上記発信機アダプタが、火災感知器
からの火災発報信号と、非常発信機からの非常発報信号
とを電圧レベルにより判別し、判別結果を上記火災受信
機へ出力する自動火災報知システムであって、上記発信
機アダプタが、異なる2線式感知器ラインをそれぞれに
接続するための複数の信号端子と、上記の各感知器ライ
ンの最低電圧レベル又は最大電圧レベルを求める信号抽
出回路と、上記信号抽出回路が出力する電圧レベルを所
定の基準電圧レベルと比較する単一の電圧比較回路と、
上記電圧比較回路に基準電圧レベルを供給するための基
準電圧出力回路とを備えて構成される。
【0021】即ち、請求項1に記載した本発明による自
動火災報知システムにおける火災受信機から、信号抽出
回路、電圧比較回路及び基準電圧発生回路とを独立させ
て、火災受信機と、火災感知器及び非常発信機間に介在
させたものである。
【0022】
【発明の実施の態様】本発明に関する自動火災報知シス
テムの一構成例を図1に示す。この自動火災報知システ
ムは、火災受信機1の感知器ラインに火災感知器3及び
非常発信機4が並列に接続されて構成される。この火災
受信機1は、複数の信号端子L1〜L3を備え、これら
の各信号端子と、共通端子Cとの間には、それぞれ異な
る感知器ラインが接続される。この図においては、信号
端子L1に接続された感知器ラインのみを示しており、
信号端子L2、L3に接続されている感知器ラインを省
略している。後述する図2〜図4においても同様の省略
がなされている。
【0023】感知器ラインに接続される火災感知器3及
び非常発信機4は、図5に示したものと同様のものであ
る。即ち、火災感知器3及び非常発信機4は、いずれも
発報信号の出力により感知器ラインの電圧レベルを低下
させ、非常発信機4が非常発報信号を出力した際の感知
器ラインの電圧レベルは、火災感知器3が火災発報信号
を出力した際に比べて低い値となる。
【0024】火災受信機1は、各感知器ラインに対応し
た複数の感知器発報検出部101〜103と、単一の発
信機応答検出部11と、各感知器ラインに対応した複数
の電圧比較回路CP1〜CP3と、単一の基準電圧出力
回路STとにより構成される。
【0025】感知器発報検出部101〜103は、対応
する信号端子L1〜L3の電圧レベルが低下すると、発
光ダイオードLD1が点灯する回路である。従って、火
災感知器3又は非常発信機4のいずれかが発報信号を出
力すれば、対応する感知器発報検出部101〜103の
発光ダイオードLD1が点灯してこれを知らせる。
【0026】電圧比較回路CP1〜CP3は、それぞれ
信号端子L1〜L3の電圧レベルを、基準電圧出力回路
STの生成した基準電圧レベルと比較するコンパレータ
であり、感知器ラインの電圧レベルが基準電圧レベルよ
りも高ければ、出力端子が高インピーダンスとなる一
方、基準電圧レベルよりも低ければ、出力端子が低電圧
レベルとなる。これらの電圧比較回路CP1〜CP3の
出力端子は結線されて、発信機応答検出部11に接続さ
れている。
【0027】発信機応答検出部11は、この結線された
信号線の電圧レベルが低電圧レベルであれば、発光ダイ
オードLD2が点灯する回路である。即ち、いずれかの
電圧比較回路CP1〜CP3が低電圧レベルを出力して
いれば、発光ダイオードLD2が点灯し、それ以外の場
合には消灯する。
【0028】従って、いずれかの非常発信機4の非常ボ
タンが押下され、その非常発信機4が接続された感知器
ラインの電圧レベルが基準電圧レベルよりも低下すれ
ば、対応する電圧比較回路CP1〜CP3が低レベルの
信号を出力して、発光ダイオードLD2が点灯する。一
方、全ての非常発信機4が発報信号を出力していない場
合には、全ての電圧比較回路CP1〜CP3の出力端子
が高インピーダンスであり、発光ダイオードLD1は点
灯しない。
【0029】なお、感知器発報検出部101〜103及
び発信機応答検出部11は、発光ダイオードLD1、L
D2を点灯させる代わりに、点滅させる回路としてもよ
いことはもちろんであり、以下の実施例においても同様
である。
【0030】火災受信機1をこの様な構成とすることに
より、火災感知器3及び非常発信機4を接続した感知器
ラインが複数ある場合であっても、感知器ライン以外に
発信機応答ラインを設けることなく、火災感知器の火災
発報信号と非常発信機の非常発報信号とを判別すること
ができる。
【0031】請求項1に記載した本発明による自動火災
報知システムの一構成例を図2に示す。この自動火災報
知システムは、図1に示したシステムと同様、火災受信
機1の感知器ラインに火災感知器3及び非常発信機4が
並列に接続されて構成され、火災受信機1は、複数の信
号端子L1〜L3を備え、これらの各信号端子と、共通
端子Cとの間に、それぞれ異なる感知器ラインが接続さ
れる。
【0032】火災受信機1は、各感知器ラインに対応し
た複数の感知器発報信号検出部101〜103と、単一
の発信機応答検出部11と、単一の電圧比較回路CP
と、基準電圧出力回路STと、信号抽出回路SDとによ
り構成される。
【0033】感知器発報信号検出部101〜103は、
対応する信号端子L1〜L3の電圧レベルが低下する
と、発光ダイオードLD1が点灯する回路である。従っ
て、火災感知器3又は非常発信機4のいずれかが発報信
号を出力すれば、対応する感知器発報検出部101〜1
03の発光ダイオードが点灯してこれを知らせる。
【0034】信号抽出回路SDは、ダイオードD1〜D
3を介して、各信号端子L1〜L3からの信号線を結線
した回路であり、ダイオードの取付け方向によりすべて
の信号端子L1〜L3の最大電圧又は最小電圧を求める
ことができる回路である。図示した信号抽出回路は、最
小値を求める回路であり、いずれかの非常発信機4が、
発報信号を出力していれば、電圧比較回路CPへ入力さ
れる電圧レベルは非常発報信号の電圧レベルとなる。
【0035】電圧比較回路CPは、この最小値を基準電
圧出力回路STが出力する基準電圧レベルと比較するコ
ンパレータであり、感知器ラインの電圧レベルの最小値
が基準電圧レベルよりも高ければ、出力端子が高レベル
となる一方、基準電圧レベルよりも低ければ、出力端子
が低レベルとなる。
【0036】発信機応答検出部11は、この電圧比較回
路CPの出力に基づいて、発光ダイオードLD2を点灯
させ、或いは、消灯させる回路である。即ち、電圧比較
回路CPが低レベルの信号を出力していれば、発光ダイ
オードLD2が点灯して、非常発信機からの非常発報信
号であることを表示する一方、すべての非常発信機4か
ら発報信号が出力されていないため、電圧比較回路CP
が高レベルの信号を出力していれば、発光ダイオードL
D2は消灯する。
【0037】火災受信機1をこの様な構成とすることに
より、単一の電圧比較回路CPを備えるだけで、全ての
感知器ラインに関して、火災感知器3の火災発報信号と
非常発信機4の非常発報信号とを判別することができ
る。
【0038】本発明に関する自動火災報知システムの
構成例を図3に示す。この自動火災報知システムは、
火災感知器3及び非常発信機4を、発信機接続アダプタ
2を介して、火災受信機1に接続して構成される。この
発信機接続アダプタ2は、火災受信機1とは2線式感知
器ライン及び発信機応答ラインの3線で接続される一
方、火災感知器3及び非常発信機4とは、2線式感知器
ラインのみを介して接続される。また、図1と同様、火
災感知器3及び非常発信機4は、並列に感知器ラインに
接続されている。
【0039】発信機接続アダプタ2は、各感知器ライン
に対応した複数の電圧比較回路CP1〜CP3と、基準
電圧出力回路STとにより構成され、電圧比較回路CP
1〜CP3の出力端子は結線されて、火災受信機1の発
信機応答端子へ出力される。
【0040】火災受信機1は、複数の信号端子L1〜L
3、発信機応答端子A及び共通端子Cを備え、各感知器
ラインに対応した複数の感知器発報信号検出部101〜
103と、単一の発信機応答検出部11とにより構成さ
れる。
【0041】感知器発報信号検出部101〜103は、
それぞれ信号端子L1〜L3及び発信機接続アダプタ2
を介して、火災感知器3及び非常発信機4が接続された
感知器ラインと接続される。また、発信機応答検出部1
1は、発信機応答端子Aを介して発信機接続アダプタ2
内の電圧比較回路CP1〜CP3と接続される。
【0042】即ち、この自動火災報知システムは、図1
に示した火災受信機1から電圧比較回路CP1〜CP3
及び基準電圧出力回路STとを取り出して、火災受信機
1から独立した発信機接続アダプタ2として構成したも
のである。
【0043】従って、火災感知器3又は非常発信機4の
いずれかが発報信号を出力すれば、対応する感知器発報
検出部101〜103の発光ダイオードLD1が点灯し
てこれを知らせる。また、いずれかの非常発信機4の非
常ボタンが押下され、その非常発信機4が接続された感
知器ラインの電圧レベルが基準電圧レベルよりも低下す
れば、発信機接続アダプタ2内の対応する電圧比較回路
CP1〜CP3が低レベルの信号を出力し、火災受信機
1に対して発信機応答信号を出力する。そして、この信
号に基づいて、発信機応答検出部11の発光ダイオード
LD2が点灯する。
【0044】この様な発信機接続ユニット2を備えた自
動火災報知システムは、感知器ラインが複数ある場合で
あっても、火災感知器3及び非常発信機4との接続に感
知器ライン以外に発信機応答ラインを設けることなく、
火災感知器3の発報信号と非常発信機4の発報信号とを
判別することができる。
【0045】また、感知器ライン及び発信機応答ライン
を直接、接続して使用する火災受信機1に、この様な発
信機接続アダプタ2を追加するだけで、火災感知器3及
び非常発信機4を感知器ラインにより接続するだけで、
感発信機応答ラインがなくても、火災感知器3の火災発
報信号と非常発信機4の非常発報信号の判別を行うこと
ができるようになる。
【0046】請求項2に記載した本発明による自動火災
報知システムの一構成例を図4に示す。この自動火災報
知システムは、火災受信機1と、発信機接続アダプタ2
と、火災感知器及び非常発信機4が接続された複数の感
知器ラインとが、図3に示した自動火災報知システムと
同様に接続されて構成される。また、火災受信機1、火
災感知器3及び非常発信機4は、図3に示したものと同
じものである。
【0047】発信機接続アダプタ2は、信号抽出回路S
Dと、単一の電圧比較回路CPと、基準電圧出力回路S
Tとにより構成される。信号抽出回路SDは、ダイオー
ドD1〜D3を介して、各信号端子からの信号線を結線
し、各感知器ラインの電圧レベルの最小値を求める回路
であり、図2に示した回路と同じものである。
【0048】即ち、この自動火災報知システムは、図2
に示した火災受信機1から信号抽出回路SD、電圧比較
回路CP及び基準電圧出力回路STとを取り出して、火
災受信機1から独立した発信機接続アダプタ2として構
成したものである。
【0049】従って、火災感知器3又は非常発信機4の
いずれかが発報信号を出力すれば、対応する感知器発報
検出部101〜103の発光ダイオードLD1が点灯し
てこれを知らせる。また、いずれかの非常発信機4の非
常ボタンが押下され、その非常発信機4が接続された感
知器ラインの電圧レベルが基準電圧レベルよりも低下す
れば、信号抽出回路SDにより、この非常発報信号の電
圧レベルが電圧比較回路へ入力される。このため、電圧
比較回路CPは低レベルの信号を出力し、火災受信機1
に対して発信機応答信号を出力する。この信号に基づい
て、発信機応答検出部11の発光ダイオードLD2が点
灯する。
【0050】火災受信機1及び発信機アダプタ2をこの
様な構成とすることにより、感知器ラインが複数ある場
合であっても、火災感知器3及び非常発信機4との接続
を感知器ラインのみで行い、発信機応答ラインを設けな
くても、火災感知器の火災発報信号と非常発信機の非常
発報信号とを判別することができる。
【0051】また、発信機接続アダプタ2をこの様な構
成とすることにより、単一の電圧比較回路CPを備える
だけで、全ての感知器ラインに関して、火災感知器3の
発報信号と非常発信機4の発報信号とを判別することが
できる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明による自動火
災報知システムは、信号抽出回路が、複数ある感知器ラ
インの最低電圧又は最高電圧を求め、電圧比較回路が、
この電圧と基準電圧レベルとを比較することにより、全
ての感知器ラインに関して、火災感知器からの火災発報
信号と非常発信機からの非常発報信号とを判別する。即
ち、単一の電圧比較回路を備えるだけで、複数ある感知
器ラインの発報信号を判別することができる。
【0053】従って、発信機応答ラインが不必要であ
り、かつ、火災発報信号と非常発報信号とを判別するこ
とができる自動火災報知システムを安価に提供すること
ができる。
【0054】請求項2に記載した本発明による自動火災
報知システムは、発信機接続アダプタが、信号抽出回路
を備え、単一の電圧比較回路により、全ての感知器回線
について、非常発報信号の有無を判別して、その判別結
果を火災受信機に出力する。
【0055】従って、発信機接続アダプタを安価に提供
することができ、発信機応答ラインが不必要であり、火
災発報信号と非常発報信号とを判別することができる自
動火災報知システムを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する自動火災報知システムの一構成
例を示した図である。
【図2】請求項1に記載した本発明による自動火災報知
システムの一構成例を示した図である。
【図3】本発明に関する自動火災報知システムの他の構
成例を示した図である。
【図4】請求項2に記載した本発明による自動火災報知
システムの一構成例を示した図である。
【図5】従来の技術に記載した自動火災報知システムの
一構成例を示した図である。
【図6】従来の技術に記載した自動火災報知システムの
他の構成例を示した図である。
【符号の説明】
1・・・火災受信機 2 ・・・発信機接続アダプタ 3 ・・・火災感知器 4 ・・・非常発信機 L1〜L3・・・信号端子 CP、CP1〜CP3・・・電圧比較回路 ST・・・基準電圧出力回路 SD・・・信号抽出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 510 G08B 25/00 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災感知器及び非常発信機が、共通の2線
    式感知器ラインを介して火災受信機に接続され、火災受
    信機が、火災感知器からの火災発報信号と、非常発信機
    からの非常発報信号とを電圧レベルにより判別する自動
    火災報知システムにおいて、 上記火災受信機が、異なる2線式感知器ラインをそれぞ
    れに接続するための複数の信号端子と、 上記の各感知器ラインの最低電圧レベル又は最大電圧レ
    ベルを求める信号抽出回路と、 上記信号抽出回路が出力する電圧レベルを所定の基準電
    圧レベルと比較する単一の電圧比較回路と、 上記電圧比較回路に基準電圧レベルを供給するための基
    準電圧出力回路とを備え、 上記電圧比較回路の出力に基づいて、火災感知器からの
    火災発報信号と、非常発信機からの非常発報信号とを判
    別することを特徴とする自動火災報知システム。
  2. 【請求項2】火災感知器及び非常発信機が、共通の2線
    式感知器ラインを介して発信機アダプタに接続されると
    ともに、この発信機アダプタを、上記火災受信機に接続
    して構成され、上記発信機アダプタが、火災感知器から
    の火災発報信号と、非常発信機からの非常発報信号とを
    電圧レベルにより判別し、判別結果を上記火災受信機へ
    出力する自動火災報知システムにおいて、 上記発信機アダプタが、異なる2線式感知器ラインをそ
    れぞれに接続するための複数の信号端子と、 上記の各感知器ラインの最低電圧レベル又は最大電圧レ
    ベルを求める信号抽出回路と、 上記信号抽出回路が出力する電圧レベルを所定の基準電
    圧レベルと比較する単一の電圧比較回路と、 上記電圧比較回路に基準電圧レベルを供給するための基
    準電圧出力回路とを備え、 上記電圧比較回路の出力に基づいて、火災感知器からの
    火災発報信号と、非常発信機からの非常発報信号とを判
    別することを特徴とする自動火災報知システム。
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