JPH0944740A - 自動販売機の扉の開閉方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機の商品供給時に扉を開いた
際、この扉が通路を塞ぐ事を防止する。また商品供給を
迅速に行う。 【構成】 自動販売機の扉を上下にスライド開閉に
する。そしてこの扉の商品表示窓の真後に商品供給口が
位置する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本発明は自動販売機の扉の開閉
方式と商品供給方式に関する

【０００２】

【従来の技術】 従来、自動販売機の扉は、本体の側面
に蝶番等で接続されていて、この販売機の正面側に開閉
する事が一般的であった。このため道路際に設置された
自動販売機の扉を開く際には、図１に示す様に、扉１が
通路を塞ぐので、通行人の往来を妨げる事が多かった。

【０００３】 また販売商品を自動販売機内の商品スト
ッカーに供給するには、扉を開いて商品供給するのであ
るが、扉を開いた際の蝶番側２はこの扉自身がが邪魔に
なって商品供給者が窮屈になり、商品供給が困難になる
場合が多かった。

【０００４】

【本発明が解決しようとする課題】 本発明は、自動販
売機の扉の開閉により通路が塞がれて、通行人の往来を
妨げる事を防止し、且つこの自動販売機への商品の供給
が容易に行えるようにする目的でなされた。

【０００５】

【課題を解決する手段】 前面扉を、自動販売機の本体
に沿って、上下にスライドさせて扉を開閉する。そして
この扉にある商品表示窓の真後ろに商品供給口を設け
る。

【０００６】

【作用】 扉が本体に沿ってスライドして上下に開くの
で、扉が通路を塞ぐ事が無い。更に扉を開いた際に、こ
の扉自身が邪魔になって商品供給がやりに難くくなる事
が無い。

【０００７】 更に、この扉に表示した商品表示窓の真
後ろの位置に商品供給口が現れるので、商品を速やかに
行う事ができる。

【０００８】

【実施例】 以下、上部前面扉を開けて商品供給する例
に付いて説明する。図２は一般的な自動販売機を示して
いるが、全面は商品表示窓になっていて、ここに販売商
品が表示されている。本発明に於いては、この商品表示
窓が上下にスライド可能な扉になっているのが特徴であ
る。

【０００９】 図３に示す様に上部前面扉１１は、扉支
持腕１１１を介して、自動販売機本体１の側面にある上
部扉用案内溝１５に沿って、上下に動く事が出来る。こ
の上部前面扉１１を開ける際には、まず矢印Ａに示す様
に、前方に引っぱり出してから、図３に示す様に下方に
引き下げれば、この上部前面扉１１は下部前面扉１２に
重なり、上部前面扉部分が開く。

【０００９】 この様にして上部前面扉１１が開くと、
図４に示す様に上部部商品供給口群２０が完全に現れる
ので、どの商品を供給する際でも扉が邪魔になって商品
供給が困難になる事がない。

【００１０】 更に、上部商品供給口群２０の各商品投
入口の位置は商品表示窓に表示されている各商品の真後
ろの位置に対応しているので、この商品投入口から商品
供給を行う際に間違いなく商品供給が行えるのである。

【００１０】 また下部扉１２も、同様に上部にスライ
ドして開くので、下部商品供給口に商品をスムズーに供
給出来るのである。

【発明の効果】 上記説明した様に、前面扉が上下にス
ライドして開閉可能なので、扉が通路を塞ぐ事が無く、
通行人の往来を妨げる事がない。更に扉を開いた際に、
この扉が本体に密着するので、商品供給者はこの扉に邪
魔される事が無くスムーズに商品供給が行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】 従来の自動販売機の扉を開いた図

【図２】 一般的な自動販売機の斜視図

【図３】 上側扉を引っぱっり出した本発明の斜視図

【図４】 上側扉を引き下げて、商品供給口が現れた本
発明の斜視図

【符号の説明】

１ 従来の自動販売機の扉 ２ 従来の自動販売機を開けた際の蝶番側 ３ 自動販売機本体 ３１ 上部扉 ３１１ 上部扉支持腕 ３１２ 上部商品表示窓 ３２ 下部扉 ３２１ 下部扉支持腕 ３２２ 下部商品表示窓 ３３ 商品取り出し口 ３５ 上部用扉案内溝 ３６ 下部用扉案内溝 ４０ 商品供給群

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面扉が上下にスライドして開
   閉する事を特徴とする自動販売機。
2. 【請求項２】 前面扉が開いた際に、商品表示
   窓に表示してある商品の真後ろに対応する位置に当該商
   品の供給口がある請求項１記載の自動販売機。