JPH0944089A - ラベルシートおよびその作成方法 - Google Patents
ラベルシートおよびその作成方法Info
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- JPH0944089A JPH0944089A JP21423695A JP21423695A JPH0944089A JP H0944089 A JPH0944089 A JP H0944089A JP 21423695 A JP21423695 A JP 21423695A JP 21423695 A JP21423695 A JP 21423695A JP H0944089 A JPH0944089 A JP H0944089A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label sheet
- printing
- release agent
- base material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 図柄や固定情報の印刷のみならず、可変情報
の印字についても汚れやかすれが生じず、あるいは手な
どの擦れにより当該印字が消失しないようにしたラベル
シートおよびその作成方法の提供。 【構成】 基材の一方の面に印字による印字像が形成さ
れてなり、この印字像の上に剥離剤層が形成されてなる
と共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなるラベルシ
ートと、ラベルシート基材の一方の面に所定情報を印字
した後、この印字情報の上面に剥離剤を塗布して剥離剤
層を形成する工程と、他方の面に粘着剤を塗布して粘着
剤層を形成する工程と、からなるラベルシートの作成方
法。
の印字についても汚れやかすれが生じず、あるいは手な
どの擦れにより当該印字が消失しないようにしたラベル
シートおよびその作成方法の提供。 【構成】 基材の一方の面に印字による印字像が形成さ
れてなり、この印字像の上に剥離剤層が形成されてなる
と共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなるラベルシ
ートと、ラベルシート基材の一方の面に所定情報を印字
した後、この印字情報の上面に剥離剤を塗布して剥離剤
層を形成する工程と、他方の面に粘着剤を塗布して粘着
剤層を形成する工程と、からなるラベルシートの作成方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材面に図柄や固定情
報および可変情報が印刷・印字され、さらに剥離剤およ
び粘着剤が塗布されてなるラベルシートに関するもので
あり、さらに詳しくは、予め基材面に図柄や固定情報お
よび可変情報を印刷・印字した後、それらの上面に剥離
剤層を形成してなるラベルシートおよびその作成方法に
関するものである。
報および可変情報が印刷・印字され、さらに剥離剤およ
び粘着剤が塗布されてなるラベルシートに関するもので
あり、さらに詳しくは、予め基材面に図柄や固定情報お
よび可変情報を印刷・印字した後、それらの上面に剥離
剤層を形成してなるラベルシートおよびその作成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】当初、配送物や商品等の物品に貼付する
ようにしたラベルシートは、基材の一方の面に粘着剤を
塗布してなる粘着剤層を設け、さらにこの粘着剤層を剥
離紙で剥離可能に被覆した構成を有していた。しかしな
がら、このような剥離紙を伴った構成では、ラベルシー
トの厚さが増し、特にこれをロール状に巻き取って構成
した場合には、巻き取りロール径が大きくなると共に、
ロール状の形態での巻き姿が崩れ易く、また剥離紙を採
用していること自体が廃棄物処理等に係わる点や製造コ
ストの点から見て不都合であった。
ようにしたラベルシートは、基材の一方の面に粘着剤を
塗布してなる粘着剤層を設け、さらにこの粘着剤層を剥
離紙で剥離可能に被覆した構成を有していた。しかしな
がら、このような剥離紙を伴った構成では、ラベルシー
トの厚さが増し、特にこれをロール状に巻き取って構成
した場合には、巻き取りロール径が大きくなると共に、
ロール状の形態での巻き姿が崩れ易く、また剥離紙を採
用していること自体が廃棄物処理等に係わる点や製造コ
ストの点から見て不都合であった。
【0003】そこで、この不都合の解消策として、長尺
帯状のラベルシート基材の一方の面に粘着剤層を設け、
他方の面に剥離剤層を設けるように構成し、そして、ラ
ベルシートを単片状にカットし、個々のラベルシートの
粘着剤層と剥離剤層とを対接させるように順次積層させ
てなるラベルシート組、あるいは単片状にカットするこ
となく、長尺帯状ラベルシートをそのまま巻き取るよう
に構成したラベルシート組が発案された。
帯状のラベルシート基材の一方の面に粘着剤層を設け、
他方の面に剥離剤層を設けるように構成し、そして、ラ
ベルシートを単片状にカットし、個々のラベルシートの
粘着剤層と剥離剤層とを対接させるように順次積層させ
てなるラベルシート組、あるいは単片状にカットするこ
となく、長尺帯状ラベルシートをそのまま巻き取るよう
に構成したラベルシート組が発案された。
【0004】このようなラベルシートは、配送物へ貼付
する配送票等として用いることができるように、その剥
離剤層面に情報印字枠等の図柄や、注意書き、表題、印
字欄項目名等の固定情報を通常の配送伝票を得る場合と
同様に通常のオフセット印刷により設けていたが、この
方法によれば、剥離剤層の印刷適性が良好でなく印刷汚
れや印刷かすれ等が多々発生していた。そこで、剥離剤
層に印刷適性を付与できるように特殊な剥離剤を用いて
剥離剤層を形成することが試みられたが、剥離剤層に印
刷適性を付与できるようになった反面、通常の粘着剤層
に対する剥離効果が十分でないという問題が生じた。こ
のため、図柄や固定情報の印刷は予め基材面に直接設
け、その印刷の上面に粘着剤層に対して十分な剥離作用
を有する剥離剤層を設けるようにラベルシートを構成す
るようになった。
する配送票等として用いることができるように、その剥
離剤層面に情報印字枠等の図柄や、注意書き、表題、印
字欄項目名等の固定情報を通常の配送伝票を得る場合と
同様に通常のオフセット印刷により設けていたが、この
方法によれば、剥離剤層の印刷適性が良好でなく印刷汚
れや印刷かすれ等が多々発生していた。そこで、剥離剤
層に印刷適性を付与できるように特殊な剥離剤を用いて
剥離剤層を形成することが試みられたが、剥離剤層に印
刷適性を付与できるようになった反面、通常の粘着剤層
に対する剥離効果が十分でないという問題が生じた。こ
のため、図柄や固定情報の印刷は予め基材面に直接設
け、その印刷の上面に粘着剤層に対して十分な剥離作用
を有する剥離剤層を設けるようにラベルシートを構成す
るようになった。
【0005】しかしながら、この構成のラベルシートに
あっても、当該ラベルシートに対する可変情報の印字は
後工程で処理されていたため、依然として可変情報につ
いては、基材面に直接印字するものではなく剥離剤層面
に印字するものであって、剥離剤層自体はプリンタのト
ナーもしくはインキ受容性を十分に有していないため印
字適性に劣り、その結果、可変情報のプリント時に印字
汚れ、印字かすれ等が発生したり、手などで擦れると印
字が消失するといった問題が生じていた。
あっても、当該ラベルシートに対する可変情報の印字は
後工程で処理されていたため、依然として可変情報につ
いては、基材面に直接印字するものではなく剥離剤層面
に印字するものであって、剥離剤層自体はプリンタのト
ナーもしくはインキ受容性を十分に有していないため印
字適性に劣り、その結果、可変情報のプリント時に印字
汚れ、印字かすれ等が発生したり、手などで擦れると印
字が消失するといった問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、図柄や固定情報の印刷のみならず、可変情報の印字
についても汚れやかすれが生じず、あるいは手などの擦
れにより当該印字が消失しないようにしたラベルシート
およびその作成方法の提供を目的とする。
は、図柄や固定情報の印刷のみならず、可変情報の印字
についても汚れやかすれが生じず、あるいは手などの擦
れにより当該印字が消失しないようにしたラベルシート
およびその作成方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題に鑑み、
本発明は、ラベルシート基材の一方の面に、予め図柄や
固定情報の印刷と共に可変情報を印字し、その上面に剥
離剤層を設けてなるラベルシートを提供し、上記課題を
解決するものである。
本発明は、ラベルシート基材の一方の面に、予め図柄や
固定情報の印刷と共に可変情報を印字し、その上面に剥
離剤層を設けてなるラベルシートを提供し、上記課題を
解決するものである。
【0008】すなわち、本発明は、基材の一方の面に印
字による印字像が形成されてなり、この印字像の上に剥
離剤層が形成されてなると共に、他方の面に粘着剤層が
設けられてなるラベルシートを提供する。
字による印字像が形成されてなり、この印字像の上に剥
離剤層が形成されてなると共に、他方の面に粘着剤層が
設けられてなるラベルシートを提供する。
【0009】そして、本発明は、ラベルシート基材の一
方の面に所定情報を印字した後、この印字情報の上面に
剥離剤を塗布して剥離剤層を形成する工程と、他方の面
に粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、からな
るラベルシートの作成方法を提供する。
方の面に所定情報を印字した後、この印字情報の上面に
剥離剤を塗布して剥離剤層を形成する工程と、他方の面
に粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、からな
るラベルシートの作成方法を提供する。
【0010】
【作用】本発明のラベルシートおよびその作成方法によ
れば、印刷・印字適性を有する基材面に直接、図柄や固
定情報の印刷と共に可変情報が印字されるため、印刷・
印字汚れやかすれが生じることはなく、また、これらの
上面に形成される剥離剤層が、当該印刷・印字を被覆し
て保護するため、手などの擦れによる当該印刷・印字の
消失も生じない。
れば、印刷・印字適性を有する基材面に直接、図柄や固
定情報の印刷と共に可変情報が印字されるため、印刷・
印字汚れやかすれが生じることはなく、また、これらの
上面に形成される剥離剤層が、当該印刷・印字を被覆し
て保護するため、手などの擦れによる当該印刷・印字の
消失も生じない。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係わるラベルシートとその組
およびその作成方法を、図1から図8に示す好適な実施
例に基づきさらに詳述するが、本発明は下記の実施例に
何ら限定されるものではない。なおここで、各図につい
て簡単に説明すると、図1は本発明のラベルシートの実
施例である配送票ラベルシートの概略的斜視図、図2は
図1のX−X断面図、図3は積層ラベルシート組の概略
的斜視図、図4は図3のX−X線断面図、図5は図3の
積層ラベルシート組の作成工程の概略的説明図、図6は
ラベルシートロールの概略的斜視図、図7は図2のラベ
ルシートロール作成工程の概略的説明図である。
およびその作成方法を、図1から図8に示す好適な実施
例に基づきさらに詳述するが、本発明は下記の実施例に
何ら限定されるものではない。なおここで、各図につい
て簡単に説明すると、図1は本発明のラベルシートの実
施例である配送票ラベルシートの概略的斜視図、図2は
図1のX−X断面図、図3は積層ラベルシート組の概略
的斜視図、図4は図3のX−X線断面図、図5は図3の
積層ラベルシート組の作成工程の概略的説明図、図6は
ラベルシートロールの概略的斜視図、図7は図2のラベ
ルシートロール作成工程の概略的説明図である。
【0012】図1および図2に示すように、本実施例の
配送票ラベルシート1は、基材2表面3の所定部に印字
枠、サービスマーク等の図柄5aや、表題、印字項目
欄、バーコード等の固定情報5bが印刷されていると共
に、当該ラベルシートに固有の配送番号、商品番号、顧
客ID等の可変情報Vが印字されているものであって、
さらに、これらの印刷・印字を覆うように、基材2表面
3全面に剥離剤層5が設けられ、またその裏面4全面に
は粘着剤層7が設けられてなるものである。
配送票ラベルシート1は、基材2表面3の所定部に印字
枠、サービスマーク等の図柄5aや、表題、印字項目
欄、バーコード等の固定情報5bが印刷されていると共
に、当該ラベルシートに固有の配送番号、商品番号、顧
客ID等の可変情報Vが印字されているものであって、
さらに、これらの印刷・印字を覆うように、基材2表面
3全面に剥離剤層5が設けられ、またその裏面4全面に
は粘着剤層7が設けられてなるものである。
【0013】このように構成されたラベルシートは、通
常、その多数枚が積層あるいは連接された『組』の状態
で使用されるものである。すなわち、図3および図4に
示すように、多数枚のラベルシートを積み重ねて構成し
た積層ラベルシート組、あるいは図5および図6に示す
ように、ラベルシートを連接させたままロール状に巻き
取って構成したラベルシートロールの形態から、順次個
々のラベルシートを剥離して対象物に貼付して使用され
るものである。
常、その多数枚が積層あるいは連接された『組』の状態
で使用されるものである。すなわち、図3および図4に
示すように、多数枚のラベルシートを積み重ねて構成し
た積層ラベルシート組、あるいは図5および図6に示す
ように、ラベルシートを連接させたままロール状に巻き
取って構成したラベルシートロールの形態から、順次個
々のラベルシートを剥離して対象物に貼付して使用され
るものである。
【0014】先ず、図3および図4に示すように、積層
ラベルシート組11は、基材2表面3に全てのラベルシ
ート共通の図柄5aや固定情報5bが印刷さるれと共
に、個々のラベルシートに固有の可変情報Vn(n=
1、2、3…n)が印字され、さらにその上面に剥離剤
層6が施され、また基材2裏面4に粘着剤層7が施され
てなる各ラベルシートAn(n=1、2、3…n)を、
隣合うラベルシートの各々の剥離剤層6と粘着剤層7と
を対接させるように順次重ね合わせて積層してなるもの
である。
ラベルシート組11は、基材2表面3に全てのラベルシ
ート共通の図柄5aや固定情報5bが印刷さるれと共
に、個々のラベルシートに固有の可変情報Vn(n=
1、2、3…n)が印字され、さらにその上面に剥離剤
層6が施され、また基材2裏面4に粘着剤層7が施され
てなる各ラベルシートAn(n=1、2、3…n)を、
隣合うラベルシートの各々の剥離剤層6と粘着剤層7と
を対接させるように順次重ね合わせて積層してなるもの
である。
【0015】そして、この積層ラベルシート組11は、
図5に示す工程により作成されるものである。先ず、第
1の工程は、アンワインド装置Wuから繰り出された長
尺帯状ラベルシート基材2の表面3に図柄や固定情報を
印刷する工程であって、各ラベルシートAnを区画形成
する各区画部Pn(n=1、2、3…n)に、図柄5a
や固定情報5bを印刷するものであって、これはグラビ
ア方式、オフセット方式等の従来のフォーム印刷機Ps
を用いて施せば良いものである。なお、本図には乾燥装
置は図示されていないが、インキ塗膜の乾燥工程もこの
工程に含まれるものである。
図5に示す工程により作成されるものである。先ず、第
1の工程は、アンワインド装置Wuから繰り出された長
尺帯状ラベルシート基材2の表面3に図柄や固定情報を
印刷する工程であって、各ラベルシートAnを区画形成
する各区画部Pn(n=1、2、3…n)に、図柄5a
や固定情報5bを印刷するものであって、これはグラビ
ア方式、オフセット方式等の従来のフォーム印刷機Ps
を用いて施せば良いものである。なお、本図には乾燥装
置は図示されていないが、インキ塗膜の乾燥工程もこの
工程に含まれるものである。
【0016】第2の工程は、各ラベルシートAnに対応
した個別の可変情報Vnを印字する工程であって、これ
は静電プリント方式、インクリボン方式、インクジェッ
ト方式、あるいは、基材を感熱紙とすればサーマルプリ
ント方式等々のノンインパクト、インパクトのプリンタ
Ptを用いて施されるものであり、プリント印字のトナ
ーやインキは基材2表面3に直接定着されるものであ
る。なお、通常は、本実施例のように、図柄や固定情報
の印刷後に可変情報を印字するものであるが、ラベルシ
ートの印刷・印字仕様によっては、第2工程と第1工程
との順序を前後させてもよい。
した個別の可変情報Vnを印字する工程であって、これ
は静電プリント方式、インクリボン方式、インクジェッ
ト方式、あるいは、基材を感熱紙とすればサーマルプリ
ント方式等々のノンインパクト、インパクトのプリンタ
Ptを用いて施されるものであり、プリント印字のトナ
ーやインキは基材2表面3に直接定着されるものであ
る。なお、通常は、本実施例のように、図柄や固定情報
の印刷後に可変情報を印字するものであるが、ラベルシ
ートの印刷・印字仕様によっては、第2工程と第1工程
との順序を前後させてもよい。
【0017】第3の工程は、この印刷・印字を覆うよう
に、その上面に剥離剤を塗布して剥離剤層6を形成する
工程であって、本実施例の場合は、剥離剤を剥離剤コー
ターCsによって塗布するものであるが、オフセット印
刷機等により印刷方式で塗布しても構わない。
に、その上面に剥離剤を塗布して剥離剤層6を形成する
工程であって、本実施例の場合は、剥離剤を剥離剤コー
ターCsによって塗布するものであるが、オフセット印
刷機等により印刷方式で塗布しても構わない。
【0018】第4の工程は、基材2裏面4の全面に粘着
剤を塗布して粘着剤層7を形成する工程であって、粘着
剤は粘着剤コーターCaによって塗布されるものであ
る。なお、当該粘着剤の塗布は、例えば第1の工程前で
あってもよく、印刷・印字および剥離剤層形成の工程に
問題がなければその順番に制限はない。
剤を塗布して粘着剤層7を形成する工程であって、粘着
剤は粘着剤コーターCaによって塗布されるものであ
る。なお、当該粘着剤の塗布は、例えば第1の工程前で
あってもよく、印刷・印字および剥離剤層形成の工程に
問題がなければその順番に制限はない。
【0019】第5の工程は、各区画部Pnを切断分離す
る工程であって、カッターブレードBによって長尺帯状
ラベルシート基材2を切断し、各ラベルシートAnを分
離形成するものである。
る工程であって、カッターブレードBによって長尺帯状
ラベルシート基材2を切断し、各ラベルシートAnを分
離形成するものである。
【0020】上記までの工程が本発明のラベルシートの
作成方法を例示するものであるが、本実施例の積層ラベ
ルシート組11には、さらに第6の工程として、各ラベ
ルシートAnの複数枚を、各ラベルシートAnにおける
剥離剤層6と粘着剤層7とをそれぞれ対接させるように
重ね合わせて積層する工程が含まれるものであって、こ
れは、通常、スタッカ装置Sを用いて行なわれるもので
ある。
作成方法を例示するものであるが、本実施例の積層ラベ
ルシート組11には、さらに第6の工程として、各ラベ
ルシートAnの複数枚を、各ラベルシートAnにおける
剥離剤層6と粘着剤層7とをそれぞれ対接させるように
重ね合わせて積層する工程が含まれるものであって、こ
れは、通常、スタッカ装置Sを用いて行なわれるもので
ある。
【0021】次に、図6に示すラベルシートロール21
について詳述する。各ラベルシートAn(n=1、2、
3…n)は、長尺帯状ラベルシート基材2を複数のミシ
ン線mによって区画した各区画部Pn(n=1、2、3
…n)から形成されるものであって、各区画部Pnの基
材2表面3には、全ラベルシート共通の図柄24aや固
定情報24bが印刷されると共に、個々のラベルシート
に固有の可変情報Vn(n=1、2、3…n)が印字さ
れており、その上面に粘着剤層16が施され、またその
裏面24に粘着剤層27が施されている。そして、当該
剥離剤層6と粘着剤層7とをそれぞれ対接させるように
重ね合わせて積層してなるものである。
について詳述する。各ラベルシートAn(n=1、2、
3…n)は、長尺帯状ラベルシート基材2を複数のミシ
ン線mによって区画した各区画部Pn(n=1、2、3
…n)から形成されるものであって、各区画部Pnの基
材2表面3には、全ラベルシート共通の図柄24aや固
定情報24bが印刷されると共に、個々のラベルシート
に固有の可変情報Vn(n=1、2、3…n)が印字さ
れており、その上面に粘着剤層16が施され、またその
裏面24に粘着剤層27が施されている。そして、当該
剥離剤層6と粘着剤層7とをそれぞれ対接させるように
重ね合わせて積層してなるものである。
【0022】そして、このラベルシートロール21は、
図7に示す各工程により作成されるものである。すなわ
ち、本実施例の作成工程は、前述の積層ラベルシート組
11の工程における第1の工程から第4の工程までを同
一とするものであるが、第5の工程として、個々のラベ
ルシートを切断分離するのではなく、当該長尺ラベルシ
ートにおける剥離剤層6と粘着剤層7とを対接させるよ
うに、リワインド装置Wrによりロール状に巻き取るも
のである。なお、本実施例の場合、各区画部Pnをミシ
ン装置Mにて複数のミシン線mにより区画形成するが、
ラベルシートロールのディスペンサーにカッター刃が付
帯している場合は、このようなミシン線は必要なく、そ
の代わりに単に区画線を印刷するだけでもよい。
図7に示す各工程により作成されるものである。すなわ
ち、本実施例の作成工程は、前述の積層ラベルシート組
11の工程における第1の工程から第4の工程までを同
一とするものであるが、第5の工程として、個々のラベ
ルシートを切断分離するのではなく、当該長尺ラベルシ
ートにおける剥離剤層6と粘着剤層7とを対接させるよ
うに、リワインド装置Wrによりロール状に巻き取るも
のである。なお、本実施例の場合、各区画部Pnをミシ
ン装置Mにて複数のミシン線mにより区画形成するが、
ラベルシートロールのディスペンサーにカッター刃が付
帯している場合は、このようなミシン線は必要なく、そ
の代わりに単に区画線を印刷するだけでもよい。
【0023】なお、上記各実施例においては、剥離剤層
の塗布領域を、基材表面の全面としているが、裏面に施
される粘着剤層の塗布領域に対応して基材表面の所定部
に限定してもよく、アプリケーションに応じて適宜選択
されるものである。また、長尺帯状ラベルシート基材の
幅方向にも2、3の区画部を設けた、いわゆる多面付け
でラベルシートを構成する場合には、ウエヴ方向にスリ
ットを入れて複数の長尺帯状ラベルシートに分割形成す
るものである。
の塗布領域を、基材表面の全面としているが、裏面に施
される粘着剤層の塗布領域に対応して基材表面の所定部
に限定してもよく、アプリケーションに応じて適宜選択
されるものである。また、長尺帯状ラベルシート基材の
幅方向にも2、3の区画部を設けた、いわゆる多面付け
でラベルシートを構成する場合には、ウエヴ方向にスリ
ットを入れて複数の長尺帯状ラベルシートに分割形成す
るものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明のラベルシートおよびその作成方法によれば、印
刷・印字適性を有する基材面に直接、図柄や固定情報の
印刷と共に可変情報が印字されるため、印刷・印字の汚
れやかすれが生じず、あるいは手などの擦れにより当該
印字・印字が消失しないという効果を奏する。
本発明のラベルシートおよびその作成方法によれば、印
刷・印字適性を有する基材面に直接、図柄や固定情報の
印刷と共に可変情報が印字されるため、印刷・印字の汚
れやかすれが生じず、あるいは手などの擦れにより当該
印字・印字が消失しないという効果を奏する。
【図1】本発明のラベルシートの実施例である配送票ラ
ベルシートの概略的斜視図。
ベルシートの概略的斜視図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】積層ラベルシート組の概略的斜視図。
【図4】図3のX−X線断面図。
【図5】図3の積層ラベルシート組の作成工程の概略的
説明図。
説明図。
【図6】ラベルシートロールの概略的斜視図。
【図7】図6のラベルシートロールの作成工程の概略的
説明図。
説明図。
1 配送票ラベルシート 11 積層ラベルシート組 21 ラベルシートロール 2 基材 3 基材表面 4 基材裏面 5a 図柄 5b 固定情報 V、Vn 可変情報 6 剥離剤層 7 粘着剤層 An ラベルシート組における個々のラベルシート Pn 区画部 m ミシン線
Claims (2)
- 【請求項1】 基材の一方の面に印字による印字像が形
成されてなり、この印字像の上に剥離剤層が形成されて
なると共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなるラベ
ルシート。 - 【請求項2】 ラベルシート基材の一方の面に所定情報
を印字した後、この印字情報の上面に剥離剤を塗布して
剥離剤層を形成する工程と、他方の面に粘着剤を塗布し
て粘着剤層を形成する工程と、からなるラベルシートの
作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21423695A JPH0944089A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | ラベルシートおよびその作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21423695A JPH0944089A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | ラベルシートおよびその作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0944089A true JPH0944089A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16652448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21423695A Pending JPH0944089A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | ラベルシートおよびその作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0944089A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000065557A1 (fr) * | 1999-04-23 | 2000-11-02 | V-Sync Technology Co., Ltd. | Support de carte obtenu lorsque les informations sont delivrees |
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1995
- 1995-07-31 JP JP21423695A patent/JPH0944089A/ja active Pending
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