JP2005279948A - 粘着ラベル重畳体の製造方法及びこれにより製造された粘着ラベル重畳体を構成する粘着ラベル - Google Patents

粘着ラベル重畳体の製造方法及びこれにより製造された粘着ラベル重畳体を構成する粘着ラベル Download PDF

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Abstract

【課題】所定の情報が印字された少数の粘着ラベル重畳体を低コストで製造する。
【解決手段】 断裁されることによりラベル基材となる連続シート101に対して、プリンタ30において、粘着ラベルが複数配列されてなる粘着ラベル群毎に、与えられたデータに応じた可変情報を印字する。
【選択図】図2

Description

本発明は、物品等に貼付可能に構成された粘着ラベルが互いに剥離可能に接着されてなる粘着ラベル重畳体の製造方法及びこれにより製造された粘着ラベル重畳体を構成する粘着ラベルに関する。
従来より、物品等に貼付される粘着ラベルにおいては、ラベル基材の裏面に粘着剤層が設けられ、さらに、この粘着剤層の乾燥等を防止するために、粘着剤層に剥離紙が剥離可能に貼付されて構成されている。
このように構成された粘着ラベルにおいては、物品等に貼付される場合、剥離紙が剥離されることによって粘着剤層が露出し、この粘着剤層によってラベル基材が物品等に貼付されることになる。そのため、ラベル基材が物品等に貼付される際、ラベル基材毎に剥離紙がごみとなって発生し、ごみの増大につながってしまう。
そこで、ラベル基材の一方の面に剥離層が形成され、他方の面に粘着剤層が形成された複数の粘着ラベルが、剥離層と粘着剤層とが互いに接するように重ね合わされて構成された粘着ラベル重畳体が考えられている(例えば、特許文献1,2参照)。この粘着ラベル重畳体においては、粘着ラベルが物品等に貼付される場合、粘着ラベルが1枚毎に粘着ラベル重畳体から剥離されて物品等に貼付されることになるため、剥離紙等のごみが発生することがない。
特開2000−135750号公報 特開2004−70272号公報
しかしながら、上述したような粘着ラベル重畳体においては、粘着ラベルの表面に情報を印字する場合、一般的に、印刷版を作製し、この印刷版を用いて情報を印字することになるため、所定の情報が印字された少数の粘着ラベル重畳体を製造する場合に効率が悪い。そのため、例えば、名刺情報等といった短期間で変更される可能性がある情報が印字された粘着ラベルが積層されてなる粘着ラベル重畳体を製造する場合、そのために多くの時間がかかったり、コストアップが生じてしまったりするという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、所定の情報が印字された少数の粘着ラベル重畳体を低コストで製造することができる粘着ラベル重畳体の製造方法及びこれにより製造された粘着ラベル重畳体を構成する粘着ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
ラベル基材の一方の面の一部の領域に剥離層が形成されるとともに他の領域に可変情報が印字され、前記ラベル基材の他方の面のうち前記剥離層が形成された領域に対向する領域に粘着剤層が形成された複数の粘着ラベルが、前記剥離層と前記粘着剤層とが互いに接するように重ね合わされて構成された粘着ラベル重畳体の製造方法であって、
断裁されることにより前記ラベル基材となる連続シートに前記剥離層を形成する剥離層形成工程と、
前記連続シートに対して、前記粘着ラベルが複数配列されてなる粘着ラベル群毎に、与えられたデータに応じた可変情報を印字する印字工程と、
前記連続シートに前記粘着剤層を形成する粘着剤層形成工程と、
前記連続シートを前記粘着ラベル群毎に断裁する第1の断裁工程と、
断裁された前記粘着ラベル群を予め決められた数だけ重ね合わせる積層工程と、
前記重ね合わされた前記粘着ラベル群を、前記粘着ラベルの形状に断裁する第2の断裁工程とを有する。
また、前記粘着ラベル群は、前記粘着剤層及び前記剥離層が形成される領域が互いに隣接するように前記粘着ラベルが配列されていることを特徴とする。
また、前記印字工程にて、前記粘着ラベル群を識別可能な識別情報を前記粘着ラベル群毎に前記連続シートに印字し、
前記第1の断裁工程にて断裁された粘着ラベル群に印字された前記識別情報を読み取る読取工程を有し、
前記積層工程にて、前記読取工程にて読み取られた識別情報に基づいて前記粘着ラベル群を仕分けることを特徴とする。
また、前記印字工程にて、前記データに応じた可変情報を、指定された形式に応じたレイアウトで印字することを特徴とする。
また、前記粘着ラベル重畳体の製造方法により製造された粘着ラベル重畳体を構成する粘着ラベルであって、
前記可変情報が名刺情報である。
上記のように構成された本発明においては、まず、断裁されることによりラベル基材となる連続シートに対して、この連続シートが断裁された場合にラベル基材の一方の面の一部の領域となる部分に剥離層を形成し、次に、連続シートに対して、粘着ラベルが複数配列されてなる粘着ラベル群毎に、この連続シートが断裁された場合にラベル基材の一方の面の他の領域となる部分に、与えられたデータに応じた可変情報を印字する。次に、連続シートに対して、この連続シートが断裁された場合にラベル基材の他方の面のうち剥離層が形成された領域に対向する領域となる部分に粘着剤層を形成し、次に、連続シートを粘着ラベル群毎に断裁し、断裁された粘着ラベル群を予め決められた数だけ重ね合わせる。その後、重ね合わされた粘着ラベル群を、粘着ラベルの形状に断裁することにより、ラベル基材の一方の面の一部の領域に剥離層が形成されるとともに他の領域に可変情報が印字され、ラベル基材の他方の面のうち剥離層が形成された領域に対向する領域に粘着剤層が形成された複数の粘着ラベルが、剥離層と粘着剤層とが互いに接するように重ね合わされて構成された粘着ラベル重畳体が製造される。
このように、断裁されることによりラベル基材となる連続シートに対して、粘着ラベルが複数配列されてなる粘着ラベル群毎に、与えられたデータに応じた可変情報を印字するので、可変情報を印字するための印刷版を作製する必要がなくなり、所定の情報が印字された少数の粘着ラベル重畳体を低コストで製造することができるようになる。
また、粘着ラベル群において、粘着剤層及び剥離層が形成される領域が互いに隣接するように粘着ラベルが配列されていれば、粘着剤層及び剥離層を連続シートに形成する際に、粘着ラベル群毎に1つの領域に対して粘着剤層及び剥離層を形成しておけばよい。
また、連続シートに可変情報を印字する際に、粘着ラベル群を識別可能な識別情報を粘着ラベル群毎に連続シートに印字しておき、その後、断裁された粘着ラベル群に印字された識別情報を読み取り、読み取られた識別情報に基づいて粘着ラベル群を仕分ける場合は、同一の情報が印字された粘着ラベル群に同一の識別情報を印字しておけば、この識別情報によって、印字された可変情報毎に粘着ラベル群を仕分けることができる。
また、連続シートに可変情報を印字する際に、与えられたデータに応じた可変情報を、指定された形式に応じたレイアウトで印字するようにすれば、与えられたデータが同一のデータであっても、異なるレイアウトで可変情報が印字されることになる。
以上説明したように本発明においては、断裁されることによりラベル基材となる連続シートに対して、粘着ラベルが複数配列されてなる粘着ラベル群毎に、与えられたデータに応じた可変情報を印字する構成としたため、可変情報を印字するための印刷版を作製する必要がなくなり、それにより、所定の情報が印字された少数の粘着ラベル重畳体を低コストで製造することができる。
また、粘着ラベル群において、粘着剤層及び剥離層が形成される領域が互いに隣接するように粘着ラベルが配列されているものにおいては、粘着剤層及び剥離層を連続シートに形成する際に、粘着ラベル群毎に1つの領域に対して粘着剤層及び剥離層を形成しておけばよく、粘着剤層及び剥離層の形成工程の簡略化を図ることができる。
また、連続シートに可変情報を印字する際に、粘着ラベル群を識別可能な識別情報を粘着ラベル群毎に連続シートに印字しておき、その後、断裁された粘着ラベル群に印字された識別情報を読み取り、読み取られた識別情報に基づいて粘着ラベル群を仕分けるものにおいては、同一の可変情報が印字された粘着ラベル群に同一の識別情報を印字しておけば、この識別情報によって、印字された可変情報毎に粘着ラベル群を仕分けることができる。
また、連続シートに可変情報を印字する際に、与えられたデータに応じた可変情報を、指定された形式に応じたレイアウトで印字するように構成したものにおいては、与えられたデータが同一のデータであっても、異なるレイアウトで可変情報を印字することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の、粘着ラベル重畳体の製造方法によって製造された粘着ラベル重畳体の一構成例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本構成例は図1に示すように、ラベル基材1の一方の面に印刷層2a,2b及び剥離層3が形成され、ラベル基材1の他方の面に粘着剤層4が形成された複数の粘着ラベル100が剥離可能に接着されて構成されている。また、剥離可能に接着された粘着ラベル100の最下層には、その表面にシリコン等が塗布された台紙7が剥離可能に接着されている。
印刷層2aは、ラベル基材1の一方の面の全面に、ベース情報が印刷されることにより形成されている。また、剥離層3は、ラベル基材1に形成された印刷層2a上の一部の領域においてニス層3a及びシリコン層3bから形成されており、また、印刷層2a上の他の領域には、可変情報が印字されることにより印刷層2bが形成されている。また、粘着剤層4は、ラベル基材1の他方の面のうち、剥離層3が形成された領域に対向する領域に粘着剤が塗布されることにより形成されている。
ここで、印刷層2bを構成する可変情報においては、会社名や部署名、氏名、会社の住所や電話番号等からなる名刺情報となっており、それにより、この粘着ラベル100を、擬似接着可能な名刺ラベルとして利用することができる。
このように構成された粘着ラベル100が、剥離層3と粘着剤層4が互いに接するように重ね合わされて粘着ラベル重畳体が構成されている。
以下に、上記のように構成された粘着ラベル重畳体の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した粘着ラベル重畳体の製造方法の実施の一形態を実現するための粘着ラベル重畳体製造装置の構成を示す図である。
本形態を実現するための粘着ラベル重畳体製造装置は図2に示すように、印刷機10と、ニス塗布機21と、シリコン塗布機22と、プリンタ30と、粘着剤塗布機40と、断裁機50,70と、バーコードリーダ60と、コンベヤー80とから構成されており、断裁機50は、搬送されてくる連続シート101を搬送方向に断裁するカッター51a,51bと、連続シート101を搬送方向に垂直な方向に断裁して単片状とするロータリーカッター52とから構成されている。
図3は、図2に示した粘着ラベル重畳体製造装置による粘着剤ラベル重畳体の製造方法を説明するためのフローチャートである。
断裁されることによりラベル基材1となる連続シート101がロール状に巻き取られた状態から引き出されて搬送されてくると(ステップS1)、まず、印刷機10において、搬送されてくる連続シート101にベース情報がプレ印刷される(ステップS2)。
図4は、図2に示した連続シート101の構造を示す図であり、また、図5は、図4に示した連続シート101に図2に示した印刷機10にてベース情報がプレ印刷された状態を示す図である。
図4に示すように、断裁されることによりラベル基材1となる連続シート101には、搬送方向に対して両側に、マージナル孔を有するマージナル部101a,101bが設けられており、連続シート101は、ロール状に巻き付けられた状態から引き出された後、連続シート101を搬送する搬送手段に設けられた嵌合ピン(不図示)が、このマージナル孔に嵌合することによって搬送されてくる。
また、図5に示すように、印刷機10においては、図4に示した連続シート101の一方の面のうち、マージナル部101a,101bを除く領域に、断続的にベース情報102がプレ印刷される。なお、連続シート101に印刷されるベース情報102としては、所定の色が着色されただけの情報や、所定の模様からなる情報等が考えられる。また、ベース情報102については、連続シート101のマージナル部101a,101bを除く領域に連続的に印刷してもよいが、連続シート101がその後断裁された際に、粘着ラベル100の一方の面の全面となる領域にベース情報102が印刷されていればよく、また、後の工程において、連続シート101上にバーコード情報を印刷する必要があることから、連続シート101に対して断続的に印刷することになる。このように連続シート101上にベース情報102を印刷することによって、後にこの連続シート101を断裁した場合、このベース情報102により、図1に示した印刷層2aが形成されることになる。
次に、ニス塗布機21において、連続シート101のベース情報102が印刷された領域の一部にニスが塗布される(ステップS3)。
図6は、図5に示した連続シート101にニスが塗布された状態を示す図である。
図6に示すように、ニス塗布部21においては、図5に示した連続シート101のベース情報102が印刷された領域のうち、連続シート101の搬送方向の中央部分に沿って所定の幅を有するライン状にニス103aが塗布される。ここで、ニス103aは撥水性を有する材料であるため、連続シート101のニス103が塗布された領域は、その上に水分を含む材料が塗布された場合にその材料が染み込みにくくなる。
次に、シリコン塗布部22において、連続シート101のニス103aが塗布された領域上にシリコンが塗布される(ステップS4)。このように、連続シート101のベース情報102が印刷された領域の一部にニス103a及びシリコンを塗布することによって、後にこの連続シート101を断裁した場合、このニス103a及びシリコンにより、図1に示した剥離層3が形成されることになる。また、この際、連続シート101のニス103aが塗布された領域は、上述したような作用によって、シリコンが染み込みにくくなっている。
その後、ニス103a及びシリコンが塗布された連続シート101は再びロール状に巻き取られる(ステップS5)。
ステップS5にてロール状に巻き取られた連続シート101が再び引き出され、連続シート101のマージナル部101a,101bに設けられたマージナル孔を用いて搬送されてくると(ステップS6)、プリンタ30において、搬送されてくる連続シート101のベース情報102が印刷された領域のうち、ニス103a及びシリコンが塗布されていない領域に、与えられたデータに応じた可変情報が印字される(ステップS7)。
図7は、図2に示したプリンタ30にて連続シート101に可変情報が印字された状態を示す図である。
図7に示すように、プリンタ30においては、搬送されてくる連続シート101のベース情報102が印刷された領域のうち、ニス103a及びシリコン103bが塗布されていない領域に、与えられたデータに応じた可変情報105a〜105hが印字される。ここで、プリンタ30においては、連続シート101に印字すべき可変情報105a〜105hを示すデータが与えられている。例えば、図1に示したように名刺情報が印刷される場合、その名刺情報となる、会社名や部署名、氏名、会社の住所や電話番号等からなるデータが与えられており、このデータに応じた可変情報105a〜105hがそれぞれ連続シート101に印字されることになる。なお、この際、プリンタ30においては、連続シート101に対して、ベース情報102が印刷された領域毎に可変情報105a〜105hを印字することになる。すなわち、可変情報105a〜105hは、図1に示したような粘着ラベル1が複数配列されてなる粘着ラベル群110(図9参照)単位で連続シート101に印字されることになる。また、可変情報105a〜105hが印刷される向きについては、連続シート101にライン状に塗布されたニス103a及びシリコン103bを挟んで連続シート101の搬送方向についてその天地が反転している。また、プリンタ30においては、与えられたデータを、指定されたレイアウトで連続シート101に印字することもできる。例えば、粘着ラベルに名刺情報を印字する場合、粘着ラベルの形式を縦型とするのか横型とするのかや、名刺情報の掲載形式を横書きとするのか縦書きにするのかが指定された場合、与えられたデータを、指定された形式に応じたレイアウトで印字することができる。また、プリンタ30においては、粘着ラベル群110(図9参照)を識別可能な識別情報であるバーコード情報106が粘着ラベル群110(図9参照)毎に印刷される。
その後、可変情報105a〜105hが印刷された連続シート101は再びロール状に巻き取られる(ステップS8)。
ステップS8にてロール状に巻き取られた連続シート101が再び引き出されて搬送されてくると(ステップS9)、まず、粘着剤塗布機40において、搬送されてくる連続シート101のベース情報102が印刷された面とは反対側の面のうち、ニス103a及びシリコン103bが塗布された領域に対向する領域に粘着剤が塗布される(ステップS10)。
図8は、図2に示した粘着剤塗布機40にて連続シート101に粘着剤が塗布された状態を示す図であり、連続シート101のニス103a及びシリコン103bが塗布された面の反対側の面を示す。
図8に示すように、粘着剤塗布部40においては、搬送されてくる連続シート101のベース情報102が印刷された面とは反対側の面のうち、ニス103a及びシリコン103bが塗布された領域に対向する領域に粘着剤104が塗布されることになる。これにより、後にこの連続シート101を断裁した場合、この粘着剤104によって、図1に示した粘着剤層4が形成されることになる。
粘着剤104が塗布された連続シート101は断裁機50に搬送され、まず、断裁機50のカッター51a,51bによって、連続シート101のマージナル部101a,101bが断裁され(ステップS11)、その後、断裁機50のロータリーカッター52によって、連続シート101が粘着ラベル群110毎に単片状となるように、搬送方向に垂直な方向に断裁される(ステップS12)。
図9は、図2に示した断裁機50で連続シート101が断裁されて単片状となった状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
図9に示すように、連続シート101が断裁機50で断裁されると、複数の粘着ラベル100a〜100hが配列されてなる単片状の粘着ラベル群110が構成されることになる。この粘着ラベル群110を構成する粘着ラベル100a〜100hは、ステップS3にて連続シート101に塗布されたニス103a及びステップS4にて連続シート101に塗布されたシリコン103bによって剥離層3が形成され、また、ステップS10にて連続シート101に塗布された粘着剤104によって粘着剤層4が形成されることになる。そのため、粘着ラベル100a〜100hにおいては、剥離層3及び粘着剤層4が形成される領域が互いに隣接するように粘着ラベル群110内にて配列されている必要があり、そのために、上述したように、粘着ラベル100a〜100hに印字される情報となる可変情報105a〜105hが、連続シート101にライン状に塗布されたニス103a及びシリコン103bを挟んで連続シート101の搬送方向についてその向きが天地反転している。これにより、連続シート101の搬送方向の中央部分に沿って所定の幅を有するライン状にニス103a及びシリコン103bが塗布するだけで、粘着ラベル100a〜100hの剥離層3を形成することができる。また、粘着剤104による粘着剤層4においても同様である。
次に、断裁機50に対して単片状に断裁された粘着ラベル群110の搬送方向下流側に設けられたバーコードリーダ60において、粘着ラベル群110毎に印刷されたバーコード情報106が読み取られる(ステップS13)。なお、プリンタ30において粘着ラベル群110毎に印刷されるバーコード情報106は、粘着ラベル群110を識別可能な識別情報であって、生産管理番号等を示すものであるが、バーコード情報106の代わりにOCR認識可能な文字情報により生産管理番号を印刷しておくことも考えられる。その場合、バーコードリーダ60の代わりにOCRリーダを設け、粘着ラベル群110毎に印刷された生産管理番号を読み取ることになる。
その後、図9に示したような粘着ラベル群110は、裏面に塗布された粘着剤104と表面に塗布されたシリコン103bとが接するように重ね合わされていく。その際、バーコードリーダ60にて読み取られたバーコード情報に基づいて、粘着ラベル群110が仕分けられ、その粘着ラベル群110の最下層に台紙7(図1参照)が挿入される(ステップS14)。ここで、粘着ラベル群110に印刷されたバーコード情報106は、粘着ラベル群110を識別可能なものであるため、バーコードリーダ60にて読み取られたバーコード情報106に基づいて、同一の粘着ラベルを構成する粘着ラベル群110毎に粘着ラベル群110を仕分けることができる。なお、上述したようにバーコードリーダ60にて読み取られたバーコード情報106に基づいて粘着ラベル群110を仕分けるのではなく、断裁機50で断裁され単片状となった粘着ラベル群110の枚数をカウントすることにより粘着ラベル群110を所定枚数毎に仕分けることも考えられる。
仕分けられた状態で重ね合わされた粘着ラベル群110は、その後、コンベヤー80によって搬送されていき、断裁機70において、粘着ラベル群110を構成する粘着ラベル100a〜100h毎に断裁され、それにより、図1に示したような、粘着ラベル100a〜100hが重ね合わされて構成された粘着ラベル重畳体が製造される(ステップS15)。なお、この際、粘着ラベル群110に含まれる、バーコード情報106が印刷された領域も断裁されることになる。
本発明の、粘着ラベル重畳体の製造方法によって製造された粘着ラベル重畳体の一構成例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 本発明の粘着ラベル重畳体の製造方法の実施の一形態を実現するための粘着ラベル重畳体製造装置の構成を示す図である。 図2に示した粘着ラベル重畳体製造装置による粘着剤ラベル重畳体の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図2に示した連続シートの構造を示す図である。 図4に示した連続シートに図1に示した印刷機にてベース情報がプレ印刷された状態を示す図である。 図5に示した連続シートにニスが塗布された状態を示す図である。 図2に示したプリンタにて連続シートに可変情報が印字された状態を示す図である。 図2に示した粘着剤塗布機にて連続シートに粘着剤が塗布された状態を示す図である。 図2に示した断裁機で連続シートが断裁されて単片状となった状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
符号の説明
1 ラベル基材
2a,2b 印刷層
3 剥離層
3a ニス層
3b シリコン層
4 粘着剤層
7 台紙
10 印刷機
21 ニス塗布機
22 シリコン塗布機
30 プリンタ
40 粘着剤塗布機
50,70 断裁機
51a,51b カッター
52 ロータリーカッター
60 バーコードリーダ
80 コンベヤー
100,100a〜100h 粘着ラベル
101 連続シート
101a,101b マージナル部
102 ベース情報
103a ニス
103b シリコン
104 粘着剤
105a〜105h 可変情報
106 バーコード情報
110 粘着ラベル群

Claims (5)

  1. ラベル基材の一方の面の一部の領域に剥離層が形成されるとともに他の領域に可変情報が印字され、前記ラベル基材の他方の面のうち前記剥離層が形成された領域に対向する領域に粘着剤層が形成された複数の粘着ラベルが、前記剥離層と前記粘着剤層とが互いに接するように重ね合わされて構成された粘着ラベル重畳体の製造方法であって、
    断裁されることにより前記ラベル基材となる連続シートに前記剥離層を形成する剥離層形成工程と、
    前記連続シートに対して、前記粘着ラベルが複数配列されてなる粘着ラベル群毎に、与えられたデータに応じた可変情報を印字する印字工程と、
    前記連続シートに前記粘着剤層を形成する粘着剤層形成工程と、
    前記連続シートを前記粘着ラベル群毎に断裁する第1の断裁工程と、
    断裁された前記粘着ラベル群を予め決められた数だけ重ね合わせる積層工程と、
    前記重ね合わされた前記粘着ラベル群を、前記粘着ラベルの形状に断裁する第2の断裁工程とを有する粘着ラベル重畳体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の粘着ラベル重畳体の製造方法において、
    前記粘着ラベル群は、前記粘着剤層及び前記剥離層が形成される領域が互いに隣接するように前記粘着ラベルが配列されていることを特徴とする粘着ラベル重畳体の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の粘着ラベル重畳体の製造方法において、
    前記印字工程にて、前記粘着ラベル群を識別可能な識別情報を前記粘着ラベル群毎に前記連続シートに印字し、
    前記第1の断裁工程にて断裁された粘着ラベル群に印字された前記識別情報を読み取る読取工程を有し、
    前記積層工程にて、前記読取工程にて読み取られた識別情報に基づいて前記粘着ラベル群を仕分けることを特徴とする粘着ラベル重畳体の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粘着ラベル重畳体の製造方法において、
    前記印字工程にて、前記データに応じた可変情報を、指定された形式に応じたレイアウトで印字することを特徴とする粘着ラベル重畳体の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の粘着ラベル重畳体の製造方法により製造された粘着ラベル重畳体を構成する粘着ラベルであって、
    前記可変情報が名刺情報である粘着ラベル。
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