JPH0943723A - 曇り防止窓を備えたカメラハウジング - Google Patents

曇り防止窓を備えたカメラハウジング

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JPH0943723A
JPH0943723A JP7209077A JP20907795A JPH0943723A JP H0943723 A JPH0943723 A JP H0943723A JP 7209077 A JP7209077 A JP 7209077A JP 20907795 A JP20907795 A JP 20907795A JP H0943723 A JPH0943723 A JP H0943723A
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JP
Japan
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window
camera housing
fog
cloud
glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP7209077A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Kukino
康示 桑木野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication of JPH0943723A publication Critical patent/JPH0943723A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな電力が不必要であり、また曇りの発生
が常時良好に防止できるようにする。 【解決手段】 テレビカメラを収納するカメラハウジン
グ10に、曇り防止窓12を設ける。この曇り防止窓1
2では、外側窓ガラス14と内側窓ガラス15を間隔部
材16を介して連結し、この二重の窓ガラス14,15
の間を真空状態としてシール材17により密閉する。こ
れによれば、外側窓ガラス14と内側窓ガラス15の間
が断熱層Sとして機能し、これにより内側窓ガラス15
の曇りが解消される。なお、上記断熱層Sは窒素ガスを
封入してもよく、また乾燥空気で満たすようにしてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曇り防止窓を備えた
カメラハウジング、特にテレビカメラのカバーとして設
けられるカメラハウジングにおいて撮影窓の曇りを防止
するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビカメラのカバーとし
て、箱状のカメラハウジングが用いられており、このカ
メラハウジング内に収納されたカメラは、前側に設けら
れた撮影窓を通して撮影を行うことになる。
【0003】ところで、上記のようなカバーであるカメ
ラハウジングは、気温や湿度等が変化する環境で使用さ
れることが多く、撮影窓のガラスに曇りが生じるという
問題がある。即ち、テレビカメラの本体やレンズ部では
各種機能を実行するための機器の自己発熱があり、また
カメラ本体及びレンズ部の低温保護のために、カメラハ
ウジング内にヒータが設けられる場合もあり、このヒー
タの使用や自己発熱により内部が温められる。従って、
例えば外気温が低くなる冬場等では、カメラハウジング
内部の温度と外気温との差が大きくなり、撮影窓のガラ
ス内側に曇りが生じることになる。
【0004】そこで、従来では撮影窓のガラスの周囲に
ヒータを取り付けたり、ガラス中に熱線(ワイヤヒー
タ)を埋設したり、また撮影窓ガラスの表面に導電膜を
コーティングし、これらの部材により撮影窓を暖めるこ
とが行われる。
【0005】図4には、従来のカメラハウジングの撮影
窓部が示されており、図の例では、ハウジングの前側面
1に撮影窓2が配置され、この撮影窓2の外周にワイヤ
ヒータ3が設けられている。このような構成によれば、
ワイヤヒータ3に電力を供給することにより、撮影窓2
が暖められ、これによってガラスの曇りが解消される。
【0006】更には、上記カメラハウジング内に湿度を
下げる除湿装置を配置し、この除湿装置で撮影窓ガラス
の曇りを防止することも行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
曇り防止をするカメラハウジングでは、図4で示したワ
イヤヒータ3等のヒータ装置や除湿装置を用いることか
ら、大きな電力が必要となるという欠点がある。しか
も、常に曇りが生じないように、最適な状態で上記の各
装置を動作させる場合は制御が煩雑となり、また曇りが
発生した後に、各装置を動作させる場合は、この曇りが
解消されるまでに長時間を必要とするという不都合があ
る。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、大きな電力を必要とせず、曇りの
発生が常時良好に防止できる曇り防止窓を備えたカメラ
ハウジングを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項記載の発明は、テレビカメラを収納する
カメラハウジングにおいて、窓部材を所定の間隔で少な
くとも二重に配置し、かつこの多重の窓部材の間を密閉
して断熱層となるようにした曇り防止窓を、撮影窓とし
て設けたことを特徴とする。第2請求項記載の発明は、
上記多重の窓部材間を、真空を含む減圧状態又は窒素ガ
スを封入した状態に設定したことを特徴とする。
【0010】作用 上記の構成によれば、撮影窓として例えば二重窓ガラス
が形成され、この二重窓ガラス間に乾燥した空気等が充
填されて密閉されると、この二重窓ガラス間には断熱層
が形成される。このため、カメラハウジング内の温度と
外気温との差が大きくなった場合でも、ハウジングの内
側のガラス面に曇りが生じることはない。また、上記二
重窓ガラス間を真空又はそれに近い減圧状態とするか、
或いは窒素ガスの封入状態とすれば、断熱効果及び曇り
止め効果を更に高めることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態に係
る曇り防止窓を備えたカメラハウジングの構成が示さ
れ、図2には曇り防止窓の構成が示され、図3にはカメ
ラハウジングの外観が示されている。図3に示されるよ
うに、カメラハウジング10は、前側面11の撮影窓と
して、二重窓とされた長方形(又は円形等)の曇り防止
窓12を有している。この曇り防止窓12は、図2にも
示されるように、外側窓ガラス14と内側窓ガラス15
を間隔部材16を介して接着剤で連結しており、この間
隔部材16には熱伝導率の低い材料、例えば合成樹脂材
料が用いられる。
【0012】また、この外側窓ガラス14と内側窓ガラ
ス15の間は、間隔部材16の外側でシリコン樹脂材料
等からなるシール材17により密閉する。なお、この外
側窓ガラス14、内側窓ガラス15、間隔部材16は外
周に配置した枠部材によって、連結するようにしてもよ
い。
【0013】そして、この外側窓ガラス14と内側窓ガ
ラス15の間の空間が断熱層Sとして形成され、当該例
ではこの断熱層S内を真空又はそれに近い減圧状態とし
ている。また、この断熱層Sに無色透明の窒素ガス等を
封入してもよく、更には乾燥状態の空気を入れるように
してもよい。なお、上記の曇り防止窓12の内側近傍
に、テレビカメラ19のレンズ部20が配置される。
【0014】当該例は以上の構成からなり、以下にその
作用を説明する。例えば、冬場等では上記曇り防止窓1
2の外側窓ガラス14が外気により冷やされる一方、内
側窓ガラス15はカメラハウジングの内気により暖めら
れる。しかし、当該例では、真空状態の断熱層Sが存在
するため、外側窓ガラス14と内側窓ガラス15との間
で熱交換がされることはない。従って、内側窓ガラス1
5は表裏面で大きな温度差が生じることはなく、内側窓
ガラス15の内側での曇りの発生が防止される。
【0015】なお、上記断熱層Sでは、上記間隔部材1
6を熱伝導率の低い材質とし、またシール材17をシリ
コン樹脂材料とすることにより、その断熱性を良好に維
持できることになる。そして、この断熱性を良好とする
ため、上記間隔部材16においては2枚のガラス14,
15に接触する面積を小さくすることが好ましい。
【0016】上記実施形態の説明では、曇り防止窓12
の二重の窓部材にガラスを用いたが、プラスチック材料
等の他の材料で曇り防止窓を構成することもでき、また
この曇り防止窓は三重窓とし、2つの断熱層Sを形成す
ることも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、少なくとも二重窓とし、この窓部材間が
密閉により断熱層となるようにした曇り防止窓を撮影窓
として設けたので、大電力を消費することなく、曇りが
常に防止できるという利点がある。
【0018】また、第2請求項記載の発明によれば、上
記の窓部材間を、減圧状態又は窒素ガスを封入した状態
に設定したので、外側窓部材と内側窓部材の間の断熱効
果、引いては曇り止め効果を高めることができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る曇り防止窓を備えたカ
メラハウジングの構成を示す断面図である。
【図2】実施形態の曇り防止窓の構造を示す分解斜視図
である。
【図3】実施形態におけるカメラハウジングの外観斜視
図である。
【図4】従来のカメラハウジングの撮影窓を内側から示
した図である。
【符号の説明】
2 … 撮影窓、 10 … カメラハウジング、 12 … 曇り防止窓、 14 … 外側窓ガラス、 15 … 内側窓ガラス、 16 … 間隔部材、 17 … シール材、 S … 断熱層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラを収納するカメラハウジン
    グにおいて、窓部材を所定の間隔で少なくとも二重に配
    置し、かつこの多重の窓部材の間を密閉して断熱層とな
    るようにした曇り防止窓を、撮影窓として設けたことを
    特徴とする曇り防止窓を備えたカメラハウジング。
  2. 【請求項2】 上記多重の窓部材間を、真空を含む減圧
    状態又は窒素ガスを封入した状態に設定したことを特徴
    とする上記第1請求項記載の曇り防止窓を備えたカメラ
    ハウジング。
JP7209077A 1995-07-25 1995-07-25 曇り防止窓を備えたカメラハウジング Pending JPH0943723A (ja)

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Effective date: 20040506