JPH0943714A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0943714A
JPH0943714A JP7191841A JP19184195A JPH0943714A JP H0943714 A JPH0943714 A JP H0943714A JP 7191841 A JP7191841 A JP 7191841A JP 19184195 A JP19184195 A JP 19184195A JP H0943714 A JPH0943714 A JP H0943714A
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JP
Japan
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light
light flux
image
flux
lens
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JP7191841A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Honda
努 本田
Toshihiro Hamamura
俊宏 濱村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19622802A priority patent/DE19622802A1/de
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Priority to US08/834,107 priority patent/US5953546A/en
Priority to US10/680,340 priority patent/US7133608B1/en
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】銀塩写真撮影とビデオ撮影の両撮影機能を有
し、かつ、撮像素子を測光素子として用いることなく高
い精度でTTL測光を行うことができるカメラを提供す
る。 【解決手段】被写体からの光を結像させる撮影レンズ1
と、撮影レンズ1を通過した光束の光路を、第1光束L
1が進む光路と第2光束L2が進む光路とのいずれかに
切り替えるメインミラーと、第1光束L1で形成される
像の位置にフィルム8が位置しうるように、フィルム8
の前方にシャッター6を備えた銀塩写真撮影系Gと、第
2光束L2で形成される像の位置に撮像素子18を備
え、かつ、撮像素子18へ向かう第2光束L2の光量を
制限するNDフィルター13,リレー絞り16を備えた
ビデオ撮影系Vと、1次像I1を空中像として観測する
位置において、NDフィルター13に入射する前の第2
光束L2を用いて測光を行う測光素子SEとを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関するも
のであり、更に詳しくは、銀塩写真撮影とビデオ撮影
(電子写真方式のスチル撮影とムービー撮影を含む。)と
が可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオカメラでは銀塩写真撮影
を行うことができず、一眼レフカメラ等の銀塩写真方式
のカメラではビデオ撮影を行うことができない。これに
対し、特開昭63−247738号公報には、銀塩写真
撮影とビデオ撮影とが可能なカメラが提案されている。
このカメラでは、光学系が銀塩写真撮影系とビデオ撮影
系と光学ファインダー系とに分離独立しており、銀塩写
真撮影系とビデオ撮影系の両方の測光制御を1つの測光
素子を用いて行う構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭63
−247738号では、一般的なコンパクトカメラと同
様、外部測光方式が採用されているため、測光素子の光
学系と各撮影系との間にパララックス(parallax)が生じ
てしまい、正確な測光を行うことができない。また、撮
影レンズの画角等を変化させる場合には、測光素子の光
学系についてもレンズの交換又は追加を行わなければな
らない。
【0004】撮影レンズを銀塩写真撮影系とビデオ撮影
系とに共用し、撮影レンズを通過してきた光を用いてT
TL(through the taking lens)測光を行うようにすれ
ば、パララックスの発生がなく、撮影レンズの画角等の
変化にも対応することができる。しかし、撮影レンズを
銀塩写真撮影系とビデオ撮影系とに共用した場合でも、
ビデオ撮影系における光量制御は、銀塩写真撮影系にお
ける露光制御とは別に行われなければならない。
【0005】一般的なビデオカメラの光量制御は、撮像
素子を測光素子として用い、撮像素子から連続的に取り
出されたデータに基づく絞りのフィードバック制御によ
って行われる。ところが、絞りはAE(Autoexposure)連
動範囲が小さいため、絞り込むと光の回折によって小絞
りボケが発生し、その結果、映像品質が低下するといっ
た問題が生じる。また、ビデオ回路が作動してから絞り
制御が開始されるため、ビデオ撮影の初期段階で撮像素
子に対する露光量がオーバーするといった問題が生じ
る。これらの問題を解決するために、上記絞りに加えて
NDフィルターを備えたカメラが知られている。
【0006】しかし、撮影レンズを銀塩写真撮影系とビ
デオ撮影系とに共用し、撮影レンズを通過してきた光を
用いてTTL測光を行おうとしても、上記のように撮像
素子を測光素子として用いると、撮像素子の前方に位置
する絞りやNDフィルターによって測光精度が低下する
結果、銀塩写真撮影系での露光制御を正確に行うことが
できなくなってしまう。
【0007】本発明は上記のような点に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、銀塩写真撮影とビデオ撮影
の両撮影機能を有し、かつ、撮像素子を測光素子として
用いることなく高い精度でTTL測光を行うことができ
るカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のカメラは、被写体からの光を結像させ
る撮影レンズと、該撮影レンズを通過した光束を第1光
束と第2光束とに分割する光分割手段と、前記第1光束
で形成される像の位置に感光部材が位置しうるように、
該感光部材の前方にシャッターを備えた銀塩写真撮影系
と、前記第2光束で形成される像の位置に撮像素子を備
え、かつ、該撮像素子へ向かう第2光束の光量を制限す
る光量制限手段を備えたビデオ撮影系と、前記撮影レン
ズを通過した光束のうち前記光量制限手段に入射してい
ない光束を用いて測光を行う測光素子と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0009】第1の発明の構成によると、測光素子は撮
影レンズを通過した光束のうち光量制限手段に入射して
いない光束を用いて測光を行うため、光量制限手段によ
って測光値が影響を受けることはない。この測光素子を
用いれば撮像素子を測光用に用いる必要がないので、測
光素子により得られた測光値に基づいて、ビデオ回路の
作動前に光量制限手段を作動させたり、ビデオ回路の作
動後に光量制限手段を再作動させたりすることが可能に
なる。また、第2光束は光分割手段によって常に生じる
ため、銀塩写真撮影中であっても測光素子は第2光束を
受光することになる。
【0010】第2の発明のカメラは、被写体からの光を
結像させる撮影レンズと、該撮影レンズを通過した光束
の光路を、第1光束が進む光路と第2光束が進む光路と
のいずれかに切り替える光路切替手段と、前記第1光束
で形成される像の位置に感光部材が位置しうるように、
該感光部材の前方にシャッターを備えた銀塩写真撮影系
と、前記第2光束で形成される像の位置に撮像素子を備
え、かつ、該撮像素子へ向かう第2光束の光量を制限す
る光量制限手段を備えたビデオ撮影系と、前記撮影レン
ズを通過した光束の光路が前記光路切替手段で第2光束
の光路に切り替えられた状態において、前記撮影レンズ
を通過し、かつ、前記光量制限手段に入射する前の光束
を用いて測光を行う測光素子と、を具備することを特徴
とする。
【0011】第2の発明の構成によると、測光素子は、
撮影レンズを通過した光束の光路が前記光路切替手段で
第2光束の光路に切り替えられた状態において、前記撮
影レンズを通過し、かつ、前記光量制限手段に入射する
前の光束を用いて測光を行うため、光量制限手段によっ
て測光値が影響を受けることはない。この測光素子を用
いれば撮像素子を測光用に用いる必要がないので、測光
素子により得られた測光値に基づいて、ビデオ回路の作
動前に光量制限手段を作動させたり、ビデオ回路の作動
後に光量制限手段を再作動させたりすることが可能にな
る。
【0012】第3の発明のカメラは、上記第1,第2の
発明において、前記光量制限手段が絞りとNDフィルタ
ーの少なくともいずれかから成っている。光量制限手段
として絞りを用いれば、ビデオ回路作動前の絞り制御が
可能になり、光量制限手段としてNDフィルターを用い
れば、ビデオ回路作動前のNDフィルターのセットやビ
デオ回路作動後のNDフィルターのセットのやり直しが
可能になる。また、光量制限手段として絞りと共にND
フィルターを用いれば、小絞りボケの発生を防止するこ
とができる。
【0013】第4の発明のカメラは、上記第1,第2の
発明において、前記撮像素子に至る前に前記第2光束で
形成された1次像を空中像として観測する位置に、前記
測光素子を配置した構成になっている。このような構成
によると、測光素子の配置の自由度が向上する。
【0014】第5の発明のカメラは、上記第1の発明に
おいて、前記シャッターの幕面を前記感光部材とほぼ等
しい反射率を有するものとし、さらに、該シャッターの
幕面での反射光を結像させる結像レンズを設け、該結像
レンズで形成された像が受光面上に形成されるように前
記測光素子を配置した構成になっている。第5の発明の
構成によると、シャッターの幕面での反射光で、測光素
子の受光面上に像が形成されることになる。
【0015】第6の発明のカメラは、被写体からの光を
結像させる撮影レンズと、該撮影レンズを通過した光束
を第1光束と第2光束とに分割する第1光分割手段と、
前記第1光束で形成される像の位置に感光部材が位置し
うるように、該感光部材の前方にシャッターを備えた銀
塩写真撮影系と、前記第2光束を第3光束と第4光束と
に分割する第2光分割手段と、前記第3光束で形成され
る像の位置に撮像素子を備え、かつ、該撮像素子へ向か
う第3光束の光量を制限する光量制限手段を備えたビデ
オ撮影系と、前記第4光束を用いて測光を行う測光素子
と、を具備することを特徴とする。
【0016】第7の発明のカメラは、被写体からの光を
結像させる撮影レンズと、該撮影レンズを通過した光束
の光路を、第1光束が進む光路と第2光束が進む光路と
のいずれかに切り替える光路切替手段と、前記第1光束
で形成される像の位置に感光部材が位置しうるように、
該感光部材の前方にシャッターを備えた銀塩写真撮影系
と、前記第2光束を第3光束と第4光束とに分割する光
分割手段と、前記第3光束で形成される像の位置に撮像
素子を備え、かつ、該撮像素子へ向かう第3光束の光量
を制限する光量制限手段を備えたビデオ撮影系と、前記
第4光束を用いて測光を行う測光素子と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0017】第6,第7の発明の構成によると、測光素
子は第4光束を用いて測光を行うので、第3光束の光量
を制限する光量制限手段によって測光値が影響を受ける
ことはない。この測光素子を用いれば撮像素子を測光用
に用いる必要がないので、測光素子により得られた測光
値に基づいて、ビデオ回路の作動前に光量制限手段を作
動させたり、ビデオ回路の作動後に光量制限手段を再作
動させたりすることが可能になる。特に、第6の発明の
構成では、常に、第2光束が第1光分割手段によって生
じ第4光束が第2光分割手段によって生じるため、銀塩
写真撮影中であっても測光素子は第4光束を受光するこ
とになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施したカメラを
図面を参照しつつ説明する。なお、実施形態相互で同一
の部分や相当する部分には同一の符号を付して重複説明
を省略する。
【0019】《第1実施形態》図1は、第1実施形態の
縦断面構造を示している。本実施形態のカメラは、レン
ズ鏡胴OPとカメラボディBOとから成っている。レン
ズ鏡胴OP内には、被写体からの光を結像させる撮影レ
ンズ1,撮影レンズ1に入射した光束を規制する絞り2
及び絞り2の制御を行う絞り制御部3が設けられてい
る。一方、カメラボディBO内には、メインミラーM
1,銀塩写真撮影系G,ビデオ撮影系V,測光素子S
E,測距素子SF等が設けられている。
【0020】メインミラーM1は、撮影レンズ1を通過
した光束の光路を、図1中破線で示す回動により、第1
光束L1が進む光路と第2光束L2が進む光路とのいず
れかに切り替える光路切替手段である(図中、各光束を
近軸光線で表現する。)。このメインミラーM1は、全
反射ミラーであるが、後述する第2実施形態のように、
撮影レンズ1を通過した光束を第1光束L1と第2光束
L2とに分割する固定のハーフミラー(例えば、ペリク
ルミラー)M4(図2)を、メインミラーM1として用い
てもよい。
【0021】銀塩写真撮影系Gは、第1光束L1で形成
される像Iの位置にフィルム8が位置しうるように、フ
ィルム8の前方にシャッター6及びフィルムレール7を
備えており、フィルム8の後方にフィルム圧板9を備え
ている。そして、通常の一眼レフカメラと同様、フィル
ム8面上に形成された像Iは銀塩写真方式で記録される
(即ち、フィルム露光が行われる。)ことになる。なお、
フィルム8の代わりに銀塩写真方式の記録に用いること
ができる他の感光部材を用いてもよい。
【0022】また、メインミラーM1の後方には、AF
(autofocus)ミラーM2が配置されている。AFミラー
M2によって第1光束L1の一部がミラーボックスMB
底部に向けて反射され、その反射光束は結像レンズ5に
よって測距素子SF上に結像する。測距素子SFはライ
ンCCD(Charge Coupled Device)から成り、この測距
素子SFで得られたAF情報に基づいて位相差方式のA
Fが行われる。
【0023】ビデオ撮影系Vは、第2光束L2で形成さ
れる2次像I2の位置にエリアCCDから成る撮像素子
18を備え、かつ、コンデンサーレンズ10,ミラーM
3,NDフィルター13,NDフィルター制御部14,
リレーレンズ15,リレー絞り16,リレー絞り制御部
17を備えている。
【0024】メインミラーM1での反射により光路が切
り替えられた第2光束L2は、まず、コンデンサーレン
ズ10に入射する。コンデンサーレンズ10は、後述す
るリレーレンズ15に第2光束L2を導く集光レンズで
あり、その入射面近傍には空中像として1次像I1が形
成される。この1次像I1の像面近傍には、通常の一眼
レフカメラに用いられているような焦点板(拡散板)は存
在しない。第2光束L2の光路中に焦点板を設けると、
ビデオ撮影画像の品質が劣化するからである。
【0025】コンデンサーレンズ10の後方にはミラー
M3が配置されており、ミラーM3の中央部分の背面側
にはSPC(silicone photo cell)から成る測光素子S
Eが配置されている。ミラーM3は、中央部分が半透過
面(ハーフミラー)HMでそれ以外の部分が全反射ミラー
となっている。従って、コンデンサーレンズ10から射
出された第2光束L2は、その一部がミラーM3を透過
し、測光素子SEの受光面Sで受光される。測光素子S
Eにより得られた測光値は、銀塩写真撮影系Gについて
は絞り制御部3やシャッタースピード制御部(不図示)で
の制御に用いられ、ビデオ撮影系VについてはNDフィ
ルター制御部14やリレー絞り制御部17での制御に用
いられる。
【0026】このように測光素子SEは、撮像素子18
に至る前に第2光束L2で形成された1次像I1を空中
像として観測する位置に配置されているが(このとき、
受光面S上はデフォーカス状態にある。)、これは、前
述したように像面位置に焦点板が存在せず、そのため焦
点板上の像を観測するような測光を行うことができない
からである。従って、本実施形態によると、多分割測光
(評価測光)を行うことはできないが、測光素子SEを高
い自由度で配置することがため、カメラ全体のコンパク
ト化を図ることは可能である。なお、本実施形態によれ
ば平均測光や中央重点測光は可能である。
【0027】ミラーM3で反射された第2光束L2は、
円板状のNDフィルター13に入射する。NDフィルタ
ー13は、撮像素子18へ向かう第2光束L2の光量を
制限する光量制限手段である。このNDフィルター13
には、所定の回転角度範囲ずつ透過率の異なる領域が形
成されているので、NDフィルター13を回転させて適
当な領域を第2光束L2の光路中に位置させると、所望
の透過率で減光させることができる。このNDフィルタ
ー13の回転角度位置の制御は、測光素子SEにより得
られた測光値に基づいてNDフィルター制御部14によ
って行われる。
【0028】NDフィルター13を通過した光束は、リ
レーレンズ15に入射する。リレーレンズ15は、撮像
素子18上に2次像I2が形成されるように、第2光束
L2を撮像素子18に導く。また、リレーレンズ15中
には、光量制限手段として、撮像素子18へ向かう第2
光束L2の光量を制限するリレー絞り(虹彩絞り)16が
設けられている。このリレー絞り16の絞り制御は、測
光素子SEにより得られた測光値に基づいてリレー絞り
制御部17によって行われる。なお、NDフィルター1
3やリレー絞り16の代わりに、電子写真方式の光量制
限に用いることができる他の光量制限手段を用いてもよ
い。
【0029】そして、撮像素子18上に形成された2次
像I2は、電子写真方式で撮像素子18からの信号によ
り記録媒体(不図示)に記録されることになる。上記記録
媒体への映像の記録によってビデオ撮影は完了するが、
撮像素子18からの信号は液晶ファインダー(不図示)に
映像を映し出すためにも用いられる。使用者は、液晶フ
ァインダーを見ながら、レリーズボタン(不図示)をON
することにより銀塩写真撮影を行い(レリーズボタンの
半押しで測光が開始され、全押しでフィルム露光が開始
される。)、録画ボタン(不図示)をONすることにより
ムービー又はスチルのビデオ撮影を行う。
【0030】なお、銀塩写真撮影系Gの露光制御は、常
に測光素子SEで得られた測光値に基づいて行われる
が、ムービー撮影におけるビデオ撮影系Vの光量制御
は、撮影開始当初だけ測光素子SEで得られた測光値に
基づいて行われ、その後は従来のビデオカメラと同様、
撮像素子18を測光素子として用いるフィードバック制
御によって行われる。
【0031】以上、説明したように、測光素子SEはミ
ラーM3を透過した第2光束L2を受光面Sで受光する
ので、測光素子SEは撮影レンズ1を通過した光束の光
路がメインミラーM1で第2光束L2の光路に切り替え
られた状態において、撮影レンズ1を通過し、かつ、N
Dフィルター13及びリレー絞り16に入射する前の光
束を用いて測光を行うことになる。このため、NDフィ
ルター13及びリレー絞り16によって測光値が影響を
受けることはなく、従って、高い精度でTTL測光を行
うことができる。
【0032】また、この測光素子SEを用いれば撮像素
子18を測光用に用いる必要がないので、測光素子SE
により得られた測光値に基づいて、ビデオ回路(不図示)
の作動前にNDフィルター13やリレー絞り16を作動
させたり、ビデオ回路の作動後にNDフィルター13や
リレー絞り16を再作動させたりすることが可能にな
る。つまり、ビデオ回路作動前のリレー絞り16の制御
やNDフィルター13のセットが可能であり、ビデオ回
路作動後の絞り制御やNDフィルター13のセットのや
り直しが可能になる。従って、撮像素子18を測光用に
用いた場合に生じるビデオ撮影の初期段階での撮像素子
18に対する露光量オーバーを防止することができ、ビ
デオ撮影での光量制御だけでなく銀塩写真撮影系での露
光制御をも正確に行うことができる。
【0033】また、光量制限手段としてリレー絞り16
と共にNDフィルター13が用いられているので、リレ
ー絞り16の絶対値が不明な場合でも、小絞りボケの発
生を防止することができ、小絞りボケに起因する映像品
質の低下を防止することができる。
【0034】なお、従来より、絞りに加えてNDフィル
ターを備えたカメラが知られているが、使用者が被写体
の明るさを判断してビデオ回路作動前に手動でNDフィ
ルターをセットしなければならないため、適正な光量制
御が難しく操作も煩わしいといった問題がある。これに
対し本実施形態では、測光素子SEでの測定結果に基づ
いてNDフィルター制御部14やリレー絞り制御部17
がNDフィルター13やリレー絞り16を制御するた
め、使用者がNDフィルター13を操作しなくても最適
な光量制御を行うことができる。
【0035】また、本実施形態のカメラは銀塩写真撮影
とビデオ撮影の両撮影機能を有するが、撮影レンズ1は
銀塩写真撮影系Gとビデオ撮影系Vとに共用され、撮影
レンズ1を通過してきた光を用いてTTL測光が行われ
るので、パララックスの発生がなく、撮影レンズ1の画
角等の変化にも対応することができる。
【0036】前述したビデオ撮影系Vは、通常の一眼レ
フカメラのファインダー系に相当するので、本実施形態
のようにメインミラーM1として全反射ミラーを用いた
場合には、銀塩写真撮影時にミラーM1のはね上げによ
ってビデオ撮影系Vがブラックアウトするが、全光量を
銀塩写真撮影系Gに用いることができるというメリット
はある。
【0037】逆に、本実施形態においてメインミラーM
1として固定のハーフミラーM4(図2)を用いた場合に
は、ビデオ撮影系V,銀塩写真撮影系G共に用いうる光
量は少なくなるが、例えば、ムービー撮影中に銀塩写真
撮影を行ってもブラックアウトが生じず、測光が中断し
ないというメリットはある。また、フラッシュ撮影時に
フラッシュ光を制御するためのダイレクト測光素子がな
くても、測光素子SEを通常の銀塩開放測光とフラッシ
ュ調光用の銀塩絞り込み測光(TTLダイレクト測光)と
に兼用することができる。
【0038】《第2実施形態》図2は、第2実施形態の
縦断面構造を示している。測距素子SF及び結像レンズ
5はミラーボックスMB底部に設けられているが、ここ
では図示省略している。メインミラーM4は、光分割手
段として設けられた固定のハーフミラーであり、撮影レ
ンズ1を通過した光束を第1光束L1と第2光束L2と
に分割する。第2光束L2が入射するビデオ撮影系Vに
は、ミラーM3(図1)の代わりに全反射ミラーM5が設
けられている。
【0039】また、シャッター6’の幕面は、フィルム
8とほぼ等しい反射率を有している。そして、ミラーボ
ックスMB底部には、このシャッター6’の幕面での反
射光(二点鎖線で示す。)を結像させる結像レンズ4が設
けられており、結像レンズ4で形成された像が受光面S
上に形成されるように測光素子SEが配置されている。
測光素子SEは、従来より知られているTTLダイレク
ト測光素子と同様、フィルム面近傍のシャッター幕面で
反射した拡散光を観測することになるので、撮影レンズ
1を通過した光束のうちNDフィルター13及びリレー
絞り16に入射していない第1光束L1を用いて、測光
が行われることになる。このため、NDフィルター13
及びリレー絞り16によって測光値が影響を受けること
はなく、従って、高い精度でTTL測光を行うことがで
きる点で、これに関して第1実施形態と同様の効果が得
られることになる。
【0040】さらに、シャッター6’の幕面での反射光
で測光素子SEの受光面S上に像が形成されることにな
るため、被写体を正確に測光することができ、多分割測
光(評価測光)を行うこともできる。メインミラーM4が
用いられているため、前述したように、ブラックアウト
や測光の中断がなくなり、測光素子SEを通常の銀塩開
放測光とフラッシュ調光用の銀塩絞り込み測光とに兼用
することができるというメリットもある。
【0041】《第3実施形態》図3は、第3実施形態の
要部縦断面構造を示している。測光素子SE及び結像レ
ンズ4がミラーボックスMBのシャッター6’側上方に
設けられている以外は、第2実施形態と構成は同じであ
り、同様の効果が得られる。
【0042】ところで、撮影レンズ1等を内蔵するレン
ズ鏡胴OPを、従来の一眼レフカメラ用交換レンズと共
用しうるようにすれば、フランジバックは一定である。
そのため、メインミラーM4として固定のハーフミラー
を用いた場合には、従来のミラーボックスMBにおいて
全反射ミラーの跳ね上げのために必要とされていたスペ
ース分だけ、メインミラーM4の前方にスペースの余裕
ができることになる。
【0043】そこで、メインミラーM4を従来の全反射
メインミラーよりも前方に配置すれば、ミラーボックス
MBのシャッター6’側にスペースの余裕ができる。そ
のスペースを部品配置用として利用すれば、その分だけ
カメラボディBOのコンパクト化を図ることができる。
本実施形態では、このスペースを利用して、上方からシ
ャッター6’の幕面をにらむように測光素子SEを配置
している。
【0044】《第4実施形態》図4は、第4実施形態の
要部縦断面構造を示している。測光素子SE及び結像レ
ンズ4がミラーボックスMBの底部前方に設けられてい
る以外は、第3実施形態と構成は同じであり、同様の効
果が得られる。
【0045】例えば、測距素子SFをミラーボックスM
Bのシャッター6’側底部に配置すると、測光素子SE
に向かう反射光束(第1光束L1)がAFミラーM2によ
って一部ケラレてしまい、測光素子SE上に一部像が形
成されない部分ができてしまう。これは、測光精度の低
下を招く。前述したようにメインミラーM4を従来より
も前方に配置すれば、AFミラーM4も前方に位置させ
ることができる。AFミラーM4は前方に位置するほど
第1光束L1に対して相対的に小さくなるので、前述の
余裕ができたスペースに測光素子SEを配置しても、A
FミラーM2による第1光束L1のケラレの影響は小さ
く抑えられ、測光精度が向上する。そこで、本実施形態
では、ミラーボックスMBの底部前方からシャッター
6’の幕面をにらむように、前述の余裕ができたスペー
スに測光素子SEを配置しているのである。
【0046】《第5実施形態》図5は、第5実施形態の
要部縦断面構造を示している。測光素子SE及び結像レ
ンズ4と測距素子SF及び結像レンズ5との配置を入れ
換えた以外は、第4実施形態と構成は同じであり、同様
の効果が得られる。なお、測光素子SE,測距素子SF
等をよりコンパクトに配置するため、測距素子SFと結
像レンズ5との間にミラーM6を配置して、測距素子S
Fに向かう光路を折り曲げている。
【0047】《第6実施形態》図6(A)は第6実施形態
の要部横断面構造を示しており、図6(B)は第6実施形
態の要部縦断面構造を示している。測光素子SE及び結
像レンズ4がメインミラーM4の左右にそれぞれ1個ず
つの配置されている以外は、第2実施形態と構成は同じ
であり、同様の効果が得られる。
【0048】シャッター6’の幕面を斜めに観測する
と、幕面の位置により大きく異なった角度で拡散した光
が受光面Sに入射することになる。これは、測光誤差の
原因となり易い。そこで、本実施形態では、測光素子S
E及び結像レンズ4をメインミラーM4の左右に配置す
ることにより、シャッター6’の幕面から大差ない角度
で拡散した光が受光面Sに入射するようにして、測光精
度を向上させている。また、メインミラーM4の左右は
他のメカ構成との関係でスペースがとり易いので、この
構成には配置の自由度が高いといったメリットもある。
【0049】《第7実施形態》図7は第7実施形態の縦
断面構造を示しており、図8は第7実施形態を構成する
コンデンサーレンズ11を示している。ビデオ撮影系V
にはミラーM3(図1)の代わりに全反射ミラーM5が設
けられており、コンデンサーレンズ11の側方に測光素
子SE及び結像レンズ4が配置されている以外は、第1
実施形態と構成は同じであり、同様の効果が得られる。
【0050】コンデンサーレンズ12は、コンデンサー
レンズ10(図1)のミラーM3側のレンズと同じもので
あるが、コンデンサーレンズ11は、図8(A)に示すよ
うに、一方のレンズ片の一平面に半透過膜を形成して、
その半透過膜がレンズ内に位置するように他方のレンズ
片と結合させたものである。そして、このコンデンサー
レンズ11は、図7及び図8(B)に示すように、撮像素
子18に至る前に第2光束L2で形成された1次像I1
の像面近傍位置に、上記半透過膜から成る半透過面HM
が位置するようにして位置決めされる。また、コンデン
サーレンズ11の側方には、半透過面HMで反射された
反射光束を結像させる結像レンズ4と測光素子SEが配
置されている。
【0051】第2光束L2は半透過面HMで第3光束L
3と第4光束L4とに分割されるので、半透過面HMを
透過した第3光束L3がNDフィルター13側へ進んで
撮像素子18上に2次像I2を形成することになる。一
方、半透過面HMで反射された第4光束L4は、結像レ
ンズ4によって受光面S上で結像する。従って、半透過
面HMからの反射光で、測光素子SEの受光面S上に2
次像が形成されることになる。このように測光素子SE
の受光面S上に像が形成されるため、被写体を正確に測
光することができ、多分割測光(評価測光)を行うことも
できる。なお、結像レンズ4と測光素子SEとの間に拡
散板を配置して、その拡散板上に形成した2次像を測光
素子SEで観測するようにしてもよい。
【0052】上記のように第4光束L4は、測光素子S
Eによる測光に用いられるので、第3光束L3の光量を
制限するNDフィルター13及びリレー絞り16によっ
て測光値が影響を受けることはない。従って、高い精度
でTTL測光を行うことができる点で、これに関して第
1実施形態と同様の効果が得られることになる。なお、
メインミラーM1の代わりにハーフミラーから成る固定
のメインミラーM4を用いれば、前述したように、ブラ
ックアウトや測光の中断がなくなり、測光素子SEを通
常の銀塩開放測光とフラッシュ調光用の銀塩絞り込み測
光とに兼用することができる。
【0053】《第8実施形態》図9は第8実施形態の縦
断面構造を示している。第2光束L2が入射するビデオ
撮影系Vにおいて、ミラーM3の半透過面HMと測光素
子SEとの間に結像レンズ4が設けられている以外は、
第1実施形態と構成は同じであり、同様の効果が得られ
る。
【0054】第2光束L2は半透過面HMで第3光束L
3と第4光束L4とに分割されるので、半透過面HMで
反射された第3光束L3がNDフィルター13側へ進ん
で撮像素子18上に2次像I2を形成することになる。
一方、半透過面HMを通過した第4光束L4は、結像レ
ンズ4によって受光面S上で結像する。従って、半透過
面HMからの透過光で、測光素子SEの受光面S上に2
次像が形成されることになる。このように測光素子SE
の受光面S上に像が形成されるため、被写体を正確に測
光することができ、多分割測光(評価測光)を行うことも
できる。なお、結像レンズ4と測光素子SEとの間に拡
散板を配置し、その拡散板上に形成した2次像を測光素
子SEで観測するようにしてもよい。
【0055】上記のように第4光束L4は、測光素子S
Eによる測光に用いられるので、第3光束L3の光量を
制限するNDフィルター13及びリレー絞り16によっ
て測光値が影響を受けることはない。従って、高い精度
でTTL測光を行うことができる点で、これに関して第
1実施形態と同様の効果が得られることになる。なお、
メインミラーM1の代わりにハーフミラーから成る固定
のメインミラーM4を用いれば、前述したように、ブラ
ックアウトや測光の中断がなくなり、測光素子SEを通
常の銀塩開放測光とフラッシュ調光用の銀塩絞り込み測
光とに兼用することができる。
【0056】《第9実施形態》図10は第9実施形態の
縦断面構造を示している。第2光束L2が入射するビデ
オ撮影系Vには、ミラーM3(図1)の代わりに全反射ミ
ラーM5が設けられており、光分割用プリズム19と光
学ファインダー系Fが設けられている以外は、第1実施
形態と構成は同じであり、同様の効果が得られる。な
お、光分割用プリズム19の代わりにハーフミラーを用
いてもよい。
【0057】光分割用プリズム19内には半透過面HM
が形成されており、この半透過面HMで第2光束L2が
第3光束L3と第4光束L4とに分割される。そして、
半透過面HMを通過した第3光束L3は、NDフィルタ
ー13側へ進んで撮像素子18上に2次像I2を形成
し、一方、半透過面HMで反射された第4光束L4は、
光学ファインダー系Fに進む。
【0058】光学ファインダー系Fは、ミラーM6,リ
レーレンズ20,焦点板FS,接眼レンズ21等から成
っている。第4光束L4は、まず、ミラーM6で全反射
され、リレーレンズ20によって焦点板FS上で結像す
る。焦点板FS上に形成された2次像I2’は、接眼レ
ンズ21で瞳Eに観察されるとともに、2次像I2’を
にらむように配置された測光素子SEにより測光に用い
られる。焦点板FSからの透過光で測光素子SEの受光
面S上に像が形成されるため、被写体を正確に測光する
ことができ、多分割測光(評価測光)を行うこともでき
る。
【0059】上記のように第4光束L4は、測光素子S
Eによる測光に用いられるので、第3光束L3の光量を
制限するNDフィルター13及びリレー絞り16によっ
て測光値が影響を受けることはない。従って、高い精度
でTTL測光を行うことができる点で、これに関して第
1実施形態と同様の効果が得られることになる。また、
ビデオ撮影系Vのほかに光学ファインダーFを備えてい
るので、ビデオ撮影系Vを作動させなくても被写体を観
察することできる。なお、メインミラーM1の代わりに
ハーフミラーから成る固定のメインミラーM4を用いれ
ば、前述したように、ブラックアウトや測光の中断がな
くなり、測光素子SEを通常の銀塩開放測光とフラッシ
ュ調光用の銀塩絞り込み測光とに兼用することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、第1,第3〜第5
の発明によれば、測光は撮影レンズを通過した光束のう
ち前記光量制限手段に入射していない光束を用いて行わ
れるため、撮像素子を測光素子として用いることなく高
い精度でTTL測光を行うことができる。従って、撮像
素子を測光用に用いた場合に生じるビデオ撮影の初期段
階での撮像素子に対する露光量オーバーを防止すること
ができ、ビデオ撮影での光量制御だけでなく銀塩写真撮
影系での露光制御をも正確に行うことができる。そし
て、上記露光量オーバーはビデオ撮影の初期段階で発生
するため、ムービー撮影に関しては撮影開始当初だけ測
光素子を用いて測光を行えば、その後の測光は撮像素子
のみで行うことも可能である。また、第2光束は光分割
手段によって常に生じて測光素子で受光されるため、銀
塩写真撮影中であっても測光素子を用いた測光が可能で
ある。
【0061】第2〜第4の発明によれば、測光は、撮影
レンズを通過した光束の光路が前記光路切替手段で第2
光束の光路に切り替えられた状態において、前記撮影レ
ンズを通過し、かつ、前記光量制限手段に入射する前の
光束を用いて行われるため、撮像素子を測光素子として
用いることなく高い精度でTTL測光を行うことができ
る。従って、撮像素子を測光用に用いた場合に生じるビ
デオ撮影の初期段階での撮像素子に対する露光量オーバ
ーを防止することができ、ビデオ撮影での光量制御だけ
でなく銀塩写真撮影系での露光制御をも正確に行うこと
ができる。そして、上記露光量オーバーはビデオ撮影の
初期段階で発生するため、ムービー撮影に関しては撮影
開始当初だけ測光素子を用いて測光を行えば、その後の
測光は撮像素子のみで行うことも可能である。
【0062】また、第1〜第5の発明に係るカメラは銀
塩写真撮影とビデオ撮影の両撮影機能を有するが、撮影
レンズは銀塩写真撮影系とビデオ撮影系とに共用され、
撮影レンズを通過してきた光を用いてTTL測光が行わ
れるので、パララックスの発生がなく、撮影レンズの画
角等の変化にも対応することができる。
【0063】第3の発明によれば、ビデオ回路作動前の
絞り制御やNDフィルターのセット,ビデオ回路作動後
のセットのやり直し等が可能になるため、絞りの絶対値
が不明な場合でも、ビデオ撮影の初期段階で絞りやND
フィルターによって撮像素子に対する露光量がオーバー
するのを防止することができる。また、光量制限手段と
して絞りと共にNDフィルターを用いれば、小絞りボケ
に起因する映像品質の低下をNDフィルターで防止する
ことができる。
【0064】第4の発明によれば、測光素子を高い自由
度で配置することがため、カメラ全体のコンパクト化を
図ることが可能である。第5の発明によれば、測光素子
の受光面上に像が形成されるため、被写体の正確な測光
が可能であり、また、多分割測光やフラッシュ撮影時の
ダイレクト測光が可能である。
【0065】第6,第7の発明によれば、測光は第4光
束を用いて行われるため、撮像素子を測光素子として用
いることなく高い精度でTTL測光を行うことができ
る。従って、撮像素子を測光用に用いた場合に生じるビ
デオ撮影の初期段階での撮像素子に対する露光量オーバ
ーを防止することができ、ビデオ撮影での光量制御だけ
でなく銀塩写真撮影系での露光制御をも正確に行うこと
ができる。そして、上記露光量オーバーはビデオ撮影の
初期段階で発生するため、ムービー撮影に関しては撮影
開始当初だけ測光素子を用いて測光を行えば、その後の
測光は撮像素子のみで行うことも可能である。
【0066】また、第6,第7の発明に係るカメラは銀
塩写真撮影とビデオ撮影の両撮影機能を有するが、撮影
レンズは銀塩写真撮影系とビデオ撮影系とに共用され、
撮影レンズを通過してきた光を用いてTTL測光が行わ
れるので、パララックスの発生がなく、撮影レンズの画
角等の変化にも対応することができる。特に、第6の発
明では、第4光束が第2光分割手段によって常に生じて
測光素子で受光されるため、銀塩写真撮影中であっても
測光素子を用いた測光が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す縦断面図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す縦断面図。
【図3】本発明の第3実施形態を示す縦断面図。
【図4】本発明の第4実施形態を示す縦断面図。
【図5】本発明の第5実施形態を示す縦断面図。
【図6】本発明の第6実施形態の横断面構造及び縦断面
構造を示す断面図。
【図7】本発明の第7実施形態を示す縦断面図。
【図8】第7実施形態を構成するコンデンサーレンズの
構造を説明するための斜視図。
【図9】本発明の第8実施形態を示す縦断面図。
【図10】本発明の第9実施形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
OP …レンズ鏡胴 BO …カメラボディ G …銀塩写真撮影系 V …ビデオ撮影系 F …光学ファインダー系 MB …ミラーボックス SE …測光素子 SF …測距素子 M1 …メインミラー(光路切替手段) M4 …メインミラー(光分割手段,第1光分割手段) M2 …AFミラー M3,M5,M6 …ミラー HM …半透過面(光分割手段,第2光分割手段) I …像 I1 …1次像 I2 …2次像 1 …撮影レンズ 4 …結像レンズ 5 …結像レンズ 6,6’ …シャッター 8 …フィルム(感光部材) 10〜12 …コンデンサーレンズ 13 …NDフィルター 14 …NDフィルター制御部 15 …リレーレンズ 16 …リレー絞り(絞り) 17 …リレー絞り制御部 18 …撮像素子 19 …光分割用プリズム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体からの光を結像させる撮影レンズ
    と、 該撮影レンズを通過した光束を第1光束と第2光束とに
    分割する光分割手段と、 前記第1光束で形成される像の位置に感光部材が位置し
    うるように、該感光部材の前方にシャッターを備えた銀
    塩写真撮影系と、 前記第2光束で形成される像の位置に撮像素子を備え、
    かつ、該撮像素子へ向かう第2光束の光量を制限する光
    量制限手段を備えたビデオ撮影系と、 前記撮影レンズを通過した光束のうち前記光量制限手段
    に入射していない光束を用いて測光を行う測光素子と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】被写体からの光を結像させる撮影レンズ
    と、 該撮影レンズを通過した光束の光路を、第1光束が進む
    光路と第2光束が進む光路とのいずれかに切り替える光
    路切替手段と、 前記第1光束で形成される像の位置に感光部材が位置し
    うるように、該感光部材の前方にシャッターを備えた銀
    塩写真撮影系と、 前記第2光束で形成される像の位置に撮像素子を備え、
    かつ、該撮像素子へ向かう第2光束の光量を制限する光
    量制限手段を備えたビデオ撮影系と、 前記撮影レンズを通過した光束の光路が前記光路切替手
    段で第2光束の光路に切り替えられた状態において、前
    記撮影レンズを通過し、かつ、前記光量制限手段に入射
    する前の光束を用いて測光を行う測光素子と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】前記光量制限手段が絞りとNDフィルター
    の少なくともいずれかから成ることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】前記撮像素子に至る前に前記第2光束で形
    成された1次像を空中像として観測する位置に、前記測
    光素子を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】前記シャッターの幕面を前記感光部材とほ
    ぼ等しい反射率を有するものとし、さらに、該シャッタ
    ーの幕面での反射光を結像させる結像レンズを設け、該
    結像レンズで形成された像が受光面上に形成されるよう
    に前記測光素子を配置したことを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ。
  6. 【請求項6】被写体からの光を結像させる撮影レンズ
    と、 該撮影レンズを通過した光束を第1光束と第2光束とに
    分割する第1光分割手段と、 前記第1光束で形成される像の位置に感光部材が位置し
    うるように、該感光部材の前方にシャッターを備えた銀
    塩写真撮影系と、 前記第2光束を第3光束と第4光束とに分割する第2光
    分割手段と、 前記第3光束で形成される像の位置に撮像素子を備え、
    かつ、該撮像素子へ向かう第3光束の光量を制限する光
    量制限手段を備えたビデオ撮影系と、 前記第4光束を用いて測光を行う測光素子と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】被写体からの光を結像させる撮影レンズ
    と、 該撮影レンズを通過した光束の光路を、第1光束が進む
    光路と第2光束が進む光路とのいずれかに切り替える光
    路切替手段と、 前記第1光束で形成される像の位置に感光部材が位置し
    うるように、該感光部材の前方にシャッターを備えた銀
    塩写真撮影系と、 前記第2光束を第3光束と第4光束とに分割する光分割
    手段と、 前記第3光束で形成される像の位置に撮像素子を備え、
    かつ、該撮像素子へ向かう第3光束の光量を制限する光
    量制限手段を備えたビデオ撮影系と、 前記第4光束を用いて測光を行う測光素子と、 を具備することを特徴とするカメラ。
JP7191841A 1995-06-08 1995-07-27 カメラ Pending JPH0943714A (ja)

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DE19622802A DE19622802A1 (de) 1995-06-08 1996-06-07 Kamera
US08/834,107 US5953546A (en) 1995-06-08 1997-04-14 Camera
US10/680,340 US7133608B1 (en) 1995-06-08 2003-10-08 Camera

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