JPH0943291A - 処理方法及び処理装置並びに処理システム - Google Patents

処理方法及び処理装置並びに処理システム

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JPH0943291A
JPH0943291A JP7210104A JP21010495A JPH0943291A JP H0943291 A JPH0943291 A JP H0943291A JP 7210104 A JP7210104 A JP 7210104A JP 21010495 A JP21010495 A JP 21010495A JP H0943291 A JPH0943291 A JP H0943291A
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detecting
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JP7210104A
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Kazuo Motoda
和郎 元田
Tamio Kubota
民雄 窪田
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TERU ENG KK
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
TERU ENG KK
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理体の処理に直接関係しないものの接近
や侵入を確実に報知して安全性を向上させることができ
る処理装置を提供する。 【構成】 本処理装置1は、LCD用基板Sが搬出入さ
れる搬出入部2と、この搬出入部2において搬出入され
るLCD用基板Sを認識するカセットセンサ6と、この
カセットセンサ6により認識されるLCD用基板Sをそ
の通過領域で検出しあるいはその通過領域以外で侵入物
体を検出する物体検出センサ7と、この物体検出センサ
7により侵入物体を検出した時に異常信号を送信する信
号コントローラ8と、この信号コントローラ8の異常信
号に基づいて警告を発する警告灯9とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理方法及び処理装置
並びに処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハや液晶表示体(L
CD)用基板等の被処理体を製造する場合には、CVD
装置、エッチング装置などを処理装置を用いてそれぞれ
の処理を行なって、被処理体の表面に多数の電気回路を
組み込み、その後検査装置を用いて被処理体の電気的特
性検査を行なうようにしている。このような処理を行な
う装置として、例えば、特開平2−25764号公報等
に開示され検査装置がある。この検査装置は、未検査の
LCD用基板が複数収納されたカセットからLCD用基
板を1枚ずつ自動的に取り出し、LCD用基板表面に形
成された電気回路を自動的に検査するようにしたもので
ある。
【0003】上記検査装置は、一般に、LCD用基板を
ロード、アンロードするローダ部と、このローダ部から
受け取ったLCD用基板の電気的検査を行なうプローバ
部とを備えている。このローダ部は、例えばカセットを
載置するカセット載置部と、このカセット載置部に載置
されたカセット内のLCD用基板を1枚ずつ取り出して
プローバ部へ搬送する搬送装置とを備えている。プロー
バ部は、ローダ部の搬送装置から受け取ったLCD用基
板を保持する基板載置台と、この基板載置台上に載置さ
れたLCD用基板の各電極パッドと電気的に接触するプ
ローブ針を有するプローブボードとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の検査装置等の処理装置の場合には、処理装置が
稼動している間に、オペレータや作業車などが処理装置
(特に、LCD用基板の搬出入部)に対して必要以上に
接近したり、場合によってはオペレータの手などが処理
作業領域内に侵入したりしても、処理装置はそのまま稼
動して作業を継続する虞があった。特に、最近ではLC
D用基板が大型化する傾向にあり、例えば600mm角
サイズのLCD用基板が供給されるようになって来てい
る。これに伴ってその処理装置も大型化して来ており、
処理装置の稼動中にオペレータが装置全体を監視するこ
とが難しく、特に上述のような異物の接近や侵入を常時
監視することは困難であるため、その安全対策が処理装
置の課題になっている。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、被処理体の処理に直接関係しないものの接
近や侵入を確実に知ることができ、安全性を向上させる
ことができる処理方法及び処理装置並びに処理システム
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の処理装置は、被処理体が搬出入される搬出入部と、こ
の搬出入部において搬出入される被処理体を認識する認
識手段と、この認識手段により認識される被処理体をそ
の通過領域で検出しあるいはその通過領域及び/または
その領域以外で侵入物体を検出する物体検出手段と、こ
の物体検出手段により上記侵入物体を検出した時に異常
信号を送信する信号制御手段と、この信号制御手段の異
常信号に基づいて警告を発する警告発生手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の処理装置
は、請求項1に記載の発明において、上記搬出入部から
被処理体を搬送制御手段の制御下で1枚ずつ搬送する搬
送部と、この搬送部を介して搬送された上記被処理体を
処理制御手段の制御下で処理する処理部と設け、上記搬
送制御手段は上記異常信号に基づいて上記搬送部の作業
を停止させることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の処理装置
は、請求項2に記載の発明において、上記処理制御手段
は上記異常信号に基づいて処理中の被処理体を処理終了
まで処理を継続させることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項4に記載の処理装置
は、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明に
おいて、上記物体検出手段は、上記被処理体をその通過
領域で検出する第1検出部と、上記侵入物体を上記通過
領域以外で検出する第2検出部を有することを特徴とす
るものである。
【0010】また、本発明の請求項5に記載の処理装置
は、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の発明に
おいて、上記被処理体の処理履歴及び事故履歴を磁気的
に記録する磁気記録手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】また、本発明の請求項6に記載の処理方法
は、被処理体を搬出入部に搬入する際に、上記搬出入部
へ搬入される被処理体を認識手段により認識する認識工
程と、この認識工程で認識された被処理体をその通過領
域で検出しあるいはその通過領域及び/またはその領域
以外で侵入物体を物体検出手段により検出する物体検出
工程と、この物体検出工程で侵入物体を検出した時に警
告発生手段により警告を発する警告発生工程とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項7に記載の処理シス
テムは、被処理体を処理する処理装置と、この処理装置
において被処理体を自動的に搬出入する自動搬送車と、
これら両者を統合管理するホストコンピュータとを備
え、上記処理装置は、被処理体が搬出入される搬出入部
と、この搬出入部から被処理体を搬送制御手段の制御下
で1枚ずつ搬送する搬送部と、この搬送部を介して搬送
された上記被処理体を処理制御手段の制御下で処理する
処理部とを有し、且つ、上記搬出入部において搬出入さ
れる被処理体を認識する認識手段と、この認識手段によ
り認識される被処理体をその通過領域で検出しあるいは
その通過領域及び/またはその領域以外で侵入物体を検
出する物体検出手段と、この物体検出手段により上記侵
入物体を検出した時に異常信号を送信する信号制御手段
と、この信号制御手段の異常信号に基づいて警告を発す
る警告発生手段とを設け、上記信号制御手段の異常信号
に基づき、上記ホストコンピュータは上記自動搬送車に
よる搬出入作業を停止させる一方、上記搬送制御手段は
上記搬送部の作業を停止させると共に上記処理制御手段
は処理中の被処理体を処理終了まで処理を継続させるこ
とを特徴とするである。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、処理
装置の搬出入部へ被処理体を搬入する際に、この搬出入
部において搬出入される被処理体を認識手段が認識する
と共にその認識信号を信号制御手段へ送信する。また、
この認識手段により認識された被処理体が搬出入部へ搬
入される際に物体検出手段がその被処理体を検出すると
共にその検出信号を信号制御手段へ送信する。すると、
認識手段及び物体検出手段の双方が信号を受信した信号
制御手段は異常信号を送信すことがない。しかし、例え
ば、信号制御手段が認識手段の検出信号を受信せず、物
体検出手段から侵入物体の検出信号を受信すると、異常
信号を警告発生手段へ送信し、警告発生手段から警告を
発してオペレータに注意を喚起することができる。
【0014】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、例えば、信号制
御手段が認識手段の信号を受信せず、物体検出手段から
侵入物体の検出信号を受信すると、信号制御手段は異常
信号を搬送制御手段にも送信し、搬送制御手段を介して
被処理体の搬送部の作業を停止させることができる。
【0015】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項2に記載の発明において、例えば、信号制
御手段が認識手段の信号を受信せず、物体検出手段から
侵入物体の検出信号を受信すると、信号制御手段は異常
信号を処理制御手段にも送信し、処理制御手段を介して
処理部において処理中の被処理体の処理を終了するまで
そのまま継続させ、処理中でなければ即時停止させるこ
とができる。
【0016】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項〜請求項3のいずれか一つに記載の発明に
おいて、上記物体検出手段は、上記被処理体をその通過
領域で検出する第1検出部と、上記物体を上記通過領域
以外で検出する第2検出部を有するため、第1検出部の
みで搬出入時の被処理体を検出した時には警告を発生す
ることがなく、第1検出部及び/または第2検出部にお
いて侵入物体を検出した時には信号制御手段を介して異
常信号を送信することができる。
【0017】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の発明
において、上記被処理体の処理履歴及び事故履歴を磁気
的に記録する磁気記録手段を設けたため、被処理体の処
理内容、処理枚数などを磁気記録手段に記録することが
できると共に、異常発生の時間、回数などを磁気記録手
段に記録し、処理装置の稼動状況を確認することができ
る。
【0018】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、被処理体を搬出入部に搬入する際に、搬出入部へ
搬入される被処理体を認識手段により認識し、その被処
理体をその通過領域で物体検出手段により検出すると、
警告を発することがない。しかし、例えば、認識手段が
被処理体を認識せず、物体検出手段が侵入物体を検出す
ると、警告発生手段により警告を発し、オペレータに注
意を喚起することができる
【0019】また、本発明の請求項7に記載の発明によ
れば、ホストコンピュータによる管理下で、自動搬送車
から処理装置の搬出入部へ被処理体を搬入する際に、こ
の搬出入部において搬出入される被処理体を認識手段が
認識し、その認識信号を信号制御手段へ送信する。ま
た、この認識手段により認識された被処理体が搬出入部
へ搬入される際に物体検出手段がその被処理体を通過領
域内で検出し、その検出信号を信号制御手段へ送信す
る。すると、認識手段及び物体検出手段の双方の信号を
受信した信号制御手段は異常信号を送信すことがない。
しかし、例えば、信号制御手段が認識手段から信号を受
信せず、物体検出手段から侵入物体の検出信号を受信す
ると、信号制御手段は警告発生手段、搬送制御手段、処
理制御手段及びホストコンピュータへ異常信号を送信す
る。これに基づいて処理装置では警告発生手段が警告を
発してオペレータに注意を喚起し、また、搬送制御手段
を介して被処理体の搬送部での搬送作業を停止させると
共に、処理部において被処理体を処理している最中であ
ればその処理を終了するまで処理制御手段を介して処理
中の被処理体の処理をそのまま継続さることができる。
この時、ホストコンピュータではその異常を自動搬送車
に通知して自動搬送車による作業を停止させることがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、図1〜図6に示すLCD用基板の検査
装置を例に挙げて本発明の処理装置及び検査システムを
説明する。本実施例の検査装置1は、LCD用基板Sの
搬出入から検査まで全自動で行なうことができるもの
で、例えば図1、図2に示すように、被処理体としての
LCD用基板Sをカセット単位で搬入、搬出する搬出入
部2と、この搬出入部2からLCD用基板Sを1枚ずつ
搬送するローダ部3と、このローダ部3を介して搬送さ
れたLCD用基板Sを検査するプローバ部4とを備え、
他の処理装置と共にホストコンピュータ50(図5参
照)によって統合管理されている。
【0021】また、上記検査装置1は、図1、図2に示
すように、搬出入部2において自動搬送車5との間で自
動的に搬出入されるLCD用基板Sを収納したカセット
Cを認識する認識手段、例えばカセットセンサ6と、こ
のカセットセンサ6により認識されたカセットCをその
通過領域で検出しあるいはその通過領域及び/またはそ
の領域以外で侵入物体を検出する物体検出手段、例えば
物体検出センサ7と、この物体検出センサ7により外部
から侵入する物体例えばオペレータの手やその他の侵入
障害物を検出した時に異常信号を送信する信号制御手
段、即ち信号コントローラ8と、この信号コントローラ
8の異常信号に基づいて警告を発する警告発生手段、例
えば警告灯9とを備えている。
【0022】そして、上記搬出入部2にはカセットCを
載置する上述のカセット載置部10が2箇所に設けられ
ており、これらのカセット載置部10は正面側から奥行
方向(図2の上側)に向けて所定間隔をあけて縦列に2
箇所配置されている。このカセット載置部10は必要に
応じて更に増設することができる。そして、各カセット
載置部10には自動搬送車5のアーム(図示せず)が侵
入する溝空間11が装置正面に対して平行に形成され、
この溝空間11内でカセットCを保持したアームが昇降
し、カセットCが溝空間11を跨いだ状態でカセット載
置部10上へカセットCを載置するようにしてある。こ
の自動搬送車5はホストコンピュータ50との交信に基
づいて前工程のLCD用基板Sをカセット単位で搬出入
部2まで搬送し、検査後にはLCD用基板Sをカセット
単位で後工程へ搬送するようにしてある。また、図示し
てないが、カセット載置部10にはカセットCのコーナ
ー部に係合する位置決め部材、及びカセットCの向きを
検出する向き検出装置がそれぞれ設けられている。
【0023】また、自動搬送車5には例えば断線検査、
特性検査などの検査内容を検査装置1へ光情報として伝
達する情報伝達部12Aが設けられ、また、搬出入部の
側面には情報伝達部12Aの光情報を受信してその情報
を電気信号に変換する信号交換部12Bが設けられてい
る。即ち、情報伝達部12Aと信号変換部12Bとの間
で光信号を授受し、光情報を信号変換部12Bで電気的
な信号に変換してカセットC内の電気的検査を後述の読
取装置と連繋して過誤なく行なうようにしてある。この
光通信はデジタル化してPCM化することにより多数の
情報を伝達することができる。
【0024】また、上記カセットCを検出するカセット
センサ6は、例えば赤外線を発光する光電変換素子など
からなる発光素子を有する発光部6Aと、この発光部6
Aからの光線を受光する受光素子を有する受光部6Bと
を備えたラインセンサとして構成されている。これら発
光部6A及び受光部6Bは溝空間11の両側にカセット
Cを挟むように配設され、これら両者6A、6B間での
光線の遮断によりカセットCを検出し、それを認識する
と共にその検出信号を上述のように信号コントローラ8
へ送信するようにしてある。また、カセットセンサ6と
してバーコードリーダを用い、このバーコードリーダに
よりカセットCに設けられたバーコードを読取ることに
よりカセットCを認識するようにしても良い。
【0025】上記物体検出センサ7は、図1〜図3に示
すように、例えば赤外線を発光する光電変換素子を有す
る発光部7Aと、この発光部7Aからの赤外線をその対
向位置で受光する受光素子を有する受光部7Bとを備え
た一対のラインセンサとして構成されている。発光部7
Aはカセット載置部10の装置正面側端に配設されてい
ると共に、受光部7BはカセットCをカセット載置部1
0の最奥端に配設されている。また、物体検出センサ7
の高さは搬出入口の高さをカバーする丈に形成されてい
る。従って、物体検出カセンサ7は、搬出入部2の搬出
入口の正面全領域で物体を検出できるようにしてあり、
搬出入部2の両端部間をカセットCなどの侵入物体が発
光部7Aと受光部7B間を横断する時に、両者7A、7
B間で遮断される赤外線によりカセットCなどの侵入物
体を検出すると共にその検出信号を上述のように信号コ
ントローラ8へ送信するようにしてある。
【0026】更に、上記発光部7Aは、図2に示すよう
に、上述のようにカセットCが搬出入時に通過する領域
をカバーする第1発光部71Aと、その通過領域以外の
領域をカバーする第2発光部72Aからなり、受光部7
Bもこれに対応して第1、第2受光部71B、72Bか
らなっている。そして、第1発光部71A及び第1受光
部71Bは例えば第1検出部71として下方に配置さ
れ、第2発光部72A及び第2受光部72Bが第2検出
部72として第1検出部の上方に配置されている。そし
て、第1検出部71の検出信号と第2検出部72の検出
信号は次に説明するように信号コントローラ8において
異なった作用をするようにしてある。
【0027】上記信号コントローラ8は、図1に示すよ
うに、カセットセンサ6及び物体検出センサ7からの信
号に基づいて異常信号を警告灯9及び後述のマイクロコ
ンピュータ及びその周辺回路を有するローダコントロー
ラ及びプローバコントローラへ送信するようにしてあ
る。つまり、カセットセンサ6によりカセットCを検出
し、更に物体検出センサ7が第1検出部71でのみカセ
ットCを検出した時には、搬出入時のカセットCである
と判断して各センサ6、7からの信号を処理し、異常信
号を送信せず、警告灯9を点燈しないようにしてある。
【0028】ところが、例えば、カセットセンサ6がカ
セットCを検出せず、物体検出センサ7の第1検出部7
1及び/または第2検出部72でオペレータの手やその
他の侵入物体を検出した時には、カセットC以外の物体
が接近しあるいは侵入しものとして判断し、信号コント
ローラ8がその信号を処理し、異常信号を警告灯9へ送
信し、警告灯9を点燈するなどしてオペレータに注意を
喚起するようにしてある。また、カセットセンサ6がカ
セットCを検出し、物体検出センサ7がカセットCの搬
出入通過領域から外れ、第2検出部72でカセットCを
検出した場合には、信号コントローラ8により搬出入異
常として判断し、異常信号を送信するようにしてある。
従って、カセットセンサCは搬出入部2内へ搬入される
カセットCを検出するセンサとして機能し、物体検出セ
ンサ7は搬出入部2へ接近し、侵入する物体を検出する
非常用のセンサとして機能し、また、信号コントローラ
8はカセットセンサ6及び物体検出センサ7の検出信号
に基づいて異常信号の送信をON、OFFするスイッチ
として機能するようになっている。
【0029】また、上記搬出入部2のカセット載置部1
0にはカセットC内に収納されたLCD用基板Sの収納
枚数を計数する計数装置13が配設されている。この計
数装置13は発光部13A及び受光部13Bからなり、
これら両者13A、13Bは溝空間11の両側に形成さ
れた開口部14に配設されている。そして、発光部13
Aと受光部13Bは溝空間11の下方で連結され、図示
しないボールネジなどの駆動機構(図示せず)により開
口部14において昇降するように構成されている。従っ
て、計数装置13が開口部14において昇降する間に光
線が遮断された回数などを計数することによりLCD用
基板Sの収納枚数を計数するようにしてある。尚、カセ
ットCは、例えば図2に示すように、正面前面が開口
し、内側面に25段の支持溝C1が上下方向に所定間隔
(例えば、10mm)をもって形成され、25枚のLC
D用基板Sを水平に収納するようにしてあり、LCD用
基板Sを25枚単位で搬出入部2において搬入、搬出す
るものである。
【0030】また、図2に示すように上記カセットCの
上面のコーナー部には例えばバーコード15が設けられ
ていると共に上記搬出入部2の上方には第1光学文字読
取装置(第1OCR)16が配設され、第1OCR16
によりバーコード15を読取るようにしてある。このバ
ーコード15にはLCD用基板Sをロット単位で管理す
る情報、例えば、ユーザー名、LCD用基板Sの枚数、
種類、検査の種類(断線検査、機能検査等の種類)など
を表わす検査情報が書き込まれている。また、第1OC
R16は図1に示すようにローダ部3のローダコントロ
ーラ17が接続され、更にインターフェース17Aを介
してホストコンピュータ50に接続されている。従っ
て、ローダコントローラ17はホストコンピュータ50
の管理下でローダ部3を制御するようにしてある。ま
た、ローダコントローラ17はプローバ部4のプローバ
コントローラ18にも接続され、相互に交信して検査時
に連繋作動するようにしてある。このプローバコントロ
ーラ18はプローバ部4を制御するようにしてある。ま
た、プローバコントローラ18はテストシステム19に
接続され、テストシステム19からの指令に基づいてプ
ローバ部4を制御するようにしてある。
【0031】従って、第1OCR16がバーコード15
の読取り信号をローダコントローラ17へ送信すると、
ローダコントローラ17は後述の基板搬送ロボット20
を制御してカセットC内のLCD用基板Sをプローバ部
4へ搬送すると共に、検査済みのLCD用基板Sをプロ
ーバ部4からカセットC内へ収納するようにしてある。
そして、この動作は第1OCR16の読取り内容に従っ
てロット単位で行なうようにしてある。カセット内の全
LCD用基板Sの検査が終了すると、ローダコントロー
ラ17はインターフェース17Aを介してホストコンピ
ュータ50へその旨の信号を送信すると、ホストコンピ
ュータ50は自動搬送車5と交信し、検査済みのカセッ
トCの搬出指令を出すようにしてある。
【0032】また、上記ローダ部3には図3、図4に示
すようにLCD用基板Sを1枚ずつ搬送する基板搬送ロ
ボット20が配設されている。この基板搬送ロボット2
0はX方向に沿って配設された細長形状の基台21上に
配設されている。基台21にはX方向に向けて延設され
た一対のガイドレール22が配設されている。そして、
基板搬送ロボット20は後述するように両ガイドレール
22の左端及び右端位置においてLCD用基板Sを受け
渡しするようにしてある。また、基台21上には基板搬
送ロボット20をX方向で往復移動させる水平ボールネ
ジ23が両ガイドレール22の間に配設されている。水
平ボールネジ23の右端には駆動モータ24が取り付け
られ、この駆動モータ24により水平ボールネジ23を
介して基板搬送ロボット20がガイドレール22に従っ
て往復移動するようにしてある。
【0033】また、基板搬送ロボット20には、ガイド
レール22に従ってX方向で往復移動する移動台25
と、この移動台25においてZ方向に昇降可能に支持さ
れた台座26と、この台座26に取り付けられた多関節
アーム27と、この多関節アーム27の先端に回転可能
に連結された基板保持ハンド28とが設けられている。
台座26には下方へ延びる垂直ボールネジ29が連結さ
れ、この垂直ボールネジ29は移動台25を貫通してい
る。この移動台25上には駆動モータ30が配設され、
この駆動モータ30のウォームギア31が垂直ボールネ
ジ29と噛合している。そして、駆動モータ30の回転
をウォームギア31を介して垂直ボールネジ29に伝達
すると共に、台座26をZ方向で昇降するようにしてあ
る。また、多関節アーム27は、回転軸を中心に回転し
て基板保持ハンド28を搬出入部2及びプローバ部4の
いずれの方向にも向くようにしてあると共に、基板保持
ハンド28を水平方向で屈伸してカセットC内及びプロ
ーバ部4内へ進出するようにしてある。尚、32は台座
26をZ方向にガイドするガイド部材である。
【0034】更に、図2に示すように上記ローダ部3に
は基板搬送ロボット20によるLCD用基板Sの搬送状
況を監視する監視手段33が設けられている。この監視
手段33は、主としてローダ部3での搬送状況を撮像す
るCCDカメラ33A(図2参照)と、このCCDカメ
ラ33Aからの信号を画像処理するOCRなどからなる
画像処理装置33Bと、この画像処理装置33Bの処理
信号に基づく画像を表示する表示装置33Cとを備えて
いる。図2に示すようにCCDカメラ33Aはローダ部
3の上方に配設され、表示装置33Cはローダ部3の正
面に配設されており、これら両者により装置本体の正面
においてLCD用基板Sの搬送状況を監視するようにし
てある。しかも、その表示画面が同図に示すように左右
に回転すると共に、上下に昇降できるようにしてある。
また、上記画像処理装置33Bと表示装置33Cの間に
はローダコントローラ17が介在し、このローダコント
ローラ17を介して赤、緑、青のカラー信号を表示装置
33Cへ送信し、表示装置33Cにカラー画像を表示す
るようにしてある。また、CCDカメラ33Aは、図2
に示すように全方位に正逆回転可能になっており、LC
D用基板Sの搬送状況の他、搬出入部2及びローダ部3
全体を監視できるようにしてある。また、この表示装置
33Cは操作パネルとしても用いられ、パネル表示に従
ってローダ駆動部18を操作するようにしてある。
【0035】また、上記プローバ部4には図3に示すよ
うにX方向の中央位置にLCD用基板Sの電気的検査を
行なう検査部34が配設されている。また、この検査部
34のX方向の両側にはローダ部3と検査部34との間
でLCD用基板Sを受け渡す受渡し部35A、35Bが
配設されている。図3における左側の受渡し部35A及
び右側の受渡し部35Bはそれぞれ左ステージ36A及
び右ステージ36Bを備え、各ステージ36A、36B
が基台37上においてX方向で移動するように構成され
ている。この基台37上にはX方向に向けて一対のガイ
ドレール38が配設されている。これらのガイドレール
38の左端部は左側の受渡し部35A位置まで延設さ
れ、それぞれの右端部は右側の受渡し部35Bの位置ま
で延設されている。
【0036】そして、上記基台37上には左右のステー
ジ36A、36Bが下面で螺合する第1ボールネジ39
A、39Bがそれぞれ配設されている。左側の第1ボー
ルネジ39Aは一対のガイドレール38間で外側寄り
(図3では下側寄り)に配設され、右側の第1ボールネ
ジ39Bは一対のガイドレール38間でローダ部3より
に配設され、左右のボールネジ39A、39Bは互いに
干渉しないようにしてある。また、左右の第1ボールネ
ジ39A、39Bの外端には駆動モータ40A、40B
がそれぞれ取り付けられ、各駆動モータ40A、40B
の正逆回転により各ボールネジ39A、39Bを介して
左右のステージ36A、36BがX方向でガイドレール
38に従って個別に往復移動するようにしてある。ま
た、左右の受渡し部35A、35Aにはローダ部3から
左右のステージ36A、36B上に受け取ったLCD用
基板Sをアライメントするアライメント機構のCCDカ
メラ41A、41Bがそれぞれ配設されている。各CC
Dカメラ41A、41BによりLCD用基板Sのクロス
マークなどからなるアライメントマークを撮像しながら
LCD用基板Sをアライメントするようにしてある。各
CCDカメラ41A、41Bは、図1、図5に示すうよ
うに、画像処理部42A、42Bを介して表示装置43
に接続され、アライメント状況を表示装置43によって
監視できるようにしてある。
【0037】また、左右のステージ36A、36B上に
はLCD用基板Sを例えば真空チャック方式で着脱可能
に載置する基板載置台44A、44BがY方向で往復移
動可能に配設されている。そして、左右のステージ36
A、36B上にはそれぞれの基板載置台44A、44B
が下面で螺合する第2ボールネジ45A、45Bがそれ
ぞれ配設されている。左側の第2ボールネジ45Aは左
ステージ36A上に配設された一対のガイドレール46
A間に配設され、右側の第2ボールネジ45Bは右ステ
ージ36B上に配設された一対のガイドレール46B間
に配設されている。また、左右の第2ボールネジ45
A、45Bの外端(図1では下側)には駆動モータ45
A、45Bがそれぞれ取り付けられ、各駆動モータ45
A、45Bの正逆回転により各ボールネジ45A、45
Bを介して基板載置台44A、44BがY方向でガイド
レール46A、46Bに従って個別に往復移動するよう
にしてある。
【0038】また、左右のステージ36A、36Bは基
板載置台44A、44BをZ方向で昇降させる昇降機構
(図示せず)を備えている。そして、例えば左ステージ
36A上のLCD用基板Sを検査する場合には、左ステ
ージ36Aが上述した駆動機構により検査部34の検査
位置へ移動し、ここで昇降機構により基板載置台44A
がZ方向で上昇し、検査部34のプローブ針にLCD用
基板Sの電極パッドが接触して電気的検査を行なうよう
にしてある。
【0039】そして、上述したローダ部3の駆動機構及
びプローバ部4の駆動機構は、図1、図5に示すよう
に、ローダコントローラ17及びプローバコントローラ
18の制御下でそれぞれ駆動するようにしてある。そし
て、ローダコントローラ17は、信号コントローラ8か
ら異常信号を受信しない時にはローダ部3の駆動機構即
ち基板搬送ロボット20が動作中であればそのまま正常
な動作として継続するように基板搬送ロボット20を制
御し、信号コントローラ8から信号を受信した時に基板
搬送ロボット20の動作を停止制御するようにしてあ
る。一方、プローバコントローラ18は、信号コントロ
ーラ8から信号を受信しない時にはプローバ部4におけ
る動作をそのまま継続し、信号コントローラ8から異常
信号を受信した時に検査部34においてLCD用基板S
の検査中である場合にはそのLCD用基板Sの検査が終
了するまでそのまま検査を継続するようにしてある。
【0040】また、図5に示すように各コントローラ1
7、18には、固定ディスク、フロッピーディスクなど
からなる記憶手段47が接続され、この記憶手段47に
ローダ部3及びプローバ部4におけるLCD用基板Sの
処理履歴及び事故履歴等を記録するようにしてある。ま
た、各コントローラ17、18は互いに接続され、互い
に連繋して作動するようにしてある。
【0041】また、図1に示すようにLCD用基板Sの
コーナー部にはバーコード(図示せず)が設けられてい
ると共にカセット載置部10からプローバ部4に至るL
CD用基板Sの搬送経路には例えば第2OCR48が配
設され、第2OCR48によりバーコードを読取るよう
にしてある。このバーコードにはLCD用基板Sを枚葉
単位で管理する情報、例えば、LCD用基板Sの種類、
検査の種類(断線検査、機能検査等の種類)などを表わ
す検査情報が書き込まれている。また、第2OCR48
には図1に示すようにプローバコントローラ18が接続
され、更に、このプローバコントローラ18には上述の
ようにプローバ部4、テストシステム19などが接続さ
れている。このテストシステム19はホストコンピュー
タ50に接続され、ホストコンピュータ50の制御下で
作動するようにしてある。また、プローバコントローラ
18はテストシステム19の制御下でプローバ部3を駆
動させるようにしてある。
【0042】従って、第2OCR48がバーコードの読
取り信号をプローバコントローラ18へ送信すると、プ
ローバコントローラ18は検査部34内で基板載置台4
4A、44Bのインデックス送りなどの移動を制御する
ようにしてある。一方、テストシステム19はプローバ
コントローラ18から受信信号に基づいてプローブボー
ドへ電圧を印加してバーコード15に書き込まれた電気
的検査を行なうようにしてある。これらの動作は第2O
CR48の読取り内容に従って枚葉単位で行なうように
してある。ロット単位の検査が終了すると、その旨の信
号をホストコンピュータ50へ送信するようにしてあ
る。
【0043】次に、本発明の処理方法を上記検査装置1
の動作と共に説明する。LCD用基板を検査する場合に
は、まず、ホストコンピュータ50と自動搬送車5との
間で無線通信を行ない、ホストコンピュータ50から自
動搬送車5に対してLCD用基板の供給指令を送信す
る。自動搬送車5は、この指令により前工程からカセッ
ト単位でLCD用基板Sを受け取って検査装置1まで走
行し、その情報伝達部12Aが図1で示す検査装置1の
信号変換部12Bと対峙した位置で停止する。然る後、
自動搬送車5が情報伝達部12A、信号変換部12Bを
介して検査装置1との間で光通信すると、検査装置1の
プローバコントローラ18へ検査内容を通知すると共に
検査装置1ではカセットCの受け入れ態勢ができる。
【0044】その後カセットCを保持した自動搬送車5
のアームが駆動し、アームを介してカセットCの搬入を
開始すると、まずカセットセンサ6が搬入されるカセッ
トCを認識し、その検出信号を信号コントローラ8へ送
信する(認識工程)。その後、カセットCが搬出入部2
のカセット載置部10上へ侵入してカセットCが搬出入
時の通過領域を通過すると、物体検出センサ7の第1検
出部71でカセットCを検出し、第1検出部71から検
出信号を信号コントローラ8へ送信する(物体検出工
程)。信号コントローラ8ではカセットセンサ6及び物
体検出センサ7の第1検出部71から検出信号を受信す
ると、第1検出部71の信号に基づいて信号を制御し、
警告灯9などへは信号を送信せず、検査装置1は正常に
駆動する。
【0045】ところが、カセットCの搬出入時あるいは
それ以外の時に、カセットCとは関係のない物体、例え
ばオペレータの手などが図6で示すように搬出入部2内
へ侵入すると、カセットセンサ6では第1検出部71及
び/または第2検出部72においてその物体を検出し
(物体検出工程)、検出信号を信号コントローラ8へ送
信する。信号コントローラ8では物体検出センサ7の検
出信号を受信すると、その検出信号を制御して異常信号
を警告灯9へ送信し、警告灯9を点燈してオペレータに
警告を発する(警告工程)。
【0046】また、これと同時に、信号コントローラ8
はローダコントローラ17及びプローバコントローラ1
8へ異常信号を送信する。これによりローダコントロー
ラ17は異常信号に基づいて基板搬送ロボット20を緊
急停止させる。一方、プローバコントローラ18は異常
信号を受信した時、検査部34においてLCD用基板S
の電気的検査を行なっている最中であれば、その検査が
終了するまで検査を続行し、検査終了後に左右いずれか
のステージ36A、36Bをそれぞれに対応する受渡し
部35A、35Bへ戻した後、プローバ部4での作業を
停止する。
【0047】また、カセットセンサ6及び物体検出セン
サ7の第1検出部71の双方においてカセットCを本来
の通過領域で検出しても、物体検出センサ7の第2検出
部7においても他の侵入物体を検出すれば、信号コント
ローラ8ではそれぞれの信号を制御して異常信号を上述
した各部位へ送信し、オペレータに注意を喚起する。ま
た、カセットCの搬出入時に、カセットCが本体のルー
トを通らず、例えば本来にルートよりも高い位置からカ
セット載置部10へ到達すると、そのカセットCを物体
検出センサ7の第2検出部72で検出し、信号コントロ
ーラ8から異常信号を送信し、警告灯9を介してオペレ
ータに注意を喚起する。これにより自動搬送車5による
搬出入作業に異常のあることを知ることができる。
【0048】さて、搬出入されるカセットC以外の侵入
物体を検出することなく自動搬送車5により正常な動作
でカセットCをカセット載置部10上へ載置すると、第
1OCR16がカセットCのバーコード15を読取り、
LCD用基板Sをロット単位で識別する。すると、第1
OCR16は読取り信号をローダコントローラ17へ送
信し、ローダコントローラ17により搬送ロボット20
を駆動制御する。また、ローダコントローラ17はカセ
ットCの搬入終了信号をホストコンピュータ50へ送信
する。
【0049】カセットCの搬入と並行して基板搬送ロボ
ット20が移動してカセットCと対峙し、多関節アーム
27を屈伸して基板保持ハンド28によりカセットC内
のLCD用基板Sを1枚取り出した後、基板搬送ロボッ
ト20は例えばLCD用基板Sをプローバ部4の左受渡
し部35Aへ移動する。ここでは、第2OCR48が基
板保持ハンド28に保持されたLCD用基板Sのバーコ
ードを読取り、その信号をプローバコントローラ18へ
送信する。プローバコントローラ18は上記読取り信号
に即した信号をテストシステム19へ送信することによ
りLCD用基板Sの検査内容を連絡する。また、この信
号を受けてテストシステム19は検査を開始する旨の信
号をホストコンピュータ50へ送信する。従って、第1
OCR16によりLCD用基板Sをロット単位で管理
し、第2OCR48によりLCD用基板Sを枚葉単位で
管理する。
【0050】第2OCR48による読取りが終了する
と、基板保持ハンド28が基板載置台44Aに向けて進
出し、LCD用基板Sを基板載置台44A上へ引き渡
す。するとプローバコントローラ18の制御下で基板載
置台44Aは駆動モータ45A及び第2ボールネジ45
Aを介して移動しCCDカメラ41Aを介してLCD用
基板Sのアライメントを行ない、更に、駆動モータ40
A及び第1ボールネジ39Aを介して検査部34へ移動
し、ここで各バーコード15から読取った検査内容に従
ってLCD用基板Sの電気的検査を行なう。この時、検
査部34内の検査状況は第2監視手段49により監視す
る。尚、検査が終わると、基板載置台44A上のLCD
用基板Sに検査済みのマーキングを行い。このマークを
第2OCR48により検出するとにより再検査を防止す
るようにすることができる。
【0051】そして、カセットC内の全てのLCD用基
板Sの検査が終了すると、テストシステム19からホス
トコンピュータ50にその旨の信号を送信する。また、
基板搬送ロボットー20が検査済みのLCD用基板Sを
全てカセットC内へ収納すると、ローダコントローラ1
7からホストコンピュータ50へその旨の信号を送信す
る。これによりホストコンピュータ50は自動搬送車5
に搬出指令を送信し、自動搬送車5により検査済みのL
CD用基板Sを検査装置1外へ搬出する。この搬出作業
は監視手段33によって監視することができる。搬出後
は、自動搬送車5によりカセットCを後工程へ搬送す
る。
【0052】以上説明したように本実施例によれば、自
動搬送車5によりカセットCを搬出入部2において自動
的に搬出入することができるため、LCD用基板Sが大
型化してもオペレータによる搬出入作業がなく、オペレ
ータの安全を確保することができる。そして、自動搬送
車5からカセットCがカセット載置部10へ搬出入され
る時に、カセットセンサ6がカセットCの存在を認識し
て検出し、検出信号を信号コントローラ8へ送信すると
共に、物体検出センサ7がそのカセットCを第1検出部
71において検出し、その検出信号を信号コントローラ
8へ送信すると、信号コントローラ8では上述の2つの
信号に基づいて信号を制御し、警告灯9などへ信号を送
信せず、警告灯9を点燈することなくローダ部3及びプ
ローバ部4では通常の作業を行なうことができる。
【0053】そして、本実施例によれば、カセットセン
サ6がカセットCの存在を検出しない時に、搬出入部2
内へカセットC以外の物体が侵入し、その侵入物体を物
体検出センサ7が第1検出部71及び/または第2検出
部72において検出した場合(カセットCの通過領域及
び/またはその領域以外の領域を通過し、あるいは接近
する物体をそれぞれの領域で検出した場合)には、物体
検出センサ7からの信号に基づいて信号コントローラ8
が異常信号を警告灯9へ送信し、警告灯9を点燈し、オ
ペレータに注意を喚起することができる。これにより、
警告灯9を点燈してオペレータに注意を喚起することが
できるため、搬出入部2内への異物の侵入を常時監視す
ることができ、検査装置1の安全性を向上させることが
できる。
【0054】しかも、この異常信号により基板搬送ロボ
ット20を停止させることができるため、仮にオペレー
タの手が基板搬送ロボット20と接触する位置に侵入し
ても基板搬送ロボット20によって傷つける虞がなく、
更に安全を向上させることができる。また、その他の侵
入物体を検出すれば、基板搬送ロボット20及びその侵
入物体を損傷する虞がない。更に、この異常信号により
検査中のLCD用基板Sはその検査を終了した後、プロ
ーバ部4内の作業を停止するようにしたため、LCD用
基板Sの検査中であれば、そのまま検査が終了するまで
その検査継続し、それまでの検査を無駄にすることがな
い。
【0055】また、本実施例によれば、物体検出センサ
7を第1検出部71と第2検出部72に分割し、第1検
出部71では搬出入時のカセットCを検出し、第2検出
部72では搬出入部2内に侵入するカセット以外の物体
を検出するようにしたため、搬出入部2内への侵入物体
を第2検出部72によって確実に検出することができ
る。
【0056】更に、本実施例によれば、LCD用基板S
の検査履歴及び事故履歴を磁気的に記録する磁気記録手
段47を設けたため、磁気記録手段47にLCD用基板
Sの検査履歴及び事故履歴を残し、検査装置1の検査実
績をいつでも検討することができる。
【0057】ところで、上記実施例では、全自動タイプ
の検査装置について説明したが、カセットCをオペレー
タが搬出入するマニュアルタイプの検査装置についても
上記カセットセンサ6、物体検出センサ7、信号コント
ローラ8及び警告灯9を用いることができる。また、信
号コントローラ8をローダコントローラ17、プローバ
コントローラ18から独立させても良く、この場合には
緊急時の操作パネルなどを設け、この操作パネルを操作
することにより各コントローラ17、18を介してロー
ダ部3、プローバ部4を緊急停止することができる。ま
た、単にオペレータに警告を発するだけならば、上記各
部材6、7、8、9をセットにして既設の検査装置に取
り付けるだけでその目的を達成することができる。
【0058】また、上記実施例では、物体検出センサ7
を第1検出部71と第2検出部72に分割したものにつ
いて説明したが、搬出入時のカセットの通過領域でカセ
ットを検出する第1検出部にはセンサを設けず、第2検
出部に相当する部分にのみセンサを設け、この部分で侵
入物体だけを検出するようにしても良い。このようにす
れば、コストを低減することができる。
【0059】尚、上記実施例では、検査装置及びそのシ
ステムについて説明したが、本発明は上記実施例に何等
制限されるものではなく、例えばCVD装置、エッチン
グ装置などを処理装置及びその処理システムについても
広く適用することができる。また、上記実施例の各構成
要素は必要に応じて適宜設計変更することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項6に記載の
発明によれば、被処理体の搬出入部内へ被処理体とは直
接関係しないもののが侵入したり接近した場合に、その
侵入物体を検出して警告を発するようにしたため、被処
理体の処理に直接関係しないものの接近や侵入を報知
し、安全性を向上させることができる処理装置及び処理
方法を提供することができる。
【0061】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、被処理体の搬出入部内へ被処理体とは直接関係し
ないもののが侵入したり接近した場合に、その侵入物体
を検出して警告を発すると共に、被処理体の搬送部の作
業を停止させるようにしたため、被処理体の処理に直接
関係しないものの接近や侵入を確実に報知して安全性を
向上させることができると共に、その侵入物体及び搬送
部を損傷する虞がない処理装置を提供することができ
る。
【0062】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、被処理体の搬出入部内へ被処理体とは直接関係し
ないもののが侵入したり接近した場合に、その侵入物体
を検出して警告を発する一方、被処理体の搬送部の作業
を停止させると共に処理部での作業が継続中であればそ
の作業が終了するまで作業を継続させるにしたため、被
処理体の処理に直接関係しないものの接近や侵入を確実
に報知して安全性を向上させることができると共に、そ
の侵入物体及び搬送部を損傷する虞がなく、しかも被処
理体の損失を軽減することができる処理装置を提供する
ことができる。
【0063】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明
において、物体検出手段は、上記被処理体をその通過領
域で検出する第1検出部と、上記物体を上記通過領域以
外で検出する第2検出部を有するため、搬出入部内への
侵入物体を第2検出部によって確実に検出することがで
きる処理装置を提供することができる。
【0064】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の発明
において、磁気記録手段に被処理体の処理履歴及び事故
履歴を残し、処理装置の処理実績をいつでも検討するこ
とができる処理装置を提供することができる。
【0065】また、本発明の請求項7に記載の発明によ
れば、ホストコンピュータとの通信により自動搬送車か
ら被処理体を自動的に搬出入するようにすると共に、搬
出入部内へ被処理体とは直接関係しないもののが侵入し
たり接近した場合に、その物体を検出して警告を発する
一方、被処理体の搬送部の作業を停止させると共に処理
部での作業が継続中であればその作業が終了するまで作
業を継続させるにしたため、オペレータの搬出入作業を
なくしオペレータの安全性を向上させることができると
共に、搬出入部内へ被処理体とは直接関係しないものの
が侵入したり接近した場合に、その侵入物体を検出して
警告を発する一方、被処理体の搬送部の作業を停止させ
ると共に処理部での作業が継続中であればその作業が終
了するまで作業を継続させるにしたため、被処理体の処
理に直接関係しないものの接近や侵入を確実に報知して
安全性を向上させることができると共に、その物体及び
搬送部を損傷する虞がなく、しかも被処理体の損失を軽
減することができる処理システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の一実施例であるLCD用基
板の検査装置を示す構成図である。
【図2】図1に示す検査装置の搬出入部及びローダ部を
示す部分斜視図である。
【図3】図1に示す検査装置の平面図である。
【図4】図3に示す検査装置の搬出入部及びローダ部の
一部を破断して示す側面図である。
【図5】図1に示す検査装置の制御系を示すブロック図
である。
【図6】図2に示す検査装置の物体検出センサによる物
体の検出を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 検査装置 2 搬出入部 3 ローダ部(搬送部) 4 プローバ部(処理部) 5 自動搬送車 6 カセットセンサ 7 物体検出センサ 8 信号コントローラ 9 警告灯(警告手段) 17 ローダコントローラ(搬送制御手段) 18 プローバコントローラ(処理制御手段) 47 磁気記録手段 50 ホストコンピュータ S LCD用基板(被処理体)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体が搬出入される搬出入部と、こ
    の搬出入部において搬出入される被処理体を認識する認
    識手段と、この認識手段により認識される被処理体をそ
    の通過領域で検出しあるいはその通過領域及び/または
    その領域以外で侵入物体を検出する物体検出手段と、こ
    の物体検出手段により上記侵入物体を検出した時に異常
    信号を送信する信号制御手段と、この信号制御手段の異
    常信号に基づいて警告を発する警告発生手段とを備えた
    ことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 上記搬出入部から被処理体を搬送制御手
    段の制御下で1枚ずつ搬送する搬送部と、この搬送部を
    介して搬送された上記被処理体を処理制御手段の制御下
    で処理する処理部と設け、上記搬送制御手段は上記異常
    信号に基づいて上記搬送部の作業を停止させることを特
    徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 上記処理制御手段は上記異常信号に基づ
    いて処理中の被処理体を処理終了まで処理を継続させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 上記物体検出手段は、上記被処理体をそ
    の通過領域で検出する第1検出部と、上記侵入物体を上
    記通過領域以外で検出する第2検出部を有することを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の処
    理装置。
  5. 【請求項5】 上記被処理体の処理履歴及び事故履歴を
    磁気的に記録する磁気記録手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の処理装
    置。
  6. 【請求項6】 被処理体を搬出入部に搬入する際に、上
    記搬出入部へ搬入される被処理体を認識手段により認識
    する認識工程と、この認識工程で認識された被処理体を
    その通過領域で検出しあるいはその通過領域及び/また
    はその領域以外で侵入物体を物体検出手段により検出す
    る物体検出工程と、この物体検出工程で侵入物体を検出
    した時に警告発生手段により警告を発する警告発生工程
    とを備えたことを特徴とする処理方法。
  7. 【請求項7】 被処理体を処理する処理装置と、この処
    理装置において被処理体を自動的に搬出入する自動搬送
    車と、これら両者を統合管理するホストコンピュータと
    を備え、上記処理装置は、被処理体が搬出入される搬出
    入部と、この搬出入部から被処理体を搬送制御手段の制
    御下で1枚ずつ搬送する搬送部と、この搬送部を介して
    搬送された上記被処理体を処理制御手段の制御下で処理
    する処理部とを有し、且つ、上記搬出入部において搬出
    入される被処理体を認識する認識手段と、この認識手段
    により認識される被処理体をその通過領域で検出しある
    いはその通過領域及び/またはその領域以外で侵入物体
    を検出する物体検出手段と、この物体検出手段により上
    記侵入物体を検出した時に異常信号を送信する信号制御
    手段と、この信号制御手段の異常信号に基づいて警告を
    発する警告発生手段とを設け、上記信号制御手段の異常
    信号に基づき、上記ホストコンピュータは上記自動搬送
    車による搬出入作業を停止させる一方、上記搬送制御手
    段は上記搬送部の作業を停止させると共に上記処理制御
    手段は処理中の被処理体を処理終了まで処理を継続させ
    ることを特徴とする処理システム。
JP7210104A 1995-07-26 1995-07-26 処理方法及び処理装置並びに処理システム Pending JPH0943291A (ja)

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