JPH0943069A - 3軸力覚センサ - Google Patents
3軸力覚センサInfo
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- JPH0943069A JPH0943069A JP7193032A JP19303295A JPH0943069A JP H0943069 A JPH0943069 A JP H0943069A JP 7193032 A JP7193032 A JP 7193032A JP 19303295 A JP19303295 A JP 19303295A JP H0943069 A JPH0943069 A JP H0943069A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 3軸力覚センサに関し、静荷重及び軸振れに
よる荷重変化を少ないセンサで正確に検出し、ノイズに
よる誤検知を極力防止する。 【構成】 支持体25の4つの突起25a…の上に載置
され、4個の歪抵抗体27a…を支持体25の隣接する
2つの突起25a…の間にくるように付着した弾性板2
6と、4個の突部28a…を弾性板26における歪抵抗
体27a…の付着箇所の反対側面部分に当接するように
配置した加圧体28と、加圧体28の凹部に載置される
滑動部29と、滑動部29に保持され支持体25と弾性
板26と加圧体28のそれぞれの穴を貫通し荷重を滑動
部29に伝達する吊り下げ棒3とからなる。
よる荷重変化を少ないセンサで正確に検出し、ノイズに
よる誤検知を極力防止する。 【構成】 支持体25の4つの突起25a…の上に載置
され、4個の歪抵抗体27a…を支持体25の隣接する
2つの突起25a…の間にくるように付着した弾性板2
6と、4個の突部28a…を弾性板26における歪抵抗
体27a…の付着箇所の反対側面部分に当接するように
配置した加圧体28と、加圧体28の凹部に載置される
滑動部29と、滑動部29に保持され支持体25と弾性
板26と加圧体28のそれぞれの穴を貫通し荷重を滑動
部29に伝達する吊り下げ棒3とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧力、荷重及び多軸力の
検出を行うもので産業用及び民生用機器等の分野で利用
される3軸力覚センサに関するものである。
検出を行うもので産業用及び民生用機器等の分野で利用
される3軸力覚センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、歪センサ等の重量センサを用いた
ものとして、全自動洗濯機がある。これは、洗濯兼脱水
槽を内装する外槽側重量の変化を検出し、布重量、水量
等の洗濯制御情報を得、最適な洗濯自動制御を行うもの
である。この種の従来の技術としては、例えば特開昭5
5−50398号公報がある。
ものとして、全自動洗濯機がある。これは、洗濯兼脱水
槽を内装する外槽側重量の変化を検出し、布重量、水量
等の洗濯制御情報を得、最適な洗濯自動制御を行うもの
である。この種の従来の技術としては、例えば特開昭5
5−50398号公報がある。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した全自動
洗濯機に用いられる3軸力学センサの一例について説明
する。図22は従来の歪センサを全自動洗濯機に取り付
けた場合の上面板、水槽カバーを除いた状態の上面図、
図23は図22のA−A線断面図を示すものである。
洗濯機に用いられる3軸力学センサの一例について説明
する。図22は従来の歪センサを全自動洗濯機に取り付
けた場合の上面板、水槽カバーを除いた状態の上面図、
図23は図22のA−A線断面図を示すものである。
【0004】図22および図23において、1は上面
板、2は洗濯機外枠、3は洗濯機外槽7を吊り下げ支持
するための複数本(例えば4本)の吊り下げ棒、4は洗
濯機外槽7の振動を吸収する防振スプリングであり、吊
り下げ棒3及び防振スプリング4等により防振支持機構
を構成する。5は洗濯機外枠2の上端四隅にあって隣在
する二側壁面に固定され洗濯機外枠2の変形防止を目的
とした補強部材で、吊り下げ棒3の上端を支持し洗濯機
外槽7側の重量を防振支持機構を介して受けている。
板、2は洗濯機外枠、3は洗濯機外槽7を吊り下げ支持
するための複数本(例えば4本)の吊り下げ棒、4は洗
濯機外槽7の振動を吸収する防振スプリングであり、吊
り下げ棒3及び防振スプリング4等により防振支持機構
を構成する。5は洗濯機外枠2の上端四隅にあって隣在
する二側壁面に固定され洗濯機外枠2の変形防止を目的
とした補強部材で、吊り下げ棒3の上端を支持し洗濯機
外槽7側の重量を防振支持機構を介して受けている。
【0005】6は補強部材5の平坦部に密着状態に設け
た歪センサで、補強部材5の歪量により出力が変化す
る。7は下部外周の四カ所に受け部材7aを設けた洗濯
機外槽であり、受け部材7aには吊り下げ棒3が貫挿し
防振スプリング4を介して支持される。8は排水弁、9
は排水ホース、10はモータ、11はモータプーリー、
12はクラッチボックス、13はパルセータプーリー、
14はベルト、16は洗濯機外槽7内において槽受け1
5上に取付けた洗濯兼脱水槽、17はパルセータ、18
は水槽カバーである。
た歪センサで、補強部材5の歪量により出力が変化す
る。7は下部外周の四カ所に受け部材7aを設けた洗濯
機外槽であり、受け部材7aには吊り下げ棒3が貫挿し
防振スプリング4を介して支持される。8は排水弁、9
は排水ホース、10はモータ、11はモータプーリー、
12はクラッチボックス、13はパルセータプーリー、
14はベルト、16は洗濯機外槽7内において槽受け1
5上に取付けた洗濯兼脱水槽、17はパルセータ、18
は水槽カバーである。
【0006】以上の様に構成された全自動洗濯機につい
て、以下その動作について説明する。
て、以下その動作について説明する。
【0007】洗濯機外槽7の重量は吊り下げ棒3により
洗濯機外枠2の四隅の補強部材5に分散して伝えられ
る。その荷重によって補強部材5が歪変形を起こすか
ら、歪センサ6の出力を検出すれば槽全体の総重量変化
を知ることができる。四隅のうち、一つの隅の補強部材
5に対しては、槽重量の1/4倍の荷重がかかるから、
一つの隅に歪センサ6を設けた場合は、その出力を4倍
することにより槽重量を検出できる。二つの隅に設けた
場合は二つの歪センサ6の出力の和を2倍、三つの隅に
設けた場合は三つの歪センサ6の出力の和を4/3倍す
ることにより槽重量を検出できる。
洗濯機外枠2の四隅の補強部材5に分散して伝えられ
る。その荷重によって補強部材5が歪変形を起こすか
ら、歪センサ6の出力を検出すれば槽全体の総重量変化
を知ることができる。四隅のうち、一つの隅の補強部材
5に対しては、槽重量の1/4倍の荷重がかかるから、
一つの隅に歪センサ6を設けた場合は、その出力を4倍
することにより槽重量を検出できる。二つの隅に設けた
場合は二つの歪センサ6の出力の和を2倍、三つの隅に
設けた場合は三つの歪センサ6の出力の和を4/3倍す
ることにより槽重量を検出できる。
【0008】布が片寄って入れられていたり、洗濯機全
体が傾いて設置されていたりすると、四隅に対して等分
割に荷重がかからないから、より正確に槽重量を検出す
るためには、一つよりも複数の隅に歪センサ6を設ける
必要があり、図22に示す様に四隅全部に歪センサ6を
設けて四つの出力の和を求めて槽重量を検出する方法が
最適である。
体が傾いて設置されていたりすると、四隅に対して等分
割に荷重がかからないから、より正確に槽重量を検出す
るためには、一つよりも複数の隅に歪センサ6を設ける
必要があり、図22に示す様に四隅全部に歪センサ6を
設けて四つの出力の和を求めて槽重量を検出する方法が
最適である。
【0009】歪センサ6の貼り付けてある部分の歪:I
は、(数1)で与えられる。
は、(数1)で与えられる。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、Pは歪センサ6を貼り付けた補強
部材5にかかる荷重であり、Kは補強部材5の材質、厚
み、大きさ、及び補強部材5と洗濯機外枠2との固定点
と吊り下げ棒3の接続点と歪センサ6を貼り付けた点と
の位置関係で決定される係数である。
部材5にかかる荷重であり、Kは補強部材5の材質、厚
み、大きさ、及び補強部材5と洗濯機外枠2との固定点
と吊り下げ棒3の接続点と歪センサ6を貼り付けた点と
の位置関係で決定される係数である。
【0012】次に図24は従来の歪センサの出力変換器
の回路図を示すものである。図24において、抵抗
R1,R2,R3,R4でブリッジ回路を構成し、供給電圧
V1に対して出力電圧V0は、(数2)で与えられる。
の回路図を示すものである。図24において、抵抗
R1,R2,R3,R4でブリッジ回路を構成し、供給電圧
V1に対して出力電圧V0は、(数2)で与えられる。
【0013】
【数2】
【0014】図24において、抵抗R1に歪センサ6を
あてはめ、抵抗R2、R3、R4に固定抵抗器をあてはめ
ると、歪センサ6の抵抗値R1の変化に比例して、出力
電圧VOが変化する。従って歪センサ6の歪量と抵抗値
変化が比例関係にあれば、荷重Pと出力電圧VOとは比
例関係にある。
あてはめ、抵抗R2、R3、R4に固定抵抗器をあてはめ
ると、歪センサ6の抵抗値R1の変化に比例して、出力
電圧VOが変化する。従って歪センサ6の歪量と抵抗値
変化が比例関係にあれば、荷重Pと出力電圧VOとは比
例関係にある。
【0015】次に図25は従来の歪センサを全自動洗濯
機に取り付けた場合の検知回路系のブロック図を示すも
のである。
機に取り付けた場合の検知回路系のブロック図を示すも
のである。
【0016】図25において、6は歪センサであり、変
換器(図24のブリッジ回路)20で電圧変換して増幅
器21より出力増幅してA/Dコンバータ22によりア
ナログ量からデジタル量に変換して、洗濯制御部23に
入力される。洗濯制御部23はマイクロコンピュータに
より構成され、歪センサ6の出力信号から多種の洗濯情
報(後述する)を判定して、最適な自動洗濯運転を行う
べく、負荷(給水弁、モータ、排水弁等)のシーケンス
制御を行う。
換器(図24のブリッジ回路)20で電圧変換して増幅
器21より出力増幅してA/Dコンバータ22によりア
ナログ量からデジタル量に変換して、洗濯制御部23に
入力される。洗濯制御部23はマイクロコンピュータに
より構成され、歪センサ6の出力信号から多種の洗濯情
報(後述する)を判定して、最適な自動洗濯運転を行う
べく、負荷(給水弁、モータ、排水弁等)のシーケンス
制御を行う。
【0017】ここで、歪センサ6の一つずつに対してブ
リッジ回路(図24)を組み、電圧変換して、出力増幅
して、A/D変換して、デジタル量の和を求め、全荷重
を算出するための係数を乗算して荷重信号を求めれば
(数1)のKのバラツキの影響をなくすことができる。
リッジ回路(図24)を組み、電圧変換して、出力増幅
して、A/D変換して、デジタル量の和を求め、全荷重
を算出するための係数を乗算して荷重信号を求めれば
(数1)のKのバラツキの影響をなくすことができる。
【0018】又、図22および図23において、四隅の
中の二隅については歪センサ6を補強部材5の上面に貼
り付け、残り二隅については補強部材5の下面に貼り付
けると、荷重に対して上面は縮み、下面は伸びる歪変形
になる。そこで図24の抵抗R1、R4に上面側の歪セン
サ(縮み歪)、抵抗R2、R3に下面側の歪センサ(伸び
歪)をあてはめると(数1)のKのバラツキの影響は受
けるが、一つのブリッジ回路で、四隅の歪をまとめて検
出できる。
中の二隅については歪センサ6を補強部材5の上面に貼
り付け、残り二隅については補強部材5の下面に貼り付
けると、荷重に対して上面は縮み、下面は伸びる歪変形
になる。そこで図24の抵抗R1、R4に上面側の歪セン
サ(縮み歪)、抵抗R2、R3に下面側の歪センサ(伸び
歪)をあてはめると(数1)のKのバラツキの影響は受
けるが、一つのブリッジ回路で、四隅の歪をまとめて検
出できる。
【0019】又さらに、補強部材5の平坦部の上下両面
に歪センサ6を貼り付けて、図24の抵抗R1、R2にあ
てはめると(抵抗R3、R4は固定抵抗器)、片面貼り付
けの一素子の場合に比べて、2倍の出力電圧変化を取り
出すことができ、検知感度が2倍になる。
に歪センサ6を貼り付けて、図24の抵抗R1、R2にあ
てはめると(抵抗R3、R4は固定抵抗器)、片面貼り付
けの一素子の場合に比べて、2倍の出力電圧変化を取り
出すことができ、検知感度が2倍になる。
【0020】次に、歪センサ6の出力信号から得られる
多種の洗濯情報について説明する。歪センサ6の出力信
号は槽重量に比例しているから、次の洗濯情報を検出す
ることができる。
多種の洗濯情報について説明する。歪センサ6の出力信
号は槽重量に比例しているから、次の洗濯情報を検出す
ることができる。
【0021】1、布重量:洗濯対象となる布の重量を検
出し、この布重量に応じた洗濯水量、すすぎ水量、洗剤
量、パルセータ17の反転タイミングを制御する。
出し、この布重量に応じた洗濯水量、すすぎ水量、洗剤
量、パルセータ17の反転タイミングを制御する。
【0022】2、水量:前記の布重量から決定した洗
濯、すすぎに必要な水量に達したかどうかを検出し給水
の開始、停止、シーケンスの送りを行う。又、排水の完
了検出、脱水の開始の制御も行う。
濯、すすぎに必要な水量に達したかどうかを検出し給水
の開始、停止、シーケンスの送りを行う。又、排水の完
了検出、脱水の開始の制御も行う。
【0023】3、流水量:給水時と一定時間内の水重量
増加量を検出することにより、注水すすぎ工程における
一定のすすぎ効率を得るための注水すすぎ時間を最適に
決定することができる。又、洗濯終了までの所要時間を
正確に計算して、残り時間表示が行える。
増加量を検出することにより、注水すすぎ工程における
一定のすすぎ効率を得るための注水すすぎ時間を最適に
決定することができる。又、洗濯終了までの所要時間を
正確に計算して、残り時間表示が行える。
【0024】4、給水異常:給水時の増加量を検出し
て、断水、給水ホース抜け、水道の閉栓、給水弁の故障
等の給水異常を報知することができる。
て、断水、給水ホース抜け、水道の閉栓、給水弁の故障
等の給水異常を報知することができる。
【0025】5、排水異常:排水時の減少量を検出し
て、排水ホースの倒し忘れ、排水弁の故障等の排水異常
を報知することができる。
て、排水ホースの倒し忘れ、排水弁の故障等の排水異常
を報知することができる。
【0026】図26および図27は従来の歪センサを全
自動洗濯機に取り付けた場合の他の例における要部側面
図及び上面図、図28はその歪センサの動作を示す概略
側面図をそれぞれ示すものである。
自動洗濯機に取り付けた場合の他の例における要部側面
図及び上面図、図28はその歪センサの動作を示す概略
側面図をそれぞれ示すものである。
【0027】図26、図27および図28において、洗
濯機外枠2の四隅の補強部材5に固定された接続部材1
9に吊り下げ棒3を接続保持し、この接続部材19の平
坦部で、吊り下げ棒3の接続点と補強部材5に固定され
た固定点との間に、歪センサ6を貼り付けて、槽重量を
検出する。
濯機外枠2の四隅の補強部材5に固定された接続部材1
9に吊り下げ棒3を接続保持し、この接続部材19の平
坦部で、吊り下げ棒3の接続点と補強部材5に固定され
た固定点との間に、歪センサ6を貼り付けて、槽重量を
検出する。
【0028】ここで図28に示す様に、接続部材19は
固定点Aで補強部材5に固定され、C点で吊り下げ棒3
により荷重Pを受け、実線の図から点線の図の様に曲げ
変形を起こす。A点とC点の間のB点で、上面に貼り付
けた歪センサ6aは伸び歪を、下面に貼り付けた歪セン
サ6bは縮み歪を起こす。歪センサの出力変換器、その
検知回路系のブロック図については図24、図25の場
合と同じである。
固定点Aで補強部材5に固定され、C点で吊り下げ棒3
により荷重Pを受け、実線の図から点線の図の様に曲げ
変形を起こす。A点とC点の間のB点で、上面に貼り付
けた歪センサ6aは伸び歪を、下面に貼り付けた歪セン
サ6bは縮み歪を起こす。歪センサの出力変換器、その
検知回路系のブロック図については図24、図25の場
合と同じである。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、槽重量を正確に検出するためには(特に
衣類の片寄り等による外槽のアンバランスの検知)、四
隅の補強部材全部に歪センサを設ける必要があり、歪セ
ンサの数が多くなるとともに歪センサの取り付け作業に
時間がかかるばかりでなく、歪センサの接続用のリード
線が多くなるため、ノイズが重畳される可能性が高くな
り、このノイズにより槽重量を誤って検出する欠点が有
り、歪センサはその温度特性を補償するための回路が必
要で、歪センサの数が多くなるとその分補償するための
回路が複雑になるという欠点を有していた。
来の構成では、槽重量を正確に検出するためには(特に
衣類の片寄り等による外槽のアンバランスの検知)、四
隅の補強部材全部に歪センサを設ける必要があり、歪セ
ンサの数が多くなるとともに歪センサの取り付け作業に
時間がかかるばかりでなく、歪センサの接続用のリード
線が多くなるため、ノイズが重畳される可能性が高くな
り、このノイズにより槽重量を誤って検出する欠点が有
り、歪センサはその温度特性を補償するための回路が必
要で、歪センサの数が多くなるとその分補償するための
回路が複雑になるという欠点を有していた。
【0030】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、外槽の重量変化を少ないセンサで正確に検出し、ノ
イズによる槽重量の誤検知を極力防止する3軸力覚セン
サを提供することを第1の目的とする。
で、外槽の重量変化を少ないセンサで正確に検出し、ノ
イズによる槽重量の誤検知を極力防止する3軸力覚セン
サを提供することを第1の目的とする。
【0031】また、センサと検知回路の接続距離を短く
する3軸力覚センサを提供することを第2の目的とす
る。
する3軸力覚センサを提供することを第2の目的とす
る。
【0032】また、センサと検知回路の接続リード線を
極力少なくする3軸力覚センサを提供することを第3の
目的とする。
極力少なくする3軸力覚センサを提供することを第3の
目的とする。
【0033】また、零点の特性の温度依存度の少ない3
軸力覚センサを提供することを第4の目的とする。
軸力覚センサを提供することを第4の目的とする。
【0034】また、重量に対する出力の変化特性の温度
依存度の少ない3軸力覚センサを提供することを第5の
目的とする。
依存度の少ない3軸力覚センサを提供することを第5の
目的とする。
【0035】また、布重量、水量及び外槽のアンバラン
ス状態を精度良く検出する3軸力覚センサを提供するこ
とを第6の目的とする。
ス状態を精度良く検出する3軸力覚センサを提供するこ
とを第6の目的とする。
【0036】また、測定物の重量に対する出力の変化特
性を高精度に測定する3軸力覚センサを提供することを
第7の目的とする。
性を高精度に測定する3軸力覚センサを提供することを
第7の目的とする。
【0037】また、外槽のアンバランス状態の誤検知を
防止する3軸力覚センサを提供することを第8の目的と
する。
防止する3軸力覚センサを提供することを第8の目的と
する。
【0038】また、特性のばらつきデータを出力し、個
々の特性に応じた適切な補正のできる3軸力覚センサを
提供することを第9の目的とする。
々の特性に応じた適切な補正のできる3軸力覚センサを
提供することを第9の目的とする。
【0039】また、特性のばらつきデータを電圧にて出
力し、簡単にソフト上にて特性に応じた適切な補正ので
きる3軸力覚センサを提供することを第10の目的とす
る。
力し、簡単にソフト上にて特性に応じた適切な補正ので
きる3軸力覚センサを提供することを第10の目的とす
る。
【0040】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の3軸力覚センサは、略中央に上下方向に貫通
する穴を有し上面の前記穴を中心とした円周上に複数個
の突起を配置した支持体と、前記支持体の前記突起の上
に載置され略中央に上下方向に貫通する穴を有し下面の
前記穴を中心とした円周上に複数個の歪抵抗体を前記支
持体の隣接する2つの突起の間にくるように付着した弾
性板と、前記弾性板の上面に載置され略中央に上下方向
に貫通する穴を有し下面の前記穴を中心とした円周上に
複数個の突部を前記弾性板における前記歪抵抗体の付着
箇所の反対側面部分に当接するように配置し上面に球面
状の凹部を形成した加圧体と、前記加圧体の前記凹部に
載置され前記凹部との接触面が前記凹部に嵌合する球面
状の凸面になっている滑動部と、前記滑動部に保持され
前記支持体と前記弾性板と前記加圧体のそれぞれの穴を
貫通し荷重を前記滑動部に伝達する吊り下げ棒とから構
成されているのである。
に本発明の3軸力覚センサは、略中央に上下方向に貫通
する穴を有し上面の前記穴を中心とした円周上に複数個
の突起を配置した支持体と、前記支持体の前記突起の上
に載置され略中央に上下方向に貫通する穴を有し下面の
前記穴を中心とした円周上に複数個の歪抵抗体を前記支
持体の隣接する2つの突起の間にくるように付着した弾
性板と、前記弾性板の上面に載置され略中央に上下方向
に貫通する穴を有し下面の前記穴を中心とした円周上に
複数個の突部を前記弾性板における前記歪抵抗体の付着
箇所の反対側面部分に当接するように配置し上面に球面
状の凹部を形成した加圧体と、前記加圧体の前記凹部に
載置され前記凹部との接触面が前記凹部に嵌合する球面
状の凸面になっている滑動部と、前記滑動部に保持され
前記支持体と前記弾性板と前記加圧体のそれぞれの穴を
貫通し荷重を前記滑動部に伝達する吊り下げ棒とから構
成されているのである。
【0041】また、弾性板を、支持体の突起と当接し複
数個の歪抵抗体を下面に付着した円または多角形のリン
グ状の感圧部と、前記支持体の穴の中心と突起とを結ぶ
直線上かつ前記突起の外周側に配置された連結部を介し
て前記感圧部を支持する回路部とで構成したものであ
る。
数個の歪抵抗体を下面に付着した円または多角形のリン
グ状の感圧部と、前記支持体の穴の中心と突起とを結ぶ
直線上かつ前記突起の外周側に配置された連結部を介し
て前記感圧部を支持する回路部とで構成したものであ
る。
【0042】また、前記弾性板の感圧部の歪抵抗体と回
路部を連結部の下面を通る導体パターンで接続するとと
もに、前記導体パターンは支持体の突起に接触しない様
に構成したものである。
路部を連結部の下面を通る導体パターンで接続するとと
もに、前記導体パターンは支持体の突起に接触しない様
に構成したものである。
【0043】また、回路部に、感圧部の各歪抵抗体に対
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路を配し、前記
分圧回路の分圧用抵抗器を感圧部の歪抵抗体と同一の材
料にて構成したものである。
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路を配し、前記
分圧回路の分圧用抵抗器を感圧部の歪抵抗体と同一の材
料にて構成したものである。
【0044】また、増幅回路の増幅率を決定する回路抵
抗を感圧部の歪抵抗体と同一の材料にて構成したもので
ある。
抗を感圧部の歪抵抗体と同一の材料にて構成したもので
ある。
【0045】また、増幅回路を、任意の二つの分圧回路
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれ入力する第二の差動増幅回路にて
構成し、演算回路を前記一つ以上の第一の差動増幅回路
の出力を加算する加算回路により構成したものである。
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれ入力する第二の差動増幅回路にて
構成し、演算回路を前記一つ以上の第一の差動増幅回路
の出力を加算する加算回路により構成したものである。
【0046】また、増幅回路を、任意の二つの分圧回路
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増幅回路
と、外部からの信号により前記第一の差動増幅回路の増
幅率を多段階に変更できる増幅率変換回路にて構成し、
演算回路を前記第一の差動増幅回路の出力を加算する加
算回路により構成したものである。
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増幅回路
と、外部からの信号により前記第一の差動増幅回路の増
幅率を多段階に変更できる増幅率変換回路にて構成し、
演算回路を前記第一の差動増幅回路の出力を加算する加
算回路により構成したものである。
【0047】また、増幅回路を、任意の二つの分圧回路
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の一方の出力を入力とし、所定のレベルシフトした
値を出力する変換回路と、前記変換回路の出力と前記分
圧回路の他方の出力をそれぞれの入力とする第二の差動
増幅回路により構成したものである。
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の一方の出力を入力とし、所定のレベルシフトした
値を出力する変換回路と、前記変換回路の出力と前記分
圧回路の他方の出力をそれぞれの入力とする第二の差動
増幅回路により構成したものである。
【0048】また、回路部に、感圧部の各歪抵抗体に対
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路と、前記演算
回路の出力信号の特性ばらつきを出力する特性出力回路
を実装したものである。
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路と、前記演算
回路の出力信号の特性ばらつきを出力する特性出力回路
を実装したものである。
【0049】また、特性出力回路を、電源間に直列接続
した複数個の固定抵抗器と、前記固定抵抗器のうち、任
意の二つの固定抵抗器の接続部の電圧を出力する複数個
の出力端子とにより構成したものである。
した複数個の固定抵抗器と、前記固定抵抗器のうち、任
意の二つの固定抵抗器の接続部の電圧を出力する複数個
の出力端子とにより構成したものである。
【0050】また、特性出力回路を、電源間に直列接続
した第一、第二の固定抵抗器と、前記第一、第二の固定
抵抗器のいずれか一方に並列接続した一つ以上の第三の
固定抵抗器と、第一、第二の固定抵抗器の接続部の電圧
を出力する出力端子とにより構成したものである。
した第一、第二の固定抵抗器と、前記第一、第二の固定
抵抗器のいずれか一方に並列接続した一つ以上の第三の
固定抵抗器と、第一、第二の固定抵抗器の接続部の電圧
を出力する出力端子とにより構成したものである。
【0051】また、特性出力回路を、電源間に直列接続
した二つの固定抵抗器と、前記二つの固定抵抗器の接続
部の電圧を出力する出力端子と、前記二つの固定抵抗器
のいずれか一方または両方をレーザートリミング等によ
り抵抗値を調整する調整手段とにより構成したものであ
る。
した二つの固定抵抗器と、前記二つの固定抵抗器の接続
部の電圧を出力する出力端子と、前記二つの固定抵抗器
のいずれか一方または両方をレーザートリミング等によ
り抵抗値を調整する調整手段とにより構成したものであ
る。
【0052】
【作用】この構成によって、吊り下げ棒にかかる荷重が
吊り下げ棒を介して歪抵抗体に伝わり、荷重を正確に検
出することができる。
吊り下げ棒を介して歪抵抗体に伝わり、荷重を正確に検
出することができる。
【0053】また、吊り下げ棒にかかる荷重は歪抵抗体
を有する感圧部にすべてかかり、回路部へはかからない
ことになる。
を有する感圧部にすべてかかり、回路部へはかからない
ことになる。
【0054】また、感圧部の歪抵抗体と回路部は連結部
を介して電気的に接続することができる。
を介して電気的に接続することができる。
【0055】また、感圧部の歪抵抗体と回路部の分圧用
抵抗器を同一材料で構成することによって、抵抗値の温
度に対する依存性がほぼ同一になる。
抵抗器を同一材料で構成することによって、抵抗値の温
度に対する依存性がほぼ同一になる。
【0056】また、感圧部の歪抵抗体と回路部の増幅回
路の増幅率を決定する回路抵抗の抵抗値の温度に対する
依存性がほぼ同一になる。
路の増幅率を決定する回路抵抗の抵抗値の温度に対する
依存性がほぼ同一になる。
【0057】また、洗濯兼脱水槽内の布重量、水量、洗
濯機外槽のアンバランス状態を電圧にて出力することが
できる。
濯機外槽のアンバランス状態を電圧にて出力することが
できる。
【0058】また、洗濯兼脱水槽内の布重量、水量を場
合分けして電圧にて出力することができる。
合分けして電圧にて出力することができる。
【0059】また、洗濯機外槽のアンバランス状態を正
確に電圧にて出力することができる。
確に電圧にて出力することができる。
【0060】また、感圧部の歪抵抗体、回路部の分圧抵
抗器、増幅回路及び演算回路のばらつきをランク分けし
出力することができる。
抗器、増幅回路及び演算回路のばらつきをランク分けし
出力することができる。
【0061】また、感圧部の歪抵抗体、回路部の分圧抵
抗器、増幅回路及び演算回路のばらつきをランク分けし
電圧にて出力することができる。
抗器、増幅回路及び演算回路のばらつきをランク分けし
電圧にて出力することができる。
【0062】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明するが、従来と同一構成については同
一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
参照しながら説明するが、従来と同一構成については同
一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0063】図1は本発明の第1の実施例における3軸
力覚センサを全自動洗濯機に取り付けた場合の上面板、
水槽カバーを除いた状態の上面図、図2は図1のB−B
線断面図、図3は同第1の実施例における3軸力覚セン
サの上面図、図4は図3のC−C線要部断面図、図5は
同第1の実施例における3軸力覚センサの弾性板の上面
図、図6は同第1の実施例における3軸力覚センサの動
作を示す概略側面図、図7は同第1の実施例における吊
り下げ棒の連続振れによる歪抵抗体の抵抗値変化を示す
特性図である。
力覚センサを全自動洗濯機に取り付けた場合の上面板、
水槽カバーを除いた状態の上面図、図2は図1のB−B
線断面図、図3は同第1の実施例における3軸力覚セン
サの上面図、図4は図3のC−C線要部断面図、図5は
同第1の実施例における3軸力覚センサの弾性板の上面
図、図6は同第1の実施例における3軸力覚センサの動
作を示す概略側面図、図7は同第1の実施例における吊
り下げ棒の連続振れによる歪抵抗体の抵抗値変化を示す
特性図である。
【0064】図において、25は支持体で、略中央に上
下方向に貫通する穴を有し上面の穴を中心とした円周上
に90度毎に突起25a,25b,25c,25dを配
置しており、一隅の補強部材5に設置される。突起25
aはX軸(支持体25の中央の穴の中心と洗濯兼脱水槽
16の中心部を結ぶ直線方向)の負、25bはY軸(X
軸と直交する方向)の正、25cはX軸の正、25dは
Y軸の負の位置とする。
下方向に貫通する穴を有し上面の穴を中心とした円周上
に90度毎に突起25a,25b,25c,25dを配
置しており、一隅の補強部材5に設置される。突起25
aはX軸(支持体25の中央の穴の中心と洗濯兼脱水槽
16の中心部を結ぶ直線方向)の負、25bはY軸(X
軸と直交する方向)の正、25cはX軸の正、25dは
Y軸の負の位置とする。
【0065】26は、上下面が絶縁層30で覆われ、支
持体25の突起25a〜25dの上に載置される弾性板
であり、略中央に上下方向に貫通する穴を有し下面の穴
を中心とした円周上(支持体25の突起25a〜25d
と同じ円周上)に4個の歪抵抗体27a,27b,27
c,27dを支持体25の隣接する2つの突起25a〜
25dの間にくるように付着している。
持体25の突起25a〜25dの上に載置される弾性板
であり、略中央に上下方向に貫通する穴を有し下面の穴
を中心とした円周上(支持体25の突起25a〜25d
と同じ円周上)に4個の歪抵抗体27a,27b,27
c,27dを支持体25の隣接する2つの突起25a〜
25dの間にくるように付着している。
【0066】28は加圧体で、弾性板26の上面に載置
され、略中央に上下方向に貫通する穴を有し下面の穴を
中心とした円周上に4個の突部28a〜28dを弾性板
26における歪抵抗体27a,27b,27c,27d
の付着箇所の反対側面部分に当接するように配置し上面
に球面状の凹部を形成している。
され、略中央に上下方向に貫通する穴を有し下面の穴を
中心とした円周上に4個の突部28a〜28dを弾性板
26における歪抵抗体27a,27b,27c,27d
の付着箇所の反対側面部分に当接するように配置し上面
に球面状の凹部を形成している。
【0067】29は滑動部で、加圧体28の凹部に載置
され凹部との接触面が凹部に嵌合する球面状の凸面にな
っており、支持体25と弾性板26と加圧体28のそれ
ぞれの穴を貫通し洗濯機外槽7の重量を滑動部29に伝
達する吊り下げ棒を保持している。
され凹部との接触面が凹部に嵌合する球面状の凸面にな
っており、支持体25と弾性板26と加圧体28のそれ
ぞれの穴を貫通し洗濯機外槽7の重量を滑動部29に伝
達する吊り下げ棒を保持している。
【0068】以上の支持体25、弾性板26、歪抵抗体
27a〜27d、加圧体28、滑動部29で3軸力覚セ
ンサ24を構成し、これにより槽重量を検出する。
27a〜27d、加圧体28、滑動部29で3軸力覚セ
ンサ24を構成し、これにより槽重量を検出する。
【0069】ここで、弾性板26、歪抵抗体27a〜2
7dにおいて、弾性板26の絶縁層30はガラス層で電
気絶縁性・耐熱性の観点から無アルカリ結晶化ガラスで
構成され、弾性板26は絶縁層30のガラス層との膨張
率を整合させる必要があることから、膨張率100〜1
40×10-7/℃のステンレス鋼が好ましい。又、歪抵
抗体27a〜27dとしてはCu−Ni合金・Ni−C
r合金・酸化ルテニウム等の歪変化により電気抵抗が変
化する性能を有する抵抗材料を使用し、描画法・メタル
マスク法・ドクターブレード法・オフセット法等により
印刷、焼成し構成することが好ましい。
7dにおいて、弾性板26の絶縁層30はガラス層で電
気絶縁性・耐熱性の観点から無アルカリ結晶化ガラスで
構成され、弾性板26は絶縁層30のガラス層との膨張
率を整合させる必要があることから、膨張率100〜1
40×10-7/℃のステンレス鋼が好ましい。又、歪抵
抗体27a〜27dとしてはCu−Ni合金・Ni−C
r合金・酸化ルテニウム等の歪変化により電気抵抗が変
化する性能を有する抵抗材料を使用し、描画法・メタル
マスク法・ドクターブレード法・オフセット法等により
印刷、焼成し構成することが好ましい。
【0070】以上の様に構成された3軸力覚センサにつ
いて、以下その動作について説明する。
いて、以下その動作について説明する。
【0071】洗濯機外槽7の重量は吊り下げ棒3により
洗濯機外枠2の三隅の補強部材5と3軸力覚センサ24
に分散して伝えられる。3軸力覚センサ24では滑動部
29、加圧体28、弾性板26の順で荷重は伝わる。し
たがって歪抵抗体27a〜27dの出力変化を検出すれ
ば槽全体の槽重量変化を知ることができる。
洗濯機外枠2の三隅の補強部材5と3軸力覚センサ24
に分散して伝えられる。3軸力覚センサ24では滑動部
29、加圧体28、弾性板26の順で荷重は伝わる。し
たがって歪抵抗体27a〜27dの出力変化を検出すれ
ば槽全体の槽重量変化を知ることができる。
【0072】洗濯兼脱水槽16が静止状態の時は、例え
ば歪抵抗体27aの場合、弾性板26は支持体25の突
起25aと当接するA1点及び突起25bと当接するA2
点で固定され、加圧体28の突部28aと当接するB1
点で吊り下げ棒3によりある荷重を受け、実線の図の様
に曲げ変形を起こす。弾性板26のB1点の下面C1点に
配置された歪抵抗体27aは伸び歪を起こす。他の三つ
の歪抵抗体27b,27c,27dも同様の原理で伸び
歪を起こす。
ば歪抵抗体27aの場合、弾性板26は支持体25の突
起25aと当接するA1点及び突起25bと当接するA2
点で固定され、加圧体28の突部28aと当接するB1
点で吊り下げ棒3によりある荷重を受け、実線の図の様
に曲げ変形を起こす。弾性板26のB1点の下面C1点に
配置された歪抵抗体27aは伸び歪を起こす。他の三つ
の歪抵抗体27b,27c,27dも同様の原理で伸び
歪を起こす。
【0073】ここで、各歪抵抗体27a〜27dの抵抗
値変化を図24及び図25の従来と同様の出力変換器、
検知回路系のブロック図にあてはめ(ただし歪センサ6
は歪抵抗体27a〜dに置き換える)、静止状態での槽
重量を検出する。
値変化を図24及び図25の従来と同様の出力変換器、
検知回路系のブロック図にあてはめ(ただし歪センサ6
は歪抵抗体27a〜dに置き換える)、静止状態での槽
重量を検出する。
【0074】次に、洗濯兼脱水槽16内の衣類の片寄り
等による洗濯機外槽7のアンバランスの時を考える。例
えば、図5のX軸の正方向に吊り下げ棒3が振られた場
合、図6に示す様に滑動部29、加圧体28、弾性板2
6は点線の動きをとり、歪抵抗体27aは図6のC1点
で荷重P1を受け、静止状態の伸び歪に荷重P1による歪
量が加わることになり、静止状態(初期)の抵抗値は正
(+)の変化となる。逆に、歪抵抗体27bはC2点で
荷重P1が除かれ、静止状態の伸び歪から荷重P 1による
歪量が減ることになり、静止状態(初期)の抵抗値は負
(−)の変化となる。この時、歪抵抗体27cは歪抵抗
体27bと、歪抵抗体27dは歪抵抗体27aとそれぞ
れ同じ変化となる。
等による洗濯機外槽7のアンバランスの時を考える。例
えば、図5のX軸の正方向に吊り下げ棒3が振られた場
合、図6に示す様に滑動部29、加圧体28、弾性板2
6は点線の動きをとり、歪抵抗体27aは図6のC1点
で荷重P1を受け、静止状態の伸び歪に荷重P1による歪
量が加わることになり、静止状態(初期)の抵抗値は正
(+)の変化となる。逆に、歪抵抗体27bはC2点で
荷重P1が除かれ、静止状態の伸び歪から荷重P 1による
歪量が減ることになり、静止状態(初期)の抵抗値は負
(−)の変化となる。この時、歪抵抗体27cは歪抵抗
体27bと、歪抵抗体27dは歪抵抗体27aとそれぞ
れ同じ変化となる。
【0075】又、吊り下げ棒3がY軸正方向、X軸負方
向、Y軸負方向と連続的に振られた場合も同様に考える
と、各歪抵抗体27a〜27dの抵抗値は図7に示す変
化を起こす。
向、Y軸負方向と連続的に振られた場合も同様に考える
と、各歪抵抗体27a〜27dの抵抗値は図7に示す変
化を起こす。
【0076】ここで、図24の従来の出力変換器におい
て、R1に歪抵抗体27a、R2に歪抵抗体27b、R3
に歪抵抗体27c、R4に歪抵抗体27dの各歪センサ
の抵抗値をあてはめると、吊り下げ棒3が各方向に振ら
れた場合の出力の違い(洗濯機外槽7のアンバランス)
が検出でき、さらに図25の従来の検知回路系にブロッ
ク図にあてはめ洗濯制御を行う。
て、R1に歪抵抗体27a、R2に歪抵抗体27b、R3
に歪抵抗体27c、R4に歪抵抗体27dの各歪センサ
の抵抗値をあてはめると、吊り下げ棒3が各方向に振ら
れた場合の出力の違い(洗濯機外槽7のアンバランス)
が検出でき、さらに図25の従来の検知回路系にブロッ
ク図にあてはめ洗濯制御を行う。
【0077】以上の様に本実施例によれば、洗濯機外槽
7を四本の吊り下げ棒3によって四隅の補強部材5で支
持する構成において、一隅の補強部材5の上に3軸力覚
センサ24を設けることにより、槽重量の1/4の荷重
を3軸力覚センサ24が受けることになり、洗濯兼脱水
槽16の静止状態の槽重量を検出することができる。ま
た、3軸力覚センサ24にはXおよびY軸上に歪抵抗体
27a〜27dが配置されているので、吊り下げ棒3に
よる荷重の振れにより、洗濯機外槽7のアンバランスを
正確に検出することができる。さらに、3軸力覚センサ
24は一隅の補強部材5上に設けるだけで良く、取り付
け作業時間が短縮でき、接続リード線の省線化でノイズ
による槽重量の誤検知も極力防止することができる。
7を四本の吊り下げ棒3によって四隅の補強部材5で支
持する構成において、一隅の補強部材5の上に3軸力覚
センサ24を設けることにより、槽重量の1/4の荷重
を3軸力覚センサ24が受けることになり、洗濯兼脱水
槽16の静止状態の槽重量を検出することができる。ま
た、3軸力覚センサ24にはXおよびY軸上に歪抵抗体
27a〜27dが配置されているので、吊り下げ棒3に
よる荷重の振れにより、洗濯機外槽7のアンバランスを
正確に検出することができる。さらに、3軸力覚センサ
24は一隅の補強部材5上に設けるだけで良く、取り付
け作業時間が短縮でき、接続リード線の省線化でノイズ
による槽重量の誤検知も極力防止することができる。
【0078】以下本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明するが、第1の実施例と同一構成に
ついては同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
を参照しながら説明するが、第1の実施例と同一構成に
ついては同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0079】図8は本発明の第2の実施例における3軸
力覚センサの弾性板の上面図を示すものである。
力覚センサの弾性板の上面図を示すものである。
【0080】図8において、30は支持体25の突起2
5a〜25dと当接するリング状の感圧部で、下面には
歪抵抗体27a〜27dを支持体25の突起25a〜d
の間に位置するように付着している。31a,31b,
31c,31dは連結部、32は回路部で、連結部31
a〜31dは支持体25の穴の中心と突起25a〜25
dとを結ぶ直線上かつ突起25a〜25d外周側位置に
配置され感圧部30と回路部32を接続する。
5a〜25dと当接するリング状の感圧部で、下面には
歪抵抗体27a〜27dを支持体25の突起25a〜d
の間に位置するように付着している。31a,31b,
31c,31dは連結部、32は回路部で、連結部31
a〜31dは支持体25の穴の中心と突起25a〜25
dとを結ぶ直線上かつ突起25a〜25d外周側位置に
配置され感圧部30と回路部32を接続する。
【0081】以上の様に構成された3軸力覚センサの弾
性板について、以下その動作について説明する。
性板について、以下その動作について説明する。
【0082】図4に示す3軸力覚センサの構成で、弾性
板26は支持体25の突起25a〜25dの位置を支
点、歪抵抗体27a〜27dの上面位置を力点とする両
持ちはりとなり、吊り下げ棒3に荷重がかかると弾性板
26は曲げ変形を起こす。ここで弾性板26は、細い連
結部31a〜31dにて感圧部30と回路部32を接続
しており、支点及び力点が感圧部30の中にあるので荷
重はすべて感圧部30にかかり、回路部32へはかから
ないことになる。
板26は支持体25の突起25a〜25dの位置を支
点、歪抵抗体27a〜27dの上面位置を力点とする両
持ちはりとなり、吊り下げ棒3に荷重がかかると弾性板
26は曲げ変形を起こす。ここで弾性板26は、細い連
結部31a〜31dにて感圧部30と回路部32を接続
しており、支点及び力点が感圧部30の中にあるので荷
重はすべて感圧部30にかかり、回路部32へはかから
ないことになる。
【0083】以上の様に本実施例によれば、弾性板26
を荷重のかかる感圧部30と荷重のかからない回路部3
2で構成することにより、図25に示す検知回路を回路
部32に配置することができ、安価で省スペース化を図
れるばかりでなく、歪抵抗体27a〜dと検知回路の接
続距離が短くなり、ノイズによる誤検知も防止すること
ができる。
を荷重のかかる感圧部30と荷重のかからない回路部3
2で構成することにより、図25に示す検知回路を回路
部32に配置することができ、安価で省スペース化を図
れるばかりでなく、歪抵抗体27a〜dと検知回路の接
続距離が短くなり、ノイズによる誤検知も防止すること
ができる。
【0084】以下本発明の第3の実施例について、図面
を参照しながら説明するが、第2の実施例と同一構成に
ついては同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
を参照しながら説明するが、第2の実施例と同一構成に
ついては同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0085】図9は本発明の第3の実施例における3軸
力覚センサの弾性板の下面図を示すものである。
力覚センサの弾性板の下面図を示すものである。
【0086】図9において、33a,33b,33c,
33d,33e,33f,33g,33hは、感圧部3
0の歪抵抗体27a〜27dと回路部32の図25に示
す検知回路を連結部31a〜31dを介して接続する導
体パターンで、弾性板26の下面に付着している。この
とき支持体25の突起25a〜25dは導体パターン3
3a〜33dに接触しない例えば扇型の形状とする。
33d,33e,33f,33g,33hは、感圧部3
0の歪抵抗体27a〜27dと回路部32の図25に示
す検知回路を連結部31a〜31dを介して接続する導
体パターンで、弾性板26の下面に付着している。この
とき支持体25の突起25a〜25dは導体パターン3
3a〜33dに接触しない例えば扇型の形状とする。
【0087】以上の様に構成された3軸力覚センサの弾
性板について、以下その動作について説明する。
性板について、以下その動作について説明する。
【0088】荷重変化による歪抵抗体27aの抵抗値変
化は、抵抗体27aの一端に接続される導体パターン3
3a及び他端に接続される導体パターン33bにより、
連結部31aおよび31bを介して回路部32の検知回
路へ伝えられる。
化は、抵抗体27aの一端に接続される導体パターン3
3a及び他端に接続される導体パターン33bにより、
連結部31aおよび31bを介して回路部32の検知回
路へ伝えられる。
【0089】以上の様に本実施例によれば、弾性板26
の感圧部30の歪抵抗体27a〜27dと回路部32の
検知回路を連結部31a〜31dを介して電気的に導体
パターン33a〜33hで接続する構成にすることによ
り、歪抵抗体27a〜27dと検知回路を接続するリー
ド線が不要となり、安価になるばかりでなく、ノイズに
よる誤検知も防止することができる。また、支持体25
の突起25a〜25dを導体パターン33a〜33hに
接触しない形状としていることにより、導体パターン3
3a〜33hが突起25a〜25dによりこすられ、断
線することも防ぐことができる。
の感圧部30の歪抵抗体27a〜27dと回路部32の
検知回路を連結部31a〜31dを介して電気的に導体
パターン33a〜33hで接続する構成にすることによ
り、歪抵抗体27a〜27dと検知回路を接続するリー
ド線が不要となり、安価になるばかりでなく、ノイズに
よる誤検知も防止することができる。また、支持体25
の突起25a〜25dを導体パターン33a〜33hに
接触しない形状としていることにより、導体パターン3
3a〜33hが突起25a〜25dによりこすられ、断
線することも防ぐことができる。
【0090】以下本発明の第4の実施例について、3軸
力覚センサを全自動洗濯機に取り付けた場合を例に図面
を参照しながら説明する。
力覚センサを全自動洗濯機に取り付けた場合を例に図面
を参照しながら説明する。
【0091】全自動洗濯機および3軸力覚センサの構成
は、第1から第3の実施例と同一であり、同一の符号を
付与し説明は省略する。
は、第1から第3の実施例と同一であり、同一の符号を
付与し説明は省略する。
【0092】図10は本発明の第4の実施例における3
軸力覚センサの回路図である。r1,r2,r3,r4
は感圧部30に配した第一から第四の歪抵抗体、R5,
R6,R7,R8は回路部32に配した第一から第四の分
圧用抵抗器で第一から第四の歪抵抗体r1〜r4と同一
の材料からなる。第一から第四の歪抵抗体r1〜r4は
それぞれ、第一から第四の分圧抵抗器R5、R6、R7、
R8と電源とGND間に第一から第四の歪抵抗体r1〜
r4を電源側に直列接続し第一から第四の分圧回路3
4,35,36,37を形成している。なお、第一から
第四の歪抵抗体r1〜r4を電源側に接続したがGND
側接続しても同一の特性を得られることはいうまでもな
い。
軸力覚センサの回路図である。r1,r2,r3,r4
は感圧部30に配した第一から第四の歪抵抗体、R5,
R6,R7,R8は回路部32に配した第一から第四の分
圧用抵抗器で第一から第四の歪抵抗体r1〜r4と同一
の材料からなる。第一から第四の歪抵抗体r1〜r4は
それぞれ、第一から第四の分圧抵抗器R5、R6、R7、
R8と電源とGND間に第一から第四の歪抵抗体r1〜
r4を電源側に直列接続し第一から第四の分圧回路3
4,35,36,37を形成している。なお、第一から
第四の歪抵抗体r1〜r4を電源側に接続したがGND
側接続しても同一の特性を得られることはいうまでもな
い。
【0093】R9,R10,R11,R12,R13,R14,R
15,R16,R17,R18,R19,R20,R21,R22,
R23,R24は増幅回路の増幅率を決定する回路抵抗であ
る。IC1,IC2,IC3,IC4は増幅器、Vref
は増幅回路の基準電圧である。
15,R16,R17,R18,R19,R20,R21,R22,
R23,R24は増幅回路の増幅率を決定する回路抵抗であ
る。IC1,IC2,IC3,IC4は増幅器、Vref
は増幅回路の基準電圧である。
【0094】増幅器IC1〜4は反転入力側に第一から
第四の分圧回路34,35,36,37の出力をそれぞ
れ回路抵抗R9,R13,R17,R21を介して入力すると
ともに、回路抵抗R10,R14,R18,R22にて出力と接
続している。また、非反転入力側は、基準電圧Vrefを
回路抵抗R11,R15,R19,R23を介して入力するとと
もに、回路抵抗R12,R16,R20,R24を介してGND
に接続し第一から第四の増幅回路38,39,40,4
1を形成している。
第四の分圧回路34,35,36,37の出力をそれぞ
れ回路抵抗R9,R13,R17,R21を介して入力すると
ともに、回路抵抗R10,R14,R18,R22にて出力と接
続している。また、非反転入力側は、基準電圧Vrefを
回路抵抗R11,R15,R19,R23を介して入力するとと
もに、回路抵抗R12,R16,R20,R24を介してGND
に接続し第一から第四の増幅回路38,39,40,4
1を形成している。
【0095】42は演算回路で第一から第四の増幅回路
38,39,40,41の出力を入力し全自動洗濯機の
制御回路43に信号を出力する。
38,39,40,41の出力を入力し全自動洗濯機の
制御回路43に信号を出力する。
【0096】以上の様に構成された3軸力覚センサの回
路について、以下その動作について説明する。
路について、以下その動作について説明する。
【0097】第1から第3の実施例にて説明したよう
に、洗濯機外槽7の自重および洗濯兼脱水槽16内の布
重量、水量に応じ、第一から第四の歪抵抗体r1〜r4
の抵抗値は変化する。その変化量は第一から第四の分圧
回路34,35,36,37の出力として電圧変換さ
れ、第一から第四の増幅回路38,39,40,41に
て増幅され演算回路42にて演算加工され出力される。
に、洗濯機外槽7の自重および洗濯兼脱水槽16内の布
重量、水量に応じ、第一から第四の歪抵抗体r1〜r4
の抵抗値は変化する。その変化量は第一から第四の分圧
回路34,35,36,37の出力として電圧変換さ
れ、第一から第四の増幅回路38,39,40,41に
て増幅され演算回路42にて演算加工され出力される。
【0098】その第一の増幅回路38の出力電圧は(数
3)で与えられる。
3)で与えられる。
【0099】
【数3】
【0100】(数3)おいて、V2は第一の増幅回路3
8の出力電圧、VCCは電源電圧を示す。
8の出力電圧、VCCは電源電圧を示す。
【0101】以下第二から第四の増幅回路39,40,
41においても同様のため第一の増幅回路38を例に説
明する。
41においても同様のため第一の増幅回路38を例に説
明する。
【0102】ここで第一の歪抵抗体r1、第一の分圧用
抵抗器R5、回路抵抗R9〜R12はそれぞれ温度特性を持
っているため、任意の温度T1における出力電圧V2(T
1)は(数4)の様になる。
抵抗器R5、回路抵抗R9〜R12はそれぞれ温度特性を持
っているため、任意の温度T1における出力電圧V2(T
1)は(数4)の様になる。
【0103】
【数4】
【0104】ここで、k1は第一の歪抵抗体r1、knは
第一の分圧用抵抗器R5および回路抵抗(Rn)の温度係
数(n=5,9,10,11,12)を示し、T0は基
準温度を示す。
第一の分圧用抵抗器R5および回路抵抗(Rn)の温度係
数(n=5,9,10,11,12)を示し、T0は基
準温度を示す。
【0105】すなわち、任意の温度T1における出力電
圧V2(T1)は第一の歪抵抗体r1、第一の分圧用抵抗
器R5、回路抵抗R9〜R12の温度係数k1,k5,k9,
k10,k11,k12の影響を受けることがわかる。しかし
ながら、第一の歪抵抗体r1、第一の分圧用抵抗器R5
は同一の材料にて構成しているためその温度係数はほぼ
同等で、(数5)の関係が成立する。
圧V2(T1)は第一の歪抵抗体r1、第一の分圧用抵抗
器R5、回路抵抗R9〜R12の温度係数k1,k5,k9,
k10,k11,k12の影響を受けることがわかる。しかし
ながら、第一の歪抵抗体r1、第一の分圧用抵抗器R5
は同一の材料にて構成しているためその温度係数はほぼ
同等で、(数5)の関係が成立する。
【0106】
【数5】
【0107】したがって、任意の温度T1における出力
電圧V2(T1)は、(数6)の様になり、温度係数
K1,K5の影響を受けなくなる。
電圧V2(T1)は、(数6)の様になり、温度係数
K1,K5の影響を受けなくなる。
【0108】
【数6】
【0109】以上の様に本実施例によれば、第一から第
四の歪抵抗体r1〜r4と、第一から第四の分圧用抵抗
器R5〜R8を、同一の材料にて構成することにより、第
一から第四の分圧回路34,35,36,37の出力電
圧は、周囲の温度に影響を受けなくなる。
四の歪抵抗体r1〜r4と、第一から第四の分圧用抵抗
器R5〜R8を、同一の材料にて構成することにより、第
一から第四の分圧回路34,35,36,37の出力電
圧は、周囲の温度に影響を受けなくなる。
【0110】したがって、出力電圧の周囲温度に対する
依存度を少なくすることができる。以下本発明の第5の
実施例について、図面を参照しながら説明する。
依存度を少なくすることができる。以下本発明の第5の
実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0111】本発明の第5の実施例の3軸力覚センサの
回路図は、第4の実施例の図10と同一であり、同一の
符号を付与し構成の説明は省略し、以下その動作につい
て説明する。
回路図は、第4の実施例の図10と同一であり、同一の
符号を付与し構成の説明は省略し、以下その動作につい
て説明する。
【0112】(数6)において、第一の歪抵抗体r1、
第一の分圧用抵抗器R5、回路抵抗R9〜R12は同一の材
料にて構成しているためその温度係数はほぼ同等で、
(数7)の関係が成立する。
第一の分圧用抵抗器R5、回路抵抗R9〜R12は同一の材
料にて構成しているためその温度係数はほぼ同等で、
(数7)の関係が成立する。
【0113】
【数7】
【0114】したがって、任意の温度T1における出力
電圧V2(T1)は、(数8)の様になり、温度係数
K1,K5,K9,K10,K11,K12の影響を受けなくな
る。
電圧V2(T1)は、(数8)の様になり、温度係数
K1,K5,K9,K10,K11,K12の影響を受けなくな
る。
【0115】
【数8】
【0116】以上の様に本実施例によれば、第一から第
四の歪抵抗体r1〜r4と、第一から第四の分圧用抵抗
器R5〜R8と、回路抵抗R9〜R24を同一の材料にて構
成することにより、第一から第四の分圧回路34,3
5,36,37の出力電圧および第一から第四の増幅回
路38,39,40,41の出力電圧は、周囲の温度に
影響を受けなくなる。
四の歪抵抗体r1〜r4と、第一から第四の分圧用抵抗
器R5〜R8と、回路抵抗R9〜R24を同一の材料にて構
成することにより、第一から第四の分圧回路34,3
5,36,37の出力電圧および第一から第四の増幅回
路38,39,40,41の出力電圧は、周囲の温度に
影響を受けなくなる。
【0117】したがって、出力電圧の周囲温度に対する
依存度をなくすことができる。以下本発明の第6の実施
例について、図面を参照しながら説明するが、第1から
第3の実施例と同一構成については同一符号を付して、
その詳細な説明は省略する。
依存度をなくすことができる。以下本発明の第6の実施
例について、図面を参照しながら説明するが、第1から
第3の実施例と同一構成については同一符号を付して、
その詳細な説明は省略する。
【0118】図11は本発明の第6の実施例における3
軸力覚センサの回路図を示すものである。
軸力覚センサの回路図を示すものである。
【0119】図11において、r5,r6,r7,r8
は、感圧部30に配した第一から第四の歪抵抗体であ
る。R25,R26,R27,R28は回路部に配した第一から
第四の分圧用抵抗器で第一から第四の歪抵抗体r5〜r
8と同一の材料からなる。第一から第四の歪抵抗体r5
〜r8はそれぞれ、第一から第四の分圧用抵抗器R25〜
R28と電源とGND間に第一、第三の歪抵抗体r5、r
7を電源側に直列接続し第二と第四の歪抵抗体r6、r
8をGND側に直列接続し第一から第四の分圧回路4
4,45,46,47を形成している。
は、感圧部30に配した第一から第四の歪抵抗体であ
る。R25,R26,R27,R28は回路部に配した第一から
第四の分圧用抵抗器で第一から第四の歪抵抗体r5〜r
8と同一の材料からなる。第一から第四の歪抵抗体r5
〜r8はそれぞれ、第一から第四の分圧用抵抗器R25〜
R28と電源とGND間に第一、第三の歪抵抗体r5、r
7を電源側に直列接続し第二と第四の歪抵抗体r6、r
8をGND側に直列接続し第一から第四の分圧回路4
4,45,46,47を形成している。
【0120】R29,R30,R31,R32,R33,R34,R
35,R36,R37,R38,R39,R40は差動増幅回路の増
幅率を決定する回路抵抗で第一から第四の歪抵抗体r5
〜r8と同一の材料からなる。IC5,IC6,IC7
は増幅器、IC8は加算器である。
35,R36,R37,R38,R39,R40は差動増幅回路の増
幅率を決定する回路抵抗で第一から第四の歪抵抗体r5
〜r8と同一の材料からなる。IC5,IC6,IC7
は増幅器、IC8は加算器である。
【0121】増幅器IC5、IC6は反転入力側に第
一、第三の分圧回路44,46の出力をそれぞれ回路抵
抗R29,R33を介して入力すると共に、回路抵抗R31,
R35にて出力と接続している。また、非反転入力側は、
第二、第四の分圧回路45,47の出力をそれぞれ回路
抵抗R30,R34を介して入力すると共に、回路抵抗
R32,R36を介してGNDに接続し第一、第二の差動増
幅回路48,49を形成している。
一、第三の分圧回路44,46の出力をそれぞれ回路抵
抗R29,R33を介して入力すると共に、回路抵抗R31,
R35にて出力と接続している。また、非反転入力側は、
第二、第四の分圧回路45,47の出力をそれぞれ回路
抵抗R30,R34を介して入力すると共に、回路抵抗
R32,R36を介してGNDに接続し第一、第二の差動増
幅回路48,49を形成している。
【0122】増幅器IC7は反転入力側に第一の分圧回
路44の出力を回路抵抗R37を介して入力すると共に、
回路抵抗R39にて出力と接続している。また、非反転入
力側は、第三の分圧回路46の出力を回路抵抗R38を介
して入力すると共に、回路抵抗R40を介してGNDに接
続し第三の差動増幅回路50を形成している。
路44の出力を回路抵抗R37を介して入力すると共に、
回路抵抗R39にて出力と接続している。また、非反転入
力側は、第三の分圧回路46の出力を回路抵抗R38を介
して入力すると共に、回路抵抗R40を介してGNDに接
続し第三の差動増幅回路50を形成している。
【0123】加算器IC8は、第一、第二の差動増幅回
路48,49からの出力を回路抵抗R41,R42を介して
非反転入力側に入力し、加算器IC8の出力を回路抵抗
R43を介して反転入力側に入力すると共に、回路抵抗R
44を介してGNDに接続し演算回路51を形成してい
る。
路48,49からの出力を回路抵抗R41,R42を介して
非反転入力側に入力し、加算器IC8の出力を回路抵抗
R43を介して反転入力側に入力すると共に、回路抵抗R
44を介してGNDに接続し演算回路51を形成してい
る。
【0124】また、演算回路51と第三の差動増幅回路
50の出力は全自動洗濯機の制御回路(図示せず)へ信
号として入力される。
50の出力は全自動洗濯機の制御回路(図示せず)へ信
号として入力される。
【0125】以上の様に構成された3軸力覚センサを全
自動洗濯機に取り付けた場合について、以下にその動作
について説明する。
自動洗濯機に取り付けた場合について、以下にその動作
について説明する。
【0126】第1から第3の実施例にて説明したよう
に、洗濯兼脱水槽16が静止している場合、洗濯機外槽
7の自重及び洗濯兼脱水槽16内の布重量、水量に応
じ、第一から第四までの歪抵抗体r5〜r8の抵抗値は
伸び歪を受け正(+)に変化する。その変化量は、第一
から第四の分圧回路44,45,46,47の出力とし
て電圧変換され、第一、第二の差動増幅回路48,49
にて差動増幅され、演算回路51にて回路抵抗R41〜R
44を同一抵抗値とすれば加算され出力Vout1として出
力される。
に、洗濯兼脱水槽16が静止している場合、洗濯機外槽
7の自重及び洗濯兼脱水槽16内の布重量、水量に応
じ、第一から第四までの歪抵抗体r5〜r8の抵抗値は
伸び歪を受け正(+)に変化する。その変化量は、第一
から第四の分圧回路44,45,46,47の出力とし
て電圧変換され、第一、第二の差動増幅回路48,49
にて差動増幅され、演算回路51にて回路抵抗R41〜R
44を同一抵抗値とすれば加算され出力Vout1として出
力される。
【0127】その演算回路51の出力Vout1は、(数
9)で与えられる。
9)で与えられる。
【0128】
【数9】
【0129】ここでA1は、第一、第二の増幅回路4
8,49の回路抵抗R29〜R36により決定される増幅率
である。
8,49の回路抵抗R29〜R36により決定される増幅率
である。
【0130】すなわち、第一から第四の歪抵抗体r5〜
r8の抵抗値の変化量を電圧変換し、加算することによ
って洗濯兼脱水槽16内の重量を測定できる。
r8の抵抗値の変化量を電圧変換し、加算することによ
って洗濯兼脱水槽16内の重量を測定できる。
【0131】また、第1の実施例にて説明したように、
洗濯兼脱水槽16内の布類の片寄り等による洗濯機外槽
7のアンバランスに応じ、第一の歪抵抗体r5は加圧体
28の状態によって抵抗値が正(+)の変化になった
り、負(−)の変化になったりする。同様に第二から第
四の歪抵抗体r6,r7,r8もそれぞれ変化する。
洗濯兼脱水槽16内の布類の片寄り等による洗濯機外槽
7のアンバランスに応じ、第一の歪抵抗体r5は加圧体
28の状態によって抵抗値が正(+)の変化になった
り、負(−)の変化になったりする。同様に第二から第
四の歪抵抗体r6,r7,r8もそれぞれ変化する。
【0132】このとき第一から第四の歪抵抗体r5〜r
8を第1の実施例の図3に示す27a〜27dの位置に
それぞれ配すれば、第一の歪抵抗体r5と第三の歪抵抗
体r7は相対する抵抗値変化が生じ、同様に第二の歪抵
抗体r6と第四の歪抵抗体r8も相対する抵抗値変化が
生じる。第一、第三の歪抵抗体r5,r7の変化量は、
第一、第三の分圧回路44,46の出力として電圧変換
され、第三の差動増幅回路50にて、第一、第三の分圧
回路44,46の出力差を増幅して出力Vout2として
出力される。
8を第1の実施例の図3に示す27a〜27dの位置に
それぞれ配すれば、第一の歪抵抗体r5と第三の歪抵抗
体r7は相対する抵抗値変化が生じ、同様に第二の歪抵
抗体r6と第四の歪抵抗体r8も相対する抵抗値変化が
生じる。第一、第三の歪抵抗体r5,r7の変化量は、
第一、第三の分圧回路44,46の出力として電圧変換
され、第三の差動増幅回路50にて、第一、第三の分圧
回路44,46の出力差を増幅して出力Vout2として
出力される。
【0133】その第三の差動増幅回路50の出力Vout
2は(数10)で与えられる。
2は(数10)で与えられる。
【0134】
【数10】
【0135】ここでA2は、第三の差動増幅回路50の
回路抵抗R37〜R40により決定される増幅率である。
回路抵抗R37〜R40により決定される増幅率である。
【0136】すなわち第一、第三の歪抵抗体r5,r7
の歪量の差を換算することによって洗濯機外槽7のアン
バランス状態を把握することができる。
の歪量の差を換算することによって洗濯機外槽7のアン
バランス状態を把握することができる。
【0137】また同様に第二、第四の歪抵抗体r6,r
8の歪量の差を換算することによっても洗濯機外槽7の
アンバランス状態を把握することができることはいうま
でもない。
8の歪量の差を換算することによっても洗濯機外槽7の
アンバランス状態を把握することができることはいうま
でもない。
【0138】以上の様に本実施例の3軸力覚センサによ
れば、第一から第四の歪抵抗体r5〜r8の変化量を加
算する演算回路51と、第一、第三の歪抵抗体r5,r
7の変化量の差を出力する第三の差動増幅回路50を設
けることにより、洗濯兼脱水槽16内の布重量、水量及
び洗濯機外槽7のアンバラス状態を精度良く検出するこ
とができる。
れば、第一から第四の歪抵抗体r5〜r8の変化量を加
算する演算回路51と、第一、第三の歪抵抗体r5,r
7の変化量の差を出力する第三の差動増幅回路50を設
けることにより、洗濯兼脱水槽16内の布重量、水量及
び洗濯機外槽7のアンバラス状態を精度良く検出するこ
とができる。
【0139】以下本発明の第7の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図12は本発明の第7の実施
例における3軸力覚センサの回路図を示すものである
が、第6の実施例と同一構成については同一符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
を参照しながら説明する。図12は本発明の第7の実施
例における3軸力覚センサの回路図を示すものである
が、第6の実施例と同一構成については同一符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0140】図12において、R31a,R31b,R
32a,R32b,R35a,R35b,R36a,R36bは差動
増幅回路の増幅率を決定する回路抵抗であり、第一から
第四の歪抵抗体r5〜r8と同一の材料からなる。RS
1,RS2,RS3,RS4は、差動増幅回路の増幅率
を切り換えるリレースイッチであり、回路抵抗R31a,
R 31b,リレースイッチRS1で第一の増幅率変換回路
52aを、回路抵抗R32a,R32b,リレースイッチR
S2で第二の増幅率変換回路52bを、回路抵抗R
35a,R35b,リレースイッチRS3で第三の増幅率変
換回路53aを、回路抵抗R36a,R36b,リレースイ
ッチRS4で第四の増幅率変換回路53bをそれぞれ構
成し、全自動洗濯機からの制御信号でリレースイッチR
S1〜RS4は切り替わる。
32a,R32b,R35a,R35b,R36a,R36bは差動
増幅回路の増幅率を決定する回路抵抗であり、第一から
第四の歪抵抗体r5〜r8と同一の材料からなる。RS
1,RS2,RS3,RS4は、差動増幅回路の増幅率
を切り換えるリレースイッチであり、回路抵抗R31a,
R 31b,リレースイッチRS1で第一の増幅率変換回路
52aを、回路抵抗R32a,R32b,リレースイッチR
S2で第二の増幅率変換回路52bを、回路抵抗R
35a,R35b,リレースイッチRS3で第三の増幅率変
換回路53aを、回路抵抗R36a,R36b,リレースイ
ッチRS4で第四の増幅率変換回路53bをそれぞれ構
成し、全自動洗濯機からの制御信号でリレースイッチR
S1〜RS4は切り替わる。
【0141】増幅器IC5は、反転入力側に第一の分圧
回路44の出力を回路抵抗R29を介して入力すると共
に、回路抵抗R31a,リレースイッチRS1および回路
抵抗R 31b,リレースイッチRS1にて出力と接続して
いる。また、非反転入力側は、第二の分圧回路45の出
力を回路抵抗R30を介して入力すると共に、回路抵抗R
32a,リレースイッチRS2および回路抵抗R32b,リ
レースイッチRS2を介してGNDに接続し第一の差動
増幅回路52を形成している。
回路44の出力を回路抵抗R29を介して入力すると共
に、回路抵抗R31a,リレースイッチRS1および回路
抵抗R 31b,リレースイッチRS1にて出力と接続して
いる。また、非反転入力側は、第二の分圧回路45の出
力を回路抵抗R30を介して入力すると共に、回路抵抗R
32a,リレースイッチRS2および回路抵抗R32b,リ
レースイッチRS2を介してGNDに接続し第一の差動
増幅回路52を形成している。
【0142】増幅器IC6は、反転入力側に第三の分圧
回路46の出力を回路抵抗R33を介して入力すると共
に、回路抵抗R35a,リレースイッチRS3および回路
抵抗R 35b,リレースイッチRS3にて出力と接続して
いる。また、非反転入力側は、第四の分圧回路47の出
力を回路抵抗R34を介して入力すると共に、回路抵抗R
36a,リレースイッチRS4および回路抵抗R36b,リ
レースイッチRS4を介してGNDに接続し第二の差動
増幅回路53を形成している。
回路46の出力を回路抵抗R33を介して入力すると共
に、回路抵抗R35a,リレースイッチRS3および回路
抵抗R 35b,リレースイッチRS3にて出力と接続して
いる。また、非反転入力側は、第四の分圧回路47の出
力を回路抵抗R34を介して入力すると共に、回路抵抗R
36a,リレースイッチRS4および回路抵抗R36b,リ
レースイッチRS4を介してGNDに接続し第二の差動
増幅回路53を形成している。
【0143】以上の様に構成された3軸力覚センサを全
自動洗濯機に取り付けた場合について、以下にその動作
について説明する。
自動洗濯機に取り付けた場合について、以下にその動作
について説明する。
【0144】例えば、洗濯兼脱水槽16内の布重量を測
定する場合、全自動洗濯機の制御回路(図示せず)から
第一、第二の差動増幅回路52、53の増幅率を切り換
えるリレースイッチRS1〜RS4に信号が送られ、増
幅率を決定する回路抵抗R31a,R32a,R35a,R36
aが選択される。また、洗濯兼脱水槽16内の水量を測
定する場合、全自動洗濯機の制御回路から第一、第二の
差動増幅回路52,53の増幅率を切り換えるリレース
イッチRS1〜RS4に信号が送られ、増幅率を決定す
る回路抵抗R31b,R32b,R35b,R36bが選択され
る。
定する場合、全自動洗濯機の制御回路(図示せず)から
第一、第二の差動増幅回路52、53の増幅率を切り換
えるリレースイッチRS1〜RS4に信号が送られ、増
幅率を決定する回路抵抗R31a,R32a,R35a,R36
aが選択される。また、洗濯兼脱水槽16内の水量を測
定する場合、全自動洗濯機の制御回路から第一、第二の
差動増幅回路52,53の増幅率を切り換えるリレース
イッチRS1〜RS4に信号が送られ、増幅率を決定す
る回路抵抗R31b,R32b,R35b,R36bが選択され
る。
【0145】その洗濯兼脱水槽16内の布重量を測定す
る場合の演算回路51の出力Vout3は、(数11)で
与えられる。
る場合の演算回路51の出力Vout3は、(数11)で
与えられる。
【0146】
【数11】
【0147】ここでA3は、第一、第二の差動増幅回路
52,53の増幅率で、回路抵抗R31a,R32a,R35
a,R36aで決定される。
52,53の増幅率で、回路抵抗R31a,R32a,R35
a,R36aで決定される。
【0148】また、洗濯兼脱水槽16内の水量を測定す
る場合の演算回路51の出力Vout4は、(数12)で
与えられる。
る場合の演算回路51の出力Vout4は、(数12)で
与えられる。
【0149】
【数12】
【0150】ここでA4は、第一、第二の差動増幅回路
52,53の増幅率で、回路抵抗R31b,R32b,R35
b,R36bで決定される。
52,53の増幅率で、回路抵抗R31b,R32b,R35
b,R36bで決定される。
【0151】このとき、R31a>R31b,R32a>R32
b,R35a>R35b,R36a>R36bとすれば、布重量
時の増幅率A3は水量時の増幅率A4よりも大きくでき
る。
b,R35a>R35b,R36a>R36bとすれば、布重量
時の増幅率A3は水量時の増幅率A4よりも大きくでき
る。
【0152】以上の様に本実施例の3軸力覚センサによ
れば、第一、第二の差動増幅回路52、53の増幅率を
決定する回路抵抗R31a,R31b,R32a,R32b,R
35a,R35b,R36a,R36bと直列に差動増幅率の増
幅率を切り換えるリレースイッチRS1〜RS4をそれ
ぞれ設けることによって、洗濯兼脱水槽16内の測定対
象物の重量を精度良く測定することができる。
れば、第一、第二の差動増幅回路52、53の増幅率を
決定する回路抵抗R31a,R31b,R32a,R32b,R
35a,R35b,R36a,R36bと直列に差動増幅率の増
幅率を切り換えるリレースイッチRS1〜RS4をそれ
ぞれ設けることによって、洗濯兼脱水槽16内の測定対
象物の重量を精度良く測定することができる。
【0153】以下本発明の第8の実施例について、図面
を参照しながら説明するが、第1から第3の実施例と同
一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は
省略する。
を参照しながら説明するが、第1から第3の実施例と同
一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は
省略する。
【0154】図13は本発明の第8の実施例における3
軸力覚センサの回路図を、図14、図15は動作説明図
を示すものである。
軸力覚センサの回路図を、図14、図15は動作説明図
を示すものである。
【0155】図13において、R45,R46は、第一の分
圧回路44の出力をレベルダウンさせる回路抵抗で、回
路抵抗R45は一端を第一の分圧回路44の出力に接続
し、他端を回路抵抗R37に直列接続すると共に、回路抵
抗R46を介してGNDと接続し変換回路54を構成して
いる。
圧回路44の出力をレベルダウンさせる回路抵抗で、回
路抵抗R45は一端を第一の分圧回路44の出力に接続
し、他端を回路抵抗R37に直列接続すると共に、回路抵
抗R46を介してGNDと接続し変換回路54を構成して
いる。
【0156】以上の様に構成された3軸力覚センサを全
自動洗濯機に取り付けた場合について、以下にその動作
について説明する。
自動洗濯機に取り付けた場合について、以下にその動作
について説明する。
【0157】図13おいて、第1から第3、第5実施例
にて説明したように、洗濯兼脱水槽16内の布類の片寄
り等による洗濯機外槽7のアンバランスに応じ、第一の
歪抵抗体r5と第三の歪抵抗体r7は相対する抵抗値変
化が生じる。その変化量は、第一、第三の分圧回路4
4,46の出力として電圧変換され、第三の差動増幅回
路50にて、第一、第三の分圧回路44,46の出力差
を入力増幅して出力Vou t5として出力される。
にて説明したように、洗濯兼脱水槽16内の布類の片寄
り等による洗濯機外槽7のアンバランスに応じ、第一の
歪抵抗体r5と第三の歪抵抗体r7は相対する抵抗値変
化が生じる。その変化量は、第一、第三の分圧回路4
4,46の出力として電圧変換され、第三の差動増幅回
路50にて、第一、第三の分圧回路44,46の出力差
を入力増幅して出力Vou t5として出力される。
【0158】その第三の差動増幅回路50の出力Vout
5は、(数13)で与えられる。
5は、(数13)で与えられる。
【0159】
【数13】
【0160】ここでA5は第三の差動増幅回路50の回
路抵抗R37〜R40により決定される増幅率である。
路抵抗R37〜R40により決定される増幅率である。
【0161】また、その第一の分圧回路44の出力
V44、第三の分圧回路46の出力V46は、(数14),
(数15)で与えられる。
V44、第三の分圧回路46の出力V46は、(数14),
(数15)で与えられる。
【0162】
【数14】
【0163】
【数15】
【0164】すなわち、図14に示すように電源電圧V
ccが同じである為に、第一の分圧回路44の出力V44が
最大になる時と、第三の分圧回路46の出力V46が最小
になる時に、第一、第三の分圧回路44,46の出力波
形が重複する部分が発生し、そのために、正確に第三の
差動増幅回路50の出力Vout5の出力波形が得られな
い。そこで、図13に示しているように増幅器IC7の
反転入力側に変換回路54を接続することによって、第
一の分圧回路44の出力波形をレベルダウンさせる。そ
の結果、図15に示すように、第一、第三の分圧回路4
4,46の出力波形が重複しない波形となり、正確に第
三の差動増幅回路50の出力Vout5の出力波形が得ら
れる。
ccが同じである為に、第一の分圧回路44の出力V44が
最大になる時と、第三の分圧回路46の出力V46が最小
になる時に、第一、第三の分圧回路44,46の出力波
形が重複する部分が発生し、そのために、正確に第三の
差動増幅回路50の出力Vout5の出力波形が得られな
い。そこで、図13に示しているように増幅器IC7の
反転入力側に変換回路54を接続することによって、第
一の分圧回路44の出力波形をレベルダウンさせる。そ
の結果、図15に示すように、第一、第三の分圧回路4
4,46の出力波形が重複しない波形となり、正確に第
三の差動増幅回路50の出力Vout5の出力波形が得ら
れる。
【0165】その第三の差動増幅回路91の出力Vout
5は、(数16)で与えられる。
5は、(数16)で与えられる。
【0166】
【数16】
【0167】また、第一の分圧回路44の出力に変換回
路54を接続するときの変換回路54の出力V54は、
(数17)で与えられる。
路54を接続するときの変換回路54の出力V54は、
(数17)で与えられる。
【0168】
【数17】
【0169】以上の様に、本実施例の3軸力覚センサに
よれば、第一の分圧回路44の出力をレベルダウンさせ
る変換回路54と、変換回路54および第三の分圧回路
46のそれぞれの出力を入力とする第三の差動増幅回路
50を設けることにより、洗濯兼脱水槽16内の布類の
片寄り等による洗濯機外槽7のアンバランス状態を正確
に把握することができる。
よれば、第一の分圧回路44の出力をレベルダウンさせ
る変換回路54と、変換回路54および第三の分圧回路
46のそれぞれの出力を入力とする第三の差動増幅回路
50を設けることにより、洗濯兼脱水槽16内の布類の
片寄り等による洗濯機外槽7のアンバランス状態を正確
に把握することができる。
【0170】以下本発明の第9、10、11、12の実
施例について、3軸力覚センサを全自動洗濯機に取り付
けた場合を例に図面を参照しながら説明する。
施例について、3軸力覚センサを全自動洗濯機に取り付
けた場合を例に図面を参照しながら説明する。
【0171】全自動洗濯機および3軸力覚センサの構成
は、第1から第3の実施例と同一であり、同一の符号を
付与し説明は省略する。
は、第1から第3の実施例と同一であり、同一の符号を
付与し説明は省略する。
【0172】図16は本発明の第9の実施例における3
軸力覚センサの回路図を、図17、図18は動作説明図
を示す。図19、図20、図21はそれぞれ本発明の第
10、11、12の実施例における3軸力覚センサの特
性出力回路の回路図を示す。
軸力覚センサの回路図を、図17、図18は動作説明図
を示す。図19、図20、図21はそれぞれ本発明の第
10、11、12の実施例における3軸力覚センサの特
性出力回路の回路図を示す。
【0173】図16において、第一から第四の分圧回路
44,45,46,47、第一、第二の差動増幅回路4
8,49、および演算回路51の構成は、第6の実施例
と同一であり、同一の符号を付与し説明は省略する。5
5は出力回路で第一から第n(nは正の整数)のスイッ
チ56(1)〜56(n)の設定に応じ演算回路51の
温度特性信号をシリアルまたはパラレル信号、電圧また
は周波数信号にて全自動洗濯機の制御回路(図示せず)
に出力する。出力回路55、第一から第nのスイッチ5
6(1)〜56(n)にて特性出力回路57を構成して
いる。
44,45,46,47、第一、第二の差動増幅回路4
8,49、および演算回路51の構成は、第6の実施例
と同一であり、同一の符号を付与し説明は省略する。5
5は出力回路で第一から第n(nは正の整数)のスイッ
チ56(1)〜56(n)の設定に応じ演算回路51の
温度特性信号をシリアルまたはパラレル信号、電圧また
は周波数信号にて全自動洗濯機の制御回路(図示せず)
に出力する。出力回路55、第一から第nのスイッチ5
6(1)〜56(n)にて特性出力回路57を構成して
いる。
【0174】図19において、58(1)〜58(n)
は第一から第nの固定抵抗器で電源間に直列に接続され
ている。59(1)〜59(n−1)は第一から第(n
−1)の出力端子で、それぞれ第一の固定抵抗器58
(1)と第二の固定抵抗器58(2)の接続部から第
(n−1)の固定抵抗器58(n−1)と第nの固定抵
抗器58(n)の接続部とジャンパーまたは回路パター
ンにて接続されており、全自動洗濯機の制御回路(図示
せず)に信号を出力する。第一から第nの固定抵抗器5
8(1)〜58(n)、第一から第(n−1)の出力端
子59(1)〜59(n−1)にて特性出力回路60を
構成している。
は第一から第nの固定抵抗器で電源間に直列に接続され
ている。59(1)〜59(n−1)は第一から第(n
−1)の出力端子で、それぞれ第一の固定抵抗器58
(1)と第二の固定抵抗器58(2)の接続部から第
(n−1)の固定抵抗器58(n−1)と第nの固定抵
抗器58(n)の接続部とジャンパーまたは回路パター
ンにて接続されており、全自動洗濯機の制御回路(図示
せず)に信号を出力する。第一から第nの固定抵抗器5
8(1)〜58(n)、第一から第(n−1)の出力端
子59(1)〜59(n−1)にて特性出力回路60を
構成している。
【0175】図20において61は第一の固定抵抗器、
62は第二の固定抵抗器で、電源間に第一の固定抵抗器
61を電源側にして直列接続されている。63(1)〜
63(n)は第三の固定抵抗器で第二の固定抵抗器62
と並列接続されている。64は出力端子で第一の固定抵
抗器61と第二の固定抵抗器62の接続部と接続されて
おり、全自動洗濯機の制御回路(図示せず)に信号を出
力する。第一の固定抵抗器61、第二の固定抵抗器6
2、第三の固定抵抗器63(1)〜63(n)、出力端
子64にて特性出力回路65を構成している。
62は第二の固定抵抗器で、電源間に第一の固定抵抗器
61を電源側にして直列接続されている。63(1)〜
63(n)は第三の固定抵抗器で第二の固定抵抗器62
と並列接続されている。64は出力端子で第一の固定抵
抗器61と第二の固定抵抗器62の接続部と接続されて
おり、全自動洗濯機の制御回路(図示せず)に信号を出
力する。第一の固定抵抗器61、第二の固定抵抗器6
2、第三の固定抵抗器63(1)〜63(n)、出力端
子64にて特性出力回路65を構成している。
【0176】図21において66は第一の固定抵抗器、
67は第二の固定抵抗器で、電源間に第一の固定抵抗器
66を電源側にして直列接続されている。69は出力端
子で第一の固定抵抗66と第二の固定抵抗器67の接続
部と接続されており、全自動洗濯機の制御回路(図示せ
ず)に信号を出力する。第一の固定抵抗器66、第二の
固定抵抗器67、出力端子69にて特性出力回路70を
構成している。
67は第二の固定抵抗器で、電源間に第一の固定抵抗器
66を電源側にして直列接続されている。69は出力端
子で第一の固定抵抗66と第二の固定抵抗器67の接続
部と接続されており、全自動洗濯機の制御回路(図示せ
ず)に信号を出力する。第一の固定抵抗器66、第二の
固定抵抗器67、出力端子69にて特性出力回路70を
構成している。
【0177】以上のように構成された第9、10、1
1、12の実施例の3軸力覚センサについて、以下その
動作について説明する。
1、12の実施例の3軸力覚センサについて、以下その
動作について説明する。
【0178】第1から第3の実施例および第7の実施例
にて説明したように、洗濯機外槽7の自重および洗濯兼
脱水槽16内の布重量、水量に応じ、第一から第四の歪
抵抗体r5〜r8の抵抗値は変化する。その変化量は第
一から第四の分圧回路44,45,46,47の出力と
して電圧変換され、第一、第二の差動増幅回路48,4
9にて増幅され演算回路51にて演算加工され出力電圧
Vout6として出力される。
にて説明したように、洗濯機外槽7の自重および洗濯兼
脱水槽16内の布重量、水量に応じ、第一から第四の歪
抵抗体r5〜r8の抵抗値は変化する。その変化量は第
一から第四の分圧回路44,45,46,47の出力と
して電圧変換され、第一、第二の差動増幅回路48,4
9にて増幅され演算回路51にて演算加工され出力電圧
Vout6として出力される。
【0179】洗濯兼脱水槽16内の布重量、水量による
荷重P2の変化に対する出力電圧Vo ut6を図17に示
す。
荷重P2の変化に対する出力電圧Vo ut6を図17に示
す。
【0180】任意の温度T2において、荷重P2に対する
出力電圧Vout6の変化特性は曲線Aの特性を示すが、
周囲温度が変化することにより曲線Bや曲線Cの様に荷
重P 2に対する出力電圧Vout6はシフトし、その幅は3
軸力覚センサ24個々において様々であるために、一定
の値を補正することでは完全に補正できず、任意の荷重
P2aにおける出力電圧Vout6はVout6aのばらつき
を持つことになる。
出力電圧Vout6の変化特性は曲線Aの特性を示すが、
周囲温度が変化することにより曲線Bや曲線Cの様に荷
重P 2に対する出力電圧Vout6はシフトし、その幅は3
軸力覚センサ24個々において様々であるために、一定
の値を補正することでは完全に補正できず、任意の荷重
P2aにおける出力電圧Vout6はVout6aのばらつき
を持つことになる。
【0181】しかし、第9の実施例の3軸力覚センサに
おいては、図18に示す様に、この荷重P2aにおける
出力電圧Vout6のばらつき幅をあらかじめn個に分類
し(V out6a(1)〜Vout6a(n))、3軸力覚セ
ンサ24の生産工程において、任意の荷重P2aを加え
た状態において出力電圧Vout6を検査し、n個のラン
クに分類し、その分類に応じ特性出力回路57の第一か
ら第nのスイッチ56(1)〜56(n)のいずれかを
ONすることにより、出力回路55より演算回路51の
出力電圧Vout6の温度特性信号をシリアルまたはパラ
レル信号、電圧または周波数信号にて全自動洗濯機の制
御回路(図示せず)に出力する。
おいては、図18に示す様に、この荷重P2aにおける
出力電圧Vout6のばらつき幅をあらかじめn個に分類
し(V out6a(1)〜Vout6a(n))、3軸力覚セ
ンサ24の生産工程において、任意の荷重P2aを加え
た状態において出力電圧Vout6を検査し、n個のラン
クに分類し、その分類に応じ特性出力回路57の第一か
ら第nのスイッチ56(1)〜56(n)のいずれかを
ONすることにより、出力回路55より演算回路51の
出力電圧Vout6の温度特性信号をシリアルまたはパラ
レル信号、電圧または周波数信号にて全自動洗濯機の制
御回路(図示せず)に出力する。
【0182】また第10の実施例の3軸力覚センサにお
いては、出力電圧Vout6のn個の分類に応じ、図19
に示す特性出力回路60の第一の固定抵抗器58(1)
と第二の固定抵抗器58(2)の接続部から第(n−
1)の固定抵抗器58(n−1)と第nの固定抵抗器5
8(n)の接続部と、第一から第(n−1)の出力端子
59(1)〜59(n−1)を接続するジャンパーまた
は回路パターンの、全てまたはいずれか一つを残して切
断することにより、第一から第(n−1)の出力端子5
9(1)〜59(n−1)のいずれかより、演算回路5
1の出力電圧Vou t6の温度特性信号が、n種類の電圧
信号として全自動洗濯機の制御回路(図示せず)へ出力
される。
いては、出力電圧Vout6のn個の分類に応じ、図19
に示す特性出力回路60の第一の固定抵抗器58(1)
と第二の固定抵抗器58(2)の接続部から第(n−
1)の固定抵抗器58(n−1)と第nの固定抵抗器5
8(n)の接続部と、第一から第(n−1)の出力端子
59(1)〜59(n−1)を接続するジャンパーまた
は回路パターンの、全てまたはいずれか一つを残して切
断することにより、第一から第(n−1)の出力端子5
9(1)〜59(n−1)のいずれかより、演算回路5
1の出力電圧Vou t6の温度特性信号が、n種類の電圧
信号として全自動洗濯機の制御回路(図示せず)へ出力
される。
【0183】また第11の実施例の3軸力覚センサにお
いては、出力電圧Vout6のn個の分類に応じ、図20
に示す特性出力回路65の第三の固定抵抗器63(1)
〜63(n)の内いずれか一つまたはn個を切断するこ
とにより、出力端子64より演算回路51の出力電圧V
out6の温度特性信号が、n種類の電圧信号として全自
動洗濯機の制御回路(図示せず)へ出力される。
いては、出力電圧Vout6のn個の分類に応じ、図20
に示す特性出力回路65の第三の固定抵抗器63(1)
〜63(n)の内いずれか一つまたはn個を切断するこ
とにより、出力端子64より演算回路51の出力電圧V
out6の温度特性信号が、n種類の電圧信号として全自
動洗濯機の制御回路(図示せず)へ出力される。
【0184】また第12の実施例の3軸力覚センサにお
いては、出力電圧Vout6のn個の分類に応じ、図21
に示す特性出力回路70の第二の固定抵抗器67を調整
手段68で、n種類の抵抗値に調整することにより、出
力端子69より演算回路51の出力電圧Vout6の温度
特性信号が、n種類の電圧信号として全自動洗濯機の制
御回路(図示せず)へ出力される。
いては、出力電圧Vout6のn個の分類に応じ、図21
に示す特性出力回路70の第二の固定抵抗器67を調整
手段68で、n種類の抵抗値に調整することにより、出
力端子69より演算回路51の出力電圧Vout6の温度
特性信号が、n種類の電圧信号として全自動洗濯機の制
御回路(図示せず)へ出力される。
【0185】以上の様に、本第9の実施例の3軸力覚セ
ンサによれば、特性出力回路57を第一から第n(nは
正の整数)のスイッチ56(1)〜56(n)の設定に
応じ、演算回路51の温度特性信号をシリアルまたはパ
ラレル信号、電圧または周波数信号にて、全自動洗濯機
の制御回路(図示せず)に出力する出力回路55で構成
することにより、全自動洗濯機の使用環境の常温である
25℃、低温時例えば10℃、または高温時40℃にお
いての荷重P2の検出量のばらつきを、出力回路55の
出力に応じ、個々の3軸力覚センサ24の特性に応じた
補正をすることができ、温度依存性を極めて少なくする
ことができる。
ンサによれば、特性出力回路57を第一から第n(nは
正の整数)のスイッチ56(1)〜56(n)の設定に
応じ、演算回路51の温度特性信号をシリアルまたはパ
ラレル信号、電圧または周波数信号にて、全自動洗濯機
の制御回路(図示せず)に出力する出力回路55で構成
することにより、全自動洗濯機の使用環境の常温である
25℃、低温時例えば10℃、または高温時40℃にお
いての荷重P2の検出量のばらつきを、出力回路55の
出力に応じ、個々の3軸力覚センサ24の特性に応じた
補正をすることができ、温度依存性を極めて少なくする
ことができる。
【0186】また、本第10の実施例の3軸力覚センサ
によれば、特性出力回路60を電源間に直列に接続され
た第一から第nの固定抵抗器58(1)〜58(n)
と、それぞれ第一の固定抵抗器58(1)と第二の固定
抵抗器58(2)の接続部から第(n−1)の固定抵抗
器58(n−1)と第nの固定抵抗器58(n)の接続
部と、ジャンパーまたは回路パターンにて接続された出
力端子59(1)〜59(n−1)にて構成することに
より、特性出力回路60より演算回路51の温度特性信
号を、n種類の電圧信号で全自動洗濯機の制御回路(図
示せず)に出力できる。したがって、マイコンのA/D
変換などで判別することで、個々の3軸力覚センサ24
の特性に応じた補正が簡単にでき、温度依存性を極めて
少なくすることができる。
によれば、特性出力回路60を電源間に直列に接続され
た第一から第nの固定抵抗器58(1)〜58(n)
と、それぞれ第一の固定抵抗器58(1)と第二の固定
抵抗器58(2)の接続部から第(n−1)の固定抵抗
器58(n−1)と第nの固定抵抗器58(n)の接続
部と、ジャンパーまたは回路パターンにて接続された出
力端子59(1)〜59(n−1)にて構成することに
より、特性出力回路60より演算回路51の温度特性信
号を、n種類の電圧信号で全自動洗濯機の制御回路(図
示せず)に出力できる。したがって、マイコンのA/D
変換などで判別することで、個々の3軸力覚センサ24
の特性に応じた補正が簡単にでき、温度依存性を極めて
少なくすることができる。
【0187】また、本第11の実施例の3軸力覚センサ
によれば、特性出力回路65を電源間に直列接続された
第一の固定抵抗器61と第二の固定抵抗器62と、第二
の固定抵抗器62と並列接続した第三の固定抵抗器63
(1)〜63(n)と、第一の固定抵抗器61と第二の
固定抵抗器62の接続部と接続した出力端子64にて構
成することにより、特性出力回路65より演算回路51
の温度特性信号を、n種類の電圧信号で全自動洗濯機の
制御回路(図示せず)に出力できる。したがって、マイ
コンのA/D変換などで判別することで、個々の3軸力
覚センサ24の特性に応じた補正が簡単にでき、温度依
存性を極めて少なくすることができる。また出力端子6
4は一つですみ制御回路との接続も簡単で、安価なコス
トで実現が可能である。
によれば、特性出力回路65を電源間に直列接続された
第一の固定抵抗器61と第二の固定抵抗器62と、第二
の固定抵抗器62と並列接続した第三の固定抵抗器63
(1)〜63(n)と、第一の固定抵抗器61と第二の
固定抵抗器62の接続部と接続した出力端子64にて構
成することにより、特性出力回路65より演算回路51
の温度特性信号を、n種類の電圧信号で全自動洗濯機の
制御回路(図示せず)に出力できる。したがって、マイ
コンのA/D変換などで判別することで、個々の3軸力
覚センサ24の特性に応じた補正が簡単にでき、温度依
存性を極めて少なくすることができる。また出力端子6
4は一つですみ制御回路との接続も簡単で、安価なコス
トで実現が可能である。
【0188】また、本第12の実施例の3軸力覚センサ
によれば、特性出力回路70を電源間に接続した第一の
固定抵抗器66と、第二の固定抵抗器67と、第一の固
定抵抗器66と第二の固定抵抗器67のいずれか一方ま
たは両方をレーザートリミング等により抵抗値を調整す
る調整手段68にて構成することにより、特性出力回路
70より演算回路51の温度特性信号を、n種類の電圧
信号で全自動洗濯機の制御回路(図示せず)に出力でき
る。したがって、マイコンのA/D変換などで判別する
ことで、個々の3軸力覚センサ24の特性に応じた補正
が簡単にでき、温度依存性を極めて少なくすることがで
きる。またレーザートリミング等にて出力を調整するた
め調整幅は無数でありよりきめ細かな補正が可能であ
る。
によれば、特性出力回路70を電源間に接続した第一の
固定抵抗器66と、第二の固定抵抗器67と、第一の固
定抵抗器66と第二の固定抵抗器67のいずれか一方ま
たは両方をレーザートリミング等により抵抗値を調整す
る調整手段68にて構成することにより、特性出力回路
70より演算回路51の温度特性信号を、n種類の電圧
信号で全自動洗濯機の制御回路(図示せず)に出力でき
る。したがって、マイコンのA/D変換などで判別する
ことで、個々の3軸力覚センサ24の特性に応じた補正
が簡単にでき、温度依存性を極めて少なくすることがで
きる。またレーザートリミング等にて出力を調整するた
め調整幅は無数でありよりきめ細かな補正が可能であ
る。
【0189】
【発明の効果】以上の様に本発明は 略中央に上下方向
に貫通する穴を有し上面の前記穴を中心とした円周上に
複数個の突起を配置した支持体と、前記支持体の前記突
起の上に載置され略中央に上下方向に貫通する穴を有し
下面の前記穴を中心とした円周上に複数個の歪抵抗体を
前記支持体の隣接する2つの突起の間にくるように付着
した弾性板と、前記弾性板の上面に載置され略中央に上
下方向に貫通する穴を有し下面の前記穴を中心とした円
周上に複数個の突部を前記弾性板における前記歪抵抗体
の付着箇所の反対側面部分に当接するように配置し上面
に球面状の凹部を形成した加圧体と、前記加圧体の前記
凹部に載置され前記凹部との接触面が前記凹部に嵌合す
る球面状の凸面になっている滑動部と、前記滑動部に保
持され前記支持体と前記弾性板と前記加圧体のそれぞれ
の穴を貫通し荷重を前記滑動部に伝達する吊り下げ棒と
から構成したことにより、従来の四隅の補強部材全部に
歪センサを設けるものに比べ、歪センサの数を削減する
ことができ、歪センサの取り付け作業時間を短くするこ
とができばかりでなく、歪センサを接続するリード線を
も少なくすることができ、ノイズが重畳する可能性を必
要最小限にとどめることができ、ノイズによる外槽重量
の誤検出を極力防止することができる全自動洗濯機等に
利用される優れた3軸力覚センサを実現できるものであ
る。
に貫通する穴を有し上面の前記穴を中心とした円周上に
複数個の突起を配置した支持体と、前記支持体の前記突
起の上に載置され略中央に上下方向に貫通する穴を有し
下面の前記穴を中心とした円周上に複数個の歪抵抗体を
前記支持体の隣接する2つの突起の間にくるように付着
した弾性板と、前記弾性板の上面に載置され略中央に上
下方向に貫通する穴を有し下面の前記穴を中心とした円
周上に複数個の突部を前記弾性板における前記歪抵抗体
の付着箇所の反対側面部分に当接するように配置し上面
に球面状の凹部を形成した加圧体と、前記加圧体の前記
凹部に載置され前記凹部との接触面が前記凹部に嵌合す
る球面状の凸面になっている滑動部と、前記滑動部に保
持され前記支持体と前記弾性板と前記加圧体のそれぞれ
の穴を貫通し荷重を前記滑動部に伝達する吊り下げ棒と
から構成したことにより、従来の四隅の補強部材全部に
歪センサを設けるものに比べ、歪センサの数を削減する
ことができ、歪センサの取り付け作業時間を短くするこ
とができばかりでなく、歪センサを接続するリード線を
も少なくすることができ、ノイズが重畳する可能性を必
要最小限にとどめることができ、ノイズによる外槽重量
の誤検出を極力防止することができる全自動洗濯機等に
利用される優れた3軸力覚センサを実現できるものであ
る。
【0190】また、弾性板を、支持体の突起と当接し複
数個の歪抵抗体を下面に付着した円または多角形のリン
グ状の感圧部と、前記支持体の穴の中心と突起とを結ぶ
直線上かつ前記突起の外周側に配置された連結部を介し
て前記感圧部を支持する回路部とで構成することによ
り、一枚の弾性板上に歪抵抗体と検知回路を配置するこ
とができ、安価で省スペース化を図れるばかりでなく、
歪抵抗体と検知回路の接続距離が短くなり、ノイズによ
る誤検知も防止することができる優れた3軸力覚センサ
を実現できるものである。
数個の歪抵抗体を下面に付着した円または多角形のリン
グ状の感圧部と、前記支持体の穴の中心と突起とを結ぶ
直線上かつ前記突起の外周側に配置された連結部を介し
て前記感圧部を支持する回路部とで構成することによ
り、一枚の弾性板上に歪抵抗体と検知回路を配置するこ
とができ、安価で省スペース化を図れるばかりでなく、
歪抵抗体と検知回路の接続距離が短くなり、ノイズによ
る誤検知も防止することができる優れた3軸力覚センサ
を実現できるものである。
【0191】また、弾性板の感圧部の歪抵抗体と回路部
を連結部の下面を通る導体パターンで接続するととも
に、前記導体パターンは支持体の突起に接触しない様に
構成することにより、歪抵抗体と検知回路を接続するリ
ード線が不要となり、安価になるばかりでなく、ノイズ
による誤検知も防止することができる優れた3軸力覚セ
ンサを実現できるものである。
を連結部の下面を通る導体パターンで接続するととも
に、前記導体パターンは支持体の突起に接触しない様に
構成することにより、歪抵抗体と検知回路を接続するリ
ード線が不要となり、安価になるばかりでなく、ノイズ
による誤検知も防止することができる優れた3軸力覚セ
ンサを実現できるものである。
【0192】また、回路部に、感圧部の各歪抵抗体に対
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路を配し、前記
分圧回路の分圧用抵抗器を感圧部の歪抵抗体と同一の材
料にて構成したことにより、感圧部の歪抵抗体と回路部
の分圧用抵抗器の抵抗値の温度に対する依存性がほぼ同
一にでき、零点の特性のばらつきの少ない3軸力覚セン
サを実現できるものである。
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路を配し、前記
分圧回路の分圧用抵抗器を感圧部の歪抵抗体と同一の材
料にて構成したことにより、感圧部の歪抵抗体と回路部
の分圧用抵抗器の抵抗値の温度に対する依存性がほぼ同
一にでき、零点の特性のばらつきの少ない3軸力覚セン
サを実現できるものである。
【0193】また、増幅回路の増幅率を決定する回路抵
抗を感圧部の歪抵抗体と同一の材料にて構成したことに
より、感圧部の歪抵抗体と回路部の増幅回路の増幅率を
決定する回路抵抗の抵抗値の温度に対する依存性がほぼ
同一にでき、重量に対する出力の変化特性のばらつきの
少ない3軸力覚センサを実現できるものである。
抗を感圧部の歪抵抗体と同一の材料にて構成したことに
より、感圧部の歪抵抗体と回路部の増幅回路の増幅率を
決定する回路抵抗の抵抗値の温度に対する依存性がほぼ
同一にでき、重量に対する出力の変化特性のばらつきの
少ない3軸力覚センサを実現できるものである。
【0194】また、増幅回路を、任意の二つの分圧回路
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれ入力する第二の差動増幅回路にて
構成し、演算回路を前記一つ以上の第一の差動増幅回路
の出力を加算する加算回路により構成したことにより、
洗濯兼脱水槽内の布重量、水量、洗濯機外槽のアンバラ
ンス状態を電圧にて出力することによって、精度良く検
出することができる3軸力覚センサを実現できるもので
ある。
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれ入力する第二の差動増幅回路にて
構成し、演算回路を前記一つ以上の第一の差動増幅回路
の出力を加算する加算回路により構成したことにより、
洗濯兼脱水槽内の布重量、水量、洗濯機外槽のアンバラ
ンス状態を電圧にて出力することによって、精度良く検
出することができる3軸力覚センサを実現できるもので
ある。
【0195】また、増幅回路を、任意の二つの分圧回路
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増幅回路
と、外部からの信号により前記第一の差動増幅回路の増
幅率を多段階に変更できる増幅率変換回路にて構成し、
演算回路を前記第一の差動増幅回路の出力を加算する加
算回路により構成したことにより、洗濯兼脱水槽内の布
重量、水量を場合分けして電圧にて出力することによっ
て、測定対象物の重量を精度良く測定できる3軸力覚セ
ンサを実現できるものである。
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増幅回路
と、外部からの信号により前記第一の差動増幅回路の増
幅率を多段階に変更できる増幅率変換回路にて構成し、
演算回路を前記第一の差動増幅回路の出力を加算する加
算回路により構成したことにより、洗濯兼脱水槽内の布
重量、水量を場合分けして電圧にて出力することによっ
て、測定対象物の重量を精度良く測定できる3軸力覚セ
ンサを実現できるものである。
【0196】また、増幅回路を、任意の二つの分圧回路
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の一方の出力を入力とし、所定のレベルシフトした
値を出力する変換回路と、前記変換回路の出力と前記分
圧回路の他方の出力をそれぞれの入力とする第二の差動
増幅回路により構成したことにより、洗濯機外槽のアン
バランス状態を正確に電圧にて出力することによって、
アンバランス状態を把握することができる3軸力覚セン
サを実現できるものである。
の出力をそれぞれ入力とする一つ以上の第一の差動増幅
回路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧
回路の一方の出力を入力とし、所定のレベルシフトした
値を出力する変換回路と、前記変換回路の出力と前記分
圧回路の他方の出力をそれぞれの入力とする第二の差動
増幅回路により構成したことにより、洗濯機外槽のアン
バランス状態を正確に電圧にて出力することによって、
アンバランス状態を把握することができる3軸力覚セン
サを実現できるものである。
【0197】また、回路部に、感圧部の各歪抵抗体に対
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路と、前記演算
回路の出力信号の特性ばらつきを出力する特性出力回路
を実装したことにより、感圧部の歪抵抗体、回路部の分
圧抵抗器、増幅回路及び演算回路の特性ばらつきをラン
ク分けして出力することができ、個々の特性に応じた適
切な補正のできる3軸力覚センサを実現するものであ
る。
応する分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗
器からなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を
入力とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を
入力し演算処理を行う一つ以上の演算回路と、前記演算
回路の出力信号の特性ばらつきを出力する特性出力回路
を実装したことにより、感圧部の歪抵抗体、回路部の分
圧抵抗器、増幅回路及び演算回路の特性ばらつきをラン
ク分けして出力することができ、個々の特性に応じた適
切な補正のできる3軸力覚センサを実現するものであ
る。
【0198】また、特性出力回路を、電源間に直列接続
した複数個の固定抵抗器と、前記固定抵抗器のうち、任
意の二つの固定抵抗器の接続部の電圧を出力する複数個
の出力端子とにより構成したことにより、 感圧部の歪
抵抗体、回路部の分圧抵抗器、増幅回路及び演算回路の
温度に対する依存性をランク分けし電圧にて出力するこ
とができ、個々の特性のばらつきデータを電圧にて出力
し、簡単にソフト上にて特性に応じた適切な補正のでき
る3軸力覚センサを実現するものである。
した複数個の固定抵抗器と、前記固定抵抗器のうち、任
意の二つの固定抵抗器の接続部の電圧を出力する複数個
の出力端子とにより構成したことにより、 感圧部の歪
抵抗体、回路部の分圧抵抗器、増幅回路及び演算回路の
温度に対する依存性をランク分けし電圧にて出力するこ
とができ、個々の特性のばらつきデータを電圧にて出力
し、簡単にソフト上にて特性に応じた適切な補正のでき
る3軸力覚センサを実現するものである。
【0199】また、特性出力回路を、電源間に直列接続
した第一、第二の固定抵抗器と、前記第一、第二の固定
抵抗器のいずれか一方に並列接続した一つ以上の第三の
固定抵抗器と、第一、第二の固定抵抗器の接続部の電圧
を出力する出力端子とにより構成したことにより、個々
の特性のばらつきの電圧データを出力する出力端子は一
つですみ、安価で、制御回路との接続も簡単な3軸力覚
センサを実現するものである。
した第一、第二の固定抵抗器と、前記第一、第二の固定
抵抗器のいずれか一方に並列接続した一つ以上の第三の
固定抵抗器と、第一、第二の固定抵抗器の接続部の電圧
を出力する出力端子とにより構成したことにより、個々
の特性のばらつきの電圧データを出力する出力端子は一
つですみ、安価で、制御回路との接続も簡単な3軸力覚
センサを実現するものである。
【0200】また、特性出力回路を、電源間に直列接続
した二つの固定抵抗器と、前記二つの固定抵抗器の接続
部の電圧を出力する出力端子と、前記二つの固定抵抗器
のいずれか一方または両方をレーザートリミング等によ
り抵抗値を調整する調整手段とにより構成したことによ
り、個々の特性のばらつきの電圧データの調整幅は無数
でありよりきめ細かな補正が可能な3軸力覚センサを実
現するものである。
した二つの固定抵抗器と、前記二つの固定抵抗器の接続
部の電圧を出力する出力端子と、前記二つの固定抵抗器
のいずれか一方または両方をレーザートリミング等によ
り抵抗値を調整する調整手段とにより構成したことによ
り、個々の特性のばらつきの電圧データの調整幅は無数
でありよりきめ細かな補正が可能な3軸力覚センサを実
現するものである。
【図1】本発明の第1の実施例における3軸力覚センサ
を全自動洗濯機に取り付けた場合の上面板、水槽カバー
を除いた状態の上面図
を全自動洗濯機に取り付けた場合の上面板、水槽カバー
を除いた状態の上面図
【図2】図1のB−B線断面図
【図3】同第1の実施例における3軸力覚センサの上面
図
図
【図4】図3のC−C線要部断面図
【図5】同第1の実施例における3軸力覚センサの弾性
板の上面図
板の上面図
【図6】同第1の実施例における3軸力覚センサの動作
を示す概略側面図
を示す概略側面図
【図7】同第1の実施例における吊り下げ棒の連続振れ
による歪抵抗体の抵抗値変化を示す特性図
による歪抵抗体の抵抗値変化を示す特性図
【図8】同第2の実施例における3軸力覚センサの弾性
板の上面図
板の上面図
【図9】同第3の実施例における3軸力覚センサの弾性
板の下面図
板の下面図
【図10】同第4の実施例における3軸力覚センサの回
路図
路図
【図11】同第6の実施例における3軸力覚センサの回
路図
路図
【図12】同第7の実施例における3軸力覚センサの回
路図
路図
【図13】同第8の実施例における3軸力覚センサの回
路図
路図
【図14】同第8の実施例における吊り下げ棒の連続振
れに対する3軸力覚センサの増幅部の出力と演算回路部
の出力を示す特性図
れに対する3軸力覚センサの増幅部の出力と演算回路部
の出力を示す特性図
【図15】同第8の実施例における吊り下げ棒の連続振
れに対する3軸力覚センサの変換回路部の出力と演算回
路部の出力を示す図
れに対する3軸力覚センサの変換回路部の出力と演算回
路部の出力を示す図
【図16】同第9の実施例における3軸力覚センサの回
路図
路図
【図17】同第9の実施例における3軸力覚センサの動
作説明図
作説明図
【図18】同第9の実施例における3軸力覚センサの動
作説明図
作説明図
【図19】同第10の実施例における3軸力覚センサの
特性出力回路図
特性出力回路図
【図20】同第11の実施例における3軸力覚センサの
特性出力回路図
特性出力回路図
【図21】同第12の実施例における3軸力覚センサの
特性出力回路図
特性出力回路図
【図22】従来の歪センサを全自動洗濯機に取り付けた
場合の上面板、水槽カバーを除いた状態の上面図
場合の上面板、水槽カバーを除いた状態の上面図
【図23】図22のA−A線断面図
【図24】歪センサの出力変換器の回路図
【図25】歪センサの検知回路系のブロック図
【図26】従来の歪センサを全自動洗濯機に取り付けた
場合の要部側面図
場合の要部側面図
【図27】従来の歪センサを全自動洗濯機に取り付けた
場合の要部上面図
場合の要部上面図
【図28】従来の歪センサを全自動洗濯機に取り付けた
場合の歪センサの動作を示す概略側面図
場合の歪センサの動作を示す概略側面図
2 洗濯機外枠 3 吊り下げ棒 5 補強部材 24 3軸力覚センサ 25 支持体 25a,25b,25c,25d 突起 26 弾性板 27a,27b,27c,27d 歪抵抗体 28 加圧体 28a,28b,28c,28d 突部 29 滑動部 30 感圧部 31a,31b,31c,31d 連結部 32 回路部 33a,33b,33c,33d 導体パターン 33e,33f,33g,33h 導体パターン 34,35,36,37 分圧回路 44,45,46,47 分圧回路 38,39,40,41 増幅回路 42,51 演算回路 48,49,50,52,53 差動増幅回路 52a,52b,53a,53b 増幅率変換回路 54 変換回路 57,60,65,70 特性出力回路 56(1)〜56(n) スイッチ 58(1)〜58(n) 固定抵抗器 61,62,63(1)〜63(n),66,67 固
定抵抗器 59(1)〜59(n−1),64,69 出力端子 68 調整手段 r1,r2,r3,r4,r5,r6,r7,r8 歪
抵抗体 RS1,RS2,RS3,RS4 リレースイッチ
定抵抗器 59(1)〜59(n−1),64,69 出力端子 68 調整手段 r1,r2,r3,r4,r5,r6,r7,r8 歪
抵抗体 RS1,RS2,RS3,RS4 リレースイッチ
Claims (12)
- 【請求項1】 略中央に上下方向に貫通する穴を有し上
面の前記穴を中心とした円周上に複数個の突起を配置し
た支持体と、前記支持体の前記突起の上に載置され略中
央に上下方向に貫通する穴を有し下面の前記穴を中心と
した円周上に複数個の歪抵抗体を前記支持体の隣接する
2つの突起の間にくるように付着した弾性板と、前記弾
性板の上面に載置され略中央に上下方向に貫通する穴を
有し下面の前記穴を中心とした円周上に複数個の突部を
前記弾性板における前記歪抵抗体の付着箇所の反対側面
部分に当接するように配置し上面に球面状の凹部を形成
した加圧体と、前記加圧体の前記凹部に載置され前記凹
部との接触面が前記凹部に嵌合する球面状の凸面になっ
ている滑動部と、前記滑動部に保持され前記支持体と前
記弾性板と前記加圧体のそれぞれの穴を貫通し荷重を前
記滑動部に伝達する吊り下げ棒とからなる3軸力覚セン
サ。 - 【請求項2】 弾性板を、支持体の突起と当接し複数個
の歪抵抗体を下面に付着した円または多角形のリング状
の感圧部と、前記支持体の穴の中心と突起とを結ぶ直線
上かつ前記突起の外周側に配置された連結部を介して前
記感圧部を支持する回路部とで構成した請求項1記載の
3軸力覚センサ。 - 【請求項3】 弾性板の感圧部の歪抵抗体と回路部を連
結部の下面を通る導体パターンで接続するとともに、前
記導体パターンを支持体の突起に接触しないように構成
した請求項2記載の3軸力覚センサ。 - 【請求項4】 回路部に、感圧部の各歪抵抗体に対応す
る分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗器か
らなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を入力
とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を入力
し演算処理を行う一つ以上の演算回路を配し、前記分圧
回路の分圧用抵抗器を感圧部の歪抵抗体と同一の材料に
て構成した請求項2記載の3軸力覚センサ。 - 【請求項5】 増幅回路の増幅率を決定する回路抵抗を
感圧部の歪抵抗体と同一の材料にて構成した請求項4記
載の3軸力覚センサ。 - 【請求項6】 増幅回路を、任意の二つの分圧回路の出
力をそれぞれの入力とする一つ以上の第一の差動増幅回
路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧回
路の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増幅回路に
て構成し、演算回路を前記第一の差動増幅回路の出力を
加算する加算回路により構成した請求項4記載の3軸力
覚センサ。 - 【請求項7】 増幅回路を、任意の二つの分圧回路の出
力をそれぞれの入力とする一つ以上の第一の差動増幅回
路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧回
路の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増幅回路
と、外部からの信号により、前記第一の差動増幅回路の
増幅率を多段階に変更できる増幅率変換回路にて構成
し、演算回路を前記第一の差動増幅回路の出力を加算す
る加算回路により構成した請求項4記載の3軸力覚セン
サ。 - 【請求項8】 増幅回路を、任意の二つの分圧回路の出
力をそれぞれの入力とする一つ以上の第一の差動増幅回
路と、対向する一対の歪抵抗体が構成する二つの分圧回
路の一方の出力を入力とし、所定のレベルシフトした値
を出力する変換回路と、前記変換回路の出力と前記分圧
回路の他方の出力をそれぞれの入力とする第二の差動増
幅回路により構成した請求項4記載の3軸力覚センサ。 - 【請求項9】 回路部に、感圧部の各歪抵抗体に対応す
る分圧用抵抗器と、前記歪抵抗体と前記分圧用抵抗器か
らなる複数個の分圧回路と、前記分圧回路の出力を入力
とする複数個の増幅回路と、前記増幅回路の出力を入力
し演算処理を行う一つ以上の演算回路と、前記演算回路
の出力信号の特性ばらつきを出力する特性出力回路を実
装した請求項2記載の3軸力覚センサ。 - 【請求項10】 特性出力回路を、電源間に直列接続し
た複数個の固定抵抗器と、前記固定抵抗器のうち、任意
の二つの固定抵抗器の接続部の電圧を出力する複数個の
出力端子とにより構成した請求項9記載の3軸力覚セン
サ。 - 【請求項11】 特性出力回路を、電源間に直列接続し
た第一、第二の固定抵抗器と、前記第一、第二の固定抵
抗器のいずれか一方に並列に接続した一つ以上の第三の
固定抵抗器と、第一、第二の固定抵抗器の接続部の電圧
を出力する出力端子とにより構成した請求項9記載の3
軸力覚センサ。 - 【請求項12】 特性出力回路を、電源間に直列接続し
た二つの固定抵抗器と、前記二つの固定抵抗器の接続部
の電圧を出力する出力端子と、前記二つの固定抵抗器の
いずれか一方または両方をレーザートリミング等により
抵抗値を調整する調整手段とにより構成した請求項9記
載の3軸力覚センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193032A JPH0943069A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 3軸力覚センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193032A JPH0943069A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 3軸力覚センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943069A true JPH0943069A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16301041
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JP (1) | JPH0943069A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019009368A1 (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-10 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ及び多軸力センサ |
JP2019015590A (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-31 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ及び多軸力センサ |
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JP2020024218A (ja) * | 2019-10-29 | 2020-02-13 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ及び多軸力センサ |
JP2020073880A (ja) * | 2019-09-27 | 2020-05-14 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ及び多軸力センサ |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP7193032A patent/JPH0943069A/ja active Pending
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