JPH094172A - 硬質壁材の取付構造 - Google Patents
硬質壁材の取付構造Info
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Abstract
取り付けることを可能にする。 【構成】 新築あるいは既存壁よりなる躯体αに断面L
字状のアングルC、間隙5を形成した断面横T字状のレ
ール材Bを介して硬質壁材Aを雇い実状に連結固定し、
かつ、レール材Bと硬質壁材Aとはパッキング材Dを介
することにより、硬質壁材Aに釘の打設を行うことなく
取り付け、かつ、間隙5に固定部材Eを挿入固定して固
定強度を向上すると共に、ガタツキなく取り付けること
を可能にした乾式壁材Aの取付構造である。
Description
定する取付構造に係るものである。
した窯業系の硬質壁材は、長手方向の両側縁に相决り構
造の雄、雌実部を形成したものが数多く上市されてい
る。そして、これら硬質壁材は、躯体に固定する際に、
通常ドリルによって現場で取付孔を穿設し、釘を打設し
て取り付ける方法が採られている。また、実開昭62
−131532号公報、実開平2−23636号公
報、実開平2−36540号公報のように取付具を介
して取り付けたり、実開昭62−27148号公報、
実開平2−83939号公報、等のように基板に固定
片を形成してこれに取り付けていく方法が開示されてい
る。また、図16に示すように形成されていた。
材を直接に固定した場合には、ドリルでの穿設時、釘に
よる固定時にドリル、ハンマー等で硬質壁材を破壊して
しまうことが多々有り、施工上の問題であった。また、
前記〜は上記欠点は排除されたものの、〜では
施工期間の増大、防水性の問題、防、耐火性の問題等が
あり、、では下地である基板の施工が難しく、作業
者には熟練が要求され、また防水性に問題があった。さ
らに、図16に示すように施工した場合に、目地間隔が
合わないと、隙間aが形成され、硬質壁材の施工強度が
著しく低下し、地震等の振動で剥落してしまう危険性が
あった。
するため、硬質壁材を長手方向の両側面に係合溝を形成
してレール材を介する雇い実構造とし、レール材を雇い
実となる取付縁と、取付縁のほぼ中央から突出した固定
縁と、取付縁に形成した間隙とから断面横T字状とし
て、躯体に取り付けられた断面L字状のアングルに固定
具を介して固定する構造とすると共に、レール材の取付
縁にはパッキング材をかぶせて硬質壁材の係合溝に嵌挿
し、レール材の間隙にテーパ状の固定部材を挿入するこ
とにより、硬質壁材をガタツキなく、破損することな
く、かつ密封性を向上させた硬質壁材の取付構造を提案
するものである。
の取付構造の一実施例について詳細に説明する。図1、
図2は上記取付構造を説明する断面図で、Aは硬質壁材
でセラミック板、セメント板、炭酸カルシウム板、珪酸
カルシウム板、木片セメント板、炭酸マグネシウム板
等、あるいはこれらにガラス繊維、ウィスカー、アラミ
ド繊維、スチール繊維、炭素繊維、各種鉱物繊維、各種
骨材等を混入したものを押出成形、プレス成形、射出成
形、抄造法等によって成形したもの、各種繊維をクロス
状、三次元状に織り、これにセメント、粘土等を含浸し
てパネル状に成形したものを蒸気養生、あるいは乾燥−
焼成したもの、もしくは金属薄板と合成樹脂発泡体を積
層したサンドイッチパネル等からなるものである。この
硬質壁材Aは図3に示すように、長尺板状であり、その
長手方向に対する両側面1にはそれぞれ断面略コ字状の
係合溝2を有するものである。
等からなり、図4に示すように断面横T字状とした長尺
体である。すなわちレール材Bは硬質壁材Aの係合溝2
に嵌挿する取付縁3と、取付縁3のほぼ中央から直角に
突出している固定縁4とから断面横T字状とし、また、
取付縁3には断面U字状の間隙5を形成したものであ
る。さらに、固定縁4には孔6がピッチP1 で形成され
たものである。この取付縁3は上下の硬質壁材Aの係合
溝2に嵌挿して連結させる雇い実の機能を果たし、また
固定縁4は後述するアングルCに孔6を介して固定具F
にて固定する部分である。なお、孔6は図4に示すよう
に長孔であることが望ましいものである。これは硬質壁
材Aによって形成されるレベル調整、および躯体αの不
陸の調整のためである。
面L字状の長尺体であり、躯体αにレール材Bを固定す
るための連結材、及びレベル調整材として機能するもの
である。すなわちアングルCはL字状になった2つの面
のうち1つの面を固定面7、他方の面を取付面8とした
場合、取付面8に孔9をピッチP1 と等しいピッチP 2
で形成し、固定面7を躯体αに溶接、あるいは図示しな
いがアンカーボルト、ボルト・ナット等によって固定
し、また取付面8にはレール材Bを孔9、6を介して固
定具Fによって固定するものである。
付縁3を被覆するものであり、例えばポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウ
レタン、ベークライト、シリコン、EPDM等のプラス
チック体からなり、主に硬質壁材Aの連結部における密
封材、防水材、緩衝材、および硬質壁材Aのガタツキ防
止材として機能するものである。このパッキング材D
は、例えば図6に示すように断面U字状に形成して溝1
0を形成しているものである。この場合、パッキング材
Dは取付縁3の上下それぞれに装着することとなる。
り、固定部11と先端12とから形成したテーパ状に成
形したものである。この固定部材Eは図1、図8に示す
ようにレール材Bの間隙5に打設挿入され、取付縁3を
上下に広げ硬質壁材Aとの間隙を無くし、固定力の向上
に役立つものである。勿論、必要個所に複数個形成する
ものであり、必要ない部分には図2に示すように形成し
ないものである。
(反応硬化型、湿気硬化型)、変成シリコーン系(反応
硬化型)、ポリサルファイド系(反応硬化型)、ポリウ
レタン系(反応硬化型、湿気硬化型)、SBR系(乾燥
硬化型)、アクリル系(乾燥硬化型)等よりなるもので
ある。
材の取付構造について説明する。いま図4〜図7に示す
ようなレール材B、アングルC、パッキング材D、固定
部材Eを用い、図3に示す硬質壁材Aを図1、図2、図
9〜12に示すように配設すると仮定する。
地、あるいは既存壁、等からなる躯体α上に、図9に示
すようにアングルCを硬質壁材Aの幅とほぼ等しいピッ
チで固定面7を固定する。
レール材Bの固定縁4を孔6、9に固定具Fを介して仮
り止めする。なお、この場合、レール材Bの取付縁3に
はパッキング材Dを予め装着しておく。
溝2を有する側面1を上下にし、上方の係合溝2にレー
ル材Bの取付縁3を嵌挿しながら上方へ持ち上げ、次に
下方の係合溝2をレール材Bの取付縁3に嵌挿する。次
に硬質壁材Aのレベルを孔6、9でレール材Bを動かす
ことによって調整し、固定具Fで固定する。
部分に固定部材Eを打設挿入し、上下の硬質壁材Aとの
間隙aを無くすものである。このような工程を順次下段
から上段に向けて行うことにより壁体を形成する。
にシーリング材Gを植設する。このような取付構造で
は、硬質壁材Aに直接釘の打設を行う必要がなく、また
硬質壁材Aとレール材Bとはパッキング材Dを介して接
するため、施工時の硬質壁材Aの破損を阻止することが
できる。
の取付縁3の大きさの違いによる間隙はパッキング材D
によって解消されるため、硬質壁材Aをガタツキなく取
り付けることができる。さらに、パッキング材Dを介在
させることにより、硬質壁材Aの接合部の密封性、防水
性が向上する。
質壁材Aの取り付け位置が割り付けられるため、施工性
が向上する。また、硬質壁材Aは躯体αに釘等で直接固
定されていないため、地震等により躯体αに変形荷重が
加わっても、追従することができ、脱落することがな
い。
隔が合わない場合の隙間aが形成されず、硬質壁材Aの
施工強度が著しく向上し、地震等の振動で剥落してしま
う危険性が無くなった。
取付構造の一実施例にすぎず、図13〜図15に示す硬
質壁材A、レール材B、固定部材Eを用いることも可能
である。すなわち、図13は硬質壁材Aの化粧面に溝1
3を形成し意匠性を向上したものである。
の変形例であり、特に(g)、(h)図は固定部材Eの
頭部が埋設される窪部14を形成したものである。
Eのその他の実施例を示すものであり、特に(f)〜
(h)図はネジ状、円錐状に形成した固定部材Eであ
る。
取付構造によれば、硬質壁材に直接、釘の打設、取付
孔の穿設を行う必要がないため、施工時における硬質壁
材の破損を防止することができる。硬質壁材とレール
材との係合はパッキング材を介して行うため、係合溝と
レール材の取付縁との寸法の違いをパッキング材で解消
することができ、ガタツキがなく固定することができ
る。パッキング材の介在により密封性、防水性が向上
する。予めアングル、レール材によって硬質壁材の取
り付け位置が割り付けられるため、施工性が向上する。
躯体にはアングルとレール材を介して硬質壁材が固定
されるため、レベル(不陸)調整が可能となり、躯体に
狂いがあってもフラットな壁面を形成することができ
る。レール材に間隙を形成し、この間隙に固定部材を
打設固定するためにガタが防止され、施工強度、耐震
性、等が向上する。等の特徴、効果がある。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向の両側面に係合溝を形成した硬
質壁材を取り付ける構造において、断面L字状の長尺体
で、その1面にピッチP1 を有して孔を形成したアング
ルと、上下に延びる取付縁と該取付縁の略中央から突出
しピッチP2で形成した孔を有する固定縁と、上下の取
付縁の中間を内方に窪ませた間隙とから断面横T字状に
形成したレール材と、テーパ状に形成した短尺状の固定
部材を用い、躯体上に硬質壁材の幅とほぼ等しいピッチ
で前記アングルを固定すると共に孔を有する面を突出さ
せるようにし、レール材を該アングルの孔とレール材の
孔を介して固定具等によって固定し、レール材の取付縁
を雇い実として硬質壁材を固定し、かつ、前記レール材
の取付縁にはパッキング材をかぶせて、硬質壁材を固定
し、さらにレール材の間隙に固定部材を適宜挿入固定
し、硬質壁材の目地部にシーリング材を形成することを
特徴とする硬質壁材の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15123195A JP3585004B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 硬質壁材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15123195A JP3585004B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 硬質壁材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094172A true JPH094172A (ja) | 1997-01-07 |
JP3585004B2 JP3585004B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=15514117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15123195A Expired - Fee Related JP3585004B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 硬質壁材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3585004B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003097023A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Takashi Akimoto | 被覆材及び被覆材組立体 |
CN106337543A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-01-18 | 浙江华夏杰高分子建材有限公司 | 一种墙板的安装结构 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP15123195A patent/JP3585004B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003097023A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Takashi Akimoto | 被覆材及び被覆材組立体 |
CN106337543A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-01-18 | 浙江华夏杰高分子建材有限公司 | 一种墙板的安装结构 |
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JP3585004B2 (ja) | 2004-11-04 |
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