JP3004406B2 - 硬質壁材の取付構造 - Google Patents

硬質壁材の取付構造

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JP3004406B2
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隆一 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中空孔を有する硬質壁材
を横張り状に固定する取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に硬質壁材、特にセメントを主材と
した窯業系の硬質壁材は、長手方向の両側縁に相决り構
造の雄、雌実部を形成したものが数多く上市されてい
る。そして、これら硬質壁材は、躯体に固定する際に、
通常ドリルによって現場で取付孔を穿設し、釘を打設し
て取り付ける方法が採られている。また、実開昭62
−131532号公報、実開平2−23636号公
報、実開平2−36540号公報のように取付具を介
して取り付けたり、実開昭62−27148号公報、
実開平2−83939号公報のように基板に固定片を
形成してこれに取り付けていく方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硬質壁
材を直接に固定した場合には、ドリルでの穿設時、釘に
よる固定時にドリル、ハンマー等で硬質壁材を破壊して
しまうことが多々有り、施工上の問題があった。また、
前記〜は上記欠点は排除されたものの、〜では
施工期間の増大、防水性の問題、防、耐火性の問題等が
あり、、では下地である基板の施工が難しく、作業
者には熟練が要求され、また防水性に問題があった。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明はこのような欠点を除去
するため、中空孔を多数個形成した硬質壁材を横張り状
に配設し、隣合う硬質壁材を上、下端の中空孔に取付棒
を挿入することにより連結し、取付棒は縦目地部におい
て躯体に固定された硬質壁材載置用のプレートに孔を介
して固定棒により一体化されて硬質壁材が躯体に固定さ
れている硬質壁材の取付構造を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る硬質壁材
の取付構造の一実施例について詳細に説明する。図1、
図2は上記取付構造を説明する斜視図と断面図で、Aは
硬質壁材でセメント板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシ
ウム板、セラミック板、木片セメント板、炭酸マグネシ
ウム板等、あるいはこれらにガラス繊維、ウィスカー、
アラミド繊維、スチール繊維、炭素繊維、各種鉱物繊
維、各種骨材等を混入したものを押出成形、プレス成
形、射出成形、抄造法等によって成形したもの、あるい
は各種繊維をクロス状、三次元状に織り、これにセメン
ト、粘土等を含浸してパネル状に成形したものを蒸気養
生、あるいは焼成したもの、もしくは金属薄板と合成樹
脂発泡体を積層したサンドイッチパネル等からなるもの
である。この硬質壁材Aは図2に示すように、長尺板状
であり、略平面状の化粧面1と、その長手方向の両側面
2と、複数個の中空孔3を有するものである。
【0006】Bはアングルであり、図4に示すような短
尺材、あるいは長尺材であり、躯体αに後記するプレー
トCを取り付けるための連結材、およびレベル調整材と
して機能するものである。すなわちアングルCはL字状
になった2つの面のうち1つの面を固定面4、他方の面
を取付面5とした場合、取付面5に孔6をピッチP1
形成し、固定面4を躯体αに溶接、図示しないがアンカ
ーボルト、ボルト・ナット等によって固定し、また取付
面5にはプレートCを孔6を介してボルトEによって固
定するものである。
【0007】Cはプレートであり、鋼板、アルミ押出材
等よりなり、図5に示すような短尺材、あるいは長尺材
であり、載置面7には前記孔6のピッチP1と同一のピ
ッチP2 で形成した孔8を形成し、さらに孔8よりも外
側面の略中央部に孔9を設けたものである。
【0008】プレートCは孔6、8を介してボルトFに
よりアングルBに固定されるものであり、硬質壁材A間
の縦目地、横目地の交差部において硬質壁材Aの下端を
載置し、支持するためのものである。また、孔9と後記
する取付棒Dの孔10とは固定棒Eを介して一体化する
ことにより上下の取付棒Dを躯体に固定するためのもの
である。また、孔8は長穴であり、硬質壁材Aの化粧面
1のレベル調整、および躯体αの不陸の調整のためであ
る。
【0009】取付棒Dは硬質壁材Aの上、下端の中空孔
3同士に図1に示すように挿入されるものであり、図6
に示すように長手方向の略中央に孔10を形成したもの
である。この取付棒Dは図1、図2に示すように硬質壁
材A1 、A3 の幅方向上端の中空孔3間、および硬質壁
材A2 、A4 の幅方向下端の中空孔3間に挿入されると
共に、縦目地に存在するプレートCの孔9、取付棒Dの
孔10に後記する固定棒Eを貫通させることにより硬質
壁材A1 〜A4 の交差部分を躯体αに固定するものであ
る。
【0010】固定棒Eは図7に示すように、鋼材等より
なる丸棒の上端をL字状に折り曲げた固定部11、スト
ッパ部12よりなるものであり、固定部11は躯体αに
固定されたプレートCと硬質壁材A1 〜A4 に挿入され
た取付棒Dを孔9、10を介して一体化すると共に、ス
トッパ部12により下方に落ちないようにしたものであ
る。
【0011】なお、横目地および縦目地はバックアップ
材G、コーキング材Hで最終的に納めるものである。
【0012】ここで各部の寸法関係について図3〜図7
を用いて簡単に説明する。硬質壁材Aにおいて中空孔3
の寸法をl1 、l2 、アングルBにおいて孔6のピッチ
をP1 、プレートCにおいて孔8のピッチをP2 、孔9
の径をd1 、取付棒Dにおいて長さをL、高さをl3
幅をl4 、孔10の径をd2 、固定棒Eにおいて固定部
11の径をd3 とすると、l1 >l3 、l2 >l4 、P
1 =P2 、d1 =d2 >d3 、L=30〜300mm位で
ある。
【0013】次に本発明に係る硬質壁材の取付構造の形
成方法について簡単に説明する。いま、図3〜図7に示
すような硬質壁材A、アングルB、プレートC、取付棒
D、固定棒Eを用い、図1、2に示すように配設すると
仮定する。
【0014】そこで木造下地、鉄骨下地よりなる新築下
地、あるいは既存壁等からなる躯体α上にアングルBを
硬質壁材Aの幅に横目地幅をプラスしたピッチで、か
つ、硬質壁材Aの長さに縦目地幅をプラスしたピッチで
固定面4を固定する。次にアングルB各々にプレートC
をボルトFにより孔6、8を介して固定する。その後、
硬質壁材Aの幅方向端の中空孔3に取付棒Dを挿入する
と共に、固定棒Eを取付棒Dの孔10、プレートCの孔
9に挿入して固定し、下段から上段に向けて一列ずつ施
工するものである。このようにして硬質壁材Aを躯体α
に固定した後、バックアップ材G、コーキング材Hによ
り縦目地、横目地を被覆して施工を完了するものであ
る。
【0015】
【発明の効果】上述したように本発明に係る硬質壁材の
取付構造によれば、硬質壁材に直接、釘の打設、取付
孔の穿設を行う必要がないため、施工時における硬質壁
材の破損を防止することができる。広幅で大型、重量
物の硬質壁材を確実、かつ剥落なく固定できる。施工
後に硬質壁材が破損しても、その破損したものだけを取
り変えることができ、施工後のメンテナンスが楽であ
る。予めアングル、プレートによって硬質壁材の取り
付け位置が割り付けられるため、施工性が向上する。
躯体にはアングルとプレートを介して硬質壁材が固定さ
れるため、レベル(不陸)調整が可能となり、躯体に狂
いがあってもフラットな壁面を形成することができる。
硬質壁材は取付棒により中空孔を介して固定されるた
め、地震等により壁体が変形してもその変形に追従し、
硬質壁材が破損し剥落することがない。等の効果、特徴
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る硬質壁材の取付構造の代表的一例
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る硬質壁材の取付構造の代表的一例
を示す断面図である。
【図3】図1に用いられた硬質壁材の例を示す斜視図で
ある。
【図4】図1に用いられたアングルの例を示す斜視図で
ある。
【図5】図1に用いられたプレートの例を示す斜視図で
ある。
【図6】図1において用いられた取付棒の例を示す斜視
図である。
【図7】図1において用いられた固定棒の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
A 硬質壁材 B アングル C プレート D 取付棒 E 固定棒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の中空孔を多数個形成した硬質壁
    材を横張り状に形成する取付構造において、断面L字状
    のアングルと、平板状で長さ方向端の略中央に孔を形成
    したプレートと、前記硬質壁材の中空孔に挿入可能で長
    さ方向の略中央に前記孔と同じ大きさの孔を形成した取
    付棒と、前記孔よりも小さい径で一端をL字形に屈曲し
    た固定棒とからなり、躯体上に硬質壁材の幅とほぼ等し
    いピッチで前記アングルを固定し、プレートは孔がアン
    グルと重ならないように突出されてボルト等によりアン
    グルに固定され、相隣る硬質壁材はその上下端の中空孔
    同士に前記取付棒が挿入され、プレートに硬質壁材の下
    側面の両端部が載置されると共に、硬質壁材間において
    取付棒とプレートの孔に前記固定棒が挿入されて硬質壁
    材を固定することを特徴とする硬質壁材の取付構造。
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