JPH0941114A - 連続溶融金属めっき装置 - Google Patents
連続溶融金属めっき装置Info
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- JPH0941114A JPH0941114A JP19492695A JP19492695A JPH0941114A JP H0941114 A JPH0941114 A JP H0941114A JP 19492695 A JP19492695 A JP 19492695A JP 19492695 A JP19492695 A JP 19492695A JP H0941114 A JPH0941114 A JP H0941114A
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Abstract
き溶融金属の付着を防止して、製品格落ち率を増加させ
ずにエッジオーバーコートを防止することが可能な連続
溶融金属めっき装置の提供。 【構成】 鋼板のめっき目付量を調節するガス・ワイピ
ングノズル(5) を有し、かつ鋼板の幅方向延長面にエッ
ジオーバーコート防止板(6) を有する連続溶融金属めっ
き装置において、鋼板の板厚面と対向するエッジオーバ
ーコート防止板端部(12)に、下向きにガスを吹き付ける
ノズル(8) 、または冷却部(11)を有する連続溶融金属め
っき装置、および前記エッジオーバーコート防止板端部
(12)が、めっき溶融金属との濡れ性が小さい材質で構成
されている連続溶融金属めっき装置。
Description
るガス・ワイピングノズルを有し、かつ鋼板の幅方向延
長面にエッジオーバーコート防止板を有する連続溶融金
属めっき装置に関し、さらに詳しくは、鋼板の板厚面と
対向するエッジオーバーコート防止板端部へのめっき溶
融金属(以下溶融金属と記す)の付着を効果的に防止
し、製品格落ち率を増加させずにエッジオーバーコート
を防止する連続溶融金属めっき装置に関するものであ
る。
(b)に示す。図4(a)は正面図、図4(b)は断面
図である。図4(a)、(b)において、1は鋼板、2
はめっき浴、3はシンクロール、4はサポートロール、
5はガス・ワイピングノズル(以下ワイピングノズルと
記す)、7はロール、13は鋼板の進行方向を示す。
ンクロール3によって垂直上方へ転回し、めっき浴2か
ら出た直後にワイピングノズル5からの噴出ガス(:ワ
イピングガス)によって、めっき付着量(目付量)の制
御が行われる。しかし、この際、鋼板エッジ部の目付量
が鋼板中央部に比べて多くなり、所謂エッジオーバーコ
ートが発生し易い。
り時における荷崩れの原因となり、また、めっき直後に
行われる加熱合金化処理において鋼板エッジ部の合金化
が遅れ、エッジ部未合金化の原因となる。従来、このよ
うなエッジオーバーコートの発生を防止するために以下
に示すような種々の提案がなされている。
タ寄りの位置からワイピングノズル両端に向かって、ノ
ズルのスリットギャップを順次大きくし、鋼板エッジ部
に衝突するワイピングガスの動圧を増加させることによ
り、鋼板エッジ部の気体絞り力を強化する方法。 ワイピングノズル上部の鋼帯エッジ部に、ノズル幅方
向に対して位置調整可能な補助ノズルを設けることによ
り、鋼板エッジ部の気体絞り力を強化する方法(特公昭
55−41295号公報、特開昭57−158363号
公報)。
る部分に図4に示すダミーのエッジプレートであるエッ
ジオーバーコート防止板(以下エッジプレートと記す)
6を設けることにより、エッジオーバーコートを防止す
る方法。しかし、前記の方法の場合、スリットギャッ
プを大きくすべきノズル両端部分の適切な位置が通板す
る鋼板の幅によって異なるために、エッジオーバーコー
トを適切に防止するには、ワイピングノズルを鋼板幅に
応じて交換する必要があり、この交換のために生産性が
低下するという欠点があった。
ノズルの位置の調整が可能であるため、前記の方法の
ようなワイピングノズル交換による生産性低下の問題は
回避できるものの、メッキ浴湯面からのめっき液の飛散
が生じ、また騒音の発生が著しいという問題があった。
したがって、前記、の従来技術の問題点を解消した
前記のエッジプレート方式が実機として最も多く採用
されている。
プレートの端部が鋼板端部と近接しているために、ワイ
ピングノズル部の鋼板端部から飛散する溶融金属(スプ
ラッシュ)が極めて少量であっても、エッジプレートの
端部に溶融金属が付着凝固し、その量が増加すると、つ
いには鋼板端部と接触し、付着凝固しためっき金属が飛
散し鋼板に付着し、不良品が発生し、製品格落ち率が増
加してしまうといった問題点があった。
術の問題点を解決し、エッジオーバーコート防止板の端
部へのめっき溶融金属の付着を防止して、製品格落ち率
を増加させずにエッジオーバーコートを防止することが
可能な連続溶融金属めっき装置の提供を目的とする。
っき目付量を調節するガス・ワイピングノズル(5) を有
し、かつ鋼板の幅方向延長面にエッジオーバーコート防
止板(6) を有する連続溶融金属めっき装置において、鋼
板の板厚面と対向するエッジオーバーコート防止板端部
(12)に、下向きにガスを吹き付けるノズル(8) を付設し
たことを特徴とする連続溶融金属めっき装置である。
を調節するガス・ワイピングノズル(5) を有し、かつ鋼
板の幅方向延長面にエッジオーバーコート防止板(6) を
有する連続溶融金属めっき装置において、鋼板の板厚面
と対向するエッジオーバーコート防止板端部(12)の内部
に冷却部(11)を有することを特徴とする連続溶融金属め
っき装置である。
を調節するガス・ワイピングノズル(5) を有し、かつ鋼
板の幅方向延長面にエッジオーバーコート防止板(6) を
有する連続溶融金属めっき装置において、鋼板の板厚面
と対向するエッジオーバーコート防止板端部(12)が、め
っき溶融金属との濡れ性が小さい材質で構成されている
ことを特徴とする連続溶融金属めっき装置である。
を調節するガス・ワイピングノズル(5) を有し、かつ鋼
板の幅方向延長面にエッジオーバーコート防止板(6) を
有する連続溶融金属めっき装置において、鋼板の板厚面
と対向するエッジオーバーコート防止板端部(12)に、下
向きにガスを吹き付けるノズル(8) を付設し、さらに前
記端部(12)の内部に冷却部(11)を有することを特徴とす
る連続溶融金属めっき装置である。
量を調節するガス・ワイピングノズル(5) を有し、かつ
鋼板の幅方向延長面にエッジオーバーコート防止板(6)
を有する連続溶融金属めっき装置において、鋼板の板厚
面と対向するエッジオーバーコート防止板端部(12)に、
下向きにガスを吹き付けるノズル(8) を付設し、さらに
前記端部(12)の内部に冷却部(11)を有し、該端部(12)が
めっき溶融金属との濡れ性が小さい材質で構成されてい
ることを特徴とする連続溶融金属めっき装置である。
者らは、溶融金属めっき装置において生じるめっき溶融
金属に起因するめっき鋼板の不良品の低減に関して鋭意
検討した結果、溶融金属めっき装置のエッジオーバーコ
ート防止板に関して、鋼板の板厚面と対向するエッジ
オーバーコート防止板端部にガス吐出用ノズルを付設し
該端部にガスを吹き付けるか、前記端部を冷却する
か、または少なくとも前記端部をめっき溶融金属との
漏れ性が小さい材質で構成することにより、前記の不良
品が極めて効果的に低減可能であることを見出し本発明
に至った。
4のエッジプレート6に対応するものである。図1に第
1の発明に係わるエッジプレートの (a)正面図および
(b)平面図を示す。図1において、1は鋼板、6はエッ
ジプレート、8はノズル、9は吐出ガス、13は鋼板の進
行方向を示す。
るエッジプレート端部12に、下向きにガスを吹き付ける
ノズル8を付設しており、前記端部12に飛散・付着する
溶融金属は、吐出ガス9によって下方に飛散し、鋼板1
の板厚面と対向するエッジプレート端部12への溶融金属
の付着が効果的に防止可能となる。この場合のノズル8
の形状は適宜変更可能であり、また吐出ガス9の種類も
空気、窒素等が選択でき、特に制限はされない。
レートの正面図を示す。図2において、10は水冷却装
置、11はエッジプレート6の内部に設けられた水冷管で
ある冷却部を示す。図2においては、鋼板1の板厚面と
対向するエッジプレート端部12に水冷却装置10を設置
し、水冷管すなわち冷却部11を設け、エッジプレート6
の前記端部12の温度を低下させることにより、エッジプ
レートとめっき溶融金属との濡れ性が小さくなり、飛散
してくるめっき溶融金属のエッジプレート6の前記端部
12への付着が防止可能となる。
6の前記端部12の表面温度は、できるだけ低温の方が好
ましく、例えば溶融亜鉛めっきにおいては、めっき浴温
度は420 ℃以上であり、エッジプレート6の前記端部12
の表面温度は、30℃以下にすることが好ましい。次に、
図3に第3の発明に係わるエッジプレートの正面図を示
す。
の端部12は、めっき溶融金属との濡れ性が小さい材質か
らなり、端部12に飛散してくる溶融金属の付着が防止可
能となる。本第3の発明において、鋼板の板厚面と対向
するエッジプレート端部12を、めっき溶融金属との濡れ
性が小さい材質で構成する方法としては、少なくとも前
記端部を、溶融金属との濡れ性が小さい材質とするか、
または、少なくとも前記端部に溶融金属との濡れ性が小
さい材質をコーテイングする方法が挙げられる。また、
エッジプレート全体を前記材質とするか、前記材質をコ
ーテイングしてもよい。
は、例えば溶融亜鉛めっきにおいては、亜鉛との濡れ性
が小さいタングステンカーバイド(WC)、Al2O3 、Zr
O2、CrO3等のセラミックが例示され、より好ましくは、
エッジプレートへのZrO2溶射によるコーテイング部12a
とするのが好ましい。
明する。 (実施例1)図1に示した本第1の発明に係わるエッジ
プレートを、図4に示す連続溶融金属めっき装置に設置
し、溶融亜鉛めっき鋼板製造実験を行った。
気を用い、ノズル圧力は2kgf/cm2・G とした。この結
果、鋼板の板厚面と対向するエッジプレート端部に付着
する亜鉛は激減し、鋼板への付着亜鉛による製品格落ち
率が、0.07%/月から0.02%/月となり、しか
もエッジオーバーコートのない溶融亜鉛めっき鋼板の製
造が可能となった。
係わるエッジプレートを、図4に示す連続溶融金属めっ
き装置に設置し、溶融亜鉛めっき鋼板製造実験を行っ
た。本実施例においては、鋼板の板厚面と対向するエッ
ジプレート端部の表面温度が、30℃以下となるように水
冷管を用いて水冷した。
の表面に埋め込んだ熱電対を用いて行った。この結果、
鋼板の板厚面と対向するエッジプレート端部への付着亜
鉛による製品格落ち率が、0.07%/月から0.02
5%/月となり、しかもエッジオーバーコートのない溶
融亜鉛めっき鋼板の製造が可能となった。
係わるエッジプレートを、図4に示す連続溶融金属めっ
き装置に設置し、溶融亜鉛めっき鋼板製造実験を行っ
た。本実施例においては、鋼板の板厚面と対向するエッ
ジプレート端部12に溶射法によりZrO2を 100μm 厚みで
コーテイングしたエッジプレートを使用した。
品格落ち率が、0.07%/月から0.04%/月とな
り、しかもエッジオーバーコートのない溶融亜鉛めっき
鋼板の製造が可能となった。 (実施例4)実施例1と同様のノズルおよび実施例2と
同様の水冷管を設けたエッジプレートを、図4に示す溶
融金属めっき装置に設置し、溶融亜鉛めっき鋼板製造実
験を行った。
プレート端部への付着亜鉛による製品格落ち率が、0.
07%/月から0.01%/月となり、しかもエッジオ
ーバーコートのない溶融亜鉛めっき鋼板の製造が可能と
なった。 (実施例5)実施例1と同様のノズルおよび実施例2と
同様の水冷管を設け、実施例3と同様に溶射法によりZr
O2を 100μm 厚みでコーテイングしたエッジプレート
を、図4に示す溶融金属めっき装置に設置し、溶融亜鉛
めっき鋼板製造実験を行った。
プレート端部への付着亜鉛による製品格落ち率が、0.
07%/月から0.01%/月となり、しかもエッジオ
ーバーコートのない溶融亜鉛めっき鋼板の製造が可能と
なった。
付量を調節するガス・ワイピングノズルを有し、かつ鋼
板の幅方向延長面にエッジオーバーコート防止板を有す
る連続溶融金属めっき装置において、鋼板の板厚面と対
向するエッジプレート端部へのめっき溶融金属の付着を
効果的に防止し、エッジオーバーコート防止板に付着す
る溶融金属に起因する製品の格落ち率を効果的に低減
し、エッジオーバーコートのないめっき鋼板の製造が可
能となった。
(a)正面図および (b)平面図である。
正面図である。
正面図である。
(a)は正面図、(b)は断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 鋼板のめっき目付量を調節するガス・ワ
イピングノズル(5) を有し、かつ鋼板の幅方向延長面に
エッジオーバーコート防止板(6) を有する連続溶融金属
めっき装置において、鋼板の板厚面と対向するエッジオ
ーバーコート防止板端部(12)に、下向きにガスを吹き付
けるノズル(8) を付設したことを特徴とする連続溶融金
属めっき装置。 - 【請求項2】 鋼板のめっき目付量を調節するガス・ワ
イピングノズル(5) を有し、かつ鋼板の幅方向延長面に
エッジオーバーコート防止板(6) を有する連続溶融金属
めっき装置において、鋼板の板厚面と対向するエッジオ
ーバーコート防止板端部(12)の内部に冷却部(11)を有す
ることを特徴とする連続溶融金属めっき装置。 - 【請求項3】 鋼板のめっき目付量を調節するガス・ワ
イピングノズル(5) を有し、かつ鋼板の幅方向延長面に
エッジオーバーコート防止板(6) を有する連続溶融金属
めっき装置において、鋼板の板厚面と対向するエッジオ
ーバーコート防止板端部(12)が、めっき溶融金属との濡
れ性が小さい材質で構成されていることを特徴とする連
続溶融金属めっき装置。 - 【請求項4】 鋼板のめっき目付量を調節するガス・ワ
イピングノズル(5) を有し、かつ鋼板の幅方向延長面に
エッジオーバーコート防止板(6) を有する連続溶融金属
めっき装置において、鋼板の板厚面と対向するエッジオ
ーバーコート防止板端部(12)に、下向きにガスを吹き付
けるノズル(8) を付設し、さらに前記端部(12)の内部に
冷却部(11)を有することを特徴とする連続溶融金属めっ
き装置。 - 【請求項5】 鋼板のめっき目付量を調節するガス・ワ
イピングノズル(5) を有し、かつ鋼板の幅方向延長面に
エッジオーバーコート防止板(6) を有する連続溶融金属
めっき装置において、鋼板の板厚面と対向するエッジオ
ーバーコート防止板端部(12)に、下向きにガスを吹き付
けるノズル(8) を付設し、さらに前記端部(12)の内部に
冷却部(11)を有し、該端部(12)がめっき溶融金属との濡
れ性が小さい材質で構成されていることを特徴とする連
続溶融金属めっき装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7194926A JP3005178B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 連続溶融金属めっき装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7194926A JP3005178B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 連続溶融金属めっき装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941114A true JPH0941114A (ja) | 1997-02-10 |
JP3005178B2 JP3005178B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=16332650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7194926A Expired - Fee Related JP3005178B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 連続溶融金属めっき装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005178B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140693A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Nisshin Steel Co Ltd | ガスワイピング装置用バッフルプレート及びガスワイピング方法 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7194926A patent/JP3005178B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140693A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Nisshin Steel Co Ltd | ガスワイピング装置用バッフルプレート及びガスワイピング方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3005178B2 (ja) | 2000-01-31 |
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