JPH0940726A - 透明性と耐衝撃性のバランスに優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

透明性と耐衝撃性のバランスに優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物

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JPH0940726A
JPH0940726A JP19666195A JP19666195A JPH0940726A JP H0940726 A JPH0940726 A JP H0940726A JP 19666195 A JP19666195 A JP 19666195A JP 19666195 A JP19666195 A JP 19666195A JP H0940726 A JPH0940726 A JP H0940726A
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JP
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rubber
styrene
weight
resin composition
reactor
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JP19666195A
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Kazuhito Bando
和仁 板東
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性と耐衝撃性のバランスに優れたゴム変
性スチレン系樹脂組成物を得る。 【解決手段】 0〜40重量%のスチレンと 100〜60重量
%のブタジエンからなるゴム成分(A)の存在下に、
(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルより選ばれる少なくとも1種類の単量体と、スチ
レン系単量体との混合物である共重合体成分(B)をグ
ラフト重合させて得られるゴム変性スチレン系樹脂組成
物において、(A)と(B)との混合比率(重量基準)
が 0.2≧A/(A+B)≧0.03の範囲であり、かつ、分
散ゴム粒子の平均粒子径が0.35〜 1.0μmであり、か
つ、組成物全体に対する分散ゴム粒子相の体積分率が、
0.23〜0.38であることを特徴とする透明性と耐衝撃性の
バランスに優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性及び耐衝撃
性のバランスに優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物に
関するものである。さらに詳しくは、成形品の透明性と
耐衝撃性のバランスに優れ、弱電機器、事務機器、包装
容器又は雑貨等の用途に適したゴム変性スチレン系樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム変性スチレン樹脂(HIPS)は、
強度や成形性等に優れているため、食品容器、包装用材
料等の家庭用品や、家電製品用の成形材料等として一般
に広く使用されている。しかし、HIPSは白濁して不
透明であるために、透明性を要求される分野では使用で
きないという問題点があった。
【0003】近年、かかる透明性が要求される製品の需
要分野が拡大し、同時にコストダウンの要求及び薄肉化
志向が高まるに伴い、従来以上の物性、特にアイゾット
衝撃強度と透明性とのバランスを要求する需要が高まっ
ている。
【0004】強度と透明性を同時に満足させる方法とし
ては、ポリスチレンにスチレン−ブタジエンのブロック
共重合体をブレンドする方法があり、この方法で得られ
る樹脂は食品容器や包装の分野で使用されている。しか
し、この方法でも強度の改善が不十分であるという問題
点があり、強度を十分に改善するためにはポリスチレン
中のスチレン−ブタジエンブロック共重合体含有量をさ
らに増やす必要がある。しかし、ポリスチレン中のスチ
レン−ブタジエンブロック共重合体含有量が増えると剛
性が低下するため、強度と剛性のバランスの点で満足で
きる方法であるとは言えなかった。また、透明性におい
ても完全には満足できるものではなく、さらにコストが
高いという重大な問題もあった。
【0005】一方、特公昭61-44102号公報には、スチレ
ン−メタクリル酸メチル共重合体にスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体を混合して得られる樹脂組成物が開
示されている。しかし、この方法では強度と透明性との
バランスの改善に限界があるという問題点があった。
【0006】また、特公昭62-25701号公報には、ビニル
芳香族炭化水素と、脂肪族不飽和カルボン酸、脂肪族不
飽和カルボン酸エステルより選ばれる少なくとも1種の
脂肪族不飽和カルボン酸系誘導体との共重合体にスチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体を混合して得られる樹
脂組成物が開示されている。しかし、この方法では確か
に強度の改善は見られるが、得られる樹脂のガラス転移
温度が低いために成形性や耐熱性に問題があった。
【0007】また、強度と透明性を有する別の樹脂とし
て、ゴム状重合体にスチレンとメタクリル酸メチルをグ
ラフト共重合させたゴム成分を用いたゴム変性スチレン
系樹脂組成物が提案されている。例えば、特開平4-1809
07号公報には、スチレン−ブタジエンブロック共重合体
存在下でスチレンとメタクリル酸メチルを共重合する方
法が、また特開平4-224849号公報には、スチレン−ブタ
ジエン共重合体に芳香族ビニル化合物単位とメタクリル
酸メチル単位からなる共重合体をグラフト重合したグラ
フト重合体をゴム成分として用いる方法が開示されてい
る。しかし、この方法では透明性と耐衝撃性とのバラン
スの点で、まだまだ実用的に満足のゆくものは得られて
いない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、市場からの原材
料に対するコストダウンの要求に伴い、高品位樹脂から
安価なスチレン系樹脂への切り替えの動きがある。この
動きを背景にして、ゴム変性スチレン系樹脂の透明性と
耐衝撃性との同時改良が強く望まれている。すなわち、
本発明は透明性と耐衝撃性のバランスに優れた透明なゴ
ム変性スチレン系樹脂組成物を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するため鋭意検討した結果、特定のスチレン含量を
有するゴム成分と、スチレン単量体混合物とをグラフト
反応させて得られるゴム変性スチレン系樹脂において、
使用する単量体の種類、ゴム成分中に含まれるスチレン
量、樹脂組成物中のゴム成分含有量、分散ゴム粒子相の
体積分率及び分散ゴム粒子の平均粒子径を特定範囲に限
定することにより、高い透明性と高い耐衝撃性とを有す
るスチレン系樹脂組成物を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、0〜40重量%のスチ
レンと 100〜60重量%のブタジエンからなるゴム成分
(A)の存在下に、(メタ)アクリル酸及び(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルより選ばれる少なくとも1種
類の単量体と、スチレン系単量体との混合物である共重
合体成分(B)をグラフト重合させて得られるゴム変性
スチレン系樹脂組成物において、(A)と(B)との混
合比率(重量基準)が 0.2≧A/(A+B)≧0.03の範
囲であり、かつ、分散ゴム粒子の平均粒子径が0.35〜1.
0 μmであり、かつ、組成物全体に対する分散ゴム粒子
相の体積分率が、0.23〜0.38であることを特徴とする透
明性と耐衝撃性のバランスに優れたゴム変性スチレン系
樹脂組成物に関するものである。
【0011】本発明の目的を達成するためには、上記の
如く、使用する単量体の種類、ゴム成分中に含まれるス
チレン量、樹脂組成物中のゴム成分含有量、分散ゴム粒
子相の体積分率及び分散ゴム粒子の平均粒子径をそれぞ
れ規定する必要があり、これらの要件のどの1つが欠け
ても、本発明の目的は達成できない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明で使用するスチレン系単量体としては、ス
チレンが一般的であるが、o−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、m−メチルスチレン、 2,4−ジメチルス
チレン、p−エチルスチレン、p−t−ブチルスチレン
等の核アルキル置換スチレン、α−メチルスチレン、α
−メチル−p−メチルスチレン等のα−アルキル置換ス
チレン、o−クロロスチレン、p−クロロスチレン等の
ハロゲン化スチレン等を用いることができる。好ましい
スチレン系単量体としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレンがあり、特にスチレンが好ま
しい。これらのスチレン系単量体は、単独で又は二種以
上混合して使用してもよい。
【0013】また、(メタ)アクリル酸又はそのアルキ
ルエステルとしては、メタクリル酸メチルが一般的であ
るが、それ以外にもアクリル酸、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸n−ブチル等も使用できる。これらの単量体は、
メタクリル酸メチル単独で又はメタクリル酸メチルとメ
タクリル酸メチル以外の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとを混合して使用するのが好ましい。
【0014】また、本発明で使用するゴム成分は、0〜
40重量%のスチレンと 100〜60重量%のブタジエンから
なる必要がある。さらに好ましくは0〜19重量%のスチ
レンと 100〜81重量%のブタジエンからなるものであ
る。ゴム成分中に含まれるスチレンの割合が40重量%よ
りも多くなると耐衝撃性が低下する。
【0015】尚、(B)成分の(メタ)アクリル酸及び
(メタ)アクリル酸アルキルエステルより選ばれる少な
くとも1種類の単量体と、スチレン系単量体との比率
は、ゴム成分(A)と共重合体成分(B)の屈折率が実
質的に等しくなるように混合する必要がある。
【0016】本発明で使用するゴム成分の25℃における
5%スチレン溶液粘度は、特に限定するものではない
が、5〜65センチポイズであることが好ましい。5%ス
チレン溶液粘度が5センチポイズ未満になるとゴム成分
の取扱いが煩雑になる。また、5%スチレン溶液粘度が
65センチポイズよりも大きくなると透明性が低下する。
【0017】また、ゴム変性スチレン系樹脂組成物中の
ゴム成分の含有量は3〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%の範囲にある必要がある。ゴム成分の含有量が20重
量%よりも大きくなると透明性が低下してしまう。ま
た、3重量%よりも少なくなると耐衝撃性が低下してし
まう。5〜15重量%の範囲にある場合には、特に透明性
と耐衝撃性のバランスに優れるゴム変性スチレン系樹脂
組成物を得ることができる。
【0018】組成物中に分散したゴム粒子の平均粒子径
は0.35〜1.0 μm、好ましくは 0.4〜 0.8μmの範囲で
ある必要がある。平均粒子径が0.35μm未満では耐衝撃
性が低下し、 1.0μmよりも大きくなると透明性が低下
する。なお、ここでいう平均粒子径とは、ゴム変性スチ
レン系樹脂を四酸化オスミウムで染色し、超薄切片を作
成して分散ゴム粒子5000個以上の視野で透過型電子顕微
鏡写真を撮影し、分散ゴム成分粒子5000個の円換算粒子
径を測定して、次式を用いて算出した値である。 平均粒子径=(Σnii 2)/(Σnii) (式中のni は円換算粒子径Di(μm)を有するゴム
状重合体粒子の個数を表す。) この、分散ゴム粒子の平均粒子径を制御する方法として
は、重合時の攪拌速度を変える方法、重合温度を変える
方法、連鎖移動剤や開始剤を添加する方法、用いるゴム
成分の分子量や構造を変える方法等を挙げることができ
る。また、これらの方法を単独あるいはいくつか組み合
わせて用いてもよい。
【0019】また、組成物中に分散したゴム粒子の80%
以上が、セルラー構造であることが好ましい。ここでい
うセルラー構造とは、分散ゴム粒子の内部に(メタ)ア
クリル酸及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルより
選ばれる少なくとも1種類の単量体とスチレン系単量体
との混合物である共重合体成分からなる分散微粒子を2
個以上含有する構造を意味する。セルラー構造であるゴ
ム粒子の割合が80%未満になると、透明性と耐衝撃性の
バランスが低下する。なお、ここでいうセルラー構造で
ある分散ゴム粒子の割合とは、ゴム変性スチレン系樹脂
を四酸化オスミウムで染色し、超薄切片を作成して分散
ゴム粒子 500個以上の視野で透過型電子顕微鏡写真を撮
影し、ゴム粒子 500個を目視観察して求めた値である。
また、該微粒子の組成は、溶媒中にゴム変性スチレン系
樹脂組成物を溶解した後、遠心分離装置を用いてゴム成
分を分離し、分離したゴム成分をNMR分析することに
より測定することができる。
【0020】組成物全体に対する分散ゴム粒子相の体積
分率は、0.23〜0.38の範囲である必要がある。分散ゴム
粒子相の体積分率がこの範囲外である場合には、透明性
と耐衝撃性のバランスが低下する。なお、ここでいう分
散ゴム粒子相の体積とは、分散ゴム粒子が内部に含有す
る、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルより選ばれる少なくとも1種類の単量体と、
スチレン系単量体との混合物である共重合体成分からな
る分散微粒子を含む、分散ゴム粒子全体の体積である。
なお、分散ゴム粒子相の体積分率とは、ゴム変性スチレ
ン系樹脂を四酸化オスミウムで染色し、超薄切片を作成
して分散ゴム粒子5000個以上の視野で透過型電子顕微鏡
写真を撮影し、写真中の分散ゴム粒子相の面積(X)と
マトリックスである共重合体成分相の面積(Y)を画像
処理装置を用いて求め、X/(X+Y)の式に従って求
めたものである。
【0021】本発明のゴム変性スチレン系樹脂組成物
は、ゴム成分をスチレン系単量体と、(メタ)アクリル
酸及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルより選ばれ
る少なくとも1種類の単量体との混合液に溶解した後、
一般的な重合法を用いて製造することができる。一般的
な重合法の例としては、塊状重合、溶液重合、懸濁重
合、又は塊状重合後さらに懸濁重合を行う塊状−懸濁重
合法を挙げることができる。これらの中でも、塊状重合
が好ましい。また、塊状重合反応中においては、通常、
単量体の重合率が約30重量%になるまでは、効果的に攪
拌することが好ましいが、その後は重合液の均一性を損
なわない範囲内で攪拌を緩和することが好ましい。スチ
レン系単量体と、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アク
リル酸アルキルエステルより選ばれる少なくとも1種類
の単量体との混合物からなる共重合体成分と、ポリスチ
レンとポリブタジエンからなるゴム成分とを押出機等で
溶融混練しても同様の組成を有するゴム変性スチレン系
樹脂組成物を得ることはできるが、この場合にはゴム成
分に対してグラフト重合が十分に起こらないために透明
性と耐衝撃性のバランスが低下するので好ましくない。
【0022】重合するにあたり、重合開始剤不存在下に
90〜190 ℃の温度範囲で若しくは重合開始剤としてはラ
ジカルを発生する有機過酸化物を使用し、重合温度50〜
150℃の範囲で重合し得る。
【0023】本発明に使用される重合開始剤としては、
シクロヘキサノンパーオキサイド、3,3,5−トリメチル
シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシクロヘキサ
ノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、 1,1
−ビス(t−ブチルパーオキシ)− 3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、 1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
シクロヘキサン、n−ブチル− 4,4−ビス(t−ブチル
パーオキシ)バレレート等のパーオキシケタール類、ク
メンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼン
パーオキサイド、 2,5−ジメチルヘキサン− 2,5−ジハ
イドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類、
t−ブチルクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t
−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、
2,5−ジメチル− 2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン−3等のジアルキルパーオキサイド類、デカノイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、 2,4−ジクロロベンゾイルパーオ
キサイド等のジアシルパーオキサイド類、ビス(t−ブ
チルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等のパ
ーオキシカーボネート類、t−ブチルパーオキシベンゾ
エート、 2,5−ジメチル− 2,5−ジ(ベンゾイルパーオ
キシ)ヘキサン等のパーオキシエステル類等の有機過酸
化物があり、これらを単独で、又は2種類以上の混合物
として用いることができる。
【0024】重合開始剤の使用量は単量体混合物に対し
て重量基準で50〜2000ppm の範囲であることが好まし
い。50ppm 未満であると重合開始剤の添加効果が認めら
れず、2000ppm を超えると重合速度の制御が困難とな
る。
【0025】重合時には、α−メチルスチレンダイマ
ー、メルカプタン類、テルペン類、ハロゲン化合物等の
分子量調節剤、溶剤等を添加することができる。分子量
調節剤の使用量は単量体混合物に対して重量基準で5重
量%以下であることが好ましい。5重量%を超えると得
られる樹脂の分子量が低下し、衝撃強度が低下してしま
う。溶剤としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素類、脂肪族炭化水素類、ジアルキ
ルケトン類の単独又は2種類以上の混合物がある。溶剤
の使用量としては、0〜50重量%の範囲で使用される。
50重量%を超えると重合速度が著しく低下し、また溶剤
回収エネルギーが大きくなり経済性が劣ってくる。
【0026】さらに、本発明の組成物は、必要に応じて
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、又はエチ
レンビスステアリルアミド等の滑剤、フタル酸エステル
類やミネラルオイル等の可塑剤、フェノール系やリン系
の酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等の添加剤を樹脂
の透明性を損なわない範囲内で含んでいてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明のゴム変性スチレン樹脂組成物
は、高い耐衝撃性、かつ優れた透明性を有する品質バラ
ンスの優れた成形品を得ることができる。
【0028】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。なお、実施例及び比較例において樹脂
の物性は下記に示す方法で測定した。
【0029】耐衝撃性:ASTM D256 に準じてアイ
ゾット衝撃強度を測定した。
【0030】透明性 :射出成型で厚さ2mmの試験片を
作製し、ASTM D1003に準じてヘーズを測定した。
【0031】実施例1 本実施例では、攪拌羽根を備えた完全混合槽型反応器を
2機直列に用い、その後ろに攪拌機付き管型反応器を接
続し、さらにチャンバー型の脱揮装置を用いて残留モノ
マー成分を脱揮し、最後にペレット化することができる
重合装置を用いてゴム変性スチレン系樹脂組成物を製造
した。スチレン52重量部、メタクリル酸メチル48重量
部、ポリスチレン含量が40重量%で5%スチレン溶液粘
度が35センチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム
13重量部、エチルベンゼン15重量部、α−メチルスチレ
ンダイマー 1.5重量部、t−ブチルパーオキシベンゾエ
イト150ppmよりなる原料溶液を、反応装置に供給し、第
一反応器 125℃、第二反応器135℃、第三反応器 150℃
の温度条件で、重合率97%まで重合させた。第一反応
器、第二反応器、第三反応器の攪拌速度は、それぞれ10
0rpm、50rpm 、10rpm とした。得られたゴム変性スチレ
ン系樹脂組成物を射出成形して試験片を作製し、アイゾ
ット衝撃強度とヘーズを測定した。また、超薄切片法を
用いてゴム変性スチレン系樹脂組成物の透過型電子顕微
鏡写真を撮影し、樹脂中の分散ゴム粒子の平均粒子径、
分散ゴム粒子相の体積分率、及びセルラー構造であるゴ
ム粒子の割合を測定した。また、得られたゴム変性スチ
レン系樹脂組成物中のゴム含有量を、ヨウ素化滴定法を
用いて求めた。NMR分析装置を用い、得られたゴム変
性スチレン系樹脂のマトリックス相のモノマー組成を分
析した。さらに、分散ゴム成分粒子中に内包された微粒
子の組成を分析した結果、マトリックス相のモノマー組
成とほぼ同一組成であることがわかった。これらの測定
結果を表1にまとめて示す。
【0032】実施例2 スチレン42重量部、メタクリル酸メチル58重量部、ポリ
スチレン含量が25重量%で5%スチレン溶液粘度が37セ
ンチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム13重量
部、エチルベンゼン15重量部、α−メチルスチレンダイ
マー 1.5重量部、t−ブチルパーオキシベンゾエイト15
0ppmよりなる原料溶液を用いたこと以外、実施例1と同
様の方法で97%まで重合させた。さらに実施例1と同
様、アイゾット衝撃強度、ヘーズ、樹脂中のゴム含有
量、樹脂中の分散ゴム成分粒子の平均粒子径、分散ゴム
粒子相の体積分率、セルラー構造であるゴム成分粒子の
割合を測定して求め、マトリックスのモノマー組成を分
析した。さらに、分散ゴム成分粒子中に内包された微粒
子の組成を分析した結果、マトリックスのモノマー組成
とほぼ同一組成であることがわかった。これらの測定結
果を表1にまとめて示す。
【0033】実施例3 スチレン41重量部、メタクリル酸メチル59重量部、ポリ
スチレン含量が25重量%で5%スチレン溶液粘度が37セ
ンチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム8.3重量
部、エチルベンゼン15重量部、α−メチルスチレンダイ
マー 1.7重量部、t−ブチルパーオキシベンゾエイト10
0ppmよりなる原料溶液を反応装置に供給し、第一反応器
125℃、第二反応器 135℃、第三反応器 150℃の温度条
件で重合率95%まで重合させた。第一反応器、第二反応
器、第三反応器の攪拌速度は、それぞれ60rpm 、30rpm
、10rpm とした。得られたゴム変性スチレン系樹脂組
成物について、実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、
ヘーズ、樹脂中のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒
子の平均粒子径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー
構造であるゴム成分粒子の割合を測定して求め、マトリ
ックスのモノマー組成を分析した。さらに、分散ゴム成
分粒子中に内包された微粒子の組成を分析した結果、マ
トリックスのモノマー組成とほぼ同一組成であることが
わかった。これらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0034】実施例4 スチレン38重量部、メタクリル酸メチル62重量部、ポリ
スチレン含量が20重量%で5%スチレン溶液粘度が10セ
ンチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム9重量
部、エチルベンゼン25重量部、α−メチルスチレンダイ
マー 1.8重量部、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
− 3,3,5−トリメチルシクロヘキサン100ppmよりなる原
料溶液を反応装置に供給し、第一反応器 115℃、第二反
応器 130℃、第三反応器 150℃の温度条件で重合率95%
まで重合させた。第一反応器、第二反応器、第三反応器
の攪拌速度は、それぞれ60rpm 、30rpm 、10rpm とし
た。得られたゴム変性スチレン系樹脂組成物について、
実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、ヘーズ、樹脂中
のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒子の平均粒子
径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー構造であるゴ
ム成分粒子の割合を測定して求め、マトリックスのモノ
マー組成を分析した。さらに、分散ゴム成分粒子中に内
包された微粒子の組成を分析した結果、マトリックスの
モノマー組成とほぼ同一組成であることがわかった。こ
れらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0035】実施例5 スチレン42重量部、メタクリル酸メチル52重量部、アク
リル酸エチル6重量部、ポリスチレン含量が17.2重量%
で5%スチレン溶液粘度が60センチポイズのスチレン−
ブタジエン共重合ゴム10.8重量部、エチルベンゼン25重
量部、α−メチルスチレンダイマー 1.8重量部、 1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)− 3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン125ppmよりなる原料溶液を反応装置に供給
し、第一反応器 115℃、第二反応器 130℃、第三反応器
150℃の温度条件で重合率96%まで重合させた。第一反
応器、第二反応器、第三反応器の攪拌速度は、それぞれ
70rpm 、50rpm 、10rpm とした。得られたゴム変性スチ
レン系樹脂組成物について、実施例1と同様、アイゾッ
ト衝撃強度、ヘーズ、樹脂中のゴム含有量、樹脂中の分
散ゴム成分粒子の平均粒子径、分散ゴム粒子相の体積分
率、セルラー構造であるゴム成分粒子の割合を測定して
求め、マトリックスのモノマー組成を分析した。さら
に、分散ゴム成分粒子中に内包された微粒子の組成を分
析した結果、マトリックスのモノマー組成とほぽ同一組
成であることがわかった。これらの測定結果を表1にま
とめて示す。
【0036】比較例1 スチレン−ブタジエン共重合ゴムの仕込み量が10.4重量
部であり、かつ、第一反応器、第二反応器、第三反応器
の攪拌速度が、それぞれ120rpm、70rpm 、30rpm である
こと以外、実施例1と同様の方法で重合率85%まで重合
した。さらに実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、ヘ
ーズ、樹脂中のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒子
の平均粒子径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー構
造であるゴム成分粒子の割合を測定して求め、マトリッ
クスのモノマー組成を分析した。さらに、分散ゴム成分
粒子中に内包された微粒子の組成を分析した結果、マト
リックスのモノマー組成とほぼ同一組成であることがわ
かった。これらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0037】比較例2 スチレン41重量部、メタクリル酸メチル59重量部、ポリ
スチレン含量が25重量%で5%スチレン溶液粘度が37セ
ンチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム3重量
部、エチルベンゼン20重量部、α−メチルスチレンダイ
マー 1.6重量部、t−ブチルパーオキシベンゾエイト15
0ppmよりなる原料溶液を反応装置に供給し、第一反応器
125℃、第二反応器 136℃、第三反応器 151℃の温度条
件で、重合率95%まで重合させた。第一反応器、第二反
応器、第三反応器の攪拌速度は、それぞれ80rpm 、50rp
m 、10rpm とした。得られたゴム変性スチレン系樹脂組
成物について、実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、
ヘーズ、樹脂中のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒
子の平均粒子径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー
構造であるゴム成分粒子の割合を測定して求め、マトリ
ックスのモノマー組成を分析した。さらに、分散ゴム成
分粒子中に内包された微粒子の組成を分析した結果、マ
トリックスのモノマー組成とほぼ同一組成であることが
わかった。これらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0038】比較例3 スチレン41重量部、メタクリル酸メチル59重量部、ポリ
スチレン含量が25重量%で5%スチレン溶液粘度が55セ
ンチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム6.4重量
部、エチルベンゼン10重量部、α−メチルスチレンダイ
マー 1.5重量部、t−ブチルパーオキシベンゾエイト10
ppm よりなる原料溶液を反応装置に供給し、第一反応器
125℃、第二反応器 135℃、第三反応器 150℃の温度条
件で、重合率85%まで重合させた。第一反応器、第二反
応器、第三反応器の攪拌速度は、それぞれ80rpm 、50rp
m 、10rpm とした。得られたゴム変性スチレン系樹脂組
成物について、実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、
ヘーズ、樹脂中のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒
子の平均粒子径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー
構造であるゴム成分粒子の割合を測定して求め、マトリ
ックスのモノマー組成を分析した。さらに、分散ゴム成
分粒子中に内包された微粒子の組成を分析した結果、マ
トリックスのモノマー組成とほぼ同一組成であることが
わかった。これらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0039】比較例4 スチレン52重量部、メタクリル酸メチル48重量部、ポリ
スチレン含量が40重量%で5%スチレン溶液粘度が35セ
ンチポイズのスチレン−ブタジエン共重合ゴム29.9重量
部、エチルベンゼン20重量部、α−メチルスチレンダイ
マー 1.7重量部、t−ブチルパーオキシベンゾエイト10
ppm よりなる原料溶液を反応装置に供給し、第一反応器
130℃、第二反応器 140℃、第三反応器 150℃の温度条
件で、重合率95%まで重合させた。第一反応器、第二反
応器、第三反応器の攪拌速度は、それぞれ100rpm、50rp
m 、15rpm とした。得られたゴム変性スチレン系樹脂組
成物について、実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、
ヘーズ、樹脂中のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒
子の平均粒子径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー
構造であるゴム成分粒子の割合を測定して求め、マトリ
ックスのモノマー組成を分析した。さらに、分散ゴム成
分粒子中に内包された微粒子の組成を分析した結果、マ
トリックスのモノマー組成とほぼ同一組成であることが
わかった。これらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0040】比較例5 スチレン42重量部、メタクリル酸メチル52重量部、アク
リル酸エチル6重量部、ポリスチレン含量が17.2重量%
で5%スチレン溶液粘度が60センチポイズのスチレン−
ブタジエン共重合ゴム 9.9重量部、エチルベンゼン25重
量部、α−メチルスチレンダイマー 1.8重量部よりなる
原料溶液を反応装置に供給し、第一反応器 135℃、第二
反応器 141℃、第三反応器 151℃の温度条件で、重合率
90%まで重合させた。第一反応器、第二反応器、第三反
応器の攪拌速度は、それぞれ50rpm 、30rpm 、15rpm と
した。得られたゴム変性スチレン系樹脂組成物につい
て、実施例1と同様、アイゾット衝撃強度、ヘーズ、樹
脂中のゴム含有量、樹脂中の分散ゴム成分粒子の平均粒
子径、分散ゴム粒子相の体積分率、セルラー構造である
ゴム成分粒子の割合を測定して求め、マトリックスのモ
ノマー組成を分析した。さらに、分散ゴム成分粒子中に
内包された微粒子の組成を分析した結果、マトリックス
のモノマー組成とほぼ同一組成であることがわかった。
これらの測定結果を表1にまとめて示す。
【0041】
【表1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0〜40重量%のスチレンと 100〜60重量
    %のブタジエンとからなるゴム成分(A)の存在下に、
    (メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸アルキルエ
    ステルより選ばれる少なくとも1種類の単量体と、スチ
    レン系単量体との混合物である共重合体成分(B)をグ
    ラフト重合させて得られるゴム変性スチレン系樹脂組成
    物において、(A)と(B)との混合比率(重量基準)
    が 0.2≧A/(A+B)≧0.03の範囲であり、かつ、分
    散ゴム粒子の平均粒子径が0.35〜1.0 μmであり、か
    つ、組成物全体に対する分散ゴム粒子相の体積分率が、
    0.23〜0.38であることを特徴とする透明性と耐衝撃性の
    バランスに優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 共重合体成分(B)が、スチレン単量体
    とメタクリル酸メチルとメタクリル酸メチル以外の(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルとの混合物である請求
    項1記載のゴム変性スチレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 共重合体成分(B)が、スチレン単量体
    とメタクリル酸メチルとの混合物である請求項1記載の
    ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ゴム成分(A)が0〜19重量%のスチレ
    ンと 100〜81重量%のブタジエンからなる、請求項1〜
    3の何れか1項に記載のゴム変性スチレン系樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 分散ゴム粒子の内、セルラー構造を有す
    るゴム粒子の個数が、ゴム粒子全体の個数の80%以上で
    ある、請求項1〜4の何れか1項に記載のゴム変性スチ
    レン系樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121243A (ja) * 2000-10-12 2002-04-23 Denki Kagaku Kogyo Kk 断熱容器用成形品
WO2010074097A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 Jsr株式会社 グラフト重合体の製造方法

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