JPH0940361A - クレーンの振れ止め装置 - Google Patents

クレーンの振れ止め装置

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JPH0940361A
JPH0940361A JP18747895A JP18747895A JPH0940361A JP H0940361 A JPH0940361 A JP H0940361A JP 18747895 A JP18747895 A JP 18747895A JP 18747895 A JP18747895 A JP 18747895A JP H0940361 A JPH0940361 A JP H0940361A
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JP
Japan
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posture
hanging
suspended load
control
trolley
Prior art date
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Pending
Application number
JP18747895A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Shirai
潤二 白井
Kiyotaka Matsukuma
清隆 松隈
Hiroshi Hirasawa
博 平沢
Kazumasa Fujiwara
一正 藤原
Kiyoshi Fujiwara
藤原  潔
Toru Takehara
亨 竹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚認識用カメラが撮影した吊り具の画像に
よって吊り荷の振れ止めを行ない、姿勢検出用センサが
検出した吊り荷の姿勢によって吊り荷の姿勢を制御する
クレーンの振れ止め装置を提供する。 【解決手段】 a)トロリ12から吊り具14を撮影す
る視覚認識カメラ28、b)カメラが撮った画像を画像
処理する画像処理ユニット29、c)吊り荷16の姿勢
を計測する吊り荷姿勢計測装置31、d)トロリ走行モ
ータ18を制御するモータ制御装置22、e)画像処理
ユニットが処理した画像から吊り具の振れ角αを演算す
る一方、吊り荷姿勢計測装置が計測した吊り荷姿勢から
吊り荷の振れ角βを演算し、且つ、吊り具並びに吊り荷
の振れ角からモータ制御装置を制御する制御演算装置3
0から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDカメラなど
の視覚認識用カメラによって撮影した吊り具上面の画像
を利用して吊り荷の振れ止めを行うと共に、ジャイロな
どの姿勢検出用センサーによって検出した吊り荷の姿勢
を用いて吊り荷の姿勢を制御するようにしたクレーンの
振れ止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクレーンの振れ止め装置は、吊り
荷の主たる振れ量を計測する計測装置、吊り荷の主たる
振れ量を対象とした制御演算装置及び制御動作を実行す
る駆動装置から構成されている。そして、上記計測装置
から得た情報に基づいて制御演算装置が制御内容を演算
し、その制御内容を駆動装置によって実行することによ
り、吊り荷の主たる振れ量に対する振れ止め制御を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、計測装置か
ら得た情報内に吊り荷の姿勢情報が混在している場合
は、制御演算装置による制御内容に誤差を生じ、その性
能を劣化させるばかりでなく、場合によっては、振れ止
め制御に関する不安定な動作を招く恐れがあった。この
ため、装置自体の調整も複雑なものになっていた。
【0004】本発明は、係る従来の問題を解消するため
になされたものであり、その目的とするところは、CC
Dカメラなどの視覚認識用カメラによって撮影した吊り
具上面の画像を利用して吊り荷の振れ止めを行うと共
に、ジャイロなどの姿勢検出用センサーによって検出し
た吊り荷の姿勢を用いて吊り荷の姿勢を制御するように
したクレーンの振れ止め装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のクレーン
の振れ止め制御装置は、 a)クレーン上を走行するトロリーに設けられ、該トロ
リーから懸吊させた吊り具を撮影する視覚認識用カメラ
と、 b)該視覚認識用カメラが撮影した吊り具上面の画像を
画像処理する画像処理ユニットと、 c)前記吊り具に設けられ、該吊り具に装着されている
吊り荷の姿勢を計測する吊り荷姿勢計測装置と、 d)トロリー走行用モーターを制御するモーター制御装
置と、 e)前記画像処理ユニットが処理した処理画像から吊り
具の振れ角を演算すると共に、前記吊り荷姿勢計測装置
が計測した吊り荷の姿勢から吊り荷の振れ角を演算し、
且つ、吊り具並びに吊り荷の振れ角から前記モーター制
御装置を制御する制御演算装置から構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態を説明する。図1に示すように、クレーン11上を横
行するトロリー12には、懸吊用ロープ13を介して吊
り具14が懸吊されている。そして、懸吊用ロープ13
をトロリー12上のウインチドラム15によって巻き上
げたり、巻き降ろすことにより吊り具14に装着されて
いるコンテナなどの搬送荷物16を揚げ降ろしできるよ
うになっている。
【0007】トロリー12の横行は、横行ロープ17に
よって行われ、モーター18によって積極的に回転させ
る駆動ドラム19並びに2つの従動ドラム20,21に
巻き掛けられた横行ロープ17は、その一端がトロリー
の後端部12bに接続され、他の一端がトロリーの先端
部12aに接続されている。そして、駆動ドラム19が
正回転すると、トロリー12がクレーン11の先端部に
向けて前進し、駆動ドラム19が逆回転すると、トロリ
ー12がクレーン11の後端部に向けて後退するように
なっている。このモーター18の制御は、モーター制御
装置22によって行われるようになっている。
【0008】上記吊り具14の頭部であるヘッドブロッ
ク24の上面には、画像処理用ターゲット25が取り付
けられている。このターゲット25は、黒色に塗装され
た正方形の板26と、その中心に配置された白色の円盤
27から構成されている。一方、トロリー12には、タ
ーゲット25の真上に位置するように、CCDカメラな
どの視覚認識用カメラ28が設置されている。
【0009】制御演算装置30は、画像処理ユニット2
9を介して上記カメラ28と電気的に接続していると共
に、吊り具14に取り付けたジャイロなどの吊り荷姿勢
計測装置31及びモーター制御装置22とも電気的に接
続している。そして、上記制御演算装置30は、画像処
理ユニット29が処理した処理画像から吊り具14の振
れ角αを演算すると共に、前記吊り荷姿勢計測装置31
が計測した搬送荷物16の姿勢から搬送荷物16の振れ
角βを演算し、且つ、吊り荷の振れ角α,βから前記モ
ーター制御装置22を制御するようになっている。
【0010】上記トロリー12の加速走行中は、慣性に
よって懸吊ロープ13並びに搬送荷物16が、図2のよ
うに、振れるので、上記カメラ28によってターゲット
25を含む吊り具14の上面を撮影し、その画像を画像
処理ユニット29によって画像処理した後、その処理画
像から制御演算装置30によってターゲットの位置を求
める一方、その位置と予め、制御演算装置30に記憶さ
せておいたターゲット25の本来の位置との位相差から
吊り具14、即ち、懸吊ロープ13の振れ角αを演算す
る。
【0011】一方、吊り具14に取り付けた吊り荷姿勢
計測装置31から入力した搬送荷物16の姿勢から吊り
荷の振れ角βを制御演算装置30によって演算する。そ
して、懸吊ロープ13の振れ角αと吊り具14の振れ角
βを用いた振止め制御信号の形でフィードバック信号と
してモーター制御装置22にフィードバックし、懸吊ロ
ープ13の振れ角αと吊り具14の振れ角βが零になる
ように、時々刻々、更新させてモーター18を制御する
と、図3のように、懸吊ロープ13及び吊り具14の振
れが減衰する。
【0012】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、懸吊ロ
ープ及び吊り具(搬送荷物)の振れ(姿勢)を同時に減
衰させることができる。また、懸吊ロープの振れを検知
する手段及び吊り具(搬送荷物)の振れ(姿勢)を検知
する手段を備えているため、計測装置が多重化が計れ、
信頼性も向上する。これは、複数の計測装置の信号から
吊り荷の挙動を解析する段階で、本来、有り得ない結果
が導かれれば計測装置の誤動作が発生してと判断でき、
これに基づいた対応策を採ることができるためである。
当然のことながら、これらの多重化された計測装置は、
冗長なデータを持っていてもよく、この場合は、何れか
の計測装置が故障しても、他の装置で代用できるため
に、より剛健なシステムの実現が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクレーンの振れ止め装置の斜視図
である。。
【図2】懸吊ロープと吊り具が振れている様子を示す説
明図である。
【図3】懸吊ロープと吊り具が振れが減衰した様子を示
す説明図である。
【符号の説明】
α 吊り具の振れ角 β 吊り荷の振
れ角 11 クレーン 12 トロリー 14 吊り具 18 トロリー
走行用モーター 22 モーター制御装置 28 視覚認識
用カメラ 29 画像処理ユニット 30 制御演算
装置 31 吊り荷姿勢計測装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 一正 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造船 株式会社玉野事業所内 (72)発明者 藤原 潔 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造船 株式会社玉野事業所内 (72)発明者 竹原 亨 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造船 株式会社玉野事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)クレーン上を走行するトロリーに設け
    られ、該トロリーから懸吊させた吊り具を撮影する視覚
    認識用カメラと、 b)該視覚認識用カメラが撮影した吊り具上面の画像を
    画像処理する画像処理ユニットと、 c)前記吊り具に設けられ、該吊り具に装着されている
    吊り荷の姿勢を計測する吊り荷姿勢計測装置と、 d)トロリー走行用モーターを制御するモーター制御装
    置と、 e)前記画像処理ユニットが処理した処理画像から吊り
    具の振れ角を演算すると共に、前記吊り荷姿勢計測装置
    が計測した吊り荷の姿勢から吊り荷の振れ角を演算し、
    且つ、吊り具並びに吊り荷の振れ角から前記モーター制
    御装置を制御する制御演算装置から構成されているクレ
    ーンの振れ止め制御装置。
JP18747895A 1995-07-24 1995-07-24 クレーンの振れ止め装置 Pending JPH0940361A (ja)

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JP18747895A JPH0940361A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 クレーンの振れ止め装置

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Publications (1)

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ID=16206784

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183051A (ja) * 2016-07-25 2016-10-20 三井造船株式会社 吊具の振れ検出装置及びその制御方法
CN112833822A (zh) * 2021-01-14 2021-05-25 李忠华 一种起重机检测用偏摆测量装置

Cited By (3)

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JP2016183051A (ja) * 2016-07-25 2016-10-20 三井造船株式会社 吊具の振れ検出装置及びその制御方法
CN112833822A (zh) * 2021-01-14 2021-05-25 李忠华 一种起重机检测用偏摆测量装置
CN112833822B (zh) * 2021-01-14 2022-09-13 河北兴隆起重设备有限公司 一种起重机检测用偏摆测量装置

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Effective date: 20030729