JPH0939341A - 用紙搬送制御装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送制御装置を備えた画像形成装置

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JPH0939341A
JPH0939341A JP8048193A JP4819396A JPH0939341A JP H0939341 A JPH0939341 A JP H0939341A JP 8048193 A JP8048193 A JP 8048193A JP 4819396 A JP4819396 A JP 4819396A JP H0939341 A JPH0939341 A JP H0939341A
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純一 君塚
Akihiro Nakamura
彰浩 中村
Akira Nakatani
亮 中谷
Hitoshi Machino
斉 町野
Satoshi Nagata
聡 永田
Masaki Unishi
真己 卯西
Yoji Kaneko
陽治 金子
Takeya Endou
壮哉 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成制御装置と画像情報制御装置のCP
Uの用紙管理の負担を軽くし、画像形成装置本来の印刷
動作のスピードアップを図ることができる画像形成装置
を提供する。 【構成】 用紙搬送制御装置を設けて、画像情報制御装
置のCPUを画像情報の制御に専念させ、画像形成装置
のCPUを画像形成に専念させ、それぞれを用紙処理装
置の管理から開放し、画像形成装置本来の印刷速度のス
ピードアップを図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置にオプシ
ョンの用紙搬送装置を付加し、用紙搬送制御装置で統括
的に制御するとき、最適な印字タイミングを用紙搬送制
御装置で判断し、効率の良い画像形成を行うための用紙
搬送制御装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置に給紙デッキやフィ
ニッシャのような排紙ユニットなど用紙処理装置を接続
したときは、画像形成装置の中の画像形成制御装置が統
括的にすべての用紙搬送制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、画像形成装置が変わったり、オプション
ユニットが変わったりすると、組み合わせて使うことは
できなかった。これは画像形成装置の機種ごとの紙搬送
速度の違い、紙搬送パス(経路)の違い、オプションユ
ニットの紙搬送速度、紙搬送パスの違い、オプションユ
ニットの用紙処理時間、例えばフィニッシャのステープ
ル処理や紙を折る処理時間、ソータの仕分け時間などの
違いによる。
【0004】これら考えられるすべての情報を画像形成
制御装置のCPUのメモリにプログラミングしておくこ
とは不可能ではないが、オプションユニットは必ず装着
されるものではないので、画像形成制御装置は余計な負
荷を負うことになり、画像形成制御装置のコストアップ
にもつながってくる。さらに、オプションユニットはい
ろいろなバリエーションが考えられるが、それをすべて
カバーするのはメモリの容量が増大し、非常に大変であ
る。オプションユニットの制御を画像情報制御装置に持
たせることも考えられるが、画像情報制御装置は印字す
べき画像情報を高速で処理しなければならず、オプショ
ンユニットの制御まで行うと肝心の画像情報処理の時間
が遅くなる欠点がある。
【0005】したがって、本発明の第1の目的は、画像
形成制御装置と画像情報制御装置のCPUの用紙管理の
負担を軽くし、画像形成装置本来の印刷動作のスピード
アップを図ることができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0006】本発明の第2の目的は、画像形成装置に給
紙装置、排紙装置などの用紙処理装置をオプションで接
続するとき、画像形成制御装置と画像情報制御装置の変
更を最小限ですませかつそれらの組み合わせを自由に選
べることができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、用紙搬送制御専用
のCPUを設けて画像形成装置内の紙の動きとオプショ
ンユニット内の紙の動きを統括的に管理し、オプション
ユニットが用紙処理を行う時間と、画像形成装置内およ
びオプションユニット内の用紙搬送速度、用紙搬送路の
長さ、および用紙の長さ、印刷モードに応じて最適な印
刷タイミングを用紙搬送制御装置が判断し最速のスル−
プットを実現できる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】本発明の第4の目的は、画像情報制御装置
と用紙搬送制御装置の間に共有するアンダムアクセスメ
モリを設け、画像情報制御装置とランダムアクセスメモ
リの間はシリアル伝送ラインで接続し、インターフェー
ス回路のコストダウンを図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1に、用紙搬送制御装置を設けて、画
像情報制御装置のCPUを画像情報の制御に専念させ、
画像形成装置のCPUを画像形成に専念させ、それぞれ
を用紙処理装置の管理から開放し、画像形成装置本来の
印刷速度のスピードアップを図る。
【0010】本発明は、第2に、用紙処理装置や画像形
成装置の組み替えがあっても用紙処理装置がその機種や
仕様の違いを判別し、その組み合わせに適した制御を行
うことによって、画像形成装置や画像情報制御装置の変
更を最小とし、組み替えを容易にする。
【0011】本発明は、第3に、用紙搬送制御専用のC
PUを設けて、画像形成装置内の紙の動きとオプション
ユニット内の紙の動きを統括的に管理し、オプションユ
ニットが用紙処理を行う時間と、画像形成装置内および
オプションユニット内の用紙搬送速度、用紙搬送路の長
さ、および用紙の長さ、印刷モードに応じて最適な印刷
タイミングを用紙搬送制御装置が判断し、最速のスルー
プットを実現できる。
【0012】本発明は、第4に、画像情報制御装置とラ
ンダムアクセスメモリをシリアル伝送ラインで接続し、
信号線の数の削減を行い、コストダウンを実現できる。
【0013】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0014】(実施例1)図1は、画像形成装置全体の
構成を示す概略断面図である。図1において、1は画像
形成装置本体であり、2はオプションの給紙デッキであ
り、3はオプションのフィニッシャでステープラを有す
るものである。画像形成装置本体1内には、給紙カセッ
ト4、給紙ローラ5、レジストローラ6、感光ドラム
7、定着器8が紙搬送路8上に並べられている。給紙デ
ッキ2の内部には、紙がリフタの上に積まれており、紙
は給紙ローラ9によって送り出される。フィニッシャ3
の内部には、用紙反転部10、ステープラ11が設けら
れており、また、3つの排紙トレー12が移動可能に配
置されており、トレーは移動しながら紙を載置していく
ようになっている。
【0015】図3は主要な制御回路のブロック図であ
る。図3において、15はエンジンコントローラ(画像
形成制御装置)であり、画像形成装置1の画像形成プロ
セスの制御や給紙カセット4の給紙制御を行う。16は
ビデオコントローラ(画像情報制御装置)であり、ホス
トコンピュータから受けた印刷のためのコード信号を画
像信号に展開する。17はオプションコントローラ(用
紙搬送制御装置)であり、給紙デッキ2やフィニッシャ
3を統括的に制御する。18は給紙デッキコントローラ
であり、給紙デッキ2を制御する。19はフィニッシャ
コントローラであり、フィニッシャ3を制御する。
【0016】ビデオコントローラ16はシリアルのオプ
ションコントローラインターフェースによってオプショ
ンコントローラ17と接続される。また、給紙デッキコ
ントローラ18とフィニッシャコントローラ19はシリ
アル通信の直列接続のオプションインターフェースによ
ってオプションコントローラ17と接続される。
【0017】図2は、オプションコントローラ17の回
路図である。ビデオコントローラ16との主な通信線
は、/CLK、/TX、/RX、/STROBE、/C
KENである。/CLKはシリアル通信用クロックライ
ンであり、/TXはビデオコントローラ16が出力する
送信データラインであり、/RXはオプションコントロ
ーラ17が出力する受信データラインであり、/STR
OBEは通信ストローブラインであり、この信号がアク
ティブのときにシリアル信号の伝送が行われる。/CK
ENはクロックイネーブル信号であり、この信号がアク
ティブのとき、ビデオコントローラ16がクロックを受
信できる状態であることをオプションコントローラ17
に知らせる。/は信号がローアクティブであることを示
す。
【0018】次に、ビデオインターフェースのうちオプ
ションコントローラ17に取り込む信号を説明する。 /PRNT、/VSYNC信号:上記2つの信号は、本
来、ビデオコントローラ16がエンジンコントローラ1
5に対して出力する印字制御信号である。オプションコ
ントローラ17を使用する場合には、ビデオコントロー
ラ16内で上記の2つの信号をハード的に分岐し、エン
ジンコントローラ15およびオプションコントローラ1
7の両方に出力する。そのうち、/PRNTは本体1へ
の印字指令であり、プリント動作の開始を指示し、カセ
ット4から給紙のときは給紙開始を指示する。また、/
VSYNC信号はレジストローラ6に待機する紙の送出
開始指示信号である。 /PDLV、/SPCHG、/PFED信号:上記3つ
の信号は、エンジンコントローラ15が出力する信号で
ある。エンジン本体(画像形成装置本体)1から排紙の
タイミングを通知する信号である。オプションコントロ
ーラ17を使用する場合には、ビデオコントローラ16
内を通過し、オプションコントローラ17へ出力する。
オプションコントローラ17は、上記3つの信号を使用
し、エンジン本体1と給紙オプション(給紙デッキコン
トローラ、フィニッシャコントローラ)18、19との
間の紙搬送制御を実施する。
【0019】次に、オプションコントローラ17の内部
を説明する。30は、中央処理ユニットのCPUであ
り、RAM32、ROM、I/Oポート、シリアルポー
ト33を内蔵する。なお、RAM、ROMはCPUの外
部に増設可能である。31はオプションユニットのコン
トローラ18、19とのシリアル通信用のバッファ回路
である。20はビデオコントローラ16とのシリアル通
信用のバッファ回路である。21はエンジンコントロー
ラ15とビデオコントローラ16との間のビデオインタ
ーフェースの中の信号のうち5本の信号をオプションコ
ントローラ17に取り込むための受信バッファである。
ビデオコントローラ16とオプションコントローラ17
との通信形態はCPU30内のRAM32を相互に共有
メモリとする方式で行われる。即ち、相互に通信したい
情報はRAMを指定番地に書込みそれを読みだす。この
ため、ビデオコントローラ16からのTX信号は1バイ
トのデータを送るとき、その直前に2バイトのアドレス
指定信号を付ける。
【0020】このようなRAMを共有したインターフェ
ースでは同一番地を2つのCPUが同時にアクセスする
衝突問題がある。この問題の解決手段として、アーピト
レーション機能を持つデュアルポートRAMを持つ方法
が考えられる。しかし、デュアルポートRAMは高価で
あるので、本発明では、CPU30に内蔵のシリアルポ
ートを利用し、CPU30のコントロールの下でRAM
アクセスを行う。
【0021】その手順は以下のように行われる。シリア
ルポート33に8ビットのデータがビデオコントローラ
16から伝送されると、シリアルポート33はCPU3
0に割り込みをかける。すると、CPU30はシリアル
ポート33の内容を取り込む。ビデオコントローラ16
からのTXデータは最初の2バイトはRAM32のアド
レスとリード/ライト指示である。ライト指示であれ
ば、3バイト目をRAM32の指定アドレスに書込み、
リード指示であれば、指定アドレスのRAM32の内容
をシリアルポートにセットし、3バイト目のクロックで
RXラインを介してビデオコントローラ16にデータを
送る。CPU30はRAM32の指定番地に書き込まれ
たビデオコントローラ16からのデータ(コマンド)を
解析し、次の動作を開始すると共に、ビデオコントロー
ラ16へ送るステータスは、ステータス用指定アドレス
に書き込んでおく。CPU30がRAM32の管理を行
っているから2つのCPUへの同時アクセス問題は発生
しない。
【0022】図4はビデオコントローラ16とオプショ
ンコントローラ17の通信のタイミングとデータの並び
を示すタイミングチャートである。タイミングとデータ
の詳細は以下の通りである。 (1)データはLSBファーストとする。 (2)パリティーは奇数パリティーとする(図面では、
Pで示す)。 (3)A0〜A10(図面では、縦書き)は、共有メモ
リのアドレスを示す。WD0〜WD7(図面では、縦書
き)は、書込みデータを示す。RD0〜RD7(図面で
は、縦書き)は、共有メモリからの読み出しデータを示
す。 (4)R/W(図面では、縦書き)は、1(Low)の
場合に、書込みを示し、0(High)の場合には、読
み出しを示す。 (5)PERR−ADL(図面では、縦書き)が1(L
ow)の場合には、受信したアドレス情報にパリティー
エラーが発生したことを示す。 (6)WOK、ROKは、オプションコントローラがデ
ータの書込み、読み出しに成功したときに、1(Lo
w)とする。 (7)UK(図面では、縦書き)は、不定値を示す。
【0023】次に、用紙搬送制御について説明する。図
5は給紙部から感光ドラムまでの寸法を示す。図6は、
給紙に関するタイミングチャートである。図5、図6を
参照して以下に説明する。
【0024】ホストコンピュータから印刷すべきコード
データがビデオコントローラ16に送られると、ビデオ
コントローラ16は印刷指令PRNT信号をエンジンコ
ントローラ15に出す。PRNT信号がtrue(真)
になると、エンジンコントローラ15は給紙を開始する
と共に、感光ドラム7の初期化を行う。給紙源として給
紙カセット4が指定されているとすると、給紙ローラ5
が回転し紙を送り出す。
【0025】紙は搬送路に沿って進み、レジストローラ
6に達する。このときの紙の先端の移動距離をLとす
る。搬送速度をSとすると、レジストローラ6に達する
までの時間t1 は、 t1 =L/S となる。ここで、紙がレジストローラ6に達した後に紙
をレジストローラ6に確実に接触させかつ紙の先端を揃
えるために紙にループを形成する。このための移動量を
ループ量といい、その長さをPとする。PRNT信号を
受けてからループの形成が終了するまでの時間をt2
すると、t2 =(L+P)/Sとなる。
【0026】ループ形成が終了すると、エンジンコント
ローラ15は/VSREQ信号をtrueとする。/V
SREQ信号はエンジンコントローラ15からビデオコ
ントローラ16に送られるビデオインターフェース信号
の1つである。/VSREQ信号がtrueとなると、
紙搬送は一時停止する。
【0027】次に、ビデオコントローラ16は/VSR
EQ信号のtrueを感知すると、/VSYNC信号を
trueとする。その結果、エンジンコントローラ15
はレジストローラ6を起動させる。紙の長さをAとする
と、レジストローラ6を紙が通過する時間t3 は、 t3 =A/S となる。
【0028】さらに、次の紙を給紙するには、前の紙と
の紙間距離Qを設ける必要がある。その場合、/VSY
NC信号の先端から次の給紙タイミングまでの時間t4
は t4 =(t3 +Q/S)−t2 となる。
【0029】次に、給紙デッキ2からの給紙を考える。
給紙デッキからの給紙の場合、本体1のレジストローラ
6から給紙開始位置までの長さは、図5から分かるよう
に、M+N(なお、ここで、Nは、給紙デッキ2に積載
された紙先端からセンサ23までの長さである)だけあ
る。紙センサ23は給紙デッキコントローラ18に接続
されている。長さM+Nは、給紙デッキにセットされる
紙の長さB+Qより十分長い。そこで、1枚目の紙をレ
ジストローラ6まで送り、レジストローラで1枚目の紙
を送出してから次の紙を給紙したのでは紙間は必要最小
限の紙間Qより長くなってしまう。そこで、センサ23
を設け、給紙デッキからの給紙が決まった時点で紙をセ
ンサ23の位置までに送り出しておく。
【0030】給紙デッキ2から給紙することが決まる
と、ビデオコントローラ16はオプションコントローラ
17の共有メモリの中のジョブデーブルに給紙デッキの
指定を書き込む。オプションコントローラ17はその指
定から給紙デッキ2に給紙開始を指示する。そして、セ
ンサ23に紙先端が達したことを検知すると、給紙デッ
キコントローラ18は紙搬送を一時停止すると共にオプ
ションコントローラ17に紙の到着を知らせる。
【0031】図7に示すように、ここまでの時間がt5
であり、 t5 =N/S となる。この時間t5 は、給紙ローラ9で送り出された
紙が所定時間でセンサ23に達したか否か、即ち、ジャ
ムの検知にも使用される。
【0032】オプションコントローラ17は、直ちに、
ビデオコントローラ16に印刷開始可能を知らせる。こ
れは給紙デッキコントローラ18のジョブテーブルに書
き込むことで知らせる。
【0033】ビデオコントローラ16は/PRNT信号
をtrueとし、印刷開始を指示する。オプションコン
トローラ17はこれを検知し、給紙デッキに再スタート
をかけ、紙を再始動させる。
【0034】センサ23から紙が搬送され、レジストロ
ーラ6でループを作るまでの時間t6 は t6 =(M+P)/S となる。
【0035】/VSYNC信号がtrueとなり、レジ
ストローラ6が動き出してから次の/PRNTがtru
eになるまでの時間t7 は t7 =(B+Q)/S−t6 となる。なお、/VSYNCがtrueになってから次
に給紙する紙の給紙デッキ指定コマンドまでの時間t8
は、図7ではプラスであるが、Nが長いとき、またはB
が短いときはマイナスになることもある。即ち、前の紙
の/VSYNCをtrueとする前に次の給紙デッキか
らの給紙スタートを行わなければならない場合もある。
ここで、t1 からt8 の時間は、本体および給紙デッキ
に固有のものであり、そのうち、t4 とt7 は紙サイズ
により依存するものである。
【0036】本体のカセット給紙に関するt1 〜t4
時間はエンジンコントローラ15のCPUのROMに記
録し、給紙デッキに関するt5 〜t8 の時間は給紙デッ
キコントローラ18のCPUのROMに記録する。給紙
デッキコントローラ18のCPUのROMに記録された
値はオプションコントローラ17が読み出して使用す
る。
【0037】本体1と給紙デッキ2の組み合わせが変わ
ると、t5 〜t8 の時間が変わる場合もある。これは本
体が2機種あり、その紙搬送速度が違う場合や、給紙デ
ッキが速度切替機能を持つ、または2機種以上存在する
場合に起こりうる。
【0038】そこで、本体や給紙デッキには識別番号
(ID番号)を付け、各ID番号を本体1のエンジンコ
ントローラ15や給紙デッキコントローラに記憶させ、
それをオプションコントローラが呼び出して、各ID番
号に対応するt5 からt8 の値を紙サイズ別にオプショ
ンコントローラのROMに記録しておき、それを取り出
し使用する。
【0039】次に、排紙処理時間について説明する。フ
ィニッシャでステープルするとき問題になるのが、ステ
ープラ11の針打ち時間である。10枚の紙を一纏めに
してステープルするとき、10枚の紙をステープラの位
置に蓄えた後、針打ちし、針打ち終了後、トレーに排出
する。この時間を排紙処理時間t11と呼ぶことにする。
この動作を紙間距離Q/搬送速度Sの時間t10内に終了
させれられれば良いが、実際にはt10を越えてしまう
(オーバーする)。また、排紙処理時間t11−t10の時
間を排紙処理オーバータイイムt12と呼ぶことにする。
【0040】t12はプリント開始時間にこれだけ余分に
/PRNT信号を出す時間を遅らせなければならない。
12の値はフィニッシャコントローラ19のCPUのR
OMに記録しておき、オプションコントローラがその値
を呼び出して使用する。例えば、丁度、排紙処理時間が
必要になったとき、オプションコントローラ17のCP
Uは、図6に示すt4 の時間にt12を追加してビデオコ
ントローラ16に知らせ、ビデオコントローラ16は/
PRNT信号の送出を遅らせる。
【0041】(実施例2)実施例1では、それぞれ必要
なタイミングの値は、オプションコントローラ16のR
OMに記録しておいたり、オプションユニットのコント
ローラのROMに記録し、それをオプションコントロー
ラが呼び出して使用していた。ところで、本体やオプシ
ョンの種類が増えてくると、必要なタイミングの値も増
えてくる。そして、/VSYNC、/PRNTの時間な
どは紙サイズによっても異なるので、機種×紙サイズの
割合で増加し、ROMの容量を圧迫することになる。
【0042】そこで、搬送速度、搬送路長を本体やオプ
ションユニットから呼び出し、オプションコントローラ
17で必要なタイミングを計算する方法がある。紙サイ
ズの値は標準化されているので、紙サイズコードだけオ
プションコントローラ17が受け取れば、コード毎の紙
の長さの数値をROMから引き出して使える。
【0043】(実施例3)実施例1では、プリント指令
のタイミングt4 やt7 は、オプションコントローラが
時間を計数し、プリント指令を出すべきタイミングにな
ったら、オプションコントローラの共有メモリに書込み
を行うことで知らせるようにしていた。この場合の利点
は、ビデオコントローラ16が共有メモリの特定番地を
監視しているだけでよい。しかし、欠点としては、監視
する周期が空いてしまうと、必要なタイミングより遅れ
る場合があることである。そこで、その解決方法とし
て、オプションコントローラからt4 やt7 の時間の値
をビデオコントローラ16に知らせ、ビデオコントロー
ラ16が自分で出力した/VSYNCより時間をカウン
トし、/PRNTの出力タイミングを判定する方法があ
る。この方法の利点は/PRNTの出力タイミングを正
確に出せることである。
【0044】
【発明の効果】第1の効果としては、画像形成制御装置
と画像情報制御装置のCPUの負荷をオプションコント
ローラのCPUが持つことで、画像形成装置本来の印刷
動作のスピードアップを図れることである。
【0045】第2の効果としては、オプションコントロ
ーラに関する制御をオプションコントローラに持たせる
ため、画像形成制御装置や画像情報制御装置のCPUが
持つ部分がほとんど無くなることである。このため、本
体やオプションの組み合わせを変更しても画像形成制御
装置や画像情報制御装置の変更はほとんど無く、必要な
搬送速度や紙搬送路の情報をオプションコントローラに
与えるだけで済む。この結果、本体とオプションユニッ
トの組み合わせを自由に変更できる。
【0046】第3の効果としては、オプションコントロ
ーラが本体とオプションユニットにとって最適の用紙搬
送タイミングを判断し、それによって用紙搬送制御が行
われるため、画像形成装置として最速のスループットを
得ることが可能となることである。
【0047】第4の効果としては、画像情報制御装置と
オプションコントローラ間をシリアル伝送として信号線
の数を減らしてコストダウンを図ると共に、オプション
コントローラのCPUが共有RAMへのアクセスタイミ
ングを制御することで共有RAMをメリットを生かしつ
つ、アーピトレーション機能を不要としてコストダウン
が可能となることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の画像形成装置の全体
の構成を示す概略側面図である。
【図2】図2は、用紙搬送制御装置を中心とした回路図
である。
【図3】図3は、主要な制御回路のブロック図である。
【図4】図4は、画像情報制御装置と用紙搬送制御装置
の通信タイミング図である。
【図5】図5は、給紙部から感光ドラムまでの寸法図で
ある。
【図6】図6は、本体給紙カセットを用いた場合の制御
タイミング図である。
【図7】図7は、給紙デッキを用いた場合の制御タイミ
ング図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 オプションの給紙デッキ 3 オプションのフィニッシャ 4 給紙カセット 5 給紙カセットの給紙ローラ 6 レジストローラ 7 感光ドラム 9 給紙デッキの給紙ローラ 10 フィニッシャ 11 ステープラ 15 画像形成制御装置(エンジンコントローラ) 16 画像情報制御装置(ビデオコントローラ) 17 用紙搬送制御装置(オプションコントローラ) 18 給紙デッキコントローラ 19 フィニッシャコントローラ 30 オプションコントローラのCPU 32 ダンラムアクセスメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町野 斉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 永田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 卯西 真己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 金子 陽治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 遠藤 壮哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置と画像形成制御装置、画像
    形成装置に組み合わせた用紙処理装置を統括的に制御す
    る用紙搬送制御装置、画像情報を制御する画像情報制御
    装置を備える画像形成装置において、画像情報制御装置
    から送られたジョブスケジュールから次に印字指令すべ
    きタイミングを決定するタイミング決定手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記用紙搬送制御装置は印字すべきタイミングを計数す
    るタイミング計数手段を備えることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記用紙搬送制御装置は印字すべきタイミングを計数す
    るタイミング計数手段と、該タイミング計数手段で計数
    したタイミングのデータを前記画像情報制御装置に報知
    する報知手段とを備え、前記画像情報制御装置は前記報
    知手段で報知された情報に基づいて印字すべきタイミン
    グを計数するタイミング計数手段を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置および用紙処理装置から各
    装置の識別番号を用紙搬送制御装置に報知する報知手段
    と、該報知手段により報知された識別番号に基づき、印
    字すべきタイミングを判断するタイミング判断手段を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置および用紙処理装置から各
    装置の用紙搬送速度、用紙搬送路長のデータを用紙搬送
    制御装置に報知する報知手段と、該報知手段により報知
    されたデータに基づき印字すべきタイミングを判断する
    タイミング判断手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置において、画像情報を制御
    する画像情報制御装置と、画像形成の動作を制御する画
    像形成制御装置と、前記画像情報制御装置、画像形成制
    御装置の他に用紙搬送制御を専門に行う用紙搬送制御装
    置を設け、前記用紙搬送制御装置と画像情報制御装置の
    間に共有するランダムアクセスメモリを設け、画像情報
    制御装置とランダムアクセスメモリの間はシリアル伝送
    ラインで接続することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像形成装置において、
    ランダムアクセスメモリには画像形成装置の給紙、排
    紙、印刷条件に関する管理テーブルを記憶させることを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の画像形成装置において、
    ランダムアクセスメモリ中に印刷許可情報を記憶する部
    分を設け印刷許可情報は用紙搬送制御装置のみ書き込み
    可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の画像形成装置において、
    用紙搬送制御装置が画像情報形成装置と各給紙排紙装置
    との情報交換により画像形成装置の印刷動作のスケジュ
    ール管理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の画像形成装置におい
    て、用紙搬送制御装置は画像情報制御装置からあらかじ
    めアンダムアクセスメモリに指定された給紙排紙情報に
    従って給紙排紙装置の制御を行うと共に各給紙排紙装置
    の状態をランダムアクセスメモリに書き込むことを特徴
    とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の画像形成装置におい
    て、用紙搬送制御装置のCPUが共有するランダムアク
    セスメモリへのアクセスタイミングを制御することを特
    徴とする画像形成装置。
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