JPH0939011A - 表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体成形用金型およびこれを用いる表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体成形用金型およびこれを用いる表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法Info
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断枠を必要とすることなく、容易に端材部
分の繊維強化熱可塑性樹脂シートのみを切断することの
できる金型を提供する。 【解決手段】 繊維強化熱可塑性樹脂シートと表皮材と
を圧縮し、積層一体化して表皮貼合多孔性繊維強化熱可
塑性樹脂成形体を製造するための雌雄一対の金型であっ
て、雄型(6)の外周面(7)に、刃先(11)を雄型
外周面のキャビティー面側端部(8)から雌型キャビテ
ィー面(3)に対向するように突き出し、かつ、該刃先
と雌型(1)の内周側面(2)の少なくとも一部とが金
型開閉方向に摺動可能に、切刃(10)を設けてなるこ
とを特徴とする表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成
形体成形用金型。
分の繊維強化熱可塑性樹脂シートのみを切断することの
できる金型を提供する。 【解決手段】 繊維強化熱可塑性樹脂シートと表皮材と
を圧縮し、積層一体化して表皮貼合多孔性繊維強化熱可
塑性樹脂成形体を製造するための雌雄一対の金型であっ
て、雄型(6)の外周面(7)に、刃先(11)を雄型
外周面のキャビティー面側端部(8)から雌型キャビテ
ィー面(3)に対向するように突き出し、かつ、該刃先
と雌型(1)の内周側面(2)の少なくとも一部とが金
型開閉方向に摺動可能に、切刃(10)を設けてなるこ
とを特徴とする表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成
形体成形用金型。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮貼合多孔性繊
維強化熱可塑性樹脂成形体成形用金型および表皮貼合多
孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法に関する。
維強化熱可塑性樹脂成形体成形用金型および表皮貼合多
孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表皮材貼合の多孔性繊維強化熱可塑性樹
脂成形体は、軽量であり、かつ繊維で強化されていて強
度的にも優れているため、自動車用内装材、家電品外装
材、建築用内装材等として広く用いられている。従来よ
り多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法として
は、スタンパブルシートと呼ばれる繊維強化熱可塑性樹
脂シート(以下、スタンパブルシートと称する。)を成
形素材とし、かかるスタンパブルシートを予備加熱する
ことによってその厚み方向に膨張させた後、予備加熱温
度を維持しながら上下金型間に供給し、型締め完了時の
キャビティークリアランスが、該金型間に供給された時
のスタンパブルシート厚みよりも小さく、かつ予備加熱
前のスタンパブルシート厚みよりも大きくなるように型
締めし、冷却することによって、予備加熱前のスタンパ
ブルシートに比べて厚みが大きく膨張していて多孔性の
繊維強化熱可塑性樹脂成形体を得る、いわゆる膨張成形
法が知られている。
脂成形体は、軽量であり、かつ繊維で強化されていて強
度的にも優れているため、自動車用内装材、家電品外装
材、建築用内装材等として広く用いられている。従来よ
り多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法として
は、スタンパブルシートと呼ばれる繊維強化熱可塑性樹
脂シート(以下、スタンパブルシートと称する。)を成
形素材とし、かかるスタンパブルシートを予備加熱する
ことによってその厚み方向に膨張させた後、予備加熱温
度を維持しながら上下金型間に供給し、型締め完了時の
キャビティークリアランスが、該金型間に供給された時
のスタンパブルシート厚みよりも小さく、かつ予備加熱
前のスタンパブルシート厚みよりも大きくなるように型
締めし、冷却することによって、予備加熱前のスタンパ
ブルシートに比べて厚みが大きく膨張していて多孔性の
繊維強化熱可塑性樹脂成形体を得る、いわゆる膨張成形
法が知られている。
【0003】このような膨張成形法によって得られる多
孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体は、内部の繊維が表面
に浮き出していて美観や触感に劣っており、そのままで
は自動車用内装材等の見栄えの良さを要求される用途に
は不向きであるため、通常はその表面に表皮材を貼合し
てかかる用途に使用されており、このための表皮材貼合
方法として、膨張成形法において、予備加熱によってそ
の厚み方向に膨張させたスタンパブルシート(以下、予
熱シートと称する。)を予備加熱温度を維持しながら表
皮材とともに上下金型間に供給し、型締めすることによ
って、予熱シートと表皮材とを積層一体化して貼合する
方法が知られている(特開平4−331137号公
報)。
孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体は、内部の繊維が表面
に浮き出していて美観や触感に劣っており、そのままで
は自動車用内装材等の見栄えの良さを要求される用途に
は不向きであるため、通常はその表面に表皮材を貼合し
てかかる用途に使用されており、このための表皮材貼合
方法として、膨張成形法において、予備加熱によってそ
の厚み方向に膨張させたスタンパブルシート(以下、予
熱シートと称する。)を予備加熱温度を維持しながら表
皮材とともに上下金型間に供給し、型締めすることによ
って、予熱シートと表皮材とを積層一体化して貼合する
方法が知られている(特開平4−331137号公
報)。
【0004】かかる方法において、表皮材および予熱シ
ートは上下金型間に供給された後、型締めによって賦形
されるが、得られる表皮貼合の多孔性繊維強化熱可塑性
樹脂成形体は表皮材と予熱シートとが金型キャビティー
において積層一体化して賦形された成形体部分と、賦形
されずに残った端材部分とからなっており、成形後に該
端材部分を切断する必要がある。しかも通常は、成形体
の端部における体裁を整えるために端材部分の表皮材を
成形体の裏面に巻き込む処理がなされるのであるから、
表皮材を切断することなく端材部分のスタンパブルシー
トのみを切断しなければならない。
ートは上下金型間に供給された後、型締めによって賦形
されるが、得られる表皮貼合の多孔性繊維強化熱可塑性
樹脂成形体は表皮材と予熱シートとが金型キャビティー
において積層一体化して賦形された成形体部分と、賦形
されずに残った端材部分とからなっており、成形後に該
端材部分を切断する必要がある。しかも通常は、成形体
の端部における体裁を整えるために端材部分の表皮材を
成形体の裏面に巻き込む処理がなされるのであるから、
表皮材を切断することなく端材部分のスタンパブルシー
トのみを切断しなければならない。
【0005】これまでにも、端材部分のスタンパブルシ
ートのみが切断された表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性
樹脂成形体の製造方法として、上記の方法において金型
を型締めすると同時的に、端材部分の予熱シートのみを
切断する方法が提案されている(特開平6−10655
5号公報)。しかしながらこの方法は、雌雄金型間に設
けた切断枠を雌型とともに降下させて、該切断枠と雄型
の外周面との間で予熱シートを切断するものであり、該
切断枠の雄型外周面に対する位置を成形操作の都度、正
確に調整しなければならず、煩雑であるため、工業的に
有利な方法であるとは言えなかった。
ートのみが切断された表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性
樹脂成形体の製造方法として、上記の方法において金型
を型締めすると同時的に、端材部分の予熱シートのみを
切断する方法が提案されている(特開平6−10655
5号公報)。しかしながらこの方法は、雌雄金型間に設
けた切断枠を雌型とともに降下させて、該切断枠と雄型
の外周面との間で予熱シートを切断するものであり、該
切断枠の雄型外周面に対する位置を成形操作の都度、正
確に調整しなければならず、煩雑であるため、工業的に
有利な方法であるとは言えなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
このような切断枠を必要とすることなく、容易に端材部
分の予熱シートのみを切断することのできる金型を開発
すべく鋭意検討した結果、本発明に至った。
このような切断枠を必要とすることなく、容易に端材部
分の予熱シートのみを切断することのできる金型を開発
すべく鋭意検討した結果、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、表皮
貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体成形用金型およ
びそれを用いる表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成
形体の製造方法を提供するものである。本発明の金型
は、予熱シートと表皮材とを圧縮し、積層一体化して表
皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体を製造するた
めの雌雄一対の金型であって、雄型の外周面に、刃先を
雄型外周面のキャビティー面側端部から雌型キャビティ
ー面に対向するように突き出し、かつ、該刃先と雌型の
内周側面の少なくとも一部とが金型開閉方向に摺動可能
に、切刃を設けてなる金型である。
貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体成形用金型およ
びそれを用いる表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成
形体の製造方法を提供するものである。本発明の金型
は、予熱シートと表皮材とを圧縮し、積層一体化して表
皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体を製造するた
めの雌雄一対の金型であって、雄型の外周面に、刃先を
雄型外周面のキャビティー面側端部から雌型キャビティ
ー面に対向するように突き出し、かつ、該刃先と雌型の
内周側面の少なくとも一部とが金型開閉方向に摺動可能
に、切刃を設けてなる金型である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜3に基づいて本発明
の金型を説明する。図1に、本発明の金型の一例を示
す。この金型は、雌型(1)を上型、雄型(6)を下型
として通常のプレス成形装置(図示せず。)に取り付ら
れており、雌型(1)を可動型、雄型(6)を固定型と
して両金型は上下方向に開閉できるようになっている。
この雄型(6)の外周面(7)には、刃先(11)を雄
型外周面のキャビティー面側端部(8)から雌型キャビ
ティー面(3)に対向するように突き出して、かつ刃先
(11)と雌型内周側面(2)の少なくとも一部とが摺
動可能に、切刃(10)が設けられいる。
の金型を説明する。図1に、本発明の金型の一例を示
す。この金型は、雌型(1)を上型、雄型(6)を下型
として通常のプレス成形装置(図示せず。)に取り付ら
れており、雌型(1)を可動型、雄型(6)を固定型と
して両金型は上下方向に開閉できるようになっている。
この雄型(6)の外周面(7)には、刃先(11)を雄
型外周面のキャビティー面側端部(8)から雌型キャビ
ティー面(3)に対向するように突き出して、かつ刃先
(11)と雌型内周側面(2)の少なくとも一部とが摺
動可能に、切刃(10)が設けられいる。
【0009】かかる切刃(10)は、場合によっては雄
型(6)と一体的に設けられていてもよいが、破損した
りその刃先(11)が鈍化したときに容易に交換できる
ように、脱着可能に取り付けられているのが好ましく、
かかる取り付けの方法は切刃(10)を雄型外周面
(7)に確実に固定できるのであれば、例えばネジ止め
等、いかなる方法であってもよい。また、切刃(10)
は、予熱シートを切断するとき以外は刃先(11)を収
納して保護するように、油圧装置等によって雄型外周面
(7)に沿って上下にスライドする構造になっていても
よい。さらに、予熱シート中の熱可塑性樹脂が冷却・固
化して刃先(11)に付着することによって該刃先の切
断性が低下するのを防止するために、切刃(10)に加
熱・保温機能を持たせてもよい。
型(6)と一体的に設けられていてもよいが、破損した
りその刃先(11)が鈍化したときに容易に交換できる
ように、脱着可能に取り付けられているのが好ましく、
かかる取り付けの方法は切刃(10)を雄型外周面
(7)に確実に固定できるのであれば、例えばネジ止め
等、いかなる方法であってもよい。また、切刃(10)
は、予熱シートを切断するとき以外は刃先(11)を収
納して保護するように、油圧装置等によって雄型外周面
(7)に沿って上下にスライドする構造になっていても
よい。さらに、予熱シート中の熱可塑性樹脂が冷却・固
化して刃先(11)に付着することによって該刃先の切
断性が低下するのを防止するために、切刃(10)に加
熱・保温機能を持たせてもよい。
【0010】切刃(10)は通常、雄型外周面(7)の
全周にわたって設けられるが、目的とする成形体におい
てあえて端材部分の予熱シートを切断せずに残す部分が
ある場合には、雄型外周面(7)の対応する箇所に切刃
(10)が設けられなくともよい。
全周にわたって設けられるが、目的とする成形体におい
てあえて端材部分の予熱シートを切断せずに残す部分が
ある場合には、雄型外周面(7)の対応する箇所に切刃
(10)が設けられなくともよい。
【0011】また、切刃の側面(12)は、雌型内周側
面(2)と平行であるのが好ましいが、切断後の端材部
分の予熱シートが切刃(10)から逃げやすいように、
切刃側面(12)の下方が雌型内周側面(2)から遠ざ
かるようなテーパー状であってもよい。
面(2)と平行であるのが好ましいが、切断後の端材部
分の予熱シートが切刃(10)から逃げやすいように、
切刃側面(12)の下方が雌型内周側面(2)から遠ざ
かるようなテーパー状であってもよい。
【0012】かかる切刃(10)は、予熱シートの切断
性の点で、その断面形状が図3(b)に示す片研ぎ型で
あって、その刃先(11)が雌型内周側面(2)側にあ
るようにして設けられているのが好ましいが、刃先(1
1)と雌型内周側面(2)とが表皮材の厚み以下のクリ
アランスで摺動可能であれば、その刃先(11)が雄型
キャビティー面(9)側にあるようにしても設けられて
いてもよく、また、切刃の断面形状が図3(a)に示す
両研ぎ型であってもよい。
性の点で、その断面形状が図3(b)に示す片研ぎ型で
あって、その刃先(11)が雌型内周側面(2)側にあ
るようにして設けられているのが好ましいが、刃先(1
1)と雌型内周側面(2)とが表皮材の厚み以下のクリ
アランスで摺動可能であれば、その刃先(11)が雄型
キャビティー面(9)側にあるようにしても設けられて
いてもよく、また、切刃の断面形状が図3(a)に示す
両研ぎ型であってもよい。
【0013】切刃の刃先(11)の先端角度は、通常は
スタンパブルシート中の繊維や切刃の材質に応じて適宜
選択され、通常は15〜45°、好ましくは25〜35
°の範囲である。先端角度が過小であると刃先が欠けた
り鈍化し易くなり、逆に過大であると予熱シートを切断
できない。
スタンパブルシート中の繊維や切刃の材質に応じて適宜
選択され、通常は15〜45°、好ましくは25〜35
°の範囲である。先端角度が過小であると刃先が欠けた
り鈍化し易くなり、逆に過大であると予熱シートを切断
できない。
【0014】切刃(10)の刃渡り方向の形状は特に限
定されず、通常は図3(c)に示す直線型であるが、場
合によっては、例えば図3(d)の鋸歯型、(e)の波
型あるいは(f)のうねり型であってもよい。
定されず、通常は図3(c)に示す直線型であるが、場
合によっては、例えば図3(d)の鋸歯型、(e)の波
型あるいは(f)のうねり型であってもよい。
【0015】切刃(10)の材質は、予熱シートを切断
する際の該シートに含まれる繊維との摩擦によって容易
にその刃先(11)が鈍化しない硬さであることが好ま
しく、通常は鋼材等のブリネル硬さ100以上の金属材
料や、セラミクス等の焼結材料等が用いられる。
する際の該シートに含まれる繊維との摩擦によって容易
にその刃先(11)が鈍化しない硬さであることが好ま
しく、通常は鋼材等のブリネル硬さ100以上の金属材
料や、セラミクス等の焼結材料等が用いられる。
【0016】かかる切刃(10)は、その刃先(11)
が雄型外周面のキャビティー面側端部(8)から雌型キ
ャビティー面(3)に対向するように突き出して設けら
れるが、かかる突き出しの長さ、すなわち切刃高さ
(A)は、表皮材や予熱シートの種類、性質ならびに厚
み、および金型キャビティーの形状など、とりわけ金型
キャビティーの形状に応じて端材部分の予熱シートのみ
を好適に切断できるように適宜選択され、通常は0.5
〜5mmの範囲である(図2)。切刃高さ(A)が高す
ぎると、その端部が欠けた不完全な形状の成形体が得ら
れるばかりか、予熱シートの切断に際して切刃(10)
が折れやすくなり、また低すぎると予熱シートを切断で
きないか、あるいは切断できたとしても端材部分の一部
が裾のように残った不完全な形状の成形体が得られる。
また、切刃高さ(A)は、金型キャビティーの形状に応
じて端材部分の予熱シートのみを切断できるように部分
的に異なっていてもよく、この場合、切刃として、例え
ば先に示した図3(d)〜(f)の刃渡り方向の形状を
した切刃を用いて、切刃高さ(A)を部分的に変更する
こともできる。
が雄型外周面のキャビティー面側端部(8)から雌型キ
ャビティー面(3)に対向するように突き出して設けら
れるが、かかる突き出しの長さ、すなわち切刃高さ
(A)は、表皮材や予熱シートの種類、性質ならびに厚
み、および金型キャビティーの形状など、とりわけ金型
キャビティーの形状に応じて端材部分の予熱シートのみ
を好適に切断できるように適宜選択され、通常は0.5
〜5mmの範囲である(図2)。切刃高さ(A)が高す
ぎると、その端部が欠けた不完全な形状の成形体が得ら
れるばかりか、予熱シートの切断に際して切刃(10)
が折れやすくなり、また低すぎると予熱シートを切断で
きないか、あるいは切断できたとしても端材部分の一部
が裾のように残った不完全な形状の成形体が得られる。
また、切刃高さ(A)は、金型キャビティーの形状に応
じて端材部分の予熱シートのみを切断できるように部分
的に異なっていてもよく、この場合、切刃として、例え
ば先に示した図3(d)〜(f)の刃渡り方向の形状を
した切刃を用いて、切刃高さ(A)を部分的に変更する
こともできる。
【0017】また、切刃の刃先(11)と雌型内周側面
(2)の少なくとも一部とは金型開閉方向に摺動可能で
あるが、両金型(1、6)の型締めを開始することによ
って、刃先(11)と雌型内周側面(2)とが摺動し、
型締めを完了する(図2)。かかる摺動時における刃先
(11)と雌型内周側面(2)とのクリアランス
(B)、および型締め完了時における刃先(11)と雌
型内周側面(2)との摺動長さ(C)は、いずれも予熱
シートの切断性に大きく影響するため、表皮材や予熱シ
ートの種類、性質ならびに厚み等に応じて予熱シートの
みを切断できるように、これらの値を適宜選択すること
は本発明の金型において重要である。
(2)の少なくとも一部とは金型開閉方向に摺動可能で
あるが、両金型(1、6)の型締めを開始することによ
って、刃先(11)と雌型内周側面(2)とが摺動し、
型締めを完了する(図2)。かかる摺動時における刃先
(11)と雌型内周側面(2)とのクリアランス
(B)、および型締め完了時における刃先(11)と雌
型内周側面(2)との摺動長さ(C)は、いずれも予熱
シートの切断性に大きく影響するため、表皮材や予熱シ
ートの種類、性質ならびに厚み等に応じて予熱シートの
みを切断できるように、これらの値を適宜選択すること
は本発明の金型において重要である。
【0018】クリアランス(B)は表皮材の厚みよりも
小さいことが必要であり、表皮材や予熱シートの種類、
性質ならびに厚み等、とりわけ表皮材の硬さや厚み等に
応じて適宜選択され、通常は0.1〜3mm、好ましく
は0.1〜1.5mm、さらに好ましくは0.2〜1m
mの範囲である。クリアランス(B)が過大であると予
熱シートを切断できず、過小であると予熱シートのみな
らず表皮材をも切断してしまう。また、摺動時において
クリアランス(B)は一定であることが好ましく、この
ため雌型内周側面(2)の少なくとも刃先(11)と摺
動する部分は金型開閉方向に平行であることが好まし
い。なお、クリアランス(B)は成形の都度、両金型の
開閉操作におけるプレス成形装置の作動誤差によって変
化するが、通常のプレス成形装置におけるかかる誤差は
±0.1mm未満であって、クリアランス(B)のかか
る変化は、通常は予熱シートの切断性に影響しない。
小さいことが必要であり、表皮材や予熱シートの種類、
性質ならびに厚み等、とりわけ表皮材の硬さや厚み等に
応じて適宜選択され、通常は0.1〜3mm、好ましく
は0.1〜1.5mm、さらに好ましくは0.2〜1m
mの範囲である。クリアランス(B)が過大であると予
熱シートを切断できず、過小であると予熱シートのみな
らず表皮材をも切断してしまう。また、摺動時において
クリアランス(B)は一定であることが好ましく、この
ため雌型内周側面(2)の少なくとも刃先(11)と摺
動する部分は金型開閉方向に平行であることが好まし
い。なお、クリアランス(B)は成形の都度、両金型の
開閉操作におけるプレス成形装置の作動誤差によって変
化するが、通常のプレス成形装置におけるかかる誤差は
±0.1mm未満であって、クリアランス(B)のかか
る変化は、通常は予熱シートの切断性に影響しない。
【0019】摺動長さ(C)は、表皮材や予熱シートの
種類、性質ならびに厚み等に応じて適宜選択され、通常
は0.1mm以上であるが、それが過大であると場合に
よっては成形後の表皮材の表面に雌型内周側面(2)と
の摩擦による擦過傷がついてしまうため、好ましくは
0.1〜5mm、さらに好ましくは0.5〜3mmの範
囲である。また、摺動長さ(C)が過小であると予熱シ
ートを切断できない。
種類、性質ならびに厚み等に応じて適宜選択され、通常
は0.1mm以上であるが、それが過大であると場合に
よっては成形後の表皮材の表面に雌型内周側面(2)と
の摩擦による擦過傷がついてしまうため、好ましくは
0.1〜5mm、さらに好ましくは0.5〜3mmの範
囲である。また、摺動長さ(C)が過小であると予熱シ
ートを切断できない。
【0020】本発明の金型を用いて、端材部分のスタン
パブルシートのみが切断された表皮貼合多孔性繊維強化
熱可塑性樹脂成形体を製造するには、該金型を開放状態
とし、この両金型間に、表皮材を雌型キャビティー面側
に、予熱シートを予備加熱温度を維持しながら雄型キャ
ビティー面側に、それぞれ供給したのち、該金型を閉じ
て、表皮材を切断することなく端材部分の予熱シートの
みを刃先によって切断する。
パブルシートのみが切断された表皮貼合多孔性繊維強化
熱可塑性樹脂成形体を製造するには、該金型を開放状態
とし、この両金型間に、表皮材を雌型キャビティー面側
に、予熱シートを予備加熱温度を維持しながら雄型キャ
ビティー面側に、それぞれ供給したのち、該金型を閉じ
て、表皮材を切断することなく端材部分の予熱シートの
みを刃先によって切断する。
【0021】予熱シートは、通常の膨張成形法と同様
に、成形素材であるスタンパブルシートを予備加熱する
ことによって調製される。スタンパブルシートとして
は、複数本のストランド状強化繊維に針を突き刺して繊
維を互いに絡まり合わせたマット状ストランド強化繊維
と熱可塑性樹脂とを積層した後、加熱・加圧して得られ
るラミネート法スタンパブルシート、および、繊維と熱
可塑性樹脂の粉末とを水中で均一に分散した懸濁液を抄
造して得られる不繊材料を加熱・加圧して得られる抄造
法スタンパブルシートが挙げられるが、本発明の金型を
用いる膨張成形法においては、予備加熱による膨張倍率
が大きく、多孔性の繊維強化熱可塑性樹脂成形体を得や
すい抄造法スタンパブルシートが好ましい。また、得ら
れる多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の軽量性を活か
すために、通常は目付け1600g/m2 以下の抄造法
スタンパブルシートがより好ましく用いられる。また、
かかるスタンパブルシートの裏面には、非通気性フィル
ムや、繊維の浮き上がりを防止するためのフィルムが貼
合されていてもよい。
に、成形素材であるスタンパブルシートを予備加熱する
ことによって調製される。スタンパブルシートとして
は、複数本のストランド状強化繊維に針を突き刺して繊
維を互いに絡まり合わせたマット状ストランド強化繊維
と熱可塑性樹脂とを積層した後、加熱・加圧して得られ
るラミネート法スタンパブルシート、および、繊維と熱
可塑性樹脂の粉末とを水中で均一に分散した懸濁液を抄
造して得られる不繊材料を加熱・加圧して得られる抄造
法スタンパブルシートが挙げられるが、本発明の金型を
用いる膨張成形法においては、予備加熱による膨張倍率
が大きく、多孔性の繊維強化熱可塑性樹脂成形体を得や
すい抄造法スタンパブルシートが好ましい。また、得ら
れる多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の軽量性を活か
すために、通常は目付け1600g/m2 以下の抄造法
スタンパブルシートがより好ましく用いられる。また、
かかるスタンパブルシートの裏面には、非通気性フィル
ムや、繊維の浮き上がりを防止するためのフィルムが貼
合されていてもよい。
【0022】繊維としては、例えば、ステンレス等の金
属繊維、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維や、ア
ラミド繊維等の有機繊維が挙げられ、これらの繊維はそ
れぞれ単独あるいは混合して用いられる。かかる繊維
は、通常は直径1〜50μm、長さ1〜50mmである
が、得られる成形体の補強効果の点で、直径3〜50μ
m、長さ3〜50mmの繊維が好ましい。また、スタン
パブルシート中の繊維含量は、通常は10〜70重量%
の範囲である。これらの繊維の中でも、ガラス繊維は本
発明の金型の切刃の刃先によって比較的容易に切断でき
るばかりでなく、低コストでかつ十分な補強効果が得ら
れるため、好んで使用される。
属繊維、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維や、ア
ラミド繊維等の有機繊維が挙げられ、これらの繊維はそ
れぞれ単独あるいは混合して用いられる。かかる繊維
は、通常は直径1〜50μm、長さ1〜50mmである
が、得られる成形体の補強効果の点で、直径3〜50μ
m、長さ3〜50mmの繊維が好ましい。また、スタン
パブルシート中の繊維含量は、通常は10〜70重量%
の範囲である。これらの繊維の中でも、ガラス繊維は本
発明の金型の切刃の刃先によって比較的容易に切断でき
るばかりでなく、低コストでかつ十分な補強効果が得ら
れるため、好んで使用される。
【0023】熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル・スチレン・ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリフェニレンエーテル、スチレン・アクリロ
ニトリル共重合体、熱可塑性エラストマー等、およびこ
れらの樹脂のポリマーアロイ等の樹脂が挙げられる。ま
た、これらの熱可塑性樹脂には、顔料、安定剤、充填材
等の通常の熱可塑性樹脂に添加されているのと同様の添
加剤が含まれていてもよい。
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル・スチレン・ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリフェニレンエーテル、スチレン・アクリロ
ニトリル共重合体、熱可塑性エラストマー等、およびこ
れらの樹脂のポリマーアロイ等の樹脂が挙げられる。ま
た、これらの熱可塑性樹脂には、顔料、安定剤、充填材
等の通常の熱可塑性樹脂に添加されているのと同様の添
加剤が含まれていてもよい。
【0024】かかるスタンパブルシートの予備加熱温度
は、熱可塑性樹脂の融点以上、分解点以下の範囲から適
宜選択され、例えばスタンパブルシートの熱可塑性樹脂
がポリプロピレンである場合には、通常は180〜22
0℃の範囲である。予備加熱温度が低いとスタンパブル
シートが十分に膨張せず、また高いと予熱シートに含ま
れる熱可塑性樹脂樹脂が熱劣化するばかりか、該シート
のハンドリングが困難となる。予備加熱方法としては、
スタンパブルシートの内部まで均一に加熱できる方法が
好ましく、通常は遠赤外線加熱炉による方法が用いられ
る。
は、熱可塑性樹脂の融点以上、分解点以下の範囲から適
宜選択され、例えばスタンパブルシートの熱可塑性樹脂
がポリプロピレンである場合には、通常は180〜22
0℃の範囲である。予備加熱温度が低いとスタンパブル
シートが十分に膨張せず、また高いと予熱シートに含ま
れる熱可塑性樹脂樹脂が熱劣化するばかりか、該シート
のハンドリングが困難となる。予備加熱方法としては、
スタンパブルシートの内部まで均一に加熱できる方法が
好ましく、通常は遠赤外線加熱炉による方法が用いられ
る。
【0025】表皮材としては、表面加飾性、クッション
性、断熱性、非通気性等の目的に応じた素材が使用さ
れ、その意匠面にはシボ等の凹凸、あるいは印刷等が施
されていてもよいが、予熱シートの熱によって容易に溶
融したり破れたりしないものが好ましい。かかる表皮材
としては、例えば、織布、不織布、編布、熱可塑性樹脂
シート、熱可塑性エラストマーシート、熱可塑性樹脂発
泡シート等の単層シート、およびこれらの単層シートを
組み合わせてなる積層シート等が挙げられる。特に、予
熱シートとの貼合面にスタンパブルシートのマトリック
ス樹脂である熱可塑性樹脂と同種あるいは同系の樹脂の
シートや、予熱シートの熱によって容易に溶融する樹脂
のシートが貼合された積層シートを表皮材として用いる
と、成形に際して表皮材と予熱シートとが容易に融着し
て貼合できるため、好んで使用される。
性、断熱性、非通気性等の目的に応じた素材が使用さ
れ、その意匠面にはシボ等の凹凸、あるいは印刷等が施
されていてもよいが、予熱シートの熱によって容易に溶
融したり破れたりしないものが好ましい。かかる表皮材
としては、例えば、織布、不織布、編布、熱可塑性樹脂
シート、熱可塑性エラストマーシート、熱可塑性樹脂発
泡シート等の単層シート、およびこれらの単層シートを
組み合わせてなる積層シート等が挙げられる。特に、予
熱シートとの貼合面にスタンパブルシートのマトリック
ス樹脂である熱可塑性樹脂と同種あるいは同系の樹脂の
シートや、予熱シートの熱によって容易に溶融する樹脂
のシートが貼合された積層シートを表皮材として用いる
と、成形に際して表皮材と予熱シートとが容易に融着し
て貼合できるため、好んで使用される。
【0026】表皮材の厚みは、それが薄すぎると該表皮
材が予熱シートとともに切刃によって切断され易くなる
ため、通常は0.3mm以上であることが好ましく、さ
らに好ましくは、例えば不織布の場合は0.5〜3m
m、熱可塑性エラストマーシートの場合は0.3〜1.
5mmの範囲である。また、熱可塑性樹脂発泡シート等
の切刃によって切断され易い表皮材は、単独で用いない
で、熱可塑性樹脂シート等の切刃によって切断されにく
い表皮材と予め貼合した積層シートとして用いることが
好ましい。なお、表皮材は、型締めに際して金型キャビ
ティー内において予熱シートとともに加圧されるのであ
るが、通常はかかる加圧によって予熱シートのみが圧縮
されて、表皮材の圧縮は僅かであるため、かかる表皮材
の厚みは加圧による圧縮を考慮することなく選択され
る。
材が予熱シートとともに切刃によって切断され易くなる
ため、通常は0.3mm以上であることが好ましく、さ
らに好ましくは、例えば不織布の場合は0.5〜3m
m、熱可塑性エラストマーシートの場合は0.3〜1.
5mmの範囲である。また、熱可塑性樹脂発泡シート等
の切刃によって切断され易い表皮材は、単独で用いない
で、熱可塑性樹脂シート等の切刃によって切断されにく
い表皮材と予め貼合した積層シートとして用いることが
好ましい。なお、表皮材は、型締めに際して金型キャビ
ティー内において予熱シートとともに加圧されるのであ
るが、通常はかかる加圧によって予熱シートのみが圧縮
されて、表皮材の圧縮は僅かであるため、かかる表皮材
の厚みは加圧による圧縮を考慮することなく選択され
る。
【0027】以下、図面に基づいて本発明の金型を用い
る表皮貼合多孔性熱可塑性樹脂成形体の製造方法を説明
する。予熱シートと表皮材の供給に際しては、図1に示
す金型を開放状態とし、この両金型間に、表皮材(1
3)を雌型キャビティー面(3)側に、予熱シート(1
5)を予備加熱温度を維持しながら雄型キャビティー面
(9)側に、それぞれ供給する。この際、表皮材(1
3)および予熱シート(15)は、通常は金型キャビテ
ィー面よりも広くなるように供給される。ここで、予熱
シート(15)は雄型(6)(この図面では下型。)の
上に直接載置し、表皮材(13)はその上に重ね合わせ
て載置してもよいが、しわの発生を防ぐために、例え
ば、雄型(6)のキャビティー面(9)外に設けたスタ
ンパブルシート保持枠(16)によって予熱シート(1
5)の端部を保持してもよく、雌型キャビティー面
(3)外に設けた表皮材保持枠(14)と雌型パーティ
ング面(4)との間に表皮材(13)の端部を挟み込ん
で保持してもよい。特に金型キャビティーの形状が複雑
である場合には、これらの保持枠(14、16)を用い
て予熱シート(15)と表皮材(13)とを別々に保持
し、成形時におけるそれぞれのテンションおよび金型キ
ャビティーへの滑り込みを調整することが好ましい。
る表皮貼合多孔性熱可塑性樹脂成形体の製造方法を説明
する。予熱シートと表皮材の供給に際しては、図1に示
す金型を開放状態とし、この両金型間に、表皮材(1
3)を雌型キャビティー面(3)側に、予熱シート(1
5)を予備加熱温度を維持しながら雄型キャビティー面
(9)側に、それぞれ供給する。この際、表皮材(1
3)および予熱シート(15)は、通常は金型キャビテ
ィー面よりも広くなるように供給される。ここで、予熱
シート(15)は雄型(6)(この図面では下型。)の
上に直接載置し、表皮材(13)はその上に重ね合わせ
て載置してもよいが、しわの発生を防ぐために、例え
ば、雄型(6)のキャビティー面(9)外に設けたスタ
ンパブルシート保持枠(16)によって予熱シート(1
5)の端部を保持してもよく、雌型キャビティー面
(3)外に設けた表皮材保持枠(14)と雌型パーティ
ング面(4)との間に表皮材(13)の端部を挟み込ん
で保持してもよい。特に金型キャビティーの形状が複雑
である場合には、これらの保持枠(14、16)を用い
て予熱シート(15)と表皮材(13)とを別々に保持
し、成形時におけるそれぞれのテンションおよび金型キ
ャビティーへの滑り込みを調整することが好ましい。
【0028】図4は、予熱シート(15)をスタンパブ
ルシート保持枠(16)によって、表皮材(13)を表
皮材保持枠(14)によって、それぞれの端部を保持し
て供給した状態を示す金型断面図であって、スタンパブ
ルシート保持枠(16)は両金型の開閉操作を妨げない
ように伸縮装置(19)によって支持されている。ま
た、表皮材保持枠(14)は雌型パーティング面(4)
との間で表皮材(13)を保持でき、両金型の開閉操作
を妨げないのであれば任意の構造であってよく、単純に
は接着テープ等であってもよい。また、これらの保持枠
(14、16)はいずれも、金型の開閉に際して雄型外
周面(7)に設けた切刃の刃先(11)と接触しないよ
うに設けられている。
ルシート保持枠(16)によって、表皮材(13)を表
皮材保持枠(14)によって、それぞれの端部を保持し
て供給した状態を示す金型断面図であって、スタンパブ
ルシート保持枠(16)は両金型の開閉操作を妨げない
ように伸縮装置(19)によって支持されている。ま
た、表皮材保持枠(14)は雌型パーティング面(4)
との間で表皮材(13)を保持でき、両金型の開閉操作
を妨げないのであれば任意の構造であってよく、単純に
は接着テープ等であってもよい。また、これらの保持枠
(14、16)はいずれも、金型の開閉に際して雄型外
周面(7)に設けた切刃の刃先(11)と接触しないよ
うに設けられている。
【0029】かくして表皮材(13)と予熱シート(1
5)とを該金型間に供給した後、予熱シートの予備加熱
温度を維持しながら、両金型(1、6)の型締めを開始
する。かかる型締め工程において、金型キャビティーに
おいて表皮材(13)と予熱シート(15)は圧縮、積
層一体化されて成形体部分が賦形されるとともに、端材
部分の予熱シート(15)と表皮材(13)は切刃(1
0)と雌型内周側面(2)との間に挟み込まれ、型締め
の進行とともに切刃の刃先(11)が該シートを押し切
りながら該シート中を進み、型締め完了時には、該刃先
が表皮材(13)まで達して、予熱シート(15)を切
断する(図5、6)。この時、場合によっては該刃先が
表皮材(13)の一部を押し切ることもあるが、該表皮
材を切断することはない。型締めの完了は、その位置
を、例えばプレス成形装置の下死点制御など任意の方法
によって制御してよいが、安価で確実な方法として、予
め高さを設定したストッパー(20)によって制御する
方法が好ましい。
5)とを該金型間に供給した後、予熱シートの予備加熱
温度を維持しながら、両金型(1、6)の型締めを開始
する。かかる型締め工程において、金型キャビティーに
おいて表皮材(13)と予熱シート(15)は圧縮、積
層一体化されて成形体部分が賦形されるとともに、端材
部分の予熱シート(15)と表皮材(13)は切刃(1
0)と雌型内周側面(2)との間に挟み込まれ、型締め
の進行とともに切刃の刃先(11)が該シートを押し切
りながら該シート中を進み、型締め完了時には、該刃先
が表皮材(13)まで達して、予熱シート(15)を切
断する(図5、6)。この時、場合によっては該刃先が
表皮材(13)の一部を押し切ることもあるが、該表皮
材を切断することはない。型締めの完了は、その位置
を、例えばプレス成形装置の下死点制御など任意の方法
によって制御してよいが、安価で確実な方法として、予
め高さを設定したストッパー(20)によって制御する
方法が好ましい。
【0030】型締め完了後、冷却し、金型を開放して目
的とする表皮貼合の多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体
を取り出すが(図7)、かかる成形体は、予熱シートが
圧縮されてなる基材部(17)に表皮材(13)が積層
一体化して貼合されていて、表皮材(13)を切断する
ことなく端材部分のスタンパブルシート(18)が切断
されている。
的とする表皮貼合の多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体
を取り出すが(図7)、かかる成形体は、予熱シートが
圧縮されてなる基材部(17)に表皮材(13)が積層
一体化して貼合されていて、表皮材(13)を切断する
ことなく端材部分のスタンパブルシート(18)が切断
されている。
【0031】
【発明の効果】本発明の金型によれば、切断枠を必要と
することなく、容易に、端材部分のスタンパブルシート
のみが切断された表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂
成形体を製造することができる。
することなく、容易に、端材部分のスタンパブルシート
のみが切断された表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂
成形体を製造することができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
説明するが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
【0033】実施例1 図1に示される、雄型外周面(7)に切刃(10)を有
する一対の雄雌金型を用い、表皮貼合多孔性繊維強化熱
可塑性樹脂成形体を製造した。切刃(10)はブリネル
硬さ200の鋼材製で、片研ぎ型の断面形状、刃先の先
端角度30°とした。この切刃(10)を、刃先を雌型
キャビティー面(3)に対向するように、また刃先が雌
型内周側面(2)側にあるようにして雄型外周面(7)
にネジ止めして固定した。雄型外周面のキャビティー面
側端部(8)からの切刃高さ(A)は雄型外周面(7)
の全周にわたって1.5mmとし、摺動時における切刃
の刃先(11)と雌型内周側面(2)とのクリアランス
(B)は0.5〜0.8mm、型締め完了時における摺
動長さ(C)は2mmとした。型締め完了時における金
型のキャビティークリアランス(D)は6.5mmで、
型締めの完了位置はストッパー(20)を用いて制御し
た。この金型を図4に示すように開放状態とし、表皮材
保持枠(14)と雌型パーティング面(4)との間に表
皮材(13)の端部を挟み込んで保持した。表皮材は、
上層をポリ塩化ビニル(厚み0.5mm)、下層をポリ
プロピレン発泡シート(PPAM25030、厚み3.
0mm)として予め貼合した積層シート(厚み3.5m
m:共和レザー株式会社製)を用いた。次いで、抄造法
スタンパブルシート(ガラス繊維強化ポリプロピレンシ
ート、ガラス繊維含量45重量%、平均ガラス繊維長2
5mm、目付け1200g/m 2 、厚み0.94mm、
ケープラシート株式会社製)を遠赤外線加熱炉によって
210℃に予備加熱して厚み方向に6倍に膨張させた
後、予熱状態のままスタンパブルシート保持枠(16)
上に載置し、直ちに雌型(1)降下させて、金型を閉
じ、型締めを完了した。冷却後、金型を開放して、得ら
れた成形体を取り出したところ、成形体の端部全周にわ
たって、表皮材が切断されることなく端材部分のスタン
パブルシート(18)が切断されていた。また、成形体
の基材部(17)の厚みは2.8mmであり、表皮材
(13)と基材部(17)との貼合は良好であった。
する一対の雄雌金型を用い、表皮貼合多孔性繊維強化熱
可塑性樹脂成形体を製造した。切刃(10)はブリネル
硬さ200の鋼材製で、片研ぎ型の断面形状、刃先の先
端角度30°とした。この切刃(10)を、刃先を雌型
キャビティー面(3)に対向するように、また刃先が雌
型内周側面(2)側にあるようにして雄型外周面(7)
にネジ止めして固定した。雄型外周面のキャビティー面
側端部(8)からの切刃高さ(A)は雄型外周面(7)
の全周にわたって1.5mmとし、摺動時における切刃
の刃先(11)と雌型内周側面(2)とのクリアランス
(B)は0.5〜0.8mm、型締め完了時における摺
動長さ(C)は2mmとした。型締め完了時における金
型のキャビティークリアランス(D)は6.5mmで、
型締めの完了位置はストッパー(20)を用いて制御し
た。この金型を図4に示すように開放状態とし、表皮材
保持枠(14)と雌型パーティング面(4)との間に表
皮材(13)の端部を挟み込んで保持した。表皮材は、
上層をポリ塩化ビニル(厚み0.5mm)、下層をポリ
プロピレン発泡シート(PPAM25030、厚み3.
0mm)として予め貼合した積層シート(厚み3.5m
m:共和レザー株式会社製)を用いた。次いで、抄造法
スタンパブルシート(ガラス繊維強化ポリプロピレンシ
ート、ガラス繊維含量45重量%、平均ガラス繊維長2
5mm、目付け1200g/m 2 、厚み0.94mm、
ケープラシート株式会社製)を遠赤外線加熱炉によって
210℃に予備加熱して厚み方向に6倍に膨張させた
後、予熱状態のままスタンパブルシート保持枠(16)
上に載置し、直ちに雌型(1)降下させて、金型を閉
じ、型締めを完了した。冷却後、金型を開放して、得ら
れた成形体を取り出したところ、成形体の端部全周にわ
たって、表皮材が切断されることなく端材部分のスタン
パブルシート(18)が切断されていた。また、成形体
の基材部(17)の厚みは2.8mmであり、表皮材
(13)と基材部(17)との貼合は良好であった。
【0034】実施例2 表皮材を厚さ1.7mmの不織布とし、型締め完了時の
キャビティークリアランス(D)を6mmとした以外
は、実施例1と同様に操作した。得られた成形体は、成
形体の全周にわたって表皮材が切断されることなく端材
部分のスタンパブルシート(18)が切断されていた。
また、成形体の基材部(17)の厚みは4.4mmであ
り、表皮材(13)と基材部(17)との貼合は良好で
あった。
キャビティークリアランス(D)を6mmとした以外
は、実施例1と同様に操作した。得られた成形体は、成
形体の全周にわたって表皮材が切断されることなく端材
部分のスタンパブルシート(18)が切断されていた。
また、成形体の基材部(17)の厚みは4.4mmであ
り、表皮材(13)と基材部(17)との貼合は良好で
あった。
【図1】本発明の表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂
成形体成形用金型の断面概略図である。
成形体成形用金型の断面概略図である。
【図2】本発明の金型の切刃の周囲の断面概略図であ
る。
る。
【図3】本発明の金型に用いる切刃の形状を示す概略図
である。
である。
【図4】本発明の金型を用いる製造工程を示す金型の断
面概略図である。
面概略図である。
【図5】本発明の金型を用いる製造工程を示す金型の断
面概略図である。
面概略図である。
【図6】本発明の金型を用いる製造工程を示す金型の切
刃の周囲の断面概略図である。
刃の周囲の断面概略図である。
【図7】本発明の金型を用いる製造方法によって得られ
る表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の断面概
略図である。
る表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形体の断面概
略図である。
1:雌型 2:雌型内周側面 3:雌型キャビティー面 4:雌型パーティング面 5:面取り加工面 6:雄型 7:雄型外周面 8:雄型外周面のキャビティー面側端部 9:雄型キャビティー面 10:切刃 11:切刃の刃先 12:切刃の側面 13:表皮材 14:表皮材保持枠 15:予熱シート 16:スタンパブルシート保持枠 17:基材部 18:端材部分のスタンパブルシート 19:伸縮装置 20:ストッパー A:切刃高さ B:クリアランス C:摺動長さ D:キャビティークリアランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桝井 捷平 東京都中央区新川2丁目27番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 小林 雄司 東京都中央区新川2丁目27番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 船越 覚 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 長山 勝博 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 藤巻 雅美 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 吉武 裕幸 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 ケープ ラシート株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】繊維強化熱可塑性樹脂シートと表皮材とを
圧縮し、積層一体化して表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑
性樹脂成形体を製造するための雌雄一対の金型であっ
て、雄型の外周面に、(1)刃先を雄型外周面のキャビ
ティー面側端部から雌型キャビティー面に対向するよう
に突き出し、(2)かつ、該刃先と雌型の内周側面の少
なくとも一部とが金型開閉方向に摺動可能に、切刃を設
けてなることを特徴とする表皮貼合多孔性繊維強化熱可
塑性樹脂成形体成形用金型。 - 【請求項2】切刃の刃先と雌型内周側面の少なくとも一
部とが表皮材の厚み以下のクリアランスで摺動可能であ
ることを特徴とする請求項1に記載の金型。 - 【請求項3】クリアランスが0.1〜3mmであること
を特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項4】切刃の刃先が雄型外周面のキャビティー面
側端部から雌型キャビティー面に対向するように0.5
〜5mm突き出していることを特徴とする請求項1に記
載の金型。 - 【請求項5】型締め完了時における切刃の刃先と雌型の
内周側面との摺動長さが0.1〜5mmであることを特
徴とする請求項1に記載の金型。 - 【請求項6】金型キャビティー外に、切刃と接触するこ
とのないように、表皮材保持枠および/または繊維強化
熱可塑性樹脂シート保持枠を設けてなることを特徴とす
る請求項1に記載の金型。 - 【請求項7】切刃がブリネル硬さ100以上の金属材料
からなることを特徴とする請求項1に記載の金型。 - 【請求項8】切刃が焼結材料からなることを特徴とする
請求項1に記載の金型。 - 【請求項9】切刃の刃先の先端角度が15〜45°であ
ることを特徴とする請求項1に記載の金型。 - 【請求項10】切刃が片研ぎ型であって、かつ切刃の刃
先が雌型内周側面側にあることを特徴とする請求項1に
記載の金型。 - 【請求項11】雄型の外周面に、刃先を雄型外周面のキ
ャビティー面側端部から雌型キャビティー面に対向する
ように突き出し、かつ該刃先と雌型の内周側面の少なく
とも一部とが金型開閉方向に摺動可能に、切刃を設けて
なる雌雄一対の金型を開放状態とし、この両金型間に、
(1)表皮材を雌型キャビティー面側に、予備加熱によ
ってその厚み方向に膨張させた繊維強化熱可塑性樹脂シ
ートを予備加熱温度を維持しながら雄型キャビティー面
側に、それぞれ供給したのち、(2)該金型を型締め
し、(3)表皮材を切断することなく端材部分の繊維強
化熱可塑性樹脂シートのみを切刃によって切断すること
を特徴とする表皮貼合多孔性繊維強化熱可塑性樹脂成形
体の製造方法。 - 【請求項12】繊維強化熱可塑性樹脂シートが抄造法繊
維強化熱可塑性樹脂シートであることを特徴とする請求
項11に記載の成形体の製造方法。
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