JPH0938431A - 濾過体およびその製造方法 - Google Patents

濾過体およびその製造方法

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JPH0938431A
JPH0938431A JP7193892A JP19389295A JPH0938431A JP H0938431 A JPH0938431 A JP H0938431A JP 7193892 A JP7193892 A JP 7193892A JP 19389295 A JP19389295 A JP 19389295A JP H0938431 A JPH0938431 A JP H0938431A
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敬三 船江
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錠二 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも内周面に溝部31を有する筒体形
状の濾過エレメントで、付加的な接着材を使用すること
なく端面の溝部31をシールすること。 【解決手段】 成形繊維とバインダ繊維が投入されたス
ラリーを吸引治具に通して成形された成形体30は、そ
の内周面および外周面に筒方向に沿った溝部31、32
が形成されて、筒方向の一端側には内周面の溝部31を
塞ぐ壁面33が形成されている。また、筒方向の他端側
は、溝部31の両側面を密着して溝部31を閉じた状態
で仮固定した後、成形体30に含浸させたバインダ樹脂
の接着力で溝部31の両側面が接着されることにより溝
部31が閉塞されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体中に含まれる
固体粒子を濾過分離するための濾過体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、円筒形状に成形された成形濾
過体が公知(特開平2−160043号公報参照)であ
るが、単純な円筒形の濾過体では濾過表面積に限界があ
るため、円筒外周面または円筒内周面に筒方向に沿った
複数の溝部を形成して濾過表面積の拡大を図った濾過体
が提案されている(特公昭53−43709号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、円筒内周面
に複数の溝部を形成した場合、濾過体の端面で溝部をシ
ールする必要が生じる。このため、一般的には接着材に
よって成形体の端面にシール部材を接着する工程が必要
となることから、製造工程が増加して生産性が悪化する
という問題点を有していた。本発明は、上記事情に基づ
いて成されたもので、少なくとも内周面に溝部を有する
円筒形状の濾過体において、付加的な接着材を使用する
ことなく端面の溝部をシールできる濾過体を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)本発明の濾過体は、筒方向の端部で溝部を
介して対向する両側面がバインダの接着力により接着さ
れて溝部が塞がれている。即ち、濾過体の製造工程にお
いて使用するバインダを溝部を塞ぐための接着材として
利用していることから、従来のように付加的な接着材を
使用する必要がない。また、溝部を介して対向する両側
面を接着して溝部を塞ぐ構成であるため、溝部を塞ぐた
めのシール部材を使用する必要もない。これらの結果、
部品点数の低減とともに製造工程を簡略化できることか
ら、生産性の向上を図ることができる。
【0005】(請求項2)請求項1に記載した濾過体
は、吸引成形された成形体を高温乾燥して、繊維ととも
にスラリーに投入された熱融着性繊維(バインダ)を溶
融した後、冷却して硬化させることにより成形体として
の形状が保持される。そこで、吸引成形された成形体の
筒方向の端部で両側面を密着させて溝部を閉じた状態を
保ちながら乾燥工程を行うことにより、熱融着性繊維が
溶融・硬化して、その熱融着性繊維の接着力により両側
面が接着されて溝部を閉じることができる。
【0006】(請求項3)請求項1に記載した濾過体
は、繊維とともにスラリーに混入された熱硬化性樹脂
(バインダ)の接着力を利用して溝部を塞ぐこともでき
る。即ち、吸引成形された成形体の筒方向の端部で両側
面を密着させて溝部を閉じた状態のまま加熱処理して熱
硬化性樹脂を硬化させることにより、その熱硬化性樹脂
の接着力により両側面が接着されて溝部を閉じることが
できる。
【0007】(請求項4)請求項1に記載した濾過体
は、吸引成形された成形体に含浸させる熱硬化性樹脂
(バインダ)の接着力を利用して溝部を塞ぐこともでき
る。即ち、請求項3では、熱硬化性樹脂を繊維とともに
最初からスラリーに投入して製造する方法に適用できる
が、この請求項4では、吸引成形された成形体に熱硬化
性樹脂を含浸させて製造する方法に適用することができ
る。この場合、吸引成形された成形体の筒方向の端部で
両側面を密着させて溝部を閉じた状態のまま熱硬化性樹
脂を含浸させた後、加熱処理して熱硬化性樹脂を硬化さ
せることにより、その熱硬化性樹脂の接着力により両側
面が接着されて溝部を閉じることができる。
【0008】(請求項5)本発明の濾過体は、溝部を塞
ぐためのシール部材がバインダの接着力によって筒方向
の端面に接着されている。即ち、濾過体の製造工程にお
いて使用するバインダをシール部材を接着するための接
着材として利用しているため、従来のように付加的な接
着材を使用する必要がない。このため、シール部材また
は成形体の端面に接着材を塗布する工程が不要となるこ
とから、製造工程が簡略化されて生産性の向上を図るこ
とができる。
【0009】(請求項6)請求項5に記載した濾過体
は、吸引成形された成形体を高温乾燥して、繊維ととも
にスラリーに投入された熱融着性繊維(バインダ)を溶
融・硬化させることにより成形体としての形状が保持さ
れる。そこで、吸引成形された成形体の筒方向の端面に
シール部材を密着させて溝部を閉塞した状態を保ちなが
ら乾燥工程を行うことにより、熱融着性繊維が溶融・硬
化して、その熱融着性繊維の接着力によりシール部材が
成形体の端面に接着されて溝部を閉じることができる。
【0010】(請求項7)請求項5に記載した濾過体
は、繊維とともにスラリーに混入された熱硬化性樹脂
(バインダ)の接着力を利用して溝部を塞ぐこともでき
る。即ち、吸引成形された成形体の筒方向の端面にシー
ル部材を密着させて溝部を閉じた状態のまま加熱処理し
て熱硬化性樹脂を硬化させることにより、その熱硬化性
樹脂の接着力によりシール部材が成形体の端面に接着さ
れて溝部を閉じることができる。
【0011】(請求項8)請求項5に記載した濾過体
は、吸引成形された成形体に含浸させる熱硬化性樹脂
(バインダ)の接着力を利用して溝部を塞ぐこともでき
る。即ち、請求項7では、熱硬化性樹脂を繊維とともに
最初からスラリーに投入して製造する方法に適用できる
が、この請求項8では、吸引成形された成形体に熱硬化
性樹脂を含浸させて製造する方法に適用することができ
る。この場合、吸引成形された成形体の筒方向の端面に
シール部材を密着させて溝部を閉じた状態のまま熱硬化
性樹脂を含浸させた後、加熱処理して熱硬化性樹脂を硬
化させることにより、その熱硬化性樹脂の接着力により
シール部材が成形体の端面に接着されて溝部を閉じるこ
とができる。
【0012】(請求項9)本発明の濾過体は、吸引成形
の際に筒方向の一方の端面が溝部を閉塞した状態で成形
されている。従って、少なくとも一方の端面においては
溝部を塞ぐ必要がなく、そのためのシール工程が不要と
なることから、製造工程を簡略化して生産性の向上を図
ることができる。
【0013】(請求項10)請求項9に記載した濾過体
は、請求項2〜4に記載した何れかの製造方法によっ
て、筒方向の他方の端部をバインダの接着力により接着
して溝部を塞ぐことができる。この場合、成形体の他方
側のみ溝部を塞ぐためのシール工程を付加すれば良いた
め、成形体の両側でシール工程が必要な場合と比較して
製造工程を簡略化できる。
【0014】(請求項11)請求項9に記載した濾過体
は、請求項6〜8に記載した何れかの濾過体の製造方法
によって、筒方向の他方の端面にシール部材をバインダ
の接着力により接着して溝部を塞ぐことができる。この
場合、成形体の他方側のみでシール部材を接着する工程
を付加すれば良いため、成形体の両側でシール部材を接
着する工程が必要な場合と比較して製造工程を簡略化で
きる。
【0015】(請求項12)本発明の濾過体は、吸引成
形の際に筒方向の一方の端面が溝部を閉塞した状態で成
形された2個の成形体から成り、その2個の成形体の他
方の端面同士がバインダの接着力によって接着されてい
る。従って、接着された2個の成形体から成る濾過体
は、筒方向の両端面が共に溝部を閉塞しているため、他
のシール部材を使用して溝部を塞ぐ必要がない。また、
濾過体の製造工程において使用するバインダを2個の成
形体の他方の端面同士を接着するための接着材として利
用できるため、付加的な接着材を使用する必要もない。
これらの結果、製造工程を簡略化して生産性の向上を図
ることができる。
【0016】(請求項13)請求項12に記載した濾過
体は、繊維とともにスラリーに混入された熱融着性繊維
(バインダ)の接着力を利用して2個の成形体の他方の
端面同士を接着することができる。即ち、吸引成形され
た各成形体の他方の端面同士を密着させた状態のまま乾
燥処理して熱融着性繊維を溶融・硬化させることによ
り、その熱融着性繊維の接着力により各成形体の他方の
端面同士が接着される。
【0017】(請求項14)請求項12に記載した濾過
体は、繊維とともにスラリーに混入された熱硬化性樹脂
(バインダ)の接着力を利用して2個の成形体の他方の
端面同士を接着することができる。即ち、吸引成形され
た各成形体の他方の端面同士を密着させた状態のまま加
熱処理して熱硬化性樹脂を硬化させることにより、その
熱硬化性樹脂の接着力により各成形体の他方の端面同士
が接着される。
【0018】(請求項15)請求項12に記載した濾過
体は、吸引成形された各成形体に含浸させる熱硬化性樹
脂(バインダ)の接着力を利用して2個の成形体の他方
の端面同士を接着することもできる。即ち、請求項14
では、熱硬化性樹脂を繊維とともに最初からスラリーに
投入して製造する方法に適用できるが、この請求項15
では、吸引成形された成形体に熱硬化性樹脂を含浸させ
て製造する方法に適用することができる。この場合、吸
引成形された各成形体の他方の端面同士を密着させた状
態のまま熱硬化性樹脂を含浸させた後、加熱処理して熱
硬化性樹脂を硬化させることにより、その熱硬化性樹脂
の接着力によって各成形体の他方の端面同士が接着され
る。
【0019】
【実施例】次に、本発明の濾過体の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (第1実施例)図1はオイルフィルタの断面図である。 (オイルフィルタ1の構成)オイルフィルタ1は、一端
側が開口する筒状のケース2(例えば鉄製)に濾過エレ
メント3(本発明の濾過体)が収容されて、ケース2の
開口部にオイル流入口4とオイル流出口5を有するプレ
ート6が組付けられ、このプレート6に保持されたゴム
製のガスケット7を介してエンジン側の取付けベース
(図示しない)に取付けられている。
【0020】濾過エレメント3は、一端側がケース2の
奥(図1の上部)に配された板ばね8に押圧された状態
で支持され、他端側がゴム製の逆止弁9を挟んでプレー
ト6に支持されている。濾過エレメント3の一端側中央
部にはリリーフバルブ10が取り付けられている。この
リリーフバルブ10は、濾過エレメント3が目詰まりし
てケース2内の圧力(濾過エレメント3の外側の圧力)
が上昇した時に開弁してエンジンへ供給されるオイル流
量を確保するために設けられている。
【0021】プレート6は、その中央部に濾過エレメン
ト3で濾過されたオイルが流出するオイル流出口5が設
けられて、そのオイル流出口5の周囲にエンジンから流
出したオイルが流入するオイル流入口4が複数設けられ
ている。なお、オイル流出口5の内周面には、エンジン
側の取付けベースに設けられた雄ねじ部(図示しない)
と螺子結合する雌ねじ部5aが形成されている。逆止弁
9は、プレート6の内側からオイル流入口4を閉塞して
オイル流入口4からオイルが流出するのを防止するもの
で、エンジンから流出したオイルが流入する時のみ開弁
してオイル流入口4を開く。
【0022】(濾過エレメント3の説明)本実施例の濾
過エレメント3は、図2に示す吸引成形装置(下述す
る)を使用して筒体形状に成形された後、その成形体3
0(図5および図6参照)の端面をシールして得られ
る。吸引成形装置は、繊維が懸濁するスラリーを入れた
水槽11、この水槽11内のスラリーを攪拌する攪拌機
12、水槽11内でスラリーに浸漬された吸引治具1
3、この吸引治具13に接続された吸引パイプ14を通
してスラリーを吸引し、吐出パイプ15を通して再び水
槽11内へ戻す吸引ポンプ16等より構成されている。
なお、成形体30を構成する繊維(以下、成形繊維と呼
ぶ)は、天然パルプがコスト面で有利(安い)である
が、ポリエステル、アクリル、レーヨン等の化学繊維を
使用しても良い。
【0023】吸引治具13は、図3および図4に示すよ
うに、接続管17を備えた円形のベース部18、このベ
ース部18の中央に嵌め込まれて接続管17に接続され
た吸引筒19、この吸引筒19の外周で水平断面形状が
略星型を成すように組付けられた内型20、および内型
20に組み合わされる外型21より構成されている。接
続管17の開口端(図4の下端)には吸引パイプ14が
接続されて、その吸引パイプ14と吸引筒19とを連通
している。吸引筒19は、先端面(図4の上面)が閉塞
されて、周面に多数の吸引孔19a(図4参照)が開け
られている。
【0024】内型20は、図4に示すように内部が空洞
で、表面に多数の吸引孔20aが開けられている。外型
21は、吸引筒19の筒方向でベース部18と対向する
円形のベース部21aを有し、このベース部21aの外
周で周方向に一定の間隔をおいて多数の外側爪部21b
が設けられている。この外型21は、図4に示すよう
に、ベース部21aの内面中央部に形成された凹部21
cが吸引筒19の先端部に嵌合して各外側爪部21bの
先端面がベース部18の表面に当接した状態で内型20
と組み合わされる。
【0025】ここで、吸引ポンプ16を作動させた時の
スラリーの流れを説明する。吸引ポンプ16を作動させ
ると、水槽11内のスラリーが外型21の各外側爪部2
1bの間を通って内型20に開けられた吸引孔20aか
ら内型20の内部へ吸引され、さらに吸引筒19に開け
られた吸引孔19aを通って吸引筒19の内部へ吸引さ
れて、接続管17から吸引パイプ14を通って吸引ポン
プ16に吸引される。吸引されたスラリーは、吸引ポン
プ16から吐出されて吐出パイプ15を通って再び水槽
11内へ戻される。
【0026】この時、スラリーが内型20に開けられた
吸引孔20aを通過する際に、スラリーに含まれる成形
繊維の一部が吸引孔20aを通過することなく内型20
の表面に付着し、その付着した成形繊維に順次新たな成
形繊維が堆積して層を成すことにより、内型20の外周
に図5に示すような星型筒形状の成形体30が成形され
る。なお、この成形体30は、図6にも示すように、内
周面および外周面にそれぞれ内型20および外型21の
形状に対応した複数の溝部31、32が形成される。ま
た、筒方向の一端側(図6の上端側)には、内周面に形
成された溝部31を閉塞する壁面33が形成されてい
る。
【0027】次に、濾過エレメント3の製造工程につい
て説明する。図7は製造工程を示す工程図である。ま
ず、予めミキサー(図示しない)等により細かく切断さ
れた成形繊維をバインダ繊維(熱融着性繊維)とともに
均一に配合して水槽11に投入し(a)、攪拌機12に
より攪拌分散してスラリーの繊維濃度を均一化する
(b)。続いて、吸引ポンプ16を作動させて水槽11
内のスラリーを吸引治具13に通して吸引成形する
(c)。
【0028】吸引成形が終了した後、吸引治具13から
成形体30を取り外して水槽11から取り出し、脱水処
理を行う(d)。続いて、壁面33が形成されていない
成形体30の他端側で、成形体30の内周面に溝部31
が形成された部位を両側から加圧して溝部31を押し潰
し(図8および図9参照)、図10に示すように溝部3
1の両側面31aを密着させた状態(溝部31を閉じた
状態)で仮固定する(e)。続いて、仮固定された成形
体30を所定の温度で加熱して乾燥硬化させる(f)。
これにより、成形繊維とともに投入されたバインダ繊維
が溶融、硬化して成形体30の形状が保持される。
【0029】続いて、成形体30にバインダ樹脂(例え
ばフェノール等の熱硬化性樹脂)を含浸(g)させた
後、所定の温度で加熱してバインダ樹脂を硬化させる
(h)。これにより、成形体30の所要の強度が確保さ
れるとともに、上記(e)の工程で密着させた溝部31
の両側面31aがバインダ樹脂の接着力により接着され
て、成形体30の内周面に形成された各溝部31が閉塞
される。以上の各工程を経て濾過エレメント3が完成す
る(i)。なお、上述の製造工程では、成形体30の他
端側で溝部31を閉じて仮固定する工程(e)を乾燥工
程(f)の前で行っているが、乾燥工程(f)の後で行
っても良い。
【0030】また、上記の工程(f)において、成形繊
維だけで成形体30の形状を保持できればバインダ繊維
を省略することもできる。また、成形繊維とともにバイ
ンダ繊維を入れた場合に、そのバインダ繊維の作用のみ
で所要の強度を確保できれば、バインダ樹脂を省略して
上記の工程(g)、(h)を無くすこともできる。但
し、この場合は、バインダ繊維の硬化によって溝部31
の両側面31aを接着するため、溝部31を閉じて仮固
定する工程(e)を乾燥工程(f)の前に行う必要があ
る。
【0031】次に、バインダ樹脂を成形繊維およびバイ
ンダ繊維とともに最初から投入した場合の製造工程につ
いて説明する。図11は製造工程を示す工程図である。
この場合も、成形工程(c)が終了して脱水処理(d)
を行った後に、溝部31の両側面31aを密着させた状
態で仮固定する(e)。続いて、加熱処理によりバイン
ダ繊維が溶融、硬化するとともに、熱硬化性のバインダ
樹脂が硬化する(f)。これにより、上記(e)の工程
で仮固定した溝部31の両側面が主にバインダ樹脂の接
着力により接着されて溝部31が閉塞される。この製造
工程では、バインダ樹脂を最初から投入するため、バイ
ンダ繊維を省略することも可能である。
【0032】なお、この実施例では、壁面33が形成さ
れていない成形体30の他端側では、溝部31が開口し
た状態で成形されているが、例えば、図12に示すよう
に、溝部31の両側面31aから互いに向かい合って溝
部31を閉じる鉤型の閉塞部34を成形しても良い。但
し、この場合、成形工程が終了した後、向かい合う閉塞
部34同士の間から内型20を抜き取る必要があるた
め、内型20を抜き取った後、図13に示すように閉塞
部34の端面34a同士の間に若干の隙間35が生じ
る。そこで、図14に示すように、閉塞部34の両外側
から加圧して閉塞部34の端面34a同士を密着させて
隙間35を閉じた状態のまま仮固定し、バインダ樹脂あ
るいはバインダ繊維によって接着することにより溝部3
1を閉塞することができる。
【0033】(第1実施例の効果)本実施例の濾過エレ
メント3は、製造工程で使用されるバインダ樹脂あるい
はバインダ繊維の接着力によって、成形体30の内周面
に形成された溝部31の両側面31aを接着して溝部3
1を塞ぐことができる。このため、従来のように成形体
30の端面をシールするためだけの接着材を使用する必
要がない。また、溝部31の両側面31aを接着して溝
部31を塞ぐ構成であることから、特別なシール部材を
使用する必要がなく、部品点数を低減できる。さらに、
成形体30の一端側では、内周面に形成された溝部31
を塞ぐ壁面33が形成されているため、成形体30の他
端面だけをシール(溝部31を塞ぐ)すれば良い。これ
らの結果、成形体30のシール工程に係る工数を従来よ
り大幅に簡略化できるため、生産性の向上を図ることが
できる。
【0034】(第2実施例)本実施例の濾過エレメント
3は、図15に示すように、各々一端側に壁面33を有
する2個の成形体30A、30Bから成り、各成形体3
0A、30Bの他端側の端面同士を接着して構成されて
いる。各成形体30A、30Bは、それぞれ図3および
図4に示した吸引治具13と同形状の吸引治具(ベース
部18、21a間の長さが異なる)を使用して成形され
ている。但し、各成形体30A、30Bの筒方向の全長
は、第1実施例で説明した成形体30の略半分の長さに
設けられている。各成形体30A、30Bは、内周面お
よび外周面にそれぞれ筒方向に沿った溝部31、32が
形成されて、筒方向の一端側には内周面に形成された溝
部31を閉塞する壁面33が形成されている。
【0035】この濾過エレメント3の製造工程について
説明する。図16は製造工程を示す工程図である。但
し、第1実施例と同一の工程については説明を省略す
る。各成形体30A、30Bを成形して脱水処理を行っ
た後(a〜d)、図15に示すように各成形体30A、
30Bの他端側の端面同士を向かい合わせて密着させた
状態で仮固定する(e)。その後、高温乾燥(f)、バ
インダ樹脂含浸(g)、およびバインダ樹脂硬化(h)
の各工程を経て成形体30A、30Bの端面同士が接着
されることにより濾過エレメント3が完成する(i)。
なお、上記の成形体30A、30Bの他端側の端面同士
を向かい合わせて密着させた状態で仮固定する工程
(e)は、乾燥工程(f)の後で行っても良い。また、
バインダ樹脂を成形繊維およびバインダ樹脂とともに最
初から投入した場合の工程図を図17に示す(説明は省
略する)。
【0036】(第2実施例の効果)本実施例において
も、第1実施例と同様に成形体30の端面をシールする
ためだけの接着材を使用する必要がなく、特別なシール
部材を使用する必要もないことから、製造工程を簡略化
して生産性の向上を図ることができる。
【0037】(第3実施例)本実施例の濾過エレメント
3は、図3および図4に示した吸引治具13を使用して
成形された成形体30の他端面30aにシール部材22
(図18参照)を接着して構成されている。なお、成形
体30の一端側は、第1実施例と同様、内周面に形成さ
れた溝部31を塞ぐ壁面33が形成されている。
【0038】この濾過エレメント3の製造工程について
説明する。図19は製造工程を示す工程図である。但
し、第1実施例と同一の工程については説明を省略す
る。成形された成形体30を脱水処理した後(a〜
d)、図18に示すように、成形体30の他端面30a
にシール部材22を密着させた状態で仮固定する
(e)。その後、高温乾燥(f)、バインダ樹脂含浸
(g)、およびバインダ樹脂硬化(h)の各工程を経て
シール部材22が成形体30の他端面30aに接着され
ることにより濾過エレメント3が完成する。なお、上記
のシール部材22を成形体30の他端面30aに密着さ
せた状態で仮固定する工程(e)は、乾燥工程(f)の
後で行っても良い。また、バインダ樹脂を成形繊維およ
びバインダ樹脂とともに最初から投入した場合の工程図
を図20に示す(説明は省略する)。
【0039】(第3実施例の効果)本実施例では、濾過
エレメント3の製造工程で使用されるバインダ樹脂ある
いはバインダ繊維によってシール部材22を成形体30
の他端面30aに接着することができる。このため、従
来のようにシール部材22を接着するためだけに付加的
な接着材を使用する必要がないことから、接着材をシー
ル部材22の表面あるいは成形体30の他端面30aに
塗布する必要がなく、その分、製造工程を簡略化して生
産性を向上できる。
【0040】なお、上記第2実施例および第3実施例に
おいても、第1実施例と同様に、成形繊維だけで成形体
30の形状を保持できればバインダ繊維を省略すること
ができる。また、成形繊維とともにバインダ繊維を入れ
た場合に、そのバインダ繊維の作用のみで所要の強度を
確保できれば、バインダ樹脂を省略しても良い。但し、
この場合は、バインダ繊維の硬化によってシール面を接
着するため、第2実施例で説明した各成形体30A、3
0Bの他端側の端面同士を向かい合わせて密着させた状
態で仮固定する工程(e)、および第3実施例で説明し
たシール部材22を成形体30の他端面30aに密着し
て仮固定する工程(e)は、それぞれ乾燥工程(f)の
前に行う必要がある。
【0041】〔変形例〕上述の各実施例では、筒方向の
一端側に壁面33を有する濾過エレメント3を示した
が、吸引成形によって一端側に壁面33の無い成形体3
0(つまり内周面の溝部31が筒方向に貫通している成
形体)を成形した後、第1実施例で説明した様に、他端
側と同様に一端側においても溝部31の両側面を接着し
て溝部31を閉じるように構成しても良い。あるいは、
成形体30の他端側は第1実施例と同様に溝部31の両
側面を接着して溝部31を閉じる構成とし、一端側は、
第3実施例で説明したように、端面にシール部材22を
接着することで内周面の溝部31を閉塞する構成として
も良い。さらには、成形体30の両端面ともにそれぞれ
シール部材22を接着して内周面の溝部31を閉塞する
構成としても良い。但し、上記の各変形例では、製造工
程で使用されるバインダ樹脂あるいはバインダ繊維の接
着力によって各シール部位を接着することは言うまでも
ない。
【0042】濾過エレメント3の平面形状(但し成形体
30の他端面側から見た形状)は、本実施例に示した形
状に限定されるものではなく、例えば図21〜図23に
示す様な形状でも良い。なお、図23に示す如く成形体
が薄肉化し、前記バインダ等では強度不足が生じた場合
は、内周形状に沿った補強材(金属メッシュ等)を追加
しても良い。また、本実施例では、濾過エレメント3の
内周面と外周面にそれぞれ溝部31、32を形成してい
るが、内周面のみに溝部31が形成された形状でも良
い。本発明の濾過体をオイルフィルタ1の濾過エレメン
ト3として説明したが、オイル以外の液体または気体等
を濾過する濾過体としても使用できることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルフィルタの全体断面図である。
【図2】吸引成形装置の全体模式図である。
【図3】吸引治具の斜視図である。
【図4】吸引治具の断面図である。
【図5】成形体の斜視図である。
【図6】成形体の断面形状を示す斜視図である。
【図7】濾過エレメントの製造工程図である。
【図8】溝部のシール工程を示す斜視図である。
【図9】溝部のシール工程を示す斜視図である。
【図10】溝部のシール工程を示す断面図である。
【図11】濾過エレメントの製造工程図である。
【図12】溝部のシール工程を示す断面図である。
【図13】溝部のシール工程を示す斜視図である。
【図14】溝部のシール工程を示す斜視図である。
【図15】濾過エレメント(成形体)の斜視図である
(第2実施例)。
【図16】濾過エレメントの製造工程図である(第2実
施例)。
【図17】濾過エレメントの製造工程図である(第2実
施例)。
【図18】溝部のシール工程を示す斜視図である(第3
実施例)。
【図19】濾過エレメントの製造工程図である(第3実
施例)。
【図20】濾過エレメントの製造工程図である(第3実
施例)。
【図21】濾過エレメントの平面形状を示す平面図であ
る(変形例)。
【図22】濾過エレメントの平面形状を示す平面図であ
る(変形例)。
【図23】濾過エレメントの平面形状を示す平面図であ
る(変形例)。
【符号の説明】
3 濾過エレメント(濾過体) 22 シール部材 30 成形体 31 溝部
フロントページの続き (72)発明者 前川 武治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維が懸濁するスラリーを吸引成形するこ
    とにより、少なくとも内周面に筒方向に沿った複数の溝
    部を有する筒体形状に成形されて、その成形体がバイン
    ダにより安定化された濾過体であって、 筒方向の端部で前記溝部を介して対向する両側面が前記
    バインダの接着力により接着されて前記溝部が塞がれて
    いることを特徴とする濾過体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した濾過体を製造する製造
    方法であって、 前記バインダは、前記繊維とともに前記スラリーに混入
    された熱融着性繊維であり、 吸引成形により筒体形状に成形された後、その成形体の
    筒方向の端部で前記両側面を密着させて前記溝部を閉塞
    した状態を保持しながら前記熱融着性繊維を溶融して硬
    化させる工程を有することを特徴とする濾過体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載した濾過体を製造する製造
    方法であって、 前記バインダは、前記繊維とともに前記スラリーに混入
    された熱硬化性樹脂であり、 吸引成形により筒体形状に成形された後、その成形体の
    筒方向の端部で前記両側面を密着させて前記溝部を閉塞
    した状態を保持しながら前記熱硬化性樹脂を硬化させる
    工程を有することを特徴とする濾過体の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載した濾過体を製造する製造
    方法であって、 前記バインダは、吸引成形された前記成形体に含浸させ
    る熱硬化性樹脂であり、 吸引成形により筒体形状に成形された後、その成形体の
    筒方向の端部で前記両側面を密着させて前記溝部を閉塞
    した状態を保持しながら前記熱硬化性樹脂を含浸して硬
    化させる工程を有することを特徴とする濾過体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】繊維が懸濁するスラリーを吸引成形するこ
    とにより、少なくとも内周面に筒方向に沿った複数の溝
    部を有する筒体形状に成形されて、その成形体がバイン
    ダにより安定化された濾過体であって、 筒方向の端面に前記溝部を塞ぐシール部材が前記バイン
    ダの接着力によって接着されていることを特徴とする濾
    過体。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した濾過体を製造する製造
    方法であって、 前記バインダは、前記繊維とともに前記スラリーに混入
    された熱融着性繊維であり、 吸引成形により筒体形状に成形された後、その成形体の
    筒方向の端面に前記シール部材を密着させて前記溝部を
    閉塞した状態を保持しながら前記熱融着性繊維を溶融し
    て硬化させる工程を有することを特徴とする濾過体の製
    造方法。
  7. 【請求項7】請求項5に記載した濾過体を製造する製造
    方法であって、 前記バインダは、前記繊維とともに前記スラリーに混入
    された熱硬化性樹脂であり、 吸引成形により筒体形状に成形された後、その成形体の
    筒方向の端面に前記シール部材を密着させて前記溝部を
    閉塞した状態を保持しながら前記熱融着性繊維を硬化さ
    せる工程を有することを特徴とする濾過体の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項5に記載した濾過体を製造する製造
    方法であって、 前記バインダは、吸引成形された前記成形体に含浸させ
    る熱硬化性樹脂であり、 吸引成形により筒体形状に成形された後、その成形体の
    筒方向の端面に前記シール部材を密着させて前記溝部を
    閉塞した状態を保持しながら前記熱融着性繊維を含浸し
    て硬化させる工程を有することを特徴とする濾過体の製
    造方法。
  9. 【請求項9】繊維が懸濁するスラリーを吸引成形するこ
    とにより、少なくとも内周面に筒方向に沿った複数の溝
    部を有する筒体形状に成形されて、その成形体がバイン
    ダにより安定化された濾過体であって、 前記成形体は、筒方向の一方の端面が前記溝部を閉塞し
    た状態で成形されていることを特徴とする濾過体。
  10. 【請求項10】請求項9に記載した濾過体において、 前記成形体は、請求項2〜4に記載した何れかの濾過体
    の製造方法によって、筒方向の他方の端部が前記バイン
    ダの接着力により接着されて前記溝部が塞がれているこ
    とを特徴とする濾過体。
  11. 【請求項11】請求項9に記載した濾過体において、 前記成形体は、請求項6〜8に記載した何れかの濾過体
    の製造方法によって、筒方向の他方の端面に前記シール
    部材が前記バインダの接着力によって接着されて前記溝
    部が塞がれていることを特徴とする濾過体。
  12. 【請求項12】繊維が懸濁するスラリーを吸引成形する
    ことにより、少なくとも内周面に筒方向に沿った複数の
    溝部を有する筒体形状に成形された2個の成形体を有
    し、その各成形体がそれぞれバインダにより安定化され
    た濾過体であって、 前記成形体は、筒方向の一方の端面が前記溝部を閉塞し
    た状態で成形されて、他方の端面同士が前記バインダの
    接着力によって接着されていることを特徴とする濾過
    体。
  13. 【請求項13】請求項12に記載した濾過体を製造する
    製造方法であって、 前記バインダは、前記繊維とともに前記スラリーに混入
    された熱融着性繊維であり、 吸引成形により各々筒体形状に成形された後、その各成
    形体の前記他方の端面同士を密着させた状態を保持しな
    がら前記熱融着性繊維を溶融して硬化させる工程を有す
    ることを特徴とする濾過体の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項12に記載した濾過体を製造する
    製造方法であって、 前記バインダは、前記繊維とともに前記スラリーに混入
    された熱硬化性樹脂であり、 吸引成形により各々筒体形状に成形された後、その各成
    形体の前記他方の端面同士を密着させた状態を保持しな
    がら前記熱硬化性樹脂を硬化させる工程を有することを
    特徴とする濾過体の製造方法。
  15. 【請求項15】請求項12に記載した濾過体を製造する
    製造方法であって、 前記バインダは、吸引成形された前記成形体に含浸させ
    る熱硬化性樹脂であり、 吸引成形により各々筒体形状に成形された後、その各成
    形体の前記他方の端面同士を密着させた状態を保持しな
    がら前記熱硬化性樹脂を含浸して硬化させる工程を有す
    ることを特徴とする濾過体の製造方法。
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