JPH0937599A - 誘導電動機のベクトル制御方法及びその装置 - Google Patents
誘導電動機のベクトル制御方法及びその装置Info
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- JPH0937599A JPH0937599A JP7178929A JP17892995A JPH0937599A JP H0937599 A JPH0937599 A JP H0937599A JP 7178929 A JP7178929 A JP 7178929A JP 17892995 A JP17892995 A JP 17892995A JP H0937599 A JPH0937599 A JP H0937599A
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Abstract
動機のベクトル制御方法及び装置を提供することを目的
する。 【解決手段】設定周波数指令器13は設定周波数を第
1、第2の設定周波数と変換させ、第1の設定周波数で
誘導電動機IMを駆動させて、励磁電流記憶器14でそ
のときの励磁電流を記憶させ、第2の設定周波数で誘導
電動機IMを駆動する。二次抵抗測定器12は第2の設
定周波数で誘導電動機IMの駆動中に電源側を急に開路
した時の誘導電動機IMの端子電圧の減衰時間と、磁束
指令値と、励磁電流記憶器14で記憶した励磁電流とに
基づいて二次抵抗の測定値を求めてすべり定数Kmを乗
算器8に設定する。
Description
トル制御方法及びその装置に関する。
回路を制御モデルとして制御するため等価回路の定数を
正確に設定する必要がある。特にすべり角周波数ωsは
二次抵抗、磁束指令、トルク電流指令から(1)式より
演算し、
波数として制御するため二次抵抗の設定誤差は速度精度
に大きく影響する。
は、二次抵抗及びそれに準ずる要素を自動検出するとき
に、一次電圧が電源電圧以上になると一次インダクタン
スの設定値と励磁電流指令値を乗算して求めた磁束指令
値を小さく(弱めの磁界制御)することによって、一次
電圧を下げ、これにより一次電圧の飽和を防ぎ、ベクト
ル制御の劣化を防ぐことができる。しかし、磁束指令値
を小さくすると励磁電流が小さくなってしまう。
れに準ずる要素の演算に用いると、正確な値が求められ
ないという問題点がある。また、二次抵抗及びそれに準
ずる要素を自動検出する際において、誘導電動機の回転
速度を残留電圧がなくなるまでに遅くならないものとし
て検出しているので、誘導電動機に負荷が接続されてい
ると、回転速度が減速してしまう。
で、その目的とするところは、簡単な構成で正確に二次
抵抗を測定する誘導電動機のベクトル制御方法及び装置
を提供するにある。
に、請求項1の発明では、誘導電動機をインバータによ
り制御し、誘導電動機の励磁分電圧とトルク分電圧から
求めた一次電圧によって電圧形インバータの指令電圧を
得るとともに、誘導電動機の一次電流から検出される励
磁電流及びトルク電流により一次周波数及び一次電圧が
制御され、一次抵抗の設定値と、励磁電流とトルク電流
とを乗算して求められた値とから励磁分電圧を求め、一
次抵抗値の設定値とトルク電流とを乗算して求められた
乗算値と、磁束指令値と一次周波数とを乗算して求めら
れた乗算値とからトルク分電圧を求め、励磁分電圧とト
ルク分電圧から求めた一次電圧によって制御する誘導電
動機のベクトル制御装置に用いられ、運転中の誘導電動
機の電源側を開路したときに誘導電動機の端子間電圧が
基準電圧に減衰するまでの時間を検出する手段と、磁束
指令値、励磁電流、減衰時間、開路直前の印加電圧、基
準電圧から二次抵抗又はそれに準ずる要素を求める演算
手段とを備え、第1の設定周波数で誘導電動機を駆動し
てそのときの励磁電流を記憶し、その後、第2の設定周
波数で誘導電動機を駆動した後、誘導電動機の電源側を
開路して端子間電圧が基準電圧に減衰するまでの時間を
検出し、該検出時間と記憶していた励磁電流とで二次抵
抗又はそれに準ずる要素を求めるもので、第1の設定周
波数を、その設定周波数で得られた一次電圧が電源電圧
以下になる設定周波数とし、第2の設定周波数は、第2
の設定周波数で得られた一次電圧が電源電圧となる設定
周波数としたことを特徴とし、一次電圧が飽和を起こさ
ないので、正碓な励磁謁流を記憶することができ、正碓
な二次抵抗またはそれに準ずる要素を求めることができ
る。
ータにより制御し、誘導電動機の励磁分電圧とトルク分
電圧から求めた一次電圧によって電圧形インバータの指
令電圧を得るとともに、誘導電動機の一次電流から検出
される励磁電流及びトルク電流により一次周波数及び一
次電圧が制御され、一次抵抗の設定値と、励磁電流とト
ルク電流とを乗算して求められた値とから励磁分電圧を
求め、一次抵抗値の設定値とトルク電流とを乗算して求
められた乗算値と、磁束指令値と一次周波数とを乗算し
て求められた乗算値とからトルク分電圧を求め、励磁分
電圧とトルク分電圧から求めた一次電圧によって制御す
る誘導電動機のベクトル制御装置に用いられ、運転中の
誘導電動機の電源側を開路したときに誘導電動機の端子
間電圧が基準電圧に減衰するまでの時間を検出する手段
と、磁束指令値、励磁電流、減衰時間、開路直前の印加
電圧、基準電圧から二次抵抗又はそれに準ずる要素を求
める演算手段とを備えるとともに、第1の設定周波数で
誘導電動機を駆動してそのときの励磁電流を記憶し、そ
の後、第2の設定周波数で誘導電動機を駆動した後、誘
導電動機の電源側を開路して端子間電圧が基準電圧に減
衰するまでの時間を検出し、該検出時間と記憶していた
励磁電流とで二次抵抗又はそれに準ずる要素を求め手段
と、誘導電動機に負荷が接続されているかどうかを検出
する負荷検出手段とを設けて、負荷が接続されていれば
二次抵抗又はそれに準ずる要素を設定しないことを特徴
とし、二次抵抗又はそれに準ずる要素を自動検出する際
において、誘導電動機に負荷が接続されているかどうか
を検出できるので、誘導電動機の回転速度が遅くなるこ
とによる二次抵抗及びそれに準ずる要素の演算誤差を無
くすことができる。
制御方式の原理について図4に基づいて述べる。誘導電
動機の電圧方程式は、二次鎖交磁束の角周波数(一次周
波数)ωで回転する直交座標系(以下d−q座標系とす
る)において(2)式で与えられる。
及び二次抵抗値を、L 1 、L2 は夫々漏れインダクタン
ス分を含んだ一次及び二次インダクタンス値を、Mは一
次巻線と二次巻線間の相互インタクタンス値を、σは1
−M2 /(L1L2 )なる漏れ係数を、ωsはすべり角
周波数を、pはd/dtなる微分演算子を、V1d、V1q
は夫々一次電圧のd軸及びq軸成分を、i1d、i1qは夫
々一次電流のd軸及びq軸成分すなわち励磁電流、トル
ク電流を、φ2d、φ2qは夫々二次鎖交磁束のd軸及びq
軸成分を表す。
る。 φ2d=Mi1d+L2 i2d φ2q=Mi1q+L2 i2q …(3) i2d、i2qは夫々二次電流のd軸及びq軸成分を示す。
ベクトル制御とは、φ2d=Mi1d(一定)、φ2q=0と
なるように一次電圧或いは一次電流を制御することであ
り、この条件が成立すればすべり角周波数ωsは(1)
式で与えられる。
合には、定常状態(微分項が零)において、上記(2)
式にφ2d=Mi1d(一定)、φ2q=0を代入して、
(4)式で与えられる電圧を印加することで実現でき
る。
れ、すべり角周波数ωsは(5)式のようになる。
(4)式を代入してωsについて解くことで得られる。
明する。ベクトル演算装置1は励磁電流指令i1d * と一
次抵抗r1 の設定値を乗算したものに励磁電流指令i1d
* から励磁電流i1dを減算して得た補正値Δi1dを電流
制御器12 を通じて得た値とを加算し、その加算値から
漏れ係数σと一次インタクタンスL1 の乗算値σL1 と
一次周波数ωとを乗算器13 で乗算したものを、減算す
ることによって励磁分電圧V1d * を求める。ベクトル演
算装置1は、一次インダクタンスL1 と励磁電流指令を
乗算して励磁指令値φを求める。
設定値を乗算したものと、乗算器1 1 で磁束指令値φと
一次周波数ωを乗算したものとを加算することによりト
ルク分電圧V1q * を求める。座標変換器3は、インバー
タ2の3相の出力電圧を求めるところで、(7)式のよ
うな演算を行い、一次電圧V1 を求め、またこの一次電
圧V1 と、一次周波数ωから演算を行い、3相の出力電
圧を求める。
装置1はφ2d=Mi1d(一定)、φ2q=0となるように
励磁電流指令i1d * 、トルク電流i1q及び一次周波数ω
より一次電圧のd軸及びq軸成分V1d * 、V1q * を上述
のように演算し、具体的には(4)式により与えられ
る。座標変換器3は演算装置1よりの電圧指令V1d * 、
V1q * を二次鎖交磁束ベクトルの位相角指令θに従って
固定座標系に変換するものであり、インバータ2は座標
変換器3よりの電圧指令Vu* 、Vv* 、Vw* によっ
て誘導電動機IMへの印加電圧を制御するPWMインバ
ータからなり、誘導電動機IMはインバータ2により速
度制御される。電流検出器5は誘導電動機IMの相電流
iu、iv、iwを検出するものである。座標変換器6
は相電流iu、iv、iwを二次鎖交磁束ベクトルの位
相角指令θに従って回転座標系に変換し励磁電流i1d、
トルク電流i1qを出力する。遅延回路7はトルク電流i
1qを遅延させて遅延トルク電流i1q’を出力する。乗算
器8は遅延トルク電流i1q’とすべり定数(Km)を乗
算してすべり角周波数ωsを出力する。加算器9はすべ
り角周波数ωsに回転速度ωr* を加算して一次周波数
ωを出力する。積分器10は一次周波数ωを積分して二
次鎖交磁束ベクトルの位相角指令θを出力する。乗算器
11 は一次インダクタンスL1 と励磁電流指令i1d * を
乗算して得られる磁束指令値φとして初期値が設定され
ており、この磁束指令値φに一次周波数ωを乗算して出
力する。インダクタンス同定器11は励磁電流i1dと励
磁電流指令i1d * の差を入力としてその差Δi1dが零と
なるように励磁電流指令の初期値i1d **から補正量を減
算して励磁電流指令i1d * を求める。二次抵抗測定器1
2は、二次抵抗演算器121 と端子電圧検出回路122
とで構成され、誘導電動機IMの端子電圧からすべり定
数(Km)を求め乗算器8に設定する。
構成され、減算器71 はトルク電流i1qから遅延トルク
電流i1q’との差を制御器72 に出力し、制御器72 は
その差が零となるように遅延トルク電流i1q’を出力す
るものである。図5は端子電圧検出回路122 の具体回
路を示しており、この回路では抵抗R 1 、ツェナーダイ
オードZD1 で図6(a)に示す誘導電動機IMの端子
電圧Vaをツェナー電圧以下に制限された電圧Va’
と、直流電源Eの電源電圧を抵抗R2 、R3 を分圧して
得られる基準電圧Vref とをコンパーレータQ1 で比較
してパルス電圧に変換し、フォトカプラQ2 で絶縁して
二次抵抗演算器121 ヘ図6(b)に示すパルス電圧V
out を出力する。図6は端子電圧Va、パルス電圧V
out の関係を示し、この図から端子電圧Vaが低くなる
と、パルス電圧Voutの周期がt2 、t3 というように
変化していることが分かる。そして端子電圧Vaの振幅
が基準電圧Vref より小さくなればパルス電圧Vout の
出力は停止する。二次抵抗演算器121 の構成を図7に
示す。この二次抵抗演算器121 のパルス幅測定器aは
パルス電圧Vout から誘導電動機IMの電源側回路から
パルス電圧Vout の出力が停止するまでの減衰時間t1
を求める。次段の演算器bは、演算器dで磁束指令値φ
を励磁電流i1dで除算した除算値L2 ’を開路直前の印
加電圧V0を基準電圧Vref で除算した除算値の対数演
第佃K及び前記減衰時間t 1 で除算して二次抵抗測定値
r2 を求める。演算器cは求まった二次抵抗測定値r2
を磁束指令値φで除算してすべり定数Kmを求めて乗算
器8の乗算値を設定する。尚図5における制御回路CT
は二次抵抗測定器12とインバータ2のスイッチング回
路部2aを除いた図4の他の回路を含むものである。ま
たEは電源を示す。
たすべり定数Kmを求める原理を採用した本発明の実施
形態を図1乃至図3により説明する。本実施形態で用い
る装置の構成は、上記図4及び図7に示す構成と基本的
には同じであるが、図1に示すように定常運転モードと
二次抵抗測定モードの設定周波数を加算器9に出力する
ことと、二次抵抗測定中において第1の設定周波数で誘
導電動機IMを駆動した後、そのときの励磁電流を記憶
するように励磁電流記憶器14に指令することと、第2
の設定周波数で誘導電動機IMを駆動する設定周波数指
令器13と、設定周波数指令器13からの信号を受けて
励磁電流値を記憶し、その記憶した励磁電流値を二次抵
抗測定器12に出力する前記励磁電流記憶器と、トルク
電流i1qがある値を越えたかどうかを判断し、越えた場
合に二次抵抗測定器12に信号を出力する判断器15
と、三相電流が一つでもある値を越えたかどうかを判断
し、越えた場合に二次抵抗測定器12に信号を出力する
判断器16とを追加したものである。
のように設定周波数を変化させる。つまり第1の設定周
波数は、その設定周波数で得られた図3(b)に示すよ
うに一次電圧が電源電圧未満になる設定周波数、第2の
設定周波数は、その設定周波数で得られた一次電圧が電
源電圧以上となるものである。ここで、第1の設定周波
数で誘導電動機IMを駆動させて、励磁電流記憶器14
でそのとき(ta)の励磁電流を記憶させ、第2の設定
周波数で誘導電動機IMを駆動する。そこで、誘導電動
機IMの電源側を急に開路(tb)し、誘導電動機IM
の電源側開路からパルス電圧Vout の出力が停止するま
での減衰時間t1 をパルス電圧Vout から求める。演算
器dは磁束指令値φを励磁電流記憶器14で記憶された
励磁電流i1dで除算し、そのた除算値L2 ’を演算器b
に与える。演算器bは、開路直前の印加電圧V0を基準
電圧Vref で除算した除算値の対数演算値Kと前記減衰
時間t1 とを乗算し、その乗算値で上記除算値L2 ’を
除算して二次抵抗r2 の測定値を求める。演算器cは二
次抵抗r2 の測定値を磁束指令値φで除算してすべり定
数Kmを求めて乗算器8の乗算値を設定する。ここで、
トルク電流i1qがある値を越えていると判断器15が判
断した場合は、演算で求めたすべり定数Kmを乗算器8
に設定せず、乗算器8の乗算の乗算値のままにしてお
く。また判断器16が、三相電流の−つでもある値を越
えていると判断した場合、同様に、演算で求めたすべり
定数Kmを乗算器8に設定せず、乗算器8の乗算値のま
まにしておく。つまりこれら判断器15、16が負荷検
出手段を構成する。
素を求めるようにしても良い。
ータにより制御し、誘導電動機の励磁分電圧とトルク分
電圧から求めた一次電圧によって電圧形インバータの指
令電圧を得るとともに、誘導電動機の一次電流から検出
される励磁電流及びトルク電流により一次周波数及び一
次電圧が制御され、一次抵抗の設定値と、励磁電流とト
ルク電流とを乗算して求められた値とから励磁分電圧を
求め、一次抵抗値の設定値とトルク電流とを乗算して求
められた乗算値と、磁束指令値と一次周波数とを乗算し
て求められた乗算値とからトルク分電圧を求め、励磁分
電圧とトルク分電圧から求めた一次電圧によって制御す
る誘導電動機のベクトル制御装置に用いられ、運転中の
誘導電動機の電源側を開路したときに誘導電動機の端子
間電圧が基準電圧に減衰するまでの時間を検出する手段
と、磁束指令値、励磁電流、減衰時間、開路直前の印加
電圧、基準電圧から二次抵抗又はそれに準ずる要素を求
める演算手段とを備え、第1の設定周波数で誘導電動機
を駆動してそのときの励磁電流を記憶し、その後、第2
の設定周波数で誘導電動機を駆動した後、誘導電動機の
電源側を開路して端子間電圧が基準電圧に減衰するまで
の時間を検出し、該検出時間と記憶していた励磁電流と
で二次抵抗又はそれに準ずる要素を求めるもので、第1
の設定周波数を、その設定周波数で得られた一次電圧が
電源電圧以下になる設定周波数とし、第2の設定周波数
は、第2の設定周波数で得られた一次電圧が電源電圧と
なる設定周波数としたので、一次電圧が飽和を起こさな
いので、正碓な励磁謁流を記憶することができ、正碓な
二次抵抗またはそれに準ずる要素を求めることができる
という効果を奏する。
タにより制御し、誘導電動機の励磁分電圧とトルク分電
圧から求めた一次電圧によって電圧形インバータの指令
電圧を得るとともに、誘導電動機の一次電流から検出さ
れる励磁電流及びトルク電流により一次周波数及び一次
電圧が制御され、一次抵抗の設定値と、励磁電流とトル
ク電流とを乗算して求められた値とから励磁分電圧を求
め、一次抵抗値の設定値とトルク電流とを乗算して求め
られた乗算値と、磁束指令値と一次周波数とを乗算して
求められた乗算値とからトルク分電圧を求め、励磁分電
圧とトルク分電圧から求めた一次電圧によって制御する
誘導電動機のベクトル制御装置に用いられ、運転中の誘
導電動機の電源側を開路したときに誘導電動機の端子間
電圧が基準電圧に減衰するまでの時間を検出する手段
と、磁束指令値、励磁電流、減衰時間、開路直前の印加
電圧、基準電圧から二次抵抗又はそれに準ずる要素を求
める演算手段とを備えるとともに、第1の設定周波数で
誘導電動機を駆動してそのときの励磁電流を記憶し、そ
の後、第2の設定周波数で誘導電動機を駆動した後、誘
導電動機の電源側を開路して端子間電圧が基準電圧に減
衰するまでの時間を検出し、該検出時間と記憶していた
励磁電流とで二次抵抗又はそれに準ずる要素を求め手段
と、誘導電動機に負荷が接続されているかどうかを検出
する負荷検出手段とを設けて、負荷が接続されていれば
二次抵抗又はそれに準ずる要素を設定しないので、二次
抵抗又はそれに準ずる要素を自動検出する際において、
誘導電動機に負荷が接続されているかどうかを検出でき
るので、誘導電動機の回転速度が遅くなることによる二
次抵抗及びそれに準ずる要素の演算誤差を無くすことが
できるという効果を奏する。
実施態様であり、請求項2の発明と同様な効果を奏す
る。
Claims (4)
- 【請求項1】誘導電動機をインバータにより制御し、誘
導電動機の励磁分電圧とトルク分電圧から求めた一次電
圧によって電圧形インバータの指令電圧を得るととも
に、誘導電動機の一次電流から検出される励磁電流及び
トルク電流により一次周波数及び一次電圧が制御され、
一次抵抗の設定値と、励磁電流とトルク電流とを乗算し
て求められた値とから励磁分電圧を求め、一次抵抗値の
設定値とトルク電流とを乗算して求められた乗算値と、
磁束指令値と一次周波数とを乗算して求められた乗算値
とからトルク分電圧を求め、励磁分電圧とトルク分電圧
から求めた一次電圧によって制御する誘導電動機のベク
トル制御装置に用いられ、運転中の誘導電動機の電源側
を開路したときに誘導電動機の端子間電圧が基準電圧に
減衰するまでの時間を検出する手段と、磁束指令値、励
磁電流、減衰時間、開路直前の印加電圧、基準電圧から
二次抵抗又はそれに準ずる要素を求める演算手段とを備
え、第1の設定周波数で誘導電動機を駆動してそのとき
の励磁電流を記憶し、その後、第2の設定周波数で誘導
電動機を駆動した後、誘導電動機の電源側を開路して端
子間電圧が基準電圧に減衰するまでの時間を検出し、該
検出時間と記憶していた励磁電流とで二次抵抗又はそれ
に準ずる要素を求めるもので、第1の設定周波数を、そ
の設定周波数で得られた一次電圧が電源電圧以下になる
設定周波数とし、第2の設定周波数は、第2の設定周波
数で得られた一次電圧が電源電圧となる設定周波数とし
たことを特徴とする誘導電動機のベクトル制御方法。 - 【請求項2】誘導電動機をインバータにより制御し、誘
導電動機の励磁分電圧とトルク分電圧から求めた一次電
圧によって電圧形インバータの指令電圧を得るととも
に、誘導電動機の一次電流から検出される励磁電流及び
トルク電流により一次周波数及び一次電圧が制御され、
一次抵抗の設定値と、励磁電流とトルク電流とを乗算し
て求められた値とから励磁分電圧を求め、一次抵抗値の
設定値とトルク電流とを乗算して求められた乗算値と、
磁束指令値と一次周波数とを乗算して求められた乗算値
とからトルク分電圧を求め、励磁分電圧とトルク分電圧
から求めた一次電圧によって制御する誘導電動機のベク
トル制御装置に用いられ、運転中の誘導電動機の電源側
を開路したときに誘導電動機の端子間電圧が基準電圧に
減衰するまでの時間を検出する手段と、磁束指令値、励
磁電流、減衰時間、開路直前の印加電圧、基準電圧から
二次抵抗又はそれに準ずる要素を求める演算手段とを備
えるとともに、第1の設定周波数で誘導電動機を駆動し
てそのときの励磁電流を記憶し、その後、第2の設定周
波数で誘導電動機を駆動した後、誘導電動機の電源側を
開路して端子間電圧が基準電圧に減衰するまでの時間を
検出し、該検出時間と記憶していた励磁電流とで二次抵
抗又はそれに準ずる要素を求め手段と、誘導電動機に負
荷が接続されているかどうかを検出する負荷検出手段と
を設けて、負荷が接続されていれば二次抵抗及びそれに
準ずる要素を設定しないことを特徴とする誘導電動機の
ベクトル制御装置。 - 【請求項3】前記負荷検出手段が、一次電流で負荷を検
出することを特徴とする請求項2記載の誘導電動機のベ
クトル制御装置。 - 【請求項4】負荷検出手段が、トルク電流で負荷を検出
することを特徴とする請求項2記載の誘導電動機のベク
トル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07178929A JP3121525B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 誘導電動機のベクトル制御方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07178929A JP3121525B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 誘導電動機のベクトル制御方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937599A true JPH0937599A (ja) | 1997-02-07 |
JP3121525B2 JP3121525B2 (ja) | 2001-01-09 |
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ID=16057117
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07178929A Expired - Fee Related JP3121525B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 誘導電動機のベクトル制御方法及びその装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3121525B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108196121A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-22 | 天津瑞能电气有限公司 | 一种智能微电网动态频率检测方法 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP07178929A patent/JP3121525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108196121A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-22 | 天津瑞能电气有限公司 | 一种智能微电网动态频率检测方法 |
CN108196121B (zh) * | 2018-01-16 | 2020-05-19 | 天津瑞能电气有限公司 | 一种智能微电网动态频率检测方法 |
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---|---|
JP3121525B2 (ja) | 2001-01-09 |
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