JPH0937459A - 電気自動車の電源供給システム - Google Patents

電気自動車の電源供給システム

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JPH0937459A
JPH0937459A JP7187042A JP18704295A JPH0937459A JP H0937459 A JPH0937459 A JP H0937459A JP 7187042 A JP7187042 A JP 7187042A JP 18704295 A JP18704295 A JP 18704295A JP H0937459 A JPH0937459 A JP H0937459A
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inverter
electric vehicle
overheat warning
power supply
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JP7187042A
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Takeshi Nakajima
中島  剛
Shinichi Takenouchi
真一 竹之内
Takayuki Matsuoka
孝行 松岡
Eiichi Toyama
栄一 遠山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、DC/DCコンバータの過熱に起
因した出力停止を防止することができる電気自動車の電
源供給システムを提供することにある。 【解決手段】 複数の12V系負荷機器に対してそれぞ
れ優先順位をフロー上で付加し、DC/DCコンバータ
17が過熱状態になって温度センサ43から過熱警告信
号が発生された場合には、この優先順位に基づいて12
V系負荷機器を順次に主制御部45でオフ制御や抑制制
御することで、DC/DCコンバータ17の電力負荷を
低減し、DC/DCコンバータ17の過熱に起因した出
力停止を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、電気自動車の電源
供給システムに関し、特に、DC/DCコンバータの過
熱に起因した出力停止を防止することができる電気自動
車の電源供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示す電気自動車の電源供給
システムが知られている。このものは、電気自動車に搭
載されたポンプ121や12Vバッテリ127やオーデ
ィオ機器129や熱線式デフロスタ131や空調用ファ
ン133やランプ135やパワーステアリング137や
ブレーキ139やラジエタファン141や等の12V系
負荷機器に対して、メインバッテリ109からの直流電
源をDC/DCコンバータ117で12V系負荷機器の
電源電圧に変換した後に供給するようにしている。ま
た、このものは、電気自動車に搭載された冷却回路12
3上のインバータ105や空調用インバータ115やD
C/DCコンバータ117に対して、メインバッテリ1
09からの300V系直流電源を供給するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気自動車の電源供給システムにあっては、12V系負
荷機器の電源消費量の増加に起因してDC/DCコンバ
ータ117の発熱量が増加し、さらに、冷却回路123
上のインバータ105や空調用インバータ115の発熱
量の増加が、DC/DCコンバータ117を冷却してい
た冷却回路123の冷却限界を超えた場合には、DC/
DCコンバータ117内部のスイッチング素子や内部回
路を保護するための保護回路が作動して12V系出力を
停止するので、12V系負荷機器に電源を供給できなく
なるといった問題があった。本発明は、上記に鑑みてな
されたもので、その目的としては、DC/DCコンバー
タの過熱に起因した出力停止を防止することができる電
気自動車の電源供給システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、電気自動車に搭載された複数
の負荷機器に対して、バッテリからの直流電源をDC/
DCコンバータで負荷機器の電源電圧に変換した後に供
給する電気自動車の電源供給システムにおいて、前記D
C/DCコンバータが過熱状態になった場合には過熱警
告信号を発生する過熱警告手段と、前記複数の負荷機器
に対してそれぞれ優先順位を付加し、該過熱警告信号が
発生された場合には該優先順位に基づいて前記負荷機器
を順次にオフ制御する制御手段と、を有することを要旨
とする。請求項1記載の発明にあっては、複数の負荷機
器に対してそれぞれ優先順位を付加し、DC/DCコン
バータが過熱状態になって過熱警告信号が発生された場
合にはこの優先順位に基づいて負荷機器を順次にオフ制
御することで、DC/DCコンバータの過熱に起因した
出力停止を防止するという作用を有する。
【0005】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、電気自動車に搭載された冷却回路上の少なくと
も駆動用インバータや空調用インバータやDC/DCコ
ンバータに対して、バッテリからの直流電源を供給する
電気自動車の電源供給システムにおいて、前記DC/D
Cコンバータが過熱状態になった場合には過熱警告信号
を発生する過熱警告手段と、前記冷却回路上の少なくと
も前記駆動用インバータや前記空調用インバータに対し
てそれぞれ優先順位を付加し、該過熱警告信号が発生さ
れた場合には該優先順位に基づいて少なくとも駆動用イ
ンバータや空調用インバータを順次にオフ制御する制御
手段と、を有することを要旨とする。請求項2記載の発
明にあっては、冷却回路上の少なくとも駆動用インバー
タや空調用インバータに対してそれぞれ優先順位を付加
し、DC/DCコンバータが過熱状態になって過熱警告
信号が発生された場合にはこの優先順位に基づいて少な
くとも駆動用インバータや空調用インバータを順次にオ
フ制御することで、DC/DCコンバータの過熱に起因
した出力停止を防止するという作用を有する。
【0006】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記制御手段は、前記過熱警告手段からの過熱
警告信号が解除された場合には前記優先順位に基づいて
前記駆動用インバータや前記空調用インバータを逆順に
オン制御することを要旨とする。請求項3記載の発明に
あっては、過熱警告信号が解除された場合には優先順位
に基づいて駆動用インバータや空調用インバータを逆順
にオン制御することで、一旦停止した駆動用インバータ
や空調用インバータの作動を再開するという作用を有す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る電気自動車の電源供給システムのシステム構成
を示す図である。図1に示すように、車両の駆動系とし
ては、運転者の踏み込み操作量をアクセル開度に変換す
るアクセル1と、運転者の操作量としてアクセル1のア
クセル開度やシフトポジションに対応するトルク指令を
算出してPWM(パルス幅変調)制御を行うモータ制御
部3と、内部に複数のスイッチング素子を有し、このス
イッチング素子をPWM信号に応じてON・OFF制御
することによってメインバッテリ9からの300V直流
電流を交流電流に変換するインバータ5と、インバータ
5から供給される交流電流に応じて車両を駆動するモー
タ7と、300Vの直流電圧を有するメインバッテリ9
と、メインバッテリ9からの300V直流電源をインバ
ータ5や空調用インバータ15やDC/DCコンバータ
17に断続接続して供給するメインリレー11と、30
0V系ワイヤハーネス13とから構成される。なお、モ
ータ制御部3は、CPU,ROM,RAMから構成され
制御プログラムや制御データに基づいて目標トルク指令
に対して抑制を加えるトルク制御を行うものとする。
【0008】また、車両の駆動系とは別に、300V系
ワイヤハーネス13から直流電源が供給されるものとし
ては、冷却回路23を流れる冷却水と熱交換して冷媒ガ
スを液化する空調用インバータ15と、メインバッテリ
9から供給される300Vの直流電流を12Vの直流電
流に変換して12V負荷機器に供給するDC/DCコン
バータ17とがある。さらに、冷却回路23上には、自
然送風やジエータファン41から送風された外気によっ
て冷却回路23内の冷却水を空気冷却するラジエータ1
9がある。12V系負荷機器としては、ラジエータ19
で空気冷却された冷却回路23内の冷却水を循環させる
ポンプ21と、12V系負荷機器に対して12V電源を
供給するとともに、DC/DCコンバータ17からの直
流電流を充電する12Vバッテリ27と、カーラジオや
CDプレーヤやテープデッキ等のオーディオ機器29
と、背面ガラスのくもりを防止する熱線式デフロスタ3
1と、エバポレータ(図示しない)に空気を送風して車
内空気を冷却させるため空調用ファン33と、テールラ
ンプやルームランプ等のランプ35と、運転者のステア
リング操作に必要な力の大部分の動力を補助するパワー
ステアリング37と、車輪の回転を押さえて減速停止さ
せるブレーキ39と、ラジエータ19に外気を送風して
冷却回路23内の冷却水を空気冷却するラジエータファ
ン41と、DC/DCコンバータ17が過熱状態になっ
た場合には過熱警告信号を発生する温度センサ43と、
所定の優先順位に基づいて12V系負荷機器やモータ制
御部3や空調用インバータ15等をオンオフ制御する主
制御部45とから構成される。
【0009】次に、図1に示す冷却回路23での冷却水
の流れを説明する。冷却回路23では、まず、自然送風
やラジエータファン41から送風された外気によってラ
ジエータ19のフィンが冷却され、冷却回路23内の冷
却水が冷却される。ここで、ポンプ21の電源がオンさ
れている場合には、ラジエータ19の冷却水が冷却回路
23を経由してDC/DCコンバータ17に至り、ここ
で、発熱中のDC/DCコンバータ17を冷却し、次
に、空調用インバータ15に至り、ここで、冷却水と冷
媒ガスとの間で熱交換し、次に、インバータ5に至り、
ここで、冷却水で発熱中のインバータ5を冷却し、次
に、モータ7に至り、ここで、発熱中のモータ7を冷却
し、ラジエータ19に至る。
【0010】この際に、自然送風やラジエータファン4
1からの送風によってラジエータ19を介して冷却回路
23内の冷却水が冷却されてる。しかしながら、12V
系負荷機器の電源消費量の増加に起因してDC/DCコ
ンバータ17の発熱量が増加すると、冷却回路23内の
冷却水の水温が上昇してしまう。さらに、冷却回路23
上のインバータ5や空調用インバータ15の発熱量の増
加が、DC/DCコンバータ17を冷却していた冷却回
路23の冷却限界を超えた場合には、DC/DCコンバ
ータ17内部のスイッチング素子や内部回路を保護する
ための保護回路が作動して12V系出力を停止してしま
う。
【0011】そこで、DC/DCコンバータ17の保護
回路が作動する温度よりも低い温度に温度センサ43の
過熱警告温度を設定し、DC/DCコンバータ17の温
度がこの過熱警告温度になった場合には温度センサ43
から過熱警告信号を発生させ、主制御部45から発熱源
である12V系負荷機器やインバータ5を制御するモー
タ制御部3や空調用インバータ15等を所定の優先順位
に基づいてオフ制御することで、冷却回路23内の冷却
水の水温上昇を抑制し、DC/DCコンバータ17の保
護回路を作動させないようにする。
【0012】次に、図2乃至図5に示すフローチャート
を用いて電気自動車の電源供給システムの動作を説明す
る。以下のステップは、主制御部45の内部ROMに記
憶された制御プログラムや内部RAMに記憶された制御
データに基づいて処理されるものとする。以下のステッ
プでは、フロー上の優先順位に基づいて12V系負荷機
器を順次にオフ制御する動作を説明する。まず、ステッ
プS10では、温度センサ43から過熱警告信号が発生
されたか否かを判断する。ステップS20では、温度セ
ンサ43から過熱警告信号が発生されているので、最優
先に停止すべき機能としてカーラジオやCDプレーヤや
テープデッキ等のオーディオ機器29の出力を停止す
る。次に、ステップS30では、温度センサ43から過
熱警告信号が発生されたか否かを判断する。
【0013】ステップS40では、温度センサ43から
過熱警告信号が発生されているので、次の順位で低減す
べき機能として背面ガラスのくもりを防止する熱線式デ
フロスタ31の出力を絞り、熱線式デフロスタ31での
電力消費を低減させる。次に、ステップS50では、温
度センサ43から過熱警告信号が発生されたか否かを判
断する。ステップS60では、温度センサ43から過熱
警告信号が発生されているので、次の順位で停止すべき
機能として熱線式デフロスタ31の出力を停止し、熱線
式デフロスタ31での電力消費を停止させる。次に、ス
テップS70では、温度センサ43から過熱警告信号が
発生されたか否かを判断する。
【0014】ステップS80では、温度センサ43から
過熱警告信号が発生されているので、次の順位で低減す
べき機能としてエバポレータ(図示しない)に空気を送
風して車内空気を冷却させるため空調用ファン33の出
力を絞り、空調用ファン33での電力消費を低減させ
る。
【0015】以下のステップでは、フロー上の優先順位
に基づいてモータ制御部3や空調用インバータ15を順
次にオフ制御する動作を説明する。次に、ステップS9
0では、温度センサ43から過熱警告信号が発生された
か否かを判断する。次に、図3に示すステップS100
に移る。ステップS100では、温度センサ43から過
熱警告信号が発生されているので、次の順位で停止すべ
き機能としてエバポレータ(図示しない)に空気を送風
して車内空気を冷却させるため空調用ファン33の出力
を停止し、空調用ファン33での電力消費を停止させ
る。
【0016】次に、ステップS110では、温度センサ
43から過熱警告信号が発生されたか否かを判断する。
ステップS120では、温度センサ43から過熱警告信
号が発生されているので、次の順位で停止すべき機能と
してエバポレータ(図示しない)に液化された冷媒を供
給するための空調用インバータ15の出力を停止し、空
調用インバータ15での電力消費を停止させる。次に、
ステップS130では、空調用インバータ15の電力消
費を停止させたことを表す主制御部45の内部RAMに
記憶される停止フラグFACをONする。次に、ステップ
S140では、温度センサ43から過熱警告信号が発生
されたか否かを判断する。
【0017】ステップS150では、温度センサ43か
ら過熱警告信号が発生されているので、次の順位で抑制
すべき機能としてモータ制御部3の目標トルク指令に対
して抑制を加えるために、主制御部45から出力抑制信
号をモータ制御部3に出力する。これによって、モータ
制御部3の目標トルク指令に対して例えば50%にトル
ク指令が抑制されインバータ5およびモータ7での発熱
が低減され、その結果、冷却回路23内の冷却水の水温
を大幅に下げることができる。次に、ステップS160
では、モータ制御部3の目標トルク指令に対して抑制を
加えたことを表す主制御部45の内部RAMに記憶され
た抑制フラグFT をONする。次に、ステップS170
では、温度センサ43から過熱警告信号が発生されたか
否かを判断する。
【0018】ステップS180では、温度センサ43か
ら過熱警告信号が発生されているので、次の順位で停止
すべき機能としてモータ制御部3の目標トルク指令を零
制御するために、主制御部45から出力零信号をモータ
制御部3に出力する。これによって、モータ制御部3の
目標トルク指令を零制御してインバータ5の出力が停止
し、モータ7の回転が停止してモータ7での発熱が停止
され、その結果、冷却回路23内の冷却水の水温を大幅
に下げることができる。次に、ステップS190では、
主制御部45は冷却水がオーバーヒートしてモータ7を
停止したことを表すために、運転席の計器板上のモータ
停止表示をONする。次に、ステップS200では、モ
ータ7の回転が停止したことを表す主制御部45の内部
RAMに記憶された停止フラグFM をONする。
【0019】次に、図4に示すステップS210に移
る。以下のステップでは、フロー上の優先順位に基づい
てモータ制御部3空調用インバータ15を逆順にオン制
御する動作を説明する。ステップS210では、温度セ
ンサ43から過熱警告信号が発生されたか否かを判断す
る。過熱警告信号が継続して発生されている場合には、
冷却回路23内の冷却水の水温が下がることを待つた
め、再度、ステップS210に戻る。ステップS220
では、モータ7の回転が停止したことを表す主制御部4
5の内部RAMに記憶された停止フラグFM がONか否
かを判断する。ここで、停止フラグFM がONされてい
る場合には、まず、ステップS230では、主制御部4
5の内部RAMに記憶された停止フラグFM をOFFす
る。次に、ステップS240では、主制御部45から出
力された出力零信号を解除するためにモータ制御部3に
出力零解除信号を出力する。この結果、モータ制御部3
の目標トルク指令に対して例えば50%の抑制を加えた
トルク指令に基づいてPWM制御を行うことができる。
【0020】次に、ステップS250では、温度センサ
43から過熱警告信号が発生されたか否かを判断する。
ここで、温度センサ43から過熱警告信号が発生された
場合には、ステップS180に戻る。ステップS260
では、モータ制御部3の目標トルク指令に対して抑制を
加えたことを表す主制御部45の内部RAMに記憶され
た抑制フラグFT がONか否かを判断する。ここで、抑
制フラグFT がONされている場合には、まず、ステッ
プS270では、主制御部45の内部RAMに記憶され
た抑制フラグFT をOFFする。次に、ステップS28
0では、主制御部45から出力された出力抑制信号を解
除するためにモータ制御部3に出力抑制解除信号を出力
する。この結果、モータ制御部3の正常時での目標トル
ク指令に基づいてPWM制御を行うことができる。
【0021】次に、ステップS290では、温度センサ
43から過熱警告信号が発生されたか否かを判断する。
ここで、温度センサ43から過熱警告信号が発生された
場合には、ステップS150に戻る。ステップS300
では、空調用インバータ15の電力消費を停止させたこ
とを表す主制御部45の内部RAMに記憶される停止フ
ラグFACがONか否かを判断する。ここで、停止フラグ
FACがONされている場合には、まず、ステップS31
0では、主制御部45の内部RAMに記憶された停止フ
ラグFACをOFFする。次に、ステップS320では、
主制御部45から出力された出力停止信号を解除するた
めに空調用インバータ15に出力開始信号を出力する。
この結果、エバポレータ(図示しない)に液化された冷
媒を供給するための空調用インバータ15の出力を開始
できる。
【0022】次に、ステップS330では、温度センサ
43から過熱警告信号が発生されたか否かを判断する。
ここで、温度センサ43から過熱警告信号が発生された
場合には、ステップS120に戻る。なお、上記ステッ
プ中において、主制御部45が温度センサ43で過熱警
告信号が発生したか否かの判断を行う前に、冷却回路2
3内の冷却水温度が数℃低下する程度の待ち時間を挿入
してもよい。この待ち時間を挿入するとで、温度センサ
43に設定された過熱警告温度の上下作動誤差温度領域
でのハンチング現象を防止でき、空調用インバータ15
のオンオフ振動やモータ7のトルク振動を防止できる。
【0023】このように、複数の12V系負荷機器に対
してそれぞれ優先順位をフロー上で付加し、DC/DC
コンバータ17が過熱状態になって温度センサ43から
過熱警告信号が発生された場合には、この優先順位に基
づいて12V系負荷機器を順次に主制御部45でオフ制
御や抑制制御することで、DC/DCコンバータ17の
電力負荷を低減し、DC/DCコンバータ17の過熱に
起因した出力停止を防止することができる。
【0024】また、冷却回路23上のインバータ5や空
調用インバータ15に対してそれぞれフロー上で優先順
位を付加し、DC/DCコンバータ17が過熱状態にな
って温度センサ43から過熱警告信号が発生された場合
には、この優先順位に基づいてモータ制御部3や空調用
インバータ15を順次にオフ制御や抑制制御すること
で、DC/DCコンバータ17の過熱要因を低減し、D
C/DCコンバータ17の過熱に起因した出力停止を防
止することができる。
【0025】さらに、DC/DCコンバータ17の温度
が低下して温度センサ43からの過熱警告信号が解除さ
れた場合には、上記優先順位に基づいてモータ制御部3
や空調用インバータ15を逆順にオン制御や通常制御す
ることで、一旦停止や低減されたインバータ5や空調用
インバータ15の作動を再開することができる。
【0026】次に、本発明の第1の実施の形態に係る電
気自動車の電源供給システムに用いられるメインリレー
11の構成を説明する。図6はメインリレー11の構成
を示す図である。図6(a)は、励磁コイルA53や励
磁コイルB55が無通電状態の場合のプランジャ57の
位置を示す図であり、一方、図6(b)は、励磁コイル
A53や励磁コイルB55が通電状態の場合のプランジ
ャ57の位置を示す図である。メインリレー11は、図
6(a)(b)に示すように、プランジャ57の紙面上
方向への移動を停止するストッパ51と、直流電源をオ
ン制御されたときに磁化する励磁コイルA53と、直流
電源をオン制御されたときに磁化する励磁コイルB55
と、鉄材で構成され励磁コイルA53や励磁コイルB5
5が磁化したときに最大Lだけ移動するプランジャ57
とから構成される。
【0027】図6(c)は、通電開始後のプランジャ5
7の変異量Xに対する引き上げ力Fを示す図であり、一
方、図6(d)は、通電開始後のプランジャ57の変異
量Xに対するプランジャ57の加速度aを示す図であ
る。図6(c)(d)で示すように、通電開始直後で
は、まず、励磁コイルA53に直流電源をオン制御して
加え、プランジャ57の変異量XがL/2になった直後
に励磁コイルB55にも直流電源をオン制御して加える
ようにして2段階に制御するので、プランジャ57の引
き上げ力Fや加速度aが変異量L/2を境にして2倍に
なっている。
【0028】従って、例えば通電開始直後から励磁コイ
ルA53および励磁コイルB55に直流電源をオン制御
して加えるようにする場合に、プランジャ57がストッ
パ51に衝突して停止するときに発生する衝突音の音圧
レベルを上記の2段階制御のようにすることで低減でき
る。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
本発明によれば、複数の負荷機器に対してそれぞれ優先
順位を付加し、DC/DCコンバータが過熱状態になっ
て過熱警告信号が発生された場合には、この優先順位に
基づいて複数の負荷機器を順次にオフ制御や抑制制御す
ることで、DC/DCコンバータの電力負荷を低減し、
DC/DCコンバータの過熱に起因した出力停止を防止
するようにしているので、車両の安全走行に必要な12
V系負荷機器への供給電力を残して車両の走行を継続す
ることができる。
【0030】また、請求項2記載の本発明によれば、冷
却回路上の駆動用インバータや空調用インバータに対し
てそれぞれで優先順位を付加し、DC/DCコンバータ
が過熱状態になって過熱警告信号が発生された場合に
は、この優先順位に基づいて駆動用インバータや空調用
インバータを順次にオフ制御し、さらに抑制制御するこ
とで、DC/DCコンバータの過熱要因を低減し、さら
に停止し、DC/DCコンバータの過熱に起因した出力
停止を防止するようにしているので、車両の安全走行に
必要な駆動系への供給電力を低減して車両の走行を継続
することができる。
【0031】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
DC/DCコンバータの温度が低下して過熱警告信号が
解除された場合には、上記優先順位に基づいて駆動用イ
ンバータや空調用インバータを逆順にオン制御や通常制
御することで、一旦停止や低減された駆動用インバータ
や空調用インバータの作動を再開するようにしているの
で、車両の安全走行に必要な駆動系への供給電力を復帰
して車両の走行を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車の
電源供給システムのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車の
電源供給システムの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車の
電源供給システムの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車の
電源供給システムの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車の
電源供給システムの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】メインリレー11の構成を示す図である。
【図7】従来の電気自動車の電源供給システムのシステ
ム構成を示す図である。
【符号の説明】
3 モータ制御部 15 空調用インバータ 17 DC/DCコンバータ 23 冷却回路 43 温度センサ 45 主制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 栄一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車に搭載された複数の負荷機器
    に対して、バッテリからの直流電源をDC/DCコンバ
    ータで負荷機器の電源電圧に変換した後に供給する電気
    自動車の電源供給システムにおいて、 前記DC/DCコンバータが過熱状態になった場合には
    過熱警告信号を発生する過熱警告手段と、 前記複数の負荷機器に対してそれぞれ優先順位を付加
    し、該過熱警告信号が発生された場合には該優先順位に
    基づいて前記負荷機器を順次にオフ制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする電気自動車の電源供給シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 電気自動車に搭載された冷却回路上の少
    なくとも駆動用インバータや空調用インバータやDC/
    DCコンバータに対して、バッテリからの直流電源を供
    給する電気自動車の電源供給システムにおいて、 前記DC/DCコンバータが過熱状態になった場合には
    過熱警告信号を発生する過熱警告手段と、 前記冷却回路上の少なくとも前記駆動用インバータや前
    記空調用インバータに対してそれぞれ優先順位を付加
    し、該過熱警告信号が発生された場合には該優先順位に
    基づいて少なくとも駆動用インバータや空調用インバー
    タを順次にオフ制御する制御手段と、を有することを特
    徴とする電気自動車の電源供給システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記過熱警告手段からの過熱警告信号が解除された場合
    には前記優先順位に基づいて前記駆動用インバータや前
    記空調用インバータを逆順にオン制御することを特徴と
    する請求項2記載の電気自動車の電源供給システム。
JP7187042A 1995-07-24 1995-07-24 電気自動車の電源供給システム Pending JPH0937459A (ja)

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