JPH0936951A - ビジートーンの事前学習方法及びビジートーンの識別方法 - Google Patents

ビジートーンの事前学習方法及びビジートーンの識別方法

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JPH0936951A
JPH0936951A JP8178167A JP17816796A JPH0936951A JP H0936951 A JPH0936951 A JP H0936951A JP 8178167 A JP8178167 A JP 8178167A JP 17816796 A JP17816796 A JP 17816796A JP H0936951 A JPH0936951 A JP H0936951A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手との通話が終了した後、自動応答システ
ムの記録媒体に不必要な内容が記録されないように速や
かにビジートーンを認識する事前学習を利用したトーン
認識方法を提供する。 【解決手段】 各種のビジートーンを事前学習してい
る自動応答システムによるビジートーンの識別方法であ
って、通話路を通じて入力される信号の第1、第2レベ
ルを検出する第1過程300と、これら第1、第2レベ
ルについて所定の周期でサンプリングし、前記各レベル
に対応する2値論理値を生成する第2過程302と、こ
の生成される2値論理値をアップカウントする第3過程
306,318と、異なるレベルに遷移するまでの前記
アップカウント値が、事前学習したビジートーンのパタ
ーンに当てはまる有効カウント値の範囲内にあるか否か
を判断する第4過程308,320と、前記アップカウ
ント値が有効カウント値の範囲内にあれば、当該入力さ
れた信号をビジートーンとして検出する第5過程328
と、を含むビジートーンの識別方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動応答機能(例
えば留守番電話機能)が搭載されているデータ通信端末
機(以下、“自動応答システム”とする)に関し、特
に、各国家或いは地域で採用する規格に応じて多種多様
なカデンスパターンを有するビジートーン信号を速やか
に識別する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日ひろく利用されている自動応答機能
は、被呼者の不在中に外部から電話がかかってくると、
自動応答システムの制御により被呼者が予め録音した挨
拶メッセージ(Greeting Message)を発呼者に送出した
後、発呼者の用件を録音しておき、被呼者が自宅或いは
事務室に帰ったときに録音された発呼者の用件を再生す
る、という機能を有するものである。このような自動応
答機能は有無線電話機、ファクシミリその他のデータ通
信端末機にも大いに利用されており、利用者の便宜が図
られている。
【0003】こうした自動応答機能の利用に際しては、
自動応答システムが発呼者の終話時点をいかに迅速且つ
正確に捉えることができるかが重要である。つまり、着
信メッセージの終話時点を迅速且つ正確に決定すること
ができれば、自動応答システムの記録媒体に記録されて
しまう不要な記録を極力防止することができ、記録媒体
の効率的な利用を図ることができるからである。
【0004】ところで、たいていの交換機システムで
は、通話路が形成された後、一方の加入者が通話を中止
乃至終了すると、即ち送受器がフックオン状態になる
と、相手方の加入者にビジートーンを送出する。そし
て、相手方加入者の自動応答システムはこれを検出する
ことによって終話状態を認識することになる。したがっ
て、従来の自動応答システムでは、発呼者が送受器をフ
ックオン状態にした後、ビジートーンを検出するまでの
間録音状態を維持するが、この録音状態は実際には終話
後約12秒経過後に遮断される。即ち、自動応答システ
ムがビジートーンを検出するためには12秒程度かか
り、すると自動応答システムの記録媒体には、発呼者に
よるメッセージに加えてビジートーンまでも録音されて
しまうという問題点がある。
【0005】この問題に対する解決策の一つとして録音
されたメッセージのうち不必要な録音内容に該当する時
間(例えば、録音終了時点から約6秒前以降の時間)を
事後的に消去することが考えられる。しかし、この解決
策では不要な録音内容を消去する操作をさらに行わなけ
ればならないという点で不便であり、また消去する不要
な録音時間がどの程度であるかを正確に把握することも
困難である。したがって、この方法は不必要な録音内容
を除去できる根本的な解決策とはなりえないものであ
る。
【0006】特にまた、ビジートーンはいくつかのカデ
ンス(cadence) に分類されており、世界の各国毎あるい
は地域ごとにそのうちのいずれか一つあるいは数種が選
択的に使用されている。そのため、他の国乃至地域の局
設交換機から送信されてくるビジートーンが多様な種類
のカデンスのうちの何れのカデンスパターンを採用する
ものであるのか、ということを考慮に入れずに自動応答
システムがビジートーンを正確に検出するためには、約
12秒程度の長い検出時間が必要となる。従って自動応
答システムの記録媒体には約12秒乃至それ以上の時間
の間に発信されるビジートーンを含む不要な情報をも録
音されるため、記録媒体を効率的に利用することが困難
である。
【0007】ところが、自動応答システムが各種ビジー
トーンのカデンスパターンを予め認識している場合に
は、自動応答システムは、他の国乃至地域の局設交換機
から発信されるビジートーンを検出するのに6秒程度の
時間しかかからず、大幅に不要な録音を短縮することが
可能である。したがって、不要な録音を根本的に防止す
るためには、送信されるビジートーンをできるだけ迅速
且つ正確に識別できるようにすることが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、第一に、自動応答システムにおいて短時間で且つ正
確に発呼者の用件録音を完了させることのできる方法を
提供することにある。
【0009】第二に、自動応答システムにおいて不要な
録音を排除することで記録媒体の利用効率を高めること
のできる方法を提供することにある。
【0010】第三に、自動応答システムにおいて各国家
乃至地域毎のビジートーンカデンスの異同に関係なく短
時間でビジートーンを検出し識別することのできる方法
を提供することにある。
【0011】第四に、自動応答システムにおいて国家乃
至地域ごとに規格化されたビジートーンを短時間で検出
し識別する方法を提供することにある。
【0012】第五に、ビジートーンをより速やかに検出
し識別するためのビジートーン事前学習方法を提供する
ことにある。
【0013】第六に、通話終了を示すビジートーンをよ
り迅速に識別するためのソフトウェア的な方法を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的により本
発明は、各種のビジートーンを事前学習している自動応
答システムによるビジートーンの識別方法であって、通
話路を通じて入力される信号の第1、第2レベルを検出
する第1過程と、これら第1、第2レベルについて所定
の周期でサンプリングし、前記各レベルに対応する2値
論理値を生成する第2過程と、この生成される2値論理
値をアップカウントする第3過程と、異なるレベルに遷
移するまでの前記アップカウント値が、事前学習したビ
ジートーンのパターンにあてはまる有効カウント値の範
囲内にあるか否かを判断する第4過程と、前記アップカ
ウント値が有効カウント値の範囲内にあれば、当該入力
された信号をビジートーンとして検出する第5過程と、
を含むビジートーンの識別方法を提供する。
【0015】ここで、上記有効カウント値の範囲は、事
前学習したビジートーンの第1レベル及び第2レベルの
各間隔をサンプリング周期でカウントした値の近似値に
設定される。より具体的には有効カウント値の範囲は、
事前学習したビジートーンの第1レベル及び第2レベル
の各間隔をサンプリング周期でカウントした値の上下1
0%以内の範囲に設定される。
【0016】また、上記有効カウント値の範囲は、ビジ
ートーンの第1レベルの間隔をサンプリング周期でカウ
ントした値の上下10%である第1有効カウント値の範
囲と、ビジートーンの第2レベルの間隔をサンプリング
周期でカウントした値の上下10%である第2有効カウ
ント値の範囲とからなるものである。
【0017】更に、有効カウント値の範囲は、ビジート
ーンの第1レベルの間隔をサンプリング周期でカウント
した値の上下10%である第1有効カウント値の範囲
と、ビジートーンの第2レベルの第1間隔をサンプリン
グ周期でカウントした値の上下10%である第2有効カ
ウント値の範囲と、ビジートーンの第2レベルの第2間
隔をサンプリング周期でカウントした値の上下10%で
ある第3有効カウント値の範囲とからなる。
【0018】また、本発明は、自動応答システムにより
ビジートーンを識別する方法であって、電源オンにより
通話ループを形成し、所定時間待機してからビジートー
ンのカデンスを検出する第1過程と、所定周期で前記カ
デンスをサンプリングして2進論理値を生成し、蓄積す
る第2過程と、第2過程の終了により前記通話ループを
遮断する第3過程と、前記蓄積した2進論理値及び前記
サンプリング周期から前記ビジートーンのカデンスパタ
ーンを認識する第4過程と、通話形成して相手のメッセ
ージを録音しているときの入力信号について第1、第2
レベルを検出する第5過程と、これら第2レベル、第2
レベルについて所定の周期でサンプリングし、前記各レ
ベルに対応する2値論理値を生成する第6過程と、この
生成される2値論理値をアップカウントする第7過程
と、異なるレベルに遷移するまでの前記アップカウント
値が、前記認識されたビジートーンのカデンスパターン
に従い設定される少なくとも2つの有効カウント値の範
囲にあるか否かを判断する第8過程と、前記アップカウ
ント値が前記有効カウント値の範囲にある場合に、前記
入力信号をビジートーンとして検出する第9過程と、こ
のビジートーンの検出に応じて録音中止する第10過程
と、を実施することを特徴とするビジートーンの識別方
法を提供する。
【0019】ここで、上記サンプリング周期は、100
msecとされるものである。
【0020】更に、本発明は、オンーオフ周期が同一の
カデンスパターンをもつビジートーンを予め覚えた自動
応答システムによりビジートーンを識別する方法であっ
て、通話路を通じて入力される信号のオン−オフ状態を
検出する第1過程と、この検出されたオン−オフ状態を
所定周期でサンプリングして第1、第2の2値論理値を
生成する第2過程と、この生成された第1の2値論理値
のカウント値が覚えているビジートーンパターンのオン
状態の間にカウントされるべき第1有効カウント値の範
囲にあるか否かを判断する第3過程と、前記第1の2値
論理値のカウント値が前記第1有効カウント値の範囲に
あると、エッジカウンタの値をアップカウントする第4
過程と、前記生成された第2の2値論理値のカウント値
が覚えているビジートーンパターンのオフ状態の間にカ
ウントされるべき第2有効カウント値の範囲にあるか否
かを判断する第5過程と、前記第2の2値論理値のカウ
ント値が前記第2有効カウント値の範囲にあると、前記
エッジカウンタをアップカウントする第6過程と、前記
第4過程及び第6過程でアップカウントされる前記エッ
ジカウンタのカウント値が、覚えているビジートーンの
パターンを認識するために設定されたカウント値になる
かどうかを判断する第7過程と、この第7過程で両カウ
ント値が一致すると当該入力された信号をビジートーン
として検出する第8過程と、を含むビジートーンの識別
方法を提供する。
【0021】ここで、上記第1有効カウント値の範囲と
第2有効カウント値の範囲とは同一であるように設定す
るとよい。あるいは、第1有効カウント値の範囲と第2
有効カウント値の範囲は、ビジートーンのオン−オフ間
隔をサンプリング周期でカウントした値の上下10%内
の範囲とするとよい。また、上記エッジカウンタのカウ
ント値は4とするとよい。
【0022】更にまた、本発明は、オン−オフ周期が相
互に異なるカデンスパターンのビジートーンを予め覚え
た自動応答システムによりビジートーンを識別する方法
であって、通話路を通じて入力される信号のレベルを検
出する第1過程と、この検出されたレベルについて所定
周期でサンプリングして第1、第2の2値論理値を生成
する第2過程と、この生成される第1の2値論理値のカ
ウント値が、覚えているビジートーンパターンのオン状
態の間にカウントされるべき第1有効カウント値の範囲
にあるか否かを判断する第3過程と、前記第1の2値論
理値のカウント値が前記第1有効カウント値の範囲にあ
ると、エッジカウンタのカウント値をアップカウントす
る第4過程と、前記生成される第2の2値論理値のカウ
ント値が、覚えているビジートーンパターンの第1オフ
状態の間にカウントされるべき第2有効カウント値の範
囲にあるか否かを判断する第5過程と、前記第2の2値
論理値のカウント値が前記第2有効カウント値の範囲に
あると、前記エッジカウンタのカウント値をアップカウ
ントする第6過程と、前記第4過程及び第6過程でアッ
プカウントされる前記エッジカウンタのカウント値が覚
えているビジートーンパターンに応じて設定されたカウ
ント値になるかどうかを判断する第7過程と、この第7
過程で両カウント値が一致すると、前記生成される第2
の2値論理値が覚えているビジートーンパターンの第2
オフ状態の間にカウントされるべき第3有効カウント値
の範囲にあるかどうかを判断する第8過程と、前記第2
の2値論理値のカウント値が前記第3有効カウント値の
範囲にあると、当該入力された信号をビジートーンとし
て検出する第9過程と、を含むビジートーンの識別方法
を提供する。
【0023】ここで、上記第1、第2、及び第3有効カ
ウント値の範囲は、ビジートーンのオン−オフ間隔をサ
ンプリング周期でカウントしたカウント値の上下10%
の範囲に設定するとよい。また、上記エッジカウンタの
カウント値は3あるいは5に設定するとよい。
【0024】加えて、本発明は、通話終了を示すビジー
トーンを認識するための自動応答システムによるビジー
トーンの事前学習方法であって、所定の操作で通話ルー
プを形成する第1過程と、交換機から入力される発信音
をスキップするために所定の時間トーン検出を行わない
第2過程と、前記スキップ時間後の所定時間で前記交換
機から入力されるビジートーンを所定のサンプリング周
期をもって基準信号レベルと比較し、2値論理値を生成
して蓄積する第3過程と、形成している通話ループを遮
断する第4過程と、前記蓄積した2値論理値及び前記サ
ンプリング周期から前記ビジートーンのカデンスパター
ンを認識する第5過程と、を含むビジートーンの事前学
習方法を提供する。
【0025】ここで、上記第2過程のスキップ時間は、
およそ15秒であり、また上記第3過程の所定時間は、
およそ20秒とするとよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1に本発明が適用される自動応答電話機
のブロック図を示す。制御部(CPU:Central Proces
sing Unit )10は、キー入力及び所定の入力信号に応
じて、それらに対応する各回路部の制御を行う。DTM
F受信機12は、チップ端子T及びリング端子Rから入
力され、通話路部24を通じて入力される電話番号に対
応するDTMF信号を受信して制御部10に出力する。
DTMF送信機14は、制御部10の制御により相手の
電話番号に対応するDTMF信号を送出する。EEPR
OM(Electrically Erasable and ProgrammbleROM)
16は、制御部10のアクセスにより、プログラムの実
行等に関するデータの蓄積及び出力を行う。RAM18
は、制御部10の制御を受けて所定のデータの蓄積を行
う。キーパッド20は、電話番号キー及び多数の機能キ
ーを備えており、キー操作によりキー入力を制御部10
に対して行う。リング識別部22は、一般加入者の電話
ラインのチップ端子Tとリング端子Rに接続され、リン
グ信号を検出して制御部10に知らせる。
【0028】通話路部24は、このチップ端子Tとリン
グ端子Rに接続され、制御部10の制御により通話路を
形成する。信号レベル検出部26は、通話路部24を通
じて入力されるビジートーンの信号レベルを検出して制
御部10に出力する。この信号レベル検出部26は、信
号を帯域フィルタリングする帯域通過フィルタ、帯域通
過フィルタの出力を整流及び平滑するための整流及び平
滑回路、及び整流及び平滑回路の出力を予め設定された
基準電圧と比較して所定のカデンスを有するディジタル
信号として出力する比較回路により構成することができ
る。
【0029】音声メモリ30は、制御部10の制御を受
ける音声合成部28により制御されて音声データを蓄積
し、蓄積された音声データを出力する。この音声データ
は、被呼者がマイクMCを通じて入力する発信メッセー
ジ(Outgoing message)であるか、あるいは発呼者が入力
する着信メッセージ(Incomming message) である。音声
合成部28は、通話路部24又はマイクMCから出力さ
れる音声信号にディジタル変換を施して符号化し、前記
音声メモリ30に蓄積された音声データを音声信号に合
成する。スピーカーSP及びマイクMCは、各々送受器
の受話器及び送話器に該当する。
【0030】図2に示す(A)から(C)の各分図は、
世界各国乃至地域で使用されているビジートーンを示す
もので、カデンスパターンの相違により大別して3つの
異なるパターンに分類される。これらビジートーンのカ
デンスパターンは、本発明による図3に示す事前学習プ
ログラムを実行する自動応答システムにより事前学習さ
れることになる。図1を参照すると、自動応答電話機
は、図3の事前学習を通じて各国乃至地域ごとの局設交
換機によるビジートーンが図2(A)から(C)の内、
いずれのパターンであるかを認識する。このカデンスパ
ターンは、ビジートーンのカデンス(オン−オフとされ
る時間間隔ta1とta2、tb1とtb2とtb3、
tc1とtc2とtc3)が反復される態様に応じて認
識されることになる。
【0031】次に、ビジートーンを事前学習する方法に
ついて、図1及び図3を参照して説明する。図3による
ビジートーンの事前学習は、自動応答電話機の内部で通
話ラインを形成した後に、局設交換機から発信音が発信
されている約10秒間に全く電話番号を入力しないとビ
ジートーンが発信される、という場合を想定するもので
ある。
【0032】図3において、使用者が自動応答システム
を電源オンさせると制御部10はこれを検出し(ステッ
プ100)、通話路部24を制御して通話ラインを接続
する(ステップ102)。これに応じて局設交換機は発
信音を発信し、この発信音は通話路部24と信号レベル
検出部26を介して制御部10に入力される。この間、
制御部10は、この発信音をスキップするために一定時
間TW1(約15秒)の間信号レベル検出部26をオフ
させる(ステップ104)。
【0033】時間TW1が経過すると通話ラインが非接
続とされ、局設交換機からビジートーンが送信されてく
ることになる。すると次の一定時間TW2(約20秒)
の間、制御部10は信号レベル検出部26をオン状態と
して、前記ビジートーンの信号レベルの検出を行えるよ
うにする(ステップ106)。そして、この制御部10
による制御の下、信号レベル検出部26は、通話路部2
4を通じて入力されるビジートーンを予め設定されてい
る基準レベルTLEV と比較しビジートーンの信号レベル
を検出して、その信号レベルに対応する論理状態(オン
状態又はオフ状態)を制御部10に出力する。この場
合、信号レベル検出部26の基準レベルT LEV は、一般
的には−43dBm乃至−48dBm程度が望ましい。
【0034】制御部10は、信号レベル検出部26から
出力された前記信号レベルの論理状態を一定時間TW2
の間に読み取り、100msecごとの周期でサンプリ
ングし、それに対応した論理値“1”又は“0”を生成
する(ステップ108)。その後制御部10は、ステッ
プ108で生成した論理値を順番にRAM18に蓄積す
る(ステップ109)。なお、このRAM18に蓄積さ
れる論理値の個数は200個(=20sec/100m
sec)である。
【0035】次に制御部10は、通話路部24を制御し
て通話ラインを遮断する(ステップ110)。そして、
RAM18に蓄積されているサンプリングされた論理値
の状態を分析し、当該ビジートーンを送信した国乃至地
域の局設交換機で用いるビジートーンが図2に示すいず
れのパターンに属するかを認識し、またそのパターンの
ビジートーンカデンスを検出する(ステップ112)。
このステップ112で、ビジートーンのパターン及びカ
デンスの把握(オン−オフ時間値の識別)がすべて行わ
れると、ビジートーンの事前学習は終了する。その後も
自動応答電話機は、図3に示す事前学習プログラムを通
じて、着信する各種のビジートーンを検出することがで
きる。
【0036】次に、図3示す事前学習の結果に基づいて
ビジートーンを検出し識別する方法について図4を参照
しつつ説明する。
【0037】図1に示す自動応答電話機は、外部からの
着信により通話ラインを形成し、被呼者が予め録音した
挨拶メッセージを発呼者に対して送出した後に発呼者メ
ッセージを録音する(ステップ200)。このメッセー
ジ録音状態のとき(ステップ200)、制御部10は信
号レベル検出部26が所定の信号レベルを検出したかど
うかをチェックする(ステップ202)。そして、所定
の信号レベルが検出されるとステップ204に進み、事
前学習により認識した第1、第2、第3ビジートーン識
別モードのサブルーチンを実行することになる。以下に
詳述するこのビジートーン識別モードのサブルーチンで
は、前記事前学習の結果に基づく図6、図8、及び図1
0の各フローチャートのうちの一つを選択的に実行する
ことにより、非常に短時間でビジートーンを識別するこ
とが可能である。こうしてビジートーンが識別される
と、制御部10は、メッセージ録音の中断及び通話ライ
ンを遮断する(ステップ206)。すなわち、制御部1
0は、音声合成部28を制御して着信メッセージの録音
を中止させ、通話路部24を制御して通話ラインを非接
続とする。
【0038】次に、図4のステップ204で制御部10
が遂行する3つのビジートーン識別モードサブルーチン
の制御動作を詳細に説明する。
【0039】第1ビジートーン識別モードのサブルーチ
ン動作;第1ビジートーン識別モード(以下、第1トー
ン識別モードという)サブルーチンの動作について、図
5(A)及び(B)並びに図6を参照して説明する。
【0040】図5(A)及び(B)は、ビジートーンが
図2(A)のような波形であるときに識別可能なビジー
トーンの形態をそれぞれ示している。図2(A)に示し
たビジートーン波形の特徴は、オン−オフ状態の時間間
隔ta1とta2とが相互に同じとなっていることにあ
る。また図5(A)は、図2(A)のビジートーンの初
期入力波形が“オフ”状態である場合にビジートーンを
識別する基準を示す図であり、図5(B)は前記ビジー
トーンの初期入力波形が“オン”状態の場合にビジート
ーンを識別する基準を示す図である。そしてこれら各図
に示す符号SMPは、信号レベル検出部26がビジート
ーンをサンプリングするときのサンプリングポイントを
示しており、例えば100msec周期にサンプリング
が行われる。
【0041】図6は、図5(A)及び(B)に示すビジ
ートーンを識別する第1トーン識別モードサブルーチン
の制御フローチャートである。この第1トーン識別モー
ドサブルーチンによるビジートーン識別方法の特徴的な
方法についてその概略を説明する。制御部10は、信号
レベル検出部26を通じて入力されるビジートーンのオ
ン−オフ状態を判断する。ここでもしビジートーンがオ
フ状態であると判断すると、制御部10は、一定周期の
各サンプリングタイミングに応じてオン状態の信号論理
値をカウントするカウンタCOUNT1でカウントした
カウント値が、ビジートーンがオン状態の間にカウント
されるべき有効カウント値の範囲内にあるかを判別し
(α1<COUNT1<α2)、その範囲内にある場合
にはエッジカウンタECのカウント値をアップカウント
する。
【0042】これに対して、ビジートーンがオン状態で
あると判断すると、制御部10は、一定周期の各サンプ
リングタイミングに応じてオフ状態の信号論理値をカウ
ントするカウンタCOUNT0でカウントしたカウント
値が、ビジートーンがオフ状態の間にカウントされるべ
き有効カウント値の範囲内にあるかを判別し(β1<C
OUNT0<β2)、その範囲内にある場合にはエッジ
カウンタECでカウント値をアップカウントする。
【0043】制御部10は、ビジートーンのオン−オフ
状態の連続に応じて上記のような過程を繰り返し、この
過程中に前記エッジカウンタECでカウントしたカウン
ト値が予め定められたアップカウントの最終カウント値
に達すると、当該ビジートーンが事前学習により既に認
識してあるビジートーンと同じビジートーンであること
を識別することになる。
【0044】次に、図6に示す特徴的な方法により、こ
の第1識別モードによるビジートーンの識別動作を詳述
する。
【0045】制御部10は、信号レベル検出部26から
出力される信号レベルの論理状態を読み取り、100m
sec毎の周期でサンプリングするように信号レベル検
出部26を制御する(ステップ300)。そして、各周
期ごとにサンプリングされた“1”又は“0”の論理値
を生成する(ステップ302)。その後、制御部10
は、順に入力される1番目の論理値が“0”又は“1”
のいずれであるかを判断する(ステップ304)。その
結果、1番目の論理値が“0”であると判断すると(図
5(A)のような波形)、制御部10は、カウンタCO
UNT0で1回カウントを行い(ステップ306)、反
対に論理“1”であると判断すると(図5(B)のよう
な波形)カウンタCOUNT1で1回カウントを行うよ
うに作動する(ステップ318)。なお、以下の説明で
は1番目の論理値が“0”となる場合、つまりビジート
ーンが図5(A)のような波形である場合のビジートー
ン識別方法について説明する。
【0046】カウンタCOUNT0で1回カウントを行
うと(ステップ306)、制御部10は、COUNT1
でカウントしたカウント値がα1とα2の間にあるか否
かを判断する(ステップ308)。この「α1」とはt
a1−ta1/10、また「α2」とはta1+ta1
/10のことである。ところが、このCOUNT1は、
ビジートーンがオン状態のとき、100msec周期ご
との各サンプリングポイントに対応して1回アップカウ
ントされるカウンタであるため、この実施形態において
現時点ではこれまで一度もカウントされていない。その
ためカウンタCOUNT1でカウントしたカウント値は
α1とα2の間にないので、次に制御部10はステップ
312の実行に移る。ステップ312では、図5(A)
に示すようにエッジカウンタECでカウント値を“0”
(EC=0)に設定する。
【0047】次に制御部10は、カウンタCOUNT1
でカウントしたカウント値を“0”にリセットし(ステ
ップ314)、そしてエッジカウンタECによるカウン
ト値が“4”であるかどうかを判断する(ステップ31
6)。しかし、現時点でエッジカウンタECのカウント
値は“0”のままであり、まだEC=4に達していない
ので、制御部10は、再びステップ304に戻って次の
サンプリングポイントに対応する論理値の状態を判断す
る。図5(A)を参照すると、次のサンプリングポイン
トでの論理値も“0”である。したがって制御部10
は、ステップ304で論理値“1”を検出するまで、上
述した各ステップ306、308、312、314、3
16を繰り返し実行することになる。即ち、図5(A)
において最初のta1が立ち上がるまでの間にあるサン
プリングポイントの個数分に応じて、304〜314及
び316までの一連のステップが反復され、その反復回
数と同じ回数だけカウンタCOUNT0でカウントされ
ることになる。
【0048】そして、図5(A)に示す最初のta1の
立ち上がり時とサンプリングポイントが一致すると、制
御部10は、ステップ304で論理値“1”を検出する
ことになる。すると制御部10は、カウンタCOUNT
1で1回カウントを行う(ステップ318)。
【0049】ステップ318に続いて、制御部10は、
カウンタCOUNT0でカウントしたカウント値がβ1
とβ2との間にあるかどうかを判断する(ステップ32
0)。この「β1」とはta2−ta2/10、また
「β2」とはta2+ta2/10のことである。ここ
で、このCOUNT0は、ビジートーンがオフ状態のと
きに一定周期ごとの各サンプリングポイントに対応して
カウントされるカウンタである。この実施形態では、前
記ステップ306において既にサンプリングポイントの
個数分だけ、即ちステップ304〜314及び316の
反復回数分だけCOUNT0でカウントしているので、
カウンタCOUNT0でカウントしたカウント値はβ1
とβ2との間にあることになる。これにより、制御部1
0は、エッジカウンタECで“1”をカウントする(ス
テップ322)。このEC=1の状態は、図5(A)に
示すようにビジートーン波形がオフからオンに遷移する
時点を示すものである。
【0050】このステップ322を遂行した後、制御部
10は、カウントCOUNT0でカウントしたカウント
値を“0”にリセットし(ステップ326)、エッジカ
ウンタECでカウントした値が“4”であるか否かを判
断する(ステップ316)。しかし、現在エッジカウン
タECのカウント値は“1”であり(ステップ32
2)、まだEC=4には達していないので、制御部10
は、再びステップ304に戻って次のサンプリングポイ
ントに対応する論理値の状態を判断する。図5(A)を
参照すると、次のサンプリングポイントの論理値も
“1”である。したがって、制御部10は、上述したス
テップ304、318、320、324、326、及び
316を繰り返し実行することになる。即ち、ステップ
304で論理値“0”を検出するまで、つまり図5
(A)においてビジートーンが次のオフ状態となる時点
を検出するまでのサンプリングポイントの個数分に応じ
て、前記304〜326及び316の一連のステップが
反復され、その反復回数と同じ回数だけカウンタCOU
NT1でカウントが行われることになる。但し、2回目
以降のときにはEC=0のリセットは行わず、ステップ
320は飛び越すようになる。
【0051】そして、ステップ304で論理値“0”を
検出すると、制御部10は、カウンタCOUNT0で1
回カウントを行う(ステップ306)、次にカウンタC
OUNT1でカウントしたカウント値がα1とα2の間
にあるかを判断する(ステップ308)。このカウンタ
COUNT1でのカウント値は、前記したように、ステ
ップ318で既にサンプリングポイントの個数分だけ、
即ち304〜326及び316の各ステップを反復した
回数だけカウントされているので、カウンタCOUNT
1でカウントしたカウント値はα1とα2との間にあ
る。したがって、制御部10は、エッジカウンタECで
1回カウントを行う(ステップ310)。こうして、エ
ッジカウンタECのカウント値は“2”となる。
【0052】その後、制御部10は、カウンタCOUN
T1によるカウント値を“0”にリセットするとともに
(ステップ314)、エッジカウンタECによるカウン
ト値が“4”であるかどうかを比較する(ステップ31
6)。このときにも現在のエッジカウンタECによるカ
ウント値は4にはなっていないので、再びステップ30
4に戻ることになる。
【0053】以上説明したように、制御部10は、ビジ
ートーンが図5(A)に示すようにオフ−オン状態で所
定の周期で入力されることにより、図6の左のルーチン
と右のルーチンを交互に反復実行し、それに応答してエ
ッジカウンタECによるカウント値を1回づつカウント
していく。そして、エッジカウンタECのカウント値が
“4”であることを検出すると(ステップ316)、入
力されるビジートーンが図3に示す事前学習により既に
認識しているビジートーンと同じビジートーンであるこ
とを識別することになる。
【0054】以上の説明では図5(A)に示す波形につ
いて説明してきたが、図5(B)に示すように最初に入
力される論理値が“1”で入力される場合も、図5
(A)とほぼ同じように動作する。異なる点は、最初に
ビジートーンがオフ状態に遷移するときに、エッジカウ
ンタECでカウント値がカウントされることである。こ
のとき制御部10は、図6のステップ324でエッジカ
ウンタECによるカウント値を“0”に、すなわちEC
=0に設定する。その後、ビジートーンが図5(B)に
示すようにオン−オフ状態で周期的に入力されるに従っ
て、制御部10は、図6に示す左のルーチンと右のルー
チンを交互に反復実行し、それに応じてエッジカウンタ
ECでカウント値を1回づつカウントすることになる。
こうして制御部10は、ステップ316でエッジカウン
タECでのカウント値が“4”に達すると、入力される
ビジートーンが図3の事前学習により既に認識済のビジ
ートーンと同じビジートーンであることを識別すること
になる。
【0055】第2ビジートーン識別モードのサブルーチ
ン動作;次に第2ビジートーン識別モード(以下、第2
トーン識別モードという)サブルーチンの動作につい
て、図7(A)及び(B)並びに図8を参照して説明す
る。
【0056】図7(A)及び(B)は、ビジートーンが
図2(B)のような波形のときに識別可能なビジートー
ンの形態をそれぞれ示している。図2(B)に示したビ
ジートーン波形の特徴は、オン−オフ状態の時間間隔t
b1、tb2及びtb3とがそれぞれ相互に異なる周期
となっていることにある。また図7(A)は、図2
(B)のビジートーンの初期入力波形が“オフ”状態の
場合にビジートーンを識別する基準を示す図であり、図
7(B)は前記ビジートーンの初期入力波形が“オン”
状態の場合にビジートーンを識別する基準を示す図であ
る。
【0057】図8は、図7(A)及び(B)に示すビジ
ートーンを識別する第2トーン識別モードサブルーチン
による制御フローチャートである。この第2トーン識別
モードサブルーチンによるビジートーン識別方法の特徴
的な方法についてその概略を説明する。制御部10は、
信号レベル検出部26を通じて入力されるビジートーン
の信号レベルの論理状態(オン状態あるいはオフ状態)
を判断する。ここでもし、ビジートーンがオフ状態であ
ると判断すると、制御部10は、一定周期の各サンプリ
ングタイミングに応じてオン状態の信号論理値をカウン
トするカウンタCOUNT1でカウントしたカウント値
が、時間間隔tb1に示すようなビジートーンオン状態
の間にカウントされるべき第1有効カウント値の範囲内
にあるかどうかを判別し(α1<COUNT1<α
2)、その範囲内にある場合にはエッジカウンタECで
カウント値をアップカウントする。
【0058】これに対して、ビジートーンがオン状態で
あると判断すると、制御部10は、一定周期の各サンプ
リングタイミングに応じてオフ状態の信号論理値をカウ
ントするカウンタCOUNT0でカウントしたカウント
値が、時間間隔tb2に示すようなビジートーンオフ状
態の間にカウントされるべき第2有効カウント値の範囲
内にあるか否かを判別し(β1<COUNT0<β
2)、その範囲内にある場合にはエッジカウンタECで
カウント値をアップカウントする。
【0059】そして制御部10は、ビジートーンのオン
−オフ状態の連続に応じて上記のような過程を繰り返
し、この過程中にエッジカウンタECによるカウント値
が予め定められた最終カウント値の直前の値に達する
と、オフ状態の信号論理値を計測するカウンタCOUN
T0でカウントしたカウント値が、時間間隔tb3に示
すようなオフ状態の間にカウントされるべき第3有効カ
ウント値の範囲内にあるかどうかを判別し(γ1<CO
UNT0<γ2)、その範囲内にある場合には、当該ビ
ジートーンが既に述べた図3に示す事前学習により認識
してあるビジートーンと同じビジートーンであることを
識別することになる。
【0060】次に、図8に示す特徴的な方法により、こ
の第2トーン識別モードによるビジートーンの識別方法
を詳述する。
【0061】制御部10は、信号レベル検出部26から
出力される信号レベルの論理状態を読み取り、100m
secごとの周期でサンプリングする(ステップ40
0)。そして、100msecの各周期ごとにサンプリ
ングされた“1”又は“0”の論理値を生成する(ステ
ップ402)。その後、制御部10は、順に入力される
1番目の論理値が“0”又は“1”のうちのいずれであ
るかを判断する(ステップ404)。その結果、1番目
の論理値が“0”であると判断すると(図7(A)のよ
うな波形)、制御部10は、カウンタCOUNT0で1
回カウントを行い(ステップ406)、反対に論理値が
“1”であると判断すると(図7(B)のような波形)
カウンタCOUNT1で1回カウントを行うように作動
する(ステップ418)。なお、以下の説明では1番目
の論理値が“0”となる場合、つまりビジートーンが図
7(A)のような波形である場合のビジートーン識別方
法について説明する。
【0062】カウンタCOUNT0で1回カウントを行
うと(ステップ406)、制御部10は、カウンタCO
UNT1でカウントしたカウント値がα1とα2の間に
あるかどうかを判断する(ステップ408)。この「α
1」とはtb1−tb1/10、また「α2」とはtb
1+tb1/10のことである。しかしながら、このカ
ウンタCOUNT1は、ビジートーンがオン状態のと
き、100msec周期ごとの各サンプリングポイント
に対応して1回づつアップカウントされるカウンタであ
るため、現時点ではこれまで一度もカウントされていな
い。そのためカウンタCOUNT1でなされたカウント
値はα1とα2の間にはないので、次に制御部10はス
テップ412の実行に移ることになる。このステップ4
12では、図7(A)に示すようにエッジカウンタEC
でカウント値を“0”(EC=0)に設定する。
【0063】次に制御部10は、カウンタCOUNT1
でカウントしたカウント値を“0”にリセットした後
(ステップ414)、再びステップ404に戻って次の
サンプリングポイントに対応する論理値の状態を判断す
る。図7(A)を参照すると、このときの論理値も
“0”の状態である。したがって制御部10は、ステッ
プ404で論理値“1”を検出するまで、上述した各ス
テップ406、408、412、414、404を繰り
返して実行することになる。即ち、図7(A)において
最初のta1が立ち上がるまでの間にあるサンプリング
ポイントの個数分に応じて、404〜414までの一連
のステップが反復され、その反復回数と同じ回数だけカ
ウンタCOUNT0でカウントが行われることになる。
【0064】そして、制御部10は、ステップ404で
論理値“1”を検出すると、カウンタCOUNT1でカ
ウント値を1回カウントする(ステップ418)。次に
制御部10は、エッジカウンタECでカウントしたカウ
ント値が“3”であるか又は“3”より大きいか(EC
≧3)を判断し、その結果、“YES”のときはステッ
プ428に進み、“NO”のときはステップ422に進
むことになる。ところがこの実施形態においては現在の
エッジカウンタECによるカウント値は“0”なので、
制御部10は、次にステップ422に進む。
【0065】ステップ422では制御部10は、カウン
タCOUNT0でカウントした値がβ1とβ2の間にあ
るか否かを判断する。この「β1」とはtb2−tb2
/10、また「β2」とはtb2+tb2/10のこと
である。このカウンタCOUNT0は、ビジートーンが
オフ状態のときに一定周期ごとの各サンプリングポイン
トに対応してカウントされるカウンタである。この実施
形態では前記したように、ステップ406において既に
サンプリングポイントの個数分だけ、即ちステップ40
4〜414の反復回数分だけCOUNT0でカウントを
行っているので、カウンタCOUNT0でなされたカウ
ント値はβ1とβ2との間にある。これにより、制御部
10は、エッジカウンタECで“1”回カウントを行う
(ステップ424)。すなわち、EC=1となる。この
EC=1の状態は、図7(A)に示すようにビジートー
ン波形がオフからオンに遷移する時点を示すものであ
る。
【0066】このステップ424を実行すると制御部1
0は、カウンタCOUNT0でカウントしたカウント値
を“0”にリセットし(ステップ426)、ステップ4
04に戻って次のサンプリングポイントに対応する論理
値の状態を判断する。図7(A)を参照すると、次のサ
ンプリングポイントに対応する論理値も“1”である。
この場合には、制御部10は上述したステップ404、
418、420、422、430、及び426を繰り返
し実行することになる。即ち、上記ステップ404で論
理値“0”を検出するまで、つまり図7(A)において
ビジートーンが第2番目のオフ状態tb2となる時点を
識別するまでの間にあるサンプリングポイントの個数分
に応じて、前記404〜426までの一連のステップが
反復され、その反復回数と同じ回数だけカウンタCOU
NT1でカウントを行うことになる。但し、2回目以降
のときにはEC=0のリセットは行わず、ステップ43
0は飛び越すようになる。
【0067】次にステップ404で論理値“0”を検出
すると、制御部10は、カウンタCOUNT0で1回カ
ウントを行い(ステップ406)、カウンタCOUNT
1でなされたカウント値がα1とα2の間にあるかどう
かを判断する(ステップ408)。このカウンタCOU
NT1は、前記したように、ステップ418で既にサン
プリングポイントの個数分だけ、即ち404〜426の
各ステップを反復した回数だけカウントされているの
で、カウンタCOUNT1でカウントした値はα1とα
2との間にあることになる。したがって、制御部10
は、エッジカウンタECで1回カウントを行う(ステッ
プ410)。こうして、エッジカウンタECによるカウ
ント値は2となる。その後、制御部10は、カウンタC
OUNT1で行ったカウント値を“0”にリセットする
とともに(ステップ414)、さらにステップ404に
戻ることになる。
【0068】このように、制御部10は、ビジートーン
が図7(A)に示すようにオフ−オン状態で周期的に入
力されるに従って、上述したように図8に示す左のルー
チンと右のルーチンを交互に反復実行し、それに応じて
エッジカウンタECでカウント値を1回づつカウントし
ていく。この実施形態では、ステップ410におけるエ
ッジカウンタECでのカウント値は偶数的に即ち
“0”,“2”,“4”のようにカウントされるのに対
し、ステップ424では奇数的に即ち“1”,“3”,
“5”のように増加する。したがって、ステップ410
でエッジカウンタECによるカウント値が“4”とな
る。そしてこのときのカウンタCOUNT0でのカウン
ト値は、ビジートーンが時間間隔tb3のオフ状態の間
に論理値“0”を識別することによってアップカウント
された回数と同じ値となる。
【0069】こうしてエッジカウンタECによるカウン
ト値が“4”になって、次に制御部10に論理値“1”
が入力されると、ステップ418及び420を遂行す
る。即ち、制御部10は、現在のエッジカウンタECに
よるカウント値が“3”より大きいか又は“3”である
かを判断する(ステップ420)。この実施形態では現
在のエッジカウンタECによるカウント値は“4”、即
ちEC≧3となっているので、制御部10は、カウンタ
COUNT0でなされたカウント値がγ1とγ2の間に
あるかどうかを判断する(ステップ428)。この「γ
1」とはtb3−tb3/10、また「γ2」とはtb
3+tb3/10のことである。
【0070】そしてこのときのカウンタCOUNT0
は、ビジートーンが時間間隔tb3のオフ状態の間に入
力される論理値“0”を検出することに対応しており、
既にステップ406でアップカウントが行われているの
で、そのカウント値はγ1とγ2との間にあることにな
る。こうして制御部10は、入力されるビジートーンが
図3に示す事前学習により既に認識してあるビジートー
ンの内の一つと同じビジートーンであると識別すること
になる(ステップ434)。
【0071】以上の説明では、図7(A)に示す波形の
場合について説明したが、図7(B)に示すように最初
に入力される論理値が“1”である場合も、エッジカウ
ンタECがビジートーンのオン状態からカウントされる
という点を除いて、図7(A)とほぼ同じように動作し
てビジートーンを識別することが可能である。このとき
制御部10は、図8のステップ430でエッジカウンタ
ECによるカウント値を“0”、即ちEC=0に設定す
ることになり、またステップ424ではエッジカウンタ
ECが“2”,“4”のように偶数的にカウントされる
のに対して、ステップ410では“1”,“3”のよう
に奇数的にカウントされることになる。
【0072】この場合、ステップ410でエッジカウン
タEC=3をカウントした後の動作について説明すると
次のようになる。エッジカウンタECによるカウント値
が“3”となると、このときのカウンタCOUNT0で
カウントしたカウント値は、図7(B)で示すように、
ビジートーンが時間間隔tb3のオフ状態の間の論理値
“0”を検出することに対応してステップ406でアッ
プカウントを行う。時間間隔tb3のオフ状態が終了す
ると次に制御部10に入力される論理値は“1”となる
ので、次に制御部10は、ステップ418及び420を
遂行する。つまり、現在のエッジカウンタECによるカ
ウント値が“3”より大きいか又は“3”と同じである
かを判断する(ステップ420)が、この実施形態では
現在のカウント値は“3”すなわちEC≧3に該当する
ことになる。したがって制御部10は、カウンタCOU
NT0によるカウント値がγ1とγ2との間にあるか否
かを判断する(ステップ428)。この「γ1」とはt
b3−tb3/10、また「γ2」とはtb3+tb3
/10のことである。
【0073】このときのカウンタCOUNT0は、ビジ
ートーンが時間間隔tb3のオフ状態の間に入力される
論理値“0”を検出することに対応してステップ406
で既にアップカウントされているので、そのカウント値
はγ1とγ2との間にあることになる。これにより制御
部10は、入力されるビジートーンが図3に示す事前学
習により既に認識してあるビジートーンと同じビジート
ーンであることを識別することができることになる(ス
テップ434)。
【0074】第3ビジートーン識別モードのサブルーチ
ン動作;第3ビジートーン識別モード(以下、第3トー
ン識別モードという)サブルーチンの動作について、図
9(A)及び(B)並びに図10を参照して説明する。
【0075】図9(A)及び(B)は、ビジートーンが
図2(C)のような波形のときに識別可能なビジートー
ンの形態をそれぞれ示している。図2(C)に示したビ
ジートーン波形の特徴は、図2(B)に示した波形と同
様にオン−オフ状態の時間間隔tc1、tc2、及びt
c3がそれぞれ相互に異なる周期となっていることであ
る。しかし、この図2(C)のビジートーンの波形の図
2(B)のビジートーンの波形との対比における特徴点
は、ビジートーンのオン−オフされるパターンが図2
(B)のビジートーンのパターンとは異なるという点で
ある。つまり、図2(B)に示したビジートーンのパタ
ーンは「時間間隔tb1(オン状態)→tb2(オフ状
態)→tb1(オン状態)→tb3(オフ状態)」とさ
れるのに対して、図2(C)に示すビジートーンのパタ
ーンは「時間間隔tc1(オン状態)→tc2(オフ状
態)→tc1(オン状態)→tc2(オフ状態)→tc
1(オン状態)→tc3(オフ状態)」とされることで
ある。
【0076】また、図9(A)は、図2(C)のビジー
トーンの初期入力波形が“オフ”状態の場合にビジート
ーンを識別する基準を示すもので、図9(B)はビジー
トーンの初期入力波形が“オン”状態の場合にビジート
ーンを識別する基準を示すものである。そして、これら
図9(A)及び(B)に示すようなビジートーンを識別
する第3トーン識別モードサブルーチンは、図10に示
す制御フローチャートにより行われる。
【0077】図10に示す第3トーン識別モードは、時
間間隔の変数及び有効カウント値の範囲、並びにエッジ
カウンタECでのカウント値といった点を除けば、略図
8に示す第2トーン識別モードによるビジートーンの識
別方法と同じである。つまり、図8における時間間隔の
変数tb1,tb2,tb3は、図10においてそれぞ
れtc1,tc2,tc3に対応し、図8における有効
カウント値の範囲α1及びα2,β1及びβ2,γ1及
びγ2は、図10においてそれぞれδ1及びδ2,ε1
及びε2,ζ1及びζ2に対応する。したがって、ここ
にいう「δ1」とはtc1−tc1/10、「δ2」と
はtc1+tc1/10、「ε1」とはtc2−tc2
/10、「ε2」とはtc2+tc2/10のことを各
々意味する。また、「ζ1」とはtc3−tc3/1
0、「ζ2」とはtc3+tc3/10のことである。
そして、図8のステップ420のEC≧3は図10のス
テップ520のEC≧5に対応する。
【0078】このように値を対応させると、図10の第
3トーン識別モードサブルーチン動作と図8の第2トー
ン識別モードサブルーチン動作とは同じになる。したが
って、第3トーン識別モードサブルーチンの動作説明
は、第2トーン識別モードサブルーチンの動作により当
業者であれば容易に理解することができるので省略す
る。
【0079】上述した第1、第2、第3トーン識別モー
ドのサブルーチンにより、制御部10は、遅くともビジ
ートーンの2〜3周期以内にビジートーンを識別するこ
とが可能である。また、ビジートーンを速やかに識別す
ると、制御部10は、図4に示すステップ206のよう
にメッセージの録音中断を実行するので、不必要な内容
(無音またはビジートーン)が記録媒体には極力録音さ
れないようにすることが可能である。
【0080】なお、以上の説明ではデータ通信端末機と
して自動応答電話機を典型例として説明したが、これに
限られずに本発明の思想に立脚すると、自動応答機能を
備えるいずれの端末機、例えばファクシミリその他にも
適用可能である。なお、この場合のビジートーンの識別
はモデムで実行するようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明は、事前学
習により予め各国乃至地域ごとの局設交換機に応じて規
格の異なる多種多様のビジートーンを認識し、その認識
したビジートーンに基づいて現在発信されているビジー
トーンの種類を識別できるので、あらゆるビジートーン
信号を迅速に識別できるという長所がある。したがっ
て、発呼者が伝言入力を終了して通話回線を非接続とし
た後、極めて迅速に通話状態及び録音状態を遮断するこ
とができるので、自動応答システムにおける記録媒体の
利用効率をより一層高めることができる。特に、被呼者
が録音内容を再生する際に、不要な録音内容が10数秒
以上も再生されてしまうという従来の自動応答システム
で問題とされていた再生上の煩わしさを防止することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるの自動応答電話機の実施形
態を示すブロック構成図。
【図2】各種のビジートーンを示す波形図。
【図3】本発明による各種のビジートーンを認識するた
めの事前学習方法を示フローチャート。
【図4】ビジートーンの事前学習によるビジートーンの
識別方法を説明するフローチャート。
【図5】分図(A)は、図2(A)のようなビジートー
ン波形の場合にビジートーンの初期入力波形が、オフ状
態のときに識別できるビジートーンの波形図であり、分
図(B)は、図2(A)のようなビジートーン波形の場
合にビジートーンの初期入力波形が、オン状態のときに
識別できるビジートーンの波形図。
【図6】図5(A)及び(B)による第1トーン識別モ
ードによるビジートーン識別方法のサブルーチン制御を
説明するフローチャート。
【図7】分図(A)は、図2(B)のようなビジートー
ン波形の場合にビジートーンの初期入力波形が、オフ状
態のときに識別できるビジートーンの波形図であり、分
図(B)は、図2(B)のようなビジートーン波形の場
合にビジートーンの初期入力波形が、オン状態のときに
識別できるビジートーンの波形図。
【図8】図7(A)及び(B)による第2トーン識別モ
ードによるビジートーン識別方法のサブルーチン制御を
説明するフローチャート。
【図9】分図(A)は、図2(C)のようなビジートー
ン波形の場合にビジートーンの初期入力波形が、オン状
態のときに識別できるビジートーンの波形図であり、分
図(B)は、図2(B)のようなビジートーン波形の場
合にビジートーンの初期入力波形が、オフ状態のときに
識別できるビジートーンの波形図。
【図10】図9(A)及び(B)による第3トーン識別
モードによるビジートーン識別方法のサブルーチン制御
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
10 制御部 16 EEPROM 18 RAM 24 通話路部 26 信号レベル検出部 28 音声合成部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のビジートーンを事前学習している
    自動応答システムによるビジートーンの識別方法であっ
    て、 通話路を通じて入力される信号の第1、第2レベルを検
    出する第1過程と、 これら第1、第2レベルについて所定の周期でサンプリ
    ングし、前記各レベルに対応する2値論理値を生成する
    第2過程と、 この生成される2値論理値をアップカウントする第3過
    程と、 異なるレベルに遷移するまでの前記アップカウント値
    が、事前学習したビジートーンのパターンにあてはまる
    有効カウント値の範囲内にあるか否かを判断する第4過
    程と、 前記アップカウント値が有効カウント値の範囲内にあれ
    ば、当該入力された信号をビジートーンとして検出する
    第5過程と、を含むビジートーンの識別方法。
  2. 【請求項2】 有効カウント値の範囲は、事前学習した
    ビジートーンの第1レベル及び第2レベルの各間隔をサ
    ンプリング周期でカウントした値の近似値に設定される
    請求項1記載のビジートーンの識別方法。
  3. 【請求項3】 有効カウント値の範囲は、事前学習した
    ビジートーンの第1レベル及び第2レベルの各間隔をサ
    ンプリング周期でカウントした値の上下10%以内の範
    囲に設定される請求項2記載のビジートーンの識別方
    法。
  4. 【請求項4】 有効カウント値の範囲は、ビジートーン
    の第1レベルの間隔をサンプリング周期でカウントした
    値の上下10%である第1有効カウント値の範囲と、ビ
    ジートーンの第2レベルの間隔をサンプリング周期でカ
    ウントした値の上下10%である第2有効カウント値の
    範囲とからなる請求項3記載のビジートーンの識別方
    法。
  5. 【請求項5】 有効カウント値の範囲は、ビジートーン
    の第1レベルの間隔をサンプリング周期でカウントした
    値の上下10%である第1有効カウント値の範囲と、ビ
    ジートーンの第2レベルの第1間隔をサンプリング周期
    でカウントした値の上下10%である第2有効カウント
    値の範囲と、ビジートーンの第2レベルの第2間隔をサ
    ンプリング周期でカウントした値の上下10%である第
    3有効カウント値の範囲とからなる請求項3記載のビジ
    ートーンの識別方法。
  6. 【請求項6】 自動応答システムによりビジートーンを
    識別する方法であって、 電源オンにより通話ループを形成し、所定時間待機して
    からビジートーンのカデンスを検出する第1過程と、 所定周期で前記カデンスをサンプリングして2進論理値
    を生成し、蓄積する第2過程と、 第2過程の終了により前記通話ループを遮断する第3過
    程と、 前記蓄積した2進論理値及び前記サンプリング周期から
    前記ビジートーンのカデンスパターンを認識する第4過
    程と、 通話形成して相手のメッセージを録音しているときの入
    力信号について第1、第2レベルを検出する第5過程
    と、 これら第2レベル、第2レベルについて所定の周期でサ
    ンプリングし、前記各レベルに対応する2値論理値を生
    成する第6過程と、 この生成される2値論理値をアップカウントする第7過
    程と、 異なるレベルに遷移するまでの前記アップカウント値
    が、前記認識されたビジートーンのカデンスパターンに
    従い設定される少なくとも2つの有効カウント値の範囲
    にあるか否かを判断する第8過程と、 前記アップカウント値が前記有効カウント値の範囲にあ
    る場合に、前記入力信号をビジートーンとして検出する
    第9過程と、 このビジートーンの検出に応じて録音中止する第10過
    程と、を実施することを特徴とするビジートーンの識別
    方法。
  7. 【請求項7】 サンプリング周期は、100msecで
    ある請求項6記載のビジートーンの識別方法。
  8. 【請求項8】 オンーオフ周期が同一のカデンスパター
    ンをもつビジートーンを予め覚えた自動応答システムに
    よりビジートーンを識別する方法であって、 通話路を通じて入力される信号のオン−オフ状態を検出
    する第1過程と、 この検出されたオン−オフ状態を所定周期でサンプリン
    グして第1、第2の2値論理値を生成する第2過程と、 この生成された第1の2値論理値のカウント値が覚えて
    いるビジートーンパターンのオン状態の間にカウントさ
    れるべき第1有効カウント値の範囲にあるか否かを判断
    する第3過程と、 前記第1の2値論理値のカウント値が前記第1有効カウ
    ント値の範囲にあると、エッジカウンタの値をアップカ
    ウントする第4過程と、 前記生成された第2の2値論理値のカウント値が覚えて
    いるビジートーンパターンのオフ状態の間にカウントさ
    れるべき第2有効カウント値の範囲にあるか否かを判断
    する第5過程と、 前記第2の2値論理値のカウント値が前記第2有効カウ
    ント値の範囲にあると、前記エッジカウンタをアップカ
    ウントする第6過程と、 前記第4過程及び第6過程でアップカウントされる前記
    エッジカウンタのカウント値が、覚えているビジートー
    ンのパターンを認識するために設定されたカウント値に
    なるかどうかを判断する第7過程と、 この第7過程で両カウント値が一致すると当該入力され
    た信号をビジートーンとして検出する第8過程と、を含
    むビジートーンの識別方法。
  9. 【請求項9】 第1有効カウント値の範囲と第2有効カ
    ウント値の範囲が同一である請求項8記載のビジートー
    ンの識別方法。
  10. 【請求項10】 第1有効カウント値の範囲と第2有効
    カウント値の範囲は、ビジートーンのオン−オフ間隔を
    サンプリング周期でカウントした値の上下10%内の範
    囲である請求項9記載のビジートーンの識別方法。
  11. 【請求項11】 エッジカウンタのカウント値は4であ
    る請求項8記載のビジートーンの識別方法。
  12. 【請求項12】 オン−オフ周期が相互に異なるカデン
    スパターンのビジートーンを予め覚えた自動応答システ
    ムによりビジートーンを識別する方法であって、 通話路を通じて入力される信号のレベルを検出する第1
    過程と、 この検出されたレベルについて所定周期でサンプリング
    して第1、第2の2値論理値を生成する第2過程と、 この生成される第1の2値論理値のカウント値が、覚え
    ているビジートーンパターンのオン状態の間にカウント
    されるべき第1有効カウント値の範囲にあるか否かを判
    断する第3過程と、 前記第1の2値論理値のカウント値が前記第1有効カウ
    ント値の範囲にあると、エッジカウンタのカウント値を
    アップカウントする第4過程と、 前記生成される第2の2値論理値のカウント値が、覚え
    ているビジートーンパターンの第1オフ状態の間にカウ
    ントされるべき第2有効カウント値の範囲にあるか否か
    を判断する第5過程と、 前記第2の2値論理値のカウント値が前記第2有効カウ
    ント値の範囲にあると、前記エッジカウンタのカウント
    値をアップカウントする第6過程と、 前記第4過程及び第6過程でアップカウントされる前記
    エッジカウンタのカウント値が覚えているビジートーン
    パターンに応じて設定されたカウント値になるかどうか
    を判断する第7過程と、 この第7過程で両カウント値が一致すると、前記生成さ
    れる第2の2値論理値が覚えているビジートーンパター
    ンの第2オフ状態の間にカウントされるべき第3有効カ
    ウント値の範囲にあるかどうかを判断する第8過程と、 前記第2の2値論理値のカウント値が前記第3有効カウ
    ント値の範囲にあると、当該入力された信号をビジート
    ーンとして検出する第9過程と、を含むビジートーンの
    識別方法。
  13. 【請求項13】 第1、第2、及び第3有効カウント値
    の範囲は、ビジートーンのオン−オフ間隔をサンプリン
    グ周期でカウントしたカウント値の上下10%の範囲に
    設定される請求項12記載のビジートーンの識別方法。
  14. 【請求項14】 エッジカウンタのカウント値が3であ
    る請求項13記載のビジートーンの識別方法。
  15. 【請求項15】 エッジカウンタのカウント値が5であ
    る請求項13記載のビジートーンの識別方法。
  16. 【請求項16】 通話終了を示すビジートーンを認識す
    るための自動応答システムによるビジートーンの事前学
    習方法であって、 所定の操作で通話ループを形成する第1過程と、 交換機から入力される発信音をスキップするために所定
    の時間トーン検出を行わない第2過程と、 前記スキップ時間後の所定時間で前記交換機から入力さ
    れるビジートーンを所定のサンプリング周期をもって基
    準信号レベルと比較し、2値論理値を生成して蓄積する
    第3過程と、 形成している通話ループを遮断する第4過程と、 前記蓄積した2値論理値及び前記サンプリング周期から
    前記ビジートーンのカデンスパターンを認識する第5過
    程と、を含むビジートーンの事前学習方法。
  17. 【請求項17】 第2過程のスキップ時間は、およそ1
    5秒である請求項16記載のビジートーンの事前学習方
    法。
  18. 【請求項18】 第3過程の所定時間は、およそ20秒
    である請求項17記載のビジートーンの事前学習方法。
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