JPH0936764A - 無線中継装置 - Google Patents

無線中継装置

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JPH0936764A
JPH0936764A JP11483096A JP11483096A JPH0936764A JP H0936764 A JPH0936764 A JP H0936764A JP 11483096 A JP11483096 A JP 11483096A JP 11483096 A JP11483096 A JP 11483096A JP H0936764 A JPH0936764 A JP H0936764A
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JP
Japan
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wave
receiver
frequency
signal
wireless relay
Prior art date
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Pending
Application number
JP11483096A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Nakabayashi
進 中林
Shigeru Saito
茂 齋藤
Tokuyoshi Oba
徳喜 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANTENNA GIKEN KK
Original Assignee
ANTENNA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信機の感度抑圧と送信機雑音を回避すると
共に,音声信号帯域を減ずることなく,かつ,特殊な無
線通信機を必要とすることなく無線中継を行えるように
する。 【構成】 送信機105に接続された送信用アンテナ1
01と,受信機106に接続された受信用アンテナ10
2と,送信機105と送信用アンテナ101との間から
送信波f1 の一部を導出し,分岐した高周波信号を受信
機106と受信用アンテナ102間の受信用ケーブル1
02Cに注入することによって,送信用アンテナ101
から発射され,受信用アンテナ102を経て受信機10
6に流入する妨害波を相殺除去するアンテナ結合軽減装
置103および妨害波除去装置104とを備え,送信用
アンテナ101と受信用アンテナ102とが近接して配
置されると共に,送信用アンテナ101から受信用アン
テナ102に回り込む妨害波をアンテナ結合軽減装置1
03および妨害波除去装置104で除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,同一または近接す
る周波数の電波を利用するプレイストーク式の無線通信
機の無線中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】送受信に近接した周波数の電波を利用す
る無線通信機においては,自局の送信機から出力した送
信波が自局の受信機に回り込んで感度抑圧を起こし,か
つ,送信機雑音妨害により,遠方からの弱い電波が受信
できなくなること(いわゆる,感度抑圧効果)が大きな
問題となっている。このため,従来の同一または近接す
る周波数の電波を利用するプレストーク式の無線通信機
の無線中継装置では,例えば,無線中継装置の受信部と
送信部を空間的に完全に分離して,使用する単一の周波
数の電波で,受信部と送信部とが互いに干渉(送受信間
の干渉)を起こさないように装置を構成し,受信部と送
信部を同時に動作させるようにしている。
【0003】ところが,このような無線中継装置では,
受信部と送信部を空間的に完全に分離するために,電波
の大きい減衰が得られる理想的な山が必要であるため,
地形の選定に苦労すると共に,設置不可能なことも多い
という不都合がある。
【0004】このため,これを解決するものとして,特
開平5−14236号の無線中継装置が提案されてい
る。この無線中継装置は,図5に示すように,多数の移
動局または基地局(MKで代表させる)で構成される無
線通信領域MMと,同じく多数の移動局または基地局
(M’Kで代表させる)で構成される無線通信領域M
M’があり,山MOUNTで隔てられて両領域間の通信
は不可能であり中継を要する場合において,山MOUN
Tの上に設けられた無線中継装置CKが,2つの中継器
CK1(送信部CT1と受信部CR1を内蔵),CK2
(送信部CT2と受信部CR2を内蔵)と連絡制御部C
KCとを備え,中継器CK1は周波数fc1の電波を使
って無線通信領域MMの移動局MKと送受信し,中継器
CK2は周波数fc2の電波を使って無線通信領域M
M’の移動局M’Kと送受信し,一方の中継器の受信部
が受信して得た信号(例えば,音声信号)は,連絡制御
部CKCによって他方の中継器の送信部に伝えられ,先
とは異なる周波数の電波にのせて送信させるように構成
されている。
【0005】以上の構成において,音声信号を1/2の
時間に時間圧縮した断続音声を断続の周期に同期して,
中継器CK1および中継器CK2のそれぞれの送信部と
受信部とを交互に相補的に動作させ,中継すべき電波を
半分ずつ中継し,全体として全部の電波信号を中継する
ことにより,設置する地形の選定に苦労がなくて十分な
送信出力で良質の通信を中断することなくでき,しかも
周波数の使用を最小限に抑えることができるようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の無線中継装置によれば,音声信号を1/2の時間に
時間圧縮した断続音声を断続の周期に同期して,送信部
と受信部とを交互に相補的に動作させ,中継すべき電波
を半分ずつ中継する構成であるため,以下の〜の問
題点があった。
【0007】 音声信号を1/2の時間に時間圧縮し
ており,これによって音声信号の周波数が2倍になって
しまうため,使用可能な音声信号帯域が半分になってし
まい,音声の明瞭度が低下するという問題点があった。
具体的には,法規によって無線通信回線(電波)の音声
信号帯域は一定(3KHz)に抑えられており,かつ,
上記従来の無線中継装置(基地局および移動局の無線機
についても同様)では音声帯域の半分しか利用できない
ため,通常の無線通信機が3KHzまでの音声信号を利
用できるのに対して,半分の1.5KHzまでの帯域し
か利用できず,音声の明瞭度が低下する。
【0008】 また,音声の代わりにデータ伝送を行
った場合,データを1/2の時間に時間圧縮して伝送す
ることになるため,伝送速度が遅いという問題点があっ
た。具体的には,時間圧縮を行わない方法と比較して,
伝送速度は半分に低下してしまう。
【0009】 また,上記無線中継装置を使用するた
めには,移動局,基地局等の無線局の設備として音声時
間圧縮・伸長装置,同期装置および送信・受信切替装置
を備えなければならないため,通常の無線通信機(無線
局)では上記無線中継装置を利用することができず,汎
用性に欠くという問題点があった。換言すれば,上記無
線中継装置を利用するためには,特殊な無線通信機が必
要であるという問題点があった。
【0010】 また,図5に示したように,無線中継
装置に,送信部および受信部を2つずつ配置する必要が
あると共に,音声時間圧縮・伸長装置,同期装置および
送信・受信切替装置を備えなければならないため,装置
構成が複雑となり,コストが上昇するという問題点もあ
った。
【0011】 さらに,無線中継を行う際の受信側の
チャンネル周波数と送信側のチャンネル周波数が異なる
ため,上記無線中継装置を利用可能な装備を有した無線
通信機間において,直接交信することができないという
問題点もあった。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,受信機の感度抑圧と送信機雑音を回避すると共に,
音声信号帯域を減ずることなく,かつ,特殊な無線通信
機を必要とすることなく無線中継を行えるようにするこ
とを目的とする。
【0013】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,装置構成を簡単にして,コストの低減を図る
ことを目的とする。
【0014】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,受信機の感度抑圧と送信機雑音を回避して,
単一のみの周波数で無線中継を行うことにより,周波数
の有効利用を図ると共に,無線通信機同志での直接交信
を可能とすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る無線中継装置は,送受信に近接した
周波数の電波を用いて,受信機で受信した受信信号を送
信機で送信波として送信することにより,無線中継を行
う無線中継装置において,前記送信機に接続された送信
用アンテナと,前記受信機に接続された受信用アンテナ
と,前記送信機と送信用アンテナとの間から送信波の一
部を導出し,分岐した高周波信号を前記受信機と受信用
アンテナ間のケーブルに注入することによって,前記送
信用アンテナから発射され,受信用アンテナを経て受信
機に流入する妨害波を相殺除去する妨害波除去装置とを
備え,前記送信用アンテナと受信用アンテナとが近接し
て配置されると共に,前記送信用アンテナから受信用ア
ンテナに回り込む妨害波を前記妨害波除去装置で除去す
るものである。
【0016】また,請求項2に係る無線中継装置は,前
記妨害波除去装置が,前記送信機と送信用アンテナとの
間から送信波の一部を導出する高周波分岐手段と,前記
高周波分岐手段で分岐した周波数信号の位相とレベルの
少なくとも一方を調整し,前記受信機と受信用アンテナ
間のケーブルに注入することによって,前記送信用アン
テナから発射され,受信用アンテナを経て受信機に流入
する妨害波を相殺除去する相殺除去手段と,前記相殺後
の妨害波信号レベルを監視するためのモニタ受信手段
と,前記分岐する前の周波数信号をパイロット信号によ
って変調する送信波変調手段と,前記モニタ受信手段を
介して前記妨害波の変調成分を検出し,妨害波信号レベ
ルおよび該変調信号成分レベルが小さくなるように前記
分岐した周波数信号の位相又は/及び振幅を調整する周
波数信号調整手段とから構成されるものである。
【0017】また,請求項3に係る無線中継装置は,前
記送信機の送信波が,前記受信機の受信信号の周波数
を,数10〜数100Hzオフセットとした周波数であ
り,前記送信機と受信機が,法規の範囲内において同一
の無線チャンネルを利用するものである。
【0018】また,請求項4に係る無線中継装置は,前
記送信用アンテナと受信用アンテナとの間の結合・干渉
を軽減する結合・干渉軽減手段を備えたものである。
【0019】また,請求項5に係る無線中継装置は,前
記送信波の周波数と受信信号の周波数とが略同一または
同一であるものである。
【0020】また,請求項6に係る無線中継装置は,前
記送信機および受信機が,それぞれ独立した筐体に収納
されているものである。
【0021】
【作用】本発明の無線中継装置(請求項1)は,送信用
アンテナと受信用アンテナとが近接して配置されてお
り,妨害波除去装置が,送信機と送信用アンテナとの間
から送信波の一部を導出し,分岐した高周波信号を前記
受信機と受信用アンテナ間のケーブルに注入することに
よって,送信用アンテナから発射され,受信用アンテナ
を経て受信機に流入する妨害波を相殺除去することによ
り,送信用アンテナから受信用アンテナに回り込む妨害
波を除去する。
【0022】また,本発明の無線中継装置(請求項2)
は,前記妨害波除去装置において,高周波分岐手段で,
送信機と送信用アンテナとの間から送信波の一部を導出
し,相殺除去手段で,分岐した周波数信号の位相とレベ
ルの少なくとも一方を調整し,受信機と受信用アンテナ
間のケーブルに注入することによって,送信用アンテナ
から発射され,受信用アンテナを経て受信機に流入する
妨害波を相殺除去する。また,モニタ受信手段で,相殺
後の妨害波信号レベルを監視して送信波の変調成分を検
出し,送信波変調手段で,分岐する前の周波数信号をパ
イロット信号によって変調し,周波数信号調整手段で,
妨害波信号レベルとモニタ受信手段で検出した妨害波の
変調信号成分レベルが小さくなるように前記分岐した周
波数信号の位相又は/及び振幅を調整することにより,
送信用アンテナから受信用アンテナに回り込む妨害波を
高精度に除去する。
【0023】また,本発明の無線中継装置(請求項3)
は,受信機の受信信号の周波数を,数10〜数100H
zオフセットとした周波数を送信機の送信波とし,送信
機と受信機が,法規の範囲内において同一の無線チャン
ネルを利用することにより,周波数の有効利用を図ると
共に,無線通信機同志での直接交信が可能となる。
【0024】また,本発明の無線中継装置(請求項4)
は,送信用アンテナと受信用アンテナとの間の結合・干
渉を軽減する結合・干渉軽減手段を備えることにより,
送信用アンテナから受信用アンテナに回り込む妨害波を
高精度に除去する。
【0025】また,本発明の無線中継装置(請求項5)
は,送信波の周波数と受信信号の周波数とを略同一また
は同一とすることにより,周波数の有効利用を図ると共
に,無線通信機同志での直接交信が可能となる。
【0026】また,本発明の無線中継装置(請求項6)
は,送信機および受信機を,それぞれ独立した筐体に収
納することにより,送信機と受信機との分離度が向上
し,送・受信機間の回り込み干渉が低減される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下,本発明の無線中継装置の一
実施例について,本発明の概要,具体的な実施例の
順で図面を参照して詳細に説明する。
【0028】本発明の概要 先ず,本実施例に先立って,本発明の概要について説明
する。本発明では,受信機の感度抑圧と送信機雑音を招
来する,妨害源となる送信機からの受信機に回り込む妨
害波を,送信機と送信用アンテナとの間から導出した送
信波の一部を用いて相殺除去するものである。
【0029】図1は,妨害波除去装置を利用した隣接チ
ャンネル周波数(周波数差はおよそ25KHz)の無線
中継装置の概略構成を示す。図において,T1 は送信
機,R 2 は受信機,AT は送信用アンテナ,AR は受信
用アンテナ,CANは妨害波除去装置,f1 は送信波,
2 は受信信号を示し,送信用アンテナAT から受信用
アンテナAR に回り込む送信波レベル(すなわち,妨害
波レベル)は,アンテナ間結合損失によって減衰し,次
に,妨害波除去装置CANによって妨害波を除去され,
受信機R2 に入力される。
【0030】また,図2は,通信用の受信機の感度抑圧
特性を示し,図示の如く,チャンネル周波数f0 に隣接
するチャンネル周波数(f0 −1,f0 +1)におい
て,80dB以上と規定されている。すなわち,通信用
の受信機では,隣接チャンネルにおいて80dBμの送
信波が回り込んでも0dBμの弱い電波(受信信号)を
受信できる構成である。
【0031】したがって,図1において,無線中継装置
が受信する最小電界の電圧を0dBμと仮定し,無線中
継装置が中継する送信出力が10W(50Ω系で153
dBμに相当する)と仮定すると,先ず,送信用アンテ
ナAT から受信用アンテナA R に回り込む送信波レベル
(すなわち,妨害波レベル)は,アンテナ間結合損失に
よって40dB程度減衰し,受信用アンテナAR におけ
る妨害波レベルは113dBμとなる。また,一般に,
妨害波除去装置CANは,40dB程度の除去能力があ
るので,受信機R2 に入力される妨害波レベルは,最終
的に73dBμとなる。
【0032】すなわち,0dBμの弱い受信信号に対
し,80dB以下のレベルであるから,受信機R2 は感
度抑圧等を起こさずに,支障なく遠方から発せられた受
信信号を受信することができる。
【0033】以上,隣接チャンネル周波数の場合の考察
を示したが,今度は,無線中継装置の送信と受信の周波
数がほぼ等しい(法規の範囲内で同一:数10〜数10
0Hzオフセットとした周波数),すなわち,同一の無
線チャンネルを利用する場合について考察する。
【0034】送信波と受信信号を同一の無線チャンネル
とした場合には,図2の感度抑圧特性に示すように,8
0dBもあった感度抑圧のマージンが殆ど0となってし
まうので,感度抑圧を回避するためには,あらたに80
dBもの減衰量を確保する必要が生じる。
【0035】換言すれば,この必要となる80dBの減
衰量を,アンテナ間で40+α1(dB),妨害波除去
装置CANで40+α2(dB)と振り分け,α1+α
2(dB)が, 80dB<α1+α2 となるようにすれば,同一の無線チャンネル内でも無線
中継が可能となる。
【0036】先ず,送信用アンテナAT と受信用アンテ
ナAR との間で,どの程度の減衰が確保できるかを考察
し,減衰量(α1)を見積もる。ここで,単純に2本の
アンテナを垂直に配置し,その間隔を3波長に設定する
と,約50〜60dBの減衰が得られ,これだけで,1
0〜20dBの減衰量を確保できる。また,送信用アン
テナAT へ供給される送信波の一部を抜き出し,受信用
アンテナAR 側にて打ち消し合成を行うことで,さらに
減衰量を増やすことができる。
【0037】これは,方向性結合器と,減衰器と,位相
ケーブルとを用いることによって可能であり,実験より
20〜30dBの軽減効果(減衰量の増加)が得られ
た。したがって,α1として30〜50dBの減衰量を
確保できることになる。
【0038】次に,妨害波除去装置CANの減衰量能力
(40+α2)がどれ程取れるかを考察する。妨害波除
去装置CANの減衰量能力は,妨害波を打ち消す波(参
照妨害波)がどれだけ正確に妨害波の振幅と等しいか,
位相がどれだけ正確に逆になっているかによって決定さ
れる。
【0039】この減衰量能力を計算によって求めると,
妨害波除去装置の制御分解能が大きい場合,元の妨害波
に対して減衰後の妨害波の比率(抑圧度)は,数1の式
によって近似的に計算できる。なお,ここで,Awは振
幅調整幅,Pwは位相調整幅,Dは制御分解能である。
【0040】
【数1】
【0041】実用的な値として,例えば,振幅調整幅A
w=6,位相調整幅Pw=5π/3=300°に設定
し,制御分解能Dを,8bit,12bit,16bi
tとすると,制御分解能Dと抑圧量との関係は,図3に
示すようになる。実測値は計算値よりも概ね6dB程度
大きな値が得られる。図から明らかなように,制御分解
能Dを16bitとすれば,90dB程度の抑圧量が得
られる。すなわち,一般的な妨害波除去装置の除去能力
(抑圧量)が40dB程度であるので,ここでは,追加
分のα2として,(90dB−40dB)=50dB程
度の抑圧量を確保できることになる。なお,この抑圧量
を得るため,複数の妨害波除去装置を用いても良い。
【0042】上記のようにアンテナ間で40+α1,妨
害波除去装置CANで40+α2と振り分けた場合,α
1で30〜50dB,α2で50dBの減衰量を確保で
きるため,目標値(80dB<α1+α2)を充分実現
できる。
【0043】さらに,この他,無線中継装置の問題とし
て,送信機側筐体からの妨害輻射波が受信機側筐体を通
過して妨害を与える可能性が考えられる。一般に,筐体
輻射特性を考慮した計測装置(例えば,標準信号発生
器:SSG,電界強度測定器等)の筐体は,単体で14
0dB以上の遮蔽能力があるので,無線中継装置の筐体
を計測装置なみの筐体システムとすることにより,妨害
輻射波の影響を防止することが可能である。
【0044】実験の結果から,筐体のシールド板(金
属)を突き抜ける成分よりも筐体の継ぎ目やコネクタや
電源線の回り込みの方が大きいことが判明した。したが
って,筐体の継ぎ目やコネクタや電源線の回り込みの処
置に工夫をすれば,計測装置なみの遮蔽効果を得ること
ができる。すなわち,送信機筐体と受信機筐体とを別体
の筐体で構成しておけば,それ以上の分離度が得られる
ので,送信機・受信機筐体間の回り込み干渉を問題のな
いレベルまで落とすことができる。
【0045】具体的な実施例 図4は,本実施例の無線中継装置の概略構成を示し,1
01は送信用アンテナ,102は受信用アンテナ,10
3はアンテナ間の回り込みを軽減するためのアンテナ結
合軽減装置,104は妨害波除去装置,105は送信
機,106は受信機を示す。
【0046】なお,アンテナ結合軽減装置103は,送
信ケーブル101Cに挿入した方向性結合器107によ
って送信波f1 の一部を導出し,可変減衰器108およ
び位相ケーブル109で,導出した送信波f1 の振幅お
よび位相を処理して,方向性結合器110に供給し,方
向性結合器110で,受信用アンテナ102で受信した
信号(受信信号f2 +送信波f1 )と打ち消し合成を行
う。
【0047】また,妨害波除去装置104は,送信ケー
ブル101Cに挿入した方向性結合器111によって送
信波f1 の一部を導出し,電圧可変移相器112,電圧
可変減衰器113を経て,受信ケーブル102Cに挿入
した方向性結合器114に供給する。更に,該方向性結
合器114の出力は方向性結合器115により分岐し,
一方を後述する自動調整装置116に,また他方を受信
機106に供給する。
【0048】自動調整装置116は,方向性結合器11
5から受信信号(受信信号f2 +送信波f1 )の一部を
分岐導出し,これをモニタ受信機117に供給する。こ
こで,モニタ受信機117は,数10dB〜100dB
程度の広い受信入力信号に対応してレベルを検出するた
めに対数応答特性をもった対数増幅器を含み,入力する
受信信号レベルに対数的に対応した直流電圧信号を出力
する。更に,モニタ受信機117から出力された受信入
力レベル情報はアナログ/デジタル変換器118を介し
て制御用マイクロコンピュータ119に供給される。
【0049】制御用マイクロコンピュータ119は,モ
ニタ受信機117を介して送信波f 1 (妨害波)の変調
成分を検出し,該変調信号成分レベルが小さくなるよう
に,上記送信ケーブル101Cに挿入した方向性結合器
111によって導出した送信波f1 (周波数信号)の位
相および振幅を調整する調整値を演算し,演算処理の結
果得られた調整値(デジタル信号)を,デジタル・アナ
ログ変換器120,121を経て,上記電圧可変移相器
112と電圧可変減衰器113に供給するように構成さ
れている。
【0050】以上の構成において,その動作を説明す
る。先ず,送信用アンテナ101と受信用アンテナ10
2が大きく離れており,アンテナ間の結合・干渉が無視
できる場合,すなわち,アンテナ結合軽減装置103お
よび妨害波除去装置104が不要の場合,あるいは未装
着の場合について,最初に説明する。
【0051】無線中継装置の受信機106は,受信用ア
ンテナ102で中継のための受信信号f2 を受信し,中
継のための受信信号(中間周波またはベースバンド信
号)を送信機105へ送る。送信機105は,該中継信
号を変調してf1 の周波数で出力をアップして送信用ア
ンテナ101より送信波f1 として再輻射する。ここ
で,送信波f1 の周波数は受信信号f2 の周波数とほぼ
同じ(数10〜数100Hzの法規の範囲内で周波数を
オフセットし,見かけ上ほぼ同一周波数となる)とする
ことで,同一周波数の中継動作を行うことができる。
【0052】なお,周波数のオフセットは,妨害波除去
装置104の動作を確実にするためのものであり,正確
な値が必須であるものではない。通常,中継の無線周波
数に関係なく,数10Hzもあれば十分である。
【0053】次に,送信用アンテナ101と受信用アン
テナ102との間の結合・干渉がある場合について説明
する。この場合は,無線中継装置の受信機106では,
受信用アンテナ102で中継のための受信信号f2 と中
継のための送信波f1 を同時に受ける。この信号をA
(f1 )+B(f2 )とする。前述したように,送信機
105の回り込み電波(送信波f1 ,すなわち,妨害
波)の強度が強い(〜80dB)ため,アンテナ結合軽
減装置103と妨害波除去装置104を装着し,無線中
継装置が希望波(受信信号f2 )を受信できるようにす
る。
【0054】先ず,送信用アンテナ101から受信用ア
ンテナ102への回り込みを軽減するため,方向性結合
器107で送信波f1 の一部を取り出す。その信号を可
変減衰器108および位相ケーブル109を用いて,そ
の振幅と位相を処理し,方向性結合器110にて,受信
用アンテナ102で打ち消し合成を行う。これによっ
て,20〜30dBの軽減効果(α1に相当)が得ら
れ,前記A(f1 )+B(f2 )はC(f1 )+B(f
2 )となる。
【0055】次に,妨害波除去装置104によって,さ
らに回り込み妨害波の抑圧処理が行われる。送信機10
5と送信用アンテナ101との間に配置された方向性結
合器111により送信波f1 の一部を取り出す。この信
号を電圧可変移送器112と電圧可変減衰器113で処
理して,その位相と振幅(信号強度)を調整し,参照妨
害波D(f1 )とする。
【0056】次に,方向性結合器114において,上記
参照妨害波f1 ’を受信用アンテナ102で受けた送信
波(妨害波)と受信信号(希望波)の混合したC
(f1 )+B(f2 )に加算する。ここで,参照妨害波
D(f1 )と妨害波C(f1 )の振幅(強度)が同一
で,位相関係が逆であれば,方向性結合器114の出力
には,妨害波f1 が現れないことになる。
【0057】ただし,制御分解能や,干渉妨害波の揺ら
ぎ等で制限を受けるため,この条件を完全に充たすこと
は,実際には実現不可能であり,方向性結合器114の
出力で妨害波f1 は,完全に0にはならない。
【0058】このため,本実施例では,干渉妨害波の揺
らぎ等による除去能力の低下を防ぐために,方向性結合
器115を介して,打ち消し漏れの妨害波f1 (希望波
2も含む)の一部を抽出し,自動調整装置116に入
力している。
【0059】自動調整装置116では,制御用マイクロ
コンピュータ119が,モニタ受信機117からの信号
(打ち消し漏れの妨害波f1 (希望波f2 も含む)の復
調信号)を16bit精度でデジタル・アナログ変換器
120,121や,アナログ・デジタル変換器118を
制御しており,周囲条件の変化に対して常に最小の状態
(80dB以上の抑圧量)が得られるように,電圧可変
移相器112,電圧可変減衰器113を自動制御してい
る。
【0060】なお,妨害波除去装置104における,妨
害波f1 の信号強度を同一周波数の希望波f2 の信号強
度よりも低める制御(10dB以上)については,本出
願人の特願平7−033642号によって既に実用化さ
れているため,詳細な説明を省略する。
【0061】前述したように本実施例によれば,時間圧
縮処理等の特殊な信号処理を用いないので,通話音声の
明瞭度の劣化が少なく,データ通信ではデータ伝送速度
の低下がない。
【0062】また,時間圧縮処理等の特殊な信号処理を
用いないので,移動局または基地局等の無線通信機のシ
ステムを変更することなく,利用でき,無線通信機同志
での直接交信が可能となる。
【0063】また,それぞれ1個の送信機および受信機
のみで良く,かつ,時間圧縮処理等の特殊な信号処理を
用いないので,無線中継装置の構成を簡単にでき,コス
トの低減を図ることができる。
【0064】さらに,受信と送信の周波数を極めて接近
(例えば,隣接間:6.25KHz,3.125KHz
インターリーブ)させた場合でも,または同一の無線チ
ャンネルの場合でも,受信機の感度抑圧および送信機雑
音を回避して,良好に使用することができる。したがっ
て,従来の無線中継装置で使用可能な無線チャンネル数
と比較して,無線チャンネルを2倍以上増加させること
ができる。
【0065】また,本無線中継装置を複数配置し,各装
置の受信機に受話器と送信機の入力にマイクロフォンを
接続すれば,一波の同時送受話(デュプレックス)無線
機を構成することができる。
【0066】また,従来の無線中継装置の設置条件で
は,導入をあきらめていた分野にも適用することが可能
となり,さらに大がかりな設備も不要であるため,応用
範囲が極めて拡大され,周波数の有効利用にも大いに貢
献できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の無線中継
装置(請求項1)は,送受信に近接した周波数の電波を
用いて,受信機で受信した受信信号を送信機で送信波と
して送信することにより,無線中継を行う無線中継装置
において,前記送信機に接続された送信用アンテナと,
前記受信機に接続された受信用アンテナと,前記送信機
と送信用アンテナとの間から送信波の一部を導出し,分
岐した高周波信号を前記受信機と受信用アンテナ間のケ
ーブルに注入することによって,前記送信用アンテナか
ら発射され,受信用アンテナを経て受信機に流入する妨
害波を相殺除去する妨害波除去装置とを備え,前記送信
用アンテナと受信用アンテナとが近接して配置されると
共に,前記送信用アンテナから受信用アンテナに回り込
む妨害波を前記妨害波除去装置で除去するため,受信機
の感度抑圧および送信機雑音を回避すると共に,音声信
号帯域を減ずることなく,かつ,特殊な無線通信機を必
要とすることなく無線中継を行うことができる。また,
装置構成を簡単にして,コストの低減を図ることができ
る。
【0068】また,本発明の無線中継装置(請求項2)
は,前記妨害波除去装置が,前記送信機と送信用アンテ
ナとの間から送信波の一部を導出する高周波分岐手段
と,前記高周波分岐手段で分岐した周波数信号の位相と
レベルの少なくとも一方を調整し,前記受信機と受信用
アンテナ間のケーブルに注入することによって,前記送
信用アンテナから発射され,受信用アンテナを経て受信
機に流入する妨害波を相殺除去する相殺除去手段と,前
記相殺後の妨害波信号レベルを監視するためのモニタ受
信手段と,前記分岐する前の周波数信号をパイロット信
号によって変調する送信波変調手段と,前記モニタ受信
手段を介して前記妨害波の変調成分を検出し,妨害波信
号レベルおよび該変調信号成分レベルが小さくなるよう
に前記分岐した周波数信号の位相又は/及び振幅を調整
する周波数信号調整手段とから構成されるため,さらに
高精度に受信機の感度抑圧および送信機雑音の低減を図
ることができる。
【0069】また,本発明の無線中継装置(請求項3)
は,前記送信機の送信波が,前記受信機の受信信号の周
波数を,数10〜数100Hzオフセットとした周波数
であり,前記送信機と受信機は,法規の範囲内において
同一の無線チャンネルを利用するため,受信機の感度抑
圧および送信機雑音を回避して,単一のみの周波数で無
線中継を行い,周波数の有効利用を図ると共に,無線通
信機同志での直接交信が可能となる。
【0070】また,本発明の無線中継装置(請求項4)
は,前記送信用アンテナと受信用アンテナとの間の結合
・干渉を軽減する結合・干渉軽減手段を備えたため,さ
らに高精度に受信機の感度抑圧および送信機雑音の低減
を図ることができる。
【0071】また,本発明の無線中継装置(請求項5)
は,前記送信波の周波数と受信信号の周波数とが略同一
または同一であるため,単一のみの周波数で無線中継を
行い,周波数の有効利用を図ると共に,無線通信機同志
での直接交信が可能となる。
【0072】また,本発明の無線中継装置(請求項6)
は,前記送信機および受信機が,それぞれ独立した筐体
に収納されているため,さらに高精度に感度抑圧を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】妨害波除去装置を利用した隣接チャンネル周波
数(周波数差はおよそ25KHz)の無線中継装置の概
略構成を示す説明図である。
【図2】通信用の受信機の感度抑圧特性を示す説明図で
ある。
【図3】制御分解能と抑圧量との関係を示す説明図であ
る。
【図4】本実施例の無線中継装置の概略構成を示す説明
図である。
【図5】従来の無線中継装置の構成例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
101 送信用アンテナ 101C 送
信ケーブル 102 受信用アンテナ 102C 受
信ケーブル 103 アンテナ結合軽減装置 104 妨害波除去装置 105 送信機 106 受信
機 107,110,111,114,115 方向性結合
器 108 可変減衰器 109 位相
ケーブル 112 電圧可変移相器 113 電圧
可変減衰器 116 自動調整装置 117 モニ
タ受信機 118 アナログ/デジタル変換器 119 制御用マイクロコンピュータ 120,121 デジタル・アナログ変換器 f1 送信波 f2 受信信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大場 徳喜 大宮市宮ケ谷塔4丁目72番地 アンテナ技 研株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信に近接した周波数の電波を用い
    て,受信機で受信した受信信号を送信機で送信波として
    送信することにより,無線中継を行う無線中継装置にお
    いて,前記送信機に接続された送信用アンテナと,前記
    受信機に接続された受信用アンテナと,前記送信機と送
    信用アンテナとの間から送信波の一部を導出し,分岐し
    た高周波信号を前記受信機と受信用アンテナ間のケーブ
    ルに注入することによって,前記送信用アンテナから発
    射され,受信用アンテナを経て受信機に流入する妨害波
    を相殺除去する妨害波除去装置とを備え,前記送信用ア
    ンテナと受信用アンテナとが近接して配置されると共
    に,前記送信用アンテナから受信用アンテナに回り込む
    妨害波を前記妨害波除去装置で除去することを特徴とす
    る無線中継装置。
  2. 【請求項2】 前記妨害波除去装置は,前記送信機と送
    信用アンテナとの間から送信波の一部を導出する高周波
    分岐手段と,前記高周波分岐手段で分岐した周波数信号
    の位相とレベルの少なくとも一方を調整し,前記受信機
    と受信用アンテナ間のケーブルに注入することによっ
    て,前記送信用アンテナから発射され,受信用アンテナ
    を経て受信機に流入する妨害波を相殺除去する相殺除去
    手段と,前記相殺後の妨害波信号レベルを監視するため
    のモニタ受信手段と,前記分岐する前の周波数信号をパ
    イロット信号によって変調する送信波変調手段と,前記
    モニタ受信手段を介して前記妨害波の変調成分を検出
    し,妨害波信号レベルおよび該変調信号成分レベルが小
    さくなるように前記分岐した周波数信号の位相又は/及
    び振幅を調整する周波数信号調整手段とから構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の無線中継装置。
  3. 【請求項3】 前記送信機の送信波は,前記受信機の受
    信信号の周波数を,数10〜数100Hzオフセットと
    した周波数であり,前記送信機と受信機は,法規の範囲
    内において同一の無線チャンネルを利用することを特徴
    とする請求項1または2記載の無線中継装置。
  4. 【請求項4】 前記送信用アンテナと受信用アンテナと
    の間の結合・干渉を軽減する結合・干渉軽減手段を備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の無線中継装
    置。
  5. 【請求項5】 前記送信波の周波数と受信信号の周波数
    とが略同一または同一であることを特徴とする請求項1
    または2記載の無線中継装置。
  6. 【請求項6】 前記送信機および受信機が,それぞれ独
    立した筐体に収納されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の無線中継装置。
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