JPH0936467A - 固体レーザ共振素子及び固体レーザ共振器 - Google Patents

固体レーザ共振素子及び固体レーザ共振器

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JPH0936467A
JPH0936467A JP18035095A JP18035095A JPH0936467A JP H0936467 A JPH0936467 A JP H0936467A JP 18035095 A JP18035095 A JP 18035095A JP 18035095 A JP18035095 A JP 18035095A JP H0936467 A JPH0936467 A JP H0936467A
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JP
Japan
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laser
yag crystal
light
wavelength
crystal
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Fukutaka Tosaka
福貴 登坂
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で構造が簡単であり、コスト的に安く、環
境の温度と照明条件からの影響を受けにくい固体レーザ
共振素子を提供する。 【解決手段】YAG結晶の可飽和吸収体30と、YAG
結晶30の一面側にコーティングされ、1064nmの
波長の光を全反射する全反射多層誘電体膜33と、YA
G結晶30の他面側にコーティングされ、1064nm
の波長の光の反射を防止する反射防止膜32とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工業、理化学、医療
などの低出力のレーザ応用分野で用いられる固体レーザ
発振素子及び固体レーザ発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1984年、Y.S.LiuらがOpt.Lett.9:76
-78(1984)において、1987年、P.E.PerkinsらがJ.
Opt.Soc.Amer.B4:1066-1071(1987)において、内部共
振型及びA/O Q-SW(Acousto-optical Q-switch)を有する
固体レーザ発振器をそれぞれ発表した。
【0003】A/O Q-SW(A/0 Q-スイッチ)は薄型のLiNb
O3結晶、金属薄膜電極、高周波数電源、石英ガラスから
構成されている。略平面状のLiNbO3結晶の両側面にコー
ティングした金属薄膜を電極とする厚さ数10μmの薄
型のLiNbO3結晶をトランスデューサとし、両電極に25
〜40MHzの高周波数電圧を加え、この電圧の周波数に
より超音波を発生させる。またこのトランスデューサを
光、超音波伝達媒質の石英ガラスに粘着し、超音波を石
英ガラス内で伝達させると同時に光の伝達を回折させ、
A/O Q-スイッチの方位を調整することで最適な回折効
率を得、光の回折、周波数を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
機構は構造が複雑であり、超音波素子を駆動するための
比較的大きな駆動電源が必要なことから、光のスイッチ
ングを得るのにサイズとコストの面で欠点を有してい
た。
【0005】また、厚さ数10μmの薄型のLiNbO3結晶
の研磨加工は難しく、研磨加工できても壊れやすいとい
う欠点も有する。A/O Q-SW方位の調整精度も確保困難で
ある。さらに、駆動電源となる高周波数電源はレーザー
発振器の他の電子回路に対してノイズ源となる。A/O Q-
SWは、また常に環境の温度と照明条件の影響をうけやす
く、不安定であるという欠点も有する。
【0006】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、小型で構
造が簡単であり、コスト的に安く、環境の温度と照明条
件からの影響を受けにくい固体レーザ共振素子を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために、本発明に係わる固体レーザ共振素
子は、YAG結晶で形成される可飽和吸収体と、該YA
G結晶の一面側にコーティングされ、1064nmの波
長の光を全反射する全反射膜と、前記YAG結晶の他面
側にコーティングされ、1064nmの波長の光の反射
を防止し、かつ透過させる透過膜とを具備することを特
徴としている。
【0008】また、この発明に係わる固体レーザ共振素
子において、前記YAG結晶は、ハウジングに収納され
ており、該ハウジングには、前記YAG結晶を冷却する
ための冷却媒体流通管路が設けられていることを特徴と
している。
【0009】また、本発明に係わる固体レーザ共振器
は、第1の波長の第1のレーザ光を発振するための第1
のレーザ媒体と、該第1のレーザ媒体の光軸上に配置さ
れ、カラーセンターYAG結晶の可飽和吸収体と、該Y
AG結晶の一面側にコーティングされ、1064nmの
波長の光を全反射する全反射膜と、前記YAG結晶の他
面側にコーティングされ、1064nmの波長の光の反
射を防止する反射防止膜とを有するQ−スイッチ型全反
射平面鏡と、前記第1のレーザ媒体の光軸上の前記平面
鏡の反対側に配置され、前記第1のレーザ光を5°〜2
0°の角度で折り返すとともに、前記第1のレーザ光を
所定の集光位置に集光させる第1の凹面鏡と、前記集光
位置近傍に配置され、前記第1のレーザ光の励起により
第2の波長の第2のレーザ光を発振する第2のレーザ媒
体と、折り返された第1のレーザ光の光軸上に配置さ
れ、前記第2のレーザ媒体を通過したレーザ光を反射す
る第2の凹面鏡とを具備することを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる固体レーザ共振器
において、前記第1のレーザ媒体はYAG結晶であり、
前記第2のレーザ媒体はKTP(KTiPO4)結晶で
あることを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる固体レーザ共振器
において、前記KTP結晶の厚さは、5.83mmであ
ることを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる固体レーザ共振器
において、前記第1の凹面鏡により前記第1のレーザ光
が折り返される角度は、約13°であることを特徴とし
ている。
【0013】以上の様に構成される本発明に係わる固体
レーザ共振素子及び固体レーザ共振器においては、温度
や照明の影響を受けにくく、超音波による駆動等を必要
としないカラーセンターYAG結晶をQ−スイッチとし
て用いることにより、小型で構造が簡単であり、コスト
的に安く、環境の温度と照明条件からの影響を受けにく
い固体レーザ共振素子を提供することが出来る。
【0014】また、YAG結晶のハウジングを水等の冷
却媒体で冷却することにより、レーザ光の出力を増加さ
せることができ、耐用性も向上させることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体レーザ共振素
子及び固体レーザ共振器の好適な実施形態について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は一実施形態の固体レーザ共振器20
の斜視図である。図1において、第1のレーザ媒体は、
Nd:YAG結晶6、すなわちNd3+を微量添加したイ
ットリウムアルミニウムガーネットの単結晶であり、こ
のYAG結晶6の脇には、励起用の光源としてKr(ク
リプトン)アークランプ7が配置されている。Krアー
クランプ7は、固体レーザ共振器20の制御装置9に接
続されており、制御装置9により点灯の制御が行われ
る。YAG結晶6及びKrアークランプ7は、基台8上
に配置されており、この基台8には、これらを冷却する
ための冷却水循環パイプ21が接続されている。冷却水
循環パイプ21は制御装置9に一体的に設けられた冷却
水循環装置に接続されている。
【0017】YAG結晶6の光軸上には、本実施形態の
固体レーザ共振素子としてのQ−スイッチ11が設けら
れている。Q−スイッチ11は、YAGレーザのエネル
ギーの吸収状態により、一定の周期でYAGレーザの波
長である1064nm(この波長は、医療用としてはレ
ーザーメスに適用できる)の波長のレーザ光を全反射す
る状態と吸収する状態とが切り替わるものである。すな
わち、1064nmの波長のレーザ光に対する可飽和吸
収体となる。この作用により、固体レーザ共振器20か
ら、後述する532nmの波長のレーザ光を高周波でパ
ルス発振させることが出来る。なお、Q−スイッチ11
のハウジング11aには、冷却水循環パイプ21から分
岐された冷却水パイプ17が接続されており、Q−スイ
ッチ11を所定の温度に保持出来るように冷却する様に
なされている。
【0018】また、YAG結晶6の光軸上の、Q−スイ
ッチ11と反対側には、凹面状の二向色性ミラーM0が
配置されている。二向色性ミラーM0は、1064nm
のYAGレーザをほとんど100%反射し、後述するK
TP結晶2により発振される波長532nmのレーザ光
を90%以上透過させる様に構成されている。
【0019】また、YAG結晶6で発振されたレーザ光
の二向色性ミラーM0への入射角φは、12.87°に設
定されている。この12.87°という値は、図3のグ
ラフに示すように、図1に示す光学系の非点収差が実質
的にゼロになる角度である。ここで、図3は、入射角φ
と非点収差の関係を示したグラフであり、図中縦軸は非
点収差の大きさを実質的に表わすε/sを示しており、
横軸は入射角φを示している。また、図中の曲線A,B,
Cは、それぞれ図4に示す計算結果をプロットしたもの
であり、この実施形態では、KTP結晶の厚さhを5.
83mmとしているので、曲線Bがその特性を示してい
る。なお、nは屈折率を表わす。光学系の非点収差を略
100%補償するためには、入射角φを12.87°に
設定する必要があるが、入射角φを5°〜20°程度の
範囲にすれば従来の45°に比較して非点収差ははるか
に小さくなり、実際上は問題にならない程度に抑えるこ
とが出来る。
【0020】一方、二向色性ミラーM0で反射されたレ
ーザ光の光軸上には、非線形結晶KTP(カリウムチタ
ン燐酸:KTiPO4)が、第2のレーザ媒体として配
置されている。このKTP結晶2は、二向色性ミラーM
0の凹面によりYAGレーザが集光される焦点位置に配
置されている。KTP結晶2は、YAGレーザ(波長1
064nm)を励起光源として、532nmの波長のレ
ーザ光を発振する。このとき、集光されたYAGレーザ
の光スポット3の直径が小さいほどKTP結晶2を励起
するためのエネルギー密度が向上し、レーザ発振が安定
すると共に、発振閾値が低下する。本実施形態では、上
記の様に二向色性ミラーM0へのYAGレーザの入射角
φを12.87°に設定し、非点収差を略100%補
償、すなわち反射によるエネルギーのロスを略0%にす
ることにより、YAGレーザの光スポット径を小さく
し、KTP結晶2でのレーザ発振の安定性の向上と発振
閾値の低下を図っている。なお、KTP結晶2を挟ん
で、二向色性ミラーM0と対向する位置には、凹面状の
全反射ミラーM2が配置されており、二向色性ミラーM0
とともに、532nmのレーザ光の共振器を構成してい
る。そして、この共振器で発振された532nmのレー
ザ光の大部分(90%以上)が二向色性ミラーM0を透
過し、外部に出力される。なお、出力されたレーザ光
は、図1に示す光パワーメータ15によりそのエネルギ
ー(ワット:W)が測定される。
【0021】次に、図2は、各レーザ媒体及び各ミラー
の位置関係をより詳細に示した図である。
【0022】図2においては、Q−スイッチ11と二向
色性ミラーM0との間の距離をd1、二向色性ミラーM0
の焦点距離をf0、二向色性ミラーM0の焦点付近から全
反射ミラーM2までの距離をR2、二向色性ミラーM0と
全反射ミラーM2との間の距離をd2、KTP結晶2の厚
さをhとして示している。
【0023】本実施形態においては、d1=583m
m、f0=50mm、R2=50mmに設定されており、
d2=f0+R2+Δ=50+50+4.29=104.2
9mmに設定されている。ここで、Δで表わされる領域
は安定域であり、この領域内にKTP結晶2を位置させ
る様にするものである。また、KTP結晶2は、その厚
みhが大きくなるほどレーザ光の出力は増加するが、逆
に厚みが厚くなるほどレーザ光のKTP結晶内部での吸
収が起こるため、それらのバランスから本実施形態では
その厚みhを5.83mmに設定している。
【0024】次に、図5は本実施形態の固体レーザ共振
素子としてのQ−スイッチ11の構成を詳しく説明した
図である。
【0025】図5において、Q−スイッチ11の金属製
のハウジング11aは略円筒状に形成されており、この
ハウジング11aの内部には直径10mm、厚さ0.7
mmの円板状のカラーセンターYAG結晶の可飽和吸収
体30が配置されている。このYAG結晶30は、内径
8mmの押さえリング34によりハウジング11aに固
定されている。このYAG結晶30は、パルス発振が出
来るようにNd3+とは異なる微量元素をイットリウムア
ルミニウムガーネット結晶に添加したものである。ま
た、YAG結晶30の背面33は、ハウジングから1m
mの隙間をあけて配置されている。YAG結晶30の光
入射面32には、波長1064nmのYAGレーザ光の
反射を防止し、かつ透過させるための透過膜、換言すれ
ば反射防止膜がコーティングされており、入射面32と
反対側の背面33には、YAGレーザ光を略全反射する
ための全反射膜(全反射多層誘電体膜)がコーティング
されている。この透過膜は、波長1064nmのYAG
レーザ光に対して略100%近い透過率を示すものであ
る。
【0026】また、ハウジング11aには、YAG結晶
30を冷却するための水を流通させるための流体通路1
1bが形成されている。この流体通路11bの両端部に
は、冷却水パイプ17と接続するための連結パイプ3
6,37が固定されている。
【0027】YAG結晶の可飽和吸収体30は、通常の
状態では、YAG結晶6で発振されたYAGレーザ(連
続光としてのYAGレーザ:1064nm)を吸収して
反射させないが、YAGレーザのエネルギーを吸収して
飽和状態になると、連続光としてのYAGレーザを透過
させる状態となり、背面33にコーティングされた全反
射多層誘電体膜によりYAGレーザを略全反射するよう
になる。この作用により、YAG結晶の可飽和吸収体3
0は、一定周期でYAGレーザを反射しない状態と全反
射する状態に切り替わり、Q−スイッチとして動作する
こととなり、高周波の1064nmのレーザ光をパルス
発振する。
【0028】次に、上記の様に構成される固体レーザ共
振器20の動作について説明する。
【0029】まず、固体レーザ共振器20を動作させる
前段階として、He−Neレーザ13を点灯させて、共
振器20の各ミラー及びレーザ媒体の位置合わせを行っ
た。He−Neレーザは赤色の可視光であるため、この
レーザをガイド光として、各ミラー及びレーザ媒体の光
軸合わせ及び角度合わせを行った。具体的には、全反射
ミラーM2を透過したHe−Neレーザが二向色性ミラ
ーM0、Q−スイッチ11で反射され、戻ってきた光が
He−Neレーザ13の発射口に戻る様に調整した。
【0030】次に、冷却水循環装置を動作させて、YA
G結晶6及びQ−スイッチ11の冷却を開始するととも
に、Krアークランプ7を連続点灯させた。次に、YA
Gレーザ発振スイッチ12を動作させながら、Krアー
クランプ7の入力電流を電流調節ツマミ14により調節
し、YAGレーザを発振するのに要する適切な値に調節
した。次に全反射ミラーM2を光軸方向の前後に移動さ
せて、ビームスポット3を安定域Δの中心に位置する様
に調整した。これにより、二向色性ミラーM0から53
2nmの波長を持つKTPレーザのグリーンビームが発
射された。このとき出射されたKTPレーザの出力を光
パワーメータ15で測定したところ、入力電力が2.4
kWの場合、KTP結晶2から発振された532nmの
波長のレーザ光の周波数は6kHz、平均エネルギー
(パワー)は1.3Wであった。入力電力が3.4kWの
場合、KTP結晶2から発振された532nmの波長の
レーザ光の周波数は13kHz、平均パワーは4.5W
であった。また、このときのピークパワーは約4〜8k
Wで、パルス幅は300〜100nsとなった。さら
に、この実験を温度条件、照明条件の異なる環境下で行
ったが、得られたデータはすべて同じであり、安定度の
高いことが確認された。
【0031】以上説明した様に、本実施形態においては
数10μmの薄型の結晶の研磨加工、Q−SWの方位の
調整、駆動電源が不要で、Q−スイッチ型全反射ミラー
11の体積は小さく、両側面に薄膜をコーティングした
カラーセンターYAG結晶の可飽和吸収体のみを用いる
ので、構造が簡単である。また、従来のA/O Q−ス
イッチに比較してコストは1/10となる。また、温度
と照明条件の影響を無視でき、安定性、耐用性を向上す
る効果がある。
【0032】なお、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で、上記実施形態を修正または変形したものに適用可能
である。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の固体レーザ
共振素子及び固体レーザ共振器によれば、温度や照明の
影響を受けにくく、超音波による駆動等を必要としない
カラーセンターYAG結晶をQ−スイッチとして用いる
ことにより、小型で構造が簡単であり、コスト的に安
く、環境の温度と照明条件からの影響を受けにくい固体
レーザ共振素子を提供することが出来る。
【0034】また、YAG結晶のハウジングを水等の冷
却媒体で冷却することにより、レーザ光の出力を増加さ
せることができ、耐用性も向上させることが出来る。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の固体レーザ共振器の斜視図であ
る。
【図2】各レーザ媒体及び各ミラーの位置関係をより詳
細に示した図である。
【図3】入射角φと非点収差の関係を示したグラフであ
る。
【図4】入射角φと非点収差の関係を示した図である。
【図5】Q−スイッチの構造を示した図である。
【符号の説明】
M0 二向色性ミラー M2 全反射ミラー 2 KTP結晶 3 ビームスポット 6 Nd:YAG結晶 7 Krアークランプ 8 基台 9 制御装置 11 Q−スイッチ 13 He−Neレーザ 20 収差全補償型固体レーザ共振器 21 冷却水循環パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 YAG結晶で形成される可飽和吸収体
    と、 該YAG結晶の一面側にコーティングされ、1064n
    mの波長の光を実質的に全反射する全反射膜と、 前記YAG結晶の他面側にコーティングされ、1064
    nmの波長の光の反射を防止し、かつ透過させる透過膜
    とを具備することを特徴とする固体レーザ共振素子。
  2. 【請求項2】 前記YAG結晶は、ハウジングに収納さ
    れており、該ハウジングには、前記YAG結晶を冷却す
    るための冷却媒体流通管路が設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の固体レーザ共振素子。
  3. 【請求項3】 第1の波長の第1のレーザ光を発振する
    ための第1のレーザ媒体と、 該第1のレーザ媒体の光軸上に配置され、YAG結晶か
    らなる可飽和吸収体と、該YAG結晶の一面側にコーテ
    ィングされ、1064nmの波長の光を全反射する全反
    射膜と、前記YAG結晶の他面側にコーティングされ、
    1064nmの波長の光の反射を防止し、かつ透過させ
    る透過膜とを有するQ−スイッチ型全反射平面鏡と、 前記第1のレーザ媒体の光軸上の前記平面鏡の反対側に
    配置され、前記第1のレーザ光を5°〜20°の角度で
    折り返すとともに、前記第1のレーザ光を所定の集光位
    置に集光させる第1の凹面鏡と、 前記集光位置近傍に配置され、前記第1のレーザ光の励
    起により第2の波長の第2のレーザ光を発振する第2の
    レーザ媒体と、 折り返された第1のレーザ光の光軸上に配置され、前記
    第2のレーザ媒体を通過したレーザ光を反射する第2の
    凹面鏡とを具備することを特徴とする固体レーザ共振
    器。
  4. 【請求項4】 前記第1のレーザ媒体はYAG結晶であ
    り、前記第2のレーザ媒体はKTP結晶であることを特
    徴とする請求項3に記載の固体レーザ共振器。
JP18035095A 1995-07-17 1995-07-17 固体レーザ共振素子及び固体レーザ共振器 Pending JPH0936467A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018092813A1 (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 国立大学法人電気通信大学 レーザ共振器、及びレーザ共振器の設計方法

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