JPH0936022A - 荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents
荷電粒子ビーム描画方法Info
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- JPH0936022A JPH0936022A JP18516995A JP18516995A JPH0936022A JP H0936022 A JPH0936022 A JP H0936022A JP 18516995 A JP18516995 A JP 18516995A JP 18516995 A JP18516995 A JP 18516995A JP H0936022 A JPH0936022 A JP H0936022A
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Abstract
に、ステージの回転の補正を行い、高精度のパターン描
画を行うことができる荷電粒子ビーム描画方法を実現す
る。 【解決手段】 異なったフィールドの描画を行うときに
は、ステージが移動させられるが、この時、ステージ回
転補正メモリー13には、材料3の各描画位置ごとにス
テージ5の回転成分を補正するデータが格納されてい
る。偏向器制御回路11から位置決め偏向器6に供給さ
れる偏向信号は、ステージ回転補正メモリー13に記憶
されている補正値によって補正される。その結果、パタ
ーン描画はステージの回転成分が補正され、高精度の描
画が実行される。
Description
ンビームを用いて微細なパターンの描画を行うようにし
た荷電粒子ビーム描画方法に関する。
憶容量が4Mから6M、更には、64Mビットと進むに
つれ、高密度,高精度となり、そのデバイスの製造過程
で用いられる電子ビーム描画装置やイオンビーム描画装
置もそれに対応すべく高精度,高速化を要求されてい
る。
やレチクル材料などの被描画材料は、材料ホルダーに保
持され、描画装置内に導入される。材料ホルダーは描画
データに応じて描画装置内で移動させられ、材料の各部
分には描画データに応じて電子ビームが照射されて所望
のパターンの描画が行われる。マスクパターンやレチク
ルパターンが描画された材料は、ステッパーなどの光学
的描画装置においてICデバイスのパターン露光のため
に用いられる。
描画などによりデバイス材料へ直接描画を行う場合に
は、あらかじめ材料上に多数のマークが設けられてお
り、マークを検出してこのマーク位置から材料の位置合
わせや、ステージや材料の回転成分の補正などを行って
いる。
パターンの描画では、材料の各描画領域にマークが設け
られていないために、必然的にステージの回転(ヨーイ
ング)による誤差の補正は行うことができない。このた
め、高精度の描画が困難である。
もので、その目的は、マスクパターンやレチクルパター
ンの描画時に、ステージの回転の補正を行い、高精度の
パターン描画を行うことができる荷電粒子ビーム描画方
法を実現するにある。
ビーム描画方法は、被描画材料が載せられたステージを
移動させ、該材料に荷電粒子ビームを照射して所望のパ
ターンを描画するようにした荷電粒子ビーム描画方法に
おいて、あらかじめステージを各描画位置に移動させ、
その都度各描画位置における回転値を求めて記憶し、実
際の描画時には、各描画位置における回転値に基づく回
転補正を行って所望パターンの描画を行うようにしたこ
とを特徴としている。
施の形態を説明する。図1は本発明に基づく方法を実施
するための電子ビーム描画システムの一例を示してい
る。電子銃1からの電子ビームは、電子レンズ2によっ
てレチクル材料などの被描画材料3上に集束される。材
料3は、材料ホルダー4に保持されており、材料ホルダ
ー4は、移動ステージ5上に載置されている。
決め偏向器6による電子ビームの偏向によって決められ
る。また、電子ビームによる材料の描画は、電子ビーム
をブランキングしながら行われ、そのため、ブランカー
7が設けられている。8は制御コンピュータであり、制
御コンピュータ8からの描画パターンデータは、パター
ンデータ転送回路9に送られる。
はブランキングデータが転送され、偏向器制御回路11
には描画パターンに応じた偏向データが転送され、ステ
ージ制御回路12には描画パターンに応じたステージ位
置データが転送される。なお、13はステージ回転補正
メモリーであり、あらかじめステージを各描画位置に移
動させ、その都度各描画位置における回転値を求め、こ
の回転値に基づく補正値が記憶されている。
した反射電子は、反射電子検出器14によって検出され
る。検出器14の検出信号は、増幅器15、AD変換器
16を介して制御コンピュータ8に供給される。このよ
うな構成の動作を次に説明する。
は、あらかじめ材料3の各描画位置におけるステージ5
の回転を補正するデータが格納される。このような前段
階の処理を行った後、レチクルパターンの描画が行われ
る。まず、レチクル材料が材料ホルダー4に装填されス
テージ5上に載置される。
ンデータがデータ転送回路8に送られ、そのデータに基
づいてステージ移動データがステージ制御回路12に転
送される。ステージ5はステージ制御回路12によって
所定の距離移動させられ、その後、材料3には電子ビー
ムが照射される。この電子ビームは、偏向器制御回路1
1からパターンデータに基づく偏向信号が供給される偏
向器6によって偏向されることから、材料の所定フィー
ルドには所望のパターンの描画が行われる。
画を行うときには、ステージが移動させられるが、この
時、ステージ回転補正メモリー13には、材料3の各描
画位置ごとにステージ5の回転成分を補正するデータが
格納されている。偏向器制御回路11から位置決め偏向
器6に供給される偏向信号は、ステージ回転補正メモリ
ー13に記憶されている補正値によって補正される。そ
の結果、パターン描画はステージの回転成分が補正さ
れ、高精度の描画が実行される。
5の回転値を求める実施の形態を説明する。まず、図2
に示すような表面に規則正しく多数の十字状のマークM
が形成された材料3を用意し、この材料を材料ホルダー
4に保持し、図1の装置の材料ステージ5上に載置す
る。なお、十字状マークMは、描画の際のステージの単
位移動距離(描画時の電子ビームのフィールドの単位長
さ)ごとに設けられている。描画装置では、材料3の最
初のマーク位置が電子ビームの光軸上に位置するように
ステージを移動する。
定描画フィールドFを示しており、最初にこのフィール
ドFの中心Oが電子ビームの光軸上に位置される。この
時、フィールドの中心Oにマークが位置されている。そ
の後、ステージ5を移動させ、図中の位置を光軸上に
配置する。この状態で、マーク部分で電子ビームをX,
Y方向に走査し、このマーク部分での電子ビームの走査
に伴って検出器14で検出された信号を、制御コンピュ
ータ8に供給する。制御コンピュータ8は検出信号に基
づいてマーク位置を求めて記憶する。
中の位置を光軸上に配置する。この状態で、マーク部
分で電子ビームをX,Y方向に走査し、このマーク部分
での電子ビームの走査に伴って検出器14で検出された
信号を、制御コンピュータ8に供給する。制御コンピュ
ータ8は検出信号に基づいてマーク位置を求めて記憶す
る。
の位置がY1であり、の位置におけるマークのY方向
の位置がY2であると、このフィールドFにおけるX方
向の回転成分は、Y1−Y2である。
置を光軸上に配置する。この状態で、マーク部分で電子
ビームをX,Y方向に走査し、このマーク部分での電子
ビームの走査に伴って検出器14で検出された信号を、
制御コンピュータ8に供給する。制御コンピュータ8は
検出信号に基づいてマーク位置を求めて記憶する。
中の位置を光軸上に配置する。この状態で、マーク部
分で電子ビームをX,Y方向に走査し、このマーク部分
での電子ビームの走査に伴って検出器14で検出された
信号を、制御コンピュータ8に供給する。制御コンピュ
ータ8は検出信号に基づいてマーク位置を求めて記憶す
る。
の位置がX3であり、の位置におけるマークのX方向
の位置がX4であると、このフィールドFにおけるY方
向の回転成分は、X3−X4である。このようにして、
特定フィールドにおけるX方向とY方向の回転成分を求
めることができる。この回転成分を求める動作は、各フ
ィールドごとに行われ、その結果、材料3の各描画位置
における回転値が求められる。
の求められた回転値から、補正データを作成し、ステー
ジ回転補正メモリーにそのデータを格納する。なお、こ
の実施例では、各フィールドごとに回転成分の検出を行
ったが、飛び飛びのフィールドのみについて回転値を求
め、他のフィールドについては補間法によって回転値を
決定するようにしても良い。
の形態を説明するための図である。この形態では、ステ
ージ5のX方向の移動量を求める2種のレーザ干渉計1
7,18が設けられている。2種のレーザ干渉17,1
8は、ステージ5のY方向に離れた位置でX方向の移動
量を求めるようにされている。このレーザ干渉計17,
18は、各ステージの移動位置においてX方向の移動量
を測定し、測定された2種の移動量の差が求められる。
この差はステージ5の回転に伴うものであり、この差に
基づいてステージの回転値および回転補正データが作成
される。なお、19はステージ5上に設けられた反射ミ
ラーである。
は、図1のシステムにおいて、材料3として通常の被描
画材料を用い、この材料3の各描画領域にテストパター
ンを描画する。この描画後、現像等の処理を行い、材料
上の各描画領域に形成されたパターンを走査電子顕微鏡
等の手段で観察し、パターンの回転を測定して回転値を
求めるようにしても良い。
発明はそれらに限定されない。例えば、電子ビーム描画
装置のみならず、イオンビーム描画装置にも本発明を用
いることができる。
電粒子ビーム描画方法は、被描画材料が載せられたステ
ージを移動させ、該材料に荷電粒子ビームを照射して所
望のパターンを描画するようにした荷電粒子ビーム描画
方法において、あらかじめステージを各描画位置に移動
させ、その都度各描画位置における回転値を求めて記憶
し、実際の描画時には、各描画位置における回転値に基
づく回転補正を行って所望パターンの描画を行うように
したので、ステージの回転誤差による描画精度の劣化が
なく、高精度の描画を行うことができる。
ムを示す図である。
明するための図である。
を検出する実施の形態を説明するための図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被描画材料が載せられたステージを移動
させ、該材料に荷電粒子ビームを照射して所望のパター
ンを描画するようにした荷電粒子ビーム描画方法におい
て、あらかじめステージを各描画位置に移動させ、その
都度各描画位置における回転値を求めて記憶し、実際の
描画時には、各描画位置における回転値に基づく回転補
正を行って所望パターンの描画を行うようにした荷電粒
子ビーム描画方法。 - 【請求項2】 描画領域の各部分にマークが設けられた
基準材料を用意し、この材料をステージに載せ、各マー
クごとに所望サイズステージを特定方向に移動させて移
動の前後においてマーク位置を検出し、マーク位置の特
定方向における位置変化により回転値を求めるようにし
た請求項1記載の荷電粒子ビーム装置。 - 【請求項3】 ステージの移動量を測定するためのレー
ザ測長系を特定方向について2種用意し、ステージの各
描画位置への移動に際して2種のレーザ測長系によるス
テージ移動量の差を求め、この差により各描画位置の回
転値を求めるようにした請求項1記載の荷電粒子ビーム
描画方法。 - 【請求項4】 被描画材料の各描画位置に対して、テス
トパターンを描画し、テストパターンの描画結果に基づ
いて各描画位置の回転値を求めるようにした請求項1記
載の荷電粒子ビーム描画方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18516995A JP3340595B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 荷電粒子ビーム描画方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18516995A JP3340595B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 荷電粒子ビーム描画方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0936022A true JPH0936022A (ja) | 1997-02-07 |
JP3340595B2 JP3340595B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=16166046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18516995A Expired - Fee Related JP3340595B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 荷電粒子ビーム描画方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3340595B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002110516A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Advantest Corp | 電子ビーム露光装置、露光方法、及び半導体素子製造方法 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18516995A patent/JP3340595B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002110516A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Advantest Corp | 電子ビーム露光装置、露光方法、及び半導体素子製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3340595B2 (ja) | 2002-11-05 |
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