JPH0935970A - コイルの自己診断装置 - Google Patents

コイルの自己診断装置

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JPH0935970A
JPH0935970A JP7188787A JP18878795A JPH0935970A JP H0935970 A JPH0935970 A JP H0935970A JP 7188787 A JP7188787 A JP 7188787A JP 18878795 A JP18878795 A JP 18878795A JP H0935970 A JPH0935970 A JP H0935970A
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JP
Japan
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coil
transmission
reference signal
reception
self
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Application number
JP7188787A
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English (en)
Inventor
Yoshito Ishibashi
義人 石橋
Takahiko Takeuchi
宇彦 武内
Hitoshi Yamaguchi
仁志 山口
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に各コイルのチェックを行って、信頼
性を保証する。 【解決手段】 リーダライタ10にデータ記憶体32と
の通信を可能とする所定の通信可能エリア22を、隙間
なくカバーする複数のコイル210a〜210fを配置
し、その複数のコイルと通信可能な状態に検査コイル2
23を配置し、検査コイル223から基準信号を送信
し、コイル切換部14で複数のコイルを順番に切り換え
る。検査コイル223の送信した基準信号は複数のコイ
ル210a〜210fによって順次受信され、受信信号
と基準信号を比較して各コイルが正常か否か判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の非接触デー
タ記憶体を一括して読み書きするリーダライタにおける
コイルの自己診断装置に関する。
【0002】
【関連の技術】この種の非接触データ記憶体を用いた処
理装置として本願発明者等は、例えば特願平7−103
459号のものを提案しており、この概要を図7に示し
ている。図7において、リーダライタ10は制御部1
1、読出部12、相関演算部13、コイル切換部14か
ら構成されており、コイル切換部14にコイルユニット
20が接続されている。コイルユニット20は6つの送
受信兼用コイル21a〜21fが通信が必要な長方形の
通信可能エリア22をカバーするように、3個の送受信
コイル群を横方向に並べ、それを2行縦方向に隣接させ
て配置されている。
【0003】また、料理を乗せた皿31の底面に、その
料理に関するデータを記憶させたデータ記憶体32が取
り付けてあり、そのデータ記憶体32に料理の品名を区
別するためのコードや、料金等の必要な情報が書き込ま
れている。精算は利用者が好みの料理を、1種類あるい
は数種類選び、トレイ30に載せて精算場所まで運んで
行き、コイルユニット20の通信可能エリア22内にト
レイ30を設置することにより行われる。
【0004】ここで、送受信兼用コイル21a〜21f
は、最も小さい皿31のサイズ以下の寸法をもち、1つ
の送受信兼用コイルの内部に2つの皿のデータ記憶体が
同時に位置しないようにしている。精算時における読取
りのスタートは、レジ係が図示しないスタートのスイッ
チを押しても良いし、送受信兼用コイル21a〜21f
よりデータ記憶体32の存在確認コマンドを出して、デ
ータ記憶体32があるか否かを判断する等のいずれでも
良い。読み取り開始を指示されたリーダライタ10は、
制御部11が読出部12を介してコイル切換部14を制
御することによってコイルユニット20の送受信兼用コ
イル21a〜21fを順番に切り換え、通信可能エリア
22内にあるデータ記憶体32のデータを全て読み出
す。
【0005】図7においては、6つの送受信兼用コイル
21a〜21fを順番に切り換え、それぞれの送受信兼
用コイル21a〜21fよりデータ記憶体32の存在確
認コマンドを送出し、データ記憶体32があった場合に
は続けてデータ読出コマンドを送出する。そして、一つ
のデータ記憶体32について全てのデータを取り出した
時点で次のコイルの処理に移るようにしている。また別
の方法としては、存在確認コマンドを用意せずに、直ち
にデータを読み出し、その読出データを検査するように
することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な本願発明者等が既に提案している装置にあっては、一
つの料理に対して一つのコイルが対応しているので、コ
イルに不具合があった場合、その不具合のあるコイルに
対応するデータの収集はできないが、他のコイルに対す
るデータは正常に収集できるので、複数の料理のデータ
を収集するとき、ある一つの料理に対してデータの取り
こぼしがあっても、異常に気がつきにくいという課題が
あった。
【0007】コイルの不具合を検出する方法としては、
コイルをテスタあるいはオシロスコープによって検査す
る方法があるが、例えば料理店などでは毎日検査するこ
とは現実的でない。本発明は、このような状況に鑑みて
なされたもので、自動的に各コイルのチェックを行うこ
とによって、データの取りこぼしをなくすようにするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、複数の送
受信兼用コイルからなるコイル群の正常あるいは異常を
検査するコイルの自己診断装置であって、コイル群の全
てと通信可能な状態に配置された1つの検査コイルと、
検査コイルから基準信号を送出する検査コイル送信部
と、コイル群の一つを順次選択するコイル切換部と、コ
イル切換部によって選択されたコイルで受信した信号か
ら基準信号を検出する検出部とを設けたことを特徴とす
る。
【0009】ここで検出部は、検出した基準信号と検査
コイル送信部から送信した基準信号の一致によってコイ
ル群が正常と判断する。また本発明の別の形態にあって
は、専用の検査コイルを設けず、コイル切換部で、複数
の送受信兼用コイルの一つを送信用に選択すると共に隣
接する他の送受信兼用コイルを受信用に選択する。この
状態で基準信号発生部からコイル切換部で送信用に選択
された送受信兼用コイルに基準信号を供給し、検出部に
より、コイル切換部で受信用に選択された受信コイルで
受信し基準信号を検出する。
【0010】また本発明の別の形態にあっては、複数の
コイルからなる送信コイル群と、送信コイル群の全てと
通信可能な状態に配置された1つの受信コイルを有し、
送信コイル群の正常あるいは異常を検査するコイルの自
己診断装置であって、送信コイル群の一つを順次選択す
るコイル切換部と、コイル切換部により選択された送信
コイルに基準信号を供給する基準信号発生部と、コイル
切換部により選択された送信コイルから送信された信号
を前記受信コイルで受信し基準信号を検出する検出部と
を設けたことを特徴とする。
【0011】この場合にも、検出部は、検出した基準信
号と送信コイルから送信した基準信号の一致によって送
信コイル群が正常と判断する。また送信コイル群が正常
と判断できれば、受信コイルも当然に正常である。更に
本発明の別の形態にあっては、複数のコイルからなる受
信コイル群と、受信コイル群の全てと通信可能な状態に
配置された1つの送信コイルを有し、受信コイル群の正
常あるいは異常を検査するコイルの自己診断装置であっ
て、送信コイルに基準信号を供給する基準信号発生部
と、受信コイル群の一つを順次選択するコイル切換部
と、送信コイルから送信された信号をコイル切換部で選
択された受信コイルで受信し基準信号を検出する検出部
とを設けたことを特徴とする。
【0012】この場合にも、検出部は、検出した基準信
号と送信コイルから送信した基準信号の一致によって受
信コイル群が正常と判断する。また送信コイル群が正常
と判断できれば、受信コイルも当然に正常である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明のリーダライタ10
及びコイルユニット200の望ましい実施形態であっ
て、図7と同一部分は同記号を用いている。図1におい
て、リーダライタ10には制御部11、読出部12、相
関演算部13、コイル切換部14に加え、検査コイル送
信部15が設けられている。一方、コイルユニット20
0はこの実施例にあっては円形をした6つの送受信兼用
コイル210a〜210fが隣接して横方向に3個並べ
られてコイル群を形成し、そのコイル群を縦方向に隣接
して配設することによって長方形の通信可能エリア22
を形成している。その通信可能エリア22に沿ってその
内側、かつ送受信兼用コイル210a〜210fを囲む
状態で、長方形の検査コイル223が形成されている。
【0014】トレイ30には、例えば料理を乗せた3つ
の皿31が乗せられ、各皿31の底面に、その料理に関
するデータを記憶させたデータ記憶体32が取り付けて
あり、データ記憶体32には料理の品名を区別するため
のコードや、料金等の必要な情報が書き込まれている。
精算は皿31を乗せたトレイ30を精算場所まで運んで
行き、コイルユニット200の通信可能エリア22内に
トレイ30を設置することにより行われる。
【0015】このように構成された装置において、図示
しない上位装置あるいは制御部11を検査モードに設定
すると、リーダライタ10の制御部11から読出部12
を介して、あるいはリーダライタ10に接続されている
上位装置から制御部11及び読出部12を介してコイル
切換部14にコイル切換指示を送出し、送受信兼用コイ
ル210aを選択する。一方、制御部11は検査コイル
送信部15を駆動して、基準信号発生部15aから基準
信号に基づいて検査コイル送信部15がコイル検査用の
基準信号を送出して検査コイル223から送信させる。
【0016】基準信号発生部15aの基準信号は、正弦
波信号あるいは疑似ランダム信号が使用されるが、この
例では1レベルの信号と0レベルの信号が交互に発生す
る変調信号によって変調された疑似ランダム信号を送出
するようになっている。次に検査コイル223から送信
された基準信号を受信兼用コイル210aで受信する
と、受信した信号はコイル切換部14を介して相関演算
部13に供給され、そこで相関が取られた信号は制御部
11に供給され、復調後に基準信号と比較される。この
比較結果が一致していれば、送受信兼用コイル210a
は正常であると判断し、受信する送受信兼用コイルを順
次切り換えて、同様な方法で送受信兼用コイル210b
〜210fの検査を行う。そして、異常があったときは
上位装置にその異常の内容を通知する。更に信頼性を向
上させるためにはこのときの送信と受信を逆にして再度
同じ検査をすることも有効である。
【0017】また別の方法として検査コイル223を別
途設けず、基準信号発生部15aをコイル切換部14内
に設け、隣接する送受信兼用コイルで検査するようにし
ても良い。例えば送受信兼用コイル210aは送受信兼
用コイル210dと互いに検査しあい、送受信兼用コイ
ル210bは送受信兼用コイル210eと検査し合うよ
うにする。このようにすることで、部品点数を減らすこ
とができる。
【0018】図2は、図1のコイル切換部14の実施形
態の回路図であり、送受信兼用コイル210a〜210
fは、スイッチ等で送受信を切り換えて使用する。図2
において、コイル切換部14の内部に設けられた送信信
号源140の出力は送信アンプ142に入力接続され、
送信アンプ142の出力はスイッチ143a〜143f
のそれぞれを介して送受信兼用コイル210a〜210
fの一端に接続される。また、送信信号源140からの
出力ラインはスイッチ141にも供給される。
【0019】送受信兼用コイル210a〜210fの他
端はそれぞれスイッチ144a〜144fを介して接地
接続される。送受信兼用コイル210a〜210fとス
イッチ144a〜144fのそれぞれの間の接続ライン
は、分岐されて受信アンプ145a〜145fの入力端
子に接続される。受信アンプ145a〜145fの出力
信号は合成回路146で合成され、単一出力として図1
に示した相関演算部13に出力される。
【0020】通常の動作時、すなわち送受信兼用コイル
210a〜210fによってデータ記憶体32のデータ
を読み出す動作は、送受信兼用コイル210a〜210
fを順番に送信駆動することで行われる。すなわち、送
信時には送信アンプ142の入力段に設けられたスイッ
チ141を図示のようにオフにして、送信信号源140
からの出力を送信アンプ142によって増幅する。同時
に切換スイッチ143aと144aをオンとし、スイッ
チ143b〜143f、144b〜144fをオフと
し、送受信兼用コイル210aだけを送信駆動する。
【0021】ここで、送信信号源140としては、リー
ダライタ10の読出部12よりデータ読出のために発行
する各種のコマンドやアドレスなどの2進データをビッ
ト0に対応した周波数f1と、ビット1に対応した周波
数f2に変換したFSK変調信号を出力する回路部、あ
るいはビット0に対応した疑似ランダム系列信号M0
と、ビット1に対応した疑似ランダム系列信号M1に変
換した疑似ランダム系列信号を出力する回路部など、適
宜用いることができるが、この例では疑似ランダム系列
信号を用いるものとする。
【0022】一方、受信動作は先ずスイッチ141がオ
ンとなり、送信信号源140からの出力を接地接続し、
送信アンプ142の入力を接地レベルとする。このこと
は送信アンプ142の出力インピーダンスが十分低けれ
ば、見かけの上では出力側を接地したことと等価であ
る。またこれと同時に、スイッチ144a〜144fを
オフとし、スイッチ143a〜143fのうちオンとな
るスイッチを順番に選択することによって、使用する送
受信兼用コイルの切換を行う。この切り換えによって、
選択された送受信兼用コイルが受信用として使用され
る。
【0023】つまり、切換スイッチ143aがオンする
ことで、送受信兼用コイル210aの一端がスイッチ1
43aと送信アンプ142の出力側を介して接地接続さ
れ、リーダライタ10からの呼びかけに対する返送信号
に応じた信号電圧が送受信兼用コイル210aに誘起さ
れ、その誘起された信号が受信アンプ145aと合成回
路146を介して相関演算部13に供給される。
【0024】このとき、他の送受信兼用コイル210b
〜210fはスイッチ143b〜143fおよび切換ス
イッチ144a〜144fがオフとなって、切り離し状
態にあるために、送受信兼用コイル210b〜210f
は同じ誘導磁界が作用しても閉回路ができないために、
受信アンプ145b〜145fの入力はゼロレベルとな
っており、現在、受信動作を行っている送受信兼用コイ
ル210aの信号に干渉を起こすことはない。
【0025】このような送受信切換を行うスイッチ14
1、143a〜143f、144a〜144fはアナロ
グスイッチで構成されており、図1に示すリーダライタ
10に設けた制御部11からのスイッチ制御信号を受け
て切換動作が行われる。コイル検査時の送受信兼用コイ
ル210a〜210fの切換えも、通常時と同じであ
る。また図1の基準信号発生部15aおよび検査コイル
送信部15は、図2の回路における送信信号源140、
スイッチ141、スイッチ143a〜143fと同じ回
路で構成される。
【0026】以上の実施形態は、コイル検査時の基準信
号として1レベルと0レベルが交互に繰り返すパルス信
号で疑似ランダム系列信号を変調しているが、他の形態
として、基準信号を例えば一定周波数の正弦波を使用し
た場合には、受信側ではバンドパスフィルタを経由して
その信号を整流し、コンデンサに誘起する電圧がある閾
値を上回るかどうかで判断することができる。また、別
の方法として予め定めた疑似ランダム系列信号を使用
し、これを受信コイルで受信し、同一の基準疑似ランダ
ム系列信号と自己相関をとり、その自己相関値が閾値を
上回るかどうかで判断しても良い。
【0027】図3は他の実施形態を示すブロック図であ
り、図1の実施形態から検査コイル送信部15が省略さ
れ、コイルユニット300は送受信兼用コイル210a
〜210fが送信コイル310a〜310fに置き換え
られ、検査コイル223が受信コイル323に置き換え
られている。このように構成された装置において、コイ
ルの検査を行うときは上位装置あるいは制御部11を検
査モードに設定すると、上位装置あるいは制御部11か
ら読出部12を介してコイル切換部14を駆動し、送信
コイル310aを選択し、コイル切換部14から選択さ
れた送信コイル310aを介して変調信号で変調された
基準信号を送出する。この基準信号は受信コイル323
で受信され、コイル切換部14を介して相関演算部13
に供給され、相関の取られた信号が制御部11に供給さ
れ、制御部11において供給された信号が基準信号を変
調した変調信号と一致するか否かが照合され、回路の適
否が判断される。
【0028】送信コイル310a〜310fの切り換
え、及び送受信の切り換えは、図4に示すコイル切換部
14において行われる。ここで、送信信号源140がコ
イル検査時には基準信号発生部となる。コイル検査時に
は、先ずスイッチ141をオフとし、スイッチ143b
〜143fと、スイッチ114b〜144fをオフと
し、スイッチ143a及びスイッチ144aをオンする
ことで、送信コイル310aが選択される。送信信号源
140から送信された変調信号で変調された基準信号は
送信アンプ142、スイッチ143aを介して送信コイ
ル310aに供給され、送信される。送信された基準信
号は受信コイル323で受信され、受信アンプ145を
介して相関演算部13に供給され、相関が取られた信号
が図3の制御部11で基準信号を変調した変調信号と照
合され、この回路の適否が判断される。
【0029】送信コイル310aの適否照合が終了する
と、オンにするスイッチをスイッチ143b及びスイッ
チ144bに移し、送信コイル310bの検査を行う。
送信コイル310bの検査が終了すると、オンにするス
イッチを順次隣のスイッチに移し、同様にして残りの送
信コイルの検査を行う。検査が終了し、通常の動作モー
ドにするときは、上位装置あるいは制御部11で設定さ
れていた検査モードを解除することで、通常モードに戻
る。通常モードでも検査モード同様に、送信コイル31
0a〜310fが順次選択され、そこから読取コマンド
が送出され、図3のデータ記憶体32のデータが順次収
集される。
【0030】図5は更に別の実施形態を示すブロック図
であり、コイルユニット400は、図3の送信コイル3
10a〜310fを受信コイル410a〜410fと
し、また図3の受信コイル323を送信コイル423と
したものである。図5におけるコイル切換部14は、図
6のように構成されている。ここで、送信信号源140
がコイル検査時には基準信号発生部となる。コイル検査
時には、上位装置あるいは制御部11で検査モードを設
定し、スイッチ141をオフにする。この状態で送信信
号源140から送出された基準信号が送信アンプ142
を介して送信コイル423から送信される。
【0031】一方、受信側は先ずスイッチ144aがオ
ン、スイッチ144b〜144fがオフに制御され、送
信された信号は受信コイル410aで受信される。受信
された信号は受信アンプ145aおよび合成回路146
を介して相関演算部13に供給され、そこで照合の取ら
れた信号が図5の制御部11で基準信号を変調した変調
信号と照合され、コイルの適否が判断される。
【0032】受信コイル410aの検査が終了すると、
スイッチ144aがオフにスイッチ144bがオンに制
御され、受信コイル410bの検査が行われる。以下、
同様にして受信コイル410c〜410fの検査が行わ
れる。尚、本発明は、複数の送受信コイルと1つの検査
コイル、複数の送信コイルと1つの受信コイル、及び1
つの送信コイルと複数の受信コイルの場合のコイル検査
の3つの組合わせのコイル検査を例にとっているが、こ
れ以外の送受信コイルの組合せであっても、兼用の検査
コイル又は送受信コイルのいずれか一方の検査コイルと
して使用することで、同様に適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はコイル検
査用の基準信号を送信し、その基準信号を受信コイルで
受信するようにしたので、コイルの検査が自動化でき、
テスタなどの測定器を使用することなく、コイルの検査
が行えるという効果を有する。また疑似ランダム信号を
使用すればノイズの多い環境でも、安定した検査が行え
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図
【図2】図1におけるコイル切換部の回路図
【図3】他の実施形態を示すブロック図
【図4】図3におけるコイル切換部の回路図
【図5】他の実施例を示すブロック図
【図6】図3におけるコイル切換部の回路図
【図7】本願発明者が提案している先願装置のブロック
【符号の説明】
10:リーダライタ 11:制御部 12:読出部 13:相関演算部 14:コイル切換部 15:検査コイル送信部 15a:基準信号発生部 140:送信信号源 141,143a〜143f,144a〜144f:ス
イッチ 142:送信アンプ 145a〜145f:受信アンプ 20,200,300,400:コイルユニット 21a〜21f,210a〜210f:送受信兼用コイ
ル 146:合成回路 22,222,322:通信可能エリア 223:検査コイル 323:受信コイル 30:トレイ 31:皿 32:データ記憶体 310a〜310f:送信コイル 410a〜410f:受信コイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の送受信兼用コイルからなるコイル群
    の正常あるいは異常を検査するコイルの自己診断装置に
    於いて、 前記コイル群の全てと通信可能な状態に配置された1つ
    の検査コイルと、 前記検査コイルから基準信号を送出する検査コイル送信
    部と、 前記コイル群の一つを順次選択するコイル切換部と、 前記コイル切換部によって選択されたコイルで受信した
    信号から基準信号を検出する検出部と、を設けたことを
    特徴とするコイルの自己診断装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコイルの自己診断装置に於
    いて、前記検出部で検出した基準信号と検査コイル送信
    部から送信した基準信号の一致によってコイル群が正常
    と判断することを特徴とするコイルの自己診断装置。
  3. 【請求項3】複数の送受信兼用コイルからなるコイル群
    の正常あるいは異常を検査するコイルの自己診断装置に
    於いて、 前記複数の送受信兼用コイルの一つを送信用に選択する
    と共に隣接する他の送受信兼用コイルを受信用に選択す
    るコイル切換部と、 前記コイル切換部で送信用に選択された送受信兼用コイ
    ルに基準信号を供給する基準信号発生部と、 前記コイル切換部で送信用に選択された送受信兼用コイ
    ルから送信された信号を、前記コイル切換部で受信用に
    選択された前記受信コイルで受信し基準信号を検出する
    検出部と、を設けたことを特徴とするコイルの自己診断
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のコイルの自己診断装置に於
    いて、前記検出部で検出した基準信号と検査コイル送信
    部から送信した基準信号の一致によって前記送受信兼用
    コイル群が正常と判断することを特徴とするコイルの自
    己診断装置。
  5. 【請求項5】複数のコイルからなる送信コイル群と該送
    信コイル群の全てと通信可能な状態に配置された1つの
    受信コイルを有し、前記送信コイル群の正常あるいは異
    常を検査するコイルの自己診断装置に於いて、 前記送信コイル群の一つを順次選択するコイル切換部
    と、 前記コイル切換部により選択された送信コイルに基準信
    号を供給する基準信号発生部と、 前記コイル切換部により選択された送信コイルから送信
    された信号を前記受信コイルで受信し基準信号を検出す
    る検出部と、 を設けたことを特徴とするコイルの自己診断装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のコイルの自己診断装置に於
    いて、検出部で検出した基準信号と送信コイルから送信
    した基準信号の一致によってコイル群が正常と判断する
    ことを特徴とするコイルの自己診断装置。
  7. 【請求項7】複数のコイルからなる受信コイル群と該受
    信コイル群の全てと通信可能な状態に配置された1つの
    送信コイルを有し、前記受信コイル群の正常あるいは異
    常を検査するコイルの自己診断装置に於いて、 前記送信コイルに基準信号を供給する基準信号発生部
    と、 前記受信コイル群の一つを順次選択するコイル切換部
    と、 前記送信コイルから送信された信号を前記コイル切換部
    で選択された受信コイルで受信し基準信号を検出する検
    出部と、を設けたことを特徴とするコイルの自己診断装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7記載のコイルの自己診断装置に於
    いて、検出部で検出した基準信号と送信コイルから送信
    した基準信号の一致によってコイル群が正常と判断する
    ことを特徴とするコイルの自己診断装置。
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