JP2016170532A - コード読取装置、及び、発券機 - Google Patents

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【課題】容易に保守点検が可能なコード読取装置、及び、発券機を提供する。【解決手段】実施形態によれば、コード読取装置は、読取部と、設定部と、判定部と、第1報知部と、を備える。読取部は、所定の読取可能領域においてコードを読み取る。設定部は、前記読取可能領域に検査領域を設定する。判定部は、前記設定部が設定した前記検査領域において前記読取部が前記コードを読み取れるか判定する。第1報知部は、前記判定部が判定した結果を報知する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、コード読取装置、及び、発券機に関する。
駅などに設置される発券機には、乗車券情報などを示す二次元コードを印刷した券媒体を発行するものがある。また、発券機などの駅務機器には、券媒体に印刷された二次元コード又は携帯端末が表示部に表示する二次元コードを読み取るコード読取装置を有するものがある。このようなコード読取装置は、適切に二次元コードを読み取れるかを保守点検する必要がある。また、発券機では、適切に二次元コードを券媒体に印刷できるかを保守点検する必要もある。
特開2008−84162号
上記の課題を解決するため、容易に保守点検が可能なコード読取装置、及び、発券機を提供する。
実施形態によれば、コード読取装置は、読取部と、設定部と、判定部と、第1報知部と、を備える。読取部は、所定の読取可能領域においてコードを読み取る。設定部は、前記読取可能領域に検査領域を設定する。判定部は、前記設定部が設定した前記検査領域において前記読取部が前記コードを読み取れるか判定する。第1報知部は、前記判定部が判定した結果を報知する。
図1は、第1実施形態に係る検査システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る券媒体の構成例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るコードリーダの構成例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る発券機の動作例を示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態に係る検査シートの構成例を示す図である。 図6は、第2実施形態に係る検査シートの他の構成例を示す図である。 図7は、第2実施形態に係る検査端末の表示例を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る検査端末の他の表示例を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る発券機が格納する検査シートテーブルの構成例を示す図である。 図10は、第2実施形態に係る発券機の動作例を示すフローチャートである。 図11は、第3実施形態に係る検査システムの構成例を示すブロック図である。 図12は、第3実施形態に係る発券機に翳す券媒体の例を示すブロック図である。 図13は、第3実施形態に係る発券機の動作例を示すフローチャートである。 図14は、第4実施形態に係る検査システムの構成例を示すブロック図である。 図15は、第4実施形態に係る券媒体の構成例を示す図である。 図16は、第4実施形態に係る発券機の動作例を示すフローチャートである。 図17は、第4実施形態に係る発券機の動作例を示すフローチャートである。 図18は、第4実施形態に係る発券機の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
以下の実施形態では、発券機などに搭載されるコード読取装置が適切に二次元コードを読み取ることができるか検査するための検査システムについて説明する。
実施形態に係る発券機は、利用者が提示する二次元コードを読み取る機能(コード読取装置)、および二次元コードを印刷した券媒体を発行する機能を有する。たとえば、発券機は、駅などに設置される自動券売機として用いられる。自動券売機としての発券機は、利用客又は係員が提示する券媒体に印字した二次元コード又は携帯端末が表示する二次元コードを読み取る機能と、乗車券情報を示す二次元コードを印刷した券媒体を発行する機能とを有する。
また、発券機は、精算機として用いられるものでも良い。精算機としての発券機は、利用客又は係員が提示する券媒体に印字された二次元コード又は携帯端末が表示する二次元コードを読み取る機能と、精算券情報を示す二次元コードを印刷した券媒体を発行する機能とを有する。
また、発券機は、テーマパーク又は映画館などの施設において、二次元コードを印刷した券媒体としてのチケットの発行及び読取りをするものであっても良い。また、発券機は、飲食店などにおいて、二次元コードを印刷した券媒体としての食券の発行及び読取りをするものであっても良い。
発券機が用いられる用途及び二次元コードの内容は、特定の構成に限定されるものではない。また、コード読取装置は、発券機に搭載されるものに限定されない。例えば、コード読取装置は、券媒体に印字された二次元コード又は携帯端末が表示する二次元コードを読み取る自動改札装置に搭載するものであっても良い。
以下の説明では、駅などに設置される発券機が、券媒体又は携帯端末などから二次元コードを読み取るコード読取装置を搭載した運用形態を想定して説明するものとする。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る発券機1を含む検査システム10の構成例を示すブロック図である。
図1が示すように、検査システム10は、発券機1及び券媒体3などを備える。
発券機1は、CPU11、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、表示部16、操作部17、磁気券処理部18、カードリーダライタ19、金額処理部20、コードリーダ21、及び、発行部22などを備える。発券機1は、データバスなどを介してCPU11と、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、表示部16、操作部17、磁気券処理部18、カードリーダライタ19、金額処理部20、コードリーダ21、及び、発行部22とを通信可能に接続する。
CPU11、ROM12、RAM13、NVM14及びコードリーダ21などは、コード読取装置を構成する。
CPU11は、発券機1全体の動作を制御するプロセッサとして機能を有する。CPU11は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。CPU11は、内部メモリ、ROM12あるいはNVM14に予め記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、CPU11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであっても良い。この場合、CPU11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM12は、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、予め発券機1の仕様に応じて組み込まれる。ROM12は、たとえば、発券機1の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、CPU11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM14(記憶部)は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM14は、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などである。NVM14は、発券機1の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。また、NVM14は、CPU11が種々の処理を実行することで生成したデータを保存する。
通信部15は、上位装置としてのホストコンピュータなどとの通信を行うインターフェースである。
表示部16は、CPU11からの信号に基づいて種々の情報を表示する。表示部16は、報知部として機能する。たとえば、表示部16は、コードリーダ21による二次元コードの読み取り結果などを表示(報知)する。表示部16は、たとえば、液晶ディスプレイなどである。
操作部17は、発券機1の操作者によって、種々の指示が入力される。操作部17は、操作者に入力された指示のデータをCPU11へ送信する。操作部17は、たとえば、キーボード、テンキー、及び、タッチパネルなどである。
なお、表示部16と操作部17とは、一体的に形成されてもよい。即ち、表示部16は、指示を入力するためのアイコンを表示し、操作部17は、アイコンがタッチされることで指示の入力を受け付けてもよい。
磁気券処理部18は、磁気定期券に記録されている磁気情報を読み取り、又は、磁気定期券に磁気情報を書き込む。
カードリーダライタ19は、ICカードに記録されている情報を読み取り、又は、ICカードに情報を書き込む。
金額処理部20は、駅の係員が投入した現金あるいは金額カード(プリペイドカードやクレジットカード)を処理するものである。たとえば、金額処理部20は、駅の係員が投入した現金を集計し、駅の係員が投入した現金の金額を決定する。また、金額処理部20は、釣銭を放出する機能を有する。たとえば、金額処理部20は、CPU11からの命令に基づいて、釣銭を放出する。
コードリーダ21(読取部)は、券媒体又は画面などからコードを読み取る。たとえば、コードリーダ21は、券媒体又は画面などから二次元コードを読み取る。券媒体から二次元コードを読み取る場合、コードリーダ30は、たとえば、光を券媒体3に照射してその反射光を取得することで、券媒体3から二次元コードを読み取る。携帯端末などの画面から二次元コードを読み取る場合、コードリーダ30は、たとえば、画面からの光を取得することで、画面から二次元コードを読み取る。コードリーダ21は、可視光などの通常光を用いて二次元コードを読み取る。なお、コードリーダ21は、不可視光を用いて二次元コードを読み取ってもよい。
発行部22は、CPU11の制御に基づいて、発券処理等を実行し、例えば券情報が印刷された券媒体を放出する。券情報は、券媒体の発行又は提示を受ける利用者に示される情報である。たとえば、券情報は、発行日、発行時間、又は、券番号などを備える。また、券情報は、乗車券情報であってもよい。乗車券情報は、利用可能な乗車区間などを示す。たとえば、乗車券情報は、発着駅、及び、有効区間などを備える。有効区間は、たとえば、終着駅又は乗車料金などである。乗車券情報は、鉄道会社又は有効期限などを備えてもよい。乗車券情報は、特定の構成に限定されるものではない。発行部22は、券情報として視認可能な文字、及び、二次元コードを印刷した券媒体を発行する。
発行部22は、たとえば、券媒体を構成するロール紙を供給する供給部、ロール紙を搬送する搬送部、ロール紙を所定の長さにカットするカット部、カットされたロール紙に情報を印刷する印刷部、及び、印刷されたロール紙(券媒体)を外部へ排出する排出部などを備える。印刷部は、インク又はトナーなどの印刷素材を塗布することでロール紙に情報を印刷してもよい。また、ロール紙が感熱シートである場合、印字部は、ロール紙を加熱して情報を印刷してもよい。
なお、発券機1は、上述した構成以外の構成要素を適宜追加しても良いし、特定の構成を除外してもよい。
券媒体3は、保守点検のために、コードリーダ21に読み取らせる券媒体である。
図2は、券媒体3の構成例を示す図である。
券媒体3は、発行部22の供給部などが格納するロール紙から構成される。たとえば、券媒体3は、紙、プラスチック、又は、ビニールなどから構成される。また、券媒体3は、感熱シートから構成されてもよい。
図2が示すように、券媒体3は、印刷領域31及び32などを備える。
印刷領域31は、券情報として、発行日、発行日時及び券番号が印刷される。印刷領域31は、目視可能な文字列で発行日、発行日時及び券番号が印刷される。なお、印刷領域31は、券情報の一部が印刷されてもよい。また、印刷領域31は、券情報以外の情報が印刷されてもよい。
印刷領域32は、券情報を示す二次元コードが印刷される。印刷領域32に印刷される二次元コードは、印刷領域31に印刷される券情報を示す。なお、印刷領域32は、券情報を示すコード(一次元コードなど)、マーク、又は記号などが印刷されてもよい。
なお、券媒体3は、保守用の二次元コードを印刷されてもよい。
また、券媒体3は、発券機1によって発行されたものであってもよいし、他の機器によって発行されたものであってもよい。
次に、コードリーダ21について説明する。
図3は、コードリーダ21の構成例を示す図である。
コードリーダ21は、読取可能領域211などを備える。
読取可能領域211は、二次元コードを読み取ることができる領域である。即ち、利用者が読取可能領域211に二次元コードが印刷された券媒体などを翳すと、コードリーダ21は、券媒体などから二次元コードを読み取ることができる。
コードリーダ21は、読取可能領域211に、たとえば、透明な素材(ガラス、又は、プラスチックなど)を備える。即ち、コードリーダ21は、読取可能領域211に翳された券媒体からの反射光などをCCDなどの読取部が読取可能となるように構成される。
コードリーダ21は、読取可能領域211が上を向くように設置されてもよいし、下を向くように設置されてもよい。
また、CPU11は、読取可能領域211内に、検査領域212a乃至211oを設定する。
検査領域212は、二次元コードを読み取ることが可能であるかチェックされる領域である。即ち、検査領域212は、二次元コードを備える券媒体などが翳された場合に、適切に二次元コードを読み取ることができるか判定される。
図3が示す例では、CPU11は、読取可能領域211を15個の領域に均等な大きさに分割し、分割された各領域を検査領域212と設定している。CPU11は、横3行及び縦5列の格子状に読取可能領域211を分割し、検査領域212を設定する。
なお、CPU11は、読取可能領域211を互いに異なる大きさに分割して、検査領域212を設定してもよい。たとえば、CPU11は、読取可能領域211内の場所ごとに分割する大きさを変えてもよい。たとえば、CPU11は、読取可能領域211の中心部についてはより小さな領域に分割し、周辺部についてはより大きな領域に分割してもよい。検査領域の個数及び形状は、特定の構成に限定されるものではない。
次に、CPU11が実現する機能について説明する。
CPU11は、読取可能領域211に検査領域212を設定する機能を有する(設定部)。
たとえば、CPU11は、最初に、所定の検査領域212(たとえば、検査領域212a)を設定する。当該検査領域212において二次元コードを読み取ること可能であるかチェックすると、CPU11は、次の検査領域212(たとえば、検査領域212b)を設定する。
CPU11は、上記の動作を繰り返して、読取可能領域211内に複数個の検査領域212を順々に設定する。
なお、CPU11が設定する検査領域212の順序は、特定の構成に限定されるものではない。
また、CPU11は、保守点検作業を行う係員に、設定した検査領域212を報知する機能を有する(報知部)。
たとえば、CPU11は、表示部16に、設定した検査領域212の位置を案内表示する。また、CPU11は、表示部16に、さらに二次元コードを印刷した券媒体3を当該検査領域212に翳すように促すメッセージを表示してもよい。
また、CPU11は、二次元コードを読み取ることができたか判定する機能を有する。
即ち、CPU11は、設定された検査領域212において、コードリーダ21を通じて二次元コードを読み取ることができたか判定する(判定部)。
たとえば、CPU11は、二次元コードが備えるチェック符号などに基づいて二次元コードを読み取ることができたか判定してもよい。また、CPU11は、予め格納する所定のデータと、二次元コードが示すデータとが一致しているかを判定することで、二次元コードを読み取ることができたか判定してもよい。
また、CPU11は、検査領域212を設定した後に所定の時間内に二次元コードを読み取ることができない場合に、二次元コードを読み取ることができなかったと判定してもよい。また、CPU11は、操作部17などを通じて係員が読取できないことを入力した場合に、二次元コードを読み取ることができなかったと判定してもよい。
また、CPU11は、二次元コードの読み取ることができた場合、表示部16などに読取に成功したことを示すメッセージを表示してもよい。
また、CPU11は、各検査領域212のチェック結果をNVM14に格納する。なお、CPU11は、チェック結果をRAM13に格納してもよい。
また、CPU11は、複数個の検査領域212のチェック結果を報知する機能を有する(報知部)。
たとえば、CPU11は、各検査領域212のチェック結果をNVM14から取得する。CPU11は、取得したチェック結果に基づいて、各検査領域212と、各検査領域212のチェック結果とを表示部16に表示する。CPU11は、各検査領域212に対するチェック結果をリストとして表示部16に表示してもよい。また、CPU11は、各検査領域212に対するチェック結果をマップとして表示部16に表示してもよい。
また、CPU11は、チェック結果を外部装置へ送信してもよい。
次に、発券機1の動作例について説明する。
図4は、発券機1の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、発券機1のCPU11は、保守が開始されたか判定する(S11)。たとえば、CPU11は、操作部17などを通じて係員から保守の開始を指示する操作を受け付けたか判定する。保守が開始されていないと判定すると(S11、NO)、CPU11は、S11へ戻る。
保守が開始されたと判定すると(S11、YES)、CPU11は、最初の検査領域212(たとえば、検査領域212a)を設定する(S12)。
最初の検査領域212を設定すると、CPU11は、表示部16などを通じて、設定された検査領域212を係員に報知する(S13)。例えば、CPU11は、設定した検査領域を示す情報を表示部16に表示する。これに応じて、係員は、報知(表示)された検査領域212に券媒体3を翳すものとする。
表示部16などにより検査領域212を報知すると、CPU11は、コードリーダ21を通じて、二次元コードを読み取れたか判定する(S14)。係員が検査領域212に券媒体を翳すと、コードリーダ21は、券媒体上の二次元コードを読み取る。CPU11は、コードリーダ21が二次元コードを正しく読み取れたか否かを判定する。
二次元コードを正しく読み取れたと判定すると(S14、YES)、CPU11は、当該検査領域212のチェック結果として、二次元コードの読取が成功したことを示す情報をNVM14に格納する(S15)。
二次元コードを読み取れないと判定すると(S14、NO)、CPU11は、当該検査領域212のチェック結果として、二次元コードの読み取りが失敗したことを示す情報をNVM14に格納する(S16)。
二次元コードの読取が成功したことを示す情報をNVM14に格納した場合(S15)、又は、二次元コードの読み取りが失敗したことを示す情報をNVM14に格納した場合(S16)、CPU11は、設定された検査領域212が最後の検査領域212(たとえば、検査領域212o)であるか判定する(S17)。
設定された検査領域212が最後の検査領域212(たとえば、検査領域212o)でないと判定すると(S17、NO)、CPU11は、次の検査領域212を設定する(S18)。
次の検査領域212を設定すると、CPU11は、S13に進む。
設定された検査領域212が最後の検査領域212(たとえば、検査領域212o)であると判定すると(S17、YES)、CPU11は、NVM14が格納するチェック結果を報知する(S19)。例えば、CPU11は、チェック結果を示す情報を表示部16に表示する。チェック結果を報知すると、CPU11は、検査(保守)動作を終了する。
なお、発券機1は、二次元コードの読み取りを開始する操作を受け付けてから、二次元コードの読み取りを開始してもよい。
また、発券機1は、各検査領域212のチェック結果に基づいて、読み取り動作が正常に動作しているかを判定してもよい。たとえば、発券機1は、各検査領域212で二次元コードを読み取れた場合に、読み取り動作が正常に作動していると判定してもよい。
また、発券機1は、保守動作において、券媒体の代わりに携帯端末が表示部の画面に表示する二次元コードを読み取るようにしてもよい。
以上のように構成された発券機は、読取可能領域の各部に検査領域を設定することができる。発券機は、各検査領域において二次元コードを適切に読み取ることができるか判定する。その結果、発券機は、読取可能領域において、二次元コードを読み取ることができない領域を特定することができる。したがって、発券機は、容易に保守点検することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る発券機1は、各検査領域212に対応する検査シートなどを用いてチェック(保守動作)を行う。第2実施形態に係る発券機1は、図1に示す構成により実現可能である。このため、第2実施形態に係る券売機1の構成については、詳細な説明を省略する。
検査システム10は、さらに検査シート4a乃至4oなどを備える。
検査シートは、所定の検査領域212(たとえば、検査領域212a)に二次元コードを翳すためのシートである。
図5は、検査シート4aの構成例を示す。
検査シート4aは、紙、ビニール、又は、プラスチックなどから構成される。
検査シート4aは、コードリーダ21の読取可能領域211とほぼ同一の形状及び大きさに形成される。即ち、検査シート4aは、読取可能領域211に配置した場合に読取可能領域211をほぼ過不足なく覆うことができる。
図5が示すように、検査シート4aは、印刷領域41aを備える。
印刷領域41aは、二次元コードが印刷される。二次元コードは、第1実施形態の券媒体3に印刷される二次元コードと同様である。
印刷領域41aは、検査領域212aに対応する位置にある。即ち、検査シート41の印刷領域41aが、二次元コードがコードリーダ21に向くように、読取可能領域211にセットされると、印刷領域41aの二次元コードは、検査領域212a内に配置される。
次に、検査シート4の他の例について説明する。
図6は、検査シート4aと異なる検査シート4bの構成例を示す。
図6が示すように、検査シート4bは、印刷領域41bを備える。
印刷領域41bは、印刷領域41aと同様に二次元コードが印刷される。
印刷領域41bは、検査領域212bに対応する位置にある。
検査シート4a乃至4oは、それぞれ検査領域212a乃至211oをチェックするための検査シートである。即ち、各検査シート4の各印刷領域41a乃至41oは、検査領域212a乃至211oに対応する位置にある。
また、検査システム10は、検査シート4a乃至4oの代わりに、検査端末を備えてもよい。
図7は、検査端末5の外観構成例を示す。
検査端末5は、表示部51を備える。表示部51は、たとえば、液晶ディスプレイなどである。表示部51は、コードリーダ21が読取り可能な二次元コードを表示する。また、検査端末5は、図示しないCPU、ROM、RAM、NVM及び通信部などを備える。すなわち、検査端末5の表示部51は、CPUからの信号に基づいて二次元コードを表示する。
表示部51は、各検査領域212に対して二次元コードを表示することができるように形成される。例えば、表示部51は、コードリーダ21の読取可能領域211とほぼ同じ形状及び大きさに形成される。また、表示部51は、コードリーダ21の読取可能領域211よりも大きくてもよい。
検査端末5のCPUは、検査シート4に印刷する二次元コードと同等なものを表示部51に表示する機能を有する。
図7は、検査端末5の表示部51が検査シート4aと同様な二次元コードを表示した例を示す。
図7が示すように、表示部51は、表示領域51aを備える。表示領域51aは、コードリーダ21で読取り可能な二次元コードを表示する。表示領域51aが表示する二次元コードは、検査シート4aの印刷領域41aに印刷される二次元コードと同様である。表示領域51aは、検査領域212aに対応する位置にある。即ち、検査端末5の表示部51の表示画面を読取可能領域211に向けてセットすると、検査領域212aには、表示領域51aの二次元バーコードが提示される。
図8は、検査端末5の表示部51が検査シート4bと同様なものを表示した例を示す。
図8が示すように、表示部51は、表示領域51bを備える。表示領域51bは、コードリーダ21で読取り可能な二次元コードを表示する。表示領域51bは、検査領域212bに対応する位置にある。即ち、検査端末5の表示部51の表示画面を読取可能領域211に向けてセットすると、検査領域212bには、表示領域51bの二次元バーコードが提示される。
図7或いは図8に示すように、検査端末5のCPUは、検査シート4a乃至4oと同様な二次元コードを表示部51に表示する機能を有する。即ち、検査端末5のCPUは、各検査領域212に対応する位置に二次元コードを表示部51に表示させる。
検査端末5は、係員の操作に応じて検査シート4と同様なものを表示してもよい。また、検査端末5は、所定の間隔で順々に異なる位置に二次元コードが配置される検査シート4と同様なものを表示するようにしてもよい。
次に、NVM14が格納するデータについて説明する。
NVM14は、検査シートテーブルなどを格納する。
図9は、検査シートテーブルの構成例を示す。
検査シートテーブルは、設定された検査領域212に対して検査に用いる検査シート4を示す。図9が示すように、検査シートテーブルは、検査領域212(212a、212b、…、212o)と検査シート4(4a、4b、…、4o)とを対応付けて格納する。検査シートは、各検査領域212に対応する位置に二次元コードを備える検査シートである。図9が示す検査シートテーブルは、検査領域212a乃至212oがそれぞれ検査シート4a乃至4oに対応することを示す。
CPU11は、設定した検査領域212に対応する検査シート4を報知(表示)する機能を有する(報知部)。CPU11は、検査シートテーブルを参照して、検査領域212に対応する検査シート4を決定する。CPU11は、表示部16に、決定した検査シート4を表示する。
次に、発券機1の動作例について説明する。
図10は、発券機1の動作例を説明するためのフローチャートである。
ここで、図10が示すは、図4が示すS11、12、14乃至19と同様な動作で実現できるので、詳細な説明を省略するものとする。
CPU11は、検査領域を設定すると(S12)、設定した検査領域に対応する検査シート4を検査シートテーブルにより決定し、決定した検査シート4を報知する(S21)。例えば、CPU11は、設定した検査領域に対応する検査シートを示す案内を表示部16に表示する。このような案内に応じて、係員は、報知された検査シート4をコードリーダ21の読取可能領域211にセットするものとする。また、係員は、報知された検査シート4と同様な内容を表示する表示部51を有する検査端末5を読取可能領域211にセットするようにしてもよい。検査シート4を報知すると、CPU11は、S14へ進む。また、次の検査領域を設定すると(S18)、CPU11は、S21へ進む。
なお、CPU11は、所定の時間間隔で検査領域212を順々に設定してもよい。この場合、検査端末5は、検査領域の設定タイミングに合わせたタイミングで、検査領域に対応する検査シート4と同様な内容を順々に表示部51に表示してもよい。
以上のように構成された発券機は、検査シート又は検査端末を使用して各検査領域に対して二次元コードを適切に読み取れるか判定することができる。そのため、係員は、より正確に検査領域に二次元コードを翳すことができる。したがいって、発券機は、適切に読み取れる領域及び読み取れない領域をより正確に判定することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
図11は、実施形態に係る検査システム10の構成例を示す図である。
第3実施形態に係る発券機1は、二次元コードを読めた券媒体3の位置を取得する構成を有する。図11に示す第3実施形態に係る発券機1´については、図1に示す発券機1と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図11が示すように、発券機1´は、コードリーダ21とは別のカメラ23を備える。たとえば、カメラ23は、CCDカメラなどである。カメラ23(撮影部)は、コードリーダ21の読取可能領域211に翳されている券媒体3を撮影する。たとえば、カメラ23は、コードリーダ21の読取可能領域211の上部に、読取可能領域211を見下ろすように配置される。
なお、発券機1´は、カメラ23が券媒体3を撮影するための照明などを備えてもよい。
次に、CPU11が実現する機能について説明する。
CPU11は、券媒体3から二次元コードを読み取ることができたか判定する機能を有する(判定部)。
たとえば、CPU11は、二次元コードが備えるチェック符号などに基づいて二次元コードを読み取ることができたか判定してもよい。また、CPU11は、予め格納する所定のデータと、二次元コードが示すデータとが一致しているかを判定することで、二次元コードを読み取ることができたか判定してもよい。
また、CPU11は、二次元コードの読み取ることができた場合、表示部16などに読取に成功したことを示すメッセージを表示してもよい。
また、CPU11は、継続して券媒体3から二次元コードを読み取ることができたか判定してもよい。即ち、CPU11は、二次元コードを読み取ることができた後も、継続して二次元コードを読み取る。なお、CPU11は、所定の間隔で、二次元コードを読み取ってもよい。
また、CPU11は、二次元コードの読み取りに成功した場合に、券媒体3の位置を取得する機能を有する(位置取得部)。たとえば、CPU11は、二次元コードの読み取りに成功した場合に、カメラ23を通じて券媒体3を撮影する。
CPU11は、撮影された画像から読取可能領域211条での券媒体3の位置を判定する。たとえば、CPU11は、パターンマッチングなどを用いて画像上での券媒体3の位置を取得し、画像上の位置から読取可能領域211上の位置を算出してもよい。
なお、CPU11は、他の装置から券媒体3の位置を取得してもよい。券媒体3の位置を取得する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、CPU11は、読み取りに成功した位置(成功位置)として、取得された券媒体3の位置をNVM14に格納する。なお、CPU11は、取得された券媒体3の位置をRAM13に格納してもよい。
また、CPU11は、成功位置を報知する機能を有する(報知部)。たとえば、CPU11は、NVM14から成功位置を取得する。CPU11は、表示部16に成功位置を表示する。たとえば、CPU11は、成功位置をマップとして表示部16に表示してもよい。また、CPU11は、成功位置を外部装置へ送信してもよい。
次に、発券機1’の動作例について説明する。
ここでは、係員が、発券機1’が読取可能領域211内で券媒体3から二次元コードを読み取ることができるかチェックするものとする。また、係員は、券媒体3の印刷面をコードリーダ21に向けた状態で、券媒体3を読取可能領域211内で移動させるものとする。
図12は、読取可能領域211における券媒体3の移動例を示す。
図12が示すように、係員は、券媒体3を読取可能領域211の左上にセットし、右に移動させる。係員は、券媒体3を右に移動させた後、左下に移動させ、再び右に移動させる。
なお、係員が券媒体3を移動させる経路は、特定の構成に限定されるものではない。
図13は、発券機1’の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、発券機1’のCPU11は、保守が開始されたか判定する(S31)。たとえば、CPU11は、操作部17などを通じて係員から保守の開始を指示する操作を受け付けたか判定する。保守が開始されていないと判定すると(S31、NO)、CPU11は、S31へ戻る。
保守が開始されたと判定すると(S31、YES)、CPU11は、コードリーダ21を通じての二次元コードの読み取りを開始する(S32)。二次元コードの読み取りを開始すると、CPU11は、保守が終了されたかを判定する(S33)。たとえば、CPU11は、操作部17などを通じて係員から保守の終了を指示する操作を受け付けたか判定する。
保守が終了されていないと判定すると(S33、NO)、CPU11は、二次元コードの読み取りに成功したか判定する(S34)。二次元コードの読み取りに成功したと判定すると(S34、YES)、CPU11は、カメラ23を用いて券媒体3を撮影する(S35)。券媒体3を撮影すると、CPU11は、撮影された画像から券媒体3の位置を取得する(S36)。券媒体3の位置を取得すると、CPU11は、成功位置として、取得された位置をNVM14に格納する(S37)。
二次元コードの読み取りに成功していないと判定した場合(S34、NO)、又は、取得された位置をNVM14に格納した場合(S37)、CPU11は、S33に戻る。
保守が終了されたと判定すると(S33、YES)、CPU11は、NVM14が格納する成功位置を係員に報知する(S38)。例えば、CPU11は、表示部16に成功位置を表示する。成功位置を報知すると、CPU11は、動作を終了する。
なお、CPU11は、カメラ23を通じて継続して券媒体3を撮影してもよい。この場合、CPU11は、二次元コードの読み取りに成功した時点での撮影画像に基づいて券媒体3の位置を判定してもよい。
以上のように構成された発券機は、二次元コードの読み取りに成功した場合に、当該二次元コードを印刷した券媒体の位置を取得することができる。その結果、発券機1は、係員が読取可能領域内で券媒体を移動させることで、二次元コードを読み取ることができる領域を識別し、提示することができる。したがって、発券機は、容易に保守点検することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態に係る検査システム10は、発券機1を複数個備える点、及び、試刷紙を用いる点で第1実施形態の検査システム10と異なる。したがって、その他の点については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施形態に係る発券機1は、乗車券、特急券又は精算券などとして、二次元コードを印刷した券媒体を発行するものとする。
図14は、実施形態に係る検査システム10の構成例を示す図である。
図14が示すように、検査システム10は、発券機1a並びに1b、及び、試刷紙6などを備える。
ここでは、検査システム10は、発券機1aの動作をチェックするものとする。
発券機1a及び1bは、第1実施形態の発券機1と同様であるので詳細な説明を省略する。なお、発券機1aは、CPU11a、ROM12a、RAM13a、NVM14a、通信部15a、表示部16a、操作部17a、磁気券処理部18a、カードリーダライタ19a、金額処理部20a、コードリーダ21a、及び、発行部22aなどを備えものとする。発券機1bは、CPU11b、ROM12b、RAM13b、NVM14b、通信部15b、表示部16b、操作部17b、磁気券処理部18b、カードリーダライタ19b、金額処理部20b、コードリーダ21b、及び、発行部22bなどを備えるものとする。
また、通信部15(15a及び15b)は、さらに他の発券機1などとの通信を行う。
試刷紙6は、発券機1aの発行動作及び読取動作をチェックするために、発券機1aが発行する試刷紙である。
試刷紙6は、券情報として試刷紙情報が印刷される。試刷紙情報は、発行日、発行日時、及び/又は、券番号などを備える。試刷紙情報は、通常の券媒体3の券情報であってもよいし、チェック用の所定の情報であってもよい。
図15は、試刷紙6の構成例を示す図である。
試刷紙6は、発行部22の供給部などが格納するロール紙から構成される。たとえば、試刷紙6は、紙、プラスチック、又は、ビニールなどから構成される。また、試刷紙6は、感熱シートから構成されてもよい。
図15が示すように、試刷紙6は、印刷領域61及び62などを備える。
印刷領域61は、試刷券情報として、発行日、発行日時及び券番号が印刷される。印刷領域61は、目視可能な文字列で発行日、発行日時及び券番号が印刷される。なお、印刷領域61は、券情報の一部が印刷されてもよい。また、印刷領域61は、券情報以外の情報が印刷されてもよい。
印刷領域62は、試刷券情報を示す二次元コードが印刷される。印刷領域62に印刷される二次元コードは、印刷領域61に印刷される試刷券情報を示す。なお、印刷領域62は、試刷券情報を示すコード(一次元コードなど)、マーク、又は記号などが印刷されてもよい。
次に、CPU11が実現する機能について説明する。
CPU11は、発行部22を用いて、試刷紙6を発行する機能を有する。
たとえば、CPU11は、試刷紙6に印刷する試刷紙情報を設定する(設定部)。たとえば、NVM14が予め試刷紙情報を格納し、CPU11は、NVM14から試刷紙情報を取得してもよい。また、CPU11は、操作部17を通じて試刷紙情報の入力を受け付けてもよい。
CPU11は、試刷紙情報を設定すると、取得された試刷紙情報を示す二次元コードを生成する。CPU11は、二次元コードを生成すると、試刷紙情報と、二次元情報とを印刷した試刷紙6を発行する。
また、CPU11は、試刷紙6から二次元コードを適切に読み取ることができたか判定する機能を有する(判定部)。たとえば、CPU11は、コードリーダ21を通じて試刷紙6から二次元コードを読み取る。CPU11は、読み取られた二次元コードをデコードし試刷紙情報を取得する。CPU11は、試刷紙6に印刷するための設定された試刷紙情報と、デコードして得られた試刷紙情報とを比較する。CPU11は、両者が一致すれば、試刷紙6から二次元コードを適切に読み取ることができたと判定する。他方、CPU11は、両者が一致しなければ、試刷紙6から二次元コードを適切に読み取れなかったと判定する。
また、CPU11は、試刷紙6から二次元コードを適切に読み取ることできなかったと判定した場合に、試刷紙6に印刷するために設定した試刷紙情報を他の発券機1(たとえば、発券機1b)に送信する機能を有する(送信処理部)。
たとえば、CPU11は、通信部15を通じて他の発券機1へ試刷紙6に印刷するために設定した試刷紙情報を送信する。
また、CPU11は、試刷紙情報を送信した他の発券機1を報知してもよい(報知部)。例えば、CPU11は、表示部16に試刷紙情報を送信した他の発券機1を示す情報を表示する。
また、CPU11は、他の発券機1から受信した試刷紙情報と、試刷紙6の二次元コードから取得した試刷紙情報と、が一致するか判定する機能を有する(判定部)。たとえば、CPU11は、通信部15などを通じて他の発券機1から試刷紙情報を受信する(受信処理部)。また、CPU11は、コードリーダ21を通じて試刷紙6から試刷紙情報を取得する。CPU11は、両者を比較し、一致するかを判定する。
また、CPU11は、他の発券機1から受信した試刷紙情報と、試刷紙6の二次元コードから取得した試刷紙情報とが一致するかの判定結果を報知する機能を有する(提示部)。たとえば、CPU11は、表示部16に判定結果を表示する。なお、CPU11は、両者が一致した場合には、試刷紙情報の送信元のコードリーダ21が破損している恐れがある旨を表示部16に表示してもよい。また、CPU11は、両者が一致しない場合には、試刷紙情報の送信元の発行部22が破損している恐れがある旨を表示部16に表示してもよい。
次に、発券機1aの動作例について説明する。
まず、発券機1aが試刷紙6を発行する動作について説明する。
発券機1aのCPU11aは、試刷紙6の発行が開始されたか判定する(S51)。たとえば、CPU11は、操作部17などを通じて係員から試刷紙6の発行を開始する宣言する操作を受け付けたか判定する。試刷紙6の発行が開始されていないと判定すると(S51、NO)、CPU11aは、S51に戻る。
試刷紙6の発行が開始されたと判定すると(S51、YES)、CPU11aは、試刷紙情報を設定する(S52)。試刷紙情報を設定すると、CPU11aは、試刷紙情報を示す二次元コードを生成する(S53)
二次元コードを生成すると、CPU11aは、発行部22を用いて、試刷紙情報と二次元コードとを印刷した試刷紙6を発行する(S54)。試刷紙6を発行すると、CPU11aは、動作を終了する。
次に、発券機1aが試刷紙6を読み取る動作例について説明する。
図17は、発券機1aが試刷紙6を読み取る動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、係員は、発券機1aが発行した試刷紙6を発券機1aのコードリーダ21aに翳すものとする。
まず、発券機1aのCPU11aは、コードリーダ21aを通じて、試刷紙6から二次元コードを読み取ったか判定する(S61)。二次元コードを読み取っていないと判定すると(S61、NO)、CPU11aは、S61に戻る。
二次元コードを読み取ったと判定すると(S61、YES)、CPU11aは、試刷紙6を発行するために設定した試刷紙情報を取得する(S62)。設定した試刷紙情報を取得すると、CPU11aは、設定した試刷紙情報と、試刷紙6から読み取った二次元コードが示す試刷紙情報とを比較する(S63)。
両者が一致すると判定すると(S64、YES)、CPU11aは、表示部16aなどに、適切に試刷紙情報を読み取ることができた旨を表示する(S65)。両者が一致しないと判定すると(S64、NO)、CPU11aは、表示部16aなどに、試刷紙6の読み取りが適切に行われなかった旨を表示する(S66)。
試刷紙6の読み取りが適切に行われなかった旨を表示すると、CPU11aは、通信部15aを通じて、試刷紙6を発行するために設定した試刷紙情報を他の発券機1(たとえば、発券機1b)に送信する(S67)。
試刷紙6を発行するために設定した試刷紙情報を他の発券機1(たとえば、発券機1b)に送信すると、CPU11aは、表示部16aなどに、送信先の発券機1を表示する(S68)。適切に試刷紙情報を読み取ることができた旨を表示した場合(S65)、又は、送信先の発券機1を表示した場合(S68)、CPU11aは、動作を終了する。
なお、CPU11aは、係員からの操作を受け付けてから、試刷紙6を発行するために設定した試刷紙情報を他の発券機1へ送信してもよい。
次に、発券機1bの動作例について説明する。
ここでは、発券機1aは、試刷紙6を発行するために設定した試刷紙情報を発券機1bに送信するものとする。また、係員は、試刷紙6を発券機1bのコードリーダ21bに翳すものとする。
まず、発券機1bのCPU11bは、通信部15bを通じて試刷紙情報を受信したか判定する(S71)。試刷紙情報を受信していないと判定すると(S71、NO)、CPU11bは、S71に戻る。
試刷紙情報を受信したと判定すると(S71、YES)、CPU11bは、コードリーダ21bを通じて、試刷紙6から二次元コードを読み取ったか判定する(S72)。二次元コードを読み取っていないと判定すると(S72、NO)、CPU11bは、S72に戻る。
二次元コードを読み取ったと判定すると(S72、YES)、CPU11bは、受信された試刷紙情報と、試刷紙6から読み取られた二次元コードが示す試刷紙情報とを比較する(S73)。両者が一致すると判定すると(S74、YES)、CPU11bは、表示部16bなどに、両者が一致した旨を表示する(S75)。両者が一致しないと判定すると(S74、NO)、CPU11bは、表示部16bなどに、両者が一致しない旨を表示する(S76)。両者が一致した旨を表示した場合(S75)、又は、両者が一致しない旨を表示した場合(S76)、CPU11bは、動作を終了する。
なお、検査システム10が発券機1bの動作をチェックする場合、発券機1aの動作と発券機1bの動作は入れ替わる。
以上のように構成された発券機は、試刷紙を発行し、発行した試刷紙を読み取ることで、適切に試刷紙を発行し及び読み取ることができることをチェックすることができる。また、発券機は、試刷紙の読み取りに失敗した場合に他の発券機へ試刷紙情報を送信する。他の発券機は、受信された試刷紙情報と試刷紙から読み取った試刷紙情報とが一致するかをチェックする。
その結果、検査システムは、発券機が発行に失敗したのか読み取りに失敗したのかを判定することができる。即ち、他の発券機が受信された試刷紙情報と試刷紙から読み取った試刷紙情報とが一致すると判定した場合、検査システムは、発券機が読み取りに失敗したと判定することができる。他方、他の発券機が受信された試刷紙情報と試刷紙から読み取った試刷紙情報とが一致しないと判定した場合、検査システムは、発券機が発行に失敗したと判定することができる。
したがって、検査システムの発券機は、容易に保守点検することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1(1a及び1b)…発券機、3…券媒体、4a乃至4o…検査シート、5…検査端末、6…試刷紙、11(11a及び11b)…CPU、14(14a及び14b)…NVM、16(16a及び16b)…表示部、17(17a及び17b)…操作部、21(21a及び21b)…コードリーダ、22(22a及び2b)…発行部、31及び32…印刷領域、41a乃至41o…印刷領域、51…表示部、51a乃至51o…表示領域、211…読取可能領域、212a乃至212o…検査領域。

Claims (13)

  1. 所定の読取可能領域においてコードを読み取る読取部と、
    前記読取可能領域に検査領域を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記検査領域において前記読取部が前記コードを読み取れるか判定する判定部と、
    前記判定部が判定した結果を報知する第1報知部と、
    を備えるコード読取装置。
  2. 前記設定部は、前記読取可能領域に複数の検査領域を設定する、
    前記請求項1に記載のコード読取装置。
  3. 前記設定部が設定した検査領域を報知する第2報知部を備える、
    前記請求項2に記載のコード読取装置。
  4. 各検査領域に対応する検査シートを示す情報を記憶する記憶部を有し、
    前記設定部が1つの検査領域を設定するごとに、設定した検査領域に対応する検査シートを報知する第3報知部を備える、
    前記請求項2又は3に記載のコード読取装置。
  5. 所定の読取可能領域において媒体上のコードを読み取る読取部と、
    前記読取部が前記媒体上のコードを読み取ったか判定する判定部と、
    前記判定部が前記媒体上のコードを読み取ったと判定した場合に、前記媒体の位置を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部が取得した前記媒体の前記位置を報知する報知部と、
    を備えるコード読取装置。
  6. 前記読取部は、所定の間隔でコードを読み取る、
    前記請求項5に記載のコード読取装置。
  7. 前記媒体を撮影する撮影部を備え、
    前記位置取得部は、前記撮影部が撮影した画像に基づいて前記媒体の位置を判定する、
    前記請求項5又は6に記載のコード読取装置。
  8. 前記コードは、二次元コードである、
    前記請求項1乃至7の何れか1項に記載のコード読取装置。
  9. 他の発券機と通信する通信部と、
    券情報を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記券情報を示すコードを印刷した券媒体を発行する発行部と、
    前記発行部が発行した前記券媒体から前記コードを読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取った前記コードが示す券情報と、前記設定部が設定した前記券情報とが一致するか判定する第1判定部と、
    前記第1判定部が一致しないと判定した場合に、前記通信部を通じて前記他の発券機に前記設定部が設定した前記券情報を送信する送信処理部と、
    を備える発券機。
  10. 前記読取部は、他の発券機が発行した券媒体からコードを読み取り、
    前記通信部を通じて前記他の発券機から券情報を受信する受信処理部と、
    前記受信処理部が受信した前記券情報と、前記読取部により前記他の発券機が発行した前記券媒体から読み取った前記コードが示す券情報とが一致するか判定する第2判定部と、
    前記第2判定部が判定した結果を報知する第1報知部と、
    を備える、
    前記請求項9に記載の発券機。
  11. 前記送信処理部が前記券情報を送信した前記他の発券機を報知する第2報知部を備える、
    前記請求項9又は10に記載の発券機。
  12. 前記券媒体は、試刷紙である、
    前記請求項9乃至11の何れか1項に記載の発券機。
  13. 前記コードは、二次元コードである、
    前記請求項9乃至12の何れか1項に記載の発券機。
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