JPH0935378A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH0935378A
JPH0935378A JP7171737A JP17173795A JPH0935378A JP H0935378 A JPH0935378 A JP H0935378A JP 7171737 A JP7171737 A JP 7171737A JP 17173795 A JP17173795 A JP 17173795A JP H0935378 A JPH0935378 A JP H0935378A
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JP
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disc
shaped recording
recording medium
diameter
plate
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Application number
JP7171737A
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English (en)
Inventor
Noriaki Tozaki
戸崎典昭
Yoshihiro Mukoda
向田佳弘
Hideaki Ezoe
江添秀明
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Panasonic Automotive Systems Malaysia Sdn Bhd
Original Assignee
Sanyo Automedia Sdn Bhd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 径の異なる大小2種類のディスク状記録媒体
を再生するためのディスク再生装置において、その再生
時に自動車などの振動で音跳びが発生しないようにす
る。 【構成】 ベース3に緩衝部材rを介して基板5を設
け、その基板5に可動板6を揺動自在に設ける。また、
基板5にターンテーブル52とピックアップ54を設け
る一方、可動板6にターンテーブル52に対向してクラ
ンプ盤61を設ける。特に、可動板6の後端部には止め
金62を突設する。また、天板4の裏面にはディスク判
別機構を設け、その天板4をベース3の上端に固定して
シャーシ2を構成する。そして、そのディスク判別機構
で径の異なる大小2種類のディスク状記録媒体を判別で
きるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽情報などを記録し
たディスク状記録媒体(以下、ディスクともいう)の再
生に用いられるディスク再生装置に関し、特に大小2種
類のディスク状記録媒体を再生可能なディスク再生装置
にあって振動する環境下での音質を向上できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽情報などを記録したディスク
状記録媒体として、CD(コンパクトディスク)やデジ
タルビデオディスク(DVD)などがあるが、それらに
は規格があってサイズが特定されている。例えば、CD
にはシングルCDといって直径が8cmのものと、これ
より大型で直径が12cmの2種類がある。
【0003】一方、それらディスクを再生するディスク
再生装置にあって、例えばCDのように大小2種類ある
ディスクの両方を再生できる機能を備えたものがある。
【0004】その種のディスク再生装置は、ベースと該
ベースの上端に固定される天板で成り一端面が径の異な
る大小2種類のディスクを装填するための装填口とされ
ているシャーシと、このシャーシのベースに緩衝部材を
介して支持される基板と、この基板に揺動自在に設けら
れる可動板とを備え、このうち前記基板にディスクを回
転させるターンテーブルと、そのディスクの記録情報を
読み取るピックアップが設けられ、また可動板にはター
ンテーブルと対向してディスクの片面を回転自在に支持
するクランプ盤が設けられている。
【0005】特に、ディスクの大小を判別するべく可動
板に所定のディスク判別機構を搭載し、その判別機構を
以って装填されるディスクが所定位置に案内されるよう
にしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスク再生装置によれば、判別機構を可動板に搭
載している関係上、自動車などの振動系で用いられるデ
ィスク再生装置ではシャーシと基板が共鳴し、音跳びな
どディスクの再生に悪影響を及ぼすという難点があっ
た。
【0007】また、その判別機構は部品点数が多く煩雑
であり、それ故に生産性も悪く故障する危険性も高いも
のであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、ベースと該ベースの上端に固定される天板で
成り一端面が径の異なる大小2種類のディスク状記録媒
体を装填するための装填口とされているシャーシと、こ
のシャーシのベースに固定した緩衝部材にて支持される
基板と、この基板に揺動自在に設けられる可動板とを備
え、このうち前記基板にディスク状記録媒体を回転させ
るターンテーブルと、そのディスク状記録媒体の記録情
報を読み取るピックアップが設けられ、また可動板には
ターンテーブルと対向してディスク状記録媒体の片面を
回転自在に支持するクランプ盤が設けられているディス
ク再生装置において、前記ディスク状記録媒体の大小を
判別するディスク判別機構を天板の裏面に設けるととも
に前記可動板の後端部に大径のディスク状記録媒体を定
位置に停止させるための止め金を突設して大小2種類の
ディスク状記録媒体の中心がターンテーブル上に案内さ
れるようにしたことを特徴とするディスク再生装置を提
供するものである。
【0009】特に、ディスク判別機構は、小径のディス
ク状記録媒体の直径より大きく大径のディスク状記録媒
体の直径より小さい間隔を有して装填口に垂下された一
対の案内ピンを含み大径のディスク状記録媒体の装填時
にその端面で一対の案内ピンが加圧されることにてその
相互の間隔が拡大するようにして成る一次判別機構と、
その案内ピンの奥側にて垂下された一対の可動ピンを含
み前記案内ピンの間を通過した小径のディスク状記録媒
体がその一対の可動ピンにて定位置に停止され大径のデ
ィスク状記録媒体の装填時には前記可動ピンが案内ピン
に連動して倒伏し当該ディスク状記録媒体が止め金にて
定位置に停止されるまで進行可能とした二次判別機構に
より構成している。
【0010】
【作用】本発明によれば、ディスク状記録媒体の大小を
判別するディスク判別機構をシャーシの天板に設けてい
るから、このディスク再生装置を自動車などの振動系で
用いたとき、シャーシが振動してもピックアップなどを
備えた基板は共鳴せずに安定状態を保つようになる。こ
のため、その状態でディスク状記録媒体を再生したと
き、音跳びなどが発生せず良質な音声が再生されること
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係わるディス
ク再生装置の一例として、車載用のCDプレーヤを示
す。図中、1は合成樹脂もしくは金属製のハウジング、
2はハウジング1の中に固定される金属製のシャーシで
あり、それぞれ一端面に互いに連通する装填口11,2
1を形成してある。
【0012】このうち、シャーシ2は凹字形の端面をも
つベース3と、このベース3の上端に固定される天板4
で成り、その内部でディスク状記録媒体の記録情報を再
生できるように構成してある。なお、図中Dがディスク
状記録媒体としてのコンパクトディスク(CD)であ
り、これは装填口11,21からシャーシ2の中に装填
され、また必要に応じて装填口11,21から取り出せ
るようにしてある。
【0013】次に、図2はシャーシ2を分解した状態を
示す。この図に示すようにベース3の上端には鍔31が
形成してあり、その鍔31に螺入されるネジfにて天板
4を固定するようにしてある。また、ベース3の中には
基板5を設け、その基板5にはコ字形を呈する可動板6
を設けてある。
【0014】基板5は金属板を所定形状に成形したもの
であって、これはベース3に固定した中空状のゴム製ダ
ンパなど緩衝部材rにて3箇所を支持されている。この
基板5には略中央にモータM1を固定し、またモータM
1に近接して開口部51を形成している。そして、モー
タM1の駆動軸にターンテーブル52を取り付け、開口
部51にはガイド軸53に沿って作動するピックアップ
54を設けている。なお、ピックアップ54はディスク
状記録媒体の記録情報を読み取る既存の電子部品であっ
て、これは基板5に固定した可逆モータM2の動力を受
け、その信号面に沿って平行移動するようにしてある。
【0015】一方、可動板6は両端部が基板5に枢着さ
れており、先端側が基端5に対して揺動するようにして
ある。特に、その先端側にはターンテーブル52に対向
してクランプ盤61を回転自在に設けている。ここで、
ターンテーブル52とクランプ盤61は通常の状態にあ
って一定の間隔をあけて近接しており、ディスク状記録
媒体が装填されたときにクランプ盤61が下降し相互に
ディスク状記録媒体の中心をクランプするようになって
いる。また、可動板6の後端部にはL字形の止め金6
2,62を下方に向けて突設している。
【0016】なお、図2において、Rはディスク状記録
媒体を移動するための送りローラである。図示するよう
に、この送りローラRはベース3の両側面3a,3bに
形成した斜溝32にて支持され、後述する手段により斜
溝32に沿って上下に移動するようになっている。
【0017】次に、図3は天板4の平面図を示す。この
天板4の裏面には図示するようなディスク判別機構が設
けてある。図示するディスク判別機構は、径の異なる大
小2種類のディスク状記録媒体として例えば直径12c
mのCDと直径8cmのCDを判別するものであって、
一対の案内ピン71a,71bを含む一次判別機構と、
一対の可動ピン81a,81bを含む二次判別機構で成
る。一対の案内ピン71a,71bは小径のディスク状
記録媒体(例えば直径8cmのCD)の直径より大き
く、大径のディスク状記録媒体(例えば直径12cmの
CD)の直径より小さい間隔を有し、装填口21の方向
すなわち図の鉛直下方に向けて垂下されている(図4参
照)。特に、大径のディスク状記録媒体の装填時にあっ
て、その相互の間隔が拡大するようにしている。
【0018】その手段として、本実施例では案内ピン7
1a,71bを突設した2つのガイドプレート72a,
72bを天板4の裏面に枢着し、その枢着部Tの内側に
形成したフック73と天板4に形成したフック41をバ
ネS1で繋ぎ、且つガイドプレート72a,72bの一
端を腕部74とし、その腕部74を相互に交差させて当
該腕部74に形成した長孔75にスライド軸76を貫通
し、そのスライド軸76を天板4に形成したT字形のガ
イド溝42で摺動自在に支持して一次判別機構を構成し
ている。特に、一方のガイドプレート72bに近接して
一端を天板4に枢着せしめたロック片77を設けてい
る。なお、ロック片77の他端にはガイドプレート72
bの端面にて支持されるガイドピン77aを突設し、そ
の近傍にはV字形の鉤部77bを形成し、また鉤部77
bの逆側にはフック77cを形成して当該フック77c
と天板4に形成したフック43をバネS2で繋いでい
る。
【0019】従って、大径のディスク状記録媒体の装填
時に、その端面が一対の案内ピン71a,71bを加圧
すると、ガイドプレート72a,72bが枢着部Tを支
点として回転するため、案内ピン71a,71bがそれ
ぞれ外方に移動してその間隔が拡大し、大径のディスク
状記録媒体を受け入れられるようになるのである。な
お、このとき一方のガイドプレート72bはロックピン
78がロック片77の鉤部77bに係止されることによ
り復帰が規制され、また他方のガイドプレート72aも
スライド軸76を通じて復帰を規制されるようになる。
【0020】ところで、小径のディスク状記録媒体は案
内ピン71a,71bの間を非接触状態で通過するので
あるが、このとき仮にその端面が案内ピン71a,71
bの一方に接触すると、スライド軸76が片側だけから
加圧力を受けてガイド溝42の先端に係止されるように
なるのでガイドプレート72a,72bは動作せず、そ
れ故に案内ピン71a,71bの間隔も拡大しない。す
なわち、小径のディスク状記録媒体は案内ピン71a,
71bの間をそのまま通過し、大径のディスク状記録媒
体は案内ピン71a,71bを動作させながらその間を
通過するのであり、案内ピン71a,71bの作動と不
作動でディスク状記録媒体の大小が判別されることとな
る。
【0021】一方、二次判別機構は上述のように一対の
可動ピン81a,81bを含み、案内ピン71a,71
bの間を通過した小径のディスク状記録媒体がその一対
の可動ピン81a,81bにて定位置に停止され、大径
のディスク状記録媒体の装填時には可動ピン81a,8
1bが案内ピン71a,71bに連動して倒伏し、当該
ディスク状記録媒体が止め金62,62にて定位置に停
止されるまで進行可能となるように構成してある。
【0022】可動ピン81a,81bは案内ピン71
a,71bより奥側すわなち装填口21の逆方向、特に
小径のディスク状記録媒体の中心をターンテーブル上に
停止可能な位置にあって、案内ピン71a,71bとほ
ぼ同間隔で天板4から垂下されており、大径のディスク
状記録媒体が装填されたときに上述の如く案内ピン71
a,71bに連動して外方に倒伏するようにしてある。
【0023】特に、可動ピン81a,81bが案内ピン
71a,71bに連動して倒伏するための手段として、
本実施例では一端が一方のガイドプレート72aに枢着
してあるスライドプレート82、このスライドプレート
82の他端に枢着してあるアーム83、このアーム83
の一端が係止してあるレバー84、及び中間リンク85
を通じて連接してある直動リンク86,87を用いてい
る。
【0024】このうち、スライドプレート82には天板
4に開口した長孔44にて摺動自在に支持されるピン8
2aを突設し、アーム83には一端に係止溝83aを形
成し他端に下方に向くピン83bを突設してある。ま
た、レバー84には一端に天板4に開口した長孔45で
摺動自在に支持され且つ係止溝83aと係合するピン8
4aを突設し他端にフック84bを形成している。特
に、そのフック84bと天板4に形成したフック46を
バネS3で繋いでレバー84をアーム83側へ付勢して
いる。
【0025】一方、直動リンク86には天板4に開口し
た長孔47にて摺動自在に支持されるピン86aと、レ
バー84の内側に形成した起伏面84cに接触するピン
86bと、スライドプレート82の内側に形成した起伏
面82bに接触するピン86cと、中間リンク85の一
端に枢着するためのピン86dとをそれぞれ突設し、且
つ可動ピン81aの位置には係止孔86eを開口してい
る。また、他方の直動リンク87には天板4に開口した
長孔48にて摺動自在に支持されるピン87aと、中間
リンク85の他端に枢着するためのピン87bとを突設
し、且つ可動ピン81bの位置に係止孔87cを開口し
ている。更に、中間リンク85には一端にフック85a
を形成し、そのフック85aと天板4に形成したフック
49をバネS4で繋ぎ中間リンク85を介して直動リン
ク86,87をそれぞれ外方に付勢している。なお、図
3において、Pは二点鎖線で示す樹脂プレートであり、
これは天板4の裏面における装填口21側にあってガイ
ドプレート72a,72bなどが露出しない状態に装着
してある。
【0026】次に、図5は天板4の裏面の一部を拡大し
た状態を示す。この図で明確にしているように、可動ピ
ン81a,81bは天板4の裏面側に突設したブラケッ
トBにて支持されている回転軸mと直交する状態で一体
に成形され、その回転軸mを中心に揺動自在とされてい
る。特に、回転軸mには可動ピン81a,81bの逆側
に突起j(図1参照)が設けてあり、その突起を直動リ
ンク86,87の係止孔86e,87cの一部で挟み込
んである。このため、直動リンク86,87が内方に向
けて作動したとき可動ピン81a,81bは回転軸mの
回転に伴って外方に倒伏するようになる。
【0027】次に、図6と図7にシャーシ2の側面を示
す。図6に示すようにディスク判別機構を構成するレバ
ー84には下部側に二股状の脚部84dが形成してあ
る。一方、ベース3の側面3aの内壁には揺動プレート
91、揺動レバー92、揺動アーム93、及び揺動リン
ク94を枢着してある。そして、揺動プレート91の上
部に突設したピン91aをレバー84の脚部84dに係
合する一方、揺動レバー92の一端に突設したピン92
aを揺動プレート91の一端に係合させている。また、
その揺動レバー92の他端に2つの歯車95a,95b
から成る二段歯車95と歯車95bに噛合する歯車96
を設け、揺動アーム93の一端には送りローラRと歯車
97を設けている。そして、図2または図7に示す可逆
モータM3の動力を受けて回転する歯車98に、歯車9
5a,97をそれぞれ噛合させている。更に、揺動アー
ム93の他端には揺動リンク94の内側縁にて支持され
るピン93aを突設し、その揺動リンク94の一端には
ピン94aを突設している。
【0028】ここで、99は板カム99aとラック部9
9bと加圧ピン99cを備えたスライドラックであり、
このうち板カム99aには揺動リンク94のピン94a
が係合し、ラック部99bには歯車96が適宜に噛合
し、また加圧ピン99cには揺動プレート91の下部側
が係合している。
【0029】従って、図7に示すように送りローラRと
樹脂プレートPで挟み込まれたコンパクトディスクDが
所定の位置まで進行し、これにより図6のレバー84が
装填口21側に移動すると、揺動プレート91が図6の
時計方向に回転するため揺動レバー92は逆に反時計方
向に回転するようになる。このとき、歯車96がラック
部99bに噛合してスライドラック99を装填口21の
逆方向に移動させるようになる。そうすると、揺動リン
ク94が板カム99aの作用で次第に時計方向に回転
し、同時に揺動アーム93が反時計方向に回転して送り
ローラRがコンパクトディスクDを解放するようにな
る。また、その直後にスライドラック99の加圧ピン9
9cにて回転されていた揺動プレート91がスイッチS
Wを押すことにより可逆モータM3が停止することとな
る。なお、このとき基板5と可動板6を繋ぐバネSの働
きで可動板6が作動し、ターンテーブル52とクランプ
盤61にてコンパクトディスクDの中心がクランプさ
れ、その再生準備が整うようになるのである。すなわ
ち、図7に示すように、可動板6の後端部には下方に向
けて支持脚63が形成してあって、これが通常の状態で
スライドラック99の加圧ピン99cにて押し上げられ
ているために、可動板6は基板5との接合部yを支点に
前方が上昇していてクランプ盤61がターンテーブル5
2と一定の間隔をあけて近接しているが、スライドラッ
ク99が所定の位置に到達すると、加圧ピン99cが図
の二点鎖線の位置まで移動して支持脚63を加圧しなく
なるために、可動板6はバネS5の作用で基板5との接
合部yを支点に揺動してクランプ盤61をターンテーブ
ル52側に降下させるようになるのである。
【0030】ところで、図7において、100は可逆モ
ータM3の主軸に取り付けたウォーム、101はウォー
ム100に噛合するウォームホイールであり、そのウォ
ームホイール101と図6の歯車98が同軸にあって各
部に可逆モータM3の動力を伝達できるようにしてあ
る。
【0031】次に、図8と図9により一連の動作を説明
すると、図8は小径のディスク状記録媒体として直径8
cmのコンパクトディスクdを装填するときの動作を示
し、また図9は大径のディスク状記録媒体として直径1
2cmのコンパクトディスクDを装填するときの動作を
示してある。
【0032】図8において、(1)は初期状態であり、
この状態にあってコンパクトディスクdを装填口21よ
り装填すると、これを図示せぬ検出器が検出して送りロ
ーラを回転させる。そうすると、コンパクトディスクd
は(2)に示すように案内ピン71a,71bの間を通
過し、端面がアーム83のピン83bに衝突するまで進
行する。その後コンパクトディスクdは更に進行を続
け、やがて端面が(3)に示すように可動ピン81a,
81bに衝突することにより定位置に停止される。ま
た、このときコンパクトディスクdの端面がアーム83
のピン83bを加圧してアーム83が図の反時計方向に
回転し、レバー84が装填口21の方向へ移動するよう
になる。そうすると、前述の如く図6に示す機構が作動
し、レバー84が(4)に示すように更に装填口21側
に移動するようになる。すると、今度は逆にレバー84
でアーム83が回転されてピン83bがコンパクトディ
スクdの端面から離れるようになる一方、レバー84で
直動リンク86が内方へ移動され、且つ中間リンク85
を通じて他方の直動リンク87も内方へ移動されるよう
になる。このため、可動ピン81a,81bはそれぞれ
外方に倒伏してコンパクトディスクdの端面から離れる
ようになる。また、このときターンテーブルとクランプ
盤にてコンパクトディスクdの中心がクランプされると
ともに送りローラが停止して再生準備が整うようにな
る。
【0033】一方、図9において、(1)は初期状態で
あり、この状態にあってコンパクトディスクDを装填口
21より装填すると、これを図示せぬ検出器が検出して
送りローラを回転させる。そうすると、コンパクトディ
スクDは(2)に示すように案内ピン71a,71bを
押し開きながら進行するようになる。すると、スライド
プレート82を通じてアーム83が装填口21の逆方向
に移動され、同時に直動リンク86,87が内方に移動
されて可動ピン81a,81bが外方に倒伏するように
なる。このため、コンパクトディスクDは可動ピン81
a,81bにて制止されずに進行を続け、やがてアーム
83のピン83bに端面が衝突するようになる。その後
コンパクトディスクDは更に進行し、(3)に示すよう
に端面が止め金62に衝突することにより定位置に停止
される。また、このときコンパクトディスクDの端面が
アーム83のピン83bを加圧してアーム83が図の反
時計方向に回転し、レバー84が装填口21の方向へ移
動するようになる。そうすると、前述の如く図6に示す
機構が作動し、レバー84が(4)に示すように更に装
填口21側に移動するようになる。すると、今度は逆に
レバー84でアーム83が回転されてピン83bがコン
パクトディスクDの端面から離れるようになる。また、
このときターンテーブルとクランプ盤にてコンパクトデ
ィスクDの中心がクランプされるとともに送りローラが
停止して再生準備が整うようになるのである。なお、コ
ンパクトディスクDのクランプに伴って可動板6の後端
部が上昇するようになる結果、止め金62もコンパクト
ディスクDの端面から離れるようになる。
【0034】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明のディスク再生装置によれば、径の異なる大小2種類
のディスク状記録媒体として、コンパクトディスクD,
dを判別して再生するCDプレーヤの他、DVDプレー
ヤなどにも応用できることは勿論である。
【0035】最後に実施形態のまとめとして、本発明の
好適な態様を述べると、本発明のディスク再生装置は、
ベースと該ベースの上端に固定される天板で成り一端面
が径の異なる大小2種類のディスク状記録媒体を装填す
るための装填口とされているシャーシと、このシャーシ
のベースに固定した緩衝部材にて支持される基板と、こ
の基板に揺動自在に設けられる可動板とを備え、このう
ち前記基板にディスク状記録媒体を回転させるターンテ
ーブルと、そのディスク状記録媒体の記録情報を読み取
るピックアップが設けられ、また可動板にはターンテー
ブルと対向してディスク状記録媒体の片面を回転自在に
支持するクランプ盤が設けられているディスク再生装置
において、前記ディスク状記録媒体の大小を判別するデ
ィスク判別機構を天板の裏面に設けるとともに前記可動
板の後端部に大径のディスク状記録媒体を定位置に停止
させるための止め金を突設し、このうち前記ディスク判
別機構は、小径のディスク状記録媒体の直径より大きく
大径のディスク状記録媒体の直径より小さい間隔を有し
て装填口に垂下され、大径のディスク状記録媒体の装填
時にその端面で加圧されることにて相互の間隔が拡大す
る一対の案内ピンを含む一次判別機構と、その案内ピン
の奥側にて垂下され小径のディスク状記録媒体を定位置
に停止し、かつ大径のディスク状記録媒体の装填時に前
記案内ピンに連動して倒伏する一対の可動ピンを含む二
次判別機構とにより構成してある。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク状記録媒体の
大小を判別するディスク判別機構をシャーシの天板に設
けるようにしたため、自動車などの振動系で用いてもタ
ーンテーブルやピックアップを備えた基板がシャーシに
共鳴せず、その基板が安定して常に良質の音声や映像を
再生できる。
【0037】また、そのディスク判別機構は、小径のデ
ィスク状記録媒体の直径より大きく大径のディスク状記
録媒体の直径より小さい間隔を有して装填口に垂下され
た一対の案内ピンを含み大径のディスク状記録媒体の装
填時にその端面で一対の案内ピンが加圧されることにて
その相互の間隔が拡大するようにして成る一次判別機構
と、その案内ピンの奥側にて垂下された一対の可動ピン
を含み前記案内ピンの間を通過した小径のディスク状記
録媒体がその一対の可動ピンにて定位置に停止され大径
のディスク状記録媒体の装填時には前記可動ピンが案内
ピンに連動して倒伏し当該ディスク状記録媒体が止め金
にて定位置に停止されるまで進行可能とした二次判別機
構により構成しているから、部品点数が少なくなって誤
動作も殆どなく性能を向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスク再生装置を示す斜視概
略図
【図2】そのディスク再生装置のシャーシを分解した状
態を示す斜視概略図
【図3】シャーシの天板に取り付けたディスク判別機構
を示す平面図
【図4】シャーシの正面概略図
【図5】天板の裏面の一部を示す拡大図
【図6】シャーシの内部構造を示した側面図
【図7】図6と異なる位置で破断したシャーシの内部構
造を示す側面図
【図8】小径のディスク状記録媒体を装填したときの動
作を示す平面概略図
【図9】大径のディスク状記録媒体を装填したときの動
作を示す平面概略図
【符号の説明】
D,d コンパクトディスク r 緩衝部材 1 ハウジング 2 シャーシ 21 装填口 3 ベース 4 天板 5 基板 52 ターンテーブル 54 ピックアップ 6 可動板 61 クランプ盤 62 止め金 71a,71b 案内ピン 81a,81b 可動ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向田佳弘 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 エフ・エム・エス・オーディオ・センディ リアン・バハド内 (72)発明者 江添秀明 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 エフ・エム・エス・オーディオ・センディ リアン・バハド内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと該ベースの上端に固定される天
    板で成り一端面が径の異なる大小2種類のディスク状記
    録媒体を装填するための装填口とされているシャーシ
    と、このシャーシのベースに固定した緩衝部材にて支持
    される基板と、この基板に揺動自在に設けられる可動板
    とを備え、このうち前記基板にディスク状記録媒体を回
    転させるターンテーブルと、そのディスク状記録媒体の
    記録情報を読み取るピックアップが設けられ、また可動
    板にはターンテーブルと対向してディスク状記録媒体の
    片面を回転自在に支持するクランプ盤が設けられている
    ディスク再生装置において、前記ディスク状記録媒体の
    大小を判別するディスク判別機構を天板の裏面に設ける
    とともに前記可動板の後端部に大径のディスク状記録媒
    体を定位置に停止させるための止め金を突設して大小2
    種類のディスク状記録媒体の中心がターンテーブル上に
    案内されるようにしたことを特徴とするディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】 ディスク判別機構は、小径のディスク状
    記録媒体の直径より大きく大径のディスク状記録媒体の
    直径より小さい間隔を有して装填口に垂下された一対の
    案内ピンを含み大径のディスク状記録媒体の装填時にそ
    の端面で一対の案内ピンが加圧されることにてその相互
    の間隔が拡大するようにして成る一次判別機構と、その
    案内ピンの奥側にて垂下された一対の可動ピンを含み前
    記案内ピンの間を通過した小径のディスク状記録媒体が
    その一対の可動ピンにて定位置に停止され大径のディス
    ク状記録媒体の装填時には前記可動ピンが案内ピンに連
    動して倒伏し当該ディスク状記録媒体が止め金にて定位
    置に停止されるまで進行可能とした二次判別機構により
    構成されている請求項1記載のディスク再生装置。
JP7171737A 1995-07-07 1995-07-07 ディスク再生装置 Pending JPH0935378A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433415B1 (ko) * 2002-06-10 2004-05-31 삼성전자주식회사 디스크 플레이어의 디스크 로딩장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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