JPH0934627A - タブレット装置 - Google Patents

タブレット装置

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JPH0934627A
JPH0934627A JP18601695A JP18601695A JPH0934627A JP H0934627 A JPH0934627 A JP H0934627A JP 18601695 A JP18601695 A JP 18601695A JP 18601695 A JP18601695 A JP 18601695A JP H0934627 A JPH0934627 A JP H0934627A
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JP18601695A
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Hiroshi Yoshimoto
洋志 吉元
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペンからの信号を精度良く検出し、見栄えの
よい、1層の検出電極からなる入力面を有するタブレッ
ト装置を提供する。 【解決手段】 発振回路18A、18Bにおいて周波数
f1および周波数f2の信号を生成し、その重畳された
信号をペン19より発生する。一方、多数の平行な検出
電極11によりペン19からの信号を容量結合的に受
け、フィルタ回路14Aおよびフィルタ回路14Bに入
力する。フィルタ回路14Aでは、主に発振回路18A
で発生した信号周波数f1を選択的に通過させ、一方、
フィルタ回路14Bでは発振回路18Bで発生した信号
周波数f2を通過させる。それぞれの周波数において信
号強度を測定し、位置計算手段17において演算を行っ
て、ペン19の指示した2次元位置を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理機器等の
入力装置であるタブレット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操作者が、入力面上の位置を指示具によ
り指定して、その指定位置を検出するタブレットについ
ては、様々な位置検出方法が存在している。その一つと
して、指示具とタブレット入力面の電極との間の容量結
合を用いる方法がある。この容量結合を用いる方式とし
ては、例えば特開昭60−171521や特公平3−6
8411などにより示されるものがある。容量結合方式
タブレットの一つの例の概要を以下に示す(図8参
照)。
【0003】入力面91にはX軸方向の位置を検出する
ための検出電極92Xと、Y軸方向の位置を検出するた
めの検出電極92Yが、それぞれ多数本、平行に配置さ
れている。通常、これらの電極は1枚の絶縁基板の両面
もしくは2枚の絶縁基板上に付設され、検出電極92X
と検出電極92Yとは、同一平面上にはなく上下(図8
では紙面に垂直方向)にずれた位置関係にある。
【0004】図9は入力面91の断面の例を示したもの
である。X軸検出用電極92Xは絶縁基板94Xに、Y
軸検出用電極92Yは絶縁基板94Yにそれぞれ付設さ
れ、絶縁基板94Xと94Yは電極92X、92Yの付
設面を互いに向き合うように、絶縁層95を介して重ね
合わされている。またこれとは別に、絶縁基板94X、
94Yを、電極92X、92Yの付設面がそれぞれ下向
きになるようにして重ね合わせた構成もある。
【0005】図8において、検出電極92X、92Yに
はそれぞれスイッチ93X、93Yが接続され、電極9
2Xおよび92Yの各々を後段の増幅回路80に選択接
続できるようになっている。位置指示のための指示具で
あるペン96は発振回路97を接続しており、ペン96
と検出電極92X、92Yが容量的に結合することによ
って、発振回路97で発生した信号を検出電極92X、
92Yを経由して後段の増幅回路80以降で測定する。
フィルタ回路81ではノイズの影響を抑えるために発振
回路97で発生した信号周波数以外は透過しないように
する。検波回路82において信号強度を直流に変換し、
AD変換回路83において信号強度をデジタル値に変換
する。そして位置計算手段84においてペン96の指示
した位置を算出する。ペン96と選択した電極との距離
のよって受ける信号の強度は変化し、距離が近いほど信
号は強くなる。スイッチ93X、93Yは電極92X、
92Yのうちの1本を順次選択し、該当する電極で受け
た信号の強度を後段の増幅回路80以降で順次測定す
る。
【0006】例えばX軸の位置の検出の場合は、図8の
検出電極92Xをスイッチ93Xにより順次選択してい
く。図10に信号強度の測定結果の例を示す。順次電極
を選択して測定した一連のデータ201〜204が得ら
れる。信号強度のピークを示すデータ202を与える電
極付近の位置にペンがあると判断できる。ペンの指示し
た詳細な位置205はピークの信号強度値を含む複数の
データ値から補間によって求められる。
【0007】上記のようにして、1軸の位置が求められ
る。同様にしてもう1軸の位置の検出を行い、2次元位
置の検出を行うことができる。
【0008】ここでは、電極を1本ずつ選択したときの
例で示したが、複数本を同時に選択した場合や、2本を
選択して差動増幅する場合などもあるが、基本的には上
記と同様の原理である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上で
説明した従来技術には以下のような課題を有していた。
【0010】ペン96の指示した2次元の位置を検出す
るために、上述のように電極92Xと電極92Yという
2層の構造を必要とする。ペン96で位置を指示する際
には、ペン96からの信号を、電極92Xと92Yで受
けるわけだが、図9においては電極92Yが電極92X
の上に位置するため、電極92Xで信号を受けるX軸検
出の場合には、電極92Yによってペン96からの信号
が遮られることになり、信号強度が変化して正確な位置
を検出することができない。また、タブレット装置の入
力面は、液晶ディスプレイなどの表示装置の上に重ねて
用いることが多いが、電極の2層構造のため界面が多
く、光の反射等によって表示の見栄えが悪くなることが
あった。
【0011】本発明は、このような課題を解決するもの
で、その目的とするところは、検出精度が高く、また表
示装置の上に重ねた際に見栄えが低下することを抑え
た、容量結合方式のタブレット装置を提供するところに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のタブレット装置
は、第1の周波数信号を発生する第1の信号発生手段
と、前記第1の周波数信号と異なる第2の周波数信号を
発生する第2の信号発生手段と、前記第1の信号発生手
段と前記第2の信号発生手段が接続された指示具と、同
一面内に平行に配設された多数の検出電極と、前記検出
電極を任意に選択接続する電極選択手段と、前記第1の
周波数信号を選択的に透過する第1の信号選択手段と、
前記第2の周波数信号を選択的に透過する第2の信号選
択手段と、前記第1の信号選択手段を透過した信号の強
度を検出する第1の信号強度検出手段と、前記第2の信
号選択手段を透過した信号の強度を検出する第2の信号
強度検出手段と、前記第1の信号強度検出手段および第
2の信号強度検出手段の出力結果より前記指示具の位置
を算出する位置計算手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0013】また、本発明のタブレット装置は、第1の
周波数信号を発生する第1の信号発生手段と、前記第1
の周波数信号と異なる第2の周波数信号を発生する第2
の信号発生手段と、前記第1の信号発生手段と前記第2
の信号発生手段の出力を時分割で切り替える信号切替手
段と、前記信号切替手段が接続された指示具と、同一面
内に平行に配設された多数の検出電極と、前記検出電極
を任意に選択接続する電極選択手段と、前記第1の周波
数信号を選択的に透過する第1の信号選択手段と、前記
第2の周波数信号を選択的に透過する第2の信号選択手
段と、前記第1の信号選択手段を透過した信号の強度を
検出する第1の信号強度検出手段と、前記第2の信号選
択手段を透過した信号の強度を検出する第2の信号強度
検出手段と、前記信号切替手段の出力と同期をとる信号
同期手段と、前記第1の信号強度検出手段および第2の
信号強度検出手段の出力結果より前記指示具の位置を算
出する位置計算手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明のタブレット装置は、基板に
複数列の検出電極群を1層設け、信号発生手段で発生す
る互いに周波数の異なる2つの信号を該検出電極群で受
けることにより基板における信号発生手段の2次元的な
位置を検出することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の一実施例を以下に示す。
【0016】図1は本実施例のタブレット装置の概略図
である。第1の信号発生手段である発振回路18Aと、
第2の信号発生手段である発振回路18Bからの信号
が、指示具であるペン19から出力されるように接続さ
れている。発振回路18Aでは、主に第1の周波数f1
からなる信号、発振回路18Bでは、主に第2の周波数
f2からなる信号を発生する。発振回路18A、18B
を、ペン19と同一のケース内に電源と共に設けるコー
ドレスタイプのペンでも良いし、電源あるいは信号をペ
ン19の外部から供給するタイプでもよい。ペン19か
らの出力信号は第1の周波数f1と第2の周波数f2が
重畳された信号になる。発振回路18A、18Bの発振
信号の波形は正弦波でもよいし、矩形波でもよい。
【0017】一方、多数の平行な検出電極11によりペ
ン19からの信号を容量結合的に受けるようにする。図
2は入力部の断面を示したものであるが、絶縁基板30
に検出電極11を片面に付設しただけの簡単な構造であ
る。検出電極11の各々は電極選択手段12に接続さ
れ、検出電極11のうち1本を選択し、後段の増幅回路
13に接続するようになっている。本実施例では、電極
を1本ずつ選択したときの例で示しているが、電極選択
手段12で複数本を同時に選択し、選択した電極を1つ
に接続して増幅回路13で増幅する場合や、増幅回路1
3を差動増幅器で構成し、電極選択手段12で2本を選
択して差動増幅する場合などの構成にしてもよい。
【0018】増幅回路13の出力信号は第1の信号選択
手段であるフィルタ回路14Aおよび第2の信号選択手
段であるフィルタ回路14Bに入力される。フィルタ回
路14Aでは、主に発振回路18Aで発生した信号周波
数f1を選択的に通過させ、一方、フィルタ回路14B
では主に発振回路18Bで発生した信号周波数f2を通
過させる。フィルタ回路14A、14Bの出力は、それ
ぞれ第1の信号強度検出手段である検波回路15A、第
2の信号強度検出手段である検波回路15Bにそれぞれ
入力され、それぞれの信号周波数f1、f2における信
号強度を直流に変換し、アナログデジタル変換回路(以
下AD変換回路と略す)16で、それぞれデジタル量に
変換する。位置計算手段17において演算を行って、ペ
ン19の指示した位置を算出する。この位置の算出の方
法については後で説明する。
【0019】発振回路18A、18Bで発生する信号周
波数は以下のように設定する。
【0020】図3はペン19からの信号周波数を変化さ
せたとき、ペン19からの信号を容量結合で検出電極1
1で受けて増幅回路13に入力する点において、周波数
による相対的な信号強度を示したものである。ここで曲
線121はペン19が電極11の端子側(電極選択手段
12に接続されている端)に位置するときの信号強度の
周波数依存性、曲線122はペン19が電極11の端子
の反対側の端(電極選択手段12に接続されていない
端)に位置するときの信号強度の周波数依存性、をそれ
ぞれ示したものである。曲線121と曲線122がほぼ
一致している部分と、全くレベルが異なっている部分が
生じている。これは電極11の抵抗や周囲電極との容量
結合などによって生ずるものである。第1の周波数f1
は、曲線121と122がほぼ一致している部分の周波
数、第2の周波数f2は曲線121と122のレベルが
異なっている部分の周波数を用いる。すなわち、第1の
周波数f1ではペン19が電極11に沿った方向に移動
しても信号選択手段12の出力端で観測される出力信号
強度が変化せず、第2の周波数f2ではペン19が電極
11に沿った方向に移動すると、それに応じて信号選択
手段12の出力位置で観測される信号強度が変化し、出
力端子に近い方では強く、遠くなるほど信号強度が弱く
なる。
【0021】図4は、ペン19の指示したX軸の位置に
対する2つの周波数信号の相対的な信号強度を示したグ
ラフであり、曲線131は第1の周波数f1の、曲線1
32は第2の周波数f2の、AD変換回路16に入力さ
れるポイントにおける信号強度を示している。ペン19
のX軸位置が変化しても第1の周波数f1の曲線131
は、信号強度はほとんど変わらずほぼ一定、第2の周波
数f2の曲線132はペン19のX軸位置に応じて信号
強度が滑らかに変化しているのがわかる。
【0022】これら第1、第2の周波数は電極11の抵
抗値や電極幅、電極配列のピッチなどによって設定を変
える。
【0023】位置の算出について以下に説明する。第1
の周波数f1および第2の周波数f2という2つの周波
数で、それぞれ信号の強度の測定を行い、2次元の位置
の算出を行う。図5は順次電極を選択して得られた信号
強度の一連のデータの例である。第1の周波数f1の信
号強度データ101〜104より、従来例と同様の方法
で1軸(図1ではY軸)の位置が求まる。すなわち、一
連の信号強度データ101〜104のうちのピークを示
すデータ102を与える電極付近の位置にペン19があ
ると判断できる。ペン19の指示した詳細な位置105
はピークの信号強度値を含む複数のデータ値から補間に
よって求められる。また、第1の周波数f1の信号強度
データ101〜104と第2の周波数f2の信号強度デ
ータ111〜114より、もう1軸の位置は以下のよう
にして求める。2つの周波数信号のデータのピークは、
通常同一電極を選択したときに得られ、図5ではその2
つの信号強度データ102、112を用いる。データ1
12の値をデータ102の値で基準化する(データ11
2の値をデータ102の値で割る)、あるいはその逆を
行った結果が、X軸のペン位置を示すことになる。
【0024】信号強度はペン19のY軸位置や高さ方向
位置によっても大きく変化するが、第1の周波数f1の
信号強度と第2の周波数f2の信号強度の比はペン19
のX軸位置にのみ依存する。
【0025】上述の2つの周波数f1、f2の信号強度
の比は、ペンのX軸位置に対して完全な比例関係ではな
いので、必要に応じて位置の補正演算を行う。
【0026】なお、本実施例では、信号強度をAD変換
回路16でデジタル量に変換した後に位置計算手段17
でデジタル演算を行う構成で示したが、信号強度をアナ
ログ量のまま、アナログ演算処理で行ってもよい。
【0027】以上に述べてきたように、2つの周波数信
号を用いて位置検出を行うようにしたために、2次元位
置を検出するための検出電極が1層で行えるようになっ
た。したがって、従来の容量結合方式でみられた2層電
極構造により信号強度が変化して正確な位置を検出する
ことができないといったこともなく、また、表示装置等
に重ねた場合に光の反射等によって表示の見栄えが極端
に悪くなることも抑えられる。さらには構成部材も少な
くできるなどの効果もある。
【0028】(実施例2)図6は本実施例の構成を示し
た図である。第1の信号発生手段である発振回路18A
と、第2の信号発生手段である発振回路18Bからの信
号が、切替回路21を経由して指示具であるペン19か
ら出力されるように接続されている。発振回路18Aで
は、主に第1の周波数f1からなる信号、発振回路18
Bでは、主に第2の周波数f2からなる信号を発生す
る。信号切替手段である切替回路21は、一定間隔で発
振回路18Aと発振回路18Bの出力を交互に切り換え
る。
【0029】多数の平行な検出電極11、検出電極11
の任意の1本を選択接続する電極選択手段12、信号の
増幅を行う増幅回路13、第1の周波数の信号を主に選
択透過させる第1の信号選択手段であるフィルタ回路1
4A、第2の周波数の信号を主に選択透過させる第2の
信号選択手段であるフィルタ回路14B、信号周波数f
1における信号強度を直流的に変換する第1の信号強度
検出手段である検波回路15A、信号周波数f2におけ
る信号強度を直流的に変換する第2の信号強度検出手段
である検波回路15B、についての構成、動作は実施例
1と同様であり、詳しい説明は省略する。
【0030】信号同期手段は、比較回路22とタイマ回
路23からなる。検波回路15A、15Bの出力は、A
D変換回路16に入力されるとともに、比較回路22に
入力される。比較回路22では検波回路15Aと、検波
回路15Bの出力信号の強度を比較し、比較結果をタイ
マ回路23に出力する。タイマ回路23は比較回路22
の比較結果からAD変換回路16のAD変換のタイミン
グを与える。AD変換回路16の出力より、位置計算手
段17において2次元の位置を算出する。
【0031】図7は信号波形を基に動作を説明した図で
ある。信号401はペン19から発せられる信号であ
り、切替回路21によって一定間隔毎に2つの周波数信
号が切り替わっている。信号401を検出電極11で受
けて電極選択手段12を経て増幅回路13から出力され
た信号402は、信号401と同様に2つの周波数信号
が切り替わっているが、それぞれの信号強度はペン19
の位置に依存して変化している。信号403、404は
それぞれフィルタ回路14A、14Bを通過した結果の
信号であり、2つの周波数信号が分離されている。信号
405、406はそれぞれ検波回路15A、15Bの出
力結果の信号であり、信号403、404の信号強度を
直流に変換したものである。信号407は比較回路22
における、信号405、406の比較結果であり、信号
405が強いときにはハイレベル、信号406が強いと
きにはローレベルとなる。信号407の切り替わりの瞬
間は、元のペン信号401の周波数切り替わりの瞬間と
は多少ずれるが、実用上問題はない。信号407のロー
レベルからハイレベルの切り替わり時点より、タイマ回
路23で一定時間を空け、タイミング408において信
号405のAD変換を行う。同様に、信号407のハイ
レベルからローレベルの切り替わり時点より、タイマ回
路23で一定時間を空け、タイミング409の時点で信
号406のAD変換を行う。以上のようにして、2つの
周波数のそれぞれの信号強度を測定でき、これを基に2
軸の位置を実施例1と同様にして求めることができる。
【0032】発振回路18A、18Bの発振信号の波形
は正弦波でもよいし、矩形波でもよいが、矩形波の場合
は高調波を含むので、発振回路18Aからの発振周波数
f1と、発振回路18Bの発振周波数f2とは互いに整
数倍の関係にはならないようにすることが好ましい。
【0033】以上に述べてきたように、2つの周波数信
号を用いて位置検出を行うようにしたために、2次元位
置を検出するための検出電極が1層で行えるようになっ
た。
【0034】本実施例では、2つの周波数を時分割で用
いている。これは、実施例1で示した2つの周波数信号
を重畳して用いた場合では全体の信号振幅の半分しか1
つの周波数信号に割り当てられないのに比べ、ノイズの
影響を少なくする面から有利である。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明では、容量
結合方式タブレット装置において、2つの周波数信号を
用いて位置検出を行うようにしたために、2次元位置を
検出するための検出電極が1層で行えるようになった。
したがって、従来の容量結合方式でみられた2層電極構
造で、上電極が下電極の受ける信号を遮り、信号強度が
変化して正確な位置を検出することができないといった
こともない。また、入力部の界面が少なくなり、表示装
置等に重ねた場合に光の反射等によって表示の見栄えが
極端に悪くなることも抑えられる。さらには構成部材も
少なくできるなどの効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のタブレット装置の構成を示
す図。
【図2】本発明のタブレット装置の入力部の断面図。
【図3】本発明のタブレット装置の原理の説明図。
【図4】本発明のタブレット装置の原理の説明図。
【図5】本発明のタブレット装置の位置検出の説明図。
【図6】本発明の実施例2のタブレット装置の構成を示
す図。
【図7】本発明の実施例2のタブレット装置の信号波形
を示した図。
【図8】従来例のタブレット装置の構成を示した図。
【図9】従来例のタブレット装置の入力部の断面図。
【図10】従来例のタブレット装置の位置検出の説明
図。
【符号の説明】
11…検出電極 12…電極選択手段 13…増幅回路 14A…フィルタ回路 14B…フィルタ回路 15A…検波回路 15B…検波回路 16…AD変換回路 17…位置計算手段 18A…発振回路 18B…発振回路 19…ペン 21…切替回路 22…比較回路 23…タイマ回路 30…絶縁基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数信号を発生する第1の信号
    発生手段と、 前記第1の周波数信号と異なる第2の周波数信号を発生
    する第2の信号発生手段と、 前記第1の信号発生手段と前記第2の信号発生手段が接
    続された指示具と、 同一面内に平行に配設された多数の検出電極と、 前記検出電極を任意に選択接続する電極選択手段と、 前記第1の周波数信号を選択的に透過する第1の信号選
    択手段と、 前記第2の周波数信号を選択的に透過する第2の信号選
    択手段と、 前記第1の信号選択手段を透過した信号の強度を検出す
    る第1の信号強度検出手段と、 前記第2の信号選択手段を透過した信号の強度を検出す
    る第2の信号強度検出手段と、 前記第1の信号強度検出手段および第2の信号強度検出
    手段の出力結果より前記指示具の位置を算出する位置計
    算手段と、 を備えたことを特徴とするタブレット装置。
  2. 【請求項2】 第1の周波数信号を発生する第1の信号
    発生手段と、 前記第1の周波数信号と異なる第2の周波数信号を発生
    する第2の信号発生手段と、 前記第1の信号発生手段と前記第2の信号発生手段の出
    力を時分割で切り替える信号切替手段と、 前記信号切替手段が接続された指示具と、 同一面内に平行に配設された多数の検出電極と、 前記検出電極を任意に選択接続する電極選択手段と、 前記第1の周波数信号を選択的に透過する第1の信号選
    択手段と、 前記第2の周波数信号を選択的に透過する第2の信号選
    択手段と、 前記第1の信号選択手段を透過した信号の強度を検出す
    る第1の信号強度検出手段と、 前記第2の信号選択手段を透過した信号の強度を検出す
    る第2の信号強度検出手段と、 前記信号切替手段の出力と同期をとる信号同期手段と、 前記第1の信号強度検出手段および第2の信号強度検出
    手段の出力結果より前記指示具の位置を算出する位置計
    算手段と、 を備えたことを特徴とするタブレット装置。
  3. 【請求項3】 基板に複数列の検出電極群を1層設け、
    信号発生手段で発生する互いに周波数の異なる2つの信
    号を該検出電極群で受けることにより基板における信号
    発生手段の2次元的な位置を検出することを特徴とする
    タブレット装置。
JP18601695A 1995-07-21 1995-07-21 タブレット装置 Pending JPH0934627A (ja)

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JP (1) JPH0934627A (ja)

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