JPH0934454A - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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- JPH0934454A JPH0934454A JP7200332A JP20033295A JPH0934454A JP H0934454 A JPH0934454 A JP H0934454A JP 7200332 A JP7200332 A JP 7200332A JP 20033295 A JP20033295 A JP 20033295A JP H0934454 A JPH0934454 A JP H0934454A
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- Japan
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- key
- data
- sound
- musical instrument
- performance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半自動演奏により発音された音高に対応する
演奏操作部の位置を確認することが可能な電子楽器を提
供すること。 【解決手段】 電子楽器において、演奏の操作情報を入
力する入力手段と、発音データ列からなる演奏データを
記憶している演奏データ記憶手段と、操作情報に基づ
き、演奏データ記憶手段から発音データを順次読み出し
て発音処理する半自動演奏手段と、発音処理された音に
対応する鍵盤の位置を表示する表示手段とを備える。本
発明はこのような構成によって、発音された音に対応す
る鍵の位置が確認でき、練習が容易にできるようにな
る。
演奏操作部の位置を確認することが可能な電子楽器を提
供すること。 【解決手段】 電子楽器において、演奏の操作情報を入
力する入力手段と、発音データ列からなる演奏データを
記憶している演奏データ記憶手段と、操作情報に基づ
き、演奏データ記憶手段から発音データを順次読み出し
て発音処理する半自動演奏手段と、発音処理された音に
対応する鍵盤の位置を表示する表示手段とを備える。本
発明はこのような構成によって、発音された音に対応す
る鍵の位置が確認でき、練習が容易にできるようにな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子楽器に関し、特
に任意の押鍵と同期して曲データを半自動演奏すると共
に発音された鍵の位置を表示する電子楽器に関するもの
である。
に任意の押鍵と同期して曲データを半自動演奏すると共
に発音された鍵の位置を表示する電子楽器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器においては、任意の鍵を
所定のタイミングでたたくことにより、記憶されている
演奏データが該タイミングに合わせて演奏される半自動
演奏機能を持つものがあった。
所定のタイミングでたたくことにより、記憶されている
演奏データが該タイミングに合わせて演奏される半自動
演奏機能を持つものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半自動演奏機能
を有する電子楽器は、どの鍵を押下しても曲データに基
づき正しい音程で楽音が発生される。従って、初心者が
この機能を利用して曲データ通りの運指を練習しようと
した場合に、音を聞いただけでは、本来どの鍵を押下す
べきであるかが不明であり、運指が間違っていても確認
ができないという問題点があった。本発明の目的は、前
記のような従来技術の問題点を解決し、半自動演奏によ
り発音された鍵の位置を確認する事が可能な電子楽器を
提供することにある。
を有する電子楽器は、どの鍵を押下しても曲データに基
づき正しい音程で楽音が発生される。従って、初心者が
この機能を利用して曲データ通りの運指を練習しようと
した場合に、音を聞いただけでは、本来どの鍵を押下す
べきであるかが不明であり、運指が間違っていても確認
ができないという問題点があった。本発明の目的は、前
記のような従来技術の問題点を解決し、半自動演奏によ
り発音された鍵の位置を確認する事が可能な電子楽器を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、演奏操作部の
操作情報を入力する入力手段と、発音データ列からなる
演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、前記
操作情報に基づき、前記演奏データ記憶手段から発音デ
ータを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段と、
発音処理された音に対応する演奏操作部の位置を表示す
る表示手段とを備えたことを特徴とする。本発明はこの
ような構成によって、発音された音に対応する演奏操作
部、例えば鍵の位置が確認でき、運指の練習が容易にで
きるようになる。
操作情報を入力する入力手段と、発音データ列からなる
演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、前記
操作情報に基づき、前記演奏データ記憶手段から発音デ
ータを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段と、
発音処理された音に対応する演奏操作部の位置を表示す
る表示手段とを備えたことを特徴とする。本発明はこの
ような構成によって、発音された音に対応する演奏操作
部、例えば鍵の位置が確認でき、運指の練習が容易にで
きるようになる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例
の構成を示すブロック図である。CPU1は、ROM2
に格納されている制御プログラムに基づき、電子楽器本
全体の制御を行う中央処理装置である。ROM2にはプ
ログラム、音色パラメータ、周波数情報テーブル等の
他、後述する曲データも記憶されている。RAM3はワ
ークエリアおよびバッファとして使用され、パネル状態
等も保存されている。また、バッテリ等によってバック
アップされていてもよい。
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例
の構成を示すブロック図である。CPU1は、ROM2
に格納されている制御プログラムに基づき、電子楽器本
全体の制御を行う中央処理装置である。ROM2にはプ
ログラム、音色パラメータ、周波数情報テーブル等の
他、後述する曲データも記憶されている。RAM3はワ
ークエリアおよびバッファとして使用され、パネル状態
等も保存されている。また、バッテリ等によってバック
アップされていてもよい。
【0006】鍵盤回路4は、演奏操作部である、例えば
それぞれ2つのスイッチを有する複数の鍵からなる鍵盤
6の複数のスイッチの状態を走査し、状態変化を検出す
るとキーオン、キーオフ、タッチ等の情報を発生し、C
PU1に割り込みをかける。パネル回路5は、音色選択
等の各種スイッチ、該スイッチの状態変化を検出してパ
ネルイベント情報を発生し、CPU1に割り込みをかけ
る回路、および液晶やLEDにより、文字等を表示する
表示装置からなる。パネル回路5は、更に鍵盤の各鍵に
対応した、例えばLEDから成る表示器7の駆動回路も
備えている。該駆動回路は、例えばCPU1から値がセ
ット可能な、各表示器7と1対1に対応した複数のD型
フリップフロップにより構成することができる。
それぞれ2つのスイッチを有する複数の鍵からなる鍵盤
6の複数のスイッチの状態を走査し、状態変化を検出す
るとキーオン、キーオフ、タッチ等の情報を発生し、C
PU1に割り込みをかける。パネル回路5は、音色選択
等の各種スイッチ、該スイッチの状態変化を検出してパ
ネルイベント情報を発生し、CPU1に割り込みをかけ
る回路、および液晶やLEDにより、文字等を表示する
表示装置からなる。パネル回路5は、更に鍵盤の各鍵に
対応した、例えばLEDから成る表示器7の駆動回路も
備えている。該駆動回路は、例えばCPU1から値がセ
ット可能な、各表示器7と1対1に対応した複数のD型
フリップフロップにより構成することができる。
【0007】音源回路8は、例えば波形読み出し方式に
より楽音信号を発生する回路であり、デジタル楽音波形
情報が記憶されている波形メモリから発音すべき音高に
比例したアドレス間隔で順次楽音波形を読み出し、エン
ベロープ信号を乗算することによって楽音信号を発生さ
せる複数の楽音発生チャネルを有している。なお、実際
には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させること
により同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成
されている。D/A変換器9はデジタル楽音信号をアナ
ログ信号に変換し、アンプ10によって増幅された楽音
信号はスピーカ11によって発音される。バス12は電
子楽器内の各回路を接続している。なお、必要に応じ
て、フロッピディスクドライブ回路、メモリカードイン
ターフェース回路、MIDIインターフェース回路等を
備えていてもよい。
より楽音信号を発生する回路であり、デジタル楽音波形
情報が記憶されている波形メモリから発音すべき音高に
比例したアドレス間隔で順次楽音波形を読み出し、エン
ベロープ信号を乗算することによって楽音信号を発生さ
せる複数の楽音発生チャネルを有している。なお、実際
には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させること
により同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成
されている。D/A変換器9はデジタル楽音信号をアナ
ログ信号に変換し、アンプ10によって増幅された楽音
信号はスピーカ11によって発音される。バス12は電
子楽器内の各回路を接続している。なお、必要に応じ
て、フロッピディスクドライブ回路、メモリカードイン
ターフェース回路、MIDIインターフェース回路等を
備えていてもよい。
【0008】図2はRAM3上に存在する各種データの
構成を示す説明図である。図2(a)は曲データの構成
を示しており、各曲データは例えば4バイトのデータ単
位からなる。データ単位の第1バイトはステータスバイ
トであり、該データ単位の種類を示す。例えば9は発音
開始(キーオン)、8は発音終了(キーオフ)、12は
音色指定、0は無効データ(何もしない)というように
決められている。この無効データは発音しないタイミン
グに挿入されるほか、曲データを編集した結果、不要に
なったデータ単位を無効データにすることによって、削
除してデータを詰める処理を不要にできるものである。
なお最上位ビットのCフラグが1である場合には、次の
発音データ単位も同時に処理すべきであることを示して
いる。
構成を示す説明図である。図2(a)は曲データの構成
を示しており、各曲データは例えば4バイトのデータ単
位からなる。データ単位の第1バイトはステータスバイ
トであり、該データ単位の種類を示す。例えば9は発音
開始(キーオン)、8は発音終了(キーオフ)、12は
音色指定、0は無効データ(何もしない)というように
決められている。この無効データは発音しないタイミン
グに挿入されるほか、曲データを編集した結果、不要に
なったデータ単位を無効データにすることによって、削
除してデータを詰める処理を不要にできるものである。
なお最上位ビットのCフラグが1である場合には、次の
発音データ単位も同時に処理すべきであることを示して
いる。
【0009】2バイト目の音程(音色番号)データは、
発音開始データの場合にはキーナンバーデータが記憶さ
れており、例えば60であればC3 を表している。ま
た、音色指定データの場合には音色番号が記憶されてい
る。3バイト目には、発音開始データの場合、タッチ
(押鍵強さ)データが記憶されている。4バイト目に
は、音色系列データが記憶されており、これは例えばM
IDI信号におけるチャネルデータに相当するものであ
る。複数の音色系列のそれぞれには、音色指定データに
よってそれぞれ音色番号が指定され、発音開始データの
場合には、指定された該音色系列に予め設定されている
音色番号の音色で発音が開始される。
発音開始データの場合にはキーナンバーデータが記憶さ
れており、例えば60であればC3 を表している。ま
た、音色指定データの場合には音色番号が記憶されてい
る。3バイト目には、発音開始データの場合、タッチ
(押鍵強さ)データが記憶されている。4バイト目に
は、音色系列データが記憶されており、これは例えばM
IDI信号におけるチャネルデータに相当するものであ
る。複数の音色系列のそれぞれには、音色指定データに
よってそれぞれ音色番号が指定され、発音開始データの
場合には、指定された該音色系列に予め設定されている
音色番号の音色で発音が開始される。
【0010】図2(b)はシステムデータの構成を示し
ており、イベント読み出しポインタ及びイベント書き込
みポインタはそれぞれ図2(c)に示すイベントキュー
バッファの制御に使用される。DCは直接呼び出しフラ
グであり、後述するように、それぞれのイベント処理ル
ーチンの呼び出し元を判定するために使用される。MD
は鍵分割モードか否かを示すモードフラグである。図2
(c)は、イベントキューバッファの構成を示してお
り、後述する割り込み処理によって、4バイト単位のイ
ベントデータが書き込まれる。なお、容量は例えば1キ
ロバイトであり、またイベントデータの構成は図2
(a)の曲データのデータ単位と同じものであるが、ス
テータスデータにはA、Bどちらのキーイベントである
かを示す情報が付加されている。
ており、イベント読み出しポインタ及びイベント書き込
みポインタはそれぞれ図2(c)に示すイベントキュー
バッファの制御に使用される。DCは直接呼び出しフラ
グであり、後述するように、それぞれのイベント処理ル
ーチンの呼び出し元を判定するために使用される。MD
は鍵分割モードか否かを示すモードフラグである。図2
(c)は、イベントキューバッファの構成を示してお
り、後述する割り込み処理によって、4バイト単位のイ
ベントデータが書き込まれる。なお、容量は例えば1キ
ロバイトであり、またイベントデータの構成は図2
(a)の曲データのデータ単位と同じものであるが、ス
テータスデータにはA、Bどちらのキーイベントである
かを示す情報が付加されている。
【0011】図3は、CPU9のメイン処理を示すフロ
ーチャートである。電子楽器の電源が投入されると、ス
テップS1においては、音源回路やRAM内のデータを
初期化する。ステップS2においては、システムデータ
中のイベント読み出しポインタとイベント書き込みポイ
ンタとが一致しているか否かが判定され、一致していな
ければステップS3に移行するが、一致している場合に
は処理すべきイベントがバッファ内には存在しないの
で、ステップS12に移行して、その他の処理、例えば
発音中のチャネルの制御処理、自動演奏処理、効果付与
処理等が行われる。
ーチャートである。電子楽器の電源が投入されると、ス
テップS1においては、音源回路やRAM内のデータを
初期化する。ステップS2においては、システムデータ
中のイベント読み出しポインタとイベント書き込みポイ
ンタとが一致しているか否かが判定され、一致していな
ければステップS3に移行するが、一致している場合に
は処理すべきイベントがバッファ内には存在しないの
で、ステップS12に移行して、その他の処理、例えば
発音中のチャネルの制御処理、自動演奏処理、効果付与
処理等が行われる。
【0012】ステップS3においては、イベントキュー
バッファの読み出しポインタ位置から4バイトのイベン
トデータを読み出し、読み出しポインタを更新する。ス
テップS4においては、読み出したイベントデータのス
テータスがキーオンA(鍵分割した内のA領域のキーオ
ン)であるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはス
テップS5に移行して後述するキーオンA処理が行われ
る。ステップS6においては、読み出したイベントデー
タのステータスがキーオンBであるか否かが判定され、
結果が肯定の場合にはステップS7に移行してキーオン
B処理が行われる。
バッファの読み出しポインタ位置から4バイトのイベン
トデータを読み出し、読み出しポインタを更新する。ス
テップS4においては、読み出したイベントデータのス
テータスがキーオンA(鍵分割した内のA領域のキーオ
ン)であるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはス
テップS5に移行して後述するキーオンA処理が行われ
る。ステップS6においては、読み出したイベントデー
タのステータスがキーオンBであるか否かが判定され、
結果が肯定の場合にはステップS7に移行してキーオン
B処理が行われる。
【0013】ステップS8においては、読み出したイベ
ントデータのステータスがチェンジモードであるか否か
が判定され、結果が肯定の場合にはステップS9に移行
して後述するチェンジモード処理が行われる。ステップ
S10においては、読み出したイベントデータのステー
タスがその他のステータス(キーオフ、音色指定等)で
あったか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステッ
プS11に移行してその他のステータス処理が行われ
る。
ントデータのステータスがチェンジモードであるか否か
が判定され、結果が肯定の場合にはステップS9に移行
して後述するチェンジモード処理が行われる。ステップ
S10においては、読み出したイベントデータのステー
タスがその他のステータス(キーオフ、音色指定等)で
あったか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステッ
プS11に移行してその他のステータス処理が行われ
る。
【0014】図4は、CPU1の割り込み処理を示すフ
ローチャートである。この処理は、鍵盤回路4あるいは
パネル回路5からCPU1に割り込みがかかるたびに起
動される。ステップS20においては、割り込み原因が
A領域のキーオンを示すか否かが判定され、結果が肯定
の場合にはステップS21に移行して、キーオンAイベ
ントデータをイベントキューバッファの書き込みポイン
タが示す番地から書き込み、書き込みポインタを更新す
る。ステップS22においては、割り込み原因がB領域
のキーオンを示すか否かが判定され、結果が肯定の場合
にはステップS23に移行して、キーオンBイベントデ
ータをイベントキューバッファの書き込みポインタが示
す番地から書き込み、書き込みポインタを更新する。
ローチャートである。この処理は、鍵盤回路4あるいは
パネル回路5からCPU1に割り込みがかかるたびに起
動される。ステップS20においては、割り込み原因が
A領域のキーオンを示すか否かが判定され、結果が肯定
の場合にはステップS21に移行して、キーオンAイベ
ントデータをイベントキューバッファの書き込みポイン
タが示す番地から書き込み、書き込みポインタを更新す
る。ステップS22においては、割り込み原因がB領域
のキーオンを示すか否かが判定され、結果が肯定の場合
にはステップS23に移行して、キーオンBイベントデ
ータをイベントキューバッファの書き込みポインタが示
す番地から書き込み、書き込みポインタを更新する。
【0015】ステップS24においては、割り込み原因
がモードスイッチオンを示すか否かが判定され、結果が
肯定の場合にはステップS25に移行し、モードチェン
ジイベントをイベントキューバッファに書き込む。ステ
ップS26においては、その他のイベントを示すか否か
が判定され、結果が肯定の場合にはステップS27に移
行して、その他のイベントをイベントキューバッファに
書き込む。
がモードスイッチオンを示すか否かが判定され、結果が
肯定の場合にはステップS25に移行し、モードチェン
ジイベントをイベントキューバッファに書き込む。ステ
ップS26においては、その他のイベントを示すか否か
が判定され、結果が肯定の場合にはステップS27に移
行して、その他のイベントをイベントキューバッファに
書き込む。
【0016】図5は、ステップS5のキーオンA処理あ
るいはステップS7のキーオンB処理を示すフローチャ
ートである。ステップS30においては、図2(a)に
示すようなA(B)領域に対応する曲データの中から、
図示しないデータカウンタの内容に基づき、次に発音す
べきデータ単位を読み出す。ステップS31において
は、読み出したデータ単位に基づき発音処理が行われ
る。ステップS32においては、CPU1は、パネル回
路5内の表示器7の駆動回路を制御し、対応する領域に
おいてそれまで点灯していた表示器7を消灯させ、ステ
ップS31において発音処理された音高に対応する鍵の
上部に配置された表示器7を点灯させる。
るいはステップS7のキーオンB処理を示すフローチャ
ートである。ステップS30においては、図2(a)に
示すようなA(B)領域に対応する曲データの中から、
図示しないデータカウンタの内容に基づき、次に発音す
べきデータ単位を読み出す。ステップS31において
は、読み出したデータ単位に基づき発音処理が行われ
る。ステップS32においては、CPU1は、パネル回
路5内の表示器7の駆動回路を制御し、対応する領域に
おいてそれまで点灯していた表示器7を消灯させ、ステ
ップS31において発音処理された音高に対応する鍵の
上部に配置された表示器7を点灯させる。
【0017】ステップS33においては、該データ単位
のCフラグが1であるか否かが判定され、結果が肯定の
場合にはステップS30に戻り、次のデータ単位の発音
処理を行うが、Cフラグが0であった場合にはステップ
S34に移行し、MDおよびDCフラグが共に0である
か否かが判定される。MDが0である場合には鍵分割モ
ードではないので、他方のキーオン処理も起動する必要
があり、DCが0であるということは、他方のキーオン
処理からコールされたのではないことを示している。そ
して、結果が肯定の場合にはステップS35に移行す
る。ステップS35においては、DCフラグを1にセッ
トし、ステップS36においては、他方のキーオン処理
であるキーオンB(A)処理をコール(起動)する。こ
こで起動されたキーオン処理においては、DCフラグが
1であるので、ステップS34の判定結果が否定とな
り、再度他方のキーオン処理を起動することはない。ス
テップS37においては、DCフラグを0にリセットす
る。
のCフラグが1であるか否かが判定され、結果が肯定の
場合にはステップS30に戻り、次のデータ単位の発音
処理を行うが、Cフラグが0であった場合にはステップ
S34に移行し、MDおよびDCフラグが共に0である
か否かが判定される。MDが0である場合には鍵分割モ
ードではないので、他方のキーオン処理も起動する必要
があり、DCが0であるということは、他方のキーオン
処理からコールされたのではないことを示している。そ
して、結果が肯定の場合にはステップS35に移行す
る。ステップS35においては、DCフラグを1にセッ
トし、ステップS36においては、他方のキーオン処理
であるキーオンB(A)処理をコール(起動)する。こ
こで起動されたキーオン処理においては、DCフラグが
1であるので、ステップS34の判定結果が否定とな
り、再度他方のキーオン処理を起動することはない。ス
テップS37においては、DCフラグを0にリセットす
る。
【0018】図6は、ステップS9のチェンジモード処
理を示す。ステップS40においては、システムデータ
からMDフラグを読み出し、ステップS41において
は、読み出したMDフラグを反転する。ステップS42
においては、反転したMDフラグをシステムデータエリ
アに書き込む。以上のような処理によって、A、Bそれ
ぞれのキーオンに対応して、それぞれの曲データが半自
動演奏される。
理を示す。ステップS40においては、システムデータ
からMDフラグを読み出し、ステップS41において
は、読み出したMDフラグを反転する。ステップS42
においては、反転したMDフラグをシステムデータエリ
アに書き込む。以上のような処理によって、A、Bそれ
ぞれのキーオンに対応して、それぞれの曲データが半自
動演奏される。
【0019】以上、実施例を説明したが、次のような変
形例も考えられる。実施例においては、キーオン情報と
発音情報の双方により発音および表示処理を行うので、
キーオン情報と発音情報の双方のキーナンバーが一致し
ているか否かを判定することができる。そこで、例えば
キーナンバーが一致していた場合には緑色あるいは連続
点灯で、不一致の場合には赤色あるいは点滅で鍵を表示
するようにしてもよい。あるいは、キーナンバーが一致
していた場合には表示せず、不一致の場合にのみ鍵を表
示するようにしてもよい。
形例も考えられる。実施例においては、キーオン情報と
発音情報の双方により発音および表示処理を行うので、
キーオン情報と発音情報の双方のキーナンバーが一致し
ているか否かを判定することができる。そこで、例えば
キーナンバーが一致していた場合には緑色あるいは連続
点灯で、不一致の場合には赤色あるいは点滅で鍵を表示
するようにしてもよい。あるいは、キーナンバーが一致
していた場合には表示せず、不一致の場合にのみ鍵を表
示するようにしてもよい。
【0020】実施例においては、半自動演奏機能により
キーオンと同時に表示を行う例を開示したが、この場合
にはキーオンしてみて、初めて正しい鍵の位置が表示さ
れるので、次に押すべき鍵の位置は分からない。そこで
1つのキーオンが発生した場合には、対応する発音デー
タを読み出して発音処理すると共に、次の発音データを
読み出し、該データに基づき次の押鍵位置を表示するよ
うにしてもよい。更に、現在発音中の鍵を緑色あるいは
連続点灯で、次に押下すべき鍵を赤色あるいは点滅で表
示するようにしてもよい。このようにすれば、初心者で
も表示を見ながら練習が可能となる。
キーオンと同時に表示を行う例を開示したが、この場合
にはキーオンしてみて、初めて正しい鍵の位置が表示さ
れるので、次に押すべき鍵の位置は分からない。そこで
1つのキーオンが発生した場合には、対応する発音デー
タを読み出して発音処理すると共に、次の発音データを
読み出し、該データに基づき次の押鍵位置を表示するよ
うにしてもよい。更に、現在発音中の鍵を緑色あるいは
連続点灯で、次に押下すべき鍵を赤色あるいは点滅で表
示するようにしてもよい。このようにすれば、初心者で
も表示を見ながら練習が可能となる。
【0021】実施例においては、鍵分離モードの場合に
は2つのキーオン信号に対応して、それぞれ独立して半
自動演奏機能が実行され、鍵分離モードでない場合に
は、それぞれの信号に対応する曲データが同時に演奏さ
れる例を開示したが、例えば分離しない場合には1つの
曲データのみを半自動演奏するようにしてもよい。ま
た、鍵分離モードの場合に、一方の領域は半自動演奏モ
ードではなく、押下した鍵に対応した楽音が発生する通
常の演奏モードにしてもよく、更に全自動演奏モードと
半自動演奏モードとを組み合わせてもよい。
は2つのキーオン信号に対応して、それぞれ独立して半
自動演奏機能が実行され、鍵分離モードでない場合に
は、それぞれの信号に対応する曲データが同時に演奏さ
れる例を開示したが、例えば分離しない場合には1つの
曲データのみを半自動演奏するようにしてもよい。ま
た、鍵分離モードの場合に、一方の領域は半自動演奏モ
ードではなく、押下した鍵に対応した楽音が発生する通
常の演奏モードにしてもよく、更に全自動演奏モードと
半自動演奏モードとを組み合わせてもよい。
【0022】実施例における演奏データは、自動演奏用
の演奏データとはタイミングデータの有無のみの違いで
あるので、自動演奏用のデータを本発明の半自動演奏に
使用することも可能である。ただし、この場合キーオフ
データは不要であるので読み飛ばす。
の演奏データとはタイミングデータの有無のみの違いで
あるので、自動演奏用のデータを本発明の半自動演奏に
使用することも可能である。ただし、この場合キーオフ
データは不要であるので読み飛ばす。
【0023】表示器7は各鍵の位置情報を表示するもの
であれば任意のものが使用可能であり、鍵の近傍に配置
されるか、あるいは鍵に内蔵されていてもよい。更に、
鍵とは離れた場所にある液晶等の表示装置に文字でキー
ナンバーや音名を表示したり、鍵盤および押下位置を表
す図形を表示するものであってもよい。表示器7は、ダ
イナミック駆動されてもよい。なお、本発明は、鍵盤を
有する電子楽器以外に、任意の演奏操作部を有する電子
楽器に適用可能である。
であれば任意のものが使用可能であり、鍵の近傍に配置
されるか、あるいは鍵に内蔵されていてもよい。更に、
鍵とは離れた場所にある液晶等の表示装置に文字でキー
ナンバーや音名を表示したり、鍵盤および押下位置を表
す図形を表示するものであってもよい。表示器7は、ダ
イナミック駆動されてもよい。なお、本発明は、鍵盤を
有する電子楽器以外に、任意の演奏操作部を有する電子
楽器に適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、演奏操作
部の操作情報を入力する手段と、発音データ列からなる
演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、前記
操作情報に基づき、前記演奏データ記憶手段から発音デ
ータを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段と、
発音処理された音に対応する演奏操作部の位置を表示す
る表示手段とを備えたことによって、例えば、発音され
た音に対応する鍵の位置が確認でき、運指等の練習が容
易にできるようになるという効果がある。
部の操作情報を入力する手段と、発音データ列からなる
演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、前記
操作情報に基づき、前記演奏データ記憶手段から発音デ
ータを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段と、
発音処理された音に対応する演奏操作部の位置を表示す
る表示手段とを備えたことによって、例えば、発音され
た音に対応する鍵の位置が確認でき、運指等の練習が容
易にできるようになるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】各種データの構成を示す説明図である。
【図3】CPUのメイン処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】CPUの割り込み処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図5】キーオンA(B)処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図6】ステップS9のチェンジモード処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…鍵盤回路、
5…パネル回路、6…鍵盤、7…表示器、8…音源回
路、9…D/A変換器、10…アンプ、11…スピー
カ、12…バス
5…パネル回路、6…鍵盤、7…表示器、8…音源回
路、9…D/A変換器、10…アンプ、11…スピー
カ、12…バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼氏 清己 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 小杉 太一 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 廣田 賢一 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 松永 郁 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 演奏操作部の操作情報を入力する入力手
段と、 発音データ列からなる演奏データを記憶している演奏デ
ータ記憶手段と、 前記操作情報に基づき、前記演奏データ記憶手段から発
音データを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段
と、 発音処理された音あるいは次に発音される音の少なくと
も一方に対応する演奏操作部の位置情報を表示する表示
手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。 - 【請求項2】 前記演奏操作部は鍵盤であり、鍵盤を分
割したそれぞれの領域に対応して、請求項1に記載の各
手段を備えたことを特徴とする電子楽器。 - 【請求項3】 入力された操作情報と発音すべき発音デ
ータの音高情報が一致した場合と不一致の場合で異なる
表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子楽
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7200332A JPH0934454A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7200332A JPH0934454A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 電子楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0934454A true JPH0934454A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16422542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7200332A Pending JPH0934454A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0934454A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003099049A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器 |
CN109493683A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-03-19 | 深圳市象形字科技股份有限公司 | 一种基于计算机视觉技术的辅助钢琴练习者指法检测方法 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP7200332A patent/JPH0934454A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003099049A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器 |
CN109493683A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-03-19 | 深圳市象形字科技股份有限公司 | 一种基于计算机视觉技术的辅助钢琴练习者指法检测方法 |
CN109493683B (zh) * | 2018-11-15 | 2021-06-01 | 深圳市象形字科技股份有限公司 | 一种基于计算机视觉技术的辅助钢琴练习者指法检测方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |