JPH0934316A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0934316A
JPH0934316A JP7184497A JP18449795A JPH0934316A JP H0934316 A JPH0934316 A JP H0934316A JP 7184497 A JP7184497 A JP 7184497A JP 18449795 A JP18449795 A JP 18449795A JP H0934316 A JPH0934316 A JP H0934316A
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image
image forming
thickness
transfer
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JP7184497A
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English (en)
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Tatsuhito Kataoka
達仁 片岡
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置において、転写材の材質、厚さに
応じて好適な画像形成条件を設定し、良好な画像形成を
行う。 【解決手段】OHPシート識別部S7 によって、画像形
成に供される転写材PがOHPシートか否かを識別し、
また、紙厚検出部S5 によって転写材Pの厚さを検出す
る。転写材PがOHPシートの場合、その厚さにかかわ
らず、その材質に好適な定着器40の定着温度、定着速
度、転写帯電器34の転写バイアス、加圧機構部59の
カール取りのための加圧量等の画像形成条件を設定す
る。一方、転写材Pが一般の普通紙の場合、さらにその
厚さに応じて、上述の画像形成条件を設定する。転写材
の材質、厚さに応じて良好な画像形成の設定が可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において使用される転写材は、それぞれの装置
によって推奨される転写材がほぼ決められている。これ
は、複写機等では、紙などの転写材に画像を形成する
際、転写材の重さ、つまり重さとの相関関係が知られて
いる転写材の厚さが、画像の品質を決める上で非常に大
きなファクタになっているためである。特に、4色のト
ナー(現像剤)を1枚の転写材上に重ね合わせて1つの
画像を形成するカラー複写機にあっては、白黒複写機に
比べて転写材上に載せられるトナーの量がかなり多くな
るため、転写材の厚さの違いが画質に大きく影響する。
すなわち、トナーを溶融させて定着する一般的な加熱方
式の定着器にあっては、転写材の厚さが厚い程、定着時
に転写材によって奪われる熱量が多くなり、その分、ト
ナーの溶融に供される熱量が少なくなる。このため、ト
ナー量の多いカラー画像にあってはトナーが十分に溶融
されずに定着不良を起こしがちとなる。このような定着
不良を防止するため、カラー複写機においては、白黒複
写機に比して、特に、シビアな温度管理が要求される。
【0003】また、転写材の厚さ(素材の密度)に応じ
て、トナー像を転写材に転写するための転写条件(例え
ば、転写バイアス)を変更することなども、良好な転写
を行う上で重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例によると、転写材が例えばOHP用シート等の透
明フィルムである場合も、その厚さに応じて、普通紙等
の通常の転写材と同様に画像形成条件を設定していたた
め、必ずしも透明フィルムに好適な画像形成条件が設定
されない場合があり、画像不良が発生するおそれがあっ
た。
【0005】そこで、本発明は、転写材が透明フィルム
である場合も透明フィルム以外のものである場合も好適
な画像形成条件が設定されて良好な画像形成が行えるよ
うにした画像形成装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、画像データに基づいて像担
持体上に形成したトナー像を、搬送路を介して供給され
る転写材に転写した後、転写材上に定着して画像形成を
行う画像形成装置において、画像形成に供される転写材
が透明フィルムであるか否かを識別する転写材識別手段
と、前記搬送路中に配置されて転写材の厚さを検出する
自動厚さ検出手段と、該自動厚さ検出手段が出力する転
写材の厚さに基づいて画像形成条件を変更する制御手段
と、を備え、該制御手段は、前記転写材識別手段が前記
透明フィルムを検知した場合、前記自動厚さ検出手段の
出力にかかわらず、前記転写材識別手段の出力に基づい
て画像形成条件を変更する、ことを特徴とする。
【0007】この場合、前記制御手段は、前記転写材識
別手段が前記透明フィルム以外の転写材を検知した場
合、前記自動厚さ検出手段の出力に基づいて画像形成条
件を変更することもできる。
【0008】また、前記自動厚さ検出手段は、少なくと
も一方のローラが他方のローラに対して変位可能に配置
されるとともに前記搬送路中の転写材をその表裏方向か
ら挟み込む一対の厚さ検知ローラと、前記一方のローラ
に対する他方のローラの相対位置を検知する変位量検知
手段と、を有する、ようにしてもよい。
【0009】さらに、前記一対の厚さ検知ローラのうち
の前記一方のローラが変位不能に固定配置されるように
してもよい。
【0010】次に、前記制御装置が変更する画像形成条
件が、像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写
する際の転写バイアスの大きさと、転写材上に転写され
たトナー像を熱定着する際の定着温度と、同じく定着速
度と、定着後の転写材のカールを矯正する湾曲加圧装置
における加圧量とのうちの少なくとも1の画像形成条件
であるとすることができる。
【0011】(作用)以上構成に基づき、まず、転写材
識別手段によって、転写材が透明フィルムであるか否か
を検出し、次に、厚さ検出手段によって転写材の厚さを
検出する。そして、転写材が透明フィルムである場合に
は、厚さ検出手段が検知する転写材の厚さにかかわら
ず、その透明フィルムに応じて、例えば、転写条件、定
着条件等の画像形成条件を変更する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の
一例として、デジタルカラーの画像形成装置1の概略構
成を示す。
【0013】まず、同図を参照してその構成及び動作を
説明する。
【0014】同図の画像形成装置1は、装置本体2の上
部にリーダ部10を、また中間部にプリント部20を、
そして下部に転写材Pの給搬送部50を備えている。
【0015】リーダ部10は、原稿が載置される原稿台
11、載置された原稿を上方から押圧する原稿圧板1
2、原稿の画像面を照射する光源13、画像面からの反
射光を導く複数のミラー14とレンズ15、反射光の光
電変換を行うCCD16a、そして種々の画像処理を行
う画像処理部16を主要構成部材として構成されてい
る。さらに、画像処理部16は、図2に示すように、C
CD16a、A/D&S/H部16b、シェーディング
補正部16c、入力マスキング部16d、変倍処理部1
6e、LOG変換部16f、圧伸部16g、マスキング
・UCR部16h、γ補正部16i、そしてエッジ強調
部16jを有している。
【0016】上述構成のリーダ部10の動作は次のとお
りである。
【0017】原稿台11上に原稿を、その画像面が下方
を向くようにして載置し、その上から原稿圧板12で押
える。光源13は、光を照射しながら矢印K1方向に移
動し、原稿の画像面を走査する。画像面からの反射光像
は、複数のミラー14及びレンズ15を介して、RGB
の3色のフィルタが施されたCCD16上に結像され、
ここで、RGBの各色の信号に光電変換される。電気信
号となった画像信号は、画像処理部16において、図2
に示す流れに従って、以下のように処理される。CCD
16aからの信号は、A/D&S/H部16bにおいて
デジタルデータに変換され、さらに返還されたデジタル
データはシェーディング補正部16cと入力マスキング
部16dとによって修正される。また、変倍動作時には
変倍処理部16eで変倍処理を受ける。次に、LOG変
換部16fでRGBのデータがCMYのデータに変換さ
れ、画像データの圧縮、記憶、伸長を行う圧伸部16g
に入力される。格納された画像データは、後述のプリン
ト部20のそれぞれの色に同期して読み出され、マスキ
ング・UCR部16hにてマスキング処理された後、γ
補正部16iとエッジ強調部16jとによりYMCKの
出力画像データが作られ、次のプリント部20に送出さ
れる。
【0018】プリント部20は、図1に示すように、各
色の同期をとる画像制御部21、4つのレーザー素子、
すなわちマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色
用のレーザー素子22M、22C、22Y、22K、後
述の感光ドラム表面をレーザー光によって走査するポリ
ゴンスキャナ23、4つの画像形成部、すなわち転写材
Pの搬送方向上流側から下流側に向かって(同図中、右
側から左側にかけて)順に配置されたマゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの各色用の画像形成部30M、
30C、30Y、30K、そして最下流側の画像形成部
30Kの更に下流側に配設した定着器40を主要構成部
材として構成されている。また、上述の最上流側のマゼ
ンタの画像形成部30Mは、矢印方向に回転自在に支持
された感光ドラム31、その周囲にその回転方向に沿っ
てほぼ順に配設された、感光ドラム31表面を帯電する
一次帯電器32、感光ドラム31上の静電潜像を現像す
る現像器33、感光ドラム31上のトナー像を転写材P
に転写する転写帯電器34、感光ドラム31の転写残ト
ナーを除去するクリーナ35、除電を行う補助帯電器3
6、そして残留電荷を除去する前露光ランプ37とを備
えている。さらに、現像器33の現像ローラ33a上の
現像剤からの反射光量により現像剤濃度を検出する現像
剤濃度センサS1 と、感光ドラム31上に形成されたト
ナー像からの反射光量を検出する現像濃度センサS2
が配置されている。
【0019】なお、他の色の画像形成部30C、30
Y、30Kについては、上述のマゼンタの画像形成部3
0Mと同様の構成であるのでその説明は省略するものと
する。
【0020】上述構成のプリント部20は、前述のリー
ダ部10から送出された出力画像データに基づいて、次
のようにして転写材P上にトナー像を形成する。
【0021】マゼンタの画像形成部30Mにおいて、一
次帯電器32によって感光ドラム31表面を所定の電位
に均一に帯電する。画像制御部21により出力画像デー
タに基づいて他の色との同期をとってマゼンタ用のレー
ザー素子22Mを駆動し、上述の感光ドラム31表面を
走査する。これにより感光ドラム31表面には、原稿画
像のうちのマゼンタに対応する静電潜像が形成される。
静電潜像は、現像バイアスが印加された現像ローラ33
aによってマゼンタのトナーが付着されてトナー像とし
て現像される。このトナー像は、後述の転写ベルトによ
って搬送されてくる転写材Pの表面に、転写ベルト内側
からの転写帯電器34の放電によって転写される。トナ
ー像転写後の感光ドラム31は、表面の転写残トナーが
クリーナ35によって除去され、さらに、補助帯電器3
6による除電を受け、前露光ランプ37によって残留電
荷が除去されて、一次帯電器32の帯電から始まる次の
画像形成に供される。
【0022】このマゼンタの画像形成部30Mと同様に
して、下流側のシアン、イエロー、ブラックの各色の画
像形成部30C、30Y、30Kにおいても、各感光ド
ラム表面にそれぞれの色のトナー像が形成される。表面
にマゼンタのトナー像が転写された転写材Pは、転写ベ
ルトによって下流側のシアン、イエロー、ブラックの画
像形成部30C、30Y、30Kに順次に搬送され、そ
れぞれの色のトナー像が次々と転写され、表面に4色の
トナー像が重ねられる。こうして4色のトナー像が転写
された転写材Pは、後述の定着前ベルトによって定着器
40に搬送され、ここで定着ローラ40aと加圧ローラ
40bとによる加熱加圧を受けて表面のトナー像が定着
される。定着後の転写材Pは、裏面に対する画像形成が
行われない場合は、そのまま装置本体2外部に排出さ
れ、一方、裏面に画像を形成する場合には、次に説明す
る給搬送部50によって、再度、画像形成部30M等に
供給されて、裏面にトナー像が形成された後、装置本体
2外部に排出されることになる。
【0023】転写材Pの給搬送を行う給搬送部50は、
転写材Pの搬送路を有し、その転写材Pの搬送方向につ
いての最上流側に、給紙カセット51a、51b、給紙
ローラ52a、52b、搬送ローラ53a、53b等を
有する用紙送り装置54を備えている。さらに給紙カセ
ット51a、51bの下方には、これらを装置本体2に
装着したときに、これら給紙カセット51a、51bに
収納された転写材Pのサイズを検知するための用紙サイ
ズ検出部S3 、S4 が付設されている。用紙サイズ検出
部S3 、S4 は、給紙カセット51a、51b側に配置
された係合部と装置本体2側のサイズ検知スイッチ(い
ずれも不図示)とを備えており、給紙カセット51a、
51bが装着された際に、係合部が転写材Pのサイズに
対応したサイズ検知スイッチを作動させ、これによって
サイズに対応したコード信号をサイズ情報として装置本
体2に対して出力する。この用紙送り装置54のほか
に、マルチ用紙送り装置55が設けられている。このマ
ルチ用紙送り装置55からは画像形成部30M等に対し
て、材質、大きさ等の性状の異なる種々の転写材Pを供
給することができる。上述の用紙送り装置54及びマル
チ用紙送り装置55には、画像形成に供される転写材P
がOHPシート(透明フィルム)か否かを識別するOH
P用シート識別部(転写材識別手段)S7 が設けられて
いる。これらから供給される転写材Pについての情報、
例えば、材質、サイズ、厚さ等は、例えば、ユーザーが
操作部(不図示)から入力したり、あるいは、厚さにつ
いては、後述のように紙厚検出部によって自動的に検出
したりする。
【0024】画像形成部30Mの少し上流側には、搬送
されてきた転写材Pを一旦停止させ、また画像形成部3
0M等に同期させて搬送するレジストローラ56が配置
されている。レジストローラ56は、上下一対の上ロー
ラ56a(図7参照)と下ローラ56bとを備えてお
り、これらのローラ56a、56bにより転写材Pを表
裏両面から挟み込むようにして搬送する。このとき、転
写材Pの厚さに応じて、上ローラ56aが移動し、下ロ
ーラ56bに対する上ローラ56aの位置が変化するこ
とを利用して、このレジストローラ56を紙厚検知ロー
ラとしても流用している。このレジストローラ56と、
後述のセンサ等によって、紙厚検出部(厚さ検出手段)
5 が構成されている。なお、紙厚検出部S5 の詳細な
構成及び動作については後に説明する。
【0025】レジストローラ56の下流側には、前述の
各色の画像形成部30M、30C、30Y、30Kの各
感光ドラムに下方から接触するようにして矢印K57方
向に周回する転写ベルト57が配置されている。転写ベ
ルト57はその表面に転写材Pを担持して、これを各画
像形成部30M、30C、30Y、30Kに搬送するよ
うに構成されている。
【0026】転写ベルトの下流側には、定着器40との
間に、矢印K58方向に周回可能な定着前ベルト58が
配設されている。また、定着器40のすぐ下流側には、
定着後の転写材Pの腰付けのための加圧を、切り換え可
能な複数の加圧力で行うことができる加圧機構部(湾曲
加圧装置)59(後に詳述)が配設されている。加圧機
構部59の下流側には、転写材Pの排出か再給紙かを選
択する排出フラッパ60、排紙トレイ61が配設され、
また、排出フラッパ60の下方には、反転搬送路62、
反転フラッパ63が配設され、さらに下流側には、再給
紙搬送路64、再給紙装置65が配設されている。
【0027】上述構成の給搬送装置50は、次のように
動作する。用紙送り装置54又はマルチ用紙送り装置5
5から給紙される転写材Pは、まず、ユーザーの手動入
力により、又は用紙サイズ検出部S3 、S4 、OHP用
シート識別部S7 等により、そのサイズ、OHPシート
か否かが検出される。つづいて、レジストローラ56に
搬送され、ここで一時停止され、その後、前述の画像形
成部30M、30C、30Y、30Kの感光ドラム上に
形成された各色のトナー像に同期するようにして、レジ
ストローラ56によって挟持搬送され、さらに転写ベル
ト57によって担持搬送される。このとき、レジストロ
ーラ56を有する紙厚検出部S5 により、紙厚が検知さ
れる。転写ベルト57に担持された転写材Pは、マゼン
タの画像形成部30Mを通過する際に、転写帯電器34
によって、表面にマゼンタのトナー像が転写される。転
写材Pは、その後同様にして、シアン、イエロー、ブラ
ックの各画像形成部30C、30Y、30Kを通過する
際に、それぞれの色のトナー像が順次に転写される。4
色のトナー像の転写が終了した転写材Pは、定着前ベル
ト58によって定着器40に運ばれ、ここで加熱、加圧
を受けて表面のトナー像が定着される。トナー像定着後
の転写材Pは、加圧機構部59によって腰付けが行われ
る。ここで、片面画像形成時には、排出フラッパ60が
排出側にセットされ、転写材Pは排紙トレイ61上に排
出される。一方、両面画像形成時には、排出フラッパ6
0が再給紙側にセットされ、これにより、転写材Pは、
反転搬送路62に導かれ、その後端が反転フラッパ63
を通過するまで下方に向けて搬送される。その後、反転
フラッパ63を切り換え、転写材Pを上方に向けて搬送
すると、転写材Pは、反転フラッパ63により再給紙搬
送路64に導かれ、再給紙装置65に収納される。これ
により、転写材Pは、表裏反転される。転写材Pは、こ
こから画像形成部30M等に再給紙され、表面に画像形
成を行ったときと同様にして、裏面に画像形成が行わ
れ、その後、排紙トレイ61上に排出される。
【0028】以上で、画像形成装置全体についての構成
及び動作の説明を終える。
【0029】次に、図3に、上述の画像形成装置におけ
るブロック図を示す。このブロック図は、転写材Pに応
じた最適な画像形成を行うためのブロック図である。シ
ステムコントローラ71は、画像形成装置の各種制御を
行うものであり、内部のCPUによって統括的に制御を
行う。同図中、72はリーダ部10の一部を構成する画
像入力部、16は画像処理部、21は画像データに基づ
き半導体レーザーを変調駆動するレーザー駆動回路(画
像制御部)、そして22はレーザー駆動回路21によっ
て駆動される半導体レーザ(レーザー素子)である。ま
た、31、33、34は、前述のマゼンタの画像形成部
30Mを構成する部材であり、それぞれ31は半導体レ
ーザー22の出力光により静電潜像が形成される感光ド
ラム、33は感光ドラム31上の潜像に応じた現像を行
う現像器、そして34は感光ドラム31上のトナー像を
転写材Pに転写する転写帯電器である。さらに、40は
転写材P上のトナー像を加熱加圧して定着させる定着
器、59は定着後の転写材Pに腰を付けるための加圧機
構部である。そしてS6 は、画像処理部16から出力さ
れる画像データに基づいて画像濃度分布を推定する濃度
分布推定回路(以下適宜「推定回路」という、後に詳
述)、S7 は、OHPシート用識別部である。
【0030】つづいて、図3のブロック図を参照して前
述構成の画像形成装置において、最適な画像形成を行う
ための動作についてを説明する。原稿の画像情報は、画
像入力部72を通して電気信号として入力され、画像処
理部16において、A/D変換、シェーディング補正、
LOG変換、UCR処理、γ補正など画像形成に必要な
画像処理が加えられ、出力画像データとして出力され
る。この出力画像データに基づいて、レーザー駆動回路
21が駆動され、半導体レーザー22を変調駆動する。
その半導体レーザー22の出力光を帯電済の感光ドラム
31上にスキャン露光することにより、感光ドラム31
表面には、画像データに対応する電荷分布、すなわち静
電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器33によ
ってトナーが付着されマゼンタのトナー像として現像さ
れる。
【0031】このマゼンタのトナー像は、前述の給搬送
部50によって搬送されてきた転写材P表面に転写され
る。この転写材Pは、トナー像転写前に、あらかじめ用
紙サイズ検出部S3 (S4 )によってサイズが検出さ
れ、OHP用シート識別部S7によってOHPシートか
否かが検出され、また、紙厚検出部S5 によって厚さが
検知されたものである。またトナー像の転写によって、
現像器33内のトナーは転写材P上に転移することにな
るが、転写材Pではトナー像は、トナーの分布として認
識される。推定回路S6 は、この転写材P上のトナーの
分布、すなわち画像濃度分布を、画像形成に用いたもの
と同じ画像データを基にして推定する。転写材P上に
は、さらに、下流側のシアン、イエロー、ブラックの各
画像形成部30C、30Y、30Kによって、それぞれ
の色のトナー像が順次に転写される。これらの転写に際
しても、上述の推定回路S6 によって、同様に、それぞ
れの色の画像濃度分布の推定が行われる。
【0032】転写材P上に4色分のトナー像は、定着器
40によって加熱、加圧されて定着される。このトナー
を加熱定着するには、最適な定着温度があり、それは、
用紙サイズ検出部S3 、S4 が検出する転写材Pのサイ
ズ、紙厚検出部S5 が検出する転写材Pの厚さ、OHP
用シート識別部S7 が検出するOHPシートか否か、そ
して推定回路S6 が推定する画像濃度分布等に基づいて
定着条件を変更することで、実現している。
【0033】例えば、定着器40の定着ローラ40aと
加圧ローラ40bとによって転写材Pを挟持搬送しなが
ら加熱するに際し、転写材Pの材質や厚さに応じて、定
着ローラ40aの回転数制御を行って転写材Pの搬送速
度(定着速度)を変化させ、これにより、最適な定着条
件を実現している。すなわち、転写材PがOHPシート
等の透明フィルムである場合やその厚さが厚い場合に
は、定着速度を遅くし、反対に転写材Pの厚さが薄い場
合には、定着速度を速くして、トナー像に対しこれを溶
融するに十分な熱量が与えられるようにしている。
【0034】また、感光ドラム31から転写材P上にト
ナー像を転写する際に転写帯電器34に印加する転写バ
イアスを、転写材Pの材質、サイズ、厚さについての情
報に基づいて、決定するようにしている。
【0035】さらに、転写材Pの材質、サイズ、厚さに
応じて、加熱定着後の転写材Pの腰付けを行う加圧機構
部59の加圧量を切り換えることにより、最適なカール
取りの加圧制御が可能となる。カール取りの加圧制御
は、使用する転写材Pの厚さが薄くなるに従って、また
画像濃度が濃くなるに従って加圧量を増す必要がある。
これはトナーが転写材Pに載って熱定着された後、冷え
るときにトナーが収縮することで、転写材Pが画像側に
湾曲することに起因しているためであり、すなわち、転
写材Pの厚さが厚ければ、転写材自身の腰が強いため、
加圧量を小さく押えることができるわけであり、画像の
濃度が濃ければ湾曲量が多くなり、加圧量を増加させる
ことが必要になる。
【0036】すなわち、図3に示すブロック図において
は、用紙サイズ検出部S3 、S4 、紙厚検出部S5 、推
定回路S6 、OHP用シート識別部S7 の出力に基づい
て、転写帯電器34、定着器40、加圧機構部59等を
適宜に制御し、最適な画像形成を行うようにしている。
【0037】次に、用紙サイズ検出部S3 、S4 につい
ては前述したので、ここでは、推定回路S6 、紙厚検知
部S5 、加圧機構部59、OHP用シート識別部S7
ついて詳述する。
【0038】図4に、推定回路S6 の詳細な回路図を示
す。ここで、現像剤(トナー)使用量は概略としては画
像データの積算値に比例すると考えられることから、推
定回路S6 として一画像中を複数の領域に分け、その各
領域での画像データ値の積算を行う回路を考え、本実施
の形態では画像を4×4の16領域に分割した、図5に
示すC00〜C33を算出する例で説明を行う。ここで、C
mnは各領域の画像濃度値である。
【0039】図4中、Dataは画像データであり、本
実施の形態では8ビットの信号とする。Vclk は画像デ
ータの同期信号であり、Vsyncは一画像区間開始を示す
副走査同期信号である。Henableは主走査画像有効区間
信号であり、Venableは副走査画像有効区間信号であ
る。用紙サイズ検出部S3 、S4 によって検出された転
写材Pのサイズに基づき、システムコントローラ71は
画像形成を行う主走査の画素数N、副走査の画素数Mを
導き出し、濃度分布の一領域に対応するM/4、N/4
の算出を行う。81は主走査の領域を計数するカウン
タ、82、85はORゲート、83は主走査の領域を指
示する数値を示すアップカウンタ、84は副走査の領域
を計数するカウンタ、86は副走査の領域を指示する数
値を示すアップカウンタ、87はアップカウンタ83、
86の領域を示す数値をエンコードするエンコーダ、8
8は画像データが入力されるフリップフロップ、89は
イネーブル信号を生成するANDゲート、90は画像デ
ータと選択された領域の画像データ積算値とを加算する
加算器、91、93、95は各領域の画像データ加算値
を記憶するフリップフロップ、92、94、96は各領
域のイネーブルを生成するANDゲート、97、98、
99は各領域の画像データ積算値を加算器に出力する出
力イネーブル付きのバッファである。
【0040】主走査の領域の計数は主走査の領域の画素
数N/4を画像形成前にVsyncによりカウンタにロード
し、Vclk を計数しダウンカウントし、N/4まで計数
した時点でN/4を再ロードするとともにアップカウン
タ83にnクロックとなるキャリーを出力し、領域を示
すアップカウンタ83の出力をインクリメントしていく
こで、N/4画素ごとにアップカウンタ83の出力を増
加させることで実現する。副走査の領域に関しても主走
査の場合と同様に、HsyncをM/4個ずつカウントする
ことで、M/4ラインごとの領域信号を生成し、エンコ
ーダ87に出力する。一方、画像データは、Henable
enableとのANDゲート89によるイネーブル区間の
間、フリップロップ88にVclk 同期で記憶される。そ
のフリップロップ88の出力は加算器90の一方の入力
に入力される。加算器90の他方の入力には、各領域を
示すエンコード信号によって出力制御されたバッファ9
7、98、99からの所定の領域のデータ出力が入力さ
れる。この2つのデータを加算しその出力を、所定の領
域に対応するようにイネーブル制御されたフリップロッ
プに記憶することで、エンコーダ87が指示する領域に
対応する画像データの積算値C00〜C33が各フリップロ
ップに記憶され、システムコントローラ71に読み込ま
れた濃度分布が推定される。また、図6にビデオ系の各
信号、すなわちVsync、Venable、Hsync、Henable
Data、Cの概略のタイミングを示す。
【0041】算出された画像濃度データC00〜C33から
の画像濃度分布の推定はシステムコントローラ71での
演算によって行う。
【0042】次に、図7に本実施の形態で使用した紙厚
検出部S5 を示す。紙厚検知部S5は、変位量検知手段
100と紙厚検知ローラ(厚さ検知ローラ)56とを備
えている。なお、この紙厚検知ローラ56は、前述のレ
ジストローラと兼用されている。変位量検知手段100
の発光ダイオード101からの照射光Li は、レジスト
ローラ(紙厚検知ローラ)56の上ローラ56aの測定
面である反射面56rで反射され、反射光Lr は受光位
置センサ102に入射される。レジストローラ56の下
ローラ56bはスラスト方向には固定されており、上ロ
ーラ56aはフリーの状態に設置さているため、転写材
Pが上下のローラ56a、56bに挟まれると、転写材
Pの厚さに応じて上ローラ56aが移動する構成になっ
ている。したがって、転写材Pの厚さに対応して反射面
56rが移動することになる。反射面56rは、転写材
Pが厚い場合は上方に移動して発光ダイオード101に
近寄り、薄い場合は下方に移動して発光ダイオード10
1から離れるようになっている。この結果、転写材Pの
厚さに応じて受光位置センサ102に入射する反射光位
置が変化し、転写材Pの厚さ信号であるアナログ信号S
11としてA/D変換器103に入力される。ここで、発
光ダイオード101の明滅及び光量制御はシステムコン
トローラ71からの制御信号S12によってセンサLED
制御部104から出力される信号S13を介して制御され
ている。また、制御信号S12はA/D変換器103のA
/D変換タイミングをも制御しており、A/D変換器1
03からのデジタル化された転写材Pの厚さに対応した
信号S14がシステムコントローラ71に送られ、ここで
CPUにより転写材Pの厚さが演算される。
【0043】次に、図8に、加圧機構部59の詳細図を
示す。一般に、転写材P上に転写されたトナー像が加熱
定着されると、定着後の転写材Pは、トナー像側にカー
ルすることが知られている。こうした状態では排紙トレ
イ61上での積載性が著しく損なわれると同時に、複写
機、プリンタ等で広く使用されているソータ(後処理装
置)への排紙性の悪化、さらにはジャム等へも発展する
可能性があり、定着後のカール量の管理は非常に重要な
問題である。本実施の形態ではカール量の管理方法とし
て、一対のスポンジローラ59aと金属ローラ59bと
により定着後の転写材Pを挟み込むことで実現してい
る。カールは転写材Pの上面にトナー像が形成されてい
ることから、それと反対の方向にカールを加えるべく上
側にスポンジローラ59a、下側に金属ローラ59bを
配置し、金属ローラ59bがスポンジローラ59aに食
い込むことを利用して、カールを抑えている。また、加
圧量の調整は、カム59cを駆動することにより、軸5
9dを中心にして揺動可能な金属ローラ可動板59e
を、同図中の矢印方向に上下させて制御している。この
加圧量はカム59cの形状に応じて、複数段又は無段階
に調整可能である。また、59fは転写材Pの搬送性を
よくするために設けられた搬送ローラである。加圧機構
部59のカム59c及び金属ローラ可動板59eによ
る、加圧量の調整は、前述の紙厚検出部S5 による転写
材Pの厚さ及び推定回路S6 による画像濃度分布等のデ
ータを参照して、システムコントローラ71上のCPU
により統括的に制御されている。
【0044】OHP用シート識別部S7 は、転写材Pが
OHPシートであるか否かを識別(判別)するものであ
り、転写材Pが、用紙送り装置54、マルチ用紙送り装
置55に搭載された時点で、識別できるようなセンサが
使用されている。本実施の形態では一般に用いられてい
る反射型のフォトインタラプタを使用し、転写材PがO
HPシートである場合は、フォトインタラプタの光が透
過し、一方、紙等の普通紙である場合には、反射するこ
とを利用して識別している。また、センサは用紙送り装
置54、マルチ用紙送り装置55の下方に取り付けら
れ、転写材Pがこれらに搭載されると同時に識別を行う
ようにしている。
【0045】図9に、本実施の形態における転写材Pの
厚さ及び材質を検出することについての一連の制御のフ
ローチャートを示す。この転写材Pの厚さ及び算出もす
べてシステムコントローラ71(図3参照)上のCPU
により統括的に制御演算される。まず、転写材Pの紙厚
及び材質検知を行うに際し(S1)、レジストローラ5
6に転写材Pが到達する前のデータを収集すべく、レジ
ストローラをONする(S2)。レジストローラ56は
前述のように紙厚検知ローラを兼ねている。ここで、転
写材Pの厚さは、前述のように、レジストローラ56の
上ローラ56aの変位量を測定することによって求めて
いるため、レジストローラ56が転写材Pを挟んでいな
い状態での第1データを収集することが必要である。転
写材Pの厚さはレジストローラ56が転写材Pを挟んで
いないときの第1データと挟んでいるときの第2データ
との差から導き出されるため、この転写材Pを挟んでい
ないときの第1データは転写材Pの厚さを算出する際の
基準値となる。レジストローラ56は転写材Pを挟む前
の状態の第1データ(Dr1、Dr2…、Drn)のデータ収
集が開始される(S3)。本実施の形態では、給紙を開
始する前の比較的時間に余裕のある時点でのデータを数
多く収集し、データの信頼性をアップするという観点か
ら、レジストローラ56の5回転分のデータを収集する
(S4、)。レジストローラ56が5回転した時点で、
これが転写材Pを挟む前の状態の第1データの収集は停
止され、レジストローラ56に向けて給紙が開始され
(S5)、これと並行して、給紙される転写材PがOH
Pシートか否かを識別し(S6、S7)、OHPシート
でなかった場合、レジストローラ56に転写材Pが到達
するまでデータの収集を待機する(S8)。レジストロ
ーラ56に転写材Pが到達すると同時に、今度はレジス
トローラ56が転写材Pを挟んだ状態の第2データ(D
p1、Dp2…、Dpm)を収集する(S9)。ここでのデー
タ収集は、レジストローラ56の1回転分としているが
(S10)、これは、レジストローラ56から転写材P
を順次に搬送する際に、転写材Pが転写ベルト57に到
達することにより発生する衝突のノイズ成分を含んだデ
ータを使用しないようにするためである。このため、レ
ジストローラ56から転写ベルト57までの距離以下の
長さとして、レジストローラ56の1回転分のデータを
収集するものである。S3〜S4で収集されたレジスト
ローラ56が転写材Pを挟む前の状態のn個の第1デー
タの平均値と、S9〜S10で収集されたレジストロー
ラ56が転写材Pを挟んだ状態のm個の第2データの平
均値との差Kを算出し(S11)、1枚目の転写材Pの
厚さデータとしている。そして、前述したように、画像
濃度データと転写材Pの厚さとに応じて定着速度、転写
高圧(転写バイアス)、湾曲量(加圧量)を変更した後
(S12)、転写材Pがレジストローラ56を通過した
後に、レジストローラ56をOFFし(S13)、転写
材Pの厚さ検知は終了する(S14)。
【0046】一方、ステップS7で、使用する転写材P
がOHPシートであることを検知した場合、転写材Pの
厚さ検知動作は実行せず、あらかじめOHPシート専用
に決められた設定値で、定着速度、転写高圧、湾曲量を
決定(S12)するようにしている。これは、OHPシ
ートが、一般の普通紙と異なり、その厚さと重さ(熱容
量)との間に相関関係がないために厚さについてのデー
タが役に立たないからである。したがって、OHPシー
トの場合は、専用の最も遅い定着速度と、材質上、低い
転写高圧、熱による変形を回避すべく最も小さい湾曲量
とを設定するようにしている。
【0047】上述のようにして、転写材PがOHPシー
トである場合、及びない場合のいずれの場合に対して
も、それぞれに最適な画像形成条件を設定することがで
きる。 〈実施の形態2〉前述の実施の形態1では、画像形成装
置がカラー複写機である場合について説明してきたが、
本発明は、白黒の複写機等の画像形成装置に対しても適
用できるのはもちろんである。白黒機においても転写材
Pの性状、特に厚さや材質の違いによる転写条件または
定着条件の制御、選択は高精細な画像を形成する場合
(特にデジタル複写機)には大きなファクタになってお
り、今後、更なる高精細な画質を担う場合には必須な技
術である。
【0048】上述の実施の形態1においては、紙厚検知
ローラ56は、下ローラ56bを固定配置し、上ローラ
56aを変位可能に配置しているが、両ローラ56a、
56bを変位可能に配置し、両者間の距離を検出するこ
とで、転写材Pの厚さを検知するようにしてもよい。た
だし、この場合は、これに応じて変位量検知手段100
の構成も変更することが必要である。
【0049】さらに、紙厚検知ローラ56は、レジスト
ローラと兼用することなく独立に設けることもできる。
この場合は、紙厚検知ローラ56の配設位置について自
由度が増す。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
画像形成に供される転写材が透明フィルム(例えば、O
HPシート)か否かを識別する転写材識別手段によっ
て、転写材が透明フィルムであると識別された場合に
は、厚さ検出手段の出力にかかわらず、転写材が透明フ
ィルムであることに基づいて、定着温度、定着速度、転
写高圧、湾曲量等の画像形成条件を変更する。一方、転
写材が透明フィルムでない場合には、転写材の厚さ検出
手段の出力に基づいて、これら画像形成条件を決定す
る。これらにより、転写材の材質、厚さに応じて、これ
らに好適な画像形成条件を設定することができるので、
良好な画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図。
【図2】画像処理部の詳細を示すブロック図。
【図3】画像形成に供せられる転写材の性状によって画
像形成条件を変更する様子を示す図。
【図4】推定回路の詳細を示すブロック図。
【図5】推定回路の算出領域を示す図。
【図6】推定回路を駆動する各制御信号のタイミングチ
ャート。
【図7】紙厚検出部の構成の詳細を示す図。
【図8】加圧機構部の構成の詳細を示す図。
【図9】連続給紙時の転写材の厚さを検知するフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 56 厚さ検知ローラ(レジストローラ) 56a 上ローラ 56b 下ローラ 71 制御装置(システムコントローラ) 100 変位量検出手段 P 転写材 S3 、S4 用紙サイズ検出部 S5 厚さ検出手段(紙厚検出部) S6 推定回路 S7 転写剤識別手段(OHO用シート識別部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づいて像担持体上に形成
    したトナー像を、搬送路を介して供給される転写材に転
    写した後、転写材上に定着して画像形成を行う画像形成
    装置において、 画像形成に供される転写材が透明フィルムであるか否か
    を識別する転写材識別手段と、 前記搬送路中に配置されて転写材の厚さを検出する自動
    厚さ検出手段と、 該自動厚さ検出手段が出力する転写材の厚さに基づいて
    画像形成条件を変更する制御手段と、を備え、 該制御手段は、 前記転写材識別手段が前記透明フィルムを検知した場
    合、前記自動厚さ検出手段の出力にかかわらず、前記転
    写材識別手段の出力に基づいて画像形成条件を変更す
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記転写材識別手段が
    前記透明フィルム以外の転写材を検知した場合、前記自
    動厚さ検出手段の出力に基づいて画像形成条件を変更す
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記自動厚さ検出手段は、少なくとも一
    方のローラが他方のローラに対して変位可能に配置され
    るとともに前記搬送路中の転写材をその表裏方向から挟
    み込む一対の厚さ検知ローラと、 前記一方のローラに対する他方のローラの相対位置を検
    知する変位量検知手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の厚さ検知ローラのうちの前記
    一方のローラが変位不能に固定配置されている、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置が変更する画像形成条件
    が、像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写す
    る際の転写バイアスの大きさと、転写材上に転写された
    トナー像を熱定着する際の定着温度と、同じく定着速度
    と、定着後の転写材のカールを矯正する湾曲加圧装置に
    おける加圧量とのうちの少なくとも1の画像形成条件で
    ある、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
    載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100699475B1 (ko) * 2005-06-22 2007-03-26 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 그 정착기 온도제어방법

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