JPH0934203A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0934203A
JPH0934203A JP7206564A JP20656495A JPH0934203A JP H0934203 A JPH0934203 A JP H0934203A JP 7206564 A JP7206564 A JP 7206564A JP 20656495 A JP20656495 A JP 20656495A JP H0934203 A JPH0934203 A JP H0934203A
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JP
Japan
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belt
optical sensor
shaped member
roller
spring
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Withdrawn
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JP7206564A
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English (en)
Inventor
Takahiro Tamiya
孝弘 田宮
Takeshi Deki
剛 出来
Koichi Irie
孝一 入江
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリング付勢の支持ローラに対し感光体ベ
ルトが巻き付いて曲がる直前又は直後に光学センサを設
け、該センサによる検知を良好に行い該センサ出力に応
じた制御を行うことで高品質な形成画像を得る。 【解決手段】 テンションローラ3がスプリング53振
動で他方のベルト支持ローラ側に最も変位したときのテ
ンションローラ軸心Ominを、該振動の方向に直交す
る平行な投影線によって感光体ベルト1上に投影した位
置よりも上記他方のベルト支持ローラに寄った位置に、
光学センサ55による感光体ベルト1上の焦点位置P1
を設定する。これにより、スプリング振動で上記テンシ
ョンローラ3が変位しても、上記焦点位置では、感光体
ベルト表面がスプリングの振動方に略平行のままで光学
センサと感光体ベルトとの距離が変動したり反射角度が
ふらついたりしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
複数の支持ローラに支持されたベルト状部材と、該ベル
ト状部材に支持ローラを介して張力を与えるスプリング
とを有し、該スプリングに押圧されることによってベル
ト部材に張力を及ぼしている支持ローラ近傍のベルト状
部材部分に対向させて光学センサを設けることにより所
定の検知を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、中間転写体を用い、複写元のカラ
ー像を印刷原色ごとに分割し、各色の画像を各々の色の
現像剤で顕像化して中間転写体上で重ね合わせ、転写紙
に一括して転写するカラー画像形成装置の需要が増加し
つつある。このような、中間転写体上で各色の画像を重
ね合わせる方式のカラー画像形成装置は、転写紙の硬柔
等の制約がないことや小型化しやすいこと等の有益性か
ら、盛んに研究されてきている。また一般にカラー画像
形成装置においては、形成画像の色合いを調節して高画
質の画像を得るために、形成潜像を顕像化した直後の形
成画像の画像濃度を正確に検知して画像濃度を制御する
必要がある。
【0003】従来、高画質の形成画像を得るための検知
及び制御として、像担持体上に形成された画像の画像濃
度を光学センサよって検知し、この検知結果に基づいて
画像濃度を制御するものが提案されている。例えば、特
開平6−202418号公報によれば、像担持体として
のドラム形状の感光体や、感光体上に形成された顕像が
転写される像担持体としてのドラム形状の中間転写体に
対して光学センサを設け、形成された画像の濃度を検知
し、この検知結果に基づいて画像濃度を制御する画像形
成装置が提案されている。ここで、光学センサと検知対
象物との間の距離は、光学センサの検知精度に大きく影
響する。上記特開平6−202418号公報に提案され
ている画像形成装置によれば、画像濃度の検知対象がド
ラム形状の像担持体上に形成されているので、光学セン
サをこの像担持体上のどの部分に対向させて設けても、
光学センサと画像との間の位置関係には変動が起きにく
く、光学センサの検知結果に誤差が生じにくい。
【0004】また、レイアウトや装置の小型化の有益性
から、像担持体としての感光体や中間転写体を、ドラム
形状ではなく複数のローラに張架されたベルト形状に形
成したものもある。この場合においても、ベルト形状の
像担持体に光学センサを対向させて設けたものが提案さ
れている。例えば特開平6−148992号公報では、
像担持体としての中間転写体を3本のローラに張架され
たベルト状の中間転写ベルトで構成し、この中間転写ベ
ルトのローラに対向する位置に光学センサを設けてい
る。上記構成によれば、光学センサを中間転写ベルトを
介して対向する位置に設けているローラの軸芯位置が変
動しない場合には、光学センサとベルトとの間の位置関
係は変動しにくく、光学センサの検知結果に誤差が生じ
にくい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に像担持体が複数のローラに張架されたベルト形状であ
る場合において、あるローラがスプリングでベルト側に
押圧されることによりローラを介してスプリングの張力
をベルトに与えるスプリング張架ローラであるときに
は、スプリングが外乱によって機械振動を起こし、スプ
リング張架ローラをスプリング起端部とスプリング張架
ローラ中心とを結ぶ線上に対して前後に微動させてしま
う恐れがある。この場合、スプリング張架ローラに光学
センサを対向させて設けていると、該センサと像担持体
との距離が変動したり、反射角度がふらついたりして、
トナー濃度を正確に検知できなくなってしまい、その結
果、画像形成上の制御が正確にできなくなって形成画像
上に不具合が生じてしまう。
【0006】このような不具合を防止するために、光学
センサの検知出力を電子的に平均化することが考えられ
るが、この場合、最終的な検知結果を得るまでに時間が
かかり、結果が出るまでの間に無駄な現像量が増えてし
まうという問題があった。また、スプリングに振動吸収
材を設けることも考えられるが、この点については容易
ではない。それは、一般的に、構造上小さくして装置の
小型化及びレイアウト配置上の自由度を得るためにベル
ト状部材を用いているため、振動吸収材を設けることが
難しく、また適切な振動吸収材もない上、コストがかか
るという点でも問題があったからである。
【0007】以上のような、光学センサと像担持体との
距離が変動したり反射角度がふらついたりして該光学セ
ンサによる検知が正確にできなくなってしまうという不
具合は、前記の特開平6−202418号公報や特開平
6−148992号公報に提案されているようなカラー
画像形成装置に限らず、複数の支持ローラに支持された
ベルト状部材と、該ベルト状部材に支持ローラを介して
張力を与えるスプリングとを有し、該スプリングに押圧
されることによってベルト部材に張力を及ぼしている支
持ローラ近傍のベルト状部材部分に対向させて光学セン
サを設けることにより所定の検知を行う構成である限り
問題となりうる。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、光学センサによる検
知を良好に行い、該センサ出力に応じた制御を行うこと
で高品質な形成画像を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、複数の支持ローラに支
持されたベルト状部材と、該ベルト状部材に支持ローラ
を介して張力を与えるスプリングと、該ベルト状部材に
対向させることにより所定の検知を行う光学センサと、
該光学センサの出力に応じて画像形成上の制御を行う制
御手段とを有し、該光学センサを該スプリングに押圧さ
れることによってベルト状部材に張力を及ぼしている支
持ローラ近傍のベルト状部材部分に対向させている画像
形成装置において、上記光学センサによる検知を、上記
ベルト状部材が支持ローラに巻きついて曲がる直前又は
直後の巻き付き近傍で行うように、該光学センサを設け
たことを特徴とするものである。
【0010】ベルト状部材が支持ローラに巻き付いて曲
がる直前又は直後の巻き付き近傍の該ベルト状部材は、
スプリングが支持ローラを押圧している向き即ち支持ロ
ーラが振動する方向に略平行となっており、支持ローラ
がスプリングの振動によって微動しても、光学センサと
ベルト状部材との間の距離は変動しない。また、光学セ
ンサに対するベルト状部材の角度も変化しないため、光
学センサのベルト状部材への投光角度も変化しない。
【0011】請求項2の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記光学センサによる検知を、ベ
ルト状部材が直線状態を保つ位置で行うことを特徴とす
るものである。
【0012】ベルト状部材の曲げこわさが高く、支持ロ
ーラの極率半径よりも該支持ローラに支持されているベ
ルト状部材の極率半径の方が大きくなっている場合、支
持ローラの巻き付き直前又は直後の巻き付き近傍におい
て該ベルト状部材がふくらみ支持ローラの振動方向に略
平行となっていないことがあるので、このような略平行
となっていない部分では、光学センサによる検知を行わ
ず、ベルト状部材が直線状態を保つ位置で検知を行う。
【0013】請求項3の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記光学センサの検知をベルト状
部材の幅方向の中央で行うことを特徴とするものであ
る。
【0014】支持ローラの両端部間での振動の位相が異
なったりしてベルト状部材が3次元的に振動しても、ベ
ルト状部材の幅方向の中央では端部に比して振動の影響
を受けにくい。 (以下、余白)
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)のカラー画像
形成装置に適用した一例について説明する。図1は本実
施形態に使用するカラー画像形成装置(カラーレーザプ
リンタ)の概略構成図である。図1において、1はベル
ト状部材としての可撓性の感光体ベルトで、該感光体ベ
ルト1は回動ローラ2、3の間に架設されていて回動ロ
ーラの駆動により時計方向に回動される。4は帯電手段
たる帯電部材、5は像露光手段たるレーザ書き込み系ユ
ニット、6はそれぞれ特定色の現像剤を収容した複数の
現像手段すなわち現像器22,23,24,25を有す
る回転型現像装置である。前記レーザ書き込み系ユニッ
ト5は上面にスリット状の露光用開口部を設けた保持筐
体に納めて装置本体に組み込まれている。前記レーザ書
き込み系ユニット5には図示の光学系のものの他に、発
光部と収束性光伝送体を一体とした光学系等も使用でき
る。前記帯電部材4による帯電位置及びレーザー書き込
み系ユニット5による光書き込み位置は感光体ベルト1
を架設している複数のローラの内の1本のローラ2部に
設定されている。前記各現像器22,23,24,25
は例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒色の各現像剤
をそれぞれ収容するもので、所定の位置で前記感光体ベ
ルト1と近接あるいは接触する各現像スリーブを備え、
感光体ベルト1上の潜像を非接触現像あるいは接触現像
により顕像化する機能を有している。10はベルト状部
材としての中間転写ベルトであり、該中間転写ベルト1
0は駆動ローラ11と従動ローラ12の間に架設されて
いて、回動ローラの駆動により反時計回りに回動され
る。前記感光体ベルト1と中間転写ベルト10は回動ロ
ーラ3部において常時互いに接触しており、感光体ベル
ト1上の第一回目の顕像が、中間転写ベルト内に設けら
れたバイアスローラ13により中間転写ベルト10上に
転写される。そして、同じようなプロセスを反復するこ
とにより、第二回目の顕像、第三回目の顕像、及び、第
四回目の顕像が、それぞれ中間転写ベルト10上に逐次
重ねられて位置ズレを生じないように転写される。中間
転写ベルト10に接離するように転写ローラ14が設け
られている。15は前記回動ローラ2部に設けられた感
光体ベルト1のクリーニング装置、16は中間転写ベル
ト10のクリーニング装置で、該クリーニング装置16
のブレード16Aは画像形成中には中間転写ベルト10
の表面より離間した位置に保たれ画像転写後のクリーニ
ング時のみ図示のごとく中間転写ベルト10の表面に圧
接される。
【0016】このカラー画像形成装置によるカラー画像
形成のプロセスは次のように行われる。まず本実施の形
態による多色像の形成は、次の像形成システムに従って
遂行される。すなわち、図示を省略したカラー画像形成
装置とは別体の画像読み取り装置からなるカラー画像デ
ータ入力部において、撮像素子がオリジナル画像を走査
してデータを得、このデータが画像データ処理部で演算
処理されて画像データが作成される。この画像データ
は、一旦画像メモリーに格納される。該画像メモリーの
画像データが、記録時にとりだされて記録部である図1
のカラー画像形成装置へと入力される。つまり前記カラ
ー画像形成装置とは別体の画像読み取り装置から出力さ
れる色信号が前記レーザ書き込み系ユニット5に入力さ
れる。すると、レーザ書き込み系ユニット5においては
半導体レーザ(図示せず)で発生されたレーザビーム
が、駆動モータ5Aで回転されるポリゴンミラー5Bに
より回転走査され、fθレンズ5Cを経てミラーにより
光路を曲げられて、予め除電ランプ21により除電さ
れ、かつ帯電部材4によって一様に帯電された感光体ベ
ルト1の周面上に露光され、静電潜像が形成される。こ
こで、露光する画像パターンは所望のフルカラー画像を
イエロー、マゼンタ、シアン、黒に色分解したときの単
色の画像パターンである。形成された各々の静電潜像は
回転型現像装置によりイエロー、マゼンタ、シアン、黒
の現像器22,23,24,25で現像されて、単色画
像が形成される。感光体ベルト1上に、形成された単色
画像は、感光体ベルト1に接触しながら反時計回りに回
転する中間転写ベルト10上に転写される。感光体ベル
ト1上に形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
単色画像を中間転写ベルト10表面に順次重ね合わされ
る。中間転写ベルト10上に重ね合わされたイエロー、
マゼンタ、シアン、黒の画像は、給紙台17から給紙ロ
ーラ18やレジストローラ19を経て転写部へ搬送され
た転写紙に転写ローラ14により転写される。転写終了
後、転写紙は定着装置20により定着されてフルカラー
画像が完成する。
【0017】図2は、本発明にかかる主要部の拡大平面
図である。図2において、感光体ベルト1を張架してい
る回動ローラ2,3のうち、回動ローラ2は、軸芯位置
が固定された駆動ローラであり、回動ローラ3は、従動
ローラである。回動ローラ(以下、テンションローラと
いう)3は、感光体ベルト1に対向する側からスプリン
グ53によって押圧されることによって感光体ベルト1
に張力を与えており、その軸芯位置は感光体ベルト1の
周長とスプリング53の押圧力とにより定まる。ここ
で、感光体ベルト1には、PETなどに感光層を形成し
たベルトを用い、スプリング53には、図2においては
圧縮型コイルスプリングを用いている。この図において
は、例えば、シアン色現像器22が感光体ベルト1の回
転ローラ2に巻きついている位置の下流側に対向する位
置にあり、ここで、感光体ベルト1上にトナー像Tが形
成される。そして、トナー像Tが形成された感光体ベル
ト1がテンションローラに巻き付く直前の位置に、感光
体ベルト上1のトナー像Tの濃度を検知するための光学
センサ55が設けられている。この光学センサ55には
投光部55aと受光部55bとがあり、感光体ベルト1
上の所定の位置を焦点とする光を投光部55aから発
し、感光体ベルト1上に当たった光の反射光を受光部5
5bで受光することにより、感光体ベルト1上の所定の
位置でのトナー濃度を検知する。ところが、上記光学セ
ンサ55をテンションローラ3近傍に設けている場合、
トナー濃度の検知が正確にできない場合がある。
【0018】図3は、上記のような不具合を発生させ
る、感光体ベルト1上でのトナー濃度の検知位置を示し
た図である。この図においては、光学センサ55を感光
体ベルト1がテンションローラ3に巻き付いている曲面
状の位置に対向して設け、この曲面部分のトナー濃度を
光学センサ55によって検知するようにしている。ここ
で、テンションローラ3に設けているスプリングが振動
すると、テンションローラ3が軸芯Oとスプリング起端
部とを結ぶ線(以下、振動方向という)上を前後に微動
する。このとき、テンションローラ3が回動ローラ2か
ら離れる方向を(+)、回動ローラ2に近づく方向を
(−)とし、テンションローラ3が(+)方向に最も大
きく移動したときのテンションローラ3の軸芯位置を最
大離間時軸芯Omax,(−)方向に最も大きく移動し
たときの該軸芯位置を最大接近時軸芯Omin、該軸芯
の通常位置を通常時軸芯Onormalとし、それぞれ
の感光体ベルト1のテンションローラ3に巻きついてい
る曲面部分を最大離間位置曲面Cmax,最大接近位置
曲面Cmin,通常位置曲面Cnormalとする。も
ともと光学センサ55は、テンションローラ3の軸芯が
通常位置Onormalにあるときに、投光部55aか
ら発した光が正確に受光部55bに反射されるように感
光体ベルト1の通常位置曲面Cnormal上に焦点位
置(P0)を決めて、光学センサ55を設けているが、
スプリングの振動によって、テンションローラ3軸芯が
変位すると、検知位置となっているテンションローラ3
に巻きついている部分の感光体ベルト1の曲面が変位
し、例えば感光体ベルト1の最大離間位置曲面Cmax
における光学センサの55反射光v1は、光学センサ5
5の投光部55aと受光部55bとの間を通過してしま
う。また、例えば、感光体ベルト1の最大接近位置曲面
Cminにおける反射光v2は光学センサ55の受光部
55bから外側にはずれてしまう。そして、何れの場合
においても、受光部55bでの受光量出力にノイズが発
生してしまう。
【0019】図4は、光学センサ55による受光出力に
ノイズを発生させない本実施形態にかかる光学センサ5
5位置を示した図である。図4において、光学センサ5
5による感光体ベルト1上の焦点位置P1を、感光体ベ
ルト1がテンションローラに巻き付く直前の近傍に設け
ている。具体的には、スプリングの振動方向の法線方向
に平行な投影線によって感光体ベルト1上に、最大接近
軸芯Ominが投影された位置(以下、Ominの投影
位置という)よりも更に(−)方向にしている。ここ
で、焦点位置P1を、最大接近時軸芯Ominの投影位
置ちょうどに設けていないのは、装置の製造バラツキに
よって最大接近時軸芯Ominが更に(−)方向に移動
することを考慮したものである。そして、光学センサ5
5は、その発光素子及び受光素子並びに上記のようにし
て決めた焦点位置P1を含む平面が感光体ベルト1面に
直交するように配置している。これは、感光体ドラム1
面上のトナー像からの乱反射が存在するので、このよう
な配置から多少ずれても、検知自体は可能であるが、こ
のような配置にしたときが、最も感度が良くなるためで
ある。
【0020】上記構成において、光学センサ55の焦点
位置P1では、感光体ベルト1表面はスプリングの振動
方向に略平行になっている。従って、スプリング53が
振動してテンションローラ3が微動し、テンションロー
ラ3軸芯位置がs最大離間時軸芯Omaxから最大接近
時軸芯Ominまで移動しても、光学センサ55の焦点
位置P1では、光学センサ55と感光体ベルト1表面と
の相対的な位置関係は変化せず、光学センサ55と感光
体ベルト1との距離が変動したり、反射角度がふらつい
たりしないので、光学センサ55による検知を常に良好
に行うことができる。
【0021】感光体ベルト1の曲げこわさが高く、テン
ションローラ3の極率半径よりも該テンションローラ3
に支持されている感光体ベルト1の極率半径の方が大き
くなっている場合、感光体ベルト1のテンションローラ
3への巻き付き直前近傍において感光体ベルト1がふく
らみテンションローラ3の振動方向に略平行となってい
ないことがある。このような場合は、光学センサ55の
焦点位置P1を、感光体ベルト1上の最大接近軸芯Om
inの投影位置よりも(−)方向にしても、焦点位置P
1での感光体ベルト1がスプリングの振動方向に略平行
となっていない場合があり、スプリングの振動によって
光学センサ55と感光体ベルト1との距離が変動した
り、反射角度がふらついたりしてしまうことがある。
【0022】図5は、上記不具合が防止できるような位
置に光学センサ55を設けた図である。この図において
は、光学センサ55の焦点位置をP2とし、P2を感光体
ベルト1上の最大接近軸芯Ominの投影位置よりも十
分(−)方向に設けている。(−)方向に行くほど感光
体ベルト1は、テンションローラ3の振動方向に略平行
になるので、光学センサ55の焦点位置P2を十分
(−)方向に設けることによって、感光体ベルト1の曲
げこわさが高い場合でも、比較的略平行に近づけること
ができる。更に、望ましくは、感光体ベルト1が直線と
なる位置に光学センサ55の焦点位置P2を設けるとよ
い。上記構成によって、感光体ベルト1の材質の曲げこ
わさの高い場合においても、光学センサ55と感光体ベ
ルト1との間の距離および光学センサ55の感光ベルト
1への投光角度は変化せず、光学センサ55による検知
を良好に行うことができる。
【0023】以上は、スプリングの振動によるテンショ
ンローラ3の微動をテンションローラ3の周方向で平面
的に捕らえ、光学センサ55の検知が良好に行えるよう
に焦点位置を設定したものであるが、テンションローラ
3が3次元的に振動し、光学センサ55の検知に不具合
を発生させることがある。図6は、感光体ベルト1の斜
視図である。ここで、テンションローラ3の両端には、
それぞれスプリング56,57を設けている。この2つ
のスプリング56,57の振動位相が異なっている場合
があり、テンションローラ3は振動によって長手方向で
回動ローラ2に対する距離に相違が出て、図の3aのよ
うに回動ローラ2に近づいている側と、遠ざかっている
側とが生じるような、3次元的な振動になってしまうこ
とがある。テンションローラ3がこのように3次元的に
振動したときに、テンションローラ3の長手方向端部の
方が中央に比して大きく動くため、感光体ベルト1も幅
方向の端部に近づくほど大きく振動してしまい、光学セ
ンサ55の焦点位置を感光体ベルト1の幅方向端部近傍
に設定していると、その振動の影響を受けやすい。
【0024】そこで、テンションローラ3が3次元的な
振動をする場合でも光学センサ55の検知がその振動の
影響を行けにくいよう、光学センサ55の焦点位置を感
光体ベルト1の幅方向方向の中央P3に設ける。上記構
成によって、上記のようにテンションローラ3が3次元
的な振動を起こした場合においても、光学センサ55の
検知にその振動の影響を受けにくく、光学センサ55と
感光体ベルト1との間の距離および光学センサ55の感
光体ベルト1への投光角度は変化しにくいので、光学セ
ンサ55による検知を良好に行うことができる。
【0025】以上の実施形態は、感光体ベルト1と中間
転写ベルト10とがテンションローラ3部において常時
互いに接触している構成であり、光学センサ55を感光
体ベルト1のテンションローラ3巻き付き直後に設けて
もトナー濃度の検知ができないため、光学センサ55の
焦点位置をテンションローラ巻き付き直前に限定した
が、感光体ベルト1と中間転写ベルト10とがテンショ
ンローラ3部において必要時のみに接触する機構の装置
もあり、その場合には、テンションローラ巻き付き直前
でも直後でも光学センサ55の焦点位置を設定すること
が可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、ベル
ト状部材の支持ローラに対する巻き付き近傍では、支持
ローラが振動する方向に略平行となっており、支持ロー
ラがスプリングの振動によって微動しても光学センサと
ベルト状部材との間の距離および光学センサのベルト状
部材への投光角度は変化しないので、光学センサによる
検知を良好に行うことができるとともに、該光学センサ
出力に応じた制御を行うことで高品質な形成画像を得る
ことができる。
【0027】請求項2の画像形成装置によれば、ベルト
状部材の曲げこわさが高く、支持ローラの巻き付き近傍
で該ベルト状部材がふくらみ支持ローラの振動方向に略
平行となっていない場合には、この部分では光学センサ
による検知を行わず、ベルト状部材が直線状態を保つ位
置で検知を行うので、ベルト状部材の曲げこわさが高い
場合でも、光学センサとベルト状部材との間の距離およ
び光学センサのベルト状部材への投光角度は変化せず、
光学センサによる検知を良好に行うことができるととも
に、該光学センサ出力に応じた制御を行うことで高品質
な形成画像を得ることができる。
【0028】請求項3の画像形成装置によれば、支持ロ
ーラの両端部間での振動の位相が異なり該ベルト状部材
が3次元的に振動する場合においても、光学センサを振
動の影響を受けにくいベルト状部材の幅方向の中央に設
けているので、ベルト状部材に3次元的な振動が起きて
も光学センサとベルト状部材との間の距離および光学セ
ンサのベルト状部材への投光角度は変化しにくく、光学
センサによる検知を良好に行うことができるとともに、
該光学センサ出力に応じた制御を行うことで高品質な形
成画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に適用できるカラー画像形成装置の
概略構成を示す正面図。
【図2】図1中の本実施の形態にかかるカラー画像形成
装置の主要部の拡大平面図。
【図3】従来のセンサ取り付け位置における不具合の説
明図。
【図4】本実施形態にかかるセンサ取り付け位置の説明
図。
【図5】本実施形態にかかるセンサ取り付け位置の変形
例の説明図。
【図6】本実施形態にかかるセンサ取り付け位置の他の
変形例の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2 回動ローラ 3 テンションローラ 4 帯電部材 5 レーザー書込系ユニット 6 回転型現像装置 10 中間転写ベルト 11 駆動ローラ 12 従動ローラ 13 バイアスローラ 15 感光体ベルトのクリーニング装置 16 中間転写ベルトのクリーニング装置 20 定着装置 22,23,24,25 現像器 53 スプリング 55 光学センサ 55a 投光部 55b 受光部 56,57 スプリング Onormal 通常時軸芯 Omax 最大離間時軸芯 Omin 最大接近時軸芯 v1,v2 反射光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の支持ローラに支持されたベルト状部
    材と、該ベルト状部材に支持ローラを介して張力を与え
    るスプリングと、該ベルト状部材に対向させることによ
    り所定の検知を行う光学センサと、該光学センサの出力
    に応じて画像形成上の制御を行う制御手段とを有し、該
    光学センサを該スプリングに押圧されることによってベ
    ルト状部材に張力を及ぼしている支持ローラ近傍のベル
    ト状部材部分に対向させている画像形成装置において、 上記光学センサによる検知を、上記ベルト状部材が支持
    ローラに巻きついて曲がる直前又は直後の巻き付き近傍
    で行うように、該光学センサを設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記光
    学センサによる検知を、ベルト状部材が直線状態を保つ
    位置で行うことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、上記光
    学センサの検知をベルト状部材の幅方向の中央で行うこ
    とを特徴とする請求項1の画像形成装置。
JP7206564A 1995-07-19 1995-07-19 画像形成装置 Withdrawn JPH0934203A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050330A1 (de) * 2003-11-20 2005-06-02 Schott Ag Entwicklereinheit
JP2011138040A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置

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