JP3283330B2 - 電子写真複写装置 - Google Patents

電子写真複写装置

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JP3283330B2
JP3283330B2 JP09768893A JP9768893A JP3283330B2 JP 3283330 B2 JP3283330 B2 JP 3283330B2 JP 09768893 A JP09768893 A JP 09768893A JP 9768893 A JP9768893 A JP 9768893A JP 3283330 B2 JP3283330 B2 JP 3283330B2
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博之 松代
捷夫 酒井
則幸 木村
勝弘 青木
伸一 行方
祐一 上野
千矢子 初山
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写媒体上にトナ
ー像を重ねてカラー画像を得るカラー複写機、カラープ
リンタ、カラーファクシミリ等の電子写真複写装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】それぞれ異なる色のトナーを貯留する複
数の現像器と、感光体上のトナー像を転写して担持する
継ぎ目のない中間転写ベルトと、その中間転写ベルト上
の紙転写残トナーを除去するクリーニング装置と、その
クリーニング装置と中間転写ベルトの接離を行う機構を
有する電子写真複写装置が提案されている。
【0003】特開昭62−182766号公報に開示の
技術では、中間転写ベルトと感光体ベルトそれぞれに駆
動モータを有し、各駆動モータを制御して両ベルトの同
期を調整している。
【0004】中間転写ベルト上の残トナーはクリーニン
グ装置により除去されるが、このクリーニング装置がベ
ルトから離間する位置には、すじ状のトナー溜りができ
てしまう。このトナー溜りの位置が画像部分にずれる
と、画像に悪影響を与えてしまう。
【0005】そこで、このトナー溜りが画像域に入るこ
とを回避する手段として、2つの駆動モータをそれぞれ
に制御して駆動し、カラー画像の形成などに際し、トナ
ー像の重ね合わせのためにそれぞれの速度を同期させ、
さらに2つのベルトの所定位置が接触するように制御す
ることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、中間転
写ベルト上の転写残トナーのトナー溜りが画像域外にく
るようにすべく2つのベルトの所定位置が接触するよう
に制御しているので、駆動モータが2つ必要でありかつ
制御が複雑であった。
【0007】さらに感光体ベルト上の1つの所定位置を
検知して、それに応じて像形成のための基準信号として
いるので、内部プロセスシステムがプリント可能状態に
なってから書き込み開始までの時間的なずれが大きく、
プリントの時間の短縮に対し障害となっている。
【0008】従って、本発明は、中間転写ベルト上にで
きるトナー溜りが画像域に入ることを防止しつつ、より
簡略な装置で、内部プロセスシステムがプリント可能状
態になってから書き込み開始までの時間的なずれを最小
限に抑え、プリント時間の短縮をはかることのできる電
子写真複写装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は次のように構成した。
【0010】(1).中間転写ベルトの円周方向に位置
情報を複数設け、中間転写ベルト上のそれぞれの位置情
報とその隣接する位置情報との円周方向の間隔を、中間
転写ベルト上にできる非画像部の円周方向の長さより小
さくしている(請求項1)。
【0011】(2).中間転写ベルトの円周方向に位置
情報を複数設け、感光体への光書き込み位置から、感光
体と中間転写ベルトの接触点までの、感光体進行方向に
沿った距離と、中間転写ベルトの位置情報検知手段の設
置位置から、感光体と中間転写ベルトの接触点までの、
中間転写ベルト進行方向に沿った距離とを、一致させた
(請求項2)。
【0012】(3).中間転写ベルトの円周方向に位置
情報を複数設け、中間転写ベルトの位置情報検知手段の
設置位置から、中間転写ベルトのクリーニング位置まで
の、中間転写ベルト進行方向に沿った距離を、中間転写
ベルト上のそれぞれの位置情報とその隣接する位置情報
との円周方向の間隔の整数倍とした(請求項3)。
【0013】(4).中間転写ベルトの円周方向に位置
情報を複数設け、中間転写ベルトのクリーニング位置か
ら、感光体と中間転写ベルトの接触点までの、中間転写
ベルト進行方向に沿った距離を、中間転写ベルト上のそ
れぞれの位置情報とその隣接する位置情報との円周方向
の間隔の整数倍とした(請求項4)。
【0014】
【作用】位置情報を複数設けているので、時間的に最も
有利な位置情報を任意に選択でき、この選択された位置
情報に基づいて書き込み開始位置を設定でき、内部プロ
セスシステムがプリント可能状態になってから書き込み
開始までの時間的ずれを最短に押さえて中間転写ベルト
上の転写残トナーのクリーニング後になお残るすじ状の
トナーが、非画像部分に転写されるように制御すること
ができる。
【0015】
【実施例】図5に各請求項に係る発明に対し共通的に適
用できる複写装置の一例を示した。この図5に示した構
成のうち、感光体ベルト及び中間転写ベルトまわりの詳
細な部材構成は、各請求項に係る発明を説明した図1乃
至図4において共通であるので、これらの図も参照しつ
つ、複写装置の概要を説明する。
【0016】感光体ベルト1は回動ローラ2、3により
回転自在に支持され右下がりの傾斜状に配置されてい
る。下側の回動ローラには感光体を介し、帯電ローラ4
が接している。
【0017】感光体ベルト1は矢印の向きに回転され、
帯電ローラ4の上流位置には除電ランプ21からの光が
照射されるようになっている。感光体ベルト1の中間部
分であって、帯電ローラ4より下流の位置には、複数の
現像器が切替自在に配置されている。
【0018】現像器は、イエロー現像ユニット6、マゼ
ンタ現像ユニット7、シアン現像ユニット8、黒現像ユ
ニット9などからなる。感光体ベルト上、除電ランプ2
1よりも上流の位置には、感光体ベルト用クリーニング
装置15が接触している。
【0019】感光体ベルト上、帯電ローラ4と現像器の
配置位置の中間部分は、レーザ書き込み位置となってお
り、レーザ書き込みユニット5より発せられるレーザ書
き込み光5Dが照射されるようになっている。
【0020】レーザ書き込みユニット5において、図示
省略のレーザ光源からの光は、駆動モータ5Aにより回
転駆動されるポリゴンミラー5Bにより走査され、fθ
レンズ5C及び、ミラーなどを経て、感光体に至り感光
体上に潜像をつくる。
【0021】感光体ベルト1はその上部が、中間転写ベ
ルト10の中間部分に接しており、中間転写ベルト10
は回動ローラ11、12に回転自在に支持されて水平方
向に配置されている。
【0022】感光体ベルト及び中間転写ベルトは、1つ
のモータを駆動源とするギヤ機構を介して回転駆動され
るようになっている。
【0023】感光体と中間転写ベルトの接触点よりも下
流の位置であって、中間転写ベルトの裏側には、バイア
スローラ13が接している。中間転写ベルトには、回動
ローラ11の部位に中間転写ベルト用クリーニング装置
が16が設けられ、クリーニングブレード16Aがクリ
ーニングブレード接離用アーム16Bを介して接離自在
の構成となっている。
【0024】クリーニングブレード16Aよりも上流で
あって、回動ローラ11の部位には、転写ローラ14が
接触しており、この上流位置には、給紙用のガイドが設
けられている。紙転写に際しては、このガイドより、給
紙台17の紙が給紙ローラ18、レジストローラ19を
介して転写用の紙が送り出されるようになっている。
【0025】回動ローラ11と転写ローラ14間より送
り出された紙は、定着装置20に送られ、トナー像を定
着される。
【0026】このように、本複写装置はそれぞれ異なる
色のトナーを貯留する複数の現像器と、感光体ベルト
と、感光体ベルト上のトナー像を転写して担持するシー
ムレス(継ぎ目のない)中間転写ベルトと、その中間転
写ベルト上の紙転写残トナーを除去するクリーニング装
置と、そのクリーニング装置と中間転写ベルトの接離を
行う機構を有している。
【0027】感光体上に作られたトナー像は、中間転写
ベルト上に転写される。感光体は1色毎にクリーニング
され、3色または4色のトナー像が順次感光体上に形成
され、その都度中間転写ベルト1回転毎に中間転写ベル
ト上の同じ位置に転写されて、中間転写ベルト上で色重
ねされたフルカラートナー像が形成される。その後、フ
ルカラートナー像が転写紙に転写される。
【0028】中間転写ベルト上の転写残トナーは、接離
機構によって離れた位置から接する位置へ移動したクリ
ーニング装置によって、クリーニングされる。クリーニ
ング後にはクリーニング装置が離れた位置へ退避し、次
のトナー像形成に備える。このとき中間転写ベルト上の
クリーニング装置が離れた位置に、長手方向すじ状にト
ナー溜まりが発生する。
【0029】もし、このすじ状トナー溜まりが次の画像
部内に入った場合、出力された転写紙上にもすじができ
てしまう。
【0030】(1)請求項1に対応する例(図1参照) 本例では、中間転写ベルト上の円周方向に複数の位置情
報41A,41B,41C,41D,41Eを設けてい
る。符号40はこれらの位置情報を検知する検知手段と
しての位置情報検知部材を示す。
【0031】本例では、それぞれの位置情報とその隣接
する位置情報との円周方向の間隔を、中間転写ベルト上
にできる非画像部の円周方向の長さより小さくしてい
る。
【0032】従って中間転写ベルト上の前記すじ状トナ
ー溜まりは、中間転写ベルト上の円周方向に設けられた
複数の位置情報のうちの、隣接したいずれか2個の間に
存在することになる。
【0033】その2個の位置情報の中央が、中間転写ベ
ルト上にできる非画像部の円周方向の長さの中央と一致
するように、感光体への画像書き込み位置を制御するこ
とによって、中間転写ベルト上の前記すじ状トナー溜ま
りを必ず中間転写ベルト上にできる非画像部の中に入れ
ることができる。
【0034】また中間転写ベルト上に複数の位置情報を
設けているので、1個の場合と違って、内部プロセスシ
ステムがプリント可能状態になってから書き込み開始ま
での時間的なずれを最小限に抑え、プリント時間の短縮
をはかることができる。
【0035】例えば、中間転写ベルトの周長を397
(mm)とし、中間転写ベルト上の円周方向に6個の位
置情報を設けた。位置情報とは例えば、中間転写ベルト
とは光反射率の異なる塗料を10(mm)四方程度塗布
し、これを反射型の光検知器で検知すれば良い。このと
きA4縦の用紙を用いるとすれば、非画像部の円周方向
の長さは100(mm)、それぞれの位置情報とその隣
接する位置情報との円周方向の間隔は約66(mm)で
ある。
【0036】画像形成プロセスが終了し、中間転写ベル
ト上の紙転写残トナーを除去するクリーニング装置が離
れてから、中間転写ベルトが停止するまでの間に、中間
転写ベルト上の位置情報を例えば2個検知したとする。
【0037】そして感光体上の光書き込み位置から感光
体と中間転写ベルトの接触点までの、感光体進行方向に
沿った距離をx1(mm)、中間転写ベルトのクリーニ
ング位置から、感光体と中間転写ベルトの接触点まで
の、中間転写ベルト進行方向に沿った距離をy1(m
m)とする。また作像プロセス線速をa1(mm/sec)
とする。
【0038】このとき次の画像形成のために、感光体及
び中間転写ベルトが動き始めてから、(66×4+33
−x1+y1+50)/a1(sec)後に感光体への画像情
報の光書き込みを開始するように制御する。その結果、
中間転写ベルト上のすじ状トナー溜まりをはさむ2個の
位置情報の中央が、中間転写ベルト上にできる非画像部
の円周方向の長さの中央と一致する。
【0039】位置情報の円周方向の間隔が66(mm)
で、それに対して非画像部の円周方向の長さが100
(mm)と大きいので、中間転写ベルト上の前記すじ状
トナー溜まりを必ず中間転写ベルト上にできる非画像部
の中に入れることができる。従って最小限の時間で、す
じ状の汚れのない出力画像を得ることができる。
【0040】(2)請求項2に対応する例(図2参照) 本例では、感光体への光書き込み位置から、感光体と中
間転写ベルトの接触点までの、感光体進行方向に沿った
距離と、中間転写ベルトの位置情報検知手段の設置位置
から、感光体と中間転写ベルトの接触点までの、中間転
写ベルト進行方向に沿った距離とを、一致させている。
【0041】従って中間転写ベルト上の前記すじ状トナ
ー溜まりをはさむ、隣接した2個の位置情報のうちの後
ろの位置情報を検知したと同時に、感光体への光書き込
みを開始するように制御することによって、中間転写ベ
ルト上の前記すじ状トナー溜まりを必ず中間転写ベルト
上にできる非画像部の中に入れることができる。
【0042】また中間転写ベルト上に複数の位置情報を
設けているので、1個の場合と違って、内部プロセスシ
ステムがプリント可能状態になってから書き込み開始ま
での時間的なずれを最小限に抑え、プリント時間の短縮
をはかることができる。
【0043】本例では、中間転写ベルトの周長を397
mmとし、中間転写ベルト上の円周方向に6個の位置情
報41A,41B,41C,41D,41Eを設けてい
る。
【0044】このときA4縦の用紙を用いるとすれば、
非画像部の円周方向の長さは100mm、それぞれの位
置情報とその隣接する位置情報との円周方向の間隔は約
66mmである。
【0045】画像形成プロセスが終了し、中間転写ベル
ト上の紙転写残トナーを除去するクリーニング装置が離
れてから、中間転写ベルトが停止するまでの間に、中間
転写ベルト上の位置情報を例えば2個検知したとする。
そして位置情報検知手段の設置位置から、中間転写ベル
トと感光体ベルトとの接触点までの、中間転写ベルト進
行方向に沿った距離をx2(mm)とする。また作像プ
ロセス線速をa2(mm/sec)とする。
【0046】このとき、次の画像形成のために、感光体
及び中間転写ベルトが動き始めてから、(66×4−x
2)/a2(sec)以降最初に位置情報を検知したと同
時に、感光体への画像情報の光書き込みを開始するよう
に制御する。
【0047】その結果,中間転写ベルト上のすじ状トナ
ー溜まりをはさむ隣接した2個の位置情報のうちの後ろ
の位置情報を検知したと同時に、感光体への光書き込み
を開始するように制御することになるので、中間転写ベ
ルト上の前記すじ状トナー溜まりを必ず中間転写ベルト
上にできる非画像部の中に入れることができる。従って
最小限の時間で、すじ状の汚れのない出力画像を得るこ
とができる。
【0048】(3)請求項3に対応する例(図3参照) 本例では、中間転写ベルトの位置情報検知手段の設置位
置から、中間転写ベルトのクリーニング位置までの、中
間転写ベルト進行方向に沿った距離を、中間転写ベルト
上のそれぞれの位置情報とその隣接する位置情報との円
周方向の間隔の整数倍としている。
【0049】従って、位置情報の検知と同期して中間転
写ベルトのクリーニング装置の当接解除を行うように制
御することによって、中間転写ベルト上の前記すじ状ト
ナー溜まりを位置情報に対して、中間転写ベルト進行方
向同位置に置くことができる。 その結果、その位置情
報を中間転写ベルト上にできる非画像部の中に入れるよ
うに、感光体への光書き込みの開始を制御することによ
って、中間転写ベルト上の前記すじ状トナー溜まりを必
ず中間転写ベルト上にできる非画像部の中に入れること
ができる。
【0050】また中間転写ベルト上に複数の位置情報を
設けているので、1個の場合と違って、内部プロセスシ
ステムがプリント可能状態になってから書き込み開始ま
での時間的なずれを最小限に抑え、プリント時間の短縮
をはかることができる。
【0051】本例では、中間転写ベルトの周長は397
(mm)とし、中間転写ベルト上の円周方向に前記例同
様、6個の位置情報を設けた。このときそれぞれの位置
情報とその隣接する位置情報との円周方向の間隔は約6
6(mm)である。
【0052】また中間転写ベルトの位置情報検知手段の
設置位置は、中間転写ベルトのクリーニング位置より中
間転写ベルト進行方向手前側132(mm)としてい
る。
【0053】画像形成プロセスが終了し、中間転写ベル
ト上の紙転写残トナーを除去するクリーニング装置を、
位置情報の検知と同時に当接解除し、さらに次の位置情
報の検知と同時に中間転写ベルトの駆動を停止したとす
る。
【0054】そして感光体上の光書き込み位置から感光
体と中間転写ベルトの接触点までの、感光体進行方向に
沿った距離をx3(mm)、中間転写ベルトのクリーニ
ング位置から、感光体と中間転写ベルトの接触点まで
の、中間転写ベルト進行方向に沿った距離をy3(m
m)とする。また作像プロセス線速をa3(mm/se
c)とする。
【0055】このとき、次の画像形成のために、感光体
及び中間転写ベルトが動き始めてから、(66×5−x
3+y3+10)/a3(sec)後に感光体への画像情
報の光書き込みを開始するように制御する。
【0056】その結果,中間転写ベルト上のすじ状トナ
ー溜まりは、画像部先端より10(mm)前に来ること
になるので、画像部にすじが発生することはない。従っ
て最小限の時間で、すじ状の汚れのない出力画像を得る
ことができる。
【0057】(4)請求項4に対応する例 本例では、中間転写ベルトのクリーニング位置から、感
光体と中間転写ベルトの接触点までの、中間転写ベルト
進行方向に沿った距離を、中間転写ベルト上のそれぞれ
の位置情報とその隣接する位置情報との円周方向の間隔
の整数倍としている。
【0058】従って位置情報の検知と同期して中間転写
ベルトのクリーニング装置の当接解除及び中間転写ベル
トの停止を行うように制御することによって、中間転写
ベルト上の前記すじ状トナー溜まりと、感光体と中間転
写ベルトの接触点との、中間転写ベルト停止時の位置関
係が、中間転写ベルト上のそれぞれの位置情報とその隣
接する位置情報との円周方向の間隔の整数倍となる。
【0059】その結果、感光体上のトナー像が感光体と
中間転写ベルトの接触点に来るまでに、中間転写ベルト
をちょうど位置情報の間隔の整数倍だけ駆動するように
制御することによって、前記すじ状トナー溜まりを必ず
中間転写ベルト上の画像部の直前に置くことができる。
【0060】また中間転写ベルト上に複数の位置情報を
設けているので、1個の場合と違って、内部プロセスシ
ステムがプリント可能状態になってから書き込み開始ま
での時間的なずれを最小限に抑え、プリント時間の短縮
をはかることができる。
【0061】本例では、中間転写ベルトの周長は397
mmとし、中間転写ベルト上の円周方向に前記例同様、
6個の位置情報を設けた。このときそれぞれの位置情報
とその隣接する位置情報との円周方向の間隔は約66m
mである。また中間転写ベルトのクリーニング位置は、
感光体と中間転写ベルトの接触点より中間転写ベルト進
行方向手前側132mmとしている。
【0062】画像形成プロセスが終了し、中間転写ベル
ト上の紙転写残トナーを除去するクリーニング装置を、
位置情報の検知と同時に当接解除し、さらに次の位置情
報の検知と同時に中間転写ベルトの駆動を停止したとす
る。
【0063】そして感光体上の光書き込み位置から感光
体と中間転写ベルトの接触点までの、感光体進行方向に
沿った距離をx4(mm)、作像プロセス線速をa4(m
m/sec)とする。
【0064】このとき、次の画像形成のために、感光体
及び中間転写ベルトが動き始めてから、(66×7−x
4+10)/a4(sec)後に感光体への画像情報の光
書き込みを開始するように制御する。
【0065】その結果、中間転写ベルト上のすじ状トナ
ー溜まりは、画像部先端より10(mm)前に来ること
になるので、画像部にすじが発生することはない。従っ
て最小限の時間で、すじ状の汚れのない出力画像を得る
ことができる。
【0066】
【発明の効果】最小限の時間で、中間転写ベルト上に発
生するすじ状トナー溜まりを画像部から外すことがで
き、すじ状の汚れのない出力画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する例を説明した図で
ある。
【図2】本発明の請求項2に対応する例を説明した図で
ある。
【図3】本発明の請求項3に対応する例を説明した図で
ある。
【図4】本発明の請求項4に対応する例を説明した図で
ある。
【図5】本発明に適用される複写装置の概要を説明した
図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 10 中間転写ベルト 41A 位置情報 41B 位置情報 41C 位置情報 41D 位置情報 41E 位置情報 41F 位置情報
フロントページの続き (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 行方 伸一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 上野 祐一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 初山 千矢子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−249671(JP,A) 特開 平3−267955(JP,A) 特開 平4−174875(JP,A) 特開 平5−27541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上の潜像を可視像化する手段であっ
    てそれぞれ異なる色のトナーを貯留する複数の現像器
    と、感光体上のトナー像を転写して担持する継ぎ目のな
    い中間転写ベルトと、この中間転写ベルトから転写媒体
    へトナー像を転写したのち該中間転写ベルト上の転写残
    トナーを除去するクリーニング装置と、このクリーニン
    グ装置を中間転写ベルトに対し接離する接離手段を有す
    る電子写真複写装置において、 中間転写ベルトの円周方向に位置情報を複数設け、それ
    ぞれの位置情報とその隣接する位置情報との円周方向の
    間隔を、中間転写ベルト上にできる非画像部の円周方向
    の長さより小さくしたことを特徴とする電子写真複写装
    置。
  2. 【請求項2】感光体上の潜像を可視像化する手段であっ
    てそれぞれ異なる色のトナーを貯留する複数の現像器
    と、感光体上のトナー像を転写して担持する継ぎ目のな
    い中間転写ベルトと、この中間転写ベルトから転写媒体
    へトナー像を転写したのち該中間転写ベルト上の転写残
    トナーを除去するクリーニング装置と、このクリーニン
    グ装置を中間転写ベルトに対し接離する接離手段を有す
    る電子写真複写装置において、 中間転写ベルトの円周方向に位置情報を複数設け、感光
    体への光書き込み位置から、感光体と中間転写ベルトの
    接触点までの、感光体進行方向に沿った距離と、中間転
    写ベルトの位置情報検知手段の設置位置から、感光体と
    中間転写ベルトの接触点までの、中間転写ベルト進行方
    向に沿った距離とを、一致させたことを特徴とする電子
    写真複写装置。
  3. 【請求項3】感光体上の潜像を可視像化する手段であっ
    てそれぞれ異なる色のトナーを貯留する複数の現像器
    と、感光体上のトナー像を転写して担持する継ぎ目のな
    い中間転写ベルトと、この中間転写ベルトから転写媒体
    へトナー像を転写したのち該中間転写ベルト上の転写残
    トナーを除去するクリーニング装置と、このクリーニン
    グ装置を中間転写ベルトに対し接離する接離手段を有す
    る電子写真複写装置において、 中間転写ベルトの円周方向に位置情報を複数設け、中間
    転写ベルトの位置情報検知手段の設置位置から、中間転
    写ベルトのクリーニング位置までの、中間転写ベルト進
    行方向に沿った距離を、中間転写ベルト上のそれぞれの
    位置情報とその隣接する位置情報との円周方向の間隔の
    整数倍としたことを特徴とする電子写真複写装置。
  4. 【請求項4】感光体上の潜像を可視像化する手段であっ
    てそれぞれ異なる色のトナーを貯留する複数の現像器
    と、感光体上のトナー像を転写して担持する継ぎ目のな
    い中間転写ベルトと、この中間転写ベルトから転写媒体
    へトナー像を転写したのち該中間転写ベルト上の転写残
    トナーを除去するクリーニング装置と、このクリーニン
    グ装置を中間転写ベルトに対し接離する接離手段を有す
    る電子写真複写装置において、 中間転写ベルトの円周方向に位置情報を複数設け、中間
    転写ベルトのクリーニング位置から、感光体と中間転写
    ベルトの接触点までの、中間転写ベルト進行方向に沿っ
    た距離を、中間転写ベルト上のそれぞれの位置情報とそ
    の隣接する位置情報との円周方向の間隔の整数倍とした
    ことを特徴とする電子写真複写装置。
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