JPH0934118A - 微細パターンの形成方法 - Google Patents

微細パターンの形成方法

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JPH0934118A
JPH0934118A JP7183756A JP18375695A JPH0934118A JP H0934118 A JPH0934118 A JP H0934118A JP 7183756 A JP7183756 A JP 7183756A JP 18375695 A JP18375695 A JP 18375695A JP H0934118 A JPH0934118 A JP H0934118A
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JP
Japan
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resist
resin
layer
transmittance
exposure
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JP7183756A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ofuji
武 大藤
Kaichiro Nakano
嘉一郎 中野
Katsumi Maeda
勝美 前田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射率の小さな基板上においても良好なパタ
ーン形状と十分な焦点深度を達成できる微細パターン形
成方法を提供する。 【構成】 半導体基板上の被加工層上にレジストを塗布
する工程と、前記レジストを露光し、現像を行うことに
より、パターンを形成する微細パターンの形成方法にお
いて、前記レジストと被加工層とレジストの間に反射防
止層を設け、かつ、前記レジストにKrFエキシマレー
ザ(248nm)等の露光光に対して70%以上の透過率
を有する有橋環式炭化水素基を含有する樹脂を用いて、
透過率の高いレジストを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は半導体素子製造工
程のリソグラフィー工程における微細パターンの形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置製造工程のリソグラフ
ィー方法は、光源から出射した光をレンズで集光し、マ
スクに照射し、マスクを透過した光をレンズで集光して
ウェハ上で結像させ、この結像した光により、ウェハ上
にあらかじめ塗布されていたレジストが露光され、露光
部が選択的に現像液に溶解しパターンが形成されるとい
うものである。このような露光光学系で得られる解像度
Rは一般に、 R=K1 ・(λ/NA) で表される。ここで、λは露光光の波長、NAはレンズ
の開口数、K1 はプロセスによって決まる定数である。
【0003】近年、デバイス寸法の縮小化に伴い、解像
度の向上(Rを小さくすること)が重要となっている。
1 の値は実用的には0.6程度で、またNAにも限界
があるため、もっぱら露光波長λの短波長化が進められ
ており、最近では、KrFエキシマレーザ(波長248
nm)を用いたリソグラフィー技術が実用化されようとし
ている。
【0004】ところで、上記露光光学系の焦点深度(D
OF)は次式によって表されることが知られている。 DOF=k2 ・(λ/NA2 ) ここでk2 はプロセスによって決まる定数である。この
式からわかるように露光波長の短波長化に伴い、焦点深
度も必然的に小さくなる。従って、リソグラフィーの焦
点深度を向上させることが極めて重要な課題となってき
ている。
【0005】加えて、実際の露光工程では露光光が基板
から反射するため、レジストパターンの形状が劣化した
り、レジスト膜内の多重反射によって生じる定在波のた
めに、実効的感度がレジスト膜厚によって変動するた
め、形成されたパターンの寸法も変動するなどの問題が
生じている。この問題を解決するために、基板からの反
射光を低減する方法、例えば、特開昭61−18592
8号公報に述べられているように窒化チタン膜等の反射
防止膜を設ける手法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の反射防止膜を用いるリソグラフィー方法は次の
ような問題点を抱えている。すなわち、反射防止膜を設
けることによって基板からの反射光の悪影響が低減でき
るものの、基板からの反射光が無くなるために、レジス
トパターン形状は台形形状となってしまう。このパター
ン形状の悪化はレジストの自己吸収によって、レジスト
膜の深さ方向に対して露光光の強度が減少するためで、
反射防止膜を用いた場合に必然的に生じる現象である。
【0007】パターン形状が台形形状になってしまう結
果、露光時のデフォーカスに対するパターン形状の劣化
も当然顕著となるために、焦点深度が低下するという問
題を抱えている。この基板界面での反射率とレジストの
DOFの関係はソサイティーオブ フォトーオプティカ
ルインスツルメンテーション エンジニアーズ(Soc
iety of Photo−Optical Ins
trumentation Engineers、Ad
vances in Resist Technolo
gy and Processing 11)Vol.
2195、p236にシミュレーションを用いて計算し
た結果が詳しく述べられている。すなわち、実効的焦点
深度を大きくするためには、基板からの反射はできるだ
け小さい方が好ましく、この場合、レジストの透過率は
できるだけ大きい方が好ましい。
【0008】なお、これまでクリプトンフロライド(K
rF)エキシマレーザの波長248nmに対して用いられ
てきたレジスト樹脂はもっぱらポリビニルフェノールを
主成分としている。しかしながら、ポリビニルフェノー
ルはベンゼン環を含むため、薄膜1μm 当たり60%程
度の透過率しか得られなかった。レジストとして機能す
るためには、樹脂に保護基を導入し、さらに酸発生剤を
導入する必要があるために、実際のレジストの透過率は
必然的に60%以下に低下していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の微細パターンの
形成方法は、例えば露光光としてKrFエキシマレーザ
を用いた場合、露光光(248nm)に対して70%以上
の透過率を有する樹脂を用いて、透過率の大きなレジス
トを構成することによって、反射膜上でのパターン形状
を改善する事によって、反射膜上においても分な焦点深
度を得ることができるという特徴を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】
【実施例1】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例の工程を説明する図である。
本発明の微細パターンの形成方法は半導体基板1と上に
被加工層2となるポリシリコン膜を0.2μm の厚さ堆
積する。次に被加工層2上に反射防止膜3としてCVD
法により窒化チタン膜を堆積する。また、反射防止膜3
上に、レジスト4を回転塗布し、80℃で1分間ベーク
して0.5μm の厚さのレジストを形成する。さらにレ
ジスト上に上層保護膜5としてポリアクリル酸水溶液
(8.6wt%)を回転塗布する。
【0011】次に、KrFエキシマレーザ露光機(波長
248nm、NA=0.42)で露光を行い、さらに、ホ
ットプレートで熱処理(70℃、30秒)を行った後、
アルカリ現像液(テトラメチルアンモニウムハイドロオ
キサイド 2.38重量%水溶液)で現像を60秒間行
い、微細パターンを形成した。
【0012】次に本発明に用いるレジストの材料および
その動作について説明する。レジストはトリフェニルス
ルフォニウム塩からなる光酸発生剤(b)(1重量%)
と樹脂(a)からなる。樹脂(a)はトリシクロデカニ
ル基を含有する3元共重合メタクリル樹脂から構成され
ている。この樹脂の合成方法は特願平5−334643
号明細書に詳しく述べられている。
【0013】
【化1】
【0014】
【化2】
【0015】さらに3元共重合樹脂はドライエッチ耐性
を確保するためのトリシクロデカニル基とレジストの現
像液に対する溶解速度を変化させるためのテトラヒドロ
ピラニルメタクリレート、基板密着性を確保するための
メタクリレートからなる。このレジスト樹脂は露光光
(波長248nm)に対して95%以上の非常に高い透過
率を有している。また、光酸発生剤は露光光に対して若
干の吸収は有るものの、含有量が1重量%と少ないため
に、レジスト14の吸収は非常に少なく90%という優
れた透過率が得られた。次にレジストの動作について説
明する。まず、露光工程において、光酸発生剤から酸が
発生する。次に露光後のベーク処理工程で、保護基であ
るテトラヒドロピラニル基を脱離させ、アルカリ可溶な
カルボン酸構造に変化する((c)保護基脱離反応)。
【0016】
【化3】
【0017】その後の現像工程で、アルカリ現像液に浸
隻することにより露光部が溶解し、パターンが形成され
る。本レジストはNA=0.42のレンズを有する露光
機を用いて露光した結果、反射防止膜上において0.2
5μm L&Sの解像度が得られた。また、側壁角度につ
いても、透過率が大きいために、理想的な垂直形状が得
られた。さらに、露光時に焦点を変化させてパターンを
形成したところ、0.3μm パターンに対して1μm と
いう優れた焦点深度が得られた。
【実施例2】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。反射防止膜はプラズマCVD法によってSiON膜
を形成した。レジストは下記(a)に示すトリフェニル
スルホニウムヘキサフロロアンチモネートからなる光酸
発生剤(1重量%)と下記(b)に示すトリシクロデカ
ニルカルボン酸メタクリレートを含有する2元共重合メ
タクリル樹脂から構成されている。
【0018】
【化4】
【0019】
【化5】
【0020】この2元共重合樹脂の合成方法は特願平7
−011043号明細書に示されている。さらに2元共
重合樹脂は現像時の溶解速度を変化させるためのブトキ
シカルボルニル基からなる。このレジスト樹脂は露光光
(波長248nm)に対して95%以上の非常に高い透過
率を有している。また、光酸発生剤は露光光に対して若
干の吸収は有るものの、含有量が1重量%と少ないため
に、レジスト4の吸収は非常に少なく90%という優れ
た透過率が得られた。本レジストはNA=0.42のレ
ンズを有する露光機を用いて露光し(5mJ/cm2 )、
150℃で60秒間ベークし、テトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイド水溶液(0.024wt%)中で
60秒間現像した結果、0.25μm L&Sの解像度が
得られた。また、側壁角度についても、透過率が大きい
ために、理想的な垂直形状が得られた。さらに、露光時
に焦点を変化させてパターンを形成したところ、0.3
μmパターンに対して1μm の焦点深度が得られた。
【0021】以上樹脂構造にトリシクロデカニル基を用
いたレジストについて説明したが、他の有橋環式炭化水
素基であるアダマンチル基、ノルボルニル基等の有環式
炭化水素を用いても当然良く、また酸発生剤、保護基に
関しても上記の例に制限されないことは明らかである。
また、露光光としてはKrFエキシマレーザを用いた場
合を示したが、他のArFエキシマレーザ等を用いても
本発明の効果が得られることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、本発明の
微細パターンの形成方法は、KrFエキシマレーザ等の
露光光に対して70%以上の透過率を有する樹脂を用い
て、透過率の大きなレジストを構成することによって、
反射率の小さな基板上でも垂直なパターン形状が得ら
れ、その結果、十分な焦点深度を達成できるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 被加工層 3 反射防止膜 4 レジスト 4a レジストの露光部 4c レジストパターン 5 上層膜 6 露光光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上の被加工層上にレジストを塗
    布する工程と、前記レジストを露光し、現像を行うこと
    により、パターンを形成する微細パターンの形成方法に
    おいて、前記レジストと被加工層とレジストの間に反射
    防止層を設け、かつ、前記レジストに露光光に対する透
    過率が70%以上の樹脂を用いることを特徴とする微細
    パターンの形成方法。
  2. 【請求項2】レジストが光酸発生剤と樹脂からなり、樹
    脂がアダマンチル基、ノルボルニル基、トリシクロデカ
    ニル基を含む有橋環式炭化水素樹脂であることを特徴と
    する請求項1記載の微細パターンの形成方法。
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Effective date: 19980506